2025年5月14日(水)
昨日は本当に楽しみにしていた映画を観に行ったんだよ。その前に前置きを。
歴代の中国映画の監督で名作と言われるものはこの2本だけ(かなり主観が入っていますが)
- 「花様年華」 監督: ウォン・カーウァイ
- 「長江哀歌」 監督: ジャ・ジャンクー
そのジャ・ジャンクーの新作が上映されるということで、これは何をさておいても劇場に行くしかないね。映画はこれ。
- 「新世紀ロマンティクス」
中国の名匠ジャ・ジャンクーが製作期間に22年をかけ、21世紀初頭から劇的な変化を遂げた中国の街を、ひとりの女性の人生の変遷とともにとらえたドラマ。
2001年、炭鉱産業が廃れ失職者で溢れかえる山西省・大同。2006年、三峡ダム建設のため100万人以上が移住を余儀なくされた長江・奉節。コロナ禍の2022年、マカオに隣接する経済特区として発展する珠海と、すっかり都会となった大同。チャオは大同を出て戻ってこない恋人ビンを探して奉節へ向かい、ビンは仕事を求めて珠海を訪れる。時は流れ、ふたりはまた大同にたどり着く。
主人公チャオ役に、これまでもジャ・ジャンクー監督作で主演を務めてきた妻チャオ・タオ。同監督の過去作「青の稲妻」「長江哀歌」などの本編映像や未使用映像、ドキュメンタリー映像なども使用しながら、実際の24歳・29歳・45歳のチャオの姿と共に、変化していく街の景色を映しだす。2024年・第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。第25回東京フィルメックスでオープニング作品として上映。
2024年製作/111分/G/中国
原題または英題:風流一代 Caught by the Tides
はっきり言うと、これはあえて作らなくてもよかった映画、名匠のキャリアの汚点だと思う。最後の20分を除いて、すべて過去の映像ですが、これではストーリーがわからないよね。まあ三峡ダムのところはなんとなく「長江哀歌」の懐かしさが感じられるかな。
いろんな所からのプレッシャーで公開させられたと思いたいよね。
これでは中国のこの20年の変わりようというより、あの旦那の変わりようだよね。
最後のあの“掛け声”、何に?
これあまりにも辛口?
もんもんとした気持ちを抱きながら、表参道の「一蘭」へ。約15分待ちで席につけました。
ラーメンに替え玉です。ビールはなし。健康的だね。
あいかわらず外国人率9割の状態。多少カオス状態、どうにかしてほしいね、本音。
繰り返しますが、本日の映画は残念無念。
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