2024年10月2日(水)
昨日もまずは映画から。予告と新聞等での批評の数が半端でない、この中国映画。
- 「西湖畔(せいこはん)に生きる」
映画はこんな感じ。
長編デビュー作「春江水暖 しゅんこうすいだん」で世界から注目された中国のグー・シャオガン監督が、釈迦の十大弟子のひとり・目連が地獄に堕ちた母を救う仏教故事「目連救母」に着想を得て撮りあげた長編第2作。
最高峰の中国茶・龍井茶の生産地である西湖のほとりに暮らす母タイホアと息子ムーリエン。ムーリエンの父は10年前に行方不明になっており、タイホアが茶摘みの仕事をしながら、ひとりで息子を育て上げた。
ムーリエンは早く仕事を見つけて母を安心させたいと考えるも上手くいかない。一方のタイホアも茶畑の主人チェンと懇意になるが、そのことでチェンの母の怒りを買い、茶畑を追い出されてしまう。
やがてタイホアは友人の誘いで違法ビジネスにのめり込んでいき、ムーリエンはそんな母を救うため、ある決断をする。
ドラマ「長歌行」のウー・レイが息子ムーリエン、ドラマ「清越坊の女たち 当家主母」のジアン・チンチンが母タイホアを演じた。「花様年華」などウォン・カーウァイ監督作への参加で知られる作曲家・梅林茂が音楽を担当。2023年・第36回東京国際映画祭コンペティション部門出品。
2023年製作/115分/G/中国
原題または英題:草木人間 Dwelling by the West Lake
まあ簡単に言うと、マルチ商法に溺れていく人の話しなのですが、杭州のほとりの茶畑との対比でおもしろい演出を狙った映画なのかね。
まあ中盤でのマルチ商法の描き方、特にあの母親の演技には迫力がありました。
ただ最期の10分のあの森の中での描き方、何か訳がわからなかったね。いかにも中国の著名監督が描きそうな構図だと思ったね。
中国でのマルチ商法はあんな感じなのかね、まあ、日本のマルチも同じかな。
自分としてはジャ・ジャンクーの「長江哀歌」のような静寂で哀愁漂う映画を期待していたのですが、違うね。観客を観ても、シニアな女性も多かったので、そんな期待をしていたのでは、もしかしてマルチの反面教師としての鑑賞かな。
まあ、予告の中国ぽい山水を期待してはダメですね、但し、森の中のカメラワークは秀逸でした。そこは納得。
観終われば、表参道のとんかつ「まい泉」へ。モルツビールとかつカレーをいただき、ご機嫌になったところで、食べ終われば近くのApple Storeへ。
何と食べ終わる時刻に、Apple Vision Proの予約が取れたのでね。30分のデモを体験です。周りにお客さんがたくさんいるソファでデモをするので少し恥ずかしいね。
みんな同じだと思うけれで、デモ最後の「Apple Immersive Video」のコンテンツはすごいね。数が揃えば、すごいことになるね。スポーツも含めてね。ちなみに「Immersive」とは、没入型という意味です。
映画もこれがあれば、飛行機のエコノミーでも長時間耐えられるね。普及すれば地上波の役割はもうニュースしかないね。
ただお値段がね、599,800円からです。次の廉価版まで待つのが正解かな、わかりません。
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