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  • この世の極楽、土曜日の昼下がり娘と二人、老舗蕎麦屋で“まったり”とそばをたぐる。赤坂は室町砂場だよ。

    この世の極楽、土曜日の昼下がり娘と二人、老舗蕎麦屋で“まったり”とそばをたぐる。赤坂は室町砂場だよ。

    週末は土曜日のお昼です。本日は2名でのお昼ということになり、そうであればあそこに行くしかないな。赤坂にある「室町砂場」なんだな。ちなみに日本橋にある「室町砂場」の方にはあいにく行ったことがないのですが、こちらも海外から羽田について真っ先に飛び込みたくなるという評判のお店なのです。

    「室町砂場」はこの日本橋店と赤坂店しかないんだな。

    というわけで土曜日のの1時30分過ぎに赤坂の「室町砂場」に伺います。

    伺うと、玄関前が少し違う風景です。おやじ7-8名がたむろしているのです。おそらく入店を待っているのかな。だけど、見るからに客層は悪そうです。

    彼らとは別に店の前に並びます。だけど、小さい老舗蕎麦屋(予約もできない)に多人数で押し寄せるこいつら、江戸の粋がわかってないね

    なんのしがらみもないので、好きなことが言えます。

    そして、待つこと10分。本日も入り口近くのテーブル席に案内されます。あの多人数のおやじたちは小上がりで騒いでいます。

    本日は娘と一緒ですので、冷静に行動する必要があります。

    まずは喉の消毒で瓶ビールの大を1本です。もう、これだけで先程の大人数のいやなことは忘れるんだな。この“あさりの煮物”が出てくればもう天国にいる心地です。

    そして、今日は2人ですのでつまみを注文です。迷いはありません。東京の蕎麦屋でこれは外せません。玉子焼きです。実は先日雨降りの日に1人で来店した時に知った驚愕の秘密があるのです。その時、何気に玉子焼きの注文が入り、お姉さんが板場に注文告げる時です。“3等分”にして下さいと指示されるのです。

    自分はこの時に注文時にお願いすれば、2等分でも3等分でもしてくけるんだなと思った次第です。これを娘に自慢気に語ると、そんなの知っているよ、ここはいつも玉子焼きは人数分で切ってサーブされるよとのことです。自分はこのことを知らなかったのです。すごいサービスですね。

    というわけで本日も黄金に輝く“玉子焼き”です。確かに綺麗に2等分されています。恐るべしです。そして、自分はビールとつまみで楽しむの横目に蕎麦を注文です。我が家ではいつもこちらでは“大もり”です。これが一番うまいと思うのですが。蕎麦が立っているんだな。

    大もりには薬味が2皿です。お約束なのです。このシンプルにしてコシのある蕎麦、他では味わえないんだな。これが一番。自分の“大もり”を注文するころには食べ終わった娘がいつものように蕎麦ぜんざいです。今日は冷たいのでと言っています。

    玉子焼きと蕎麦の大もりと蕎麦ぜんざい、日本が誇るフルコースです。鉄板だな。そして、財布にも。

    この山椒の付け合せが繊細すぎます。

    お勘定も4,400円。素敵すぎます。

    日本の粋、ここにありです。ご馳走様でした。

    いろいろ言うけど、やっぱりこれだよ。

  • 自分の人生で一番大切なものとは、碧南市の加藤さんの作る耳かきは最強んだな

    自分の人生で一番大切なものとは、碧南市の加藤さんの作る耳かきは最強んだな

    自分にとってはこの逸品がなければ、生活できない必需品があるのです。

    それはなんと言おう「耳かき」なのです。

    耳かきといっても千差万別です。木製・竹製・金属。先端に明かりがつくものとよりどりみどりです。自分もこれはというものがあれば、見つけるたびに購入して試してきたのです。

    使ってみると、もっそりとしたり、そもそもこれでは耳あかがとれないぞ、というものまであったのでした。そして、この逸品に出会うまでは、“My 耳かき”とよべるものはなかったのでした。そして、約十年前に自分にとっては理想と呼べるThe「耳かき」を見つけたのでした。

    そして、今回は本当は絶対に教えたくないのですが、意を決して紹介します。(今でも納品にに数ヶ月かかるもので)

    その逸品とは、愛知県碧南市の加藤惠一(かとう けいいち)さんが作られる耳かきなのです。

    • 匠の耳かき ハンズマインド賞受賞

    ちなみにこの加藤さんのプロフィールです。

    お土産から始まった創作活動 趣味が講じて約3万本

    産直の野菜を楽しめる「あおいパーク」と田畑の広がる碧南の景色。

    碧南の市役所に勤務していた頃お土産で貰った柿羊羹の、竹の器を削り作ったものが最初の作品になりました。柔らかで丈夫なしなり、年月を経て変化した深みのある色合いなど、竹の美しさに魅せられたこともきっかけの一つです。耳かきの材料には、煤竹(すすたけ)という旧家の骨組みとして囲炉裏の煙で百年くらい燻(いぶ)された竹を使っています。そのため最近は入手が難しくなっていますが、独特の茶褐色の色艶など、目で見ても楽しんでいただけるような作品を作りたいと思っています。

    もともと趣味が講じて創りだしたものですので、真似することも教えてもらうこともできない事が、難しくもあり、面白いところ。同じものは2本と無く、削るたびに次はもっとこうしたいという気持ちが生まれます。歴史を積み重ねた工芸品も先人たちの努力で伝統になりましたが、もとは人々の暮らしから生まれた日用品。そういった意味で新しい伝統、新しい“ものづくり”がもっと世に出てくれば面白いのではないでしょうか。

    加藤さん耳かきの特徴です。

    ”しなる” ”薄く” ”なめらかに”

    匠の耳かきの基本形は、長さ約10cmのスリムな扇形をしている。素材は煤竹(すすだけ)だ。先端の最も幅が狭くなっている部分は、幅1mm。さじの部分の竹の厚みは、わずか0.3mm〜0.5mm と薄く仕上げている。
    この”薄さ”が耳あかに食いついて、しっかりとらえてくれる

    そして竹の感触が耳にやさしい。さらに”しなり”が、ほどよいクッションになっていて気持ちがいい。そして職人技がつくり出すなめらかな仕上げが肌に心地よく痛くない。
    「人に優しく、耳あかに厳しく」匠の耳かきのモットーである。

    しし自分的には、現在、耳かきでこれ以上のものもないし、代替品もないのです。だから、いつも常備で未使用品を2本以上備えているのです。

    何故なら、これがなくなれば自分の生存が脅かされるのです。

    そして、何故、数本用意しているかというと、本逸品の特徴である”しなる”て”薄く”にあるのです。とにかく少しでもぞんざいに扱うと、ポキっと折れるのです。数ヶ月使っていると、だんだんこれは絶対に折れないだろうと思って少しぞんざいに扱うとその瞬間に折れるのです。

    ただ、自分が心配しているのは、この商品、以前は楽天市場でも普通に購入できていたのですが、ここ数年では「碧南市のふるさと納税」経由でしか購入できないんだな、これが。

    耳かきでこれ以上のものはなし、ここに極めりです。これは日本人の加藤さんにしか作れないな。偏見ですが、外国人の不器用さでは無理でしょう。

    誰も言いませんが、即刻、皇室御用達にすべきでしよう、問答無用とはこのことです。

    楽天ロンダリングとふるさと納税 日本の税制大丈夫か?

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  • 首里城近くの沖縄そば「ほそかわ」は雰囲気がバリのウブド、斬新なソーキそばだよ

    首里城近くの沖縄そば「ほそかわ」は雰囲気がバリのウブド、斬新なソーキそばだよ

    この11月中旬に沖縄へまた一人旅を敢行したのでした。今回の旅の目的はヒルトンのホテル修行なのです。飛行機はマイルを利用してのフライトで結果的には非常に効率の良いホテル修行となったのです。あえて自分に納得するしかな妄想ですね。

    1泊目の宿泊は、「ダブルツリー by ヒルトン那覇首里城」なのでした。宿泊記は別に書くとして、今日はホテルの近くにあった“沖縄そば屋”さんについてなのです。

    こちらのホテルでもらった周辺マップを見ながら、午前に首里城周辺を散策したのでした。ご存知のとおり、首里城は数年前に火災に見舞われたのですが、首里城には観光客はまばらながらいらっしゃいましたね。

    さくっと首里城を見終わった後に、ホテルに戻ろうと地図を見ながら散策したのでした。

    表通りに2つのノボリが立っているのです。“ほりかわそば”というノボリです。

    だけど、通りからはお店らしきものは見えません。何の先入観もなくおもしろそうだと思い、狭い路地をグングンと奥に行きました。だけどなかなかお店らしきものにぶつからないんだな。迷路のような感じです。

    本当に狭い路地にそのお店はあったのです。外から見るお店の風情と入り口の雰囲気がよいのです。朝食を食べたばかりですが、これは入店して一食あずからないわけにはいかない風情なのです。時は11時過ぎです。

    そのお店の名前は、「首里 ほそかわ」です。

    • 沖縄県 那覇市 首里真和志町 1-27
    • 首里城より徒歩2分

    入り口で食券を買うスタイルです。“そーき・そば”は単品で790円です。じゅしぃやかき揚げなどが付くセットメニューも追加で選べます。ちなみに、一番高い“じゅしぃ+小鉢+かき揚げ+シークァサージュースー”がつくAセットは460円です。

    自分はと言うと、ここは“そーき・そば”は単品でしょう。だけど、朝11時ですが、オリオンビールの誘惑には負けたのでした。

    自分が案内された席は窓側のカウンターです。いわゆるボッチ席です。

    店内は結構広く、テラス席もあります。まるで、バリ島のウブドの喫茶店に来ているようです。まずは、窓越しに路地を見ながらオリオンビールを傾けます。

    まあ、このビールを飲みながらのまったり感はたまりません。

    席に案内されて、10分ぐらいで“そーき・そば”が運ばれて来ました。一見して、非常に繊細なそーきそばです。盛り付けが上品ですね。ソーキは別皿なのですね。沖縄そばとは思えない風情です。(失礼)

    だけど、こんな雰囲気で、こんな上品な沖縄そばをいただくのは初めての経験です。

    お味ですが、おいしい麺とソーキです。だけど、自分は下品なソーキそばが何となく好きなんだな。ソーキは麺と一緒に入っているのが、好きなのです。そして骨も一緒に食べられる方が好きなのです。

    那覇空港に到着して、1Fの空港食堂手前のお店でかけつけ1杯のソーキそばが大好きなのです。(あんまり評判は高くはないようですが)

    だけど、「首里 ほそかわ」は一度は言ってみる価値のある沖縄そばやさんです。こんなお店のアプローチがあるとは。大変勉強になりました。

    那覇では訪れる価値のあるお店ですね。

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