7月の3連休の中日のお昼です。娘と2人だけになったので、外で食べることにした。
前から気になっていた妖しいオーラを放っている、B級感(失礼)がプンプン漂う「揚州商人 赤坂店」を訪問した。
注文したものは、
- 餃子
- 担々麺(麺は選べる3種の中から、揚州麺)
- 生菜炒飯(レタスチャーハンのこと)
創業者である三好比呂己さんのインタービューでは、
祖父と父が「中国の味」を教えてくれた。
私の祖父は、上海や南京にほど近い中国・揚州の出身です。大正9年に日本に来て、中国料理店を開きました。その店は父が継ぎ、私は、祖父と父がつくる中国料理を食べて育ちました。
揚州は、刃物の名産地で料理が盛んです。中国で「チャーハン」と言えばご飯と卵を炒めたシンプルな料理でしたが、揚州で、さまざま具材を混ぜた「五目チャーハン」が生まれました。そのため、中国では「五目チャーハン」のことを「揚州チャーハン」と呼んでいます。いまの上海料理の原点は、揚州にあるとも言われています。
祖父と父がつくってくれた中国の味は、いまも私の舌の上で生きています。なかでも忘れられないのが、本場・中国のラーメンの美味しさです。日本で「ラーメン」というと博多や札幌が定番ですが、日本のラーメンにはない「中国ラーメン」の美味しさを知っていただきたくて、「揚州商人」を始めました。
そして店舗数に驚きました。関東中心に30店舗以上を展開されているのですね。
創業者のインタービューにもあるとおり、中国ラーメンが看板です。
だから、麺も3種類からチョイスできます。
- 柳麺(中国では主流の細麺)
- 刀切麺(中国極太麺)
- 揚州麺(揚州商人の特製オリジナル麺。揚州商人が長い時間をかけ試作に試作を重ね、ようやく完成させた「至高の中太麺」「コシ」と「もちもち感」の絶妙なバランス)
担々麺には、もちろん、揚州麺一択でしょう。この麺で注文しました。
だけど、こちらの「揚州商人」ですが、メニューに料理がいっぱ並んでいます。逆に何を選んでいいか、迷います。
ワンタンやスーラータンメンもおいしそうです。そして、パーコーメンもあります。
やはり、パーコーメンと言えば、近くの「はしご」の方が断然うまいと思う。キッパリ。
今回注文した料理ですが、すべて平均以上のお味ですね。おそらく、何を頼んでも不味いというものはでてこない、のではないでしょうか?
まあ、内装も含めて、よくB級的な中華料理屋の雰囲気を醸し出しているところは評価できるとは思います。
だけど、中国裏通りの妖しい中華料理屋さんイメージなら、「揚州商人 赤坂店」から徒歩2分のところにお店を構える「中国茶房8」の妖しさオーラの方が断然上だと思う。
思うに、「揚州商人」にはこれぞという一押しの鉄板料理が欲しいですね。
そして、創業者のインタビーで初めてどうして「揚州チャーハン」と呼ぶのか勉強になりました。
また、伺います。
ご馳走様でした。