新宿の老舗「すずや」で“とんかつ茶づけ”を食す、何でも裏メニューから表へ

先週は既にご報告のとおり、新宿のSOMPO美術館に「山下清展」を訪問して、その圧倒的な作品に魅了されて、会場を後にしたのです。時はお昼13時30分です。アウェーの新宿ではなじみのお店がないんだな。ランチはどこにしようかな

ラーメン店には食指が動くお店がなかったので、とんかつのキーワードで検索です。なんと近くに老舗の“とんかつ茶づけ”で有名な「すずや」さんというものがあるではありませんか。自分は全くのノーマークのお店です。

ランチにしては少しお高めですが、本日はこちらで。

なんと、SUZUYAビルの5階に入っているのね。とんかつで当てて新宿の一等地にビルが一棟建ったのね。恐るべし“とんかつパワー”

  • 新宿区歌舞伎町1-23-15 SUZUYAビル5階

ちなみに「すずや」さんの名物“とんかつ茶づけ”にはこんな物語があるようです。

多くのお客様に親しまれて60年あまり・・・

それは私ども、料理人のまかないから始まりました。 1950年代のまだ電子レンジもない時代、すずやが惣菜屋だった頃、冷えてしまったとんかつをなんとか暖かくして食べようとお茶をかけたのが始まりです。

やがてそれは当時のお客様に「裏メニュー」として拡がり、また育てられ、月日をかけて商品化されました。

「美味しいものを楽しく食べる、だから身体に良い」をモットーに現在も研究は重ねられ、今なお「とんかつ茶づけ」は進化を続ける一番のゆるぎない人気メニューです。

そんなことは別にして、平日の14時に店内に突入です。初めてのお店は緊張するね。ランチタイムは過ぎていますので、ほどよいお客の入りです。1人ですので、眺めの良い窓側のカウンター席に陣取ります。まずは瓶ビールを1本。アサヒのスーパードライです。自分お疲れ様です。

ビールと窓越しの新宿の雑踏を見ながらメニューを拝見。

そりゃあ、ここは名物の「とんかつ茶づけ」しかないよね。予算オーバーでも。ちなみにランチメニューはなかったよ。

  • 普通サイズ 1,680円
  • 大サイズ  1,930円
  • 小サイズ  1,400円

名刺代わりに「普通サイズ」を注文です。(ご飯、お味噌汁、キャベツ、お漬け物はお替り自由)

ソースは下記の3つから選択です。

  • 定番醤油味
  • からし醤油味(創業当時のなつかしい洋からし味)
  • にんにく生姜醤油味
  • (夏季限定)とうがらし醤油味

自分は少し変化球で、“からし醤油味”にしました。

食べ方もメニューに書いてありますね、こんな感じが一番良いようで。

  1. まずはご飯のおかずとして、とんかつと炒めキャベツを食す
  2. シメをお茶漬けでどうぞ、とんかつ2-3切れ、炒めキャベツ少々、お茶は静岡県川根の番茶、ご飯少量、高菜がよく合うとのこと

ちなみに店員さんも食べ方はご存ですか、と聞いてくれますよ。

待つこと10分、「とんかつ茶づけ」の着丼です。定員さん曰く、お茶漬けにしたい時に声をかけてもらえれば、番茶を持ってくるとのこと

まずはビールととんかつを。薬味にからしなどはありませんので、そのまま食べるスタイルです。ソースもかかっていますので。だけどこの炒めたキャベツからして、変わっているね

とんかつは一口サイズに切ってあり、ソースはの味はかなりしっかりと付いていますね。ご飯が進むね。本来のとんかつですが、まあこんなものなのかな。

だけど、香の物のセンスが光るね。よい漬物です。お替りをしたのは香の物とお味噌汁でしたね。

そして、最後はとんかつを3切れ残して、ご飯の上へ。番茶をかけます。まずは一口。まあ味変はないかな。とんかつとお茶漬けですね、まあ食べやすいけどね。やっぱりひつまぶしに軍配は上がるかな。

とにかくご馳走様でした。ビールとで2,370円のランチでした。

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