タグ: アカデミー作品賞

  • 映画「普通の人々」、アカデミー作品賞だけど自分にはよくわからないね、繊細すぎ

    映画「普通の人々」、アカデミー作品賞だけど自分にはよくわからないね、繊細すぎ

    2024年5月21日(火)

    週末はいつもの定番、土日は自宅でDVDを1本づつ鑑賞します。観た映画はこちら。

    • 「普通の人々」
    • 「バッド・デイ・ドライブ」

    「普通の人々」は評価の高い映画とは知っていましたが、自分は観たことがなかったのです。1980年のアカデミー賞 作品賞なんですね。監督はあのロバート・レッドフォードです。

    物語はこんな感じ。

    平穏な日常生活を送っていた家族4人の家庭に、長男の事故死、続いて次男の自殺未遂という事件が起こる。この出来事を契機として、愛情と信頼によって固く結ばれていた筈の一家が、激しく揺り動かされ、目に見えない緊張が家の中を支配していく。そして映画はヽ人がそれぞれの苦悩を抱えて噛み合わない歯車のようになったお互いの関係に直面する様子を描いてゆく

    はっきり言って、自分的にはこの映画の良さが全くわかりませんでした。どうしてそんなに悩むのか。非常に繊細な感覚を持っていないとわからないと思うんだな。

    家族のみんながストイックすぎるのではと思います。もっと気楽に生きればいいのに。

    同じ系統の映画では自分的には断然、イタリアの「ジョルダーニ家の人々」の方が秀逸と思うのですが。家族の崩壊と再生を描いています、加え難民問題とジェンダーの問題を巧みに混ぜながらね。

    一方の新作の「バッド・デイ・ドライブ」はリーアム・ニーソン主演で観たさからです。悪くはないけど、DVDで十分かな。2015年のスペイン映画「暴走車 ランナウェイ・カー」をドイツ版「タイムリミット 見知らぬ影」、韓国版「ハード・ヒット 発信制限」に続いてで英語リメイクしたものなんですね。

    だんだんリーアム・ニーソンも年をとってきたねを少し実感させられました。

    そして土曜日の夜は六本木の「おつな寿司」へ。19時に2名で訪問です。1ケ月に1回は定期訪問しないとね。

    今日のつまみは、“ほたるいかの漬け”と“かつおの刺身”です。どちらもビールにバッチリです。つまみで瓶ビールを完飲、早、芋焼酎のお湯割りです。

    今日の握りです。まずは前半戦。

    • いか
    • ほたて
    • たい
    • さば
    • 赤身まぐろ

    ここで、茶碗蒸しで仲入りです。後半戦です。

    • ぼたん海老
    • 中トロ
    • いくら
    • 玉子焼き
    • 鉄火巻
    • おつな名物“いなり寿司”
    • あなご

    デザートは抹茶のアイス最中です。

    今日はカウンターで食べていると、隣に男性が1名。話しかけると何でも明日ドイツのデュッセルドルフに帰るとのこと。その前に初おつなで寿司を食べようとしたとのこと。

    ドイツでこのクラスのお寿司を食べようと思ったら、一人300ユーロするとのこと。びっくりするね。

    というわけで、本日もご馳走様でした。

    「ジョルダーニ家の人々」、これは現在の多様な家族のあり方を描いたイタリアドラマの大傑作

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    ハッピー・ザ・ベスト!::普通の人々 [ ドナルド・サザーランド ]
    価格:1,320円(税込、送料無料) (2024/5/21時点)

     



  • 「フェイブルマンズ」を観たよ、やっぱりスピルバーグは偉大なり、近年で最高の映画のエンディングです

    「フェイブルマンズ」を観たよ、やっぱりスピルバーグは偉大なり、近年で最高の映画のエンディングです

    本日も映画のお話しです。何せ2023年のアカデミー賞の発表が日本時間の2023年3月13日(月)と迫ってきたものでね。

    この月曜日はアカデミー賞の作品賞最有力といわれる「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 」(いわゆる略称: エブエブ)、昨日はスピルバーグの幼少期のエピソードを投影した自伝的内容「フェイブルマンズ」(The Fablemans)を2日続けて見に行ったのです。

    まずはスピルバーグの作品から。

    スピルバーグの作品を映画館で観たのは随分昔の記憶しかないんだな。巨匠に対して失礼ですが。但し、DVDではすべて見てますよ。おそらく数十年ぶりの劇場での作品鑑賞です。

    実はあまり期待していなかったのです。何故なら、あのエブエブの方の前評判が高かったのでね。だけど、日経新聞の土曜日夕刊の恒例の“シネマ万華鏡”ではこの2作品を取り上げていましたが、「フェイブルマンズ」の扱いの方が大きかったね。

    ちなみに「フェイブル」とは「寓話」(ぐうわ)の意味ですね。

    観た感想です。ここ10年ぐらいの映画の中で終わり方が一番決まっている映画だね。たった最後の3分の出来事です。あの有名監督の言う「〇〇○○○は上か下、真ん中は凡庸」というセリフ、本当の話しなのかな。本当にしてはあまりにも出来すぎているので、作り話としても、よく出来ているエンディングです。終わりよければすべて良し。まさに「ニューシネマパラダイス」を思い起こさせます。そっちは音楽はモリコーネですが、こっちはジョン・ウィリアムスだよ。

    そして、ママが繰り返し言う意味深なセリフ、「あらゆるものには意味がある」。あの映画の1コマ1コマに意味があるということを言っているのかな、それとも最後のあの場面のことなのかな。

    やっぱり映画の1コマ1コマには意味があるという含蓄なんだろうな。ママとあの人とのことを1コマで知ったように。

    主演女優賞はママ役のミッシェル・ウィリアムズでよいんじゃなかろうか

    本当によい映画を観させていただきました。やっぱりスピルバーグは偉大なりです。(当たり前か)

    それに引き換え「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 」(エブエブ)の方はやっぱり訳わからない映画だよ。マルチバースがそんなに面白いの。みんなこの物語の本質がわかるのかな。もしかして、1回観ただけではわからないのかも(それとも自分がバカなのか)

    映像的にはおもしろいところもあったが、あの石のシーンね。はっきり言って、自分の感性ではおそらく何回観ても訳解んないと思います。

    そして、今年の作品賞はスピルバーグにはあげにくいので、「イニシェリン島の精霊」か「逆転のトライアングル」かと思います。自分の予想ですね。

    繰り返します。「フェイブルマンズ」の最後は本当に後味が良い映画でした。映画はこうでなくっちゃね。

    (追記)

    作品賞はエブエブだったね。本当に作品賞に値するのかな、叱られそう。

    ケイト・ブランシェットの迫真に迫る演技が話題の「TAR」(ター)を観たよ、誰がモデルかな