仕事を退職すれば、1年間ぐらい海外で住むように滞在したいと考えるのです。
そんな時に、ビザの問題もありますが、アパートなどを借りて住むか、まずはどのように住居を確保するかが最初の大きなハードルです。
映画の解説で有名だった故淀川長治さんは、当時のテレビ朝日にも近い現在のANAインターコンチネンタルホテルの一室に住んでいらっしゃったと記憶しています。
ホテルも長期契約の話しを相談すれば、おそらくディスカウント価格で長期滞在も可能だと思います。
そんなホテルを自分の住まいにするという選択肢もある中で、微笑みの国のタイの有名ホテルからこんな年間契約プランが発表されたようです。
ハイアットリージェンシー・バンコク・スクンビット(Hyatt Regency Bangkok Sukhumvit)は、同ホテルのクラブルームに1年間宿泊できるプラン、ワンミリオンバーツクラブ(One Million Baht Club)の予約受付を開始しているとのことです。
365泊分の宿泊料金はプラン名通り100万バーツ(約347万円)。主な特徴・特典は以下。
- クラブルーム365泊
- クラブラウンジでの飲食(朝食、スナック類、カクテルなど)
- クラブラウンジ内の会議室使用
- 館内の飲食施設・ルームサービスで利用可能な20万バーツ(約69万円)分のクレジッ
- クリーニング及びドライクリーニングは毎日6枚
- コンシェルジュサービス
- バンコク都内リムジンサービス10回
- フアヒン、サムイ島、プーケットにあるハイアット系列ホテル宿泊10泊分
- バムルンラード病院での健康診断
- タイマッサージ10回(各1時間)
- サイアムパラゴン、サイアムセンター、サイアムディスカバリー、アイコンサイアムでのショッピング特典
こちらのクラブルームはウォークインシャワーと独立したバスタブのあるバスルーム、ワークスペース、バンコクを見渡すモダンなタイ風の装飾が施された機能的な35〜37平方メートルの客室とのことです。
そして、クラブラウンジが利用ですので、朝食はもちろん夕方にはイブニングカクテルでお酒類も無料で飲めます。
価格的には1年間で約347万円ですので、1日約1万円ということになります。それで、朝食も付いて、その他の付帯するサービスを考えてみても、夫婦2人で滞在する住居コストでは非常に優秀なのではないかと、個人的には思います。
問題のビザですが、タイでのロングステイするにあたって、長期滞在できるビザを申請する必要があります。30日以上のロングステイの場合、就労や永住を目的としないノンイミグラントビザ-O(Non-immigrant Visa-O)を取得することで1年間滞在できます(タイ国内での延長も可能)。
このビザを取得するためには、年齢が満50歳以上であることや、タイ国内銀行発行預金残高証明書または日本の銀行の残高証明書が必要で、最新月のもので預金残高が800,000バーツ(約240万円)以上あることが確認できるものなどが必要とのことです。その他の要件でも申請可能ですので、チェックが必要です。
まあ、このホテルプラン、コロナ禍でのやむを得ないプランなのか、今後も継続されるのか、要ウォッチかと思います。