一昨日の小さい小物から引き続いて、本日のブログも小さいものの紹介だよ。
今日ご紹介するのは「本品堂」(ホンピン堂)の守り袋(いわゆる布製の小さいポシェット)のことです。
ことの発端は、いつものようにSNSを眺めていると気になる広告が流れてきたのです。それがこの本品堂のポシェットだったのです。その時の柄は、「十二支」だったかな。
自分の干支のポシェットを持てば、かなり気に入るね、と。
広告元は、あの銀座にある「藤巻百貨店」です。既に亡くなられた伊勢丹のカリスマバイヤーの藤巻幸夫さんのセレクトショップです。今も続いているのは、お兄さんの藤巻健史さんのサポートがあるのかな。
こんな逸品を見せられては、銀座の藤巻百貨店(銀座東急プラザのB1階)に急行するしかありません。丁度週末で「ニュー鳥ぎん」に向かう途中に立ち寄りです。
既に買う気マンマンです。何かの柄を購入しないと収まらない気配を漂わせています。何柄を買ったかは後ほど。
この気になる「本品堂」(ホンピン堂)のことです。カタカナ名が何か変だよね。
「本品堂」は慶應三年創業の着物の型染め屋「更銈=さらけい」を母体とする布製品のブランドです。
着物ばかりではなく、型染めや伝統文様の魅力をもっと気軽に感じてほしいという願いから、およそ二十年前に「本品堂」が生まれました。
文様の歴史を調べてみても、日本の伝統文様はただの装飾ではなく、長い歴史の中で人々の願い・祈りを映す「想いの依代」として伝えられてきました。
例えば、瓢箪が六つで「六瓢=無病」無病息災・健康長寿の象徴として。達磨は「七転び八起き」で苦難を乗り越える、心願成就・目標達成の印として。私たちは文様をただモノの表層を飾るだけのものとは考えず、皆さんの内なる願いや、大切な人を想う気持ちの象徴として考え制作しています。
長年にわたり、布製品を作っていらっしゃるブランドなのね。描かれる伝統文様はみんな縁起担ぎです。自分が印伝で好きなトンボもあるよね。ちなみに守り袋の柄はこんな全ラインナップです。
そんな中で生まれたこの守り袋はこんな使い道を想定されているとのこと。
用途は様々。お菓子に印鑑
アクセサリー入れにも ポンピン堂に守袋が登場したのは、ちょうど13年くらい前のこと。タバコがギリギリ入らないくらいの小さな袋は、もともとは江戸時代に「お守りを入れ、懐中にしのばせておく袋」として流行したが、現代ではどのような使い方があるのだろう。
「例えば、お菓子、印鑑、お薬、スマートフォンなどの充電器などを入れるという声もありました。また最近では、もともとの使い方である『お守り入れ』としてお買い求めいただく方も増えています」と大野氏が語る通り様々なモノを入れられる。口の部分が両縛りになっているので、アクセサリーなど細かいものを持ち歩くのにも向いているだろう。自分に合った用途を見つけるのも楽しい。
と言うわけで、銀座の藤巻百貨店にあった柄は10種類ぐらいですが、自分が選んだのは「守袋/的矢」です。お値段は、2,860円(税込)です。
「的矢」は、文字通り的の真ん中を射抜く矢を描いた文様で、「大当たり」を意味する。「目標・目当て」の中心を射抜くことから、目標達成・開運招福を象徴する文様として親しまれている。目標に向かっていきたいとき、目標や夢のある方への贈り物にもぴったり!
これで開運招福といきたいところだね。
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