SNSでラーメン情報を発信してくださる方で、自分がTwitterで唯一フォローしている方に渡辺樹庵さんがいます。
“今までに食べたラーメン店は8,000軒以上という、生粋のラーメンフリーク”という高田馬場「渡なべ」などをプロデュースしている方です。
そんな方からこんな紹介があったのです。
四谷「ラーチャン専門 我武者羅 四谷店」でラーチャンセット。いろいろな意味で、良く出来ています。削るところは削って、かけるところにはかけて。
にしても、これで850円というのはすごいです。
自分にとってはラーチャンとは初めて聞く言葉です。ラーメンとチャーハンが一緒に出てくるのね、と理解するのに少し時間がかかりました。その専門店というではありませんか。
渡辺さんの言う、“いろいろな意味でよく出来ている”というラーチャンに挑戦してみようということになったのでした。平日の13時30分に四谷のお店に伺いました。
お店の前には行列もなく、券売機で食券を先に購入するタイプのようです。食券を持って、奥のカウンターに提出し、出来上がりを待つ、いわゆる“富士そば”タイプのセルフ式のようです。そして、今回は一番定番の「ラーチャンセット」(850円)を試食します。
待っている間にテーブルにはこんなことが書いてありました。
我武者羅の「新潟ラーチャン」
ふんわりと優しい醤油をきかせた煮干だしスープのラーメン各種。もっちりとした新潟米でつくるチャーハンはしっかり味をつけ、しっとりと仕上げています。
「麺を啜ってスープをひとくち、チャーハンを頬張ってスープをひとくち」
交互に食べてその相性の良さを楽しむのが、美味しいオススメの食べ方。セットで食べても食べ疲れしない、なるべく身体が喜ぶものを目指しています。
我武者羅では新潟のラーチャン店にもあるラーメン、背脂ラーメン、タンメンに加え、つけ麺やカレーライスとのセットもご用意しました。
毎日食べても飽きのこない豊富なメニューをお楽しみ下さい。
そして、待つこと3分。噂の「ラーチャンセット」の出来上がりです。調理は非常にスムーズです。まずはスープです。煮干しのスープですが、少し甘めの感じの味付けかな。塩っぽいものより自分には好みかな。チャーシューが2枚、小さい海苔も1枚乗っています。気になったのは、デフォルトでの黒胡椒は少し控えたほうがよいのかな。
ラーメンも普通に美味いですね。このラーメンを背脂入りにすると50円アップしますが、次からは背脂ラーメンにしようかな。
チャーハンも紅生姜も添えられ、普通に美味いチャーハンです。現在はラーメン屋さんでチャーハンも一緒に注文することは皆無ですが、このラーチャンセットはありですね。
渡辺さんが言うように、まさしく手を抜くところと抜かないところを使い分けていますね。だけど、この850円という金額は驚異ですね。まさしくサラリーマンの味方のような食べ物でした。新潟恐るべし、ラーチャン恐るべしですね。
そして、器の下には“ラーチャンは文化です”という文字が見えるまで、スープは飲み干しましょう。
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