カテゴリー: 映画

  • トム様の「MI ファイナル・レコニング」話しが複雑すぎて意味不、シンプルが一番

    トム様の「MI ファイナル・レコニング」話しが複雑すぎて意味不、シンプルが一番

    2025年5月22日(木)

    この金曜日から急遽、マレーシアとタイに行くことになりました、目的はクアラルンプールからバンコクへマレー鉄道の乗車旅です、その他の目的は一切なし。

    というわけで旅行前に映画館に行ける日は昨日の水曜日のみ、何にするか思案。

    何と先行上映でトム様が観れるではありませんか。

    • 「ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング」

    というわけで、六本木のTOHOシネマズへ。

    トム・クルーズの代表作で、1996年の第1作から約30年にわたり人気を博してきた大ヒットスパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズの第8作

    前作「ミッション:インポッシブル デッドレコニング」とあわせて2部作として製作され、「デッドレコニング」から続く物語が展開。前作のラストで世界の命運を握る鍵を手にしたイーサン・ハントと、その鍵によって導かれていくイーサンの運命が描かれる。また、これまでほとんど語られてこなかったイーサンの過去などが明かされる。シリーズおなじみとなったトム・クルーズ本人によるスタントシーンも健在で、今作では飛び回る小型プロペラ機にしがみつく空中スタントなどが見どころとなる。

    スパイ組織「IMF」に所属する主人公イーサン・ハント役のトム・クルーズ、「M:i:III」で登場して以降、イーサンの盟友となっているベンジー・ダン役のサイモン・ペッグ、シリーズ全作に登場しているルーサー・スティッケル役のビング・レイムスらおなじみのメンバーはもちろん、前作「デッドレコニング」から登場したグレース役のヘイリー・アトウェル、パリス役のポム・クレメンティエフ、ガブリエル役のイーサイ・モラレスも続投。トム・クルーズ主演作で監督や脚本、製作を数多く担ってきたクリストファー・マッカリーが、今作でもメガホンをとった

    2025年5月23日から日米同時公開。それに先立ち5月17~22日の6日間にわたり全国の映画館で先行上映が行われる。

    2025年製作/169分
    原題または英題:Mission: Impossible – The Final Reckoning

    一番大きいスクリーンでしたが、客の入りは少なかったね、まあ朝9時台のスタートだしね。

    話しはもう複雑すぎてよくわかりませんでした、もっとシンプルな話しにした方がいいよね。一番よかったのは最後のアナログのセスナでのアクションだったもの。登場人物もよほどの通でないともう混んがるがるしね。

    これが最後のトム・クルーズ版の“ミッション:インポッシブル”と思ったけど、最後の終わり方はまだ続くのかな。字幕はさすがに戸田奈津子先生でした。

    劇場の大スクリーンでも少し中盤は眠くなったものね。

    観終われば、麻布十番の「新福菜館」へ。黒いラーメン欠乏症が現れたのでね。

    10分ほど待って入店。昨今の世相で新福菜館も各メニュー、50円-100円の値上げだね。

    本日もビールをラーメンのチャーシューを肴にグイグイといきます。

    本日もラーメン、超うまし。ご馳走様でした。

    映画「プロフェッショナル」、リーアム・ニーソン節炸裂、北アイルランド風景の素晴らしき

     



  • 映画「金子差入店」、昨今のちまちました日本映画の典型だね、どうにかならんものかね

    映画「金子差入店」、昨今のちまちました日本映画の典型だね、どうにかならんものかね

    2025年5月21日(水)

    昨日の火曜日も渋谷のテアトルシネマにこの映画を観に行ったよ、なんとなく悪くなさそうな気がしてね。東京は汗ばむばかりの初夏の天候。

    • 「金子差入店」

    「SUPER EIGHT」の丸山隆平が「泥棒役者」以来8年ぶりに映画主演を務め、刑務所や拘置所への差し入れを代行する「差入屋」を家族で営む一家が、ある事件をきっかけにその絆が揺らいでいく姿を描いたヒューマンサスペンス

    金子真司は刑務所や拘置所に収容された人への差し入れを代行する「差入屋」を一家で営んでいる。ある日、息子の幼なじみの女の子が殺害されるという凄惨な事件が発生する。一家がショックを受ける中、犯人の母親が「差し入れをしたい」と店を訪れる。

    差入屋としての仕事をまっとうし、犯人と向き合いながらも、金子は疑問と怒りが日に日に募っていく。そんなある日、金子は一人の女子高生と出会う。彼女は毎日のように拘置所を訪れ、なぜか自分の母親を殺した男との面会を求めていた。この2つの事件と向き合う中で、金子の過去が周囲にあらわとなり、家族の絆を揺るがしていく。

    主人公・真司役を丸山が演じ、真木よう子、寺尾聰らが顔をそろえる。「東京リベンジャーズ」シリーズなどの助監督を務め、本作が長編初監督作となる古川豪が自らのオリジナル脚本でメガホンをとった

    2025年製作/125分

    うーん、観ての感想。何か昨今の典型的な日本映画だね、狭い世界に入り過ぎだよ

    昨日観た、あの突拍子もない「サブスタンス」が出てくる時代だよ、こんなちまちました世界を描いてどうする、若手監督

    話し的には、こんな“差入屋”という商売があるのを知ったのは、よかっただけかな。なかなか収監中の人に会って差し入れるのは難しいという世界を知りました。できれば、自分の人生や周りでこんなことにならないことを祈るばかりです。

    真木よう子も全く姿形にキレがないしね。寺尾聰は何となく雰囲気が出ていましたね。主演の人には何となく感情移入できないお芝居かな。

    “やっぱりこれだよね、本当に日本の政治と映画はドツボの時代”

    観終われば、本日は表参道の「一蘭」へ。13時30分で20分の待ちかな、これぐらいなら許せるね。だけど、カウンターでの中国人が大声で話しており、雰囲気悪し、大陸の中国人、本当に排除すべきだね、こいつらバカだね

    本日も替え玉で、1,290円、高くなったね。

    ご馳走様でした。

    ド昭和にハマりたいなら健さんの「駅 STATION」、追悼いしだあゆみ

     



  • 映画「サブスタンス」は久々の評価不能な怪・快作、あのお歳でデミ・ムーア様すごいね

    映画「サブスタンス」は久々の評価不能な怪・快作、あのお歳でデミ・ムーア様すごいね

    2025年5月20日(火)

    昨日の月曜日はこの強烈な映画を観に行ったよ、感想から先に書きますが、週初めから井上尚弥級のKOパンチをもろ喰らいました、非常に危険な映画です。

    その映画とはこちら。

    • 「サブスタンス」

    バイオレンス映画「REVENGE リベンジ」などを手がけてきたフランスの女性監督コラリー・ファルジャが、「ゴースト ニューヨークの幻」などで1990年代にスター女優として活躍したデミ・ムーアを主演に迎え、若さと美しさに執着した元人気女優の姿を描いた異色のホラーエンタテインメント

    50歳の誕生日を迎えた元人気女優のエリザベスは、容姿の衰えによって仕事が減っていくことを気に病み、若さと美しさと完璧な自分が得られるという、「サブスタンス」という違法薬品に手を出すことに。

    薬品を注射するやいなやエリザベスの背が破け、「スー」という若い自分が現れる。若さと美貌に加え、これまでのエリザベスの経験を持つスーは、いわばエリザベスの上位互換とも言える存在で、たちまちスターダムを駆け上がっていく。エリザベスとスーには、「1週間ごとに入れ替わらなければならない」という絶対的なルールがあったが、スーが次第にルールを破りはじめ……。

    2024年・第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で脚本賞を受賞。第75回アカデミー賞では作品賞のほか計5部門にノミネートされ、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞。エリザベス役を怪演したデミ・ムーアはキャリア初となるゴールデングローブ賞の主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネート&受賞を果たし、アカデミー賞でも主演女優賞にノミネートされた。共演は「哀れなるものたち」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」などの話題作で活躍するマーガレット・クアリー。

    2024年製作/142分/R15+/イギリス・フランス合作
    原題または英題:The Substance

    まずは言葉の整理から。“Substance”の意味は「物質」とか「本質」

    冒頭の卵シーンとデミ・ムーアの惜しげもないヌードから始まります、このお歳でガンガンのヌード、すごいね、変なところで感心するか

    カンヌで脚本賞を取った作品、やっぱりよく書けているね。最後はリミッターが外れての暴走気味でしたが。エロもグロ(特にこれ)も入ったすごい作品だった、やっぱりデミ・ムーア様のがんばりでしょう。エマ・ストーンがラモンティスと組んであれだけのことをする時代、デミ・ムーアも負けていられないね。あの音の使い方、美味いね、毒だね。

    やっぱりこのフランス人の女性監督の才能には脱帽です。

    観終われば、ここは渋谷。道玄坂の「喜楽」へ、12時到着。本日は訳あって2階席でチャーシュー麺をね。

    だけど、あの映画を観た直後のラーメン、少し気分悪くなるね、ラーメンのせいではないのですが。

    「哀れなるものたち」のエロでグロテスクな世界観、ランティモス天才だよ

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  • 銀座のインド料理屋の「バンゲラズキッチン」、やっぱり東京一うまいカレー

    銀座のインド料理屋の「バンゲラズキッチン」、やっぱり東京一うまいカレー

    2025年5月19日(月)

    週末はいつものルーティーンを、土日で1本づつのDVD鑑賞と土曜日の外食。視聴したのはこの2本。

    • 「冬の華」
    • 「日本の首領<ドン> やくざ戦争」

    まずは「冬の華」から。2週間ほど前に“さよなら 丸の内東映”で健さんの「駅 Station」をみたので、まだ観たことがない(と思う)、この作品をチョイス

    殺した相手の娘を気にかけ、伯父と偽り文通を続ける一方、堅気になれずヤクザの世界で破滅していく男の姿を描いたドラマ。

    関東の東竜会幹部、加納秀次は、会長のを裏切り、関西の暴力団に寝返った松岡を殺害する。しかし、松岡には3歳になる洋子という一人娘があり、加納は洋子を舎弟の男に託して服役した。服役中、加納はブラジルにいる伯父と偽り、洋子と文通を続けその成長を見守る。

    やがて、15年の刑を終え出所した加納は堅気になることを決意するのだったが……

    自分的には「駅 Station」の方が数倍いいね、何故なら、こちらはやくざものだもの、基本。あくま人情味が感じられないのでね。ただ小林亜星の怪演には驚きました。

    池上季実子、今の姿を見ると、誤った人生の送り方をしたね。

    続いて、「日本の首領<ドン> やくざ戦争」、これも健さんもの。

    『博奕打ち総長賭博』の鶴田浩二主演で、全国制覇を目指す暴力団・中島組の姿を描いた任侠ドラマ。

    西日本最大の組織を誇る中島組は政界や財界とのコネにより組織強化を進めていたが、若頭・辰巳はあくまでも暴力による全国制覇を目指していた…。

    鶴田浩二から菅原文太まで登場のやくざ主演者のオールキャストだね。だけど自分的には佐分利信だね、彼がはいるだけで品格があるものね。

    話の筋はまあどうでもよろしいレベル、典型的なヤクザの抗争劇

    そして、土曜日の夕食です。1ケ月前に訪問した銀座のインド料理屋さんへ再訪です。お味がバツグンだったのでね。

    • 「バンゲラズキッチン」

    インドでも南の港町の“マンガロール料理”のお店、魚系のカレー(フィッシュカレー)が充実しています。

    本日も赤ワインのデカンタを(3,900円)。今日のつまみはこれ。

    • ハーブカシューナッツフライ(620円)

    このつまみは安定のおいしい、バジル風味が新鮮。カレーはこちら。

    • クンダプールチキン(2,360円)ココナッツベースの濃厚なグレービーソースにスパイスをきかせたカレー。カレーリーフを添えて。

    そして、本日もお供は“プレーン ビニヤリ”。このカレーを2人で食べてちょうど良いね、ビニヤリは少し残したよ。

    前回は“マトンカレー”をたべたけれど、いま東京で一番おいしいカレー屋さんじゃなかろうか、少なくとも我が家では。カレーが濃厚でうますぎ。これはナンむではむなくてビリヤニが一番合うね。

    今日もご馳走様でした。

    銀座のインド料理屋「バンゲラズキッチン」のラムミントカレー、世界一の美味しさ

     



  • 映画「八甲田山」、高倉健の演技はかたいね、もっと妖しさと肩の力を抜いて

    映画「八甲田山」、高倉健の演技はかたいね、もっと妖しさと肩の力を抜いて

    2025年5月17日(土)

    昨日は金曜日、「午前十時の映画祭」は2週間で上映映画のローテーションがあるので、早速この映画を観に行ったよ、自分的にはDVDでも観た記憶がないのです(汗)。

    • 「八甲田山」

    「天は我々を見放した…! 」
    日本映画史に残る不朽の名作

    『日本沈没』を大ヒットに導いた監督・森谷司郎と脚本・橋本忍のコンビが、新田次郎の原作「八甲田山死の彷徨」を映画化した超大作
    日露戦争の開戦が迫る明治35年、厳冬の青森県八甲田山を南北から踏破する雪中行軍を行った帝国陸軍の二連隊総勢237名が辿る過酷な運命を、
    高倉健、北大路欣也、三國連太郎ほか超豪華オールスターキャストで描く。
    総製作費7億円、過酷な雪の八甲田で3年がかりの撮影を敢行し、使用フィルムは実に30万フィートを越えるなど空前絶後のスケールとなった本作は、
    当時の日本映画歴代最高の興行収入を記録する大ヒットとなり、劇中で北大路欣也演じる神田大尉が呟く「天は我々を見放した…」は流行語にもなるなど
    大きな話題を呼んだ。

    死を賭けて行軍する男たちの姿と冬の八甲田の大自然をダイナミックに映し取った木村大作キャメラマンによる映像

    この映画確かに観たことなかったね。脇役に至るまで日本映画を代表する俳優陣が総出演なんだね、そこが一番驚きました

    主役は高倉健と北大路欣也だね。三國連太郎がちょっかいを出す役。

    日本映画としての「八甲田山」と比べるものに、世界では「アラビアのロレンス」が頭に浮かびます。雪山と砂漠で舞台は違いなれど、自然美とその厳しさ。

    「アラビアのロレンス」と比べるのは酷ですが、「八甲田山」は直球一本槍で疲れるんだね、悪い意味で。みんな真剣で実話だからしょうがないのではなく、少し緩急が欲しい映画。

    いわゆる「アラビアのロレンス」の妖しさというか妖艶さがないんだね、“デビット・リーンは偉大なり”

    高倉健もいつものあの演技で自然も厳しく、やっぱり息抜きが必要でしょう。

    アマゾンのコメントを見ると評価の高い映画ですが、自分として映画としては足りない大きなところがあると思いました。

    厳しなかでも息を抜こうよ、そんなことを言えば、帝国陸軍に殺されるか。

    観終われば、ここは日本橋室町。ランチはいつものこちらへ「ますたに」、京都ラーメンの雄

    本日はつまみに“キムチチャーシュー”と瓶ビール。

    飲み終えれば、“麺コール”です。だけど、たくあんがなくなったのは辛いね。

    本日もご馳走様でした。

    映画「アラビアのロレンス」を午前十時の映画祭で、妖しすぎるってデビッド・リーン

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  • ジャ・ジャンクーの新作「新世紀ロマンティクス」、これあえて作らなくてもよかったね

    ジャ・ジャンクーの新作「新世紀ロマンティクス」、これあえて作らなくてもよかったね

    2025年5月14日(水)

    昨日は本当に楽しみにしていた映画を観に行ったんだよ。その前に前置きを。

    歴代の中国映画の監督で名作と言われるものはこの2本だけ(かなり主観が入っていますが)

    • 「花様年華」 監督: ウォン・カーウァイ
    • 「長江哀歌」 監督: ジャ・ジャンクー

    そのジャ・ジャンクーの新作が上映されるということで、これは何をさておいても劇場に行くしかないね。映画はこれ。

    • 「新世紀ロマンティクス」

    中国の名匠ジャ・ジャンクーが製作期間に22年をかけ、21世紀初頭から劇的な変化を遂げた中国の街を、ひとりの女性の人生の変遷とともにとらえたドラマ

    2001年、炭鉱産業が廃れ失職者で溢れかえる山西省・大同。2006年、三峡ダム建設のため100万人以上が移住を余儀なくされた長江・奉節。コロナ禍の2022年、マカオに隣接する経済特区として発展する珠海と、すっかり都会となった大同。チャオは大同を出て戻ってこない恋人ビンを探して奉節へ向かい、ビンは仕事を求めて珠海を訪れる。時は流れ、ふたりはまた大同にたどり着く

    主人公チャオ役に、これまでもジャ・ジャンクー監督作で主演を務めてきた妻チャオ・タオ。同監督の過去作「青の稲妻」「長江哀歌」などの本編映像や未使用映像、ドキュメンタリー映像なども使用しながら、実際の24歳・29歳・45歳のチャオの姿と共に、変化していく街の景色を映しだす。2024年・第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。第25回東京フィルメックスでオープニング作品として上映。

    2024年製作/111分/G/中国
    原題または英題:風流一代 Caught by the Tides

    はっきり言うと、これはあえて作らなくてもよかった映画、名匠のキャリアの汚点だと思う。最後の20分を除いて、すべて過去の映像ですが、これではストーリーがわからないよね。まあ三峡ダムのところはなんとなく「長江哀歌」の懐かしさが感じられるかな

    いろんな所からのプレッシャーで公開させられたと思いたいよね。

    これでは中国のこの20年の変わりようというより、あの旦那の変わりようだよね

    最後のあの“掛け声”、何に

    これあまりにも辛口?

    もんもんとした気持ちを抱きながら、表参道の「一蘭」へ。約15分待ちで席につけました。

    ラーメンに替え玉です。ビールはなし。健康的だね。

    あいかわらず外国人率9割の状態。多少カオス状態、どうにかしてほしいね、本音。

    繰り返しますが、本日の映画は残念無念。

    「花様年華」は香港映画の超傑作、ウォン・カーウァイの才能に最敬礼、小津だね

     



  • オリヴェイラの「アブラハム渓谷」、本当の愛に飢えていたのか、映像美の頂点

    オリヴェイラの「アブラハム渓谷」、本当の愛に飢えていたのか、映像美の頂点

    2025年5月13日(火)

    昨日は週初めの月曜日、何の映画を観に行こうかな。思案のしどころです。

    もう観に行くことはないとこのブログでも宣言した、この監督の映画を観に行ったのです。これはやっぱり今回観ておかないともう観れないと思ってね。

    “オリヴェイラ2025  没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集”

    観たのはオリヴェイラのこの大作。

    • 「アブラハム渓谷 完全版」 国内劇場初公開

     

    ポルトガルの巨匠マノエル・ド・オリベイラ監督による1993年の映画「アブラハム渓谷」を、98年にオリベイラ監督が自ら再編集し15分の未公開シーンを追加した完全版。

    19世紀フランスの作家フローベールの小説「ボヴァリー夫人」をポルトガルの女性作家アグスティーナ・ベッサ=ルイスが翻案した小説「アブラハム渓谷」を原作に、男性的な世界に詩的な想像力で抵抗する女性の苦悩を描き、オリベイラ監督の代表作のひとつとなった。

    オリベイラ監督作の常連俳優レオノール・シルベイラが主人公エマを演じて世界的に注目を集め、同じくオリベイラ監督作に多数出演するルイス・ミゲル・シントラ、イザベル・ルトが共演。

    2025年4月開催の特集上映「オリヴェイラ2025 没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集」にて、ディレクターズカット版ともいえる「完全版」を劇場初公開。

    1993年製作/203分/G/フランス・ポルトガル・スイス合作
    原題または英題:Vale Abraao

    映画としての完成度、映像美は超一級品。ヴィスコンティほど貴族ぽくなく、フェリーニほど風刺を効かせていません。ヨーロッパ文芸映画の最高峰でしょう。

    但し、自分的には“何を言いたいのか”わかりませんでした。本当の愛に飢えていたのか、その美貌に振り回された自分と周囲。とにかく不思議な感覚の映画でした。

    あの渓谷の美はすばらしい、だけどあそこだけで閉じている世界、何か狂いそう。

    やっぱり一部の富裕層の戯れなのかな。あんな暗喩的な会話をする社会には入りたくないな、本音。2,300円の価値はありました。

    これで正真正銘、オリベイラは打ち止めです、この特集、堪能させていただきました。

    観終われば、ここは渋谷、しかも月曜日。ここしかないでしょう。

    道玄坂の「喜楽」さんへ直行です。14時に到着、行列はなし、ラッキー

    いつものあれ、“チャーシュー麺”(1,050円)でした。本日はチャーシューの枚数多し。厨房の彼と目でエールの交換をしたもの

    本日もご馳走様でした。

    ヨーロッパの文芸大作と喜楽、どうも結びつかないね、まあいいか。

    2010年の夏に家族でチュニスに行った思い出、半年後にアラブの春が起こった。チュニスでジャスミン革命勃発

     



  • 六本木の「中国飯店」へ、大声で話すな、バーミヤンへ行け、三船も落ち目かな

    六本木の「中国飯店」へ、大声で話すな、バーミヤンへ行け、三船も落ち目かな

    2025年5月12日(月)

    週末の土日はいつものルーティーンです。お昼間はDVDを1本づつ鑑賞、土曜日はいつもの外食です、このルーティーン30年ほど続いているね。

    今週観たのはこの2本。

    • 「上意討ち 拝領妻始末」
    • 「魔境 殺生谷の秘密」

    どちらも三船敏郎が主演です、もちろん三船が目当てです。どちらも三船プロ製作なのね。

    まずは、「上意討ち 拝領妻始末」から。

    「怪談」の小林正樹監督が三船敏郎と初タッグを組み、1967年・第28回ベネチア国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した時代劇

    同監督作「切腹」の原作小説「異聞浪人記」で知られる滝口康彦の短編小説「拝領妻始末」をもとに橋本忍が脚色を手がけ、武家社会の非人間性を描く。会津松平藩馬廻り役の笹原伊三郎は、主君・松平正容の側室いちを長男・与五郎の妻に拝領するよう命じられる。

    息子の幸福な結婚を願う伊三郎は断ろうとするが、藩命に背くことはできず受け入れることに。望んだ結婚ではなかったものの、与五郎といちの間には愛情が芽生え、子どもにも恵まれる。しかし正容の嫡子が急死したことから、新たな世継ぎとなった菊千代の生母であるいちを大奥へ返上するよう命令が下される

    1967年製作/128分

    出演は、三船敏郎 、仲代達矢、加藤剛 、司葉子ですね。設定はぢがいますが、三船と仲代の立ち回り、用心棒を狙ったのかな。演出は歌舞伎チックですね、少し鼻につく演出かな。司葉子の顔作りも少しおどろおどろしいもんね。

    だけど、この時代に愛を主題にしたのは、時代錯誤ではと思いました。まあ、佳作かな。

    次は「魔境 殺生谷の秘密」です。

    “凄腕浪人・三船敏郎”再び!名作『用心棒』『椿三十郎』を彷彿とさせる圧巻の立ち回り。三船敏郎演じる浪人が無実の罪で死んだ男の汚名返上のため活躍する痛快時代劇

    キャッチフレーズはすごいのですが、これは三船の容姿も衰えたし、ストーリーが安易すぎ。三船プロが倒産するのも仕方なしか。

    観終われば、土曜日の夕食です。本日は連れの1人が記念日なので是非ここにと。六本木の「中国飯店」へ。2月以来の3ケ月ぶりの訪問です。3名で19時に訪問です。

    まずはサッポロの黒ラベルです。注文はいつもの我が家の黄金メニュー。

    • 干し貝柱とシャンツァイと押し豆腐の和え物
    • 里芋の葱油炒め
    • 小籠包(本日は7個、連れが3個づつ、自分は1つ)
    • 黒酢の酢豚
    • 松の実のせ牛挽き入り醤油味チャーハン(通称“黒いチャーハン”)
    • 胡麻団子

    このメニュー、やっぱり美味いよね。本日は酢豚の肉質が連れからも高評価です。

    そして本日の小籠包は少し大きめでアンも多め。

    そして、最後は胡麻団子、やっぱりこれだよね

    ビール2本でお会計は17,000円。

    本日、気になったのは、ガラの悪い家族連れがいたこと、大声で話すな、ここはバーミヤンではないよ、恥ずかしいあの家族。

    ご馳走様でした。

    日本で一番うまい小籠包は「中国飯店」かな、リー・マーヴィンの渋さに参ったね

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  • 映画「リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界」、ケイト・ウィンスレットのヌードありの迫真の演技

    映画「リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界」、ケイト・ウィンスレットのヌードありの迫真の演技

    2025年5月10日(土)

    昨日の金曜日は映画のラインナップが更新される日、ようやくGWのアニメから開放されるのかな。そして観に行った映画はこちらの新作。

    • 「リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界」

    ケイト・ウィンスレットが主演・製作を務め、トップモデルから20世紀を代表する報道写真家へと転身した実在の女性リー・ミラーの数奇な人生を映画化した作品

    1938年、南フランスでアーティスト仲間たちと休暇を過ごしていたリー・ミラーは、芸術家ローランド・ペンローズと出会い恋に落ちる。ほどなくして第2次世界大戦の脅威が迫り、日常のすべてが一変。写真家の仕事を得たリーは、アメリカ「LIFE」誌のフォトジャーナリスト兼編集者デイヴィッド・シャーマンとチームを組む。1945年、リーは従軍記者兼写真家として次々とスクープをつかみ、ヒトラーが自死した当日、ミュンヘンにあるヒトラーのアパートの浴室で自らのポートレイトを撮影して戦争の終わりを伝える。それらの光景はリー自身の心に深く焼きつき、戦後も長きにわたり彼女を苦しめることになる。

    リー・ミラーを演じたケイト・ウィンスレットはゴールデングローブ賞の最優秀主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされた。リーの友人ソランジュ・ダヤン役でマリオン・コティヤール、恋人ローランド・ペンローズ役でアレクサンダー・スカルスガルド、編集者デイヴィッド・シャーマン役でアンディ・サムバーグが共演。「エターナル・サンシャイン」などの撮影監督エレン・クラスが長編映画初監督を務めた

    2023年製作/116分/G/イギリス
    原題または英題:Lee

     

    タイタニックのあのケイト・ウィンスレットが上半身ヌードで迫真に迫る演技、体型はかなりボリューミーですが。そんなことはさて置いて、映画の中身ね。

    なんか戦場カメラマンになる動機がイマイチ映画ではわからないのが、不満かな。ファッション紙の“ヴォーグ”に写真を提供していたのには驚きました。やはりヴォーグからかなり資金提供されていたのかな、かなり余裕のあるカメラマンと見ましたが。

    マリオン・コティヤールがあんな小さな役ででるなんてね、驚きました。シニアを中心に顧客層は意識高い系の人が多そうでした

    新聞の書評で鑑賞後に知ったのですが、若い頃はヴォーグのモデルだったんだね、その美貌。

    観終われば、天候も悪いしランチは銀座で、やっぱりここだね。

    支那そばの「はしご」さんへ。やっぱり“パーコーだんだん麺”が食べたくてね

    まずは、きざみタクワンを肴にビールを、キュッとね。飲み終えれば麺です。

    ヒタヒタにスープに染みた排骨に卒倒です。

    ご馳走様でした。

    映画「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」はヒトラーの側近の立ち位置が良くわかるよ

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  • ド昭和にハマりたいなら健さんの「駅 STATION」、追悼いしだあゆみ

    ド昭和にハマりたいなら健さんの「駅 STATION」、追悼いしだあゆみ

    2025年5月9日(金)

    昨日は午前中は自宅でヤボ用を処理して、お昼にこの映画を観に行ったよ、かなり満を持してね。何故なら、ナンタって“さよなら 丸の内TOEI”だもの。

    1960年9月20日に開業した映画館「丸の内TOEI」が、2025年7月27日に閉館することを受けて、「さよなら 丸の内TOEI」と題したプロジェクトが5月9日からスタート。プロジェクト期間中には、往年の名作から近年の話題作に至るまで80タイトル以上を特集上映

    そんな訳でこの企画でこの映画を観に行ったよ。

    • 「駅 STATION」

    雪の駅に人生を乗りかえて、いま、発車のベルが響く―刑事の十余年にわたる人生の軌跡を通して男女の出会いと別れを描いた感動作!

    雪の降る北海道の銭函駅で、三上英次は妻と別れた。警察官であり、オリンピック射撃選手でもある英次には、妻のたった一度の過ちも許せなかったのだ。ある日、英次の上司が凶悪犯に射殺される事件が起こった。だが、オリンピックが、目前の英次は捜査からはずされてしまう―。数年後、選手は引退したものの射撃の腕を見込まれて担当させられる非情な職務に、英次はやりきれなさを覚えるのだった。やがて、正月を故郷でと立ち寄った増毛駅で、英次は桐子という女と出会う。寂しい男と女の心に。ようやく暖かいものが通いはじめたのだが…

    監督: 降旗康男

    出演: 高倉健, 倍賞千恵子,いしだあゆみ, 古手川祐子,烏丸せつこ, 永島敏行, 室田日出男, 大滝秀治, 田中邦衛, 池部良, 竜雷太,  武田鉄矢, 根津甚八,  北林谷栄, 宇崎竜童

    132分/1981年製作

     

    いやぁー、凄かった。有楽町に昭和が蘇ったね、ド昭和の世界でした、その空気感、観客もね。原作・脚本は倉本聰だものね、オリジナル。

    自分はDVDで観たことはあるのですが、スクリーンでは初めて。八代亜紀の舟唄のシーンしか覚えていなかった。この時期の女優“いしだあゆみ”はいいね、冒頭の5分で主役級。亡くなられたことが残念無念。

    話し自体はあんまりこれといったストーリーはないんだね、ただ高倉健が極寒の地で人生の味わいを出すのに酔いしれる映画

    出演者を見ると主役級ばかり、すごいね。それにしても大滝秀治にボケ役をさせた伊丹十三はえらいね。桐子役の倍賞千恵子は適役とは思えませんが、昭和に酔いしれたい方はこの1本。

    健さんの言葉、“カラフトまで届いたよ”、クスッ。

    “昭和は遠くになりにけり”だね。

    観終われば、いつもの木曜日。銀座の共楽へ顔見せに。本日はかなりガラガラ、みんなどうした、GWボケから目をさませ。

    まずはビールで、背中には昭和感を漂わせながらね。飲み終えれば、いつもの“ワンタン麺”を。本日もご馳走様でした。

    向田邦子への賛辞。あの人はね、パシっとした女でした、つまり「昭和のホンモノ」です

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  • 映画「ターミネーター2」は監督のジェームズ・キャメロンの正に力技、傑作

    映画「ターミネーター2」は監督のジェームズ・キャメロンの正に力技、傑作

    2025年5月8日(木)

    ようやくGWも明けて、すがすがしい毎日となりました。何がすがすがしいかはご想像にお任せしますが。

    というわけで、とにかく平常モードに戻りましたので、足を運ぶのは映画館。まずはこの映画から。「午前十時の映画祭」で日本橋のTOHOシネマズへ

    観たのはこちらの“泣く子もだまる”この映画。

    • 「ターミネーター2」

    実はこの“ターミネーター2”には思い出があるのです。昔コンテンツの商売をしている時に、地上波の偉い人が“ターミネーター2”だけは、我が社でしか観れないように販売権を販売してほしいといわれた、それほどの映画だったのです。ちなみにその地上波局は最近、大変な不祥事を起こしたあの局です。

    ジェームズ・キャメロン監督による大ヒットSFアクションのシリーズ第2作

    前作から10年後の1994年。未来に起こる機械と人類の戦いを知ったサラ・コナーは精神病院に収容され、後に人類のリーダーとなる息子ジョンは里親のもとで不良少年へと成長していた。ある日、未来から2体のターミネーターがやって来る。1体は人工知能スカイネットがジョンを抹殺するために送り込んだ最新モデルT-1000型、そしてもう1体は10年前にサラの命を狙ったターミネーターと同じT-800型で、ジョンを守るため未来の彼自身が送り込んだものだった。

    前作では悪役だったアーノルド・シュワルツェネッガー演じるT-800が、本作では人間の味方として登場。ジョン・コナー役をエドワード・ファーロング、サラ・コナー役を前作に続きリンダ・ハミルトンが務めた。のちに続くシリーズ作品を含めても屈指の人気と評価を誇る一作

    1991年製作/137分

    この映画観たことあるのですが、すっかりストーリーは忘れていました。

    下手な監督だと訳のわからない映画にでもなりそうですが、そこはジェームズ・キャメロン、難しいことは別にしてむ、最高のエンターテイメントに仕上げていますね

    シュワちゃんのキャラはよくありそうですが、相手役のキャラ立ちがすごいね、今観ても

    時間が経つのを忘れて見入ったのは久しぶり、関わった人たちが出世していった記念碑的作品ですね。とにかくこれ系の当第一の大監督はジェームズ・キャメロンで決まりだね。

    観終わればここは日本橋室町。10日ぶりにこちらのラーメン「ますたに」さんへ。

    13時に入店。今日はつまみはなし。ビールとラーメンを。

    そして、ちょっと寄り道を。「ますたに」から1分の“cohana”店舗でこの「関の豆ばさみ」(1,485円)を購入。旅行の機内持ち込みで持っていけたらいいのですが、やっぱり引っかかるんだろうね。

    日本有数の刃物の町、岐阜県関市にある1933年創業の長谷川刃物が刃物メーカーとして培った技術と自由な発想で生んだ豆ばさみ。指でつまむように持ち、軽い力でカットができます

    よい買い物でした。

    浅草合羽橋の犬印鞄製作所で「道具巻き」を購入、これ包丁も入る便利なグッズ

     



  • アメリカ大使館前の超オシャレな「ジャスミンタイ テラス」、都心で南国気分

    アメリカ大使館前の超オシャレな「ジャスミンタイ テラス」、都心で南国気分

    2025年5月7日(水)

    2025年のGW最後、こどもの日とその振替休日です。自分は東京の自宅にじっとです。1日1本のDVD視聴です。観たのはこの2本。

    • 「エクステリトリアル」
    • 「ミッドナイト・ガイズ」

    まずは「エクステリトリアル」から。

    アメリカ領事館の中で息子が姿を消した。我が子を探し出すために全力を尽くす特殊部隊の元兵士サラ。そうして探索を続けるうちに、恐ろしい陰謀が明らかになっていく

    ドイツ製作のNetflix映画です。主演はジャンヌ・グルソーという人。“幼い子どもがいなくなった”もの。少し特殊なのが、ドイツのアメリカ大使館敷地内で起こったということかな

    あとはあまり新鮮味のないいつものネトフリのアクションものという感じですが、まあまあの出来なのかな。あまりリアル感がない設定が今ひとつです。せめて主役は名の売れた例えば“オルガ・キュリレンコ”なんか良かったと思うのですが。

    次は「ミッドナイト・ガイズ」です。

    28年の刑期を終えて出所したギャング、ヴァルは、ギャング仲間のドクと再会を果たす。彼らは久しぶりの再会を喜ぶが、ドクは彼らのボスであるクラップハンズに、ある難題を押し付けられていた。それは、“翌朝の10時までにヴァルを殺す”こと。ヴァルに詰め寄られたドクは、その事実を打ち明けてしまう…。2人は高級車を盗み3人目の仲間、ハーシュと共に、昔のようにひと暴れする。人助けや、警察とのカーチェイスを楽しむ彼らだったが、約束の時間は刻々と迫っていた――。© 2012 LAKESHORE ENTERTAINMENT

    監督: フィッシャー・スティーヴンス

    主演はアル・パチーノとクリストファー・ウォーケン。この2人が共演というだけで観る気にさせるよね。だけど、ギャングものというより人情味映画だね。もうアル・パチーノがやつれているしね、存在感だけ。クリストファー・ウォーケンはいつもの彼、独特な雰囲気を醸し出します。まあ内容はどうでもいいんです。ゴットファーザーとディア・ハンターの合体なのですから。佳作でしょう。

    そして、こどもの日の夕食はこちらのレストランへ。最近のお気に入り。

    • 「ジャスミンタイ テラス」(JASMINE THAI TERRACE)

    赤坂インターシティAir 1階のお店、超おしゃれな外観だよ、ちょうどアメリカ大使館目の前

    19時に3名で訪問です。直前に電話予約してね。

    まずはクーポン利用でウェルカム・ドリンクを。マンゴジュースと赤のグラスワインを。

    そして、注文です。

    • プーパッポンカリー(蟹カレー炒め)
    • 空芯菜炒め
    • パッタイ(タイ風焼きそば)

    定番ですが、ハズレなしです。東京で食べるタイ料理ではベストかな、雰囲気も含めて今、東京でね。今日はアルコールはマンゴーサワーの1杯のみ。かかりつけ医の交代でかなりうるさく言われているのでね。

    連れ2人はデザートはマンゴーライスをシェア。

    お会計は8,220円。ご馳走様でした。都心で南国気分

    [バンコク旅行記2024-12月]バンコクグルメの決定版、新記のダックとノースイーストのプーパッポン

     



  • 銀座の老舗イタリアン「スケベニンゲン」、店名で勝ちだね、家庭的な普段使いできる店

    銀座の老舗イタリアン「スケベニンゲン」、店名で勝ちだね、家庭的な普段使いできる店

    2025年5月5日(月)

    本日は「こどもの日」でGW真っ只中。

    そんな世間さまとは関係なく、自分の週末はいつものルーティーンどおり。

    土日は自宅でDVD鑑賞です。観たのはこちらの2本。

    • 「待ち伏せ」
    • 「六人の嘘つきな大学生」

    まずは「待ち伏せ」から。

    小国英雄、「女賭博師壷くらべ」の高岩肇、「女組長」の宮川一郎、それに「風林火山」の稲垣浩(藤木弓は稲垣監督のペンネーム)の四人が脚本を共同執筆、稲垣浩が監督した時代劇。撮影は「幕末」の山田一夫が担当。

    三船敏郎/石原裕次郎/浅丘ルリ子/勝新太郎/中村錦之助

    1970年製作/117分

    まあサムライの用心棒系の話しです。三船敏郎のサムライものでかなり期待してチョイスしたのですが。これ製作は“三船プロダクション”なのね。

    結論から言えば、脚本がよくないと思うんだね、役どころも裕次郎と錦之助には違和感があるね。もう少し娯楽大作にできないものなのかね、この三船の役もニヒルさがないね

    やっぱり“黒澤は偉大なり”、“セルジオ・レオーネは偉大なり”を実感しました。

    次は「六人の嘘つきな大学生」です。新作ですね。

    浅倉秋成による大ヒットミステリー小説を映画化した密室サスペンス

    人気エンタテインメント企業の新卒採用で最終選考に残った6人の就活生。「6人でチームを作り、1カ月後のグループディスカッションに臨む」という課題を与えられた彼らは、全員での内定獲得を目指して万全の準備で選考の日を迎えるが、急な課題の変更が通達される。6人の中で勝ち残るのは1人だけで、その1人は彼ら自身で決めるというのだ。戸惑う彼らに追い打ちをかけるかのように、6通の怪しい封筒が見つかる。その中には「詐欺師」「犯罪者」「人殺し」など6人それぞれを告発する衝撃的な内容が記されていた。やがて会議室という密室で、6人の本当の姿が次々と暴かれていく

    洞察力に優れた主人公・嶌衣織を浜辺美波、まっすぐな性格でムードメーカーとなる波多野祥吾を赤楚衛二、冷静で的確なリーダーシップをとる九賀蒼太を佐野勇斗、語学力と人脈に自信を持つ矢代つばさを山下美月、口数が少なく分析力に優れた森久保公彦を倉悠貴、スポーツマンでボランティアサークルの代表を務める袴田亮を西垣匠が演じた。

    これは観る年代を選ぶね、若者なら面白がるかも

    長く人生を活きてきたシニアにとっては、そもそも論でこんな就職活動の出来事、バカバカしいと思うんだね、どうでもよし。あの人、浜辺美波という人だったんだね。

    土曜日の夕食です。銀座のこのイタリアンへ、インド料理が続いたのでね。

    • イタリアンダイニング 銀座 SCHEVENINGEN(スケベニンゲン)
    • 銀座3-7-13 成田屋ビル B1F

    銀座で40年以上の老舗。店の名前だけで“あなたの勝ち”ですね。オランダ・ハーグ市郊外の北海のリゾート地の街の名前だそうです。

    web予約して19時に2名で訪問です。小ぶりな洒落た感じではなく、家庭的なイタリアンのお店です。注文は自分たちはアラカルトで。テーブルチャージは250円/人です。

    まずは赤ワインをデカンタ(1,990円)でね。つまみは、“ラビオリのフリット”(970円)です。赤ワインと良いマッチングです。

     

    食事はこの2品。

    • カルネ di ロゾロ (豚ロースとトマト、チーズの重ね焼き)“当店自慢の一品とのこと”
    • ペンネゴルゴンゾーラ

    カルネ di ロゾロはアイディア料理ですね、パンチが効いてこの組み合わせなら美味しくないはずはありません。ペンネもスープパスタのようです。

    だけどお店の好みだと思いますが、少し塩気が強いかな。まあ、これが老舗の味なのかな。

    お会計は7,900円。銀座の真ん中で普段使いできるイタリアンのお店を発見できたぞ。

    ご馳走様でした。

    ミラノで一人飯。名物の郷土料理「オッソブッコ」を食す。サフランライスとのマリアージュが絶品だった。たまらん

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  • オリヴェイラの「カニバイシュ」、まさに“人を喰った”ような怪映画だね、この意味わかる?

    オリヴェイラの「カニバイシュ」、まさに“人を喰った”ような怪映画だね、この意味わかる?

    2025年5月3日(土)

    本日からGW後半戦のスタート、4連休。

    だけど、昨日、東京を襲った風雨は凄かったね、こんな低気圧は久しぶりです。

    昨日、GW前の金曜日は午後の2時から病院に行くため、予定に合う映画を探したね。

    GWはガキンチョの映画ばかりでつまらないね。先日のブログでマノエル・ド・オリヴェイラはおそらく最後と書いたのですが、この偉大な監督のこの作品を観に、渋谷のル・シネマにのこのこ出かけたのでした。

    • 「カニバイシュ」

    厳粛な雰囲気に満ちた貴族たちの晩餐会は、やがて驚愕の展開を見せる。人間、動物、機械などあらゆる境界を侵犯し、奇想天外なユーモアが炸裂するオペラ・ブッファ(喜劇的なオペラ)映画の怪作

    アヴェレダ子爵はマルガリーダとの婚礼の夜に、自分が人間ではないことを打ち明ける。それを聞いたマルガリーダは錯乱し、貴族たちが集まる晩餐会は驚くべき事態に陥っていく。

    これは久しぶりに観た変態映画でした、いい意味でも悪い意味でもね。まさに“人を喰ったような話し”と言えば、この映画を的確に表していると思います、文珍師匠的な毒気でね

    初めから3/4まで何となく変な恋愛のオペラチックな展開が続きます。最初の20分はつまらないなと思ったのは普通の感性でしょう、そこから以後もあまり歌心のないオペラチックな歌唱会話が続くのですが。

    それにしても心に残る歌唱はなかったね、ここは苦笑

    だけど、最後の20分の展開はすごかったね、監督は何を結局言いたかったのかな。もうフェリーニちっくでしたね、“人生は所詮滑稽”だということなのかな、もっと深い意味があったりして。

    結局は今回もオリヴェイラに脱帽させられたね。

    観終われば、ここは六本木。雨が降っていなければ麻布十番の「新福菜館」(行けば今週2回目)ですが、この雨ではね、転身です。というわけで安定の六本木の「一風堂」さんへ。おそらく半年ぶりぐらいかな。

    行って驚いたこと、何と各テーブルの前にタッチパネルが置いてあって、それで注文する方式に変わっていました。麺の硬さもパネルで選べます

    まずはビールと無料トッピング“辛いもやし”と“高菜”をつまみにグイグイと。無料トッピングは定員さんに言わねばなりません。

    飲み終われば、ラーメンです。もう一風堂ではあっさりの“白丸”です。ごまを大量にすりおろして食べる“白丸ラーメン”旨しです。

    ご馳走様でした。

    「午前十時の映画祭」、映画館の大画面でフェリーニの屈指の名作「8 1/2」を観て、改めて尊敬し直した、巨匠に対して失礼かな?

     



  • 映画「JOIKA 美と狂気のバレリーナ」、観ると子をバレリーナにはさせたくない

    映画「JOIKA 美と狂気のバレリーナ」、観ると子をバレリーナにはさせたくない

    2025年5月2日(金)

    昨日の木曜日はGWモードで銀座の絵画教室もなし、銀座に行く用事もなかったので、「共楽」さんへの訪問もなし。

    そんな木曜日に向かった先は渋谷、この映画を観るためにね。

    • 「JOIKA 美と狂気のバレリーナ」

    自分、バレエものは好きなのでね。

    ロシアのボリショイ・バレエ団を舞台に、完璧なプリマになることに取り憑かれたアメリカ人バレリーナの狂気を描いたサイコサスペンス。2012年にアメリカ人女性として初めてボリショイ・バレエ団とソリスト契約を結んだジョイ・ウーマックの実話を基に、華やかなバレエ界の裏側で当時のダンサーたちが直面していた過酷な現実を描く

    アメリカ人のジョイはボリショイ・バレエ団にスカウトされて単身ロシアへ渡り、希望を胸にアカデミーに入学する。そんな彼女を待ち受けていたのは、常人には理解できないほどの完璧さを求める教師ヴォルコワによる脅迫的なレッスンだった。過激な減量やトレーニング、日常的に浴びせられる罵詈雑言、ライバルたちからの嫌がらせなど過酷な日々を過ごすうちに、ジョイの精神は追い詰められていく

    「17歳の瞳に映る世界」のタリア・ライダーが主演を務め、「女は二度決断する」のダイアン・クルーガーが教師ヴォルコワ、「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」で主演を務めたダンサーのオレグ・イベンコがジョイのパートナー、ニコライを演じた。世界的バレリーナのナタリア・オシポワが本人役で登場。

    2023年製作/111分/G/イギリス・ニュージーランド合作
    原題または英題:Joika

    実話だそうです、だからストーリーはあまり奇抜なものではないオーソドックスです。バレリーナは大変な職業ですね、本当に足が強くないとダメだということが納得、そのためには痩せないとね。

    こんな世界を垣間見ると、親はバレリーナにはしたくなくなるね。ロシアの地は陰湿だしね、パトロンも必要なのか。何回も連呼されていた、“技術よりも政治力”ということ。納得しました。ダイアン・クルーガーがいい役どころを持っていったね。

    観終われば、ここは渋谷。GW突入前なら、ここしかないでしょう。つい最近の“町中華で飲ろうぜ”で玉ちゃんが訪問したのは興味深かったね

    あの人が店主であの人が若大将なんだね、まあ想像のとおりでした。

    13時で行列は7名ほど。いつものカウンター席です。

    ここではビールはなし。注文はいつもの“チャーシュー麺”(1,050円)

    今日も美味かったです、次はGW明けということでね。

    「愛と哀しみのボレロ」を劇場で観たよ、まさにこれを観ないでに死ねるか

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  • 台湾映画「本日公休」は人生を感じるすスルメみたいな佳作だよ、そして「おつな寿司」へ

    台湾映画「本日公休」は人生を感じるすスルメみたいな佳作だよ、そして「おつな寿司」へ

    2025年4月28(月)

    いよいよ2025年のGW突入です。毎日がGWの自分はいつもと同じルーティーンを。

    土日にDVDを1本づつ視聴、今週末に観た映画はこちら。

    • 「神は銃弾」
    • 「本日公休」

    まずは、「神は銃弾」から。

    ボストン・テランの同名小説を『ジョンQ -最後の決断-』のニック・カサヴェテス監督が映画化。クリスマスに刑事・ボブの元妻とその夫がカルト集団に惨殺され、娘が姿を消す。ボブは過去にカルト集団から生還した女性と手を組み追撃を開始する。※R15+

    実話だそうですが、本当にこんな無法なカルト集団がのさばる世界はあるのだろうか疑問。あんな集団、目立ちすぎて無理なのでは。そこはオウム(幹部は一見普通の人ぽい)と違うと思うんだね。

    あまりにカルトが全面に出過ぎて自分的には?かな。そしてこの手の映画では長すぎます、2時間には収めないとね。

    続いて、日曜日は「本日公休」です。

    台湾の俊英フー・ティエンユー監督が昔ながらの小さな理髪店を舞台に贈るハートフル・ドラマ。主演は24年ぶりの映画出演となるルー・シャオフェン。共演にフー・モンボー、ファン・ジーヨウ。台中の下町で40年にわたり理髪店を営むアールイ。その丁寧な仕事ぶりで常連客の信頼も厚く、店にはいつも穏やかで温かな時間が流れていた。そんなある日、アールイは店の入り口に“本日公休”の札を掲げ、愛用の理容道具を手に外出する。そんな時にかぎって、普段はなかなか顔を見せない3人の子どもたちが店にやって来て、やがて連絡の取れなくなった母を案じ始めるのだったが…。

    これはいいね、人生について押し付けがましくなく、さらりとウンチクを示唆します。話しはベタですが、タンタンと流れる空気感がすばらしい。自分も美容師になろうかとなと思わせる佳作。おすすめです。

    そして、土曜日の夕食です。4月2回目の六本木の「おつな寿司」さんへ。まさに、大人のディズニーランドです。2名で訪問です。

    大将の前のカウンターに座れば、黙ってサッポロの黒ラベルからです。

    本日のつまみは、まずは今がまさに旬の“ホタルいか”です。2品目は旬の魚、“カツオくんの刺身”です。どうしてスーパーで買う刺し身と味が違うんだろう。

    今日の握りです。まずは前半戦。

    • いか
    • ひらめ、(かな)
    • ほたて
    • あじ
    • マグロ赤身

    ここで、茶碗蒸しで仲入りです。後半戦です。

    • 甘エビ
    • 中トロ
    • いくら(塩と醤油漬けどちらがいいか選ばせてくれたよ、選んだのは塩の方)
    • 玉子焼
    • 鉄火巻
    • おつな名物“いなり寿司”
    • 穴子

    今日も大変美味しゅうございました。次は5月下旬かな。GW中に行ったりして。

    自宅で美味い“豚の角煮”は作れないものか?台湾の万能調理器「大同電鍋」と小磨坊でトライ

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  • オリヴェイラ「訪問、あるいは記憶、そして告白」、生活にもセンスの良さを感じるね

    オリヴェイラ「訪問、あるいは記憶、そして告白」、生活にもセンスの良さを感じるね

    2025年4月26日(土)

    いよいよ世の中は。本日から“いわゆる”GW突入なんだね。だけど自分には関係ないので知らなかったのですが、今年は日並びが相当に悪いんだね、労働者の皆さん、残念でした。

    そして、まずは昨日の活動報告です。まずはこの監督の映画を観に、渋谷のル・シネマへ

    マノエル・ド・オリヴェイラの「夜顔」を先日観て、感銘を受けたのでね

    100歳を超えてもなお映画を作り続け、現役最高齢の監督として世界中で話題と尊敬を集めた、マノエル・ド・オリヴェイラ。「私はシネマトグラフの映画監督だ」「映画とは何か?それは幻影だ。」と語り、「シネマトグラフ」を発明したリュミエール兄弟や「映画の魔術師」ジョルジュ・メリエスなど最初期の映画との連なりを強く意識するオリヴェイラは、まさに映画史を体現する唯一無二の存在

    観たのはこちら。

    • 「訪問、あるいは記憶、そして告白」

    オリヴェイラ自身が暮らしたポルトの家、家族、そして自らの人生を辿る自伝的な作品。自らの死後に発表するように言付けられ、2015年にポルト、リスボン、カンヌ国際映画祭、山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映された。

    1982年/ポルトガル/68分/原題:Visita ou Memórias e Confissões

    国内劇場初公開

    観ての感想。個人的には感銘を受けたね、あの映画で紹介された家に約40年間住んだそうですが、非常に趣味の良い家と家具です。だけど、今の時代にはあまりにも広すぎて使い勝手が悪そうですね。オリヴェイラの哲学的な考え方も自身で話すので、後世の人たちにとっては非常によいことだね、監督業として。

    著名な監督もこうゆう自伝的なフィルムを残せばいいのにね、プライベートは別か。

    自分が驚いたのは、こんな本当に地味な映画なのに席がかなり埋まっていたこと(2割程度でも凄いことだと思います)

    スペインの政治闘争は知っていましたが、隣国のポルトガルでも政治闘争はあったんだね、彼もゲシュタボに捉えられて投獄された体験を語っています。

    もうオリヴェイラの作品を観ることはないと思うけれど、ヨーロッパの知識人、ここにあり。

    観終われば、ここは渋谷。本日向かったのはこちらの表参道のラーメン屋「一蘭」。ここは少し穴場で行列が少ないのでね。12時ですが、ほぼ5分待ちで入店できました。

    日本人の方が少ない不思議なラーメン屋さんですね、あのシステムが口コミや情報誌で有名なんだろうね、味は彼らには合わないと思うのですが。

    それはさておき、自分の注文です。“ラーメン”と“替え玉”です。これで1,300円超え

    お味はいつもの一蘭。ご馳走様でした。

    2021年のGWにヴィスコンティの超大作「ルートヴィヒ」を見た。すごいものを観たの一言





  • ガイ・リッチーの「アンジェントルメン」、素材はいいのだからもう少し繊細にならないものかね

    ガイ・リッチーの「アンジェントルメン」、素材はいいのだからもう少し繊細にならないものかね

    2025年4月25日(金)

    昨日の木曜日は本来はルーティーンのある日ですが、展覧会とGWで銀座の絵画教室はお休みです。そんな訳でその時間に同じ銀座で映画の予定を入れたのでした。

    観た映画はこちら。

    • 「アンジェントルメン」

    「ジェントルメン」「スナッチ」のガイ・リッチー監督が、第2次世界大戦中のイギリスでチャーチル首相もと非公式に結成された特殊部隊の戦いを活写したスパイアクション

    第2次世界大戦中、英国はナチス軍の猛攻により窮地に追い込まれていた。特殊作戦執行部に呼び出されたガス少佐は、ガビンズ“M”少将とその部下イアン・フレミングから、「英国軍にもナチスにも見つからずに、北大西洋上のUボートを無力化する」という高難度の任務を命じられる。型破りな仲間たちを集めて船で現地へ向かったガス少佐は、作戦決行へ向けて準備を進めていくが、思わぬ事態が起こり……。

    特殊部隊の創設にもかかわった海軍情報将校イアン・フレミングが、後に作家となり生み出したジェームズ・ボンドのモデルになったと言われる主人公ガス・マーチ=フィリップスを、ヘンリー・カビルが演じた。そのほか、「ベイビー・ドライバー」のエイザ・ゴンザレス、「ワイルド・スピード ファイヤーブースト」のアラン・リッチソン、「クレイジー・リッチ!」のヘンリー・ゴールディングが共演。「トップガン マーヴェリック」のプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーが製作に名を連ねた

    2024年製作/120分/G/アメリカ・イギリス・トルコ合作
    原題または英題:The Ministry of Ungentlemanly Warfare

    まず英題名の「The Ministry of Ungentlemanly Warfare」を直訳すると、“紳士らしくない戦争省”ということになるのかな。観たらその意味がわかるんですが。

    この出来事は実話だそうです。

    映画は実にハリウッド的なアクションものですね、5名で多数のナチスをバッタバタと殺していきます。このあたり、もう少しどうにかならんものかね

    まあ、あの超ハリウッドの大物、ジェリー・ブラッカイマーがプロデューサーならしょうがないか。イギリスならもう少し繊細なスパイものにして欲しいのですが

    繰り返しますが、実話だからしょうがないのかな。

    あの紅一点の人は、エイザ・ゴンザレスという人なのね。それなりに楽しめたのは事実ですが。

    映画が終われば、このルーティーンは活きています。

    銀座の老舗ラーメン店の「共楽」さんへ。本日も行列なし、中国人のおばちゃんはも帰ってきて安泰。今日は外人さんが多く、少し違う雰囲気。いつものようにビールです。今日はつまみの“たけのこ”の失念はなし。ビールを飲み終わる頃に、“麺お願いします”のコールです。 いつものように、“ワンタンメン”です。 やっぱり美味し。合言葉は“共楽は一週間に一度のお楽しみ”

    外人さんへ、ラーメンはサクッと食べて早く退散すべし、待っている人がいるんだよ。

    「タイガー 裏切りのスパイ」、世界はインドとパキンスタンだけで回っているんじゃないよ

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  • オリヴェイラの「夜顔」を観たよ、ヨーロッパの気品漂う映像、話しは違いますが

    オリヴェイラの「夜顔」を観たよ、ヨーロッパの気品漂う映像、話しは違いますが

    2025年4月23日(水)

    昨日の火曜日も渋谷のル・シネマさんへこの監督の映画を観るために足を運んだよ。

    マノエル・ド・オリヴェイラ(1908-2015)さん、 1908年12月11日、ポルトガル北部の都市ポルト生まれ。

    1963年に長編第二作『春の劇』を監督するも、発言が問題視され投獄された。1974年に独裁政権が終わると、80年代以降は旺盛に作品を発表。ヨーロッパで注目を集める。1985年、超大作『繻子の靴』を出品したヴェネチア国際映画祭で特別金獅子生涯功労賞、1991年には『神曲』が同映画祭の審査員特別賞を受賞。『クレーヴの奥方』(99)でカンヌ国際映画祭審査員賞、同映画祭の名誉パルム・ドールを2008年に受賞している。2015年4月2日、106歳で死去

    自分はこのオリヴェイラという監督、知りませんでした。怖いもの観たさで劇場へ。

    そして、観たのはこちらのこの映画。

    • 「夜顔」

    2006年/ポルトガル、フランス/フランス語/ヨーロッパ・ビスタ/69分/原題:Belle Toujours
    監督・脚本:マノエル・ド・オリヴェイラ/撮影:サビーヌ・ランスラン/製作:ミゲル・カディリェ
    出演:ビュル・オジエ、ミシェル・ピコリ、リカルド・トレパ、レオノール・バルダック
    ルイス・ブニュエル監督作『昼顔』(1967)の登場人物たちの38年後を描く。ミシェル・ピコリが再び「アンリ」役で登場。カトリーヌ・ドヌーヴが演じた「セヴリーヌ」にはビュル・オジエが扮する。

    観た感想。監督96才の時の映画。1時間9分の映画だけれど、気品漂う映画だね。パリの街のの写し方がすばらしい、映画って、こんなに簡単にとってもいいんだね、まあ巨匠ですので。昼顔を観ていなくても大丈夫。そして、終わり方のぶつ切りさもすごいね。

    予算はかけなくてもこんな素敵な映画がとれるんだね。感心しました。フェリー二やヴィスコンティなどとは違う美意識があるよね。素晴らしかったよ。

    そして、観終われば渋谷ですので、こちらへ。いつもの道玄坂の「喜楽」さんへ。行列はなし、本日の1Fホールのベテランの御婦人二人共いらっしゃらず、珍しいこともあるのね。

    カウンターの隣席の人はビールと焼豚のつまみ。チャーシューを単独で注文している人を見るのは喜楽では初めてかな。

    自分はいつもの“チャーシュー麺”(1,050円)です。ご馳走様でした。

    「午前十時の映画祭」、映画館の大画面でフェリーニの屈指の名作「8 1/2」を観て、改めて尊敬し直した、巨匠に対して失礼かな?





  • 銀座のインド料理屋「バンゲラズキッチン」のラムミントカレー、世界一の美味しさ

    銀座のインド料理屋「バンゲラズキッチン」のラムミントカレー、世界一の美味しさ

    2025年4月22日(火)

    この週末もいつものとおりです。DVDを2本観て、土曜日は外食へ。観たのはこの2本。

    最近、若尾文子ずいているのでネ。

    • 「しとやかな獣(けだもの)」
    • 「黒の報告書」

    まずは「しとやかな獣」から。

    芸能プロ会計係三谷幸枝は肉体をエサに男たちから金を巻き上げるしたたかな女。
    男から男を渡り歩き金を巻き上げる、それもすべて長年の夢である旅館開業を実現させるためだった……。

    監督: 川島雄三 原作・脚本: 新藤兼人 撮影: 宗川信夫
    1962年

    設定というかストーリーもかなり野心的、こんな変わった映画をよくその当時で撮れたね。森田芳光のあの名作「家族ゲーム」から毒気を抜いて、パロディタッチにしたみたいかな、もちろんこの映画の方が古いしね。多分に歌舞伎も意識しているしね。

    この若尾文子は髪はIKKOだよ。これはこれで面白かった

    続いて「黒の報告書」です。

    検事も策謀し、弁護士もスパイする!
    血みどろの決め手を秘めた逆転の報告書!

    ある夜、食品会社社長・柿本高信が自宅の応接間で殺された
    青銅の花壷が兇器で、死体の周囲には赤い曼珠沙華と白菊が血痕と共に散乱していた。
    現場に立ち会った千葉地検の若い検事・城戸明は次席検事から必ず有罪の判決を取るように命じられ、張り切ってこの事件に取り組むのだが……。

    出演 ‏ : ‎ 宇津井 健, 叶 順子, 神山 繁

    監督 ‏ : ‎ 増村保造

    いわゆる裁判ものですが、主演の検事役の宇津井健は肩に力が入り過ぎの演技。観ていてこちらも肩が凝るもの。そして気になったのが宇津井健だけ、声が大きすぎるのです

    脇役は個性派で固めて良いのだから、もう少し周囲と合わせないとね。

    そして、土曜日の夕食です。本日は先週から続けてのインド料理屋さんです。連れの強いおすすめです。場所は有楽町です。

    • 「バンゲラズキッチン」

    席だけ2名をwebで予約して19時に訪問です。インドでも南の港町の“マンガロール料理”というもの。

    まずは、飲み物です。本日も赤ワインでボトルは高いのでデカンタで注文です。

    まずはつまみです。

    • イエティダチャット二ー(810円)干しエビの旨味が凝縮された旨辛おつまみ

    これ美味しそうだったので。カレーは魚カレーが一番有名みたいですが、すべて時価。6種類ほど魚カレー、どれも3,500 – 4,000円くらいでした。黒板に書いたものを見せてくれるよ。だけど自分たちが頼んだカレーは

    • ラムミントカレー(3,010円)

    あまりにも写真が美味しそうだったので。そして、ナンではなくて、“ビリヤニ”にしてみました。2人でカレーはこの1種類のみ。

    だけど、このカレー、強烈に美味かった、今まで食べたカレーで最高峰かも、濃厚でね

    この素のビリヤニでちょうど良し。このカレーだけでも2人で十分。少し残したぐらいだもの。それほど濃厚だったということ

    先週の「オールドデリー」に続き、またリピ決定のお店ができました。絶対にインドで食べるカレーよりも旨いね、中でも銀座は超激戦地だね。

    宮本亜門さんいわく、インドは誰かに導かれていくところ、バナラシはインドの混沌、ここに極めり

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