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  • [ハノイ旅行記3]レストラン“Quan An Ngon”でタニシ料理を食す、ビールに合うね

    [ハノイ旅行記3]レストラン“Quan An Ngon”でタニシ料理を食す、ビールに合うね

    2025年7月のハノイへの2人旅滞在記の3回目です。

    ホテルの紹介、現地ツアーと紹介してまいりましたので、3回目は食でしょう

    ハノイへは数回来ていますが、リピートしたくなるレストランはまだ見つけていないのです、ホーチミンにはあるんだけれどね。

    今回の滞在で初めてハノイに来たならリピートしたいレストランをついに見つけたよ。そのお店とはこちら。

    • 「Quan An Ngon」(クワンアンゴン)
    • 住所:18 P. Phan Bội Châu, Cửa Nam, Hoàn Kiếm
      電話:+84 903 246 963

    見つけたきっかけは、今回泊まったホテル(Tru by Hilton Hanoi Station)から旧市街の中心地、大教会とホアンキエム湖へ歩く途中に見つけたのでした。

    最初はお昼に歩いていたときにチェックしていたのですが、夕方に通ったときにその賑わいに驚愕したのでした。品の良い地元民と観光客が入り混じって、行列しているのです、店の外までね。外観もハノイにしても洗練されて、小綺麗です。

    実質ハノイの初日の夕食はここに入るしかなさそうです。

    入口では予約の有無のチェックです。予約のない人(観光客が多い)は、入り口のベンチでの待機指示があります。名前を聞くわけでもないのに、大体でわかるのかな、外国人は。

    10分ほどで屋外のテーブル席に案内されました。屋外は冷房はありませんが、ライブキッチンも見れて屋内より活気があるので屋外テーブルをおすすめします

    まあ、何はともあれ、まずはビールがなければ、始まりません。

    実はこちらに来て知ったのですが、ハノイ(ベトナム?)の人は川で取れるタニシを食べるようなのです、おそらく名物。日本ではタニシを食べることはないと思いますが。

    こちらのレストランでもメニューの中に写真入りでタニシ料理が3種ありました。ウェートレスの人にどれがおすすめと聞くと、一番上の最安値の料理を指さしたので、こちらを注文

    それがこちら。

    もう一品は野菜炒めを。いくつかの野菜炒めの中で同じく地元の人が一番好きなのはこれというのでそれを注文。空芯菜ではありません。

    まずはタニシから。シンプルな味付けで、泥臭さは全くなく、ビールのお供に最高だね。長い爪楊枝で身を抜き出して食べます。エルカルゴと思えばよろし。

    そしてこの青菜、時間が経っても汁が全く出ません、ニンニクと塩味だけのお味で、このシャキシャキ感、これだけのシャキシャキの青菜いためは食べた経験なし、連れも同感。

    これは美味かった。まさに、最強の青菜炒め。

    この2品美味すぎたので、翌日の夕食もこちらにお邪魔して全く同じものを注文したというオチです。

    そしてビールを2本と連れの飲み物(パフェ系)を入れてお会計は驚きの1,800円ほど。ミシュラン掲載店だよ。お味もお値段も驚愕です。

    だからこんなに人が群れるのね。ご馳走様でした。

    [2022年夏ホーチミン旅行記8]ホーチミンのおしゃれ地区の2区へ、ランチは「クアン・ブイ・ガーデン」でベトナム家庭料理を





  • 上海でミシュラン2つ星「CANTON8」の銀座店で点心を食す、美味いものを食べたね

    上海でミシュラン2つ星「CANTON8」の銀座店で点心を食す、美味いものを食べたね

    2024年8月30日(金)

    台風が九州に上陸しても何のその、木曜日はいつものとおり、1週間で唯一、ルーティーンは中止しません。教室は13時から2時間です。 価格の高い水彩用紙(ウォーターフォード)を使って、水彩画を描く練習です。本日は全2回で描く「空の表現 タヒチ」の2回目で仕上げます。こんな感じの絵になりました。 基本は水彩の“にじみ”の技法で、4色で描いたことになります。

    そして、お絵描きが終われば、これまたいつもの遅いランチです。 これまた変わらず、銀座の老舗ラーメン店の「共楽」さんへ。教室から「共楽」さんまで徒歩5分。雨が止んでいてラッキー。今日はテーブル席で相席です。まずはビールから。ビールを飲み終わる頃に、“麺お願いします”のコールです。 いつものように、“ワンタンメン”です。

    今日はさすがに天候不順なのでお客さんは少なめでした。

    そして、本日は食のお話しを。先週の土曜日の夕食で久しぶりに新規開拓したレストランのご紹介を。前日からどうしてもあの“ローストダック”を食べたくなってしまった自分。北京ダックではなくてローストダックなんです

    というわけで検索スタート。その中で自分の守備範囲で引っかかったのが、有楽町のコリドー街にある「CANTON8」というお店です。間違いなくローストダックを食べさせてくれるようです。こんなお店です。

    世界で最もリーズナブルなミシュランガイド2つ星と言われる中国上海本店の香港料理レストラン「CANTON8/喜粤8号(カントン・エイト)」

    日本初上陸 / 東京銀座にOPEN

    • 東京都中央区銀座8-2-1 ニッタビル8F

    値段もそんなに高くなさそうなので、テーブルのみ予約して2名で19時に出かけたのでした。

    入口はこんな感じ。内装は中国ぽいですが、そんなにゴージャスではありません。だけと雰囲気はいい感じ。店内もそんなに広くないしね。

    今日はアラカルト注文なので、まずはメニューです。おっと、その前にビールを確保です。プレミアムモルツの生ビール(880円)。これで落ち着きました

    お目当てのローストダックは半羽で5,000円。本日は2名なので泣く泣く注文を断念。すぐに点心系に転身です。

    • 蟹入り小籠包
    • 海老蒸し餃子
    • 叉焼入りのチョウフン
    • チャーシュー

    小籠包も蒸し餃子も絶品。海老もプリプリで美味し、1人前2ピースしかありませんが、これは久々のヒット点心。チョウフンも変わっていますよ、味はうまい。

    特筆すべきはチャーシュー、4切れで1,500円ほどですが、お味は絶品でした。ローストダックならどれだけ美味いんだろうね?

    そして、食事系は黒酢酢豚とチャーハンです。食事系も美味いよ。最後はいつもの胡麻団子でね。

    お会計はビールを3杯いただいて、これで11,000円ほど

    また、リピートしたいお店が有楽町に出来ました。点心はいけるよ、本当にね。

    代々木八幡の「宝味八幡」でダック・鶏足・排骨を喰らう、まるで香港の裏通りの夜だね、最高!

     



  • [バンコク旅行記2024-3]新記のローストダックは世界一、もう地上の天国だよ

    [バンコク旅行記2024-3]新記のローストダックは世界一、もう地上の天国だよ

    昨日はバンコクでマッサージ三昧の日々のことを報告しました。

    本日はグルメの話しです。お昼の12時にマッサージの予約を入れ、1時間半のマッサージを終えてから、ランチです。朝食はホテルブュッフェでたんまりと食べますので、この時間が丁度よいランチタイムです。そして、ランチは同じ店に3日続けて行ったよ。まさにマッサージも同じで毎日の定番コースなのです。

    そのランチのお店とは、シーロム地区にあるのローストダックの名店、こちらです。

    • 「新記プラジャック」

    自分たちの毎日の行き方は、ワット・ポーでマッサージを終え、近くのボート乗り場から乗り合いボートに乗船します。ワット・ポーで乗り、途中にアイコンサイアムを通り過ぎ、サトーン船着き場で下船。お店までは徒歩8分かな。この行き方が一番コスパよく、早くていいよ。

    途中でアイコンサイアムに立ち寄ってもいいしね。

    肝心のお店「新記プラジャック」です。いつ行っても絶賛営業中です。もちろんお目当てはローストダックです、自分的にはね。

    はっきり言って、ここのローストダックは世界一です、あの素朴さというか下品さがいいよね。ジューシーで肉がたっぷり付いたローストダックがこの値段で食べれるのです。

    いつも注文したのはこれ。

    • Roasted Duck 中(330バーツ)
    • Pork Wonton with Red Pork (65バーツ)←妻はこれ

    これにチャーンビールの大瓶ビールを2本も飲めば、完全な地上の天国です。

    ローストダックの甘みのあるソース、やはり老舗の力です。バンコクではやっぱりこれです。

    そして、レストランにはもう1軒行ったのです。飛行場に向かう前に腹ごしらえです。スクンビット周辺で良いタイレストランがあればなと思っていました。そして、見つけたのがこちら。

    エムクオーティエデパート内です。他の店とは内装も違い、料理の質も良さそうだったので。

    • 「Luk kai thong」ルーク・ガイ・トーン

    中に入ってびっりしたのは眺めの良さです。お店の名前の “Kai Thong” は黄金の鶏、“Luk” は子どもを意味します。そのため、お店は鳥カゴを模した造りになっており、緑も多くてとてもお洒落な店内です。

    メニューを見てビックリ。ミシュランをもらった料理がたくさんあるのね。その中から自分たちはこの3品。

    こちらの料理はミシュランの星が付いていで、注文してみました。下には太麺があり、スープはフカヒレチックで値段は安く、絶品だったよ。

    連れ曰く、「空芯菜炒め」は今まで食べた中で一番美味しかったとのこと。

    そして、ここの名物は、タイティーのかき氷とのこと。道理で中年3人組が変なものを食べているなと思ったのです。かき氷を食べていたんだな。

    こちらのお店はアイコンサイアムなもあるようです。

    良いお店を見つけたね、バンコクに来たら再訪必死のお店ですね。

    [コタキナバル旅行記4]味雅の海南チキンライスが今まで一番美味いと思ったよ

     



  • 萩で食べる「どんどん」の“肉うどん”はミシュラン三つ星級だよ、甘いスープと柔らかいうどん

    萩で食べる「どんどん」の“肉うどん”はミシュラン三つ星級だよ、甘いスープと柔らかいうどん

    萩への帰省ブログが続きます。今日は萩のグルメ情報です。独断と偏見で書きます。

    基本的に萩にはグルメを楽しめるレストランはありません、きっぱり。だけど、地域が生んだB級グルメはあるのです。

    それは“うどん”なのです。辺境の萩に何故、こんな“うどん”が生まれたのかはわかりません。そのお店は「どんどん」といううどん屋さんなのです。

    「どんどん」とはこんなお店なのです。

    昭和47年、萩城下町うまれのうどんです

    昭和47年「どんどん」は「うどんの店」から始まりました。創業者 砂田シゲヨが考案したうどんが高い評判を呼び、萩の街を大いに賑わしました。そんな一号店の名前は「うどんの店」。しばらくして「どんどん」に名称を変え、昭和48年には第二号店「土原店」を開業。二代目の砂田泰彦がうどん店に可能性を見出し、多店舗化を進めていくこととなりました。これが「どんどん」の始まりです。

    そして、自分はこの「どんどん」に1泊2日の帰省でも必ず1回は訪問するのです。それも「土原店」にです。萩に住んでいる親が言うには、「土原店」と他の店では味が違うというのです。ほんまかいな。自分には識別はできません。

    そして、今回も「常茂恵」で朝食を食べたというのに、その3時間後の昼食に伺ったのです。

    まずはレジでおばちゃんから食券を購入します。食べるのはやっぱり“肉うどん”なんだな。わかめをたっぷりまぶした“おにぎり”も有名ですが、うどん以外の炭水化物でお腹を満たす選択肢はありません。“肉うどん”は530円とのこと。かなり値上がりしたなと思った次第です。前は4百円台だったのに。まあ、小麦粉も値上がりしているので、しかたありません。

    だけど、同じ肉うどんが午前11時までに入店すれば、410円で食べれます。いわゆる“モーニングうどん”です。

    食券を購入して2分です。やってきました「どんどん」の“肉うどん”です。すでにパブロフの犬のごとく、よだれが出てきます。まずは、ネギをたっぷりと投入します。

    肉とネギ、うどんとスープ以外は余計なものは全くありません。この超甘辛いスープと超やわらかなうどん麺のハーモニーです。コシを重視する讃岐うどんとは全く別物です。

    はっきり言います。たまりません。自分にとっては、これに勝るB級グルメ、うどんはありません。そして、自分はこのこの“肉うどん”を5分で完食したのです。そして、やっぱり止まりません。家族の制止を振り切って、2杯目の“肉うどん”を注文です。しょうがありません。自分のDNAに深く刻まれている食べ物なのだから。

    やっぱり、地元萩で食べる「どんどん」の“肉うどん”はミシュラン三つ星級だな。

    萩にお越しの際は是非お試しを。スープは甘くて、うどん麺は柔らかいよ。

    覚悟してね。

    まずはふるさと納税で取り寄せてみてはいかが、家どんどんだよ。

     

  • 代々木上原の「ジャパニーズ ソバ ヌードル 蔦」でラーメンを食す、ミシュラン一つ星、個性的だよ

    代々木上原の「ジャパニーズ ソバ ヌードル 蔦」でラーメンを食す、ミシュラン一つ星、個性的だよ

    本日の散歩は何となく帰りは徒歩で帰ってこれるということで、代々木上原に行くことにしたのです。なんとなく良さげなランチを食べるお店があるような気がしたので。

    散歩に出る前にネットでチェックです。まずはラーメンを検索です。だけど、これと言った触手がのびるお店が見当たらないのです。その中でピンと来たお店があったのです。

    お店の名前は「ジャパニーズ ソバ ヌードル 蔦」です。

    • 東京都渋谷区西原3-2-4 フロンティア代々木上原 B1F
    • TEL 03-6416-8666
    • 営業時間: 11:00-15:00(火-日)
    • 代々木上原駅から徒歩2分

    自分が訪れてみたいと思わせたのは、やはり「ミシュラン」の一つ星というところです。こんな受賞歴なのです。

    [ミシュランガイド東京]

    • 2015年 ビブグルマン
    • 2016年 一つ星
    • 2017年 一つ星
    • 2018年 一つ星
    • 2019年 一つ星

    こちらのお店は最初、巣鴨にあってラーメン店として世界初のミシュランガイドの一つ星を獲得したお店だそうです。そして、現在はお店を代々木上原に移転して、営業なさっています。

    お店のコンセプトと蔦という由来はこんな感じです。

    蔦のコンセプト Concept

    ラーメンの無限の創造性と可能性をテーマに置き、日本のUMAMIの食文化と世界中の様々な食材を融合。 スープ、タレには化学調味料を使用せず食材の持つ本来の旨味を幾重にも濃密に重ねています。麺は自家製粉や独自の製法なども意欲的に開発し、調理法も蔦にしか出来ない事に注力しました。 一つの食材をあらゆる角度から見る事で生まれる一杯は、今までにはない素晴らしいラーメンの世界を創造しています。

    ​蔦の由来

    日本のラーメンの歴史は100年余で蕎麦やうどんの歴史には敵わないが、同じ日本を代表する麺料理として名付けました。Sobaは中華そば支那そばからの名残りからです。蔦は大西家の家紋から先祖に対しての敬意で名付けました

    訪問する前ですが、味の特徴はこんな感じです。

    来客の8割が注文するという看板メニューである醤油そばのダシには青森シャモロックとあさりや白身魚の切り身を使用。タレには和歌山県の生揚げ醤油、油にはイタリア産黒トリュフと鶏油を使用している。麺は国産小麦をブレンドしたものを使用している。

    能書きは別にして、平日の13時に訪問です。行列も予想していましが、行列はありませんし、店の埋まり具合は7割ぐらいでしょうか。地下1階の店内はかなり大振りかな。

    ラーメン店というより、イタメシ屋さんというおしゃれな雰囲気です。

    メニューを見てみると、ラーメンでもこのくらいの価格差があります。

    • 特製ラーメン 2,200円
    • ラーメン   1,200円

    ラーメンの他には、担々麺やつけ麺、冷やし中華などもあります。

    そして、今回自分が選んだものは、ラーメンと青森シャモロック味玉(200円)です。さすがに昼間から2,200円のラーメンは頼む度胸はありません。そして、5分後にラーメンが出来上がりです。

    見た目のスープはかなり濃くで醤油でも濃厚そうな色合いです。まずは、スープを1口。ふつうのラーメンとは全く違います。味が複雑系で醤油入のコンソメスープのような、それに動物系の油が入ったような味わいです。

    麺も変わっています。ラーメンというよりラーメンと蕎麦の中間のような味わいです。中太なコシのある麺です。チャーシューも2種類入っているようです。

    スープを飲んでいると、何か小さな塊のようなものが入っています。これがかなり気になったのでした。そして、帰りに階段を見ると、スープの中身も書いてあります。

    各種醤油の他に、ムール貝、牛肉、ポルチーニ茸、乾物、魚介等です。あり小さなものはムール貝だったのでしょうか。どおりで、かなり個性的なスープです。

    だけど、外国人には受ける味かなと思った次第です。

    とにかく、かなり凝ったラーメン屋さんです。人によって向き不向きはあるかと思いますが、かなり個性的な味わいのあるラーメンでした。

    一つ残念だったのは麺の大盛がなかったのですが、あるのかな?おしゃれな人は、そんなにことはしないのかな。

    “続とんかつ修行”代々木上原の「とんかつ武信」の“名物 醤油かつ丼”の美味さにまさに驚愕したぞ!

     



  • 娘が初任給でミシュラン一つ星「鮨由う」の「赤身雲丹いくらちらし」を買ってきた、大将の男気に感激

    娘が初任給でミシュラン一つ星「鮨由う」の「赤身雲丹いくらちらし」を買ってきた、大将の男気に感激

    それは、2021年4月28日(水)の出来事だったのです。

    明日からGWのスタートです。通常どおり、仕事を終えて自宅に帰ると、家人が今日の夕食はデリバーを頼もうという提案です。まあ、出前館あたりで頼もうと思っていたのでした。

    自分の帰宅の少ししてから、この春より大学を卒業し都内の金融関係の会社に就職した娘が帰ってきたのでした。本日は久しぶりにリモートでの座学ではなく、配属先の辞令が下り、配属先に出社したのでした。

    今日の夕食は出前を取るよといったところ、手荷物を魅せて初任給で3人前の寿司を買ってきたというではありませんか。予期していなかった出来事に驚くばかりでした。

    そして、家人が1つ取り出し、寿司やの名前を確認したのでした。箸の袋には「鮨由う」(sushi yuu)と書いてあります。

    家人はネットで調べだし、驚愕の声を上げたのです。何とミシュラン一つ星のお店のお寿司を購入してきたようです。

    「鮨由う」はこんな感じのお店なのです。

    オープンからミシュラン一つ星を獲得。職人が握る名店

    ミシュラン一つ星を獲得した大将の極上寿司と真心でもてなしてくれる【鮨由う】。大将自ら豊洲で目利きして仕入れた旬の素材を、盛付けにもこだわった可愛らしい寿司に仕立ててくれます。

    切り目が美しい『春子鯛』や、独特の旨みを楽しめる『小肌』など、職人技が光る逸品揃い。ソムリエ厳選のワインや日本酒が揃えられており、ペアリングのリクエストにも応えてくれます。

    木や石といった自然素材を活かした店内には、大将と会話をしながら食事ができる白木のカウンター席に加え、洗練された個室を完備。デートや女子会、食通を招いての接待など、さまざまなシーンで満ち足りた素敵なひとときを過ごせます。

    大将は尾崎 淳 氏 (オザキ ジュン)という方です。

    1976年、埼玉県生まれ。縁あって寿司店に入店。日本料理店を経て、ミシュラン一つ星の寿司店【鎌倉 以ず美】で修業を積み、寿司職人を目指すようになる。神楽坂の寿司店で経験を重ねた後、2016年12月より【鮨由う】の大将として活躍している。オープン初年度、ミシュラン一つ星を獲得

    • 東京都港区六本木4-5-11 ランド六本木ビルB1F
    • 電話予約は 050-5870-4336

    そして、買ってきたお寿司はこんな感じなのです。おそらくネットで調べると、「赤身雲丹いくらちらし」(5,000円)のものです。

    娘は前日電話で注文していて、本日、会社の帰りにピックアップしてきたとのことです。ピックアップしに行った時、お店の若い衆に“初任給で家族に買って帰る”云々を喋ったところ、その若い衆が大将にそのことを伝えたそうです。

    大将も男気がある方で、“小娘のその心意気良し”ということで、普通は雲丹は2列ということなのですが、男気で雲丹を3列にしてくれたとのことです。

    だけど、こんな雲丹を食べるのは、昨年の北海道の稚内の樺太食堂の隣の「みなとや」で食べたウニ丼以来です。

    いざ、実食タイムです。

    さすがに、ミシュラン1つ星のお寿司です。雲丹の質が違います。いくらも赤身も違うんだな。赤身は芳醇な旨みと豊かな風味です。こんなに素晴らしい寿司のちらしを家でも食べれるのですね。恐るべしミシュラン1つ星、恐るべし「鮨由う」です。

    こんな大将の男気を見せられては、外でお酒が飲めるようになれば、お店に伺うしかないな。こちらも男気を見せる必要がありそうですね。

    本当に大変美味しゅうございました。

    稚内は樺太食堂の“無敵のうに丼”を目指したが、閉店時間を過ぎ、隣の「みなとや」で食べたうに丼、人生で最高





  • 池波正太郎が愛したてんぷらの名店「山の上」、“親の敵に会ったように”食べろ

    池波正太郎が愛したてんぷらの名店「山の上」、“親の敵に会ったように”食べろ

    池波正太郎先生の小説を読めばよく出てくるのが美味そうな食事の話しなのです。食に関するエッセイ本も多い池波さんなのですが、よくエッセイでも取り上げられていたのが山の上ホテルのてんぷらやさんなのですね。

    そんな池波の活力源となっていたのは、まぎれもなく「食」。外での食事であれ、家での食事であれ決しておろそかにせず、いいと思った店にはくり返し通って、その味を堪能した。とくに、「山の上ホテル」内にあるレストラン「てんぷらと和食 山の上」をひいきにしており、エッセイにもたびたび登場。池波ファンにとって、一度は訪れたい“聖地”となっている。

    川端康成や山口瞳など、山の上ホテルを定宿とする作家は少なくなかったが、そうした中で池波がはじめて山の上ホテルを訪れたのは、1983(昭和58)年の夏。友人にすすめられてのことだった。池波さんのエッセイの中にもこんな記述があります。

    今年の夏。私は、はじめて〔山の上ホテル〕の本館へ三泊した。そして、このホテルに魅了されてしまった。ために、ホテルを引きあげるとき、翌月の予約をしたのだった。私が気に入った部屋には大きな机がそなえつけられてあるし、時代小説以外の細かい仕事をするには、うってつけなのだ。(『新 私の歳月』<講談社>より引用)

    そして、特に贔屓にしていたのがホテル内のレストラン「てんぷらと和食 山の上」ですね。

    以来、山の上ホテルは池波の定宿となった。とはいえ、滞在中は小説を書かず、絵を描いたり、文学賞の候補作を読み込んだりするのが常だったという。そして、食事はホテル内の「てんぷらと和食 山の上」でとることが多かった。

    「てんぷらと和食 山の上」に入ると、左手にヒノキの一枚板のカウンター席があるが、池波は店が空いている時間を見計らって訪れては、カウンターの奥の席に座っていたそうだ。残念ながら、当時の料理長はすでに独立しているが、現料理長の寺岡正憲(てらおか まさのり)さんが、池波についてこんな話をしてくれた。

    当時は、銀座の名店『てんぷら近藤』の店主・近藤文夫(こんどう ふみお)さんが料理長でした。池波先生は、近藤さんの料理の腕前を非常に買っていらっしゃって、ホテルにお泊まりではないときも、たびたびお店にいらっしゃったと聞いています。奥の席がお気に入りだったのは、近藤さんの仕事が見える特等席だからではないでしょうか」

    野菜のてんぷらを出す店は今でこそ珍しくないが、かつては違っていた。江戸前の魚介を使ったてんぷらこそが“王道”であり、野菜のてんぷらは家庭料理という位置づけ。東京の専門店で出すのは“邪道”とされていたのだ。

    しかし、「てんぷらと和食 山の上」のかつての料理長・近藤文夫氏がその流れを変えた。

    山の上名物ともいわれる「さつまいものてんぷら」だ。こちらは直径7~8センチ、高さおよそ10センチの円柱にカットしたさつまいもを、そのまま揚げた豪快な一品。「当店は、中温と高温の二つの揚げ鍋を用意し、食材によって使い分けています。さつまいものてんぷらは、見てのとおり高さも厚みもあるので、中温の鍋で約50分かけて揚げて甘みを引き出しています」とは寺岡料理長の言葉だ。

    そして、てんぷらを食べるときの、池波先生の至極名言はこれだすね。

    てんぷら屋に行くときは腹をすかして行って、親の敵にでも会ったように揚げるそばからかぶりつくようにして食べていかなきゃ、てんぷら屋のおやじは喜ばないんだよ(『男の作法』<新潮社>より引用)

    自分は「てんぷらと和食 山の上」にも、近藤文夫さんのお店にも言ったことはないが、いつかは味わいたいな、さつまいもの天ぷら。

    名物「さつまいものてんぷら」は揚げるのに時間を要するため、予約時か入店時に注文するとスマートとか

    神田ポンチ軒のアジフライは絶品、食べるべし、個人的には日本一です