2006年10月のモンゴルのウランバートル。こんな掘立小屋同然の証券会社の株を買って2年後に35倍になった。

2006年10月に初めてモンゴルのウランバートルを訪れた。

理由は外資の証券会社に勤める友人からモンゴルの株式市場といくつかの会社を見に行かないかということで、3名で行った。

10月のモンゴルははや雪景色です。

この雪の中を、モンゴルで唯一株式を上場している証券会社を訪問した。タクシーに連れていってもらったが、住所を教えてもなかなかたどりつけなかった思い出。要は建物がぼろくて、建物が小屋みたいなので、普通の人には判りづらかったという話し。

その証券会社が入っている建物が下記の写真です。その後、こんな会社になりました。使用前、使用後の写真です。

ものすごいショボい建物でした。その証券会社の名前はBDSec

会社訪問で対応してくれたのが、何と社長さん。

モンゴル人で初めて会った人がこの人。まあ、何かの縁ということで、数か月前に株式公開したこの会社の株式を買いたいと申し出た。

すぐにOKと相成った。即決ができたのは、社長の持ち株から分けてもらったからかな。

その場ですぐに口座開設して、株主となった。買った金額は10万円分

この時の、この証券会社の時価総額は1億円だったと記憶している。

それから2年後、何と資源ブームが来て、この会社の株式も買値から35倍まで行った

ああ、100万円買っておけばよかった。後悔は後の祭り。

それから、いくつかの上場株式を買ってみたが、まあまあかな。

リーマンショックの時には、自分が持っていた銀行も倒産してしまったし。

また、自宅をさがしてみたら見つかったモンゴルの未公開会社に投資した株券。

その当時、日本でもネット通信のADSLビジネスが活況を呈していた。

モンゴルでもベンチャーとして「ヨコズナネット」というADSL会社ができるので投資しないかと証券会社から勧められた。名前の良さでモンゴルでもきっとADSLが普及すると確信し、300万円投資してみた。

あの証券株の35倍の再来を夢見て。1億円はかたいと思っていた。

その後、株主総会等の連絡が来ていたが、数年後、何も連絡が来なくなった。

ヨコズナから平幕へ転落どころではない。相撲取り人生をあきらめられたらしい。

チーン。ご愁傷様でした。

そもそもモンゴルの未公開株なんかに投資するのが間違いでした。

また、この投資旅行では土地やマンションを購入しないかと薦められた物件もありました。

その時、購入していれば少なくとも数倍にはなったと思います。売り時を間違えなければ。

私が初めてウランバートルを訪れてから数年間が一番のゴールドラッシュの時だったと思います。その後、資源ブームの終焉、リーマンショックなども経て、遂に2017年、モンゴルはIMFへ支援要請となりました。こちらも、チーンですね。

先日、新聞記事で読んだのですが、モンゴルの新空港も空港ターミナルはできているが、周辺道路完成の遅れなどで2年後の開港予定となったそうです。

やっぱり、投資家に危険な香りをばらまいている極寒のモンゴルのウランバートルですね

そう言えば、不祥事で破綻した不動産開発のスルガコーポレーションが開発中だったジャパンタウンを思い出しました。マンションを販売していたのでね。買っていれば、どうなったのだろうか。



スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。