ティファニー、NY、オードリー・ヘップバーンが揃えば向かうところ敵なし

2024年5月13日(月)

数日前まで“午前十時の映画祭”であの「ティファニーで朝食を」を上映していたのです。

自分はこの名画をもちろん劇場で観たことはないのですが、DVD鑑賞ですら全部観たことはないと思うんだよね、お恥ずかしいことです。

というわけで、この機会を逃してなるものかということで、今回日本橋のTOHOシネマズに足を運んだのです。釈迦に説法ですが、話しはこんな感じ。

朝の宝石店ティファニーの前でデニッシュを食べる娼婦のホリーは、
引っ越してきたばかりの駆け出し作家ポールと出会う。
酔っぱらいから逃げて部屋へ来て、眠り込んでしまった彼女にポールは興味を抱く。
ホリーの夫ドクが彼女を連れ戻そうとするが、彼女は断ってしまう。
ホリーがブラジルの外交官と結婚するのを知って傷ついたポールは、小説を売って得たお金をつきつけるが…。
輝く宝石のようなオードリーの魅力をちりばめた、素敵でおしゃれなラブ・ストーリー

原作は、かの高名なトルーマン・カポーティです。監督はブレイク・エドワーズ。

観ての感想。やっぱり全編通しては初めて観たと思います。話しの結末は原作とは違うようですが。話し自体は深みも何もないものなのですが。だけど、映像がすばらしい

ティファニー、NY、オードリー・ヘップバーン(with ジバンシーのファッション)が揃えば向かうところ敵なしですね。まさにそんな感じで、話しの筋は別物。

オープニングのあの3分である意味、歴史的な映画になったよね。

そこから先はどたばた劇が続くのですが。自分は映画のオープニングの最高は「サウンド・オブ・ミュージック」だと今まで思っていましたが、「ティファニーで朝食を」も双璧ですね。まさに自然と都市の対比でね。あのシーンを考えた人は偉い、今でもニューヨークの雰囲気を伝えるのはこのオープニングだよね。

上階の日本人の描き方とかで細かいこと言う人がいるが、この映画ではそんなの邪道だと思います。オードリーに生ムーンリバーを唄わせただけで、もう映画の歴史になるのですから。

だけど、まじで言うと、どうしてカポーティはそんなに評価が高い作家なのか、本当に不思議です。タイトルの付け方は認めます。「ティファニーで朝食を」を考えたのは天才です。

ローマの休日は白黒だったので、この「ティファニーで朝食を」をカラーで残したくれたことに感謝

だけどあのジバンシーの黒いドレスはすごいよね、映画の歴史の中で一番有名なドレスだよね、シンプルの局地。

鑑賞後は、日本橋の「ますたにラーメン」へ。現実に戻ります。“ますたにで昼食を”です。これもまた良しですね。

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