投稿者: 管理人はだかず

  • 2023夏休み読書、「シャドー81」は傑作冒険小説 、“これを読まずに死ねるか”

    2023夏休み読書、「シャドー81」は傑作冒険小説 、“これを読まずに死ねるか”

    2023年8月31日(木)

    本日は1週間で唯一、ルーティーンのある日です。

    絵画の勉強をするために銀座にお出かけです。13時から2時間の教室です。今はこんな絵を書いています。今回の絵はピグマペンを使い始め計3回でこんな絵を仕上げました。

    ピグマペンの水彩画では永沢まことさんが有名かと思いますが、永沢さんの本を読んでも、鉛筆とピグマペンの使い分けがわからないままでした

    今回、教室で習ったのは風景画のような建物というかカチッとした対象物の時にはピグマペン、それ以外の時は鉛筆の方がよいのではという、先生からコメントがありました。

    永沢さんは人物画などでもピグマペンを使用していますが…。

    まあ、人それぞれの個性なのかな。今回の自分たちの教室では、最初にラフに鉛筆で下書きをし、その上から0.5と0.8ミリのピグマペンで上書きをし、水彩の着彩をする方法でした。

    ピグマペンで上書きをして、不要になった鉛筆の線は消しゴムで消したのですが。

    終わった後もいつものルーティーンです。絵画教室から徒歩7-8分のところにある銀座の老舗のラーメンの「共楽」さんに行って、“ワンタンメン”(1,000円)を食します。

    先週も今週も中国人のお姉さんはいませんでした。まだ故郷の海南島から帰っていないのかな。まずはビールで喉の消毒を。飲み終わったところで、声をかけてワンタンメンを食します。これで毎週木曜日のルーティーンの終わりです。

    そして、本日は8月は最終日の31日です。この夏の読書を振り返りたいと思います。古典の冒険小説を再読したよ。

    • シャドー81(ルシアン ネイハム著)
    • 深夜プラス1(ギャビン・ライアル著)
    • もっとも危険なゲーム(ギャビン・ライアル著)
    • 約束の地(スペンサー・シリーズ)  (ロバート B.パーカー著)

    やっぱり娯楽性というか卓越した奇抜性では「シャドー81」が群を抜いて面白いかな。多少無理筋の感のあるプロットですが、奇抜性では今でも貴重だと思います。ハードボイルド的ではないけどね。

    「深夜プラス1」はあの“これを読まずに死ねるか”の故内藤陳氏のイチオシだよね。ライアルのこの2冊はどちらも硬質な感じ(ニヒルとも言う)が好きな人にはたまらないんだろうね。

    そして、20年前であれば一番好きな探偵物はスペンサー・シリーズだったのです。そのためスペンサーシリーズは全作読んだもの。今回20年ぶりになつかしくて代表作の「約束の地」を読んだのでした。スペンサーはもちろん銃も使うけれど、その少しマッチョ腕っぷしの強さとあのおしゃべり(特にスーザンやホークとね)に特徴が。

    今の自分には少しナンパに感じたのは自分の歳のせいかな

    今、スペンサーシリーズを映画化すれば、誰が一番スペンサー役かな。ジェイソンステイサムに髪をつけさせ、もう少し若替えさせたらいいかな、またはライアン・ゴズリングかな。(だけどバービーに出たから、そのイメージじゃあないんだよね)

    だけど、結論は「シャドー81」は傑作、“これを読まずに死ねるか”

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  • また「ローマの休日」を観に行ったよ今週2回目、好きだね、「桂花ラーメン」で至福の昼

    また「ローマの休日」を観に行ったよ今週2回目、好きだね、「桂花ラーメン」で至福の昼

    2023年8月30日(水)

    本日も映画のお話しから、それも懲りずに2回目の鑑賞です、同じ映画ね、2日前に観たばかりなのに。

    その映画とは、

    • 「ローマの休日 製作70周年 4Kレストア版」を朝の9時25分から毎日1回のみ。

    やっぱりいい映画だなと再認識し、次の製作80周年には生きていられるだろうかと思い、この機会を逃したくなかったのです。

    本作の原案(ストーリー)は実際にはダルトン・トランボが執筆です。当時のマッカーシー旋風による赤狩りでトランボはハリウッドを追われていたため、当時は名義を借用したのであるのですが、既に映画では修正されていますすね。

    やっぱり脚本が最高にいいよね。映画のお手本となるような脚本、演出、撮影だよね。時間も118分に収めており、完璧ですね。

    これは淀川長治さんの解説から拝借です。

    オードリーは英国で6本の脇役の映画に出演した後に、シドニー=ガブリエル・コレットの小説「ジジ」の舞台に作者自らがオードリーを気に入り、舞台でジシ役で主演させたのこと。その舞台が米国でそのまま行われることになり、その舞台をニューヨークで観たウィリアム・ワイラーがこの「ローマの休日」のアン王女役はこの人と舞台を観て決めたとのこと

    その「ジジ」が映画化されたのが、「恋の手ほどき」(英語: Gigi)で、1958年のアメリカ映画。映画でのジジ役はオードリーではありません。

    だけど、当時でもおそらく大作に新人を起用する監督の眼力もすごいものがあるよね。

    脚本で気に入ったのは、最後の方でペックのアパートの部屋をノックするシーン。アン王女が帰ってきたと思わせるシーンの心配りは憎い脚本・演出だよね。

    それとライターの使い方がキーだよね。最後のあの場面にライターを持っていく演出もあんたらそんな気配りが出来るのか、アメリカ人にね。

    2日後に観てもほっこりするよね、2時間があっという間です、筋が分かっていても。

    最後にもう一つ。最初の各都市を紹介する場面でパリのところでロベール・ドアノーのあの有名なカット、凱旋門の上から撮った同じシーンが流れたのを見過ごさなかったよ、自分。

    というわけで2日前と同じ11時30分にランチ選びです、渋谷でね。

    違うところは本日は水曜日。水曜日はあの「喜楽」は定休日なのです。ということは、ここしかありませんね。センター街にある「桂花ラーメン」に直行します。

    公園通り前の「一蘭」の行列を横目に観ながらね、外国人好きだね。

    「桂花ラーメン」はすぐにカウンター席を確保。ここでは、

    • 桂花ラーメン+大盛(替玉ではないよ)何故なら煮玉子が1個つくので
    • 茎わかめ(これビールのつまみ用)
    • ビール

    絶対にこの3点セットが必須です。間違っても自分には一番人気の「太肉麺」の選択はなしです、キッパリ。ビールと茎わかめ、これだけで今日は良い日だったなと、しみじみ思うのです。ビールが終われば、「桂花ラーメン」です。つまみで残った茎わかめを投入。

    このラーメンだけは本当に唯一無二だと思うね、お店の言う通り、3回通わないとこのスープとしわしわ麺は分からないよね、納得。

    帰りに原宿の「スウォッチ」に行ってみると、今日から発売の新作のmoon watchは既に待つこともダメな状態でした。

    だけど、映画を観て今年の秋、2年ぶりにローマに行きたくなったのです、行こうかな。

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  • 西池袋の熊谷守一美術館でほっこり、人気ラーメン店「中華そば しながわ」に大満足

    西池袋の熊谷守一美術館でほっこり、人気ラーメン店「中華そば しながわ」に大満足

    2023年8月29日(火)

    本日は、画家の熊谷守一さんのことを。

    はっきりとした輪郭線と鮮やかな色彩を特徴とする作風で、身のまわりの生きものや風景を描いた画家・熊谷守一。1977年に97歳でお亡くなりになりました

    そんな、熊谷守一さんの美術館が池袋近くにあるのです。自分は知りませんでした。

    85年に次女で画家の榧(かや)が旧居跡に熊谷守一美術館&ギャラリー榧を創立した。2007年に所有する守一の作品153点(うち油絵23点)を豊島区に寄贈し、同年11月5日より豊島区立 熊谷守一美術館として所蔵作品の展示を行っており、榧は22年2月に逝去するまでの36年間、館長を務めた(没年齢92歳)。

    • 東京都豊島区千早2-27-6
    • 東京メトロ有楽町線・副都心線 要町駅 or 千川駅 徒歩8分
    • 観覧料: 一般 500円

    お昼の12時にこの熊谷守一美術館に出かけてきました。このメトロの要町駅に降りたのは人生初めてです。この美術館、本当に住宅の中にあります。そりゃあ、本人の旧居跡ですものね。

    外観はこんな感じでコンクリート打ちっぱなしでオシャレです。閲覧室は1Fから3Fまでの3フロアです。3Fのみ写真OKでした。

    若い頃の油絵はいかにもという絵もありますが、やっぱり年取ってからの枯れた絵に特徴がありますね。自分が特に気に入ったのはこの2点かな。

    • 熊谷萬像 1947年 クレパス
    • アゲ羽蝶 1976年 油彩(これが絶筆)

    そして、守一さんの好きで書く字はこんな字だそうです。

    • 無一文
    • 五風十雨(5日に1度風がふき、10日に1度雨がふる、これ以外の意味は全くなし)
    • 獨楽
    • 人生無根帯

    なんか脱力系でいいよね。ここまでくると、もう天才かどうかの紙一重。

    絵はこんな感じで評価を確率したようです。

    「モリカズ様式」の確立

    多くの人に支えられ、守一さんの画業は段々と充実していきました。自分の表現を追求し、70歳を過ぎた頃から線の運びや色の付け方はよりシンプルに。はっきりした輪郭線を用いた表現は「モリカズ様式」とも呼ばれ、とても人気になったのです。

    自宅の庭の木々や鳥、虫たちを愛し、その眼差しでじっくりと見つめ、多くの友人に支えられながら、絵を描き続けた守一さん。

    あの白洲正子も熊谷守一さんを先生と読んで対談もあるのですね。おもしろかったよ。

    時刻は13時20分。ランチはどうしようかな。

    要町駅近くに食べログ百名店やラーメンアワード受賞のほか、ミシュラン・ビブグルマンを獲得している人気ラーメン店「中華そば しながわ」があるというのです。そこに急行です。

    運良く待ちは2名ですぐにカウンター席へ。先に店内の券売機でチケット購入後、並ぶのね。

    どれにするか悩みましたが、最初の訪問ですので、一番オーソドックスに

    • 中華そば(930円)
    • 瓶ビール(600円)

    となりの人は“のり”の単品を頼んでおり、うまそうでした。ビールのつまみにも良さそう。

    お店の人に麺はあとでと言ったら、快く受け付けてもらえました。これが初めての店はドキドキするんだな。瓶ビールは“サッポロラガー”(いわゆる赤星)でした。何と突き出しも無料で出してくれたよ。ゴマ油の効いた“めんま”です、嬉しいね。

    そして、中華そばの登場です。チャーシューは2枚で肉厚だよ。麺は中太のストレート麺です。スープ、麺、具材のバランスがすばらしい、人気店というのも頷けるね

    近くにあればリピ必死のお店です。

    ごちそうさまでした。

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  • 劇場で「ローマの休日」を観たよ、解説は何と淀川さんの名調子、喜楽でチャーシュー麺を

    劇場で「ローマの休日」を観たよ、解説は何と淀川さんの名調子、喜楽でチャーシュー麺を

    2023年8月28日(月)

    本日も映画のお話しから。

    渋谷にあるヒューマントラストシネマ渋谷で何とあの「ローマの休日」を上映しているではありませんか。

    「ローマの休日 製作70周年 4Kレストア版」を朝の9時25分から毎日1回のみ。

    この情報を見たからには参戦するしかありません。お休み明けの月曜日に急遽駆けつけたのでした。お客さんは20名ほどかな、少ないね。

    そして、本編開始の時に驚いたのでした。最初にあの淀川長治先生が出てこられたのでした。こんな趣向のようです。

    今回の4Kレストア・ロードショーにあたっては本編の前後に、テレビ朝日「日曜洋画劇場」での放送時、映画評論家・淀川長治氏が本作を紹介した貴重な解説映像を付属して上映

    上記のとおり、本編終了後にも淀川さんは出てこられます。斬新な試みで、これいいよね。名画の再上映時には淀川さんに出てきてもらう趣向、最高です。

    淀川さんの話しの中で、この映画をご成婚前の美智子様がニューヨークでご覧なされた解説、よかったよ。

    監督はウィリアム・ワイラー、出演はご存知、オードリー・ヘプバーン、グレゴリー・ペック,エディ・アルバートです。これオードリーの初主演映画でアカデミー主演女優賞を取ったのね。これ作品賞に何故しなかったのかな。

    ちなみにこの時のアカデミ作品賞は「地上(ここ)より永遠に」です。後世だからわかるのですが、映画の永遠性では「ローマの休日」だったね

    自分は「ローマの休日」を映画館で観るのは初めてでしたが、やっぱりいいよね。

    オードリーが髪を切るシーンの変身、やっぱりこのひとにはかなわないと思ったよ。最後のシーンでエディ・アルバートは写真を渡すのね。ローマには何度も行っていますが、あの真実の口には行ってないんだな、あまりにもベタすぎるのですね。

    繰り返しますが、淀川長治さんの名解説を聞いての「ローマの休日」、やっぱりほろりとくるよね

    観終わったのが、11時30分。早めのランチをどうするかです。

    渋谷ならここしかないよね。約2週間ぶりの訪問になるのかな。渋谷のラーメンの老舗「喜楽」さんへ直行します。お店に着いたのが、11時45分、十数名の行列です。だけど当方はこの後予定なし、なのでこれに並びます。約20分して入店です。1Fのカウンター席でね。

    このお店ではビールはなしです。何故なら、ラーメンは後でが言いにくいので、何せこの行列だもの。注文はいつもの「チャーシュー麺」(1,000円)です。

    5分で着丼です。硬めのチャーシューが5枚で、心がほっこりなるね。やっぱり焦がしネギのスープが絶品。渋谷ではシンプルながら一番美味しいラーメンだと思う、キッパリ。

    ここはまだ外人さんが大挙して来ていないので、良いよね。彼の国の人たちに知れ渡ると大変なことになると思うな。

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  • カトリーナ・カイフ様を観て、銀座のローマイヤレストランへ、飲むメルセデスとは

    カトリーナ・カイフ様を観て、銀座のローマイヤレストランへ、飲むメルセデスとは

    2023年8月26日(土)・27日(日)

    今週の週末もいつもと同じルーティーンです。土日に1本づつDVDを鑑賞し、土曜日の夜は外食です。今回観た映画はこの2本です。

    • 「人生は二度とない」
    • 「ローマ法王の休日」

    まずは「人生は二度とない」というインド映画から。

    あらすじは単純です。結婚を控えた主人公の独身さよなら旅行としてスペイン縦断の旅に出た親友3人組の葛藤と友情を、美しいスペインの自然や名所の数々とともに描き出すというものです。見始めて、何故このDVDを借りたか思い出しました。何と、あのカトリーナ・カイフ様が出演しているではありませんか。それで借りたんだな。主人公の男性3人組の一人があの「バンバン!」でカイフ様と共演したリティック・ローシャンです。

    制作は10年前ですので、まだまたカトリーナ・カイフ様の全盛期ですね。スキューバダイビングで美しいお姿が拝見できます。まあ、それだけの映画かな。少し辛口かな。

    スペインの下の方を旅する人にはガイド映画として役に立ちます。

    次はナンニ・モレッティ監督の「ローマ法王の休日」です。

    話は、カトリックの総本山“ヴァチカン”を舞台に、人間味溢れる聖職者たちを登場させて描くヒューマン・コメディですが、なかなか何を言いたいのか分かりづらい映画でした。結局、最後のあのセリフを聞くための映画だったのかな。評価しずらい映画です。

    “ヴァチカン”ものなら、やっぱり「ボルジア家 愛と欲望の教皇一族」が最高にしておもしろいよ。

    そして、土曜日の夕食はこちらへ。

    • ローマイヤレストラン 銀座店
    • 東京都中央区銀座5丁目9−17 銀座あづまビル 2F

    何故こちらのお店かと言うと、AMEXで絶賛展開中のキャンペーン「SHOP SMALL 街のお店でキャッシュバック」(2023/09/13まで)の該当店なのです。だけど、このキャンペーン、該当するお店が少なく、利用するのに苦労します。

    • 20%をキャッシュバック、キャッシュバックの総額は期間中合計2,000円

    というわけで19時に3名で予約して訪問です。ドイツビールとドイツ料理の老舗ですね。

    まずはビールを注文です。エールビールから。

    1本目は「シュナイダー・アヴェンティヌス」(1,650円)

    高いアルコールとワインのような芳醇な香り、

    ヴァイスビアの切れのよさを兼ね備えた、まさに「飲むメルセデス」です

    「飲むメルセデス」のキャッチコピーで自分的には悩殺です。これは、コクがあって、一口飲んでうまいと思いました。

    2本目トゥーハー・ドゥンケル・へーフェ ヴァイツェン(1,320円)

    そして、つまみで下記2品を。

    • ローマイヤコールドミート half (1,200円)
    • パテ・ド・カンパーニュ

    これをつまみに濃厚なドイツビール、至福の時間です。最高だね。

    メインはこちらで。ラザニアは量が多いと言われたので、2人でシェアです。

    • ローストビーフ
    • ラザニア

    これで、お会計は1万円を切りました。本当に濃厚なビールは量があまりいけないのでね。きっちりAMEXカードで20%のキャッシュバックです。

    初めて訪れましたが、銀座のど真ん中で非常にリーズナブルで美味しい料理を堪能させていただきました。ご馳走様でした。

    お前も悪よのう、「ボルジア家 愛と欲望の教皇一族」は是非見るべしのドラマ、チェザーレがこんな人物だったとは



  • 沢木耕太郎原作の「春に散る」を観たよ、邦画では久々に硬派で良い映画、観るべし

    沢木耕太郎原作の「春に散る」を観たよ、邦画では久々に硬派で良い映画、観るべし

    2023年8月25日(金)

    本日は新作映画の話しだよ、それも邦画ね。

    映画館の予告で流れていたトレーラーを観て楽しみにしていたのが「春に散る」という邦画です。何故なら、原作はあの沢木耕太郎だから。沢木耕太郎の本が映画になるのは久しぶりでは。基本、ノンフィクション作家なのでしかたないのかな。

    もちろん本は購入済みですが、まだ読んでいないのです。(汗)

    やっぱり夏休み期間中はガキンチョ映画やアニメばかりでうんざりします、そんな中で一服の清涼剤です。

    というわけで本日劇場公開初日に六本木の東宝シネマズに出向いたのでした。11時40分の回です。5割ぐらいの入りかな。

    主演は佐藤浩一と横浜流星、監督は瀬々敬久、自分は佐藤浩一しか知らないのですが。デラ富樫も歳をとったね。(分かる人にはわかるよね)

    観ての感想。かなり男臭いボクシング映画ですが、べたべたした恋愛がなく、すがすがしい映画だよ、ボクシングシーンも迫力があり、久々に日本映画では良い映画だと素直に思いました。

    やっぱり佐藤浩一のもとに横浜流星が弟子入りするシーン、あまりにも出来すぎてそこが少し違和感あるね。(おそらく小説ではもっと深いんだろうね)

    配役では、山口智子も久しぶりに観たよ、顔が少しぽっちゃりし、リングサイドで叫んでいる姿は政治家の野田聖子かと思いました、よく似てきたね。(これ決して褒め言葉にならないか、失礼)

    橋本環奈はこの役では少し線が細いと思った。そして、顔は分かっているのですが、エンドロールで名前が分かったのが哀川翔、役作りをしたのかな。

    最後の半年後のシーンは必要なかったのではと自分は思ったよ。だけど、この映画も興行という面では難しいんだろうね、今の日本のマーケットでは。

    男臭い良い映画だよ、ボクシングシーンは迫力あるので是非、劇場の大画面でね。

    観終われば、14時です、ここは六本木。ランチはここしかありません。ラーメンの「一風堂」さんへ直行です。待ちもなくすぐにカウンター席へ。

    まずは瓶ビールです。つまみは無料の高菜ともやしの2品をいただきます。これで映画の興奮が落ち着くね。至福の金曜日の昼下がりです。ビールを飲み終われば、“白丸”のバリカタを。もうこの歳ではあっさりの白丸だよね、一風堂ではね。

    このあと、どうするか。やっぱり本日は気になる「Herno 青山」に行ってあの商品を見てみようかな。「青山店10周年コラボG-SHOCK」が本日から青山店で先行販売されるのです。

    六本木から表参道までてくてくと徒歩で移動です。約25分。青山店に到着です。

    お目当ての「青山店10周年コラボG-SHOCK」は店内中央に鎮座していました、完売ではないらしいですね。うーん、やっぱり購入決断できなかったのです。理由はやっぱり、G-SHOCKなので少しゴツいかな。

    沢木耕太郎さんの見知らぬ土地でのおいしいお店の見つけ方、旅の師匠には頭が上がりません



  • 町中華のない表参道、暮らしてみると生活しにくい街、庶民スーパーが必要だよ

    町中華のない表参道、暮らしてみると生活しにくい街、庶民スーパーが必要だよ

    2023年8月24日(木)

    本日は1週間で唯一、ルーティーンのある日なのですね。

    絵画の勉強をするために銀座にお出かけです。13時から2時間の教室です。今はこんな絵を書いています。前回からピグマペンを使い始めました。

    終わった後もいつものルーティーンです。絵画教室から徒歩7-8分のところにある銀座の老舗のラーメンの「共楽」さんに行って、“ワンタンメン”(1,000円)を食します

    その前にまずはビールで喉の消毒を行います。飲み終わったところで、声をかけてワンタンメンを食します。これで毎週木曜日のルーティーンの終わりです。ちなみにここ「共楽」さんではメンマ or シナチクとは呼ばず“竹の子”ですよ。どうでもいいか。

    そして、今日は少し真面目なをお話しを。住まいの話しでもしてみようかと。

    突然ですが、本日の本題、「表参道に住むということを体験した」のでその回想を。

    今のところに引っ越す前までは、表参道に6年間住んでいました。ファミリータイプのマンションにね。90平米ぐらいかな。15年ぐらい前。

    最初は賃貸で入居したのですが、そこへリーマンショックが襲ってきました。そしてこの部屋を貸して出している家主の法人がリーマンで潰れたのです。ご愁傷さまです。

    その倒産の話しを聞き、家主と買い取りの話しを行い、紆余曲折の末に、住宅ローンを利用して購入したのでした。

    本日の話しはそのことではなく、表参道の住み心地は本当はどうなのかです。

    表参道と言っても広いですが、表参道駅から徒歩3分、プラダビルの近く、今のヘルノ青山店の前のマンションです。立地は最高、しかし築年数は30年超えかな。

    表参道の利点

    • おしゃれな飲食店や洋服店が沢山ある
    • 人からいい所に住んでいるねと言われる優越感

    だけど、分かったのは、人間の生活において重要なのは町中華などの気楽に食べれる美味しい店なんだなスーパーも毎日、紀伊国屋に行っていたら生活が成り立ちません

    そして庶民の味方、ラーメン屋なんかありません。

    要は表参道はたまにショッピングやカフェに行くのが楽しい街であり、生活するには不便な街だということが6年間住んで実感したのでした。人間、毎日、服を買いにショッピングするわけでもなく、大切なのは日常の生活に必要なお店が揃っているかです。

    そして、実際に住んでいくにつれ、だんだん表参道に住んでいることを意識しなくなるのです。つまり、生活に便利な街の方がよいということ。

    ただ、変な表現ですが、いつも天気はいいよね、なんとなく東京の他より、太陽が眩しい気がするのですが。表参道の有名人住人と言えば、昔は向田邦子さん、今はだれでしょうか。

    というわけで、町中華は必要なし、スーパーは紀伊国屋でいい、という子供のいないDinks向きな街なのかな、だけで青南小学校があるので、子連れにも人気があるんだよね。

    そんな個人的な感想です。

    賃貸か持ち家かの神学論争に終止符、解決方法はこれしかないよね、黄金の羽根



  • すごいものを観せてもらったよ、世田谷美術館「マルク・シャガール展」天才だよね

    すごいものを観せてもらったよ、世田谷美術館「マルク・シャガール展」天才だよね

    2023年8月23日(水)

    本日は美術展に行ってみようかな、と思ったのでした。自分的にはあまり相性というかいいイメージほもっていなかったマルク・シャガールです。今まで真剣に見た記憶はないのですが、何かフェミニンというか妖精が空を飛んでいるイメージの絵しか思い浮かばないのです。

    こんな食わず嫌いですが、これではいけないと思い、今、世田谷美術館で絶賛開催中のこの展覧会です。

    • 「マルク・シャガール 版にしるした光の詩」 神奈川県立近代美術館コレクションから
    • 2023年7月1日(土)~8月27日(日) もうすぐ終わるよ
    • 入場料 大人1,200円

    世田谷美術館は田園都市線の用賀駅下車、徒歩17分です。17分ですが、歩道がきれいで歩くには苦のない散歩道ですね。世田谷美術館は昨年の1月に訪問した「グランマ・モーゼス展」以来です。

    到着したのはお昼の12時。予約なしでガチ訪問です。待ちもなく、直ぐ館内に入れました。館内はほどよい込み具合かな。

    そして、備忘録として、こんなカードを持っていると割引になるそうです。

    まずは結論から。今日もすごいものを観せてもらいました。自分の先入観に恥じ入るばかりです。もちろん妖精チックな版画もありますが、「サーカス」などの一連の構図、色使いは天才だと思いました。特に道化師などはピカソの絵の「腕を組んですわるサルタンバンク」より、自分は好きだな。これ版画とは思えないよ。

    自分が特に気に入ったのはこれかな。

    • 寺院とバッカスの話
    • 大きな道化師

    詩情あふれる世界を幻想的で色彩豊かに描いた愛の画家マルク・シャガール(1887-1985)。帝政ロシア領ヴィテブスク にユダヤ人として生まれ、戦禍や革命に翻弄されながらバリやベルリン、ニューヨークヘと活動の地を移した異邦人 画家という境遇も、作品に陰影を与えその妙味を奥深いものにしています。
    シャガールは絵画のかたわら版画制作にも精力的にとりくみ、約2,000点もの作品を手がけるなど、版画の分野でも 大きな足跡を残しました。版元や工房との協働によって生まれる版画作品には、絵画とは一味違った表現と味わいが刻まれています。
    本展では神奈川県立近代美術館の望月冨昉コレクションより、『ダフニスとクロエ』や『サーカス』など各年代と技法を代表する6つの版画集から選りすぐった作品約140点をご紹介し、技法ごとの表現の違いや物語、モチーフ、制作の背景などに注目しながらその魅力に迫ります。

    シャガール、ピカソやマティスと同じ20世紀を代表する芸術家だね。師匠すみませんでした、自分の今までの思い込みを恥じ入るばかりです。解説を読んでいると、ストラヴィンスキーやドビッシーなどとの交流もさもありなんの世界です。

    そして、このチケットで入れる2階の「雑誌にみるカットの世界」もすごかったよ

    最も感銘を受けたのが、「暮らしの手帳」の花森安治さんのカット原画です。この人、すごい人だったんだね。これを観るだけでも1,200円の価値があるね。

    そして魯山人のコーナーもあったよ。お腹一杯になって美術館を後にしました。本当にいいものを観させていただきました、本日も。

    ランチは赤坂に戻って、サカスの美登利寿司でちらし寿司を。14時で約20分待ち。

    火照った体をビールで冷やして、大満足の1日でした。

    「アーティゾン美術館」でピカソの「腕を組んですわるサルタンバンク」を堪能



  • 政治家よ、外遊する暇があれば「シモーヌ – フランスに最も愛された政治家」を観ろよ

    政治家よ、外遊する暇があれば「シモーヌ – フランスに最も愛された政治家」を観ろよ

    2023年8月22日(火)

    今日も映画の話しになるのですが、近年観た映画の中でその実在した登場人物に最大の衝撃を受けたのです。現代にこんな人がいたのかと。その映画とは

    • 「シモーヌ – フランスに最も愛された政治家」
    • 2022年フランス年間興行成績No.1 10週連続トップテン入り 240万人動員のロングランヒット

    自分は不覚にもこの人のことを知らなくて、ノーマークだったので、あまり関心がない中で映画を観に行ったのです。日比谷で時間は10時30分の回です。映画館に行ってビックリしたのは、かなり多くの人が詰めかけていたことです。この光景にはビックリです。皆んないい映画を知っているのね。この動員数は綾瀬はるか選手もタランティーノも負けているね。

    何の先入観も持たずに観たので、特別に感動したのです。監督はオリヴィエ・ダアンという人です。

    簡単にシモーヌ・ヴェイユのことを語ると、弁護士で政治家、EUの初代欧州議会議長(直接選挙制のもと)でアウシュビッツの生還者ということかな。

    1974年パリ、カトリック人口が多数を占め更に男性議員ばかりのフランス国会で、シモーヌ・ヴェイユ(エルザ・ジルベルスタイン)はレイプによる悲劇や違法な中絶手術の危険性、若いシングルマザーの現状を提示して「喜んで中絶する女性はいません。中絶が悲劇だと確信するには、女性に聞けば十分です」と圧倒的反対意見をはねのけ、後に彼女の名前を冠してヴェイユ法と呼ばれる中絶法を勝ち取った。1979年には女性初の欧州議会議長に選出され、大半が男性である理事たちの猛反対の中で、「女性の権利委員会」の設置を実現。女性だけではなく、移民やエイズ患者、刑務所の囚人など弱き者たちの人権のために闘い、フランス人に最も敬愛された女性政治家。その信念を貫く不屈の意志は、かつてアウシュビッツ収容所に送られ、“死の行進”、両親と兄の死を経て、それでも生き抜いた壮絶な体験に培われたものだった。

    『エディット・ピアフ 愛の讃歌』『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』に続き世紀の女性を描く3部作の渾身のラストとしてオリヴィエ・ダアン監督が完成させた本作は、公開初週NO.1に躍り出た後10週連続トップ10入りのロングランヒット、240万人を動員し2022年フランス国内映画の年間興行成績NO.1の記録を樹立。2017年に89歳で生涯を閉じた際には、国中がシモーヌ・ヴェイユ死去のニュース一色となり、国葬が執り行われ、キュリー夫人などの偉人たちが眠るパンテオンに5人目の女性として合祀されたが、未だその人気は衰えないことが証明された

    アウシュビッツの過酷な体験がこの人の活動の源です。そして全体主義を忌み嫌う精神は鋼のようです。日本の政治家は全員打ち首獄門(皆さん存在自体に恥を知るべきです)ですが、世界中の自由主義社会の政治家も頭をたれるべきです。独裁主義や全体主義に対して明確な意思表示をする人が少ないのは悲しいね、フランスの現大統領も商売のためなら彼の国にひざまずくような発言を平気でするしね

    日本の政治家もフランスに行ってあんな恥ずかしい写真をとるなら、この映画を日本で観て、少しは勉強しろよ。

    だんだん興奮してきましたが。本当に皆さん観るべき映画ですよ。比べることは難しいすですが、戦後の女性政治家ではサッチャーと同格ぐらいのインパクトのある人ですね。

    その後は、今日も銀座の「はしご」で排骨担々麺をね。まずは瓶ビールでのどの消毒です。

    排骨担々麺やっぱり旨すぎです。いい映画の余韻に浸りながら、最高です。

    「お葬式」を観て伊丹十三の偉大さを再確認、結局、日本映画は黒澤と伊丹だけじゃないのかな



  • 日比谷で「エドワード・ヤンの恋愛時代」を観る、これ大傑作だよ、あの人オードリー

    日比谷で「エドワード・ヤンの恋愛時代」を観る、これ大傑作だよ、あの人オードリー

    2023年8月21日(月)

    本日も酷暑の東京でした。今日も映画館に涼みに出かけようかな。

    その前に閑話休題。先週、劇場での封切りすぐに観に行った綾瀬はるか選手主演の「リボルバー・リリー」ですが、かなり観客動員で苦戦しているという報道がありましたね。やっぱり綾瀬はるかを観る映画としてはいいのですが、ストーリーなどがやっぱりおかしいという批評があるようです。自分と感じた感想をみんな感じるんだね。ちょっと配役もね。

    そして、本日報告する映画も観に行くかどうかかなり迷った映画なのです。その映画とは東宝シネマズで現在上映している、

    • エドワード・ヤンの恋愛時代

    このエドワード・ヤンという監督は台湾の方で相当評価が高いようです。その評価の高さから数年前に自宅でDVDを借りてきて、彼の最高傑作と言われる「牯嶺街少年殺人事件」を観たのです。4時間近い大作です。

    だけどこの映画、どこがいいんだろうという、というのが自分の感想だったのです。おそらく自分はこの監督はダメという評価をしたのです。途中で視聴もやめたしね。

    そんな中でのこの「エドワード・ヤンの恋愛時代」ですので、ためらうのもわかってもらえると思います。そして、何か題名もダサいしね

    あらすじを含む映画について何も知らないで、ガチ鑑賞してきました。

    結果はこの映画は当たりだったね。面白い筋と映画の構成でしたね。日本の恋愛映画とは一味違うよね。何か思想があるというか、なんたって孔子だものね

    だけど、あのチチ役の人は完全にオードリー・ヘップバーンを意識させている姿かたちだよね。

    急速な西洋化と経済発展を遂げる1990年代前半の台北。

    モーリーが経営する会社の状況は良くなく、彼女と婚約者アキンとの仲もうまくいっていない。親友チチは、モーリーの会社で働いているが、モーリーの仕事ぶりに振り回され、恋人ミンとの関係も雲行きが怪しい。

    彼女たち二人を主軸としつつ、同級生・恋人・姉妹・同僚など10人の男女の人間関係を二日半という凝縮された時間のなかで描いた本作は、急速な成長を遂げている大都市で生きることで、目的を見失っていた登場人物たちが、自らの求めるものを探してもがき、そして見つけ出していく様を描いている。

    そして、この映画を観たあとはランチです。日比谷から日本橋へ移動です。何故に日本橋。

    ここには「京都銀閣寺ますたにラーメン」があるからです。暑い夏でも移動するに値します。まずはビールとお新香。1本飲み終われば、ラーメンを1杯。至福の月曜日でありました。

    だけど、amazonでこの「エドワード・ヤンの恋愛時代」の中古DVD、すごい価格になっているね。

    タランティーノが「リボルバー・リリー」を監督したら、綾瀬はるかがユナ・サーマンになったのかな



  • 皆に大人気「美登利寿司」、こんなに待っても食べたい寿司なのかな?

    皆に大人気「美登利寿司」、こんなに待っても食べたい寿司なのかな?

    2023年8月19日(土)・20日(日)

    本題に入る前に、やっぱりこの話題です。一昨日の三笘さんのあの衝撃のドリブルゴールはすごかったね。世界中の空港であのシーンが流れているだろうね。やっぱりプレミアが世界で一番流れるコンテンツだものね。

    暑いので、土日は基本的には部外活動はなしです。自宅でDVD鑑賞をしながら、土曜日の夕食に出かけるだけのいつもの週末です。

    そして、観たDVDはこの2本です。

    • 砲艦サンパブロ
    • 私は死にたくない

    やっぱり監督のロバート・ワイズに敬意を表してです。

    まずは「砲艦サンパブロ」です。主演はあのスティーヴ・マックィーンです。映画は3時間の超大作です。だけどやっぱり鬼門の中国です。大巨匠でも駄目だったね。話しのすじがあまりにつまらなくて、いくらマックィーン主演でもこれではどうしようもないね。

    少なくとも、もっと派手なドンパチを入れないとね。

    続いて「私は死にたくない」です。これも監督はロバート・ワイズです。社会派ものですね。そしてモノクロで、実は実話というもの。これは十分におもしろいと思うのですが、もう少しワルでないと何かさまにならないというか。まあ、これを映画にするのがアメリカの良心なのかな。

    そして、恒例の土曜日の夕食です。昨日のランチで利用した、赤坂サカスの「美登利寿司」です。何故なら、昨日勉強したLineでの予約システムが十分便利と知ってね。実は受付(機械式)だけして、自分の番がきそうになったらお店に行こうと思ってね。

    だけどやっぱりすごいことになっているね、美登利寿司。夕方の18時に受付をします。待ちは10組ぐらいかな。19時ぐらいには案内されるかな、と思っていましたが入店できたのは19時30分過ぎです。

    皆んなこの待ち時間、退屈だろうね、赤坂はショッピングするところもないのでね。

    自分たちは自宅でテレビを観ながら待機です、楽でいいね。この方法を知ったら、「美登利寿司」率が高くなりそうで、怖いね。

    まずはアサヒのスーパードライを瓶でいただきます。家族は握りのセットです。ランチと違って結構よいお値段するのね。セットの中には、“うに”も“いくら”も入ってといる。

    そして、自分はこれだけ夜メニューの中で以上に安かった“バラちらし”(1,150円)です。

    酒飲みにはこれぐらいで丁度よいね。ビールも2本飲んで、ご機嫌な土曜日の夕食タイムでした。自宅にも近いしね。

    こんな感じでまったりした週末を過ごしたのでした。

    赤坂の老舗名店「志乃ぶ寿司」で再度ドボン、きっかけはお店に預けている“My 塩”でシャリ玉を食べるお客さんに引きづられて



  • 白金台の松岡美術館でヘンリー・ムアとグレコの彫刻に驚愕、ルノアールを見に行ったのに

    白金台の松岡美術館でヘンリー・ムアとグレコの彫刻に驚愕、ルノアールを見に行ったのに

    2023年8月18日(金)

    関東圏は雨が降らず、水の心配が出てきた昨今です。本日も酷暑なり、危険な暑さです。というわけで、本日も散歩に行くかわりに美術館に行ってみたのです。

    本日は東京に40年近くいるにもかかわらず、一度も行ったことのない美術館です。白金台にある「松岡美術館」です。こんな企画展をやっていたのでね。

    • 「モネ、ルノワール 印象派の光」
    • 2023.06.20 ~ 2023.10.09
    • 観覧料: 一般 1,200円

    この白金台、実は自分は6年間ほど住んでいたことがあるのです。娘の学校があったのでね。近くがよいと思って。10年ぶりに伺いましたが、ほとんど変わっていない町並みです。ただ、プラチナ通りのお店はほとんど替わっているかな、という印象です。

    そんなプラチナ通りから一つ小道を入った所にこの「松岡美術館」はあります。初めての訪問です。そして、この美術館の歩みです。

    初代館長であり、美術館の創設者である松岡清次郎は若いころから書画骨董を愛し、約半世紀をかけて一大コレクションを築きました

    80歳を迎えるころ、「優れた美術品は一般に公開し、一人でも多くの美術を愛する人に楽しんでいただこう。学術的価値のあるものは、その道の専門家や若い学究の研究資料として利用してもらおう。そうしてこそ私のこれまでの蒐集が意義を持つのではないか」と考えるようになり、美術館の設立を決意しました。

    当館は開館以来、所蔵品のみで展示を行っています。それは、「私立美術館は美術品を蒐集した館の創立者の美に対する審美眼を、その一つひとつの美術品を通して、ご覧いただく方に訴えるべきところ」と考えた清次郎の意志によるもの。

    そして、本日の鑑賞で一番どぎもを抜かれたものは、モネでもルノワールでもなくこの2人の彫刻です。

    • ヘンリー・ムア(1898 – 1966)
    • エミリオ・グレコ(1913 – 1995)

    ムアは4点、グレコも数点あったと思いますが、どちらも力強くてなめらか。うっとりするような彫刻です。これを観に来るだけでも価値あるね。

    2Fの絵画では、ルノアール2点とモネが数点ありましたが、自分が一番引かれた絵がこの3点。

    • ルイ・ヴァルタ「水浴の女たち」(1910年)
    • ポール・シニャック「オレンジを積んだ船、マルセイユ」(1923年)
    • アンリ=エドモン・クロッス「遊ぶ母と子」(1897-8年)

    シニャックとクロッスはまるでマチス、マチスより前の作品です。ヴァルタはセザンヌだね。

    松岡美術館、ゆったりと観れる本当によい美術館でした。今度はここで所蔵のピカソを見たいね。

    美術館を後にし、ランチは赤坂サカスの「美登利寿司」へ。何か酸っぱいものを食べたくなったのでね。14時でも20分待ちかな。どこの「美登利寿司」もすごいね。

    本日はカウンター席です。まずはビールで体を冷やします。本日はランチの“ちらし”を頼んでみました。1,050円です。このボリュームで茶碗蒸しとサラダも付くのね。

    だけど、ネタがでかければいいというものではないと思うのですが。だけどこの“ちらし”ならつまみにもなるね。ビールとで堪能しました。

    ビールとで、1,870円のランチでした。

    今日も充実の1日でした。本日の収穫はヘンリー・ムアとエミリオ・グレコだったね。

    東京都現代美術館の「デイヴィッド・ホックニー展」に衝撃を受けた、現代美術の最高峰



  • 「本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語」を鑑賞、あの有名な写真ね

    「本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語」を鑑賞、あの有名な写真ね

    2023年8月17日(木)

    本日からブログの本文に日付も入れて少し日記風にしてみようかな。今読んでいる常盤新平さんの「銀座旅日記」を読んでね。もちろん池波正太郎さんの「銀座日記」もそうだよ。

    こうも灼熱の暑い日が続けば、映画か美術展に行くしかないね、散歩でもしようものなら死んじゃうからね。というわけで、本日は既に今週は2日ほど映画館に行ったので、本日は美術館へ。そして、まずは月1回の循環器系のかかりつけ医に行きます。

    1ケ月前のエコー検査の結果を。まあいいでしょう、との言葉、すぐに死ぬことはないね、と。一安心です。

    診察が終われば11時です。その後本日は、恵比寿の「東京都写真美術館」で絶賛開催中の「本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語」に行くことにしたのです。恵比寿にはおいしいラーメンやさんもあるのでね。

    • 開催期間:2023年6月16日(金)~9月24日(日)
    • 料金:一般 800円

    恵比寿ガーデンプレイスに来るのは何年ぶりだろうか。10年ぐらいたつのかな。

    そして一つ失敗したことが。大人の休日倶楽部カードを持っていけば、割引が効いたのにね。

    ちなみに自分は写真フェチではないので、本橋成一もロベール・ドアノーも知りません。だけど、数週間前に渋谷で観た「ソール・ライター展」には感激してもので、その写真つながりということで

    だけど、空間的にもゆとりのあるところにあるね、「東京都写真美術館」、初めて訪問しました。入場者はぽつぽつという感じです。

    写真を観ていた思ったのは、このロベール・ドアノーてあの普通にみんながよく見ているキスシーンの写真を撮った人なのね、自分は初めて知りました。題名は、「パリ市庁舎前のキス、パリ」

    今回の写真展で特にいいと思った作品はこの3つかな。すべて、ロベール・ドアノーでした。

    • ノートルダムの怪獣(1969.4)
    • パリ市庁舎前のキス、パリ(1950)
    • 雨の中のチェロ、パリ(1957)

    ノートルダムの怪獣だけ、ポストカードをは販売していなくて残念無念。だけど、この写真展の写真はほぼすべてモノクロでしたが、終わり近くにはカラー写真もあるのです。だけど、白黒からカラーになった途端にマジックが消える、のね。これって、三谷幸喜の「マジックアワー」だよね。

    あとドアノーも本橋も道化師(ピエロ)やサーカスを撮った構図の写真がありますが、いい味出しているね。

    そして、ランチは恵比寿駅ビルのアトレ恵比寿へ。何故か、ビールでとんかつが食べたくなったんでね。6Fの「かつ彩」さん。初めて入ったよ。カウンター席に陣取れば、まずは瓶ビールです。当然、来たのはエビスビールです。そして、思いがけないつまみが。豚煮が数切れ、よいサービスだね。昼間に飲むビール美味しです。

    とんかつは「ロースかつ御膳(95g)」で。とんかつはまあこんなものかな。

    だけど、サービスがよいお店です。ほっこり、充実した1日でした。

    渋谷の「ソール・ライターの原点 」、巨匠の写真以上にその絵画にしびれたよ、必見



  • 目黒シネマで「バクダットカフェ」と「パリ、テキサス」の2本立てを観る、映像美だね

    目黒シネマで「バクダットカフェ」と「パリ、テキサス」の2本立てを観る、映像美だね

    昨日から映画繋がりです。実は昨日も映画鑑賞に目黒駅近くにある目黒シネマという実に渋い映画館に行ったのです。お目当てはこの2本立てです。実に貴重だなと思ってものでね。

    • バクダット・カフェ
    • パリ、テキサス

    どちらもDVDで30年以上前に観たことはあるのですが。その時には心に刺さらなかったのですが。まあ、その時の日本はイケイケの時代だったし、自分もノリノリの時代だったので、おそらく刺さらなかったんだな。

    しかし、今、年齢と時代がマッチしたと思うんだな

    自分はこの映画館に何回か足を運んでいますが、これだけ観客が入っているのは初めて観たな。8割以上は埋まっています、ほぼ9割かな。特に若い人、若い男性も多かったね、映像志向の人かな。

    特に2本目の「パリ、テキサス」の方が多かった。

    まず、9時45分から1本目の「バクダット・カフェ」です。ジェヴェッタ・スティールが歌う「コーリング・ユー」があまりにも有名な映画ですね。

    観ての感想。こんな映画だったんだ。ちゃんと観たのはもしかして初めてかもという印象。 こんなおデフな女性の人が主人公だったんだ。(失礼)

    2/3までの会話が饒舌でない方が好きだな。だけど風景の変わるショットがいいよね。まあこんな空間が広がる映像の映画もないね。強いて言うとすると舞台をヨーロッパに移せばフェリーニ的な映像なのかな。あのピアノを弾く子の音、グールドのような音だったね、やっぱり意識していると思います。あの画家もボテロのような絵でいいね。

    まあ、とにかくアラビアロレンスとは違う、一つの映像美の映画だと思いました。

    2本目は「パリ、テキサス」です。

    言わずとしれた、あのヴィム・ヴェンダース監督の有名な映画ですね。これももうあらすじは全く記憶にありません。

    今回、この映画のオープニングを観ていて、初めて気づいたことが2つほど。

    これ、1984年第37回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞したのね。初めて知りました。(汗)それと、原作・脚色があのサム・シェパードなのね。これ本当に驚きました

    だから最後のあの場面の2人だけの会話がかなり長い理由がわかりました。やっぱり詩人でもあるのでね。面目躍如というところかな。ライ・クーダーのギターが映像にマッチして痺れるね。話しとしてはそんな大したことはないのですが、あの映像美とオープニングのつかみがうまいよね、それと印象的な映画のタイトルもね。

    だけど、これがパルム・ドールなのねと思った次第です。何を意味するかはご想像におまかせします。

    今回は本当に貴重な2本立てでした。もうお腹いっぱいというところです。

    映画の後は雨が降り出したので、近くの「天下一品」でラーメンを、こってりとあっさりの中間の屋台の味スープでね。目黒に行ったら、やっぱり「かづ屋」で支那そばを食したかったよ

    目黒シネマで松田優作の「蘇る金狼」と「野獣死すべし」を観た、小林麻美より風吹ジュンだね



  • タランティーノが「リボルバー・リリー」を監督したら、綾瀬はるかがユナ・サーマンになったのかな

    タランティーノが「リボルバー・リリー」を監督したら、綾瀬はるかがユナ・サーマンになったのかな

    この2023年のお盆期間は東京でじっとしておりました。そんな中で14日と15日の両日で自分の中での話題の映画「リボルバーリリー」と「クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男」を劇場で観たのです。

    まずは綾瀬はるか選手に敬意を評して「リボルバーリリー」からです。原作は長浦京さんの同名の小説からですね。監督は行定勲で、東映映画です。

    劇場の予告篇でこれを観て、久々に日本のアクション物を見に行こうと思ったのでした。綾瀬はるかちゃんが予告でもスタイリッシュだったのでね。

    自分としては「アトミック・ブロンド」でのシャーリーズ・セロンのような映画を少し期待していたのですが。まあそこまで期待するのはまあコクというものでしょう。

    舞台は1924年の戦時の東京です。背景には陸軍と海軍の対立とお金の問題を背景に問題が起こるのね。綾瀬さんのアクションは最初はキレがあってよかったんだが。最後の打ち合いはさすがにあれだけの相手に4人では無理だろうという設定には興ざめだな。ここは監督の力量の差でしょう。あの戦いを4人で制するのはインド映画しかないと思う、きっぱり。

    あの女の人はシシド・カフカなのか。エンドロールで判りました。自分は途中で立とうとは全く思いません。まあ、綾瀬はるか選手をよっぽど嫌いな人でなければ、楽しめるとは思います。繰り返しますが、あのシャーリーズ・セロンのように背中の筋肉だけでもバキバキだったら、綾瀬はるか選手、すごかったと思います。

    だけど、あの終わり方はよかったね。ということは続編もありということでね。更に肉体改造をしてもらいたいな。だけど、敵役のキャラというか役者がダメだと思うな。もし少しキャラ立ちしたキャラと配役を望むな。それと、少し間でクスと笑えるようなゆとりも欲しいね。そう、タランティーノ映画のように。何かアクションと人情噺になっているものね。もっと渋い要素(深夜プラス1な渋みたいにね)やスパイ要素も欲しいね。それは次の暗殺者Xに期待かな。

    次は綾瀬選手の前日に観た「クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男」です。渋谷のヒューマントラストシネマです。

    もうこの映画はニヤニヤして観て、本当に楽しい視聴でした。こんな体験はあの「モリコーネ 映画が恋した音楽家」依頼だね。その数日前に偶然に「トゥルー・ロマンス」を観ていたので、最高に楽しめました。脚本はタランティーノだよ。レザボア・ドックスの中にあのアラバマの名前が出てくるのね、知りませんでした。

    ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロス、ゾーイ・ベル、サミュエルLジャクソンが喋りまくっています。実に興味深い話しが多々あります。おそらくこの映画を観る人はタランティーノ映画をすべて観ている人だと思うので、間違いなく楽しめるよ

    みんな面白い逸話ばっかりで忘れてしまったよ。例のハーヴェイ・ワインスタインも触れないわけにはいかなかったんだろうな。

    まあ、興味深いおっさんでした。タランティーノが「リボルバー・リリー」を監督したらどんな映画になったんだろうね。

    「お葬式」を観て伊丹十三の偉大さを再確認、結局、日本映画は黒澤と伊丹だけじゃないのかな



  • アウターブランドのヘルノから「青山店10周年コラボG-SHOCK」が発売、完売必至?

    アウターブランドのヘルノから「青山店10周年コラボG-SHOCK」が発売、完売必至?

    話しは突然ですが、イタリアの有名な冬のアウターブランドと言えば、モンクレール(moncler) vs ヘルノ(HERNO)です。そして、自分は断然、ヘルノ派なんだね。ヘルノの方が落ち着いているんだよね。

    というわけで本日はそのヘルノの話しです。話しの始まりは、この週末の日本経済新聞の広告でした。何と、

    「ヘルノ青山店10周年でコラボG-SHOCK販売」というではありませんか。

    イタリアのラグジュアリーアウターブランド「ヘルノ」は、ヘルノ青山店の10周年を記念して、日本限定の別注モデル「HERNO Laminar G-SHOCK」を発売する。機能性に特化した「ラミナー(Laminar)」とタフネスという概念を持つ「Gショック」とのコラボレーションで、時計のベースには初代のフォルムを受け継ぐ「DW-5600」を採用

    文字盤や裏蓋、ベルトが重なる部分にラミナーのロゴが配され、特別でありながらさりげない意匠使いがヘルノらしい仕上がりだ。ベルトに施されたイヌイットの雪の家“イグルー”から着想を得た三角格子ラインは、専用の化粧ボックスなどにもあしらわれ一体感のあるプロダクトとなっている。

    スペシャルショッパーも用意されているのでギフトにするのもいいだろう。

    • HERNO Laminar G-SHOCK
    • 29,700円(税込)
    • 48.9×42.8×13.4mm

    自分はG-SHOCKという時計に興味もなかったのですが、もちろん保有もしていませんが、この時計に付加価値はあるのかどうかがよくわからないんだな。

    ただ、ヘルノのファンだけなんですが。販売はこんな感じで行われるようです。

    • 公式LINE経由特設EC先行予約販売日 8月18日(金)10:00-8月24日(木)23:59
    • ヘルノ青山店先行発売日 8月25日(金)
    • その他直営店・特設EC発売日 9月1日(金)

    ちなみに、

    G-SHOCKのDW-5600はスピードモデルと呼ばれている

    なぜスピードモデルと呼ばれているのかと言うと、1994年公開の大ヒット映画「スピード」から由来しています。 主演のキアヌ・リーブスが身につけていた時計こそ、G-SHOCKのDW-5600ウォッチだったとのこと。

    究極のタフさを目指した初代の形を引き継ぎ、今なお高い人気。

    どおりで、見た目がゴツいのね。やっぱりヘルノの路線とは少しイメージが違うような気がするのですが。だけど、ネットのうわさを見ると完売必至との情報も

    とにかく値段は手頃なので、手に入れてもいいかな、手に入ればね。

    8月25日(金)にはヘルノ青山店に行列ができるのかな。

    偽ロレックスのガラスが破損、そんな時は赤坂のジュリエット、1ケ月・8,000円で修復



  • 新宿の老舗「すずや」で“とんかつ茶づけ”を食す、何でも裏メニューから表へ

    新宿の老舗「すずや」で“とんかつ茶づけ”を食す、何でも裏メニューから表へ

    先週は既にご報告のとおり、新宿のSOMPO美術館に「山下清展」を訪問して、その圧倒的な作品に魅了されて、会場を後にしたのです。時はお昼13時30分です。アウェーの新宿ではなじみのお店がないんだな。ランチはどこにしようかな

    ラーメン店には食指が動くお店がなかったので、とんかつのキーワードで検索です。なんと近くに老舗の“とんかつ茶づけ”で有名な「すずや」さんというものがあるではありませんか。自分は全くのノーマークのお店です。

    ランチにしては少しお高めですが、本日はこちらで。

    なんと、SUZUYAビルの5階に入っているのね。とんかつで当てて新宿の一等地にビルが一棟建ったのね。恐るべし“とんかつパワー”

    • 新宿区歌舞伎町1-23-15 SUZUYAビル5階

    ちなみに「すずや」さんの名物“とんかつ茶づけ”にはこんな物語があるようです。

    多くのお客様に親しまれて60年あまり・・・

    それは私ども、料理人のまかないから始まりました。 1950年代のまだ電子レンジもない時代、すずやが惣菜屋だった頃、冷えてしまったとんかつをなんとか暖かくして食べようとお茶をかけたのが始まりです。

    やがてそれは当時のお客様に「裏メニュー」として拡がり、また育てられ、月日をかけて商品化されました。

    「美味しいものを楽しく食べる、だから身体に良い」をモットーに現在も研究は重ねられ、今なお「とんかつ茶づけ」は進化を続ける一番のゆるぎない人気メニューです。

    そんなことは別にして、平日の14時に店内に突入です。初めてのお店は緊張するね。ランチタイムは過ぎていますので、ほどよいお客の入りです。1人ですので、眺めの良い窓側のカウンター席に陣取ります。まずは瓶ビールを1本。アサヒのスーパードライです。自分お疲れ様です。

    ビールと窓越しの新宿の雑踏を見ながらメニューを拝見。

    そりゃあ、ここは名物の「とんかつ茶づけ」しかないよね。予算オーバーでも。ちなみにランチメニューはなかったよ。

    • 普通サイズ 1,680円
    • 大サイズ  1,930円
    • 小サイズ  1,400円

    名刺代わりに「普通サイズ」を注文です。(ご飯、お味噌汁、キャベツ、お漬け物はお替り自由)

    ソースは下記の3つから選択です。

    • 定番醤油味
    • からし醤油味(創業当時のなつかしい洋からし味)
    • にんにく生姜醤油味
    • (夏季限定)とうがらし醤油味

    自分は少し変化球で、“からし醤油味”にしました。

     

    食べ方もメニューに書いてありますね、こんな感じが一番良いようで。

    1. まずはご飯のおかずとして、とんかつと炒めキャベツを食す
    2. シメをお茶漬けでどうぞ、とんかつ2-3切れ、炒めキャベツ少々、お茶は静岡県川根の番茶、ご飯少量、高菜がよく合うとのこと

    ちなみに店員さんも食べ方はご存ですか、と聞いてくれますよ。

    待つこと10分、「とんかつ茶づけ」の着丼です。定員さん曰く、お茶漬けにしたい時に声をかけてもらえれば、番茶を持ってくるとのこと

    まずはビールととんかつを。薬味にからしなどはありませんので、そのまま食べるスタイルです。ソースもかかっていますので。だけどこの炒めたキャベツからして、変わっているね

    とんかつは一口サイズに切ってあり、ソースはの味はかなりしっかりと付いていますね。ご飯が進むね。本来のとんかつですが、まあこんなものなのかな。

    だけど、香の物のセンスが光るね。よい漬物です。お替りをしたのは香の物とお味噌汁でしたね。

    そして、最後はとんかつを3切れ残して、ご飯の上へ。番茶をかけます。まずは一口。まあ味変はないかな。とんかつとお茶漬けですね、まあ食べやすいけどね。やっぱりひつまぶしに軍配は上がるかな。

    とにかくご馳走様でした。ビールとで2,370円のランチでした。

    “続とんかつ修行”代々木上原の「とんかつ武信」の“名物 醤油かつ丼”の美味さにまさに驚愕したぞ!

     



  • 8月10日は何の日、「ハットの日」だよ、イエローハット・ピザハット・リンガーハットの日だと

    8月10日は何の日、「ハットの日」だよ、イエローハット・ピザハット・リンガーハットの日だと

    今日のブログは格調高い話しだよ。

    ところで、昨日の8月10日は何の日か知っていましたか?自分はその回答を日本経済新聞に掲載された広告で知ったのです。

    正解は、8月10日は「ハットの日」なんだそうです。ここまでは語呂合わせでよくある話しなのですが。そして、広告では、

    「ハット首脳会談2023年 廊下篇」公開中!

    とのことです。そして、どうゆう意味か?

    イエローハット、日本ピザハット、リンガーハットジャパンの3社は、昨年好評だった「ハット首脳会談」に続き、今年も8月10日の「ハットの日」に向け、「ハット首脳会談2023」を開催。

    3社社長自ら「ハットの日」を盛り上げるべく出演し、さらに各社の社員が出演した特別映像が8月3日より公開中だ。

    ここからがこの話しの核心だよ。

    「イエローハット」のハットは「HAT=帽子」、「ピザハット」「リンガーハット」のハットは「HUT=小屋」と、英語では別の意味のハットだ。この事実周知のため、8月10日「ハットの日」を通して、3社は様々な活動を展開している。

    昨年は3社の社長が集結した「ハット首脳会談」を開催、SNS投稿数が19万件を超えるなど大きな反響を集めた。

    しかし、今年行われた「ハットの日」に関する調査では、ハット違いの認知率36%と、まだ3社の「ハット違い」が知られていないことが明らかになった。

    36%の人が知っていれば、大した認知率だと思うのですが。普通の人は知りません。しかし、面白い企画を考えたね。これはもう政治献金をして8月10日を祝日にするしかないのでは。海の日と祝日で連休、最高だね。まあ、悪い冗談かな。

    ちなみに豆知識を。「リンガーハット」のリンガーの意味は、自分は知りませんでした。

    「リンガーハット」とは英語で「Ringer Hut」と記述して、前半の「Ringer(リンガー)」とは、長崎で貿易商をやっていた、フレデリック・リンガー(Frederick Ringer)さんと言う人物に由来しているとの事です。

    イングランド出身で、グラバー園で有名なグラバー商会に勤務しており、幕末に日本に来日したのだとか。その後自ら事業を立ち上げ、貿易や産業の発展に貢献した人物になるのだそうです。現在でも長崎グラバー園に、急リンガー邸、として、リンガーさんの邸宅が保存されているとの事です。
    「リンガーハット」を直訳すると、リンガーさんの小屋、との意味になりますね。

    ちなみに「ちゃんぽん」とは、中国語でいろんなものを混ぜる、との意味の「攙(チャン)」と、煮る、との意味の「烹(ポン)」を語源にしたということです。

    まあ、頭がよくなったね。

    麹町の有名ラーメン店「ソラノイロ」を訪問、JAL国際線でもこちらの中華そばが提供中



  • 裸の大将「生誕100年 山下清展ー百年目の大回想」、貼絵を見て驚愕

    裸の大将「生誕100年 山下清展ー百年目の大回想」、貼絵を見て驚愕

    もう8月に入ってからは勢いが付いてしまって、美術展めぐりの日々を過ごさざるをえなくなったね。勢いというものは怖いね。

    というわけで、昨日ものこのこと新宿に出かけてきました。自分のホームグラウンドではないので異邦人の気持ちだね。

    • 生誕100年 山下清展ー百年目の大回想
    • 2023.06.24(土)- 09.10(日)
    • SOMPO美術館(新宿)
    • 入場料: 大人 1,400円

    先に鑑賞したあとの感想を書きます。“山下清はすごかった”。今まで名前だけは知っていたのですが、本格的に作品を見たのは初めただったのです。とにかくすごい美術展だったということ。絵としては素朴なものもありますが、貼絵のその根気さと才能には恐れい入りました

    今年見た美術展では、「マティス展」「デイヴィッド・ホックニー展」とそしてこの「山下清展」が双璧だね。現在、これだけの絵が日本に集結しているわけですので、皆さん、ルーブルに行っている場合ではないよね。この展覧会で3つ挙げろと言われれば、この3点だね、自分の感性では。

    • 長岡の花火(貼絵)1950年
    • グラバー邸(貼絵)1956年
    • ストックホルムの夜景(水彩画)1961年

    特に水彩で色を付けた「ストックホルムの夜景」はマティスやゴッホを想像させますが、彼のオリジナルな描き方なんですね。デッサンがうまいとかではなくて、その描き方の根気に狂気を感じるね。グラバー邸の貼絵も色彩という点からは頂点だと思います、まさにフェルメールだと思ったよ。

    だけど、かれのペン画でよくわかるのですが、雲の描き方に特徴があるね。自分もこんな雲を書こうかな。昭和の時代に「日本のゴッホ」と呼ばれたそうですが、ゴッホというより自分としてはマティスのなんだよね。

    絵として素朴ですので、あの「グランマ・モーゼス」に近いものがあるのかな。彼女より山下清の方が古い人ですが。ここまで来ると、絵のうまい下手は関係なく、もう狂気だね。特に中期以降の貼絵はね。

    ちなみに人となりも紹介しておきます。

    山下清(1922-1971〔大正11-昭和46〕年)は放浪の天才画家として知られており、懐かしい日本の原風景や名所を貼絵で表し、多くの人々の心を捉えました。

    生誕100年を記念する本展では、代表的な貼絵の作品に加えて、子供時代の鉛筆画や後年の油彩、陶磁器、ペン画などを展示し、山下清の生涯と画業をご紹介します。日本各地を自由気ままに旅する生活を好んだ清は、驚異的な記憶力をもち、スケッチやメモを取らずとも、旅先で見た風景を細部まで正確に思い出すことができました。ときおり旅から戻ると、高い集中力を発揮して、手で細かくちぎった紙片を緻密に貼り合わせることで、超絶技巧的とも言える貼絵を制作しました。そこに見られる丁寧な細部描写と豊かな色調という魅力は、油彩やペン画、水彩画など他の作品にもよく表れています。

    このような多彩な作品約190点、そして旅に持参したリュックや浴衣、所蔵していた画集などの関連資料を間近に鑑賞することで、49歳で逝去するまで個性的な創作活動を続けた山下清の世界をご堪能いただければ幸いです。

    繰り返しますが、とにかくすごいよ、山下清展。自分も反省していますが、食わずぐらいはダメだよ。ちなみに図録は2,500円だったよ、自分は思わず購入しました。

    最後に混雑状況ですが、平日昼間でもかなりの混雑だったよ、特に高齢の方が多かったよ。

    世田谷美術館で話題の「グランマ・モーゼス展」に行って、驚いたのなんの。恐るべし

     



  • アーティゾン美術館で「抽象絵画の覚醒と展開」を鑑賞、デュビュッフェはすばらしいね

    アーティゾン美術館で「抽象絵画の覚醒と展開」を鑑賞、デュビュッフェはすばらしいね

    灼熱の東京です。こんな暑さでは、昼間は映画館か美術館しかないね、なんたって外歩けないもの。この時期、映画館はアニメとホラーものばっかりで全く楽しくないんだな。

    というわけで、昨日も美術館めぐりです。そして、伺ったのは京橋というか日本橋にあるアーティゾン美術館です。あのブリジストンの石橋さんの美術館ね。

    そしても何をやっているかです。

    • アーティゾン美術館
    • ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開(セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ)
    • 2023年6月3日-8月20日
    • 入場料: 大人 1,800円

    一応、web予約してお昼の12時の回に伺いました。だけど、あと2週間で終了するのね。

    お客さんの入りは丁度よい塩梅かな。

    入場して最初の絵がセザンヌです。

    • 「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」

    解説を読んていると、ピカソやマティスは何でもセザンヌの絵をかなり研究していたんだとか。だから、最初からセザンヌなんですね。続いてすぐに、マチスが2点、ピカソが3点ほど。

    やっぱり美術展でピカソとマティスがあると格調高くなるね、そしてピカソとキュビスムを起こしたブラックの絵も2点。ブラックの絵は初めて見たかな。

    そして、先週、六本木の国立新美術館でも見た“ヴァシリー・カンディンスキー”も数点ありました。やっぱり、この人も惹きつける絵を描きますね。

    そして、この展覧会で自分が唸った絵が“ジャン・デュビュッフェ”の絵、数点です。メキシコのタマヨみたいな絵書くね。これはすばらしいよ、すごい絵だと思った。

    ジャン・デュビュッフェてこんな人なのね。

    ジャン・デュビュッフェ(1901-1985)。1901年にル・アーヴルで生まれたフランスの画家

    デュビュッフェは、伝統的な様式や技法にとらわれず、西洋文明そのものを否定して、子どもや未開の地の人、精神に障害をかかえる人などによる粗くはあっても生命力が漲る表現を、アール・ブリュット(生の芸術)と呼んで賛美し、自らの芸術制作の契機としました。

    そして、こんな企画ですので、現代の方に近づいていくとやっぱりこの人がいました。

    ジャクソン・ポロックです。数点ありましたが、もう凡人ではわかりません。ジョージア・オキーフの絵も2点ほど。オキーフの生画は初めて見たね。もちろん草間彌生先生の古い抽象画もありましたよ。

    あと一点ほど。ザオ・ウーキー(1921 – 2013)という方の「水に沈んだ都市」(1954年)も不思議な魅力を称えた絵でした。

    繰り返しますが、今回の収穫は“ジャン・デュビュッフェ”の絵でした。

    もうすぐ終わりますので、2023年夏は必見の展覧会と思いました。

    「アーティゾン美術館」でピカソの「腕を組んですわるサルタンバンク」を堪能