国立新美術館の「テート美術館展 光」の人の多さに驚愕、難解な絵なのにすごいよ

今週は美術展めぐりの週だったね。週初めから「ソール・ライター展」と東京都現代美術館の「デイヴィッド・ホックニー展」と立て続けに訪問したのでした。そして、この金曜日には週の美術展まわりの締めとして六本木は国立新美術館で開催されている「テート美術館展」に灼熱の中、訪問したのでした。

  • 「テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ」
  • 会期: 2023年7月12日[水]-10月2日[月]
  • 会場: 国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2)
  • 入場料: 一般 2,200円(税込)

本展は、英国・テート美術館のコレクションより「光」をテーマに作品を厳選し、18世紀末から現代までの約200年間におよぶアーティストたちの独創的な創作の軌跡に注目する企画です。

「光の画家」と呼ばれるジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーや風景画の名手ジョン・コンスタブルといった英国近代美術史を彩る重要な画家たちの創作、クロード・モネをはじめとする印象派の画家たちによる光の描写の追求、モホイ=ナジ・ラースローの映像作品やバウハウスの写真家たちによる光を使った実験の成果、さらにブリジット・ライリー、ジェームズ・タレル、オラファー・エリアソン等の現代アーティストによってもたらされる視覚体験にまで目を向けます。

本展では、異なる時代、異なる地域で制作された約120点の作品を一堂に集め、各テーマの中で展示作品が相互に呼応するようなこれまでにない会場構成を行います。絵画、写真、彫刻、素描、キネティック・アート、インスタレーション、さらに映像等の多様な作品を通じ、様々なアーティストたちがどのように光の特性とその輝きに魅了されたのかを検証します。

伺ったのはお昼の12時です。チケット売り場は2-3名の行列しかないですが、展示スペースに入場すれば、かなりの人が押しかけています。これにはビックリしたな。あの「デイヴィッド・ホックニー展」より多くの人です。

何か難しい絵が多いね。目玉のターナーの「光」をテーマにした作品かと思いますが、自分にはまったくピンとこなかったよ。学芸員の方の解説を聞けばすごい絵なのかもわかりませんが、絵をみただけでは自分にはこの絵のすばらしいがわかりません、自分の感受性がないのかな。

だけど、その中でも自分の関心を引いた絵はこの2点だな。

  • 「スウィング」ワシリー・カンディンスキー作 1925年
  • 「アブストラクト・ペインティングス(726)」ゲハルト・リヒター作 1990年

カンディンスキーは「絵画は音楽のように抽象的であるべきだ」という考えに基づいて多くの作品を残したとのこと。

リヒターのこの作品は「画家がそれ以前に描いたイメージがぼんやりと見え、ぼやけた効果は、光の反射を暗示」だそうです。

リヒターのこの作品の考え方は自分でも応用できそうだな。

だけど、本展示会は相当難解な作品ばかり(自分の感想ですが)ですが、これだけの人が平日に詰めかける日本人、すごいよね。

自分的には「デイヴィッド・ホックニー展」が100倍凄いし、人が殺到してもおかしくないと思うのですが。まあ、ホックニーの方が現代的だと思うね。

やっぱり人の心はわかりません。そんな感想を持ちました。

もう早いもので8月になったね。今年もあと5ケ月だな。8月もあっという間にすぎるんだろうな。その昨日8月1日は東京都現代美術館で開催されている...



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