2024年1月18日(木)
昨日はまたいつものように午前に映画を1本観に行きます。観たのは、
- 燈火(ネオン)は消えず
という香港映画です。そう言えば、香港のあのケバケバしいネオンはあっという間になくなったね。あのケバケバしさが香港だと思うのですが。ノスタルジーかな。
予告編を観ていてなんとなくあらすじは分かっていたので二の足を踏んだのですが、ジェイソン・ステイサム先生の「エクスペンダブルズ ニューブラッド」よりは情緒がありそうな気がしてね。
ストーリーはこんな感じ。
腕ききのネオン職人だった夫の死後、夫がやり残した最後のネオンを完成させようと妻は決めた。
腕ききのネオンサイン職人だった夫(サイモン・ヤム)の死後、妻(シルヴィア・チャン)は夫がやり残した最後のネオンを完成させようと決意し……。
『返校 言葉が消えた日』で知られる人気女優セシリア・チョイと本作で香港電影金像奨新人賞にノミネートされたヘニック・チャウが共演。 2010年の建築法等の改正以来、2020年までに9割ものネオンサインが姿を消したと言われる香港。
昨年、東京国際映画祭アジアの未来部門で上映された際には、独自の文化が少しずつ消えてゆく香港の今と物語を重ね合わせながら、それでもその灯を消さないと奮闘する香港人の心意気と、ネオン職人たちによる映画のラストサプライズが大きな感動を呼んだ。
観ての感想。タイトルの通り、ど直急の展開です。ただ、映画の構成は夫との生前の馴れ初めや生活が現在と交差していくので、多少、解りづらくて忙しい展開になっていますね。
自分としてはもう少し違う展開があってもよかったのかな。タイトルもコンセプトもよいので、もっと意外な展開が欲しかったね。俳優陣は主人公が年配のシルヴィア・チャンだしね、華も欲しいね。
ふと思ったのは、あのニューシネマパラダイスのような懐古ものだったらよかったかな、そうすると脚本にもっと工夫が必要です。
まあ、よい映画には違いないのですが。最後のエンドロールの現在のネオン職人の映像を見て、香港の良き時代は終わったんだね、としんみりするね。
中国の傘下に下った香港、ネオンの消滅と同時にますます魅力を失っていくね。そんなノスタルジーを覚えた香港映画でした。
そうゆう意味では2日前に観たひたすら棺桶を担いでいくトルコ映画の摩訶不思議さに屈するよね。
渋谷で映画を観終われば、ランチタイム。本日は水曜日なので「喜楽」は定休日。
そうなればセンター街の「桂花ラーメン」に向かうしか選択肢はありません。
13時に到着です。こちらはまだ行列がなくて一安心。まず、ビールと茎わかめでまったりです。このゆるい時間がいいね。
ビールを飲み終えれば、“桂花ラーメン”の大盛りをお願いします。やっぱりこの塩辛いスープとしわしわ麺が最高だね。外人にこの味が解ってもらえないことを祈願します。
最後の砦、「桂花ラーメン」にかの国の人達は来てはダメだよ。
おじさんからのお願い。
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