タグ: 現金

  • [ヘルシンキ旅行記6]雑記編 ヘルシンキでは現金を全く使うことはない、VISAタッチだけ

    [ヘルシンキ旅行記6]雑記編 ヘルシンキでは現金を全く使うことはない、VISAタッチだけ

    2023年10月1日(日)

    先のヘルシンキ旅行については一通り書いたのですが、本日は雑記ということで回想したいと思います。

    まずはキャッシュについてです。お金は大事だよ。今回は手持ちにユーロの現金がない状態でヘルシンキ空港に到着したのです。そして、いつもどおり空港の現地ATMでキャッシングです。とりあえず30ユーロを引き出したのです。

    ここで少し気になったのは他の空港ならATMがたくさんあるはずなのですが、あまり見かけなかったんだね。この時点では気にならなかったのですが。

    そして、この話しの結論から。この3泊5日のヘルシンキ旅行で結果的にはキャッシュを一度も使わなかったのです。空港でおろした30ユーロがそのまま財布に残って帰ってきました

    何故かは、ここヘルシンキではすでにキャッシュを使わなくても暮らしていける社会です。あんまりチップを渡す文化でもないしね。自分はもっぱらVISAのタッチ決済一本でした。公共機関はすべて既にクレカで購入しているデイチケットで無双状態ですのでね。

    あと街の様子ですが、少し郊外の住宅はみな裕福そうな、そんな立派な邸宅がたくさんあります。皆、緑に包まれてね。豊かな国だと思いました。そんな住宅なのにみんな食にはこだわらないのかな。日本のような選択肢の多い飽食の国から見るとかなり食に関して多様性がないと思います。美味しいお寿司屋さんを出せばはやりそうです。

    あと交通機関ですが、ヘルシンキ市内は本当に公共交通機関がくまなくはりめぐらされています。電車、地下鉄、トラム、バスがきめ細かく配置されていますので、どこでも手軽に移動できます。大きな荷物を持っての移動以外はタクシーやウーバーの必要性は全く感じません。

    こんな公共交通機関が乗り放題になるデイチケットを滞在期間中分買っておけば都度の交通費の出費は全く必要ありません。自分は丸4日この公共交通を乗り倒しましたが、チケットの確認には一度も出会わなかったのですが。

    そしてヨーロッパにしては、浮浪者や物乞いのたぐいの人が極めて少ないと思ったね。

    ブランド品などを購入しようと計画している人には失望する街だよ、ハイブランドのお店はほとんど見かけませんでした。

    これでロシア上空が飛べるようになったら、一番近いヨーロッパですね、空港も小回りが効いて便利だし、街への交通のアクセスもいいしね。

    だけど現状のエコノミークラスでの14時間はやっぱりつらいね。

    だけどまた近々訪問しそうなヘルシンキ。

    というわけで1回目のヘルシンキ訪問のブログは本日で終了です。

    [ヘルシンキ旅行記2]ヘルシンキのヒルトン・カラスタヤトロッパは癒しのホテル



  • [シチリア・ミラノ旅行記17]ミラノ・マルペンサ空港での免税手続きには驚いた。見せるのはパスポートとクレカだけで返金手続き完了

    [シチリア・ミラノ旅行記17]ミラノ・マルペンサ空港での免税手続きには驚いた。見せるのはパスポートとクレカだけで返金手続き完了

    2022年11月中旬から下旬にかけてのイタリアはシチリアとミラノの旅もいよいよ帰国日当日を迎えました。本日のミラノの天候は雨。こんな天候の時、「クラウンプラザ・ホテル・ミラノシティ」は地下鉄駅直結(ホテル入口の脇に地下鉄に降りるエレベーターがあり)ですので、雨に濡れることなく電車でミラノ中央駅まで移動できるので大変重宝します。

    ミラノ中央駅からマルペンサ空港までは普通はバスを利用するのですが、バス停は中央駅の外にあるので傘をさすのが嫌なので、電車のマルペンサ・エクスプレスを利用します。

    片道13ユーロ。自動券売機で行き先をMalpensaと入力すれば、サクッと購入できます。もちろんクレカも利用できます。

    乗り場は1番ホームです。1番ホームは奥まったところにあります。30分刻みで発着しますね。

    途中からは満員電車のように大変な混み具合になってきました。少し驚くね。

    出発の3時間前に到着しました。少し早めに来たのは、免税手続きをするためです。

    主にはミラノ郊外のアウトレットで大物のダウンを購入したための返金手続きなのです。

    今回の免税品は機内持ち込みにするため、先に搭乗のチェックインをすませます。今回のルートはフランクフルト経由のルフトハンザ航空の利用です。

    これが驚くほどにチェックインカウンターにお客がいないのです。エコノミークラスで初めて見ました、こんな光景。チェックイン手続きが5分で終了です。

    ミラノのマルペンサでもこんな調子です。空港を見渡せば、閉まっている空港カウンターが多すぎますね。

    そして、免税手続きのカウンターに向かいます。確か13番のカウンターの列だったかな。ミラノ(イタリアもかな)では、免税品を税関で見せる必要もないので、制限エリアに入る前に返金手続きが完了します。但し、免税品を預け入れ荷物にする場合は、席にチェックイン→免税手続き→再度チェックインカウンターで荷物預け入れが必要です。初めのチェックイン手続き時に係員からそのことを聞かれます。免税手続きの品物はないかと。

    そして、今回は非常に驚きました。自分たちの免税手続き業者はおなじみの「Global Blue」です。少しの行列があり、待つこと10分。いつものように購入店でもらった封筒に入った書類とパスポートを持参です。

    窓口のお姉さんはパスポートと言って、パスポートの情報を端末に打ち込みます。自分はクレジットカード、娘は現金に返金です。

    すると、まず自分のクレジットカードへの返金の場合。

    • お姉さんは書類は全く見ずに、端末にパスポート情報を入力した後、返金先のクレジットカードを端末に差し込めの指示
    • それで手続きは終了

    娘の現金での返金の場合(現金の場合は、4%の費用が差し引かれるようです)

    • こちらも書類は見ずに、パスポートだけで現金をすぐに渡してくれます

    これには驚いたな。。パスポート情報からすぐに免税の情報が上がってくるシステムなんだな。(イタリア内で購入して、イタリアから出国する場合だけかな?)

    もう、免税の手続き書類も購入した現物も見せる必要のないこの買物意欲を激増させるシステムすごいね。1年前はここまで進化していなかったと思います。1年前は書類は見せたような記憶があります。

    この手続きが終わり、出発ロビー2階で朝食を食べたのです。そして、横にあるマクドナルドの料金表を見てビックリです。

    • ビックマック 10.5ユーロ(約1,500円)
    • フィレオフィッシュ 8.20ユーロ(約1,200円)

    おいおい、インフレと円安で凄いことになっているね。

    [シチリア・ミラノ旅行記18]フランクフルトから羽田、LH716便搭乗、今でもルフトハンザはロシア上空を飛ぶのね






  • 重要なのは「持ち家か賃貸か」ではなく、時価評価した純資産の額、橘玲先生の切れ味鋭いご指摘

    重要なのは「持ち家か賃貸か」ではなく、時価評価した純資産の額、橘玲先生の切れ味鋭いご指摘

    自分が尊敬する人に橘玲氏がいらっしゃいます。そして、自分が毎週定期購読している日経ヴェリタスに月に1回程度、“橘玲の世界は損得勘定”というコラムを連載されているのです。

    2021年3月21日号にその橘玲氏がおもしろいコラムを書いているのです。

    今週のタイトルは「金持ち賃貸 貧乏持ち家」です。

    いまだに多くのひとが、「老後に備えて早めにマイホームを買わなければならない」と思っている。だがこの常識は正しいのだろうか

    ここで、「持ち家が得か、賃貸が得か」という神学論争を始めるつもりはない。マイホームの購入というのは、住宅ローンによってレバレッジをかけて不動産市場に投資することで、ファイナンス理論的には、株式投資の信用取引と同じだ。投資戦略でリスク・リターン比にちがいはあるだろうが、どちらが得かは結果論でしかない。

    そこで視点を変えて、「持ち家なのに貧困」という現象を考えてみたい。

    金融広報中央委員会が「家計の金融行動に関する世論調査」を毎年公表しているが、2019年の「2人以上世帯」では、「持ち家」と回答したなかに「金融資産非保有」が21%もいる。持ち家が5軒並んでいたら、そのうちの1軒は銀行口座に残高がほとんどない。

    さらに驚くのは、金融資産ごとの持ち家率を計算してみると、「金融資産非保有」と回答した世帯のうちじつに69%が「持ち家」であることだ。

    「貯金ゼロ」の7割が持ち家というこの奇妙な数字はなにを意味しているのだろうか。ここからは私の推測だが、貯金をはたいてマイホームを購入したケースもあるかもしれないが、その多くは貧困によって実家から出られないまま高齢になり、結果として「持ち家」の世帯主になったのではないだろうか

    (中略)

    経済的に余裕のある世帯が、歳をとってからも持ち家にこだわり、ヘルパーに頼りながら買い物やゴミ出しをする理由はない。そう考えた富裕層が、自宅を売却して高級サ高住(サービス付高齢者住宅)や高齢有料老人ホームに移れば、統計上は賃貸になる。

    「人生100年時代」では、富裕層が「賃貸」になる一方で、乏しい年金をやりくりしなければならない貧困層は自宅から出られず「持ち家」のままかもしれない。

    ここからわかるのは、重要なのは「持ち家か賃貸か」ではなく、時価評価した純資産の額だということだ。またもや身もふたもない結論になっていまうが、最後は「現金(キャッシュ)」がものをいうのだ。

    久しぶりに橘先生の切れ味するどいエッセイです。確かにそのとおり、時価評価した純資産の額なのです。

    ちなみに自分は過去、賃貸と持ち家を交互に回しながらこれまでやってきました。不動産市況が悪い時に購入して、市況がよくなれば売却して賃貸に住むということを繰り返してきました。

    だけど、自分の体験上の真理は、ファミリー向けの分譲マンションを賃貸に出した場合の利回りはかなり悪いです。単身者向けのワンルームをいくつか持って利回り6-9%程度で回して、自分は家族でファミリー向け賃貸に入った方がサヤを抜けると思います。

    一種のアービトラージですが。何故、ファミリー向けの分譲マンションの利回りが悪いのかは、おそらくそれは一言で言うと、“マイホームという夢”が分譲販売価格に上乗せされているからだと思います。

    だけど、橘玲氏の「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」は、今でもどんな投資本よりも読む価値のある必本であると確信しています。

    間違いないよ。

    中金持ちをめざす② ファミリータイプの持ち家やマンションの利回りは低いのは承知ですか?