2010年の夏はまずはチュニジアのチュニスに入り、そこからフェリーでシチリア島のパレルモに渡り、アマルフィと北イタリアのドロミテへ家族4名で旅行した。
今思うと、すごい旅程だったな。激しすぎる旅ですね。これを約12日程度で回ったと思う。
チュニスは我々が旅をして約半年後にアラブの春の「ジャスミン革命」がチュニスから起こった。我々が旅した時のチュニスは、人々は陽気でフレンドリーだったのが印象に残っているが。
チュニスからチンチン電車で行く“シディ・ブ・サイド”は青色と白のコントラストが強烈で、ほんとうにのんびりとしたよい海岸の街だったな。
そして、帰りのチンチン電車では地元の人がお菓子をくれたり、歌をうたってくれたり大騒ぎになった。
チュニスからはフェリーでイタリアに行けるんだな。確か午後に乗船したら、シチリア島のトラーパニ港に深夜12時頃に着いた。大きいフェリーの船着き場なので、タクシーぐらいはいると思ったが。が、何も乗り物の待ち無し。街の明かりを頼りに、30分ほどトロリーをコロコロ引きながら、街のバーまで何とかたどり着いた。
タクシーを呼んでもらって、深夜、パレルモのヒルトンまでタクシーで高速をぶっ飛ばした思い出。約3時間で300ユーロ支払った苦い思い出が。
そして、アマルフィです。アマルフィへはナポリから定期フェリーで行くのが良いと思います。アンドレア・ボチェッリの“帰れソレント”なんかを聞きながらの船旅は旅情が高まります。そして、これが良く合うんだな。
ソレントやポジターノを経由してアマルフィへは1時間ぐらいで着くはずです。
そして、アマルフィの船着き場に着いたら注意して下さい。
自分たちの時は、白いメルセデスのタクシーしかおりませんでした。ホテルは崖の上です。必然的に乗らざるをえません。15分乗って、当時で70ユーロ程度取られたと思います。要はボラれたのです。
アマルフィの観光と言えば、アマルフィ海岸とポジターノとラヴェッロで十分でしょう。3日程度滞在すれば十分ではないかと。自分的には、アマルフィ海岸では、崖の上にあるラヴェッロからのアマルフィ海岸の絶景が一番素晴らしいと思います。
もちろん、夏のアマルフィ海岸です。時間がゆるす方は、長い滞在をして下さい。
アマルフィ海岸からは今度は路線バスでサレルノで出るのが良いと思います。
約1時間ほど、絶景の海岸を見ながらバスはノロノロとサレルノに向けて進みます。
サレルノは少し大きな駅です。ここから、ローマ方面行の特急に乗れば、北イタリアに行くことができますね。
どうして、こんな10年前の旅を思い出したかは、こんな記事を見たからでした。
一度は訪れたい絶景の「ファビニャーナ島」
トラーパニから水中翼船で40分ほどでファビニャーナ島へ到着します。
以前、東芝レグザのCMで福山雅治がボートに乗ったシーンに見覚えありませんか?海があまりにもきれいすぎてボートが宙に浮かんでいるように見えるシーンはフライングボートとも呼ばれます。
条件として晴天、太陽が真上に来る正午から15時ぐらい、そして風がなく波がたってない状態、で初めて見ることができます。夏場はその条件に満たされることが多い。
厳しい条件の中見ることができたことはまさに感動です。
そおなのです。あのシチリア島のトラーパニからこんな絶景の島に行けるのです。
その時は、トラーパニはただパレルモに行くために通り過ぎただけの街でした。
この街の近くにこんな絶景の島があるなんて。
そして、シチリア島と言えば、映画「グラン・ブルー」でおなじみのシチリアリゾート「タオルミーナ」 です。こちらにも行ったことはないので、行きたいな。
やっぱり夏のバカンスシーズンの南イタリアはすばらしいですね。