2021年はGW真っ只中の土曜日の夕食です。毎日、ブログに書いているように、飲食店でアルコールが飲めません。そんな状況では、到底外食はできません。
本当に辛いことになっています。まあ、お店の苦労と比べると全く比較にはなりませんが。
そんな中でも外食と同じように、少し豪華な物が食べたいんだな、人間だもの。
そして、思案して思案して、見つけたお持ち帰りお弁当です。
お店の名前は、加賀料理の継承者として伝統と革新の料理を作り続ける料亭「浅田」です。
お店に行くにはかなり敷居が高い料亭です。本日、お弁当を予約したのは赤坂店です。
そして、料亭「浅田」とはこんなお店なのです。
350余年にわたる歴史がつむがれます
『萬治二年(1659年)加賀藩中荷物御用「浅田屋伊兵衛」創業、慶應三年(1867年)旅人宿「浅田」創業』をルーツとし、料理の素材は金沢から直送しています。
加賀料理の継承者として伝統を重んじつつも新しい創造を掲げ、真摯に伝統と革新の料理を作り続ける姿勢がお客様から高い評価をいただいております。
金沢から取り寄せる食材に、赤坂の粋を盛り込んで
調理法や盛り付けの仕方のみならず、現地の食材を用いることが浅田の「加賀料理」です。その考えから、カニや甘エビなど金沢港で水揚げされる鮮魚類はもちろんのこと、加賀野菜や契約栽培の畑で育てた蕎麦粉、さらには料理に用いる水に至るまで、現地石川県産のものを用いています。
霊峰白山の清らかな水が育んだ山の幸、日本海の豊かな海の幸、地元で受け継がれる里の幸。吟味した食材に、確かな技と「浅田」ならではの工夫を凝らした料理をどうぞお楽しみください。
都心の喧騒を忘れさせる、凛とした空間
玄関には昭和30年代創業、金澤・浅田屋の土蔵入口の意匠を凝らしました。そこにかかる炭黒の大暖簾には、屋号の「くずしまんじ」を染め抜いております。
一歩店内に入ると、そこには非日常的で品格漂う空間が広がります。都心の喧騒を忘れさせるゆったとりした空間に、品のある調度品、華やかな彩りを添える生花が飾られ、凛とした空間にもやすらぎをもたらします。
全11室、少人数での接待から最大80名までの宴席にも対応できるお部屋は、すべて完全個室になっております。隣り合うお部屋でも、なるべくお顔を合わせないような造りで、お客様ごとの大切なひとときのプライバシーが保たれるよう設計しております。
赤坂芸者衆が、大切なおもてなしに華を添えます
かつて、花街・赤坂の最盛期には100軒の料亭と300名の芸者衆がひしめいていました。時代は移り変わり、現在赤坂組合に加盟する料亭は6軒、芸者衆は25名のみとなりました。そのような中ではございますが、近年は若い芸妓も増えつつあります。
赤坂芸者衆は、唄、踊り、三味線、鳴り物など伝統芸能の継承者としての誇りをしっかりと持ち、お客様の大切なおもてなしのお手伝いをさせていただきます。ご接待やご宴席はもちろん、お祝いのお席の余興などにもぜひお声掛けください。また、初めてご希望される方には、お座敷での簡単な楽しみ方もご案内いたします。
そして、現在、浅田「春のお弁当」を提供されているのです。もちろん、テイクアウトです。
ラインナップは次の3品です。
- 春のお弁当「藤」 5,500円(税込 5,940円)
- 春のお弁当「松」 3,500円(税込 3,780円)
- 春のお弁当「桜」 2,300円(税込 2,484円)
自分たちが予約したお弁当は、「松」3,500円です。当日、19時にピックアップしに伺いました。店構えはそんなに、威圧感を感じません。だけど、一歩、店内に入って一変します。
動線も含め、凛とした気配が漂います。ビルケンシュトックの草履で来たのが、恥ずかしいです。名前を言うと、和服の女性の方が優雅にお弁当を3つ、奥から取り出して来られます。
自宅に持ち帰り、実食です。一段重のお弁当ですか、さすがな料理が並びます。
個々の料理をどうこうゆうレベル以上です。“お値段以上、浅田”、間違いなしです。
酒飲みにはたまらない、小品の数々です。芋焼酎のお湯割りと合わせれば、私服の土曜日の家飲みタイムなんだな。
自分の感想では、「松」弁当でも十分な至福な夕食タイムが送れること必死です。
やはり、老舗のテイクアウト弁当、恐るべしです。だけど、コスパも最高ですよ。
至福の夕食タイムをありがとうございます。
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