タグ: RRR

  • 「K.G.F: CHAPTER 2」、あのRRRを抜きインドで興収1位でも自分にはダメ

    「K.G.F: CHAPTER 2」、あのRRRを抜きインドで興収1位でも自分にはダメ

    2023年10月28・29日(土・日)

    今週の週末もいつものルーティーンです。今週末もDVDを2本鑑賞し自宅でまったりです。但し土曜日の夕食にはいつものように外食に出かけたけどね。今週の2本はこれ。

    • K.G.F: CHAPTER 2
    • ハイ・ヒート その女 諜報員

    最初に結論を。はっきり言ってこの2本はダメですね。

    インド映画の「K.G.F: CHAPTER 2」はその1を半年前に劇場で観てもダメと思ったのですが、怖いもの見たさでその2もDVDで借りたのです。どうしてこれがインドで歴代1位のヒットしたのかわかりません。

    インド映画界から新たな傑作が上陸する!「サンダルウッド」と呼ばれるカンナダ語の映画だ。
    インド全域で大ヒットする作品がなかったが、2018年に『K.G.F: CHAPTER 1』が公開されると全国的に人気爆発
    発禁処分となったある書物を巡る思わせぶりなイントロから始まる「K.G.F」こと「コーラーラ金鉱地区」と主人公ロッキーの物語だ。
    サンダルウッドのスーパースター・ヤシュ扮する長髪で髭面のロッキーが、マフィアたちを凄まじい破壊力でせん滅し、観客を興奮の渦に巻き込んだ!
    更に2022年に公開された続編『K.G.F: CHAPTER 2』は、あの『RRR』を抜きインド国内で興収No.1、世界興収でも上回る快挙を成し遂げた

    「ハイ・ヒート その女 諜報員」は主演がオルガ・キュリレンコということのみで視聴です。はっきり言って、B級どころかC級ですね。もう脚本からメタメタです。

    最初にエグゼクティブ・プロデューサーが延々と流れた時点でもうこれはダメだと思ったのでしたが。さすがにオルガ・キュリレンコも出る映画は厳選した方がよいと思います。

    そして、土曜日の夕食です。本日はお肉を食したくなったんでね。

    というわけで六本木にあるGRALIC[グラリック](旧名: ステーキてっぺい)を肉を喰らいに行きます

    ちなみにこのGRALIC[グラリック]は、「Garlic」×「Gravy」の造語です 旨みたっぷりの「Gravy(肉汁)」をさらに引き立てる「Garlic(ガーリック)」、目指す美味しさの原点を象徴して名付けたとのこと。いかにガーリックが強烈がわかります。まさにニンニクいれますか?、です。

    訪問直前に3名で予約して訪問です。テーブル席を確保です。

    ここでは、ビールはなしで赤ワインをデカンタでいただきます。注文です。

    • ハンギングテンダーステーキ(150g)創業時からのメニュー
    • グラリックハンバーグ(シングル)

    ソースはそれぞれ、“大根おろし醤油ソース”と“バター醤油ソース”にしました。

    そして、最初に名物のニンニクソースがたっぷりかかったキャベツが登場です。このソースがうまいのなんの、市販では味わえないニンニクソースです。これで赤ワインがグイグイ進みます。ステーキもこの一番安価なハンギングテンダーステーキで十分です。

    今日もおいしいお肉をありがとう。

    コルカタの「アルサラン」のビリヤニはジャガイモ入りで絶品ソウルフード、インド人の食いっぷりが半端ないぞ



  • インド映画の「ランガスタラム」はすばらしいよ、日本映画は完全に負けたね

    インド映画の「ランガスタラム」はすばらしいよ、日本映画は完全に負けたね

    日本中猛暑です。天気予報でも普通に最高気温が37度と連呼する時代になりました。狂っているね。こんな猛暑を乗り切るには、更に暑く沸騰するようなインド映画を見に行くしかありません

    というわけで、本日はこの数日間の間に観たインド映画2本の話しです。

    まずは1本目。これはあの「RRR」の主役の一人、ラーム・チャランが主役の映画「ランガスタラム」です。何でも彼が

    ラーム・チャランが「役者人生の転換点」と語る伝説の名作とのこと

    あのRRRの主役がここまで語る映画、間違いはなかろうと劇場に足を運んだのでした。事前の下調べもせず、あらすじも全く知らずの状態です。

    最初の1時間で観に来て失敗したな、と素直に思いました。単に町のドンの悪政に苦しむ村人と恋愛も交えた物語かなと思ったのでした、なんかチンケな話しだなと。主人公の聴覚障害の役設定のどうしてなのか全くわかりません。まあ、外は暑いし、館内は涼しいので最後まで観ようかと。

    だけど、最後の30分でこの映画の全貌がわかりました。最初の2時間はさつみのツマだね。お兄さんが殺されたあたりから、話しが怒涛の展開になるのね。このオチのために、主人公の耳が不自由な設定なのね。最後はサスペンスタッチで終わるのね。この映画の脚本を書いた人はエライ、素直にそう思います。こんな硬軟知り混じった映画を作られたら、現在の日本映画は太刀打ちできないよ。日本映画、完全に敗北宣言だな。

    この週末、あの「月の満ち欠け」と「ある男」をDVDで観ましたが、よい原作だけど、もうスケール感が違いすぎて、幼稚園児と大人ぐらいの違いがあるね。

    この映画の観終わった時に、劇場で拍手が湧いたね。こんな経験はあの「RRR」に続いて人生2回目だよ。それほど、最後の切れ味がすばらしかったよ。ちなみにこの映画のキャッチフレーズ

    この世は芝居の舞台(ランガスタラム) 俺たちゃみんな人形さ

    そして昨日観に行ったのが、「K.G.F CHARPTER1」だったのです。何でも「K.G.F CHARPTER2]」は2022年に公開され、あの「RRR」を超えるインドNo.1ヒット作とのこと。

    こんなアピールをされたのであれば、見に行くしかないね。前述の「ランガスタラム」と違い、面白いに間違いないと、確信をもって劇場に足を運んだのでした。

    主人公ロッキーの物語。ボリウッドのスーパースター・ヤシュ扮する長髪で髭面のロッキーは映画史上最大に濃い顔の男だね。阿部寛なんかではとうていかないません。

    だけど、観ていてこれ演出がやりすぎなのではと思えてくるのです。ロッキーのビデオクリップごときです。話しも複雑でよくわからなさすぎです。これではリアリティがないね。インド映画もここまでやってはいけないと素直に思ったね。

    自分的には続編の「K.G.F CHARPTER2」はもう観に行かないと心に誓いました。

    話しはもとい、「ランガスタラム」は本当によい映画だよ。

    胸熱インド映画「RRR」を観てきたよ、途中で“これはまいったな”と口ずさむことしきり、頭をからっぽにして楽しんでね





  • アバターの映像はすばらしい、だけどストーリーがね、ブラックパンサーとRRRに負けるぞ、2022年のベストは「コーダ あいのうた」かな

    アバターの映像はすばらしい、だけどストーリーがね、ブラックパンサーとRRRに負けるぞ、2022年のベストは「コーダ あいのうた」かな

    本日は映画のお話しです。先日封切り初日の12月16日(金)に超話題の「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」を鑑賞したのでした。日比谷の東宝シネマでの入りは4割ぐらいだったかな。

    観ての自分の素直な感想。確かに3時間の超大作であり、映像の美しさも度肝を抜くものですが、第1作から時間が空きすぎて、前の話しからの続きなのでもう前の話しは忘れてしまったよ、という感じなのです。ナビィやアバターの関係性が今一わからないんだな。

    今回の話し自体はシンプルなのですが、その続きの人間関係がすぐには理解できないので、面白さは半減するのかな。全5話で完結という話しも聞こえてきますが、どうなのかな。

    自分はシニア料金で視聴できるので1,200円で視聴できる娯楽としてはコスパは素晴らしいものがありますが、インド映画のあの「RRR」に撃破されるのではないのかな

    お金のかけ方はアバターかと思いますが、映画のパワーではRRRに負けていると思います。アバターでは鑑賞後、拍手は起きなかったもの

    映画館で拍手を目撃したのはRRRだけです。その意味では貴重な映画体験でした。自分ではアバターより「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」の方が上だと思うな。こちらの方が目頭が熱くなったもの

    ここでちょっとしたディップを。このアバター公開の数日前、六本木ヒルズの前の道路を歩いていたのです。前からアロハぽい派手なシャツを来た恰幅のよい初老の外人とすれちがったのです。冬なのに派手なシャツを着ているやつがいるなと思ったのでした。

    映画の予告を観てこの男が写っているのです。ジェームス・キャメロンと盟友のアバターのプロデューサーのジョン・ランドーその人だったのです。おそらく、プロモーションで来日していて六本木のグランド・ハイアットに宿泊していたんだろうなと。

    そして、今年も映画館とDVDでたくさんの映画を観ました。

    2022年で一番自分なりのベストはアカデミー賞作品賞もとった「コーダ あいのうた」かな。映画の最後にエミリア・ジョーンズにジョニ・ミッチェルの「Both Sides Now」を歌わせる演出にまいったのでした。ストーリーもいいしね。

    そして、映画館でゴットファーザー三部作を続けて観たのは初めての体験だった。やっぱりゴットファーザーは2部まで、と改めて思ったのでした。11月のシチリア旅行でゴッドファーザー村へ行けなかったのは残念無念。

    ディア・ハンターも劇場で2週続けて2回観たしね。満足、満足

    渋谷のBunkamuraの劇場でロミー・シュナイダーの没後四十年ということで「太陽が知っている」も観たな。やっぱりいいよね。あの白い水着がいいんだね(変態かね)

    DVDではイタリアの「ジョルダーニ家の人々」が傑作だと思いました。少し前の作品ですが。現代社会というか家族を取り巻く世相を反映した傑作イタリア映画だと思いました。さすが、岩波映画館で上映されただけのことはあります。

    そんな感想を持った2022年の映画界なのでした。

  • 胸熱インド映画「RRR」を観てきたよ、途中で“これはまいったな”と口ずさむことしきり、頭をからっぽにして楽しんでね

    胸熱インド映画「RRR」を観てきたよ、途中で“これはまいったな”と口ずさむことしきり、頭をからっぽにして楽しんでね

    現在、メキシコシティ滞在記を書いていますが、急遽、メキシコから戻ってきてすぐに見たかった映画のことを報告したいと思います。すぐに書かないわけにはいかない胸熱映画だった

    その映画とはインド映画の「RRR」というものです。

    自分の率直な感想としては、アメリカのアベンジャー全員集合をも超えた映画なんだな。(映画としていいか悪いかは別にして)アベンジャーズもかわいいものだな。

    観終わった後に、日本の映画館で拍手があったのは自分の体験としては初めてだったのです。

    自分も途中で“これはまいったな”と口ずさむことしきりです。これは褒め言葉でも酷評しているわけではありません。もう、何でもありで、ラーメンと天ぷらとステーキを全部食べたような映像体験なのでした。

    日経新聞の10月21日夕刊の「シネマ万華鏡」で取り上げられていたので一部抜粋します。

    「バーフバリ」シリーズで壮大かつハイテンションのスペクタクルを展開してのけたインドのS・S・ラージャマウリ監督が、またしてもとんでもなく熱く激しい映画を生み出した。

    上映時間は約3時間。

    舞台は大英帝国の支配下にあるインド。ある村の少女が総督に連れ去られてしまい、その奪還のため最強の戦士ビームが街に出る。そのことを知った総督は、勇敢な現地警官・ラーマに逮捕を命じた。

    そして、2人は互いの正体を知らずに出会い、友情を育む。

    前半はラブコメあり、サスペンスあり、もちろん大アクションあり、さらにインド映画らしく歌って踊って--と、これまでもかとエンターテイメントの要素が詰め込まれていく。

    前半のクライマックスはビームによる奪還戦だ。完全装備の軍隊を配した、要塞のような総督の邸宅をいかに突破するのか。そしてラーマの選択は--。

    そこで展開される、奇想天外かつド迫力のアクションには、圧倒されるばかり。

    だが、ここでまだ90分。折り返し点でしかない。前半の段階で既に日本映画なら映画史に残る、ハリウッドでも上位レベルのアクション映画なのに、それが実は前菜にすぎないことに気づく

    後半で描かれるのは、人々の不屈の魂だ。

    まあ、こんな大人数の部隊の2人で戦えるわけないだろうという、ツッコミはないです。お前ら何考えているのという映画です。

    いい悪いではなく(限りなく悪いという意味)、日本のちまちました恋愛や家族の問題などを描くちまちました映画では、もうインド映画には到底、太刀打ちできないな。「鎌倉殿の13人」も話が小さいことにちまちまし過ぎです。

    タランティーノの「キル・ビル」でもかわいいものです。ビームとラームがいれば、ウクライナでもこの2人だけでロシアに勝てるんじゃないの。

    007もシリアスな映画になってきている昨今、まったく違う路線を突き進む(この監督だけなのかな)インド映画はすごいです。

    目から血がしたたるなどの細かい映像表現もいいね。まあ、この映画を1,800円で見れれば、満足度は高いね。まるで最新映画の2本立てだもの。

    まるで、小林旭の「熱き心に」のごとく、熱い映画でした。

    だけど、やっぱり自分としてはインド映画ではアミール・カーンの「きっと、うまくいく」や「PK」やシャー・ルク・・カーンの「命ある限り」の方が好きだし、傑作だとは思うのですが。

    とにかくこの「RRR」は頭をからっぽにして楽しまない損する映画です。

    秋の夜長におすすめします。きっと上映後、拍手したくなりますよ。

    くだらなくて、メロメロになるインド映画「バンバン」を観たぞ、大画面のキレキレのカトリーヌ・カイフ様は無敵なり