2024年5月8日(水)
ようやくコタキナバルの旅のブログも終わり、2024のGWも終わりましたね。毎日がGWの自分にとってはあまり関係ないのですが、人の出の多いところに行くのは参るよね。
唯一公共の場に行ったのが、文珍師匠の落語の独演会でした。
文珍師匠のこの落語会はここ数年毎年お邪魔しています、もちろんコロナ禍でもね。そして、昨年までは毎年、半蔵門の国立劇場で行われていましたが、建て替えのため、今年からは「よみうり大手町ホール」で行われたのでした。
3日連続公演で自分が行ったのは、最終日の3日目です。
- 「桂文珍 大東京独演会 vol16」 2024年4月29日(月・祝)
こちらの昼の部に行ってまいりました。この日のゲストは柳屋三三さんです。
そして、本日の席はすごい席だったよ。4列目の丁度真ん中、どセンターです。師匠と目が合うよね。
先に申しますが、本日の演目はこんな感じ。
- 半分垢 桂楽珍(文珍の一番弟子)
- 憧れの養老院 桂文珍
- 狸賽 柳屋三三
- 口入屋 桂文珍
(仲入り)
- デジナン(デジタル難民) 桂文珍
最初は恒例のリクエストの受付ですが、いつも強引に決まるね、師匠の意向でね(笑)
まずは楽珍さんの自虐まくらから始まります。
文珍の“憧れの養老院”は自作ネタで、自分が聞いたのは2回目かな。笑いをとれる現代落語ですが、観客の年齢層も高くてみんな真に受けるよね。うけない道理はないよね、やっぱり。
ゲストの柳屋三三さんの落語は初めて聞きました。文珍曰く、“三三くんは特に声がいい、市川雷蔵の声とのこと”、そして、“最終的に、芸というのは「音」と「間」と「呼吸(いき)」に極まります、特にその人の持つ「間」は絶対にマネできません”とのこと、ここは深すぎて理解できない領域だね。
自分は落語に造形が深くないのですが、古典落語の「口入屋」は初めて聞きました。よって噺がよくわからなかったね。後で師匠が“いわゆる夜這いの噺し”と言われてわかりました。タイトルと内容がかなり違うよね、勉強不足でした。
ここで仲入りです。
今回はあの内海英華師匠もこの独演会にいらっしゃってしましたが、裏方の鳴り物だけで登場はなし、少し残念。
最後は“デジナン”です。師匠のこれを聞くのは2度目。もう鉄板の新作落語だよね。みんな大笑いして独演会は終了です。デジナンの時の最後の鉄板ネタ。USBの次は皆さん、USAだよ。やっぱり文珍師匠は毒気が強いよね。
やっぱり今生きていて生で聴くべき落語は志の輔と文珍だと思うよ、きっぱり。
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