月: 2023年7月

  • [2023年夏北海道一周15]網走監獄をひやかした後は摩周湖へ、絶景だった

    [2023年夏北海道一周15]網走監獄をひやかした後は摩周湖へ、絶景だった

    2023年6月の北海道一周の旅の7日目です。今回の北海道旅行もちょうど折り返し点に来ました。函館に上陸して、現在は函館とは真反対の北海道のオホーツクの街 紋別にいます。一体全体、自分、何しているんだろうねという疑念が生じます。

    そんなことはさておき、本日の旅程は結構難しいのです。何故なら、知床は2泊する予定なのですが、1日目は清里町、2日目はウトロに宿泊する予定なのです。だから本日はウトロや羅臼の知床観光は次の日にしたいのです。

    少し横道にそれますが、1日目の宿泊地・斜里郡清里町は知床に近く、かつ、ホテル代も安かったのでその地を選んだのですが、車で斜里まで15分、ウトロまで45分ぐらいかな。

    非常に便利な場所でした。(このことについては明日のブログでね)ここは大当たり。

    というわけで本日は知床観光は明日にとっておいて、網走を観光した後は内陸に切り込み摩周湖などの山岳地帯を観光することにしたのです。何故なら、本日を逃すと、摩周湖には行けないタイトなスケジュールなのでね。

    9時過ぎにホテルをチェックアウトします。大半のお客さんは既にチェックアウト済みで、駐車場に残る車はほとんどなし。紋別の朝の始動は早いです。さすがに漁業の町だね。

    一路、まずは網走を目指します。目的ずばり、定番の網走監獄です。自分はここで間違えたのですが、網走監獄が観光処、網走刑務所は現在も稼働している本物の刑務所なのね。間違えてしまいそうです。3年ぶりの網走監獄訪問です。今日は家族の横槍も入らないので、ショップで“おつとめご苦労さまです”Tシャツを購入しようかな。

    まずはチケットです。個人の大人の入場料は1,500円、若干高いのかな。お風呂場のところでは、人形も入れ墨も入っており、細部に凝っているね。丁度、ランチ時なので、「監獄食堂」でいただことも脳裏をかすめたのですが、定食は“ほっけ”と“さんま”なので、やっぱり断念です。

    肝心のTシャツです。今回は自分から断念です。冷静に考えれば、東京では着ないかと。東京の赤坂で着るのはやっぱり場所柄ヤバいのではないかと冷静な自分。

    網走を後にして、摩周湖を目指します。3年前は霧で全く見ることができなかった場所です。網走は曇でしたが、摩周湖に近づくにつれて、晴天模様となったのです。前回は駐車するのも断念した摩周湖展望台の駐車場です。料金は車1台500円です。ここでまずはランチです。

    選択肢はカレーか豚丼の2択です。当然ここは、豚丼でしょう。「摩周湖の豚丼」(1,000円)なりです。お味はまあそんな感じというところです。

    レストランはいまいちだけど、2階の摩周湖ラウンジからの眺めは絶景でした。霧ひとつない、摩周湖が眼前に見えます。ここからの眺めは気持ちがいいね。湖の周りにトレッキングできるところもあるのね。初めて知りました。続いて屈斜路湖にも行きましたが、こちらは車窓からですね。

    というわけで本日は知床周辺に宿を取ったのですが、予定変更で、網走から摩周湖という観光地めぐりになったのです。そして、丁度17時には本日のお宿、清里町に到着です。

    「宿泊記」網走で初ドーミー体験、「天都の湯 ドーミーイン網走」では夜鳴きそばは期待しすぎたな





  • [2023年夏北海道一周14]紋別セントラルホテルに宿泊、はまなす通りの寂れにしびれた

    [2023年夏北海道一周14]紋別セントラルホテルに宿泊、はまなす通りの寂れにしびれた

    稚内を出発して本日の宿泊地・紋別に到着しました。本日のドライブは気持ちのよいドライブだったね。このルートで3年前はもう少し先の網走に宿泊したのですが、今回は紋別です。

    何故に紋別かです。1-2年前にANAマイラーの間で紋別タッチがはやっており、空港にタッチしてすぐに来た飛行機で引き返すという行動です。搭乗率アップのための施策だったのでしょうが、その旅行関係者から逮捕者まで出して終焉したのです。

    その時にfacebookで見た「紋別セントラルホテル」と繁華街の「はまなす通り」に興味を持ち、今回の宿泊場所に選んだのです。

    ちなみに、紋別と網走は車で約1時間の距離です。

    そして、はっきり言います。紋別はこの季節、何もところだった。冬の流氷シーズンにはガリンコ号に乗って流氷ツアーもあるのでしょうが。

    まずは「紋別セントラルホテル」にチェックインです。何か仕事関係の方が多いのかな。工事関係者の方かな。ホテルには車寄せなどはありませんが、ホテルの道を挟んだ対面には駐車場があります。外観と比較して、室内は及第点です。トイレ・バスは基本、大浴場利用を想定している造りですね。かなり狭いです。ベットは極めて快適でした。

    まずはひとっ風呂です。大浴場は1階です。脱衣所には洗濯機も数台備え付けられています。お風呂は露天こそありませんが、大きいお風呂で湯加減のよい温泉でした。

    ホテルでこのあたりの飲食街のマップをいただき、ホテル裏手にある“はまなす通り”に出撃します。さすがに寂しさと侘しさのたっぷりある通りですね。寒さが厳しい時には、気が滅入るね。

    この寂れ感と悲哀感、なかなかこれだけ出せるもんではないよ、「恐るべし紋別のはまなす通り」。連れが夕食はそばが食べたいということで、唯一のそば屋さんに直行します。

    • 「生そば 勝山」
    • 幸町5-1

    自分たちが入店したのが、18時50分。閉店が19時ということで、なんとか滑り込みセーフです。まずはビールとつまみです。つまみがメニューに見当たらないので、かき揚げ丼の頭だけつまみに欲しいと言っても、通じないのです。このつまみの概念がわかってもらえないのです。土地が変われば、思考も変わります。ここの人はそばやでつまみなしにビールを飲むのかな。ようやく作ってもらったかき揚げがこれ。

    おそばは普通においしかったよ、だれど量は半端ないよ。まあ、夕食にありつけてよかったよ。

    そばを食べた後の“はまなす通り”、痺れるね

    朝食は和風レストラン「なぎさ」で朝食バイキングです。ここのメニューで圧巻だったのはドーンとおかれた帆立の刺身とタコの刺身です。もう山盛りになっていて、好きなだけ持っていけ状態です。こんなに盛られると、人間そんなに食べれないから不思議です。

    こんな感じでおいしくいただきました。だけど、ここでもいかの塩辛はしっかりとありましたよ。

    この紋別セントラルホテルの宿泊料金は朝食込みで何と12,730円です。コスパは最高だよ。温泉もあるしね。市内を見た限り、この紋別セントラルホテルとプリンスホテルが町一番のホテルなのかな。これはホテル備え付けのパンフレットで見たのですが、故丹波哲郎さんがここのレストランで食べたカニしゃぶが生涯で一番おいしかったと絶賛されていましたよ。

    本日は網走を経由して知床近くに行く行程です。

    「宿泊記」網走で初ドーミー体験、「天都の湯 ドーミーイン網走」では夜鳴きそばは期待しすぎたな





  • 人生始めての歌舞伎鑑賞は「双蝶々曲輪日記 引窓」、みんなセリフが聞きづらいよ

    人生始めての歌舞伎鑑賞は「双蝶々曲輪日記 引窓」、みんなセリフが聞きづらいよ

    本日は北海道一周の話しではなく、歌舞伎のお話しを。

    実は昨日、7月3日(月)のお昼に人生始めての歌舞伎を観に、半蔵門にある国立劇場に行ったのです。この公演を観るきっかけは、半年に一度募集のある都民割チケットで半額ほどで観れることになったのですね、この歳になって初めての歌舞伎(汗)

    演目はこんな感じ。

    • 初代国立劇場さよなら公演 7月 歌舞伎鑑賞教室
    • 歌舞伎のみかた/双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)-引窓-

    そして、双蝶々曲輪日記の配役はこんな感じ

    • 南与兵衛(中村芝翫)[屋号: 成駒屋]
    • 濡髪長五郎(中村錦之助)[屋号: 萬屋]
    • 女房 お早(市川高麗蔵)[屋号: 高麗屋]
    • 姑 お幸(中村梅花)[屋号: 京扇屋]
    • 平岡丹平(中村松江)[屋号: 加賀屋]
    • 三原伝造(坂東彦三郎)[屋号: 音羽屋]

    まずは、最初の20分は澤村宗之助[屋号: 紀伊国屋]さんの“歌舞伎のみかた”です。説明が分かりやすくていいね。初めての歌舞伎鑑賞の人にはうってつけです。そして、澤村さんは風貌がさわやかでよろしい。屋号の紀伊国屋もお金持ちそうでいいね

    そして、肝心は本日の演目の「双蝶々曲輪日記-引窓-」です。自分はこんな話し当然知りませんでした。いわゆる人情噺ですが、養子や継子(ままこ)という関係を含む親子の仲の機敏を理解しないいけないのね、なかなか複雑な物語です。現代の人には到底わからないね。素直にそう感じました。

    話しの内容はさておき、歌舞伎というものを自分としてどうとらえたかです。歌舞伎というもの、自分が贔屓にしている役者がないと、はっきり言って面白くないね。ジャニーズに通じるものがあると思いました。なぜなら話しがよくわからないから。その一つに昔の言葉で会話されてもよくわからないです。もちろん芝居の方だけを観ればいいのでしょうが。落語の古典も昔言葉ですが、それよりは分かりづらい。

    そして、久しぶりに生の芝居を観て、池波正太郎先生が言っていた意味がわかりました。セリフが聞こえないよ。本日の自分の席は前から9列目の真ん中でしたが、それでもどの役者も声が通らないね。もう少しセリフを大事にした方がよいと思った次第です。

    本日の演劇の視聴者も年配の人が圧倒的に多かったわけですが、自分的にはどうしてこんなに歌舞伎が人気あるのかどうしても理解できない。そして、生で観て初めて知ったのですが、“成駒屋”などの掛け声が頻繁にかかるのね。ある特定の人はこれをやりたくて来ているのではないかと思いました。いわゆる欲求不満の捌け口としてね。

    自分の個人的な感想としては、古典芸能では歌舞伎より落語だね。まあ、今回の中村芝翫もいつもの不倫のイメージが悪くて後味がよくないね、彼も主役だけれど声が出ていないね。

    歌舞伎フリークの人からは袋叩きに合いそうなブログになってしまいました。

    スーパー歌舞伎は違うのかな、悪い冗談で。ただ、中村吉右衛門だけは生で観たかったね。

    2023年の初笑いはパルコ劇場の「志の輔らくご」で、2日目の演目は“百年目”だった、初日はリハーサルでしたとさ





  • [2023年夏北海道一周13]枝幸町の「う美◯」のソフトクリームは日本一、海鮮丼もね

    [2023年夏北海道一周13]枝幸町の「う美◯」のソフトクリームは日本一、海鮮丼もね

    2023年6月の北海道一周の旅の6日目です。本日は稚内から宿泊地の紋別を目指します。だけど、夏の稚内はいいよね。日本最北端に来ているという寂寥感がたまりません。今回は宗谷岬であの“ほたてラーメン”は食べれませんでしたが、自分が見る宗谷岬はいつも凪なのです。(人生で稚内に来たのは2回目ですが)

    何となく、ブエノスアイレスに行ったときも感じたのですが、このアウェイ感はたまらないね。そんな個人的な感傷は別にして、本日のドライブです。この稚内から紋別・網走に通じるこのルートは天気がよければ北海道で一番好きなルートだね。

    稚内を出発すると、いつも混乱するのが

    • “どこまでも続く一本道”!地平線を最大限に楽しめる絶景ロード

    のエヌスカ線なんですね。この道は本線から外れて入らないといけないのをいつも忘れるのです。そして、今回も日本最北の村“猿仏村”の道の駅に立ち寄ったのです。ここでは、腰に手を当てて牛乳を飲まないといけないよ、良い子はね。

    そして、この道ならではの絶景ポイント、「北見神威岬公園」に立ち寄らざねをえません。アイヌ民族の「神霊が宿る地」だそうです。天気の良い的には、ひたすらキラキラと輝く絶景が広がります。ここもこのルートでは立ち寄りたいポイントだよね。

    そして、この「北見神威岬公園」あたりにくると、少し早いですがランチタイムです。3年前の北海道一周旅行で偶然見つけたお店だったのですが、外でいただいた食事の中では一番おいしかった海鮮丼のレストランがあるのです。

    今回の旅行でも一番楽しみにしていたレストランです。そのお店とは、

    • 「う美◯」
    • 枝幸郡枝幸町岬町531-1
    • TEL : 0163-64-7655

    なのです。のれんをくぐります。お客さんもたくさんいますが、待つことなくお座敷を確保です。3年前とはメニューが変わっているね。メニーには海鮮丼はミニしかなくなったのね。

    注文はランチメニューから選びます。

    • ミニ海鮮丼 1,250円
    • う美◯御膳 1,000円

    待つこと5分。やってきました。ミニ海鮮丼です。ほたてとカニの身がすごいね。但し、今回は前回絶賛したマグロは入っていません。それでも、超うましです。東京なら倍のお値段ですね。そして、連れのう美◯御膳もすごいね。これで1,000円とは。恐れい入りました。

    そして、前回の時、その時の連れが絶賛していたソフトクリームを食後にいただきます

    • ソフトクリーム(北海道ソフト)387円

    ボリューム感がすごいね。普通のソフトクリームの2倍はあるね。そして、特筆すべきはそのソフトクリームの質です。きめ細やかでお味もしっかりで超うましです。今まで生きてきたなかで食べたソフトクリームでダントツ一番だね。

    次に来れるのはいつかな。

    というわけで、本日のハイライトは「う美◯」さんでいただいたランチでした。

    そして、午後3時には本日の宿泊地 紋別に到着です。紋別ではこの写真しかないね。

    稚内から網走へ宗谷国道(238号線)をひたすらドライブ。途中、岬町の「う美蔵」さんの海鮮丼の旨さにびっくり仰天。これは何だ!





  • [2023年夏北海道一周12] サフィールホテル稚内は稚内で一番おすすめ

    [2023年夏北海道一周12] サフィールホテル稚内は稚内で一番おすすめ

    3年間願っていた「樺太食堂」での“無敵の生うに丼”を食し、宗谷岬を観光すれば早夕方の5時です。本日の予約ホテルに向かいます。自分が今回予約したホテルは「サフィールホテル稚内」です。3年前もこちらに宿泊しました。数年前まではANAクラウンプラザの名前でしたが、こちらの現名に変更になったのです。

    そして、批判を承知で断言します。稚内はホテルの選択肢がありません。快適なベッドを求めるなら、この2つしかない思います。

    • サフィールホテル稚内
    • 天然温泉 天北の湯 ドーミーイン稚内

    どちらも街の中心にあり、ホテル間は徒歩2分ぐらい離れています。外観と立地と押し出しは「サフィールホテル稚内」に軍配が上がりますが、こちらは温泉なし。お部屋のユニットバスです。温泉を求めるなら「ドーミーイン」一択になりますね。

    そして、この時期だけかもわかりませんが、今回の北海道一周で一番高いホテル代金が稚内でした。朝食付きのツインベットルームで1泊26,000円ほど。稚内では考えられない料金です。ドーミーインもほぼ同料金でした。どちらを選ぶかは好み次第です。

    日本鉄道の最北端の稚内駅はこの光景が有名ですね。ここから先はレールがありません。サフィールホテル稚内から駅までは徒歩1分です。

    夕食はホテルでもらった地図をたよりに物色です。ドーミーイン近くの2つの通りが飲食街かな。だけど、お店が限られています。(違う言葉で言えば、寂れています、北端でのこの寂寥感たまりません)

    その中で外観が良さげな北の味処「竹ちゃん」へ。時間は6時30分。数組の待ちです。20分待って店内へ。まずはサッポロの黒ラベルで乾杯です。“また来たぞ、最北端の街、稚内”

    つまみの注文です。

    • 利尻産 あわび (1,800円)
    • 刺身盛り合わせ(5種盛り)(1,600円)

    アワビがこの値段、東京ではありえませんね。そして鮮度バツグンです。連れはカニクリームコロッケのようです。自分はビールから“こんぶ焼酎”のお湯割りです。こんぶの風味はあまりしなかったのですが(汗)。

    最後は稚内では不似合いな“あなご”の握りで締めました。「竹ちゃん」、稚内でおすすめできるお店だよ。店内は地元の人も含め、大賑わいでした。

    こんな感じで最北端での稚内の夜は過ぎていったのです。

    朝です、朝食です。ビュッフェと和御膳を提供する2つのレストランからチョイスできます。自分たちは和御膳の方へ。

    焼き魚はほっけだよ。参ったな。自分はやっぱり朝はアジの方が好きなんだけど。北海道だから、ホッケでしかたないか。ここでもやっぱり、イカの塩辛は付いてきます

    まあ季節によって稚内のホテル料金はダイナミックに変動すると思いますが、これで15,000円未満だったら、非常にコスパが良いね。

    だけど、まあ、選択肢がないのでしょうがないね。

    だけど、サフィールホテル稚内は自分として稚内では第一候補のホテルだと確信しています。

    つづく

    日本最北端の宗谷岬に到着、“ラーメンは北に来るほどうまくなる”という間宮堂の帆立ラーメン