月: 2023年11月

  • [新ヘルシンキ旅行記3]ヘルシンキのサーモンスープはサーモンがゴロゴロ、美味し

    [新ヘルシンキ旅行記3]ヘルシンキのサーモンスープはサーモンがゴロゴロ、美味し

    2023年11月29日(水)

    ヘルシンキへの極寒旅行に戻ります。

    今回の家族3名での旅行は、現地滞在は実質2泊3日しかありません。食事は基本、朝・昼・夜の計6回ということになります。ヒルトンホテルでの朝食ビュッフェは無料、夜のホテルラウンジも利用可能となると外食はランチの2回がチャンスということになるのです。

    間食もありますが、このランチに何を食べるかが課題です。円安とインフレでレストランでの食事は高いので、厳選する必要があります。

    家族会議の結果、レストラン or カフェで食べたいものは「サーモンスープ」と「シナモンロール & ブルーベリーケーキ」ということになりました。自分の意見はサーモンスープしか採用されませんでした。

    まずは、「サーモンスープ」はどこのレストランをチョイスするか。

    ヘルシンキ愛が高じて移住までされた週末北欧部の著者のchikaさんによれば、港そばのオールドマーケット内にあるSoppakeittio(ソッパケイッティオ)のサーモンスープが絶品との推奨です。何でも10年間通い詰めているということです。

    というわけで、サーモンスープを目指してオールドマーケットに突撃します。だけど、このお店が見つからないのです。2周して探したので間違いありません。この店、なくなったんだろうな。転身は早いです。

    連れがいいというのは、ヘルシンキ大聖堂前にある老舗のカフェ「Cafe Engel」がいいといいます。近くだし本日のランチはここで。

    時間は14時。お店は地元民と観光客が入り乱れて行列こそありませんが、満席です。

    メニューで確認すると確かにサーモンスープはありました。16.20ユーロ(約2,600円)です。芸がないと思いながら、3名ともに頭はサーモンスープ一色になっていますので、3名ともサーモンスープを注文です。

    まず先に、黒パンが豪快に運ばれてきました。

    そして数分後、「サーモンスープ」の登場です。サーモンがゴロゴロと入っており、あとはザク切りのポテトのみのシンプルスープです。連れが言うには、このポテトは一緒に煮込んでないと。

    まず一口。スープはまろやかで、これはいけるよ。黒パンに浸して食べても美味です。とにかくサーモンの量が半端ありません。こちらのカフェ、このスープ毎日たくさんでるんだろうね。まあ世界中の人で嫌いな人はいないんじゃないだろうか、特に日本人は。

    日本人の方もちらほら見かけましたよ。お会計は明瞭会計の48.60ユーロ。

    窓側のテーブルはあまりありませんが、窓からは対面のヘルシンキ大聖堂も見えるカフェです。まさしくインスタ映えするカフェです。

    店内も綺麗でサービスもよいのでおすすめですよ。

    本日はここまで。

    [ヘルシンキ旅行記5]市内観光では湾内クルーズがおすすめ、素敵な別荘が見られ圧巻



  • 「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」は幸福感たっぷり、渋谷ヒカリエ、必見だよ

    「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」は幸福感たっぷり、渋谷ヒカリエ、必見だよ

    2023年11月28日(火)

    ヘルシンキ旅行記が続いていますが、本日は一服。

    実は月曜日にすごい展覧会に行ってきたので、その報告を。その展覧会とは、

    • ウェス・アンダーソンすぎる風景展 -あなたのまわりは旅のヒントにあふれている
    • 開催期間: ヒカリエホール(渋谷ヒカリエ9F)
    • 開催期間: 2023/11/25(土)~12/28(木)
    • 入場料: 一般 2,200円

    ウェス・アンダーソンは映画監督で、一番有名な映画は「グランド・ブダペスト・ホテル」かな。最新作は「アステロイド・シティ」。自分的には少し縁遠い監督なのです。どうしてもその世界観になじめないのです。「グランド・ブダペスト・ホテル」も途中で観るのを止めたしね。

    そんなウェスの展覧会ですのであまり期待しないで行ったのです。観ての感想は度肝を抜かれて、すごい展覧会だったよ。自分にとっては実に吸収の多い会だったな。一番は理屈抜きに楽しかったよ。写真を観ながらニヤニヤする自分。

    このプロジェクトは2017年に始まり、6年後の今年ようやく日本にやってきました。

    本展はウェス・アンダーソン監督の映画の1シーンを切り取ったかのような世界観を映し出す300点余りの写真を、旅に関する10のキーワードと興味深いストーリーで紹介するというもの。

    この活動を行うのはAWAという団体。アメリカのブルックリンでワリーとアマンダ・コーヴァル夫妻が旅行計画のバゲットリスト(死ぬまでにしたい100のこと)を構想したことから始まったSNS上のコミュニティ。

    夫妻が自ら撮った写真はもちろんAWAが「冒険者」と呼ぶ世界中のフォロワーから提供されたネットワーク上にあげて積極的に交流しているとのこと。

    ちなみに、ウェス・アンダーソンすぎる風景とはどんなものなのか。一言で言えば「シンメトリー+ポップなパステルカラー+はっきりとした模様」のことみたいです。

    能書きは別にして、写真を見てもらえば一目瞭然ですね。

    いやぁ、世界中の旅先では楽しいところがたくさんあるね。

    そして、少し遡って土曜日の夕食です。ヘルシンキから帰ってくれば、やっぱり日本の美味しい寿司が食べたくなるのです。というわけで六本木の「おつな寿司」さんへ直行です。最近は月1のペースです。

    本日は突き出しの“あん肝”が最高だったよ。これでビールがグイグイ進みます。

    • いか
    • ほたて
    • ひらめ
    • あじ
    • 赤身まぐろ

    ここで茶碗蒸しが出て、中休み。飲み物は既に芋焼酎のお湯割りです。

    後半戦のラインナップはこんな感じ。

    • かに
    • 大トロ
    • いくら
    • 玉子焼き
    •  おつな名物“いなり寿司”
    • 鉄火巻
    • あなご

    あなごの握りの写真がないのは、美味さのあまり失念です。デザートは栗アイスの最中だったよ。今日の白眉は“大トロ”でしたね。大将の心意気で出してくれたんだと思います。

    お会計は16,000円なり。ご馳走様でした。

    「⽣誕120年 棟⽅志功展」を訪問、やっぱりすごかったぞ、世界のムナカタ



  • [新ヘルシンキ旅行記2]ヒルトン・ストランドは3人目もベットと朝食無料、ラウンジあり

    [新ヘルシンキ旅行記2]ヒルトン・ストランドは3人目もベットと朝食無料、ラウンジあり

    2023年11月27日(月)

    極寒の11月下旬のヘルシンキの旅の2回目です。本日はヘルシンキで宿泊したホテルについて。今回は2泊4日というかなりの強行軍でしかも家族3名なので、できれば交通の立地がいい所がいいな。ホテル修行僧として一番立地がよいのは中央駅すぐ隣にあるIHG系の「ホリディイン」かと思いますが。何分にヘルシンキのIHGは大人3名の1台エキストラベットではお部屋はとれない模様です。

    そうすると、ヒルトン系列です。今年までは(おそらく)ダイヤモンドなのでね。ヘルシンキのヒルトンは下記の3つがあります。

    • Hilton Helsinki Strand(ヒルトン・ヘルシンキ・ストランド)
    • Hilton Helsinki Kalastajatorppa(ヒルトン ヘルシンキ カラスタヤトロッパ)
    • Hilton Helsinki Airport

    ということで候補に挙がるのはストランドかカラスタヤトロッパということになります。といカラスタヤトロッパは前回の9月のボッチ旅行で宿泊しました。中央駅からはトラム(路面電車)で25分ぐらいかかりますが、湖と高級住宅地の中にあるすばらしいホテルです。宿泊料金もこちらの方が2割ぐらい安いです。

    だけど今回は強行日程を考えて、中央駅から地下鉄で2つ目のハカニエミ地区にある「ヒルトン・ヘルシンキ・ストランド」に2泊することにしたのです。宿泊料金は1泊205ユーロ。(精算時でもエキストラベット代はとられませんでした、無料のようです)

    地下鉄の「ハカニエミ駅」からは徒歩3分ぐらいです。ただ、今は周辺で工事をしているため徒歩での道はかなり窮屈です。ホテルは海に面していますので、海側の部屋からの眺めはよいです。こんな感じの風景です。

    お部屋はこんな感じ。エキストラベットを入れても快適です。水回りもきれいで問題なしです。ただ、エコ意識が高いので歯ブラシや歯磨き粉、髭剃りも置いてありません。持参が必要です。もちろんプール(温水)とサウナもありますよ。

    近くにはフィンランドでおなじみのKとSのスーパーマーケットもありますので、買物も大丈夫。24時間営業です。

    そして、ダイヤモンド会員なら高層階のラウンジも使えます。カクテルタイムは夕方18時から20時まで。広さ的にはそんなに広くはありません。キャパは20-30人ぐらいかな。ミートボールやチーズもあるので、軽い夕食でOKなら夕食は必要ないね。結局、自分達は夕食は2日ともにラウンジで済ませました。夜の外は寒いし、高いしね。

    朝食は1階のレストランで。ダイヤモンド会員なので2名までは朝食無料ですが、こちらでは3名分無料でした、2日ともに、太っ腹です。

    ヘルシンキらしい料理はミートボールとサーモンぐらいかな。サーモンのディップは美味でした。卵料理はオムレツも作り置きです。人件費は徹底して削がれています。

    だけど室内の雰囲気も良く、定番の料理はあるので、不満はありません。

    総論として、2つのヒルトンの比較です。

    • 「カラスタヤトロッパ」市内からはトラムで30分ほど離れているが、周りの環境はすばらしい、湖もあるしね、但しラウンジはありません
    • 「ストランド」ほぼ市内中心で交通の便は至極よい、ラウンジあり、部屋料は少し高め

    まあ、どちらも甲乙つけがたいかな。

    [ヘルシンキ旅行記2]ヘルシンキのヒルトン・カラスタヤトロッパは癒しのホテル



  • [新ヘルシンキ旅行記1]11月下旬のヘルシンキはダウン必須、寒いけどイルミネーション綺麗

    [新ヘルシンキ旅行記1]11月下旬のヘルシンキはダウン必須、寒いけどイルミネーション綺麗

    2023年11月26日(日)

    というわけで、2ケ月ぶりのフィンランドはヘルシンキです。まずは気候のお話しから。

    前回来たのが9月末。その時は朝夕でも上にセーターなどの羽織るものがあれば十分という天候。港やヘルシンキ大聖堂前の屋台も開いていて、活況を呈していました。

    そして、それから2月後の今回の11月下旬です。空港からヘルシンキ中央駅に向かう電車からの風景は雪一色です。結構、雪が積もっています。駅のプラットホームもです。

    町行く人の服装はみんなダウンジャケットを着ています。気温は0度。寒いはずです。日差しも朝の8時でも薄暗く、午後の3時にはもう薄暗いです。川は凍っています。これで風でもあろうものなら、外歩きもつらいです。

    港の屋台も昼間数テントが営業している感じ。大聖堂前のテント村は全部が閉店です。まあ、こんなに寒いのでは営業していられませんね。

    ちなみに港のクルーズはすでに営業はしていない風情でした。まあ、港も一部凍っているのでしょうがないかな。

    ただ、この季節特有とでもいうか、夜のイルミネーションはクリスマスも近く前回とは見違えるほど街は華やかです。

    自分たちが行ったのは最終日が丁度ブラックフライデーの24日の金曜日でした。

    町中のイッタラとアラビアのあのお店では、すでにセールが始まっており、半額のものもありました。自分たちも、これにつられてイッタラのカトラリーとマリボール他を購入したのでした。円安でもさすがに半額は強烈です。よい買い物をさせていただきました。

    今回の旅行ではヘルシンキ中央駅から地下鉄で2つ目のハカニエミ地区のホテルに泊まったのですが、こちらの地区には有名な“オールド”があります。自分は初めて行ったのですが。レンガ色の赤色の建物。こちらのマーケットはあの港近くの有名な“オールド・マーケット”より観光客も少なく、全体的にお店もきれいで、自分はこっちの方が好みかな。

    さすがに建物周辺の野外での物販は季節柄ありませんでしたので、少し殺風景な風景が広がっていましたが。

    次のブログでは宿泊したホテルについて書きたいと思います。

    [ヘルシンキ旅行記6]雑記編 ヘルシンキでは現金を全く使うことはない、VISAタッチだけ



  • [搭乗記]羽田-ヘルシンキ エコノミークラス JL047便 2023年11月(往路)

    [搭乗記]羽田-ヘルシンキ エコノミークラス JL047便 2023年11月(往路)

    2023年11月26日(日)

    ここ数日ブログをアップできなかったのは、フィンランドのヘルシンキへ2ヶ月ぶりに2泊4日の家族旅行に行っていたため、現地ではパソコンに向かう時間がとれなかったのです。

    前回は9月下旬の3泊4日のボッチ旅行で、今回は家族での再訪です。行きは同じJL047便ですが、10月からのスケジュール変更に伴い、この便のスケジュールが大きく変わったのです。

    • 〈前回〉 羽田(22:50)-ヘルシンキ(06:35+1)9/21/2023
    • 〈今回〉 羽田(08:25)-ヘルシンキ(14:40)   11/21/2023

    前回は機中泊、今回は同日着です。どっちがいいのかな。現地での活動を有効に使うなれば、前回の早朝着の方がよいのかな

    というわけで、早朝の羽田空港の第3ターミナルです。早朝ということもあり、JALのチェックインカウンターはあまり行列がありません。今回も預け入れ荷物もありませんが、一度はカウンターに行けなければなりません。儀式のようなものです。

    何の問題もなく、制限エリアに入りました。今回も訳あってJALのサクララウンジではなく、TIAT LOUNGを目指します。プライオリティ・パスで入室します。今回は行列もなく、スムーズに入室です。食事は“明太子と鮭のおにぎり”2種がありました。これとカップの味噌汁があれば何も入りませんね。お腹を満たした後は搭乗時間まで、ポテチとワインでまったりです。

    そして搭乗の時間です。乗客は3割ぐらいかな。CAさんから、本日は乗客が少ないので、食事が終わったら、4列席で横になっても結構ですよ、と言われたのも初めてです。

    まあ、14時間のフライトですので、ありがたいです。

    食事は“つくねのピーマン添え豚バラ焼き鳥丼”を選択です。普通に美味いです。これと、ワインがあれば気持ちはビジネスクラスです。

    そして、ヘルシンキ到着前の軽食はこんな“八宝菜セット”でした。

    定刻にヘルシンキに到着です。窓から見るヘルシンキは雪が積もっています。すでに極寒の模様です。ただ、今回の旅行での悲劇はヘルシンキ入国でのパスポートコントロールで起きました。

    何と“All Pasport”受付のブースは4列開いていたのですが、並んだ列が悪かった、結果的には女性の担当管が厳しすぎて、要領も悪い。1人に15分以上かかっています。書類が揃っていない人もブース前に居残りさせてグスグスしてといます。

    6人進むだけで1時間以上かかります。偏見ですが、イスラム系の入国者はダメですね。ほぼ引っかかっています。

    ここで大きな時間のロスをしてしまいました。

    そして、ピックアップする荷物はないので、到着出口の左側にある「Rキオスク」でデイチケット(ABC路線、2日間)有効を3枚入手します。

    これでようやくヘルシンキ中央駅に行けます。

    今日はここまでで。

    [ヘルシンキ旅行記1]到着ロビーを出ればラウンジ、横にはデイチケット販売のキオスクあり



  • ロイ・ハーグローブのドキュメンタリー映画を観たよ、すごいトランペッターだったんだね

    ロイ・ハーグローブのドキュメンタリー映画を観たよ、すごいトランペッターだったんだね

    2023年11月20日(月)

    週初めの月曜日です。明日の朝のJAL便で極寒のヘルシンキに行くというのに、前日も呑気に映画館通いです。よってこのブログは羽田空港からアップします。

    本日観に行ったのはあるトランペッターのドキュメンタリー映画です。日比谷へ。

    • 「ロイ・ハーグローブ 人生最後の音楽の旅」

    自分はこのロイ・ハーグローブという人を実は知らなかったのです。(汗)ジャズは少し知っているつもりなのですが。映画を観て分かったのは、結構、ジャズというジャンルに囚われない活動をしていたんだね、ラップとかもね。それで自分の守備範囲ではなかったのかな。

    ロイ(気軽に呼ぶね)は2018年11月2日に49歳の若さでなくなっています。腎臓が悪くて十数年透析を続けていたんだね。映画はこんな感じ。

    10代でプロ・デビューし、ジャズの伝統を受け継ぐ正統派かつエネルギッシュなプレイで、瞬く間にシーンの寵児となったトランペット奏者。
    若くしてソニー・ロリンズ、オスカー・ピーターソン、ハービー・ハンコックなどの巨匠に起用される一方、自身のバンド「ロイ・ハーグローヴ・クインテット」を率いて活躍
    さらに、エリカ・バドゥ、ディアンジェロ、クエストラヴ、モス・デフ(ヤシーン・ベイ)など、同世代のR&B/ヒップホップのアーティストと交流し、
    “ネオソウル”と呼ばれた新しいブラック・ミュージックの潮流の創出に貢献した。
    そして、プロジェクト「RHファクター」では、ジャズとR&B/ヒップホップを本格的に繋ぐ先駆者となり、ロバート・グラスパーに連なる現代ジャズ・シーンの礎を築いた

    華やかなキャリアの一方、その生涯は病と隣り合わせで、晩年は腎障害により透析治療を受けながらの活動だった。
    本作品は、人生最後となった2018年夏のヨーロッパ・ツアーに密着。体調が万全でない中、ステージで命を燃やすようにトランペットを演奏する壮絶な姿を捉えている。
    また、ロイ自身の口からだけでなく、彼と親しかった数々の音楽仲間たちの貴重な証言が綴られる。

    映画の感想。ロイの全体像と人間性がわかる非常に良質なドキュメンタリーです。ロリンズ、ハンコック、マルサリスなどがかなり長くコメントしています。だけど、マルサリスを久しぶりに見ましたが、おやじになったね。ビックリしました。日本人ピアニストの海野雅威さんも出てきますが、ロイは彼のことをすごく褒めています、映画でね。

    ある人が彼の死後、彼の財産(家と金)がなくなっていたと激怒していたよ。マイルスと対面した時の逸話はすごいね。やっぱり、マイルスは偉大なりです。(このブログのタイトルのとおり、“空にはマイルス”だよね)

    終われば、本日は近くの「泰明庵」に顔を出そうかな。そろそろ根っこ入りの“セリカレーそば”を食べたくなったんでね。寒い季節にはこれに限ります

    まずは駆けつけのビールを1本です。いつ行っても大賑わいの「泰明庵」です。

    そしてやってきました、“セリカレーそば”。もうこの根っこを見ただけでたまりませんね。ご馳走様でした。これで心置きなくヘルシンキに出発できそうです。

    CCRのメンバーはサンフランシスコのベイエリアの兄ちゃん、服と髪型がイケてないよ



  • ルルーシュ監督の「アンナとアントワーヌ」は大人の恋愛映画、超おすすめ

    ルルーシュ監督の「アンナとアントワーヌ」は大人の恋愛映画、超おすすめ

    2023年11月18・19日(土・日)

    今週の週末もいつものルーティーンです。今週末もDVDを2本鑑賞し自宅でまったりです。その2日間で自宅で鑑賞したDVDは次の2本です。

    • グロリア
    • アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲

    「グロリア」はあの目黒シネマで監督のジョン・カサヴェテスの特集を上映していて、そのつながりで観てみたいと思ったんでね。

    1980年代当時のニューヨークの風景がいいよね。鉄火場の女、ジーナ・ローランズの独壇場の映画ですが、改めて観ると、なかなか彼女、年季が入っているよね。その後製作されたリュック・ベッソンの「レオン」の女性版と言われるけど、子供が入っているだけで全く違う映画だよ。自分としては「レオン」の方が数倍よいと思うのですが。

    ちなみに本作は1980年のヴェネチア国際映画祭 金獅子賞です。

    2本目は「男と女」の名匠クロード・ルルーシュ監督がインドを舞台に、名作曲家フランシス・レイとのコンビで贈る異国情緒溢れる大人の恋の物語という「アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲」です。

    主演は「アーティスト」のジャン・デュジャルダンと「モディリアーニ 真実の愛」のエルザ・ジルベルスタイン。話しはこんな感じ。

    ボリウッド版「ロミオとジュリエット」の音楽制作の依頼を受け、美しい恋人をパリに残してインドのニューデリーへやって来た一流映画音楽作曲家のアントワーヌ。大使館のレセプションに招待され、そこでフランス大使の妻アンナと出会い、意気投合する。会話がはずむ中、子どものいないアンナは、子宝に恵まれたいと聖者アンマに会うため、インド南部の村へ旅に出ると告白する。多忙を極めていたアントワーヌは、気分転換にうってつけとアンナの旅に同行するのだったが…。

    この映画、思いもかけずよい映画でした。クロード・ルルーシュうまいねと、思わずうなりました。特に主演の女優エルザ・ジルベルスタインがすごく魅力的です。ルルーシュは女性の起用がうまいね。特に魅力的な女優を引っばってくるよね。

    この人、フランスでは有名な女優さんなのね。

    そして、土曜日の夕食はいつもの鰻屋さん、赤坂の「ふきぬき」さんへ。連れの1人が今、歯の矯正をしているので、うなぎが丁度よいのです。

    まずはアサヒのスーパードライで喉の消毒です。今日のつまみは、“にこごり”のみです。骨せんべいは歯の矯正中の連れが食べれないのでね。

    そして、うな重はこれもいつもの“梅”を3つです。やっぱり最高にうまいよね

    ご馳走様でした。

    明日からはまた極寒らしいヘルシンキに出かける自分。今度は家族ずれでね。2泊4日の強行軍です。大人の事情があってね。

    「SISU/シス 不死身の男」は今年必見のアクション映画、タランティーノ好きにはたまらんね



  • 六本木ヒルズのTSUTAYAのシェアラウンジ、新刊でも持ち込み可はすごいね

    六本木ヒルズのTSUTAYAのシェアラウンジ、新刊でも持ち込み可はすごいね

    2023年11月17日(金)

    本日の東京都心は大雨の朝です。こんな時に限って歩く用事があるんだね。

    月に一度のかかりつけ医の診察日です。循環器系のクリニックです。11時に六本木に向かいます。まだ大雨は続いています。

    無事、先生経由で日赤の年1回の内視鏡検査の予約も取れました。スギ薬局で処方されたお薬をピックアップすれば本日の目的は完了です。スギ薬局の処方箋送信アプリ(スマホお薬)は便利だよ。薬局でお薬を待つことはなくなりました

    六本木で用事が終われば、午後の1時です。ラーメン不毛の地、六本木であればここしかないでしょう。「一風堂」さんへ直行します。だけど、こちらの一風堂、土地柄、外国人の人が多いよね。半分は外人さんだよ。

    いつものように瓶ビールと無料トッピングの“辛もやし”と“高菜”をつまみにします。至福の時ですね。飲み終われば、白丸の“バリカタ”をいただきます。

    もう替え玉をする歳でもなくなりました。この一杯で大満足のランチです。

    前書きが長くなりましたが、今日は六本木ヒルズのTSUTAYAで興味あるスポットというかビジネスを見つけたよ。

    六本木ヒルズの坂を下ったところにあるあの「TSUTATA」です。

    いつものように2階(ちなみに1階はTSUTAYA書店とスタバのコラボ)に行きます。今までは2階は芸術や映画関係の書籍やグッズ販売のフロアでした。

    今回は違う光景を目にしたのでした。何とフロア全体がTSUTAYAが運営する「SHARE LOUNGE TSUTAYA」(シェアラウンジ|TSUTAYA)がつくるコワーキングスペース・ウンジに変わっているではありませんか。

    空間はかなりオシャレです。家具やソファも良いし、空間がゆったりとしています。

    料金はこんな感じです。

    • ソフトドリンクプラン(60分) 1,650円
    • アルコールプラン(60分)   2,200円
    • 1日利用(ソフトドリンク)   4,950円

    その他の料金プランはいろいろバージョンはありますが、基本はこんな感じです。

    そして、自分が度肝を抜かれたのがこの付帯サービスです。

    ご購入前の本を3冊まで

    1階の書籍(TSTAYAの普通の本屋さん)を3冊までシェアラウンジ内でお選びいただけます

    これって、3冊まで書店の新刊を含めて3冊まで持ち込んで読めるということなのかな。これはすごいね。これは禁断のサービスでしょ。完読した後の本は普通なら中古になると思いますが、その後どうするんだろうな

    ちなみにソフトドリンクプランで最初の60分後の延長は30分ごとに825円です。

    自分の感覚としては、新刊の本が3冊読めて、六本木ヒルズのこのおしゃれな空間であれば、利用はありかなと思いました。

    だけど、この形態、TUYTAYAは儲からないだろうね。

    [カレー南ばん放浪記]六本木は薮そばのカレー南ばん、味・麺・値段・雰囲気の四拍子揃いぶみ





  • 略奪で荒廃がすすむサンフランシスコ、ダーティー・ハリーの登場じゃないの

    略奪で荒廃がすすむサンフランシスコ、ダーティー・ハリーの登場じゃないの

    2023年11月16日(木)

    いつものとおり、木曜日は1週間で唯一、ルーティーンのある日です。というわけで本日も銀座の絵画教室に出かけます。2時間の実技です。今回は2回で木立を描くことになります。その1回目です。本日はドローイングだけです。こんな感じです。だけど来週の2回目の着彩は訳あって欠席です。

    教室が終わるれば午後3時。これまたいつものように、遅いランチを食すために、銀座の老舗ラーメン店の「共楽」へ。本日は待ち行列はなし。 今日もいつものように瓶ビールと“ワンタンメン”です。

    本日の本題は今回の習近平の訪米で話題の街、サンフランシスコです。実は30歳の頃、サンフランシスコの市内に8ケ月ほど住み、対岸のバークレーに通っていたこともあり、ものすごく地の利のある場所なのです。

    そんなサンフランシスコですが、今は大変なことになっているようです。数日前の日経新聞にもデカデカとこんな記事が出ていたのです。11月14日の日経朝刊のインサイド・アウトというコーナーです。タイトルは、“略奪でくすむ「黄金の街」”。ショッキングなタイトルですが、本当に街はこんな感じだそうです。

    荒廃するサンフランシスコ、警察も放置

    米国を代表するリベラルな気風の都市、西部カリフォルニア州サンフランシスコ市が苦境に陥っている。新型コロナウィルスの感染収束後も街に人が戻らず、小売店が相次ぎ閉店するなど空洞化が進む950ドル(約14万円)以下の窃盗や略奪を「軽犯罪」扱いとして取り締まりに消極的な警察の方針もあり、体感治安が悪化し街全体が荒廃している

    1日、同士中心部のパウエル・ストリート駅。坂道を走るケーブルカーが発着する観光名所だが、人影はまばらだ。

    駅前には9階建ての重厚な建物がある。高級百貨店ノードストロムのランドマーク的な店舗だったが、8月に35年の歴史に幕を閉じた。道には注射針や空き缶が転がり、麻薬使用者とみられる人が奇声を上げていた

    ノードストロムだけではない。4月には食品スーパー、ホールフーズ・マーケットの旗艦店が開業から1年で閉店。10月下旬にもディスカウントストア大手のターゲットや米スターバックス7店舗が一斉閉店した。金融街のスタバ跡地を訪れたメーガン・クナイツさんは「ここも潰れたなんて。もう街中に何もない」と嘆く。

    相次ぐ閉店、白昼堂々の犯行も

    なぜ新型コロナの感染収束後も閉店が相次ぐのか。ホールフーズは「従業員の安全確保」を理由に挙げる。合成麻薬や覚醒剤を過剰に摂取した男性が店内のトイレで死亡していたこともあるという。

    白昼堂々と大きなカバンに陳列品を詰め込み走り去る。そんな動画が相次いでSNSで拡散された。サンフランシスコ警察のタダオ・ヤマグチ氏は「ネットで転売する組織的な略奪が2-3年で急増している」と指摘する

    (後略)

    おいおいどうしたんだ、サンフランシスコ。サンフランシスコと言えばダーティーハリー。ここはダーティーハリーに登場してもらうしかないのでは。

    しかし、アメリカどうなっちゃうの。

    [ビバ・メヒコ旅行記13]メキシコ定番、タコスとコロナビールの組み合わせ、「SALON CORONA」で生ビールが最高だよ



  • SOMPO美術館の「ゴッホと静物画」展に行った、ゴッホも大したことない絵もあるんだね

    SOMPO美術館の「ゴッホと静物画」展に行った、ゴッホも大したことない絵もあるんだね

    2023年11月15日(水)

    本日は絵画展に行ってきたよ。その絵画展とはこちら。

    • 「ゴッホと静物画 伝統から革新へ」
    • SOMPO美術館・新宿

    天下のあのゴッホだよ。“ひまわり”を所有するSOMPO美術館としては満を持しての展覧会だよね。日時指定した方が入場料も安くて入場がスムーズそうなので、前日に11:30 – 12:30の回に予約したのでした。

    展覧会のみどころはこんな感じでアピールされています。

    1. 《ひまわり》、《アイリス》をはじめ25点のゴッホ作品が集結

    国内外24か所からの出展作品全69点のうち、25点がゴッホによる油彩画

    2. 静物画を見なければ、ゴッホは語れない

    画家が主観で描く静物画で、ゴッホは独自のスタイルを身につけた

    3. 17世紀から20世紀の静物画の流れのなかで、ゴッホを位置づけ

    名だたる画家たち(クラウス、ドラクロワ、マネ、モネ、ピサロ、ルノワール、ゴーギャン、セザンヌ、ヴラマンク、シャガールなど)の静物画とともにゴッホを紹介

    まあ、こんな能書きは別にして、訪問です。会場は日時指定でもかなり人が多いね。特にゴッホの作品の前は人が集まっています。そして、年配者が多いね。みんな絵画が好きなんだね。

    自分が気に入った作品はこれ。

    • 青い花瓶にいけた花 ゴッホ
    • 皿とタマネギのある生物 ゴッホ
    • アイリス ゴッホ
    • 花束 ゴーギャン
    • あとこの絵 (誰かわからなくなりました)

    ゴッホの“皿とタマネギのある生物”は自分が絵画教室に通っているせいかもわかりませんが、構図的に参考になったのです。ゴッホも良い絵とそうでもない作品があることを確認できて、自分的には面白かった絵画展でした。圧倒的な傑作とそうでもない作品との対比がおもしろいです。ピカソなんかはどれも平均以上の絵を描くというイメージで。(ピカソ先生に対して失礼な物言い、最敬礼です)

    鑑賞後はアウェイの新宿でランチです。

    やっぱりお得にランチを食べたいよね。あの東京都が行っている対象のQRコード決済での「食べて応援!海の幸キャンペーン」でまだd払いの残高があるのを意識したのです。

    新宿西口でならd払いができるのは「磯丸水産」をチョイスです。名前は知っていますが、磯丸水産に入店するのは初めてです。

    まずはビールです。こちらのお店はジョッキしかないのね。注文は“海鮮こぼれ丼”(1,099円)を注文してみました。ランチ利用での海鮮丼はありだと思いました。

    だけど肝心のd払いですが、あのシステム障害にもろにぶち当たりました。利用できません。残念無念。気持ちを入れ替えて、Paypay決済です。

    ご馳走様でした。

    上野の国立西洋美術館で開催中の「キュビスム展」へ、ピカソとブラックだね



  • CCRのメンバーはサンフランシスコのベイエリアの兄ちゃん、服と髪型がイケてないよ

    CCRのメンバーはサンフランシスコのベイエリアの兄ちゃん、服と髪型がイケてないよ

    2023年11月14日(火)

    本日も午前中は劇場で映画を1本。

    • 映画「クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル トラヴェリン・バンド」

    自分はクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル(CCR)を、全く真剣に聞いたことはないのですが、唯一知っている彼らの曲はボニー・タイラーがカバーした「雨を見たかい」(Have You Ever Seen the Rain?)しかなかったのですが。

    それではいけないと思い、今回、劇場に足を運んだのでした。

    1970年ビートルズ解散直後、 彼らは世界一のロックンロール・バンドになっていた。 ロイヤル・アルバート・ホールでの伝説のライヴ、 50年を経て世界初劇場公開

    この傑作ドキュメンタリーのハイライトは、クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル(CCR)が、1970年ビートルズ解散4日後の4月14日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行った伝説的なパフォーマンスすべてが収められている。

    レコード売り上げがビートルズに次ぐ2位の大ヒットメーカーでありながら短期間で解散してしまったバンド絶頂期におけるオリジナルメンバー唯一のフルライヴ映像で、これまで存在は知られながら完全な形で公開されることがなかった

    それが今回、オリジナルの16ミリフィルムがロンドンの金庫で50年ぶりに発見され、終了後のスタンディング・オヴェーションが15分続いたというロック史上に残るライヴが4Kで完全に復元された。

    前半は、バンドの日常の自然な姿を撮った映像やメンバー全員へのインタビュー、バンド初期のライヴ映像やウッドストックでの映像などを使い、北部カリフォルニアから飛び立って世界のトップ・バンドに飛躍した道のりも描かれている。

    • 監督: ボブ・スミートン
    • ナレーション: アカデミー賞受賞俳優ジェフ・ブリッジス。
    • イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでは2022年9月16日からNetflixで公開されたが、劇場での一般公開は日本が世界最初となる。
    • 原題:Travelin’ Band Creedence Clearwater Revival at The Royal Albert Hall 2022年/86分

    観た感想。やっぱり知らない曲ばっかりの音楽ライブはつらいよね。曲も同じようなロックンロールというかR&Bぽいものばかりで単調すぎるね。どうしてあのロンドンの公演で観客が狂ったように興奮するのかわかりません。服も髪型もダサいしね。やっぱり出身がサンフランシスコのベイエリアのお兄ちゃんだものね。バラードぽいものも入れないと聞いていて疲れるよ。やっぱり服のセンスがなさすぎです。これではスーパースターになれないよね。

    本日の感想、CCRファンの方には大変失礼しました。映画館はシニアな男性ロッカーみたいな人が多かったよ(普段、映画館では見ない人たち)

    終われば、久しぶりに渋谷はセンター街の桂花ラーメンへ。やっぱり茎わかめを肴に飲むビールは旨いです。そして、ビールを飲み終われば、“桂花ラーメン”を1杯

    良い火曜日でした。

    あまりにも強大な成功に負けてしまったビージーズ 、世界中をフィーバーさせたらね



  • 「サタデー・フィクション」のコン・リー様の降臨には参ったね、超スタイリッシュ

    「サタデー・フィクション」のコン・リー様の降臨には参ったね、超スタイリッシュ

    2023年11月13日(月)

    お休み空けの月曜日です。自分は毎日が日曜日なので関係ありませんが、めっきり寒くなった週初めの月曜日です。

    今日も午前中は気になっていた映画を有楽町に観に行ったよ。その映画とはあのコン・リー様が主演の白黒映画です。予告編から気になっていたのでね。

    • サタデー・フィクション(SATURDAY FICTION)(中国題名:蘭心大劇院 )

    このポスター見ただけで、痺れるね。話しはこんな感じです。

     

    第76回ベネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品 コン・リー×オダギリジョー共演

    中国に生きる若者の心情を瑞々しく、過激に描き続けてきた映画監督ロウ・イエ。『ふたりの人魚』(00)、『天安門、恋人たち』(06)、『スプリング・フィーバー』(09)など、映画史に残る数多くの名作を世に送りだした彼が最新作で選んだ題材は、太平洋戦争が勃発する直前の魔都、上海。

    世界各国の諜報員が暗躍していた時代を舞台に、人気女優とスパイの二つの顔を持つ主人公を中心に据え、当時上海の中心とされていた現存する劇場「蘭心大劇場」で巻き起こる愛と謀略の物語を美しいモノクロ映像で描き出す。

    監督:ロウ・イエ

    出演:コン・リー

    観ての感想です。映像は超スタイリッシュです。こんな中国映画は初めて観たかもです。映画はコン・リー様がいて成り立つ役どころです。だけど、話が劇場での芝居の中に組み込まれているので、分かりづらい構成になっています。監督の才気とでもいうのかな。

    肝心のコン・リー様は化粧っけなしで体当たりの演技です。アップが多いので少し歳をとったのかな。綾瀬はるか選手のあの「リボルバー・リリー」もこんな感じの戦いのシーンにしたらまだ信憑性があったのにと残念に思います。

    中国映画だからしかたがありませんがもう少し濃厚な色恋やラブシーンがあったらよかったのにね。久しぶのに大女優のコン・リー様を拝見できて大変充実した時間を過ごさせていただきました。題名もサタデー・フィクションではなく、蘭心大劇院の方がよくわかるね。

    カギは「ヤマザクラ」なのね。

    映画が終われば、東京都の「食べて応援!海の幸キャンペーン」に乗ってお寿司屋さんへ直行です。まだ楽天ペイ分を利用していなかったのでね

    というわけで楽天ペイが利用できる「すしざんまい有楽町」へ。まずは駆けつけの瓶ビールを1本です。ここのビールはアサヒの“マルエフ”でした。この瓶ビールを出すお店、初めて見たよ。ランチメニューから

    • 店長おすすめ丼 980円(税別)
    • 上ちらし丼 1,480円

    で迷うね。だけど退職者としてはここは“店長おすすめ丼”でしょう、節約ね。“店長おすすめ丼”はこんな感じ。ビールを飲みながら、これで十分だよね。

    ご馳走様でした。

    ジャ・ジャンクーの「長江哀歌」、主演のハン・サンミンには参るよね





  • あの「男と女」の続編は製作してはいけなかったよ、年老いた主人公は観たくない

    あの「男と女」の続編は製作してはいけなかったよ、年老いた主人公は観たくない

    2023年11月11・12日(土・日)

    今週の週末もいつものルーティーンです。今週末もDVDを2本鑑賞し自宅でまったりです。その2日間で自宅で鑑賞したDVDは次の2本です。

    • ラウンダーズ
    • 男と女 人生最良の日々

    まずは「ラウンダーズ」はInterFMでロバート・ハリスさんが迫真のポーカーゲームを描いていると推奨していたので興味を持って鑑賞です。主演は若きマット・デイモンです。素直な感想ですが、非常に良いエンターテイメントもある映画です。普通に観て普通におもしろい映画は貴重です。これ最大限の褒め言葉です。この普通に製作するのが難しいんだな、これが。

    マット・デイモンの彼女役のグレッチェン・モルですが、いいよね、これも普通に。だけどあんまり映画に出ていないのは残念だね。よい女優さんなのにね。

    続いて「男と女 人生最良の日々」です。あの名作「男と女」の続編です。先週の水曜日に“午前十時の映画祭”で日本橋で「男と女」を鑑賞した感激で、その勢い余ってその続編を観たのです。あの「男と女」から53年経過しているのですね。

    鑑賞して、はっきり申します。これは制作してはいけませんでした。関係者のいろいろな事情と損得があるのでしょうが、「男と女」が名作だっただけに、悔やまれます。誰もこんな陳腐な年老いた有名俳優の老後を観たくないと思うんだな。これをOKした監督のクロード・ルルーシュもどうかしているよね。ゴッドファーザーのパート3以下の評価しかありません。

    年老いたアヌーク・エーメとトランティニャンと過去の映画の残像を流して映画にするなんて、映画に対する侮辱しかありません。

    そして、話しは変わって土曜日の夕食です。本日は半年ぶりに六本木の「中国飯店」です。前日でも予約がとれたのでね。上海蟹の季節ですが、自分たちはいつもの黄金メニューで攻めます。まずしサッポロの黒ラベルで喉を潤します。そして、オーダーはこちら。

    • 干し貝柱とシャンツァイと押し豆腐の和え物
    • 里芋の葱油炒め
    • 小籠包7個(自分1個、連れ2名は各3個づつ)
    • 黒酢の酢豚
    • 松の実のせ牛挽き入り醤油味チャーハン(通称“黒いチャーハン”)
    • 胡麻団子

    周りを見渡すと今日はカップルが多いようです。みんな上海蟹目当てなのかな。

    そしてサーブされたお皿を見ると、今日はどれも量が多いような気がします。小籠包も少し大きめです。“里芋の葱油炒め”がこんなに多かったのは記憶にありません。

    そして、最後ややっぱり胡麻団子で締めます。この胡麻団子も心持ち大きいような

    お会計は16,000円です。今日も、ご馳走様でした。

    映画館でゴットファーザー3部作を全観る。至福の時だった。映画館を出る時、どうしてマイケル・コルレオーネの目つきになるんだろうな





  • ベルトルッチの「暗殺の森」を劇場で観たよ、ラストエンペラーも同じ構成とは

    ベルトルッチの「暗殺の森」を劇場で観たよ、ラストエンペラーも同じ構成とは

    2023年11月10日(金)

    本日は東京は久しぶりの雨模様の天気です。そんな天気もあっては、やっぱり映画館で映画を観るにこしたことはありません。

    本日観た映画はイタリア映画の名作「暗殺の森」です。「午前十時の映画祭」のプログラムです。町山智浩氏の解説映像付き上映会となります。町山氏の解説が入るということは結構難解な隠れたテーマがあるんだろうね

    あのスペイン映画の「ミツバチのささやき」でも町山氏の解説でフランコ独裁政治への反抗メッセージということが理解できたものね。

    「暗殺の森」はあのイタリアの名監督ベルナルド・ベルトルッチ

    主演は「男と女」のジャン=ルイ・トランティニャンです。原作はイタリアを代表する作家の一人、アルベルト・モラヴィアです。

    映画の前と後で町山氏の解説が入ります。まずは、映画前の解説です。

    「暗殺の森」の森の撮影監督はヴィットリオ・ストラーロでこの映画は「市民ケーン」と並んで史上最も先鋭的な撮影による映画とのこと。青いバックはフランスでの出来事、白いバックはイタリアでのことと背景色を観ただけでどちらの場面かわかるとのこと。

    1938年、ファシスト政権下のイタリア。少年時代の性的トラウマゆえに「誰よりも普通の人」になろうとした主人公、当時のイタリアで普通はファシストに属すること(ドイツではナチ、日本では天皇崇拝)で、結局は自由に生きればよかったのにという対比をしている映画(これ正しいかな)

    ストーリーはこんな感じ。

    第二次世界大戦前夜のイタリア。哲学講師のマルチェロは、幼い頃、自分の送り迎えをしていたゲイの運転手を射殺したトラウマを抱えており、今はファシズムに加担している。組織の命令で、反ファシストのかつての恩師クアドリの身辺調査を依頼された彼は、婚約者のジュリアと共にパリに赴く。マルチェロとジュリアは、クアドリと彼の魅力的な若妻アンナに接近し、食事やダンスを共にする。だが、組織からはクアドリを殺害せよという第2の指令が発せられる……。

    解説を聞かないと深い伏線はわからない映画でした。29歳でこんな映画を作るベルトリッチという人は只者ではないね。下世話な話しですけど、この映画のドミニク・サンダは素晴らしい。(当時20歳とか言っていたね)

    観終わってからの町山氏の解説です。覚えている限り。

    ストーリーは後の「ラスト・エンペラー」の原型。暗殺の森では最後はファシズムの崩壊、ラストエンペラーでは溥儀を担いだ満州国の崩壊。同性愛等々。

    そして、暗殺の森はいろんな場面で師匠でもあったゴダールへの贖罪と決別を表していると。この映画からベルトリッチは大作路線に舵をきり、ゴタールから決別していった。

    有名な女性2人のダンスシーンは同性愛を連想させ、店内の白、柱の赤、そして外の青でフランス国旗のトリコロールを表していると。

    この映画では鉄格子やガラス窓で内と外の対比が出てくるが、普通(ファシズムやナチ)と普通でない(当時は自由な人)との対比が描かれる。最後の暗殺場面でも車の窓を通して同じ対比が描かれる。

    まあ結論としては、いろいろな伏線があり、難解な映画でした。だけど面白かったよ。やっぱり、イタリアはダヴィンチとミケランジェロを生んだ国だもんね、一筋縄ではいかないよ、そうそう、あのモリコーネ先生もね。

    ゴダールの「軽蔑」4Kを観たよ、やはり最高傑作に恥じない名画、おすすめ





  • リップクリームの単価が上がっている、エルメスのリップを手に入れたよ

    リップクリームの単価が上がっている、エルメスのリップを手に入れたよ

    2023年11月9日(木)

    木曜日は1週間で唯一、いつものルーティーンのある日です。というわけで本日も銀座の絵画教室に出かけます。2時間の実技です。今、木々を描いていて、本日は桜の木を描きます。2時間でこんな絵を仕上げました。どうなのかな。

    教室が終わるのが午後3時。これまたいつものように、遅いランチを食すために、銀座の老舗ラーメン店の「共楽」へ。最近はこの時間でもお客さんが一杯です。待ち行列もありました。

    今日もいつものように瓶ビールと“わんたんめん”をいただきます。お兄さんがワンタンを1個入れ忘れたと小皿で提供してくれたのはご愛嬌です。

    そして、本日の本題はこの季節から必須のリップクリームについての話しです。何でもリップクリームの平均単価が上がっているとか、これは聞き捨てならない話しです。

    その記事は11月7日付けの日経新聞の夕刊、“値札の経済学”(売れ筋POS分析)からです。

    新型コロナウィルス禍で落ち込んでいたリップクリームの販売が急回復している。マスクを外し、唇の乾燥に気づいた消費者が商品を買い求めている。コストパフォーマンスが高い多機能の商品が人気を集め、口紅のように使える色付きや、唇のひび割れに特化した薬用など1本で2つ以上の機能をもった製品が単価の上昇をけん引している。

    「リップクリームを数年ぶりに買いに来たら、高くてびっくり」。都内在住の20代の女性は9月、気温が下がり唇の乾燥が気になったため、ドラッグストアに足を運んだ。棚に並ぶリップクリームは価格が500円前後の商品が多く、なかには1000円近いものもあった。過去の購入経験から300円程度を想定していたという。

    (中略)

    多機能をうたう商品の中でも人気が高いのが、口紅よりも薄く自然に色が付く商品だ。ニベア花王の「リッチケア&カラー リップ」(参考価格 847円)は、「ルビーレッド」と「チェリーブラウン」を7月に発売し、全8商品に増やした。「唇を守りつつ色を付けたい」というケアと美容の両側面の需要を捉え、1-9月の販売個数は前年同期比約2倍に増加。9月単月では同約3倍になった。

    「リップクリーム」の売れ筋ランキング(2023年9月の月間)

    1. 近江兄弟 メンターム 薬用スティック 4G 60.2円
    2. DHC 薬用リップクリーム 1.5G 566.5円
    3. 花王 ニベア ディープモイスチャーリップ 無香料 2.2G 444.9円
    4. 花王 キュレル リップケアクリーム 美発色レッド 4.2G 940.6円

    なんかリップクリーム業界も凄いことになっているね。

    どうして本日、リップクリームの話しをしたのかは、実はあの念願のエルメスのリップクリームをとうとう手に入れたのです。リップクリームのパッケージはさすがにエルメスだけあって、高級感が漂います。肝心のリップについてはよくわからないというのが本音です。

    これからは、このエルメスのリップを忍ばせて使うことにします。

    魔性のエルメス、リップクリームがあるとは知らなかった、ユニセックス

     



  • ゴダールの「軽蔑」4Kを観たよ、やはり最高傑作に恥じない名画、おすすめ

    ゴダールの「軽蔑」4Kを観たよ、やはり最高傑作に恥じない名画、おすすめ

    2023年11月8日(水)

    本日は古いフランス映画のお話しを。

    火曜日にはゴダールを、水曜日にはクロードルルーシュを観たよ。どちらも巨匠です。その映画とは、

    • 軽蔑 60周年4Kレストア版(ゴダール)
    • 男と女(ルルーシュ)

    「男と女」は”ダバダバダア”で有名な名作ですが、自分は観たことなかったんでね。

    まずは渋谷で「軽蔑」を鑑賞です。何でもこの「軽蔑」、ジャン=リュック・ゴダールの最高傑作の一つと称されているようです。

    カプリ島を舞台に、作家ポールとその妻カミーユの悲劇的なロマンスを描く。
    ポールの美しき妻カミーユにブリジット ・バルドー、作家ポールにミシェル・ピッコリというフランスの伝説的俳優が主演。

    ゴダールは「勝手にしやがれ」と「気狂いピエロ」は観たことがあるのですが、洗練度ではこの「軽蔑」が一番かも。一つ一つのカットが写真的で印象に残るシーンが多い。監督もそんなシーンを繰り返し使うものね。ブリジット・バルドーに関して映画では確かに魅力的なんだが、どうなんだろう。バルドーにとっても最高傑作かもね。

    確かに若い野心のある映画監督が観たら(当時はなおさら)、刺激的な映画だよね。ゴダールは難解と思い込んでいましたが、この「軽蔑」を観たら歴史に名を残す監督だよね。

    だけど、カプリ島のシーンたまらないね。でも最後までわからなかったのは、バルドーの心変わりがどうしてなのかです。日本人にはわかりにくいよね、そのへんの心境。よい映画を観させていただきました。

    そして、水曜日は“午前十時の映画祭”で日本橋で「男と女」を鑑賞です。

    話しこんな感じなのね。カンヌでパルムドールをとってことも初めて知りました。

    話しはこんな感じ。

    パリで一人暮らしをするアンヌとカーレーサーのジャンは、ドービルにある同じ寄宿舎に娘と息子を預けていることから知りあい惹かれあった。が、いまだ辛い過去を忘れられない二人は……。
    流麗なカメラワーク、カラーとモノクロームを使い分けた大胆なモンタージュ、そして甘美なメロディが“運命の出会い”に魅入られた男と女の恋を浮き彫りにしていく。

    男優のジャン=ルイ・トランティニャンもいいのですが、この映画は女優のアヌーク・エーメがいいところをさらっていくね。あの時折醸し出すあの表情がたまりません。だけど、彼女の元夫はもう少しいい男というわけにはいかなかったのかな。

    ドービルのあのモノクロームぽく撮る海辺の通りの老人と犬のシーンが何回も流れますが、何か映画史上に残るシーンだね、何か絵心が沸き立ちそうです。セピア色の風景です。

    クロードルルーシュの映画は「愛と悲しみのボレロ」しか観ていませんが、この「男と女」はコンパクトにまとめ上げて彼の最高傑作なのでしょうね。

    自分としては最後の終わり方に違和感があるのですが。やっぱりあの流れではハッピーエンドはダメだと思うんだね。

    終われば、日本橋の「京都銀閣寺ますたにラーメン」へ。「男と女」の余韻に浸りながら、ビールとおしんこです。ここはやっぱりシャンパンじゃあないと様にならないね。

    そして、麺硬めで“ますたにラーメン”を。やっぱりこのコースが一番いいね、日本人だもの。(最後は相田みつを風)

    政治家よ、外遊する暇があれば「シモーヌ – フランスに最も愛された政治家」を観ろよ



  • 渋谷区のハチペイすごい、30%ポイント還元、何とユニクロでも使える

    渋谷区のハチペイすごい、30%ポイント還元、何とユニクロでも使える

    2023年11月7日(火)

    本日は趣向を変えて、オトクな情報を、何と大手ショップの利用でも30%ポイント還元されるというものです。

    それは、決済アプリの「ハチペイ」の利用です。こんなキャッチフレーズです。

    “渋谷区ライフを もっと便利に、おトクに。 キャッシュレス決済アプリ”

    ハチペイでは、2023年11月1日(水)から2023年11月30日(木)まで「ハチペイ1周年&ハチ公生誕100年記念(最大)30%ポイント還元キャンペーン」を開催いたします。

    キャンペーン期間中にハチペイ加盟店で決済すると、対象金額(※1)の最大30%(※2)のハチペイポイントが還元されます。 渋谷区でのお買い物やお食事には、ぜひハチペイでおトクに決済をしてください。

    [キャンペーン期間] 2023年11月1日(水)~30日(木)

    [対象者] ハチペイアプリをインストールして利用できる人(渋谷区民ではない人も対象)

    [付与内容] キャンペーン期間中にハチペイ加盟店で決済した対象金額の最大30%のハチペイポイントを付与

    [付与上限] お1人様あたり5000ポイント

    [付与時期] 決済時に即時で付与

    付与上限が5000ポイントということは、決済金額で16,666円までは30%還元ということになります。そして、ポイント還元が決済後すぐに加算されるところがまたすばらしいです。

    だけど、この「ハチペイ」の今回のキャンペーンですごいところは、渋谷区のユニクロやスギ薬局などの超メジャー店でも利用でき還元されるということです。

    Paypayなどのコンビニエンスストアだけというみみっちいキャンペーンとは違います。

    自分もさっそくユニクロとスギ薬局で利用しました。何の問題もなく決済でき、30%還元されます。但しユニクロはセルフでも決済時に係員を呼んで特殊な操作をしてもらう必要があります。そして、自分の守備範囲では表参道のとんかつ「まい泉」が加盟店になっているのはうれしいね。

    利用できる加盟店の確認はこちらから

    そして今なら別途こんなキャンペーンもあります。

    • アカウント登録で500ポイントプレゼント
      • 2024年3月31日まで ※有効期限:ハチペイでの支払いの最終利用日から1年間
      • ハチペイアプリをダウンロードしアカウント登録をすると500ポイントプレゼント
    • 渋谷区民認証で1,000ポイントプレゼント

    残念ながら1000ポイントは渋谷区民のみですね。だけど、渋谷に行く用事のある人は絶対に参加すべき大盤振る舞いの“ハチペイ”キャンペーンだと思います。渋谷区すごいね。

    電車賃をかける対価はありますよ。

    2023年9月にインターネット回線をGMOの光アクセスに変更、いつでも解約自由





  • フランス映画「理想郷」、田舎暮らしも西田敏行の“人生の楽園”のようにはいかないよね、現実

    フランス映画「理想郷」、田舎暮らしも西田敏行の“人生の楽園”のようにはいかないよね、現実

    2023年11月6日(月)

    3連休明けの月曜日です。本日は渋谷にまずは映画を観に行きます。その気になる映画は、劇場の予告編で、あのカトリーヌ・ドヌーヴ様が“今年(おそらく2022年)観た中で最も強烈な映画でした”というコメントをしていたので、是非観なければと思っていたのです。その映画とは、フランス映画の

    • 「理想郷」

    この映画は昨年の第35回東京国際映画祭にて最優秀作品賞にあたる東京グランプリのほか、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞の主要3部門を獲得し「並はずれた傑作」と絶賛されたようです。自分は全く知りませんでした。

    ストーリーはシンプルで、田舎の地元民と都会から来たヨソ者とのその間にある分断と格差が招く対立を描く一種のスリラーかな。人間の心の深いところにある魔物を炙り出す物語です。話しこんな感じ。

    スローライフに憧れたフランス人の中年夫婦、アントワーヌ(ドゥニ・メノーシェ)とオルガ(マリナ・フォイス)は、夜は星が降りそそぎ、緑豊かなスペイン・ガリシア地方の山村に移住する。有機栽培で育てた野菜を売り、古民家の修繕で村を活性化しようと夢がふくらんでいた

    ところが、貧困問題を抱え、閉鎖的な〝掟〟で縛られた村人たちには面白くない。とくに、村の風力発電所誘致プロジェクトに夫婦が反対したことで、補償金が欲しい村人の嫌がらせが始まる。隣家の兄弟は、夫婦が大事にした農作物をダメにするなどエスカレート。ある日、アントワーヌが人里離れた森で犬の散歩をしていると、兄弟が待ち伏せしていた…。

    ここまでが夫の視点で描かれた第一部。怒鳴り合いや、つかみ合いのケンカも出てくる。第二部は一転、妻の視点で感情の葛藤が静かに描かれる。突然の結末に観る者は虚を突かれ、自身が巻き込まれたらどうしよう、どう解決するか、と考えを突きつけられる。

    スペインのロドリゴ・ソロゴイェンが、実際の事件から着想して監督・脚本しています。映画は緊張感があって大変おもしろいのですが、若干長いかな。138分、2時間にしたらもっと良かったと思います。本題とは違いますが、劇中で繰り広げられるフランス人の母と娘の会話は強烈だね、日本人の感覚ではないね

    多くの人が田舎ぐらいに憧れますが、多くはやっぱり問題を抱えるよね。西田敏行の「人生の楽園」のように田舎暮らしに満足する人はやっぱり少ないと思うんだね、悩むのは村の掟や人間関係、それと価値観

    自分も山口県の田舎で18歳まで暮らせしていましたが、もう田舎では暮らせないと思うんだね。価値観がもう根本から違うと思います。本当に他人事ではありません。ましてや見ず知らずの土地では苦労は大変だろうね。

    田舎暮らしや移民政策の難しさは万国共通のようです。

    終われば、いつものように渋谷の喜楽さんへ。あなたも毎週好きだね。やっぱりチャーシュー麺が週の初めのランチだよ。

    フランス映画「私はモーリーン・カーニー」は意識高い系のサンスペンスだよ





  • ロン・ハワード に外れなしの格言に間違いなし、ビューティフル・マインドも素敵な映画

    ロン・ハワード に外れなしの格言に間違いなし、ビューティフル・マインドも素敵な映画

    2023年11月4・5日(土・日)

    今週の週末もいつものルーティーンです。今週末もDVDを2本鑑賞し自宅でまったりです。但し土曜日の夕食にはいつものように外食に出かけたけどね。だけど金曜日も休みで3連休ですので、いつものリズムが壊れるね、サラリーマンを脱した今の心境です。今週の2本はこれ。

    • ビューティフル・マインド
    • ビッグゲーム 大統領と少年ハンター

    何故この2本かと言いますと、理由があるのです。「ビューティフル・マインド」はInterFMの番組でナビゲーターのロバート・ハリスさんが取り上げてコメントをされていたのです。監督があのロン・ハワードでハリスさんは最後あたりがいま一歩という評価であり、これに自分は関心を持ったのです。自分としては、ロン・ハワードに外れなしだろうという思いがあるのです。

    ストーリーはこんな感じ。

    1947年9月、プリンストン大学院の数学科に入学を果たしたジョン・ナッシュ。彼の頭にあるのは「この世のすべてを支配する真理を見つけ出したい」という欲求のみ。ひとり研究に没頭するナッシュは次第にクラスメートからも好奇の目で見られるようになる。

    しかし、ナッシュはついに画期的な“ゲーム理論”を発見する。やがて希望するMITのウィーラー研究所に採用され、愛する人と結婚もしたナッシュ。しかし、米ソ冷戦下、彼の類い希な頭脳が暗号解読という極秘任務に利用され、彼の精神は次第に大きなプレッシャーに追いつめられていく

    主演:ラッセル・クロウ 、 ジェニファー・コネリー 監督:ロン・ハワード

    自分の感想としては感動ドラマとして映画はよく出来ているな、と素直に思ったのでしたが。題材的には難しい地味な話しをサンペンスタッチにも思える演出は秀逸だと思います。

    やっぱりロン・ハワードに外れなしかな。

    次の「ビッグゲーム 大統領と少年ハンター」をチョイスした理由は先週劇場で見た「SISU/シス 不死身の男」に大感激したので、その監督の過去作を見たくなったのでね。その監督とはヤルマリ・ヘランダー。

    この「ビックゲーム」も楽しめるよい映画だとは思いますが、監督がまだ吹っ切れていないね。あのサミュエル・L・ジャクソンがこんなフィンランド映画に出るんだというのが印象強いです。

    そして、土曜日の夜は銀座の「ニュー鳥ぎん」へ。予約は19時30分でなんとか確保です。出向けば、お店の前には数名の行列が。

    本日は珍しく1Fです。隣は欧米人の男性4人組。奥は大阪のおばちゃん観光客です。おばちゃん、うるさいです。自分は砂肝と鶏皮があれば、他の串焼きはいりません。ビールはサッポロの黒ラベル633です。至福の3連休の中日です。

    そして、釜飯はいつものように鳥釜めしを2つです。3人でこの量が丁度よい塩梅です。

    怪しい銀座の裏通りで素敵な時間を過ごさせていただきました。ご馳走様でした。

    「SISU/シス 不死身の男」は今年必見のアクション映画、タランティーノ好きにはたまらんね



  • 航空会社のパジャマフェチ、ここに極めり、今回はJALのファーストクラスだよ

    航空会社のパジャマフェチ、ここに極めり、今回はJALのファーストクラスだよ

    2023年11月2日(木)

    木曜日は1週間で唯一、いつものルーティーンのある日です。銀座にある絵画教室で2時間のレッスンを受けます。今日は、こんな木を2時間でデッサンして着色までしました。まあまあの出来かな。

    終われば、午後3時です。いつものように銀座2丁目の老舗ラーメン店の「共楽」に向かいます。木曜日は遅いランチなのです。いつものように座れば、瓶ビールが出てきます。ラーメンはいつもと同じ“ワンタンメン”です。合計1,650円をおばちゃんに渡して完了です。

    つまみの“たけのこ”でビールをグビグビいまきす。この瞬間が心が解き放たれて一番幸せな時だね。ビールがなくなりかけたころに、“麺お願いします”と声をかけます。

    数分待てば、世界一の“ワンタン麺”の登場です。あっさりですが、少し背脂も入っている絶妙の麺とスープのマリアージュです。手作りワンタンも最高だよ。

    だけど、この時間帯でも最近お客さんが多くなったね。今日もご馳走様でした。

    1週間毎のお楽しみが終わりです。世の中は明日から3連休とのこと。

    そして、今日の本題はパジャマの話しです。実は自分、航空会社の自称パジャマ・フェチなのです。始まりは、十数年前に乗ったニューヨークへのANAのビジネスクラスだったのです。そこで配られたパジャマが実にフィットして実によかった。特にフルフラットになるビジネスクラスでのパジャマ最高です。(ちなみにファーストクラスはまだ体験したことがありません)

    その時のパジャマ、ビジネスクラスのパジャマは貸与で持ち帰りはダメと後でわかったのですが、持ち帰ってしまった自分。

    そして、カタール航空のビジネスに何度が乗っていただいたパジャマ。そして、コロナ禍前からJAL・ANAでも販売し始めた機内用のパジャマも数枚購入している自分

    そして、今回話題にしたいのが、ファーストクラスのJALパジャマをJAL Mallで購入してしまったのです。

    • [JALオリジナル]ファーストクラス リラクシングウエア 11,000円

    ファーストクラスで提供されているこだわりの一着で特別なひと時を。 機内でおくつろぎいただくためにファーストクラスでご用意しているリラクシングウエアです。

    実は本来購入しようと思っていたのが、JALのビジネスクラスのパジャマだったのです。その商品を探すうちに、この商品を見つけ、どうせなら値段もほぼ同じであればファーストクラスの方がよいだろうと思い、購入を決断したのです。

    色もこちらの方が上品そうでよさげです。

    だけど、航空会社のパジャマ、いくつ溜めこめば満足するんだろうかな?

    「<ANAオリジナル>機内搭載カート(未使用品)」が遂に到着。開封の儀。やっぱり新品だよね