私は主にマネックス証券を使って米国の個別株に投資しています。
今から10数年前からです。
当時は米国のブローカーであるE-tradeとAmeritradeに直接口座を開いて投資していました。
しかし、最近は日本のネット証券からでも十分満足できるサービスが提供されています。
では、どうして、米国の証券に投資するのか。
それは、自分の資産がすべて円建てベースであり、藤巻健史(円が近い将来暴落すると説く方)さんではないですが、すべての自分の資産が円資産であることは、非常にリスキーである(もしくはバクチ)と思ったからです。
身の周りを見回してみると、日本人は円資産に囲まれています。
円資産の代表として、給与も貯金も円、不動産も円資産、年金も保険もすべて円資産。
意識的に外貨建て資産を持たなければ、すべてが円資産です。
最低数ケ月分の円貯金以外は、ドルでもユーロでもよいのですが、外貨資産を持たなければ、いざというときに大変なことになると思った次第からです。
それでは外貨建て資産を簡単に持つには何がよいか。一番簡単なものはネット証券会社で米株を直接買い付けるのが一番簡単な方法です。
例えば、マネックス証券でジョンソン&ジョンソンとATTとコカ・コーラだけでも十分分散されたポートフォリオです。
マネックス証券は取り扱う米株が一番多い、指値が90日間できる、手数料が一番安いなど一番勝手が良いと思います。
以前は楽天証券もSBI証券も利用していましたが、手数料が高かったり、取り扱う証券数が少ない等が不満でした。
また、私の米国株投資は原則配当はそのままためて投資するスタイルです。
日本株ですと、配当があれば都度入り用の時は出金したりして使いますが、米国株だけは配当は一度も円にもどしません。
これであれば、毎年、4%の配当で複利で増やしていけると思います。
長い目で見て、すべて円で資産を持つリスクのことを考えると、為替の変動など大した問題ではありません。
また、ヨーロッパに投資したい場合でもニューヨーク市場からもADR(アメリカ預託証券)で銘柄は限られますが、投資可能です。
例えば、私はスペインの通信会社のテレフォニカに投資しています。この会社はスペイン語圏の南米の通信会社にも投資もしていますので、間接的に投資していることにもなります。
以上、意識的にドル建て資産を持たなければ、円資産に囲まれる、という話しでした。