「フェイブルマンズ」を観たよ、やっぱりスピルバーグは偉大なり、近年で最高の映画のエンディングです

本日も映画のお話しです。何せ2023年のアカデミー賞の発表が日本時間の2023年3月13日(月)と迫ってきたものでね。

この月曜日はアカデミー賞の作品賞最有力といわれる「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 」(いわゆる略称: エブエブ)、昨日はスピルバーグの幼少期のエピソードを投影した自伝的内容「フェイブルマンズ」(The Fablemans)を2日続けて見に行ったのです。

まずはスピルバーグの作品から。

スピルバーグの作品を映画館で観たのは随分昔の記憶しかないんだな。巨匠に対して失礼ですが。但し、DVDではすべて見てますよ。おそらく数十年ぶりの劇場での作品鑑賞です。

実はあまり期待していなかったのです。何故なら、あのエブエブの方の前評判が高かったのでね。だけど、日経新聞の土曜日夕刊の恒例の“シネマ万華鏡”ではこの2作品を取り上げていましたが、「フェイブルマンズ」の扱いの方が大きかったね。

ちなみに「フェイブル」とは「寓話」(ぐうわ)の意味ですね。

観た感想です。ここ10年ぐらいの映画の中で終わり方が一番決まっている映画だね。たった最後の3分の出来事です。あの有名監督の言う「〇〇○○○は上か下、真ん中は凡庸」というセリフ、本当の話しなのかな。本当にしてはあまりにも出来すぎているので、作り話としても、よく出来ているエンディングです。終わりよければすべて良し。まさに「ニューシネマパラダイス」を思い起こさせます。そっちは音楽はモリコーネですが、こっちはジョン・ウィリアムスだよ。

そして、ママが繰り返し言う意味深なセリフ、「あらゆるものには意味がある」。あの映画の1コマ1コマに意味があるということを言っているのかな、それとも最後のあの場面のことなのかな。

やっぱり映画の1コマ1コマには意味があるという含蓄なんだろうな。ママとあの人とのことを1コマで知ったように。

主演女優賞はママ役のミッシェル・ウィリアムズでよいんじゃなかろうか

本当によい映画を観させていただきました。やっぱりスピルバーグは偉大なりです。(当たり前か)

それに引き換え「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 」(エブエブ)の方はやっぱり訳わからない映画だよ。マルチバースがそんなに面白いの。みんなこの物語の本質がわかるのかな。もしかして、1回観ただけではわからないのかも(それとも自分がバカなのか)

映像的にはおもしろいところもあったが、あの石のシーンね。はっきり言って、自分の感性ではおそらく何回観ても訳解んないと思います。

そして、今年の作品賞はスピルバーグにはあげにくいので、「イニシェリン島の精霊」か「逆転のトライアングル」かと思います。自分の予想ですね。

繰り返します。「フェイブルマンズ」の最後は本当に後味が良い映画でした。映画はこうでなくっちゃね。

(追記)

作品賞はエブエブだったね。本当に作品賞に値するのかな、叱られそう。

昨日は先日の2023年アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞・脚本賞・撮影賞・編集賞の6部門にノミネートされた話題の「TAR」(ター)を劇...





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