投稿者: 管理人はだかず

  • [ナポリ旅行記3]老舗ナポリピッツァ「ダ・ミケーレ」のマリラーナは絶品

    [ナポリ旅行記3]老舗ナポリピッツァ「ダ・ミケーレ」のマリラーナは絶品

    ナポリには夕方に着いて、ホテルに無事チェックインした後は、夕食のことを考えねばなりません。

    ナポリ初日とあらば、食べ物の選択肢はこれとかありませんね、ザ・ナポリピッツァで決まりでしょう。そして、どの旅行ガイド紙にも出ているのが“ピッツァ発祥の地の2大名店”の一つ、

    • 「ダ・ミケーレ」(L’Antica Pizzeria Michele)
    • 住所: Via Cesare Sersale(ナポリ中央駅から徒歩10分)
    • 1870年から代々続く老舗。メニューはシンプルでマリナーラとマルゲリータのほか合計4種類。値段はすべて単一で5ユーロ。ちなみに、こちらのマリラーナは、トマトソース+ニンニク+オレガノのピッツァの元祖

    ホテルからは徒歩20分弱かな。自分たちも街歩きしながら、お店に向かいます。お店に到着は7時30分すぎです。こんな路地を下っていくと、人がたむろしているのでお店はすぐにわかります。すごい多い人が店の前にいます。まずはお店の前でお兄さんから整理券をもらう必要があります。自分たちは20番目ぐらいかな。45分くらいは待ちましたよ。

    お店の入口は狭いですが、中は奥に広い、かなり大振りなお店ですね。

    というわけで何とかテーブル席に着くことができました。お店のシステムはおもしろくて、1つの部屋(テーブルが7-8個)ごとに注文と配膳する人が1人います。その人1人と決まっているようです。よって、すぐに注文を取りには着てくれません。テーブルに着いた順におじさんが回ってきます。

    こんなシステムですので、アルコールは最初に確保した方がよいとの判断で、ペローニを2本頼みました。ピッツァはこの3枚。

    • マルゲリータ(2枚)
    • マリラーナ(1枚)

    ビールをちびちび飲みながら、噂のピッツァを待ちます。注文してから10分ぐらいかかったかな。自分が注文したのは、マリラーナ。食します。

    うーん、トマトの濃さが違うね、味が濃いよ。それに負けないオレガノの風味とニンニク。生地はうすくてペロッといけます。これは今まで食べたマリラーナの中でもダントツですね。マルゲリータも食しましたが、この店では自分としては“マリラーナ”推しだね。

    そして、周りの厚い皮の部分は残すミラノ食べをしました。これで丁度1枚をペロリです。

    ミラノの新興の有名店「Gino Sorbillo」(ジーノ ソルビッロ)よりはるかに美味いと思いました。

    食べきれなかったピッツァは箱に入れてもらって、持ち帰りできるよ。ホテル滞在には厳しいですが。

    食べ終わればお会計です。ビール2本とピッツァ3枚で26ユーロ。カード払いもできます。ただ、担当のおじさんが会計にはチップが含まれていないと、何度も念押しされます。クレカ払いにチップを含ませることはできないようです。チップは現金のみ。おじさんに手渡しです。

    おじさんがキャッシャーまで付いてき、30ユーロの釣り銭4ユーロをチップでお渡ししました。

    だけど美味いピッツァだったよ。

    [シチリア・ミラノ旅行記12]ナポリピザの名店「Gino Sorbillo」でピッツアを食す、うまし、只者ではないよ、東京にもあるとはね

     



  • [ナポリ旅行記2]ナポリのおすすめホテル「パラッツォ カラッチョロ」はヒルトン系列

    [ナポリ旅行記2]ナポリのおすすめホテル「パラッツォ カラッチョロ」はヒルトン系列

    夕刻にナポリ中央駅に到着です。

    そして本日のホテルはヒルトン系列の

    • 「PALAZZO CARACCIOLO NAPLES」(パラッツォ カラッチョロ ナポリ Mギャラリー コレクション)

    です。本日から3泊します。

    1泊3名で約3万円です。本当はソレントにあるリゾート感満載のヒルトンに泊まりたかったのですが、そちらは3月の非ピーク時でも5万円以上するのでね。

    そして、先にこちらの「PALAZZO CARACCIOLO NAPLES」の宿泊した感想ですが、この値段程度であれば、ナポリでは一番に推薦しますね。自分も再度ナポリを訪問することがあれば、こちらの泊まりたいね。

    まずは立地です。ナポリ中央駅からは徒歩10分です。ゆるい坂道がずっと続いています。スーツケースはでこぼこのある石の道ですので、非常に押しづらいです。ホテルまでスーツケースを押すのはかなり疲れます。スーツケースのある方は、チェックイン時にはタクシー利用をしたほうが良いでしょう。

    ホテル周辺は中央駅周辺でもあり、決してきれいなところではありません。(ホテルの城門をくぐれば別世界ですが)地域的にはあまり良い地域ではありませんが、大きな道路沿いを歩くので危険な感じはしませんが。まあ慣れれば、ナポリはこんな感じが普通かな。

    3名での宿泊ですが、こんな感じでエキストラベットも用意されていました。小さいベランダも付いていたお部屋でした。バスルームも大変綺麗で、シャワーのお湯の出も全く問題なく、快適にすごせました。これだけでもヨーロッパではうれしいね。

    ただし、歯ブラシもひげそりもありませんので、自分で持参することをおすすめします。

    後、テレビではCNNもBBCも映らず、現地のテレビ中心でした。

    ホテルから、名所のナポリ地下都市やナポリ国立考古学博物館は徒歩圏内にありますので、観光には便利です。最寄りの地下鉄は「中央駅」か「Museo」となります。どちらも徒歩10分ぐらい。

    朝食です。こんな素敵なパテオもある会場です。(但し3日目はパテオは利用できませんでした)当方はヒルトンのステータスはダイヤモンドですが、3名ともに朝食は無料となりました。太っ腹です。ちなみに朝食ブッフェは一人15ユーロのようです。

    ブュッフェの内容は、ハム類やソーセージ・チーズ・スクランブルエッグといった典型的なヨーロッパの朝食メニューです。3日間ともにメニューは同じでした。デザートの果物類が充実していました。

    こちらのホテルは昔はお城だったのかな。そんな雰囲気です。スパはありましたが、プールはありませんね。こじんまりとしたホテルですが、全く不満のない、ストレスフリーな滞在でした。そして、最終日は16時までのレイトチェックアウトもしてくれて、大満足な滞在となりました。アマルフィ観光の拠点のホテルとしてはおすすめします。

    ローマ・テルミニ駅近くの「DoubleTree by Hilton Rome Monti」は小ぶりで清潔・交通の便よしで、お薦めできるホテル

     



  • [ナポリ旅行記1]ローマ空港からナポリへは、直行バスが一番コスパ良し

    [ナポリ旅行記1]ローマ空港からナポリへは、直行バスが一番コスパ良し

    2024年3月15日にローマのフィウミチーノ空港に到着です。

    前回の2021年のローマ旅で知っていたのですが、現在、日本人のイタリアへの入国はすごく簡単です。自動ゲートにパスポートを読ませるだけで入国できるというスピーディーかつストレスフリー対応です。他には韓国他の数カ国がこのサービスの対象となっています。

    よって、荷物より先に入国できることは間違いなし。バゲージクレームでの荷物のピックアップに少し時間がかかりますね。

    13時30分の到着で20分ほどで到着ロビーに出られました。そして、本日は一路、ナポリを目指します。下調べでは、自分的には選択肢は2つ。

    • ローマの空港からのナポリ行きの直行バス
    • 鉄道でまずはローマ・テルミニ駅まで、そこからナポリへ

    自分が調べた限り、あんまり時刻や運賃の情報はなかったので、現地でガチで体当たりです。

    まずは、直行バスが最優先。パス乗り場は到着ロビーを出で、左に進めば、20ぐらいのバス乗り場があります。ナポリ行きは8番のりばだったかな。他の方面行きと混在しています。

    丁度運良くナポリ行きのバスが止まっていました。運転手に確認すると1人43ユーロ?だったかな。チケット売り場で買うのではなく、直接運転手に支払うシステムのようです。そして、キャッシュ・オンリーとのこと。3名分120ユーロは手持ち現金はないよね。

    空港内のATMに戻って引き換えしたら、すでにバスは出発していました、運転手に待っとけよ、と言ったのに。時刻表を見ると次は14時55分です。そしてその次は2時間後の16時55分。だけど1時間も待っていられません。

    すぐに転身です。鉄道にしようと

    まずは、空港鉄道のレオナルド・エキスプレスに乗ります。鉄道駅は到着ロビーの前の道を渡り、対面のビルの2階が乗り場です。最初に行った有人売り場では、チケットはスマホかEメールへのチケット転送のみとのことで断念です。何せ3名だったので。こんな売り場もあるのね。

    そして、反対の売り場で紙チケットを購入(14ユーロ/人)して、無事テルミニ駅着です。

    ナポリ行きの鉄道チケットを自動販売機で購入します。王道のトレニタリア(Trenitalia)で検索です。だけどね結構高いチケット代が表示されるのです。一番安い席で50数ユーロです。

    こんな感じで躊躇していると、魔の手が。親切なおばさんがささやきます。トレニタリアと競合のイタリア特急列車のイタロ(Italo)の赤い服を着ています。ナポリに行くならイタロの方が安いよと

    そのおばさんがイタロの自動発券機を操作してくれます。イタリアの自動発券機はメールアドレスを入れなど結構面倒くさいね。運賃は1人45.90ユーロです。この金額ならイタロ(Italo)を選択です。親切なおばさんに2ユーロあげて多謝。

    1時間10分でナポリ着です。

    考えれば、ローマ空港からナポリへはバス時刻が合えばバスが一番、但し2時間30分掛かります。最速は鉄道ですが、60ユーロ(約1万円)ほど掛かりますね

    ローマの空港からテルミニ駅までは直行のレオナルド・エクスプレスを使いなさい、いい大人なんだから

     



  • [搭乗記]成田-ドーハ エコノミークラス QR807便 2024年3月(往路)

    [搭乗記]成田-ドーハ エコノミークラス QR807便 2024年3月(往路)

    本日よりこの2024年3月にイタリアはナポリとロンドンを家族で旅をした話しをしたいと思います。まずは往路の搭乗記から。往路の最終目的地はナポリです。カタール航空を利用して、ドーハ経由でローマに向かいます。

    • QR807便 成田(21:55)→ドーハ(04:55+1)
    • QR131便ドーハ(09:15+1)→ローマ(13:30)

    今回は成田発なので、まずは成田空港でいつものようにプライオリティ・パスを利用して“お好み焼定食”を食するのが旅の始まりです。というわけで、制限エリア内にある「鉄板焼 道頓堀 くり田」へ直行します。「大阪道頓堀セット」を3名分注文します。ちなみにこのセットは3,400円もしますね。

    食べ終われば、これまたプライオリティ・パスを利用してラウンジ「I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 虚空 -KoCoo-」でまったりとワインをいただきます。成田空港でのこのプライオリティ・パスは価値が大です。そんなこんなでいよいよ搭乗時刻です。

    今回のカタール便はエアバスのA350-1000です。エコノミーは3-3-3例です。我々3名は中央の3列に並びます。搭乗率は90%ぐらいかな。

    すぐに夕食です。メニューは3種類からのチョイス。こんな感じです。飲み物はカートにはスパークリングワインも用意されていますね。

    到着前の朝食です。スクランブルエッグ、ソーセージ、ハッシュポテトという“王道朝食”です。シンプル・イズ・ベストです。

    定刻通り、カタールのドーハです。

    本来であれば、そのまま乗り継ぎするのですが、今回はいろいろな事情があり、一旦、入国して出発カウンターに行く必要があります。成田のチェックインカウンターでは、アライバルビザが必要との説明を受けたのですが。現地では、ビザの申請窓口などはなく、そのまま入国審査ブースに行けという係員。入国審査で説明すると簡単に入国できました。もちろん次のフライトのE-チケットは見せましたが。ビザは必要ないのかな。そして、入国する人もいないので、入国審査ブースには行列なしです。

    そして、おもしろい光景が。あんなに乗っていた乗客ですが、全員乗り継ぎ客のようです。バゲージ・クレームには自分たちのトランクしかありません

    夜明け前のカタールの風景です。気温は暑くも寒くもありません。制限エリア外でプライオリティ・パスが利用できるラウンジはありませんね。

    ドーハからローマへのチケット発行は訳あって1時間前にチェックインカウンターに来いとのこと。というわけで、ドーハでは残念ながらラウンジ利用はできずです。

    ローマへのフライトはA350-900です。沖止め搭乗です。機内はほぼ満席です。ビジネスクラスはきちんとフルフラットのようでした。機内食は1回。自分はラビオリを選択です。

    定刻どおり、ローマ・フィウミチーノ空港に到着です。前回の訪問は2021年10月でしたので、2年半ぶりのローマですね。

    (2021年10月ターキッシュエアラインズ搭乗記199便)羽田-インタンブールのビジネスクラス、コロナ影響大

     



  • “坂本龍一、一周忌追悼ロードショー”で「ラストエンペラー」を観る、エイラクを観てれば10倍楽しめる

    “坂本龍一、一周忌追悼ロードショー”で「ラストエンペラー」を観る、エイラクを観てれば10倍楽しめる

    2024年3月14日(木)

    旅行の前に是非観たい映画があったのです。これを観て旅行に出かけます。

    その映画とはあの「ラストエンペラー」です。自分は恥ずかしながらこの映画を観たことがないのです。今回劇場で公開されている理由は、“坂本龍一さん、一周忌追悼ロードショー”ということのようです。4Kレストアの劇場公開版です。

    映画はこんな感じ。

    「ラストタンゴ・イン・パリ」「1900年」で知られるイタリアのベルナルド・ベルトルッチ監督が清朝最後の皇帝・溥儀の生涯を映画化し、1988年・第60回アカデミー賞で作品賞をはじめとする9部門に輝いた歴史大作。溥儀の自伝「わが半生」を原作に、激動の近代史に翻弄された彼の人生を壮大なスケールと色彩豊かな映像美で描き出す

    1950年、ハルピン。ソ連での抑留を解かれ母国へ送還された大勢の中国人戦犯の中に、清朝最後の皇帝・溥儀の姿があった。手首を切って自殺を図った彼は、薄れゆく意識の中、波乱に満ちた自身の半生を思い起こしていく。

    「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」のジョン・ローンが成長した溥儀を演じ、「アラビアのロレンス」などの名優ピーター・オトゥールが少年時代の溥儀を導く英国人教師役で出演。坂本龍一が甘粕正彦役で出演したほか音楽を手がけ、日本人として初めてアカデミー作曲賞を受賞した。オリジナル全長版は218分。

    1987年製作/163分/PG12/イタリア・イギリス・中国合作
    原題:The Last Emperor

    観ての感想。いやあ、楽しめました。何故楽しめたかは、あの中国宮廷ドラマの「エイラク」全話を1ケ月前に観ていたから。「エイラク」の時代は清朝のむ絶頂期・乾隆帝の時代。このラストエンペラーこと溥儀は清朝最後の帝、乾隆帝の死後、約100年後に即位なのですね。

    この100年の中で中国はいろいろあったんだね。エイラクのおかげで非常に興味深く、楽しめました。だけど気になったのは、全部が英語での会話なのでそれはちょっとどうかなと

    ジョン・ローンはかっこよすぎますが、ピーター・オトゥールは渋い演技でしたね。

    「エイラク」の時でも気になっていましたが、清朝は愛新覚羅という中国東北(満州)の族なんだね。

    監督のベルトルッチが何を言いたかったのかは、「暗殺の森」と同じテーマということは、

    • 暗殺の森では最後はファシズムの崩壊、ラストエンペラーでは溥儀を担いだ満州国の崩壊
    • 普通(市井の人)と普通でない(紫禁城の帝と人々)

    だけど、最後の毛沢東の文化大革命の挿入は今見ると風刺が効いているね、2023年現在も変わらない中国。現時点で観ると示唆に溢れています

    本当にいい映画を観たね。

    アウェーの新宿では、ランチは「桂花ラーメン」へ。ほてった頭をビールと茎わかめで冷まします。しわしわで少し塩っぱい“桂花ラーメン”美味いね。

    「瓔珞(エイラク)」全70話を一気観、自分的解釈はメッセージは現代的

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  • 監督と脚本がリュック・ベッソンならハズレなし、「DOGMAN ドッグマン」

    監督と脚本がリュック・ベッソンならハズレなし、「DOGMAN ドッグマン」

    2024年3月13日(水)

    数日後にはイタリア・ロンドンの旅に行くのですが、伊豆大島から帰ってきた翌日ですが、映画館に向かいます。来週以降から「デューン」と「オッペンハイマー」が始まる前の、端境期で目を引く映画がないのですが。

    あまり話題にはなっていませんが、何とあのリュック・ベッソンが監督と脚本をした新作の 「DOGMAN ドッグマン」というのをやっているではありませんか。例外もありますが、基本、リュック・ベッソンに外れなしです。今回は監督と脚本も担当しているので期待大です。

    映画はこんな感じ。

    「レオン」のリュック・ベッソンが実際の事件に着想を得て監督・脚本を手がけたバイオレンスアクション

    ある夜、1台のトラックが警察に止められる。運転席には負傷した女装男性がおり、荷台には十数匹の犬が乗せられていた。「ドッグマン」と呼ばれるその男は、自らの半生について語り始める。犬小屋に入れられ、暴力を浴びて育った少年時代。犬たちの存在に救われながら成長していく中で恋を経験し、世間になじもうとするも、人に裏切られて深く傷ついていく。犬たちの愛に何度も助けられてきた彼は、生きていくために犬たちとともに犯罪に手を染めるが、「死刑執行人」と呼ばれるギャングに目をつけられてしまう。

    「アンチヴァイラル」「ゲット・アウト」のケイレブ・ランドリー・ジョーンズが主演を務め、圧倒的な存在感でドッグマンを演じきった。共演は「フレッシュ」のジョージョー・T・ギッブス、「ザ・ベイ」のクリストファー・デナム。2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品

    2023年製作/114分/PG12/フランス
    原題:Dogman

    観ての感想。自分は全くどんな映画なのか情報なく観ましたが、素直に面白かったよ。もちろんあの「レオン」には遠く及びませんが、2時間飽きさせません。この映画は主人公のケイレブ・ランドリー・ジョーンに尽きるね。最初はその女装がきもいと思ったのですが、観ていくうちに感情移入させ、だんだん違和感なくなるね。

    最後はもっと派手な戦いにしてもらいたかったのですが、実話ベースではあんなものかな。題材的にバイオレンスが激しそうなイメージですが、そんなグロい映像はありません。

    あそこでエディット・ピアフか、なかなかにくい演出ですね。

    バイオレンス・アクションですが、何か「ダークナイト」にも通じる哀愁漂う映画です。是非、劇場に足を運んでください。

    映画が終わって外に出てみれば、天気は急変、土砂降りの首都圏です。こんな時は近場で済ませるしかないね。支那そばの「はしご」さんへ急行します。

    時刻も2時半。お客さんも少なくていいね。やっぱり“パーコーだんだんめん”はうまいね。

    今日もよい1日でした。

    「愛と哀しみのボレロ」を劇場で観たよ、まさにこれを観ないでに死ねるか

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  • “ぼっちで行く、大人の遠足”、伊豆大島に初上陸、椿まつりツアーに参加

    “ぼっちで行く、大人の遠足”、伊豆大島に初上陸、椿まつりツアーに参加

    2024年3月12日(月)

    昨日の月曜日は“ぼっちで行く、大人の遠足”を楽しんだよ。

    人生で初めて「伊豆大島」に行ったのです。このツアーに参加するきっかけは、港区が発行する「広報みなと」でこんな記事を目にしたからです。

    • 竹芝発着 – 伊豆大島椿まつり 2大椿園満喫コース
    • 伊豆諸島最大の観光行事である椿まつりを堪能できるツアーを特別料金で案内
    • 費用: 大人 11,520円
    • 「国際優秀つばき園」に選ばれた2大椿園と大島のシンボル「三原山」を巡ります。往復ジェット船・昼食・観光バスがセットになった大変お得なプランです。

    そして、当日朝、初めて竹芝桟橋に伺います。「ゆりかもめ駅」下車、徒歩1分です。非常にきれいなターミナルです。乗船券をいただきます。往復の便はこんな感じ。

    • 東京 竹橋(08:10)→ 岡田港(10:30)
    • 岡田港(15:10)→ 東京 竹橋(17:25)

    船はこんな感じですごくきれいです。座席はすべて指定席です。ツアー参加者はバス4台分の人です。やはり年配の方が多いです。いわゆるいろんなツアー客が参加する混載ツアーです。

    片道2時間20分は少し長いね。飛行機なら沖縄へ行けますね。ただし、船のゆれは全くありません。これなら船酔いはしないと思います。

    定刻どおり、岡田港へ到着。バスに分乗して観光です。バスも各人、座席が指定されておりました。まずは名物社長のいる「椿花ガーデン」へ

    個人で管理している広大な敷地のガーデンです。1000種近くの品種を栽培しているそうです。

    対岸の伊豆半島と富士山を見られるスポットもあります。

    見学後は、三原山の七合目にある「大島温泉ホテル」で昼食をいただきます。“島っこ膳”です。おさしみと名物の明日葉(あしたば)を使った料理です。ビールは有料で少し高めの900円。アルコールを注文したのは40人の中で自分一人のみ、皆さん品行方正だね。

    ビールとこちらの御膳、美味しくいただきました。

    ホテルの方によれば、

    • 映画の「八甲田山」のロケはこの伊豆大島で撮影した、雪は塩で代用
    • 伊豆大島はガソリンが高い、1リットル220円ぐらい
    • 「大島温泉ホテル」は水が出ないので、タンクローリーで毎日運んでいるとのこと
    • 島の人口はかなり減って現在は7000人弱、有名マンガ家や芸能人も住んでいるとか

    昼食後は、三原山頂口へ。活火山ですが、低い山なのね。ここで写真をぱちり。

    そして、最後の目的地は「都立大島公園」です。駐車場横の催事場では、ちょうど椿祭りということで、“あんこ”さんの踊りです。公園内の椿資料館の椿の多さには驚きです。実にいろんな椿があります。

    これで観光も終わり、岡田港に向かいます。短時間で椿祭りを見るのはこのツアーは効率がよいね。ただし、元町などの中心地は行けなかったのが少し残念。

    それと港の売店でもこれはと言ったお土産がないのね、伊豆大島は

    “くさや”と“椿油”と“牛乳煎餅”だけという印象。干物などももっと扱えばよいのにね。

    帰りの船も竹芝に定刻どおり到着です。初めての伊豆大島でしたが、風光明媚で温暖ですが、住むのは大変そうだなという印象を持ちました。

    これで“ぼっちで行く、大人の遠足”は終わり。

    [旅行記]飛騨高山の古い町並みはそぞろ歩きに最適、都心からは車で6時間、外人が喜ぶな

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  • 何と六本木の「藪そば」が閉店、麻布台ヒルズに「亀戸ぎようざ」がなぜに出店、わからん

    何と六本木の「藪そば」が閉店、麻布台ヒルズに「亀戸ぎようざ」がなぜに出店、わからん

    2024年3月10日(日)

    昨日は3ケ月に1回のルーティーンのある日でした。3ケ月に1回は歯医者さんに行って、歯垢除去などのクリーニングに行っているのです。もう20年通っているね。

    自分の経験値からすれば結局、こうした方が歯にはよいと思うのです。3ケ月毎にお口の中の状態も見てもらえるしね。舌がんなんかも怖いよね、堀ちえみさんのように。

    今回もあのキーンという器具でいたぶられたのです、口の中から少し出血するしね。わかる人にはわかるよね

    朝一で治療が終わり、10時30分の渋谷です。今日は何をしようか。

    事前に考えた選択肢はこの2つ。

    • 日比谷のTOHOシネマズで「デューン 砂の惑星PART2」の先行上映を観るか
    • 渋谷で映画版の「オリガ・スミルノワのジゼル in cinema」を観るか

    まず「デューン」の方は良い席がもうほぼ埋まっているのです。この映画はできれば良い席でゆったりと観たいので、残念ながら旅行から帰ってきて観ることにします。

    「オリガ・スミルノワのジゼル」の方は一般料金が3,700円もするのね。窓口でその値段を聞いて潔く退散です。この料金であれば気軽には観れないよね。チケット窓口で羞恥プレーをしてしまいました。

    というわけで中途半端な午前11時の渋谷で何をするか。

    自分が思ったのはあの「麻布台ヒルズ」に偵察に行こうかなということ。開業してからまだ一度も足を踏み入れたことがないのでね。途中の六本木のドンキ隣の「藪そば」でカレー南蛮を食べればよいかなと。

    そして、本日は衝撃を受けました。六本木で唯一残っていた町蕎麦屋さんの「藪そば」ですが、シャッターが降りているのです。今日は臨時休業かなと思ってシャッターを見ると張り紙が。1月31日で閉店とのこと。理由は書いてありません。かなり繁盛していたと思いますが、いろんな事情があるのです。

    それではすぐに転身して、泉ガーデンタワーにあるとんかつ「和幸」でとんかつとビールにしようと行ってみたら、こちらもすでに撤退済みです。どうしたんだ泉ガーデン

    結局はいつもの赤坂の「赤坂砂場 」で大もりをいただいたよ。

    そして肝心の「麻布台ヒルズ」です。はっきり行って、お上りさんが多数という感じで、レストランも無国籍料理など自分とは志向が違うよねと思った次第です。

    とんかつ屋さんぐらい出店させてよ。自分の好きなブランドのショップもないしね、まあコンランショップはこの界隈ではめずらしいよね。

    だけどこの麻布台ヒルズと対局にあるあの餃子の名店「亀戸ぎょうざ」が出店するのはどうしてなのかね。麻布台ヒルズ中にあの餃子の匂いを充満させて欲しいね

    東京の“ぎょうざの聖地”は亀戸だよ、「亀戸餃子」を巡礼訪問、あいかわらず行列だよ

     



  • 長距離旅行の機内を快適にするため用に、“おしゃれ布ぞうり MERI”を購入

    長距離旅行の機内を快適にするため用に、“おしゃれ布ぞうり MERI”を購入

    2024年3月8日(金)

    木曜日はいつものとおり、1週間で唯一、ルーティーンのある日です。

    銀座の絵画教室に出かけます。2時間の実技です。今は展覧会出展用の絵を描いており、全7回(2時間×7回)です。本日はこの題目での最終日です。本日で絵を完成させます。今回の絵はダッカの夕方の海辺というか川辺の絵です。

    こんな絵が出来上がりました。やっぱり難しいね。

    そして、お絵描きが終われば、これまたいつもの遅いランチです。これまた変わらず、銀座の老舗ラーメン店の「共楽」さんへ。まずはビールから。カウンター席でまったりです。ビールを飲み終わる頃に、“麺お願いします”のコールです。 いつものように、“ワンタンメン”です。今日は空いててよかったね。

    帰りは無印良品でお買い物です。何を買ったか、豚汁を8食分です。来週後半からのヨーロッパ旅行に備えて、バックに忍ばせて持って行こうと思ってね。非常食と円安対策を兼ねてね。

    そして、今日はこんな商品を紹介します。これも旅行対策かな。2日前の六本木の伊東屋さん(ミッドタウン内)でまずいものを見つけたのでした。実にカラフルな“布ぞうり”です。どうしてこの商品に興味を持ったか、長距離の飛行機の中で履くと、気持ちがよいのではないかと。こんな商品です。

    ニットの紐で手編みしたおしゃれ布ぞうり MERI は70年以上編み続けているメリヤスの編機から専用に紐を作り、その紐を熟練した職人が一足一足丁寧にふっくらしっかり手編みしたルームシューズです。履けば履くほどご自身の足型に馴染んでいきフィット感が増していきます。また吸水速乾性、抗菌防臭性にも優れていてお洗濯もできるので清潔に長く履いていただけます。(洗濯ネットに入れていただければ洗濯機で洗うこともできます ※乾燥機不可)

    カラフルで実に良さげです。問題はお値段がちょっぴり高いところかな。13,200円(税込)です。サイズも3種類あります。M・L・LLです。(サイズは少し大きめのものをお選びいただくようお勧めしていますとのこと)

    物欲に火が付けばもう止まりません。そして、自分が選んだのが、こちらの“アップサイクル品”です。お値段も11,000円で手頃だしね。

    洋服やアパレル用品を生産する際
    発注が予定数量に満たない等の理由により
    メリヤス工場から廃棄される糸は年間数トンにもなります。

    私たちは、その糸で専用の紐を作り、
    その紐を職人たちの手で布ぞうりにする取り組みを始めました。

    アパレル仕様の良質な国産の糸が紐になり、
    デザインを加えて職人が商品を編み上げています。
    「アップサイクル布ぞうり」は、
    SDGsのサスティナブルな観点に沿った商品です。

    カラフルさはありませんが、実用性では差異はないはずです。

    来週のヨーロッパ旅行の機内で試してみたいと思います。エコノミークラスはつらいね。

    現代風に進化を遂げた下駄、一目見て“mizutori”に恋に落ちた、ソールのゴム交換も可能

     



  • 六本木の国立新美術館「マティス 自由なフォルム」、巨匠はやはり素晴らしい、マティスだもの

    六本木の国立新美術館「マティス 自由なフォルム」、巨匠はやはり素晴らしい、マティスだもの

    2024年3月7日(木)

    今日の東京も雨も振り、寒い一日だったね。今日はホッコリする話しを。こんな日なので、優雅に芸術をね。

    • 「マティス 自由なフォルム」
    • 2024年2月14日(水)~5月27日(月)
    • 会場: 国立新美術館 企画展示室 2E 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
    • 観覧料(税込) 一般 2,200円

    20世紀最大の巨匠の一人アンリ・マティス(1869-1954)。自然に忠実な色彩から解放された大胆な表現が特徴のフォーヴィスムの中心人物としてパリで頭角を現します。後半生の大半を過ごすこととなるニースではアトリエで様々なモデルやオブジェを精力的に描く一方で、マティスは色が塗られた紙をハサミで切り取り、それを紙に貼り付ける技法「切り紙絵」に取り組みます。

    本展はフランスのニース市マティス美術館の所蔵作品を中心に、切り紙絵に焦点を当てながら、絵画、彫刻、版画、テキスタイル等の作品や資料、約150点を紹介するものです。なかでも切り紙絵の代表的作例である《ブルー・ヌードⅣ》が出品されるほか、大作《花と果実》は本展のためにフランスでの修復を経て日本初公開される必見の作品です。

    本展ではさらに、マティスが最晩年にその建設に取り組んだ、芸術家人生の集大成ともいえるヴァンスのロザリオ礼拝堂にも着目し、建築から室内装飾、祭服に至るまで、マティスの至高の芸術を紹介いたします。

    そして、小ぶりの雨の中、国立新美術館へ向かいます。六本木駅から徒歩7分ぐらいでしょうか。当日券2,200円を支払います。スマホ決済もできますよ。

    平日の12時過ぎですが、ほどよい混み具合かな。欧米人の多さにはびっくりしたね。

    1900年初頭のフォーヴィスム(野獣派)と呼ばれた時代の絵や一連のオダリスクを描いた絵がマティスらしくてやっぱりいいよ。今回で印象残ったのはこの大きな絵です。

    • パペーテ – タヒチ (1935年)

    構図、色彩とも代表的なマティスぽい絵ですね。写真禁止のエリアの絵でした。

    それて、デッサンのうまさはやはり特筆ものですね。線が優雅というか滑らかなんだよね。今回もたくさんのデッサンがありましたよ。それと珍しくマティスの使っていた絵具パレットも数点展示されていました

    写真が撮れるのは後半の展示だけですね。最後はヴァンス礼拝堂の内部が再現されていました。グッズコーナーもかなり種類があり、充実していました。

    自分が購入したのは、やはり「展覧会公式図録」(3,300円)です。何たってマティス大先生だもの。

    そして終われば、六本木の「一風堂」へ。絵画鑑賞で高まった体温をビールで冷まします。そして、この歳になれば、“白味”“バリカタ”を食します。

    勉強になった1日でした。巨匠めざして、絵画教室もがんばります。

    Bunkamuraの「ミロ展-日本を夢みて」、どうして天才は幼稚園児みたいな絵を書くんだろう

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  • 「愛と哀しみのボレロ」を観に再度劇場へ、神様・仏様・ジョルジュ・ドン様

    「愛と哀しみのボレロ」を観に再度劇場へ、神様・仏様・ジョルジュ・ドン様

    2024年3月6日(水)

    本日も相変わらず映画の話しから。先週の金曜日に続いて再度「愛と哀しみのボレロ」を観に行ったのです。天気も雨模様で寒いのでね、映画館が一番いいわけです。庶民の娯楽としてね。短期間で2回も観ると、細かいことがわかっていいよね。そして今日の回は前回よりお客の入りはよかったよ。

    何回観ても、一番良いシーンはジョルジュ・ドンが中盤終わりに踊る「ラ・バヤデール」ですね。あの瞬間の高揚感というか、カメラワークも含めてもうたまりません。最初と最後のボレロも含め一番よいところをかっさらっていくヌレエフ役のジョルジュ・ドン。

    改めて思ったこの映画の良さは冒頭の20分のバレエとショーの華やかさし敗者の光景でつかみがすばらしいところです。あと各逸話の切り替えず非常にテンポがよく、その構成力には驚かされます

    最後の最後であのユニセフの役人がエデット・ピアフの肩に手を回すのは何か含みがあるのかな、何か意味深な一コマです。

    最後のボレロのシーンで弁護士と並んでいるのは母親(精神病院にいた)なんだね。そして、パリ解放の時のあの祝宴の広場にいた神父さんと奥さんがあの赤ちゃん(のちの弁護士さん)の育ての親なんだね。

    見ていくうちに全貌がわかってきました。おもな配役を記しておきたいと思います。

    • ヌレエフ(映画: セルゲイ・イトビッチ)ジョルジュ・ドン
    • カラヤン(映画: カール・クレーマー)ダニエル・オルブリフスキー
    • エディット・ピアフ(映画: エブリーヌ)エブリーヌ・ブイックス
    • グレン・ミラー(映画: ジェイソン・グレン) ジェームズ・カーン

    そしてこの映画で最も印象深い女優は、

    • タチアナ(ヌレエフの母親と娘役)リタ・ポールブールド

    このタチアナ役の人、フレエフの母なんだけどヌレエフの娘の役柄をやっているので頭がこんがらがるんだよね。あのカラヤンの映画での話しは本当なんだろうけれど、後世にはあまり聞こえてこない逸話ですね。実際、ドイツ人であの時代を過ごした人でヒトラーを無視できるはずもないしね。ニューヨークでの公演の逸話も本当なんだろうね。

    少し気になったのはグレン・ミラーの娘の放蕩の逸話が少し長すぎないかということぐらいかな。逆にカラヤンの出番はかなり少ないね。

    最後の赤十字とユニセフのあの企画、あの時代だからできたのでしょう。赤十字はともかく、今のユニセフの評判だとどうなんだろう。

    ともかく、神様、仏様、ジョルジュ・ドン様だよね。

    終わればいつものように室町にある「ますたにラーメン」へ。

    今日も充実した1日でした。

    あの「男と女」の続編は製作してはいけなかったよ、年老いた主人公は観たくない

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  • フィリピン映画「FEAST 狂宴」、フィリピン社会と料理が垣間見れるよ

    フィリピン映画「FEAST 狂宴」、フィリピン社会と料理が垣間見れるよ

    2024年3月5日(火)

    昨日の週初めはいつものように映画を観に行ったよ、少し変わった映画をね。それはフィリピン映画なのです。渋谷のテアトルシネマです。

    • FEAST 狂宴

    映画はこんな紹介をされています。

    「ローサは密告された」「キナタイ マニラ・アンダーグラウンド」などフィリピン社会の暗部をえぐる社会派作品で高く評価されてきたブリランテ・メンドーサ監督が、交通死亡事故の加害者家族が被害者遺族を使用人として雇ったことから始まった奇妙な共同生活を描いたドラマ

    交通事故を起こした息子の罪を被って服役していた家族の長が出所することになり、帰還を祝う宴の準備が進められていた。父親が収監されている間、妻と息子は協力しあって家族と家計を守り、事故で亡くなった男の妻子を使用人として雇い入れ面倒を見ていた。しかし宴の日が近づくにつれて後ろめたさと悲しみが再浮上し、平穏が掻き乱されていく

    主演は、フィリピンの国民的ドラマ「プロビンシャノ」で人気を集めたココ・マルティン。

    2022年製作/104分/G/香港

    観ての感想です。日本語タイトルが「狂宴」という題名が付いているので、何か宴会で狂ったことが起こる映画と思っていたのです。だけど、あの調子で淡々と過ぎていくのです。

    結局狂ったようなことは起こりません。まあ、奇妙な同居とは思いますが。映画的には背景は全く異なりますが「バベットの晩餐会」のようなタッチかな。

    おいしそうなフィリピン料理が一杯出てくるのでね。

    思ったのは、フィリピンの司法はあんなに軽いのかと思った次第です。人を交通事故で殺して、逃げて捕まっても最長で4年数ヶ月とは驚きました。まあいろいろとあるんだろうね。

    フィリピン社会を垣間見れるのはあまりないので、貴重ですね。あの未亡人の心境は日本人にはよくわからない感覚ですね。

    だけど、良い映画ですね。おすすめします。

    話は脇道にそれますが、渋谷のテアトルシネマに行くときにいつも通るのがキャットストリートです。そして、あのシューズの「on」の前にはいつも外人の大行列があるのです。外人はあの「on」にどうして並ぶのか七不思議です。日本の「on」には貴重なモデルが入荷するのかな。1年前にはあんな行列はなかったもんね。

    そして映画を観終われば、いつものように渋谷の老舗中華の「喜楽」さんへ。一蘭は70分待ちですが、こちらはまだ10分ぐらいの待ちです。外人に見つからないといいけど、このまま。

    注文はいつものように「チャーシューメン」(1,000円)なり。

    本日も楽しい一日でした。

    くだらなくて、メロメロになるインド映画「バンバン」を観たぞ、大画面のキレキレのカトリーヌ・カイフ様は無敵なり



  • 「ダンサー イン Paris」を鑑賞、夜は赤坂の「志乃ぶ寿司」へカワハギ美味し

    「ダンサー イン Paris」を鑑賞、夜は赤坂の「志乃ぶ寿司」へカワハギ美味し

    2024年3月4日(月)

    昨日はひな祭りだったね、3月3日。週末はいつものように、DVDを鑑賞します。観たのはこの2本。

    • ダンサー イン Paris
    • 満員電車

    「ダンサー イン Paris」です。いわゆるバレエダンサーの挫折物語です。話しとしてはこんな感じ。

    名匠、セドリック・クラピッシュ監督が夢を諦めたダンサーの新たな挑戦を描くドラマ。パリ・オペラ座バレエ団のダンサー・エリーズは舞台上で負傷し、バレエができなくなってしまう。実家に帰省したエリーズは、父親から心ない説教を受け…

    主演:マリオン・バルボー

    話しはよくあるものですが、脇役も多士済済で良い映画だね。主演のマリオン・バルボーも等身大で普通の人っぽくて好感が持てます。映画の冒頭の始まり方も少し斬新でいいね。

    続いて2本目は「満員電車」。これは笠智衆が目当てです。話しはこんな感じ。

    市川崑監督による社会風刺コメディ。ビール会社に就職した社会人1年目の青年・民雄は、父親の発病や自身の病気、失業など立て続けにトラブルに巻き込まれる。満員電車から一度降りてしまったら二度と乗れないサラリーマン事情をコミカルに描く。

    製作年: 1957年

    出演: 川口浩 、 笠智衆 、 杉村春子

    なんか皮肉ぽくて少し小難しいね。風刺をきかせ過ぎというか。市川崑ってこんな感じだったかな。お目当ての笠智衆はあまり出てこなくて残念。小津のようなサラッと仕上げた方がよいよね。

    そして、土曜日の夕食です。本日は赤坂の裏路地にある「志乃ぶ寿司」を訪問です。また、あのカワハギの肝あえを食べたくなってね。前日に2名で予約です。

    本日は訪問して驚いたよ。何とカウンターが全部埋まっているよ、自分の1席を残して。商売繁盛で何よりです。

     

    まずはサッポロの黒ラベルをいただきます。まずは光り物を切ってもらいます。

    さば、いわし、コハダの3種です。やっぱり、いわしの脂ののりが良く、美味しです。

    そして、自分のとなりの席の男性、大井競馬場の理事の方らしく、面白い話しを聞けたのでした。(かなりの裏話で打ち明けられないのが残念)

    そして大将に「カワハギあるの」と聞くと、少しだけあるとのこと。というわけで、カワハギの肝あえを造っていただきます。もうこの肴があると、アルコールがグイグイいくので危険ですね。本日はこのあたりから記憶がありのせん。そして、となりのおじさんの前には何故かシーバスリーガルのボトルが。仲良くなってこのシーバスをいただき、ロックで3杯いただいたようです。こんな感じですので、本日はお寿司の写真があまりないんだね。

    お会計は本日はかなり高く19,000円ほどです。あのシーバスがチャージされたのかな、あのお酒はお店のものだったんだろうか

    本日も小津安二郎の「彼岸花」を観る、田中絹代ってこんな顔立ちの人なんだね

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  • 「愛と哀しみのボレロ」を劇場で観たよ、まさにこれを観ないでに死ねるか

    「愛と哀しみのボレロ」を劇場で観たよ、まさにこれを観ないでに死ねるか

    2024年3月2日(土)

    本日は感激したよ。本日から2週間、“午前十時の映画祭”であの「愛と哀しみのボレロ」をやるではありませんか。何を差し置いても、まずは初日に観に行くしかありません。

    自分はこの作品を観るのは人生で3回目だと思います。過去2回はDVD鑑賞でした。よって劇場で観るのは初めてです。劇場の大画面で観ると没入感が違いますね。

    この映画はこんな感じ。

    『男と女』の名匠ルルーシュの集大成ともいうべき3時間に及ぶ超大作。指揮者カラヤン、作曲家グレン・ミラー、舞踏家ルドルフ・ヌレエフ、歌手エディット・ピアフという4人の芸術家たちをモデルに、1930年代から80年代の長きにわたる波瀾に満ちた人生が描かれる。ジョルジュ・ドンが踊るラヴェルのボレロは、圧巻のクライマックス。

    ストーリーです。

    1936年、モスクワ:ダンサー志望のタチアナは、ボリスと結婚して息子を授かるが、第二次大戦で夫は戦死し…。ベルリン:ピアニストのカールは、ヒトラーから称賛されたことで生涯苦しみ続けることに…。パリ:バイオリニストのアンヌは、ユダヤ人ピアニストのシモンと結婚して息子を儲けるが、二人は強制収容所行きの列車に乗せられ…。ニューヨーク:ジャック・グレンは、ジャズ・バンドで名声を得ていた…。そして20年後、彼らの子供たちは…。

    今回は本当に没入して観ましたので、伏線がすべてつながりました。壮大な構成で実に緻密です、ルルーシュあんた天才だよ。アウシュビッツとアルジェ戦線とあの赤ん坊がつながる、最後までの構成はみごとです。

    映画の最高潮はやっぱりヌレエフ(ジョルジュ・ドン)の踊り。最後の「ボレロ」は言うまでもありませんが、中盤の「ラ・バヤデール」の踊りは掛け値なしにすごいね、この踊りだけでも劇場で観る価値あるよね。

    そして、一番複雑な家族の歴史がヌレエフとグレーン・ミラー。あの冒頭のシーンのボリショイでの敗者の子供がヌレエフなんだね。少し頭がこんがらがるのが、同じ役者が母と孫、母と娘を演じるのですが、これもルルーシュの演出なんだね。

    帝王カラヤン役の役者の面構えも良し、奥さんは本当にあんな役回りをしていたんだろうか。カラヤンだけはあんまり家族のことがないね。

    最後のエンディング。どうしてユニセフや赤十字なんだろう、隠されたメッセージがありそうだね。

    本当の主役はやっぱりパリというかその風景だね。美しさと哀愁、歴史の重みだね。

    映画を観ながらふとジョニ・ミッチェルの「both sides now」が頭に浮かびました。物事には2面性があると、“敗者と勝者”“恋愛と失恋”“空の上からと下から見る風景”

    壮大な物語の映画はこの3つだね。

    • 愛と哀しみのボレロ
    • 地獄の黙示録
    • アラビアのロレンス

    本当に感動したよ。この2週間しか上映していないけれど、あと2回は観に行くね。

    これ世界遺産だよね。

    モリコーネ大先生の最新刊の大著、「あの音を求めて モリコーネ、音楽・映画・人生を語る」を読破、タイトルからしびれるね

     



  • 3月に欧州旅行を計画中、ロンドンとパリのホテル料金の高騰ぶりには驚いたね

    3月に欧州旅行を計画中、ロンドンとパリのホテル料金の高騰ぶりには驚いたね

    2024年3月1日(金)

    早2月も本日で終わりとは。2月の後半は寒い日が多かったね。

    そして木曜日はいつものとおり、1週間で唯一、ルーティーンのある日です。 銀座の絵画教室に出かけます。2時間の実技です。今は展覧会出展用の絵を描いており、全7回(2時間×7回)です。本日はこの題目での6回目です。着彩に入って2回目です。本日は海を描いたよ。海は青色という思い込みがありますが、夕刻のダッカの海は夕日でキラキラしており黄色で描いてみました。先生のアドバイスもあってね。

    何となくうまくいったと思う自分。

    そして、お絵描きが終われば、これまたいつもの遅いランチです。これまた変わらず、銀座の老舗ラーメン店の「共楽」さんへ。まずはビールから。入り口のカウンター席でまったりです。ビールを飲み終わる頃に、“麺お願いします”のコールです。 いつものように、“ワンタンメン”です。やっぱり東京ラーメン、美味いね

    そして今日の本題です。実はこの3月の中旬にヨーロッパに家族で行くつもりなのです。急に家族の者の休暇が取れたのでね。エアラインはワンワールド限定ということで(格安で行くにはいろいろ事情があってね)。

    まず欧州-日本間のエアライン、軒並み結構埋まっているのね。おそらく日本人ではなくて、外人の人の需要が高いのね。逆にハワイも含めて北米はあまり予約が入っていません。このギャップはどうしてなのという感じ。今、日本人気はヨーロッパで高く、米国ではあまり高くないのかな。

    そして、ホテル料金を見て二度ビックリです。イタリアとロンドンを訪れる予定ですが、ロンドンのホテル料金を久しぶりに見て驚いたね。ヒルトン系などは5万円以上でないともう泊まれないのね、この昨今。これじゃあ、日本人の観光旅行では気楽に訪れるどころではないね。パリの状況も同じようなものです。

    ただ、イタリアはまだ救いようがあるホテル価格です。ロンドン、パリは日本人が気軽に行けるホテル料金ではないんだね。自分が調べたところでは、ニューヨークもハワイもホテル料金は高騰しています。逆に今、治安等で評判の悪いサンフランシスコはかなり割安なホテル料金です。

    こんな状況ですが、貴重な家族の有給休暇ということなので、突撃しようと計画しています。

    [シチリア・ミラノ旅行記4]ミラノのアウトレット行きのバス、事前予約が必須だよ、100%乗車率だった





  • アリ・アスター「ボーはおそれている」、自分には監督のメッセージはわからない

    アリ・アスター「ボーはおそれている」、自分には監督のメッセージはわからない

    2024年2月29日(木)

    ここ数日は北風が強く、寒い日が続く都心です。

    今日も評判の高い監督の映画を日比谷のTOHOシネマズに観に行ったよ。その映画とはこちら。

    • 「ボーはおそれている」
    • 監督: アリ・アスター

    話しはこんな感じ。

    「ミッドサマー」「ヘレディタリー 継承」の鬼才アリ・アスター監督と「ジョーカー」「ナポレオン」の名優ホアキン・フェニックスがタッグを組み、怪死した母のもとへ帰省しようとした男が奇想天外な旅に巻き込まれていく姿を描いたスリラー

    日常のささいなことでも不安になってしまう怖がりの男ボーは、つい先ほどまで電話で会話していた母が突然、怪死したことを知る。母のもとへ駆けつけようとアパートの玄関を出ると、そこはもう“いつもの日常”ではなかった。その後も奇妙で予想外な出来事が次々と起こり、現実なのか妄想なのかも分からないまま、ボーの里帰りはいつしか壮大な旅へと変貌していく。

    共演は「プロデューサーズ」のネイサン・レイン、「ブリッジ・オブ・スパイ」のエイミー・ライアン、「コロンバス」のパーカー・ポージー、「ドライビング・MISS・デイジー」のパティ・ルポーン。

    2023年製作/179分/R15+/アメリカ
    原題:Beau Is Afraid

    観ての感想。監督がこの映画で何を言いたいのか、その意図も全くわかりませんでした。発達障害と母親コンプレックスのこと、はたまた知的障害のことを言いたいのかな

    3時間という長さもすごいね、劇場ではなくDVDだったら途中で放り出していたよ、間違いなく。ただ映像は凝った造りで、妙に感心したのです。あの最後の終わり方はフェリー二的だね。先日観たタルコフスキーの「ノスタルジア」も難解でしたが、こちらのボーもそれに劣らず難解でした。悪口ばかり言っているのですが、劇場での大スクリーンなら、この3時間の大作少しは楽しめるのかな。

    ビルの1Fではアサヒビールの「食彩」という新しいビールの宣伝をしていたので、列に並んで1本いただきました、ラッキー。

    ところで、先日土曜日の夕食です。久しぶりに赤坂の「室町砂場」に行ったよ、夜行くのは久しぶりです。もう暖簾が仕舞われて午後7時。だけど入口のテーブル席に案内していただきました。有り難し。

    駆けつけのビールです。ツマミは卵焼きです。連れはすぐに天ぷらうどんを注文。自分はいつものように“大もり”です。30分のうちにビールの大瓶2本を飲んですばやく退散します。入れてくれてありがとう。年齢的には蕎麦をたぐるぐらいが一番いいね。

    ご馳走様でした。

    タルコフスキーの「ノスタルジア」は自分の脳では理解不能だった、映像はすごいよ

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  • 「生誕120年 安井仲治」の写真展とインディアンカレーの一日だったよ

    「生誕120年 安井仲治」の写真展とインディアンカレーの一日だったよ

    2024年2月28日(水)

    昨日は本当に突風日だったね。そんな日にビル風がものすごいのに、丸の内の写真展にでかけたのでした。何たって、自分にとってのデジタル系のガジェットの師匠である市川渚さんがXで是非見に行かねばと言われていたのでね。

    • 「生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真」
    • 2024年2月23日(金・祝) – 4月14日(日)
    • 東京ステーションギャラリー
    • 入場料: 一般(当日)1,300円

    はっきり申しまして、自分はこの安井仲治という人を全く知りません。市川師匠が必見というからには行くしかないね。安井仲治という人はこんな人なんだね。

    近代写真の金字塔。「安井仲治」を知らずに日本の写真は語れない!

    日本写真史において傑出した存在として知られる安井仲治(やすいなかじ/1903-1942)の20年ぶりとなる回顧展。大正・昭和戦前期の日本の写真は、アマチュア写真家たちの旺盛な探求によって豊かな芸術表現として成熟していきました。この時期を牽引した写真家の代表格が安井仲治です。

    安井は38歳で病没するまでの約20年という短い写歴のあいだに、驚くほど多彩な仕事を発表しました。その作品は同時代の写真家をはじめ、土門拳や森山大道など後世に活躍した写真家たちからも掛け値なしの称賛を得ています。

    この説明を読むと、すごい人だったんだね。というわけで意を決して出陣です。

    こちらのギャラリーは「大人の休日倶楽部カード」を持参すれば、100円引で入場できます、ありがたや。会場内はちなみに写真撮影は禁止です。

    観ての感想。写真は1920年代と30年代ですね。20年代の写真はネガの状態が悪いのか、ボケたような写真も多いね。写真に全く疎い自分には、何がすごいのかはっきり言って全くわかりませんでした。構図とかが斬新なのかな。とにかく38歳という早逝の方だったんだね。

    どんな有名写真家でも画家でもピエロとかサーカスは対象物になりやすいね。

    だけど展示の点数も多くて日本の写真の原点を見れて満足でした。お客さんも割と少なくてゆったりと閲覧できます。

    終わればランチタイムです。13時過ぎです。今日は東京駅近くの大阪では有名な「インディアンカレー 丸の内店」に

    インデアンが大阪に店を出したのが1947年。

    一口食べると、懐かしい甘さが舌の上に拡がり、ホッとした途端に辛さの玉が弾ける、、、お客さまから「口ん中が火事や!」と言われながらもご愛顧いただいてきましたのが、私共のインデアンカレーです。

    大きなビルの地下1階。行列の出来ているお店もある中、こちらの「インディアンカレー」には行列なし。そして、今日の注文はこれ。

    • インディアンスパゲッティ
    • ビール(小瓶)300円

    ビールがあるのは二重丸、この手のカレー屋さんでね。食事は名物のインディアンスパゲッティしかないでしょう。付け合せは“福神漬け”ではなくキャベツの酢漬けなのですね。

    ボリューム的には普通で十分だね。最初は少し甘めのカレーだなと思いましたが、後から辛味がくるタイプだね。この味のカレーは自分的には初めてだね。これが大阪流なのかな。

    欲を言えば、カレールーがもう少し多ければいいね

    この味で東京で生き残れるかですね。

    哀愁漂う写真を撮りたければ、リスボンの裏道に行くべし、哀愁漂いすぎ

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  • カンヌのパルムドール受賞作「落下の解剖学」を観たよ、結末が少し安易と思う

    カンヌのパルムドール受賞作「落下の解剖学」を観たよ、結末が少し安易と思う

    2024年2月27日(火)

    3連休の月曜日です。本日は満を持して楽しみにしていた映画「落下の解剖学」を渋谷の劇場に鑑賞にでかけました。何たって、

    • 2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門最高賞のパルムドール受賞作

    だもんね。劇場の予告でも相当告知していたからね。

    これが長編4作目となるフランスのジュスティーヌ・トリエ監督が手がけヒューマンサスペンス。視覚障がいをもつ少年以外は誰も居合わせていなかった雪山の山荘で起きた転落事故を引き金に、死亡した夫と夫殺しの疑惑をかけられた妻のあいだの秘密や嘘が暴かれていき、登場人物の数だけ真実が表れていく様を描いた。

    人里離れた雪山の山荘で、視覚障がいをもつ11歳の少年が血を流して倒れていた父親を発見し、悲鳴を聞いた母親が救助を要請するが、父親はすでに息絶えていた。当初は転落死と思われたが、その死には不審な点も多く、前日に夫婦ゲンカをしていたことなどから、妻であるベストセラー作家のサンドラに夫殺しの疑いがかけられていく。息子に対して必死に自らの無罪を主張するサンドラだったが、事件の真相が明らかになっていくなかで、仲むつまじいと思われていた家族像とは裏腹の、夫婦のあいだに隠された秘密や嘘が露わになっていく。

    女性監督による史上3作目のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。主人公サンドラ役は「さようなら、トニー・エルドマン」などで知られるドイツ出身のサンドラ・ヒュラー。第96回アカデミー賞でも作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、編集賞の5部門にノミネートされている。

    2023年製作/152分/G/フランス
    原題:Anatomie d’une chute

    観ての感想。

    脚本が非常によく出来ていると思います、伏線の入れ方も実に巧妙です。撮影も主人公と隣り合わせで参加していると錯覚させるようなドキュメンタリータッチの構成も仕組まれています。ただ、結末は少し安易すぎないかな、と思ったね。ネタバレになるからここまで。あの終わり方では真実は違うのかな。

    もう一つ指摘したいのは、少し凡長すぎないかということ。2時間ぐらいにすればコンパクトで観やすいと思うのですが。

    決して悪い映画ではないのですが、まあ面白いサスペンス映画といったところかな。コンペティションにはヴィム・ヴェンダースのあの「PERFECT DAYS」も出品されていたので、自分ならそちらを取るね。

    だけど、その緻密な脚本とカメラワークには関心しました、こうゆう撮り方も今後多くなるかもね。あのポール・グリーングラスのボーン・シリーズでアクションものの撮影方法が変わったようにね。

    観終わればいつものように渋谷の喜楽へ。今日は1時30分なのに行列なしに“チャーシューめん”を食べれたよ、みんなどうしたんだ

    今日も充実した一日でした。

    ジュリエット・ビノシュの「ショコラ」、ジョニデがいいところを持っていくね



  • 「瓔珞(エイラク)」全70話を一気観、自分的解釈はメッセージは現代的

    「瓔珞(エイラク)」全70話を一気観、自分的解釈はメッセージは現代的

    2024年2月26日(月)

    「瓔珞<エイラク>〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜」全70話をこの3連休でラストスパートをかけ、完観しました。こんなに面白いドラマを観たのは久しぶりです。

    「情熱のシーラ」と「ボルジア家 愛と欲望の教皇一族」以来かな。

    約45分で70話もあるドラマですが、最後はDVDを借りてくるのももどかしくなり、配信サービスのUNEXTで一気観せざるをえない面白さだったです。

    あらすじはいろんなところで紹介されていますので、割愛しますが、自分の見方を。

    これは中国ドラマで紫禁城での話しですが、あえて言うなら司馬遼太郎の「国盗り物語」と思えばいいのかな。最下層から自分の知恵を使って頂点に上り詰めるということでね。

    それと一種の純愛ものですね。2人の男から愛される魏エイラク。このドラマが中国で放送禁止になったのもわかります、かなり進んだ女性像、自立して自分で人生を切り開くモデルを提示しているものね。こんなことをされては体制が崩壊するものね。

    それと感情移入できる配役の妙、もちろん脚本がすばらしい上での配役だと思います。その中でも特にこの3人かな。

    • 魏瓔珞(ぎえいらく) ウー・ジンイェン
    • 皇后・富察(フチャ)・容音 チン・ラン
    • 貴妃・高寧馨 タン・ジュオ

    というわけで、自分的にはこの3人が揃い踏みする40話ぐらいまでが最高に面白いね。特に貴妃という超悪役がいなくなると少しトーンダウンするものね。

    結局、この物語の核心は、富察皇后が亡くなる前に乾隆帝から「何故そんなにエイラクを可愛がるのか」と問われ、「エイラクは自分の希望だから」と応えるところかな。

    結局、紫禁城の妃は一旦入内すれば、掟に縛られて自由が奪われ、その意思もなくなるのに、エイラクは紫禁城で自分の思うままに動いている、ことに自分のあこがれを見ているんだね。

    自分はこのドラマを1週間に2話ずつDVDを借りて見ていましたが、中盤以降はもう一気見したくてたまらなくなり、UNEXで連続再生です。

    歴史を見ると、清はこの乾隆帝時代が最高潮でそこから衰退していくのね。乾隆帝の後は、エイラクの子どもの第15代皇士が次の帝だったんだね。

    古い中国の宮中劇ですが、現代にも通じる普遍性のあるメッセージがあったので、ここまでヒットしたと思うんだな。

    しばらくはエイラク・ロスが心配な自分。

    上記の3つのドラマ以外では、イタリアドラマの「ジョルダーニ家の人々」が非常に秀逸です。移民・ジェンダー問題を絡めての家族の分断とあり方を提示しています。

    これも必見のドラマです。

    「ジョルダーニ家の人々」、これは現在の多様な家族のあり方を描いたイタリアドラマの大傑作

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  • セナとビヨン・ボルグが愛したシューズ、イタリアの「Diadora」思わずポチッ

    セナとビヨン・ボルグが愛したシューズ、イタリアの「Diadora」思わずポチッ

    2024年2月23日(土)

    一昨日の木曜日はいつものとおり、1週間で唯一、ルーティーンのある日です。

    そして、今日は月に1回のかかりつけ医のところへ行く日です。それが、終われば銀座の絵画教室に出かけます。2時間の実技です。今は展覧会出展用の絵を描いており、全7回(2時間×7回)です。本日はこの題目での5回目です。本日より着彩です、まずはグリザイユです。途中経過はこんな感じです。

    そして、お絵描きが終われば、これまたいつもの遅いランチです。これまた変わらず、銀座の老舗ラーメン店の「共楽」さんへ。3日続いた京都ラーメンの「ますたに」さんから、お江戸のラーメンです。まずはビールから。入り口のカウンター席でまったりです。ビールを飲み終わる頃に、“麺お願いします”のコールです。 いつものように、“ワンタンメン”です。やっぱり東京ラーメン、美味いね。

    そして、本日の話題はイタリアのシューズについてです。

    先週末日本経済新聞のベタ広告でこんなものを見つけたのでした。

    イタリアのプレミアムスポーツブランド「Diadora/ディアドラ」が日本再上陸。2024年春夏シーズンから販売開始。CINQUE STELLE(チンクエ ステッレ)のECサイトにおいて、一部限定したモデルの販売をスタートし、2024年春夏シーズンより本格的に展開する予定。

    こんなブランドのイタリアンシューズ、全く知らないぞ。早速調査します。何せ、先週末の御殿場アウトレットのUGGで好みのシューズを見つけられなかったのでね。

    「Diadora/ディアドラ」について

    5つの黒い丸が並ぶ特徴的なロゴで知られるイタリアのプレミアムスポーツブランド「Diadora/ディアド ラ」は、1948年、ヴェネツィアにほど近いヴェネト州カエラーノ・ディ・サン・マルコで誕生 しました。創業当初は登山靴からスタートし、1970年代からそれぞれのスポーツに特化したシ ューズで知られるように。

    真面目なモノ作りでトップアスリートたちの信頼を勝ち得ていきま す。地元ヴェネト州出身であるサッカーのロベルト・バッジョやF1のアイルトン・セナ、テニ スのビヨン・ボルグやボリス・ベッカーなど、世界のビッグネームが着用したことで、ディア ドラの名は広く知られるようになりました。近年は、製造拠点を国内に戻してMADE IN ITALY に原点回帰する動きが活発化。

    もうこの説明書きを読んでクラクラしたのでした。サイトに行ってみると、厚底のスタイリッシュなモデルがあるではありませんか。これぞイタリアンです。そして、ボルグとセナとくれば、もう買う気マンマンです。それに油をそぞくように、2月末まで20%offとは

    というわけで、Diadoraをポチッとしたのでした。Hernoのシューズもいいけど、Diadoraもいいね。