ケイト・ブランシェットの迫真に迫る演技が話題の「TAR」(ター)を観たよ、誰がモデルかな

昨日は先日の2023年アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞・脚本賞・撮影賞・編集賞の6部門にノミネートされた話題の「TAR」(ター)を劇場に鑑賞に行った。

自分はケイト・ブランシェットの熱演と迫真に迫る演技が話題になっていたのと、モデルの指揮者がカラヤンとかバーンスタインが元モデルとかいう話題しか知らなかったが。

監督はトッド・フィールドで、158分というかなりの長尺物ですね。自分の思い込みはもう少しオーケストラを指揮するところがバンバンに出てくるものだと思っていたのでしたが、かなり物語は静かに進んでいくのですね。派手な演出はあまりない映画です。

視聴しての自分の感想です。自分には大変おもしろかった、この一言かな。ただ、万人受けするような映画ではないと思った。ただ、あのナタリー・ポートマン主演の「ブラックスワン」よりは後味はいいです。

確かに、ケイト・ブランシェットは迫真の演技だと思いますが、圧倒的な主演女優賞をもらうほど飛び抜けてはいなかったとは個人的には思います。その代わりにエブエブのミッシェル・ヨーの主演女優賞も論外とは思いますが

自分にとって非常におもしろかったというか、興味深かったところ。

少々マニアックですが、リディア・ターの自宅の仕事部屋の棚の中の備品で、同じ鉛筆がダース単位で揃えてあること。(あなた細かいところを見ているのね)やっぱり自分の好きな銘柄はこれぐらいきちんと揃えておかないとプロフェッショナルはダメなのかな。自分の絵画でも参考にします。

文具などの消耗品はダース単位で自分こだわりの品で揃えるべし、作家の万年筆のインクなども同じだね。

あと興味深かったのは、CDか書籍のジャケットの撮影風景かな。みんな先人のものを参考にしているのね。ドゥダメルのCDが出てきたところは、思わず笑ってしまったね。

そして、辛口もね。少し違和感があったところです。

ターの自宅の内装はスタイリッシュとわかるのですが、だけど建物です。ベルリン・フィルの常任指揮者があんなエレベーターのないマンションには住まないだろうということです。さすがにもっとよいところに住まないとね。

真剣な会話の中で渋谷のBunkamuraのことが出てきたのも笑ったね。そんなに立派なホールかな。

そして、自分の解釈ではわからなかったところ。あの学生を教える授業のところで(ジュリアードかな)、あの男子学生は何故そんなに激高したのかな。ターもそんな怒らせるようなことは言っていないと思うのだけれど。自分の知識が乏しいから、わからないのかな。あの会話って、音楽家を侮辱させる話なのか

とにかく、マーラーの交響曲5番は大作ということがよく分かりました

この映画は是非、音の良い劇場で観ることをおすすめします。大変楽しめた2時間38分でした。

本日の午前に予告編で紹介されたときから観たい映画を観に行ったのです。その映画とは、「モリコーネ 映画が恋した音楽家」なのです。監督は、あのジ...





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