人生で初めて小津安二郎を観る、「早春」で劇場で拍手が起こったよ、ダニー・トレホも見つけたよ

2023年12月8日(金)

本日もまずは映画のお話しからです。

自分は恥ずかしながら、あの小津安二郎の映画を1本も見たことないのです。日本人としてお恥ずかしい限りです。そして、数日前の日経新聞にあのビム・ベンダースの記事が出ていたのです。小津をずっと尊敬しているとね。ビム・ベンダースが監督で主演が役所広司の映画「PERFECT DAYS」が話題だもんね。

そんな中、渋谷のル・シネマで“4Kデジタル修復版<小津安二郎:モダン・ストーリーズ>”という特集で小津の映画を上映しているのです。もう劇場で強制的に観ないと、小津安二郎の映画を観ることはない自分と思ったのでした。

本日は「早春」を午前に鑑賞に出かけたのでした。主演は池部良と淡島千景です。

映画館はかなりの人が入っており、思わずのけぞりました。すごい人気。

この「早春」は小津の正統派からは少し外れている作品のようですが、小津のテイストはよくわかりました。細かい日常のことでの人情の機敏を描いていくのね。やっぱり脇役では笠智衆と山村聡ですね。岸恵子も若いね、キャンキャンしているもの。

この小津のようなスタイルが現在の日本の主流の是枝裕和などに引き継がれているテイストと思うのですが。映像的には、ウェス・アンダーソンのような映像もありますよね。「シンメトリー+はっきりとした模様」というかね。

2時間24分は少し長いような。話しからしても2時間以内におさめて欲しいな。小津ファンから怒りを買いそうですが。

終われば、拍手が起こりました。映画館で拍手を聞くのは、あのインド映画の「RRR」以来かな。

終わればランチを。本日は連日のラーメンから離れて、とんかつにします。この界隈でとんかつと言えば、表参道の「まい泉」です。2時ですか、外まで長蛇の列です。カウンター席に案内されるまで30分。外国人も含めて、もう尋常じゃない人気ですね。テーブル席だとまだ時間がかかると思います。

カウンター席でまずはビール。“ロースかつ定食”を注文です。とんかつがくれば、まずはお塩でビールのつまみにします。小津の映画を観て、「まい泉」でビールととんかつ。もうたまらない金曜日です。

そして、国連本部近くにある「青山ブックセンター」へ。こちらの本屋さんへ来たかいのある本を見つけたよ。何とダニー・トレホの自伝と料理本が発売されたようです。

  • ダニー・トレホのタコスを喰え! 「最凶」の漢による「最高」のL.A.スタイル・メキシカン・レシピ75
  • 世界でいちばん殺された男: ダニー・トレホ自伝

悪い冗談かと思うこの2冊。特にダニー・トレホのレシピ本には参ったね。だけとこのレシピ本、自分は買うと思います。

最後のダニートレホの落ちがついて、本当によい金曜日でした。

現在、メキシコシティ滞在記を書いていますが、急遽、メキシコから戻ってきてすぐに見たかった映画のことを報告したいと思います。すぐに書かないわけ...



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