カテゴリー: 映画

  • オリヴェイラの「カニバイシュ」、まさに“人を喰った”ような怪映画だね、この意味わかる?

    オリヴェイラの「カニバイシュ」、まさに“人を喰った”ような怪映画だね、この意味わかる?

    2025年5月3日(土)

    本日からGW後半戦のスタート、4連休。

    だけど、昨日、東京を襲った風雨は凄かったね、こんな低気圧は久しぶりです。

    昨日、GW前の金曜日は午後の2時から病院に行くため、予定に合う映画を探したね。

    GWはガキンチョの映画ばかりでつまらないね。先日のブログでマノエル・ド・オリヴェイラはおそらく最後と書いたのですが、この偉大な監督のこの作品を観に、渋谷のル・シネマにのこのこ出かけたのでした。

    • 「カニバイシュ」

    厳粛な雰囲気に満ちた貴族たちの晩餐会は、やがて驚愕の展開を見せる。人間、動物、機械などあらゆる境界を侵犯し、奇想天外なユーモアが炸裂するオペラ・ブッファ(喜劇的なオペラ)映画の怪作

    アヴェレダ子爵はマルガリーダとの婚礼の夜に、自分が人間ではないことを打ち明ける。それを聞いたマルガリーダは錯乱し、貴族たちが集まる晩餐会は驚くべき事態に陥っていく。

    これは久しぶりに観た変態映画でした、いい意味でも悪い意味でもね。まさに“人を喰ったような話し”と言えば、この映画を的確に表していると思います、文珍師匠的な毒気でね

    初めから3/4まで何となく変な恋愛のオペラチックな展開が続きます。最初の20分はつまらないなと思ったのは普通の感性でしょう、そこから以後もあまり歌心のないオペラチックな歌唱会話が続くのですが。

    それにしても心に残る歌唱はなかったね、ここは苦笑

    だけど、最後の20分の展開はすごかったね、監督は何を結局言いたかったのかな。もうフェリーニちっくでしたね、“人生は所詮滑稽”だということなのかな、もっと深い意味があったりして。

    結局は今回もオリヴェイラに脱帽させられたね。

    観終われば、ここは六本木。雨が降っていなければ麻布十番の「新福菜館」(行けば今週2回目)ですが、この雨ではね、転身です。というわけで安定の六本木の「一風堂」さんへ。おそらく半年ぶりぐらいかな。

    行って驚いたこと、何と各テーブルの前にタッチパネルが置いてあって、それで注文する方式に変わっていました。麺の硬さもパネルで選べます

    まずはビールと無料トッピング“辛いもやし”と“高菜”をつまみにグイグイと。無料トッピングは定員さんに言わねばなりません。

    飲み終われば、ラーメンです。もう一風堂ではあっさりの“白丸”です。ごまを大量にすりおろして食べる“白丸ラーメン”旨しです。

    ご馳走様でした。

    「午前十時の映画祭」、映画館の大画面でフェリーニの屈指の名作「8 1/2」を観て、改めて尊敬し直した、巨匠に対して失礼かな?

     



  • 映画「JOIKA 美と狂気のバレリーナ」、観ると子をバレリーナにはさせたくない

    映画「JOIKA 美と狂気のバレリーナ」、観ると子をバレリーナにはさせたくない

    2025年5月2日(金)

    昨日の木曜日はGWモードで銀座の絵画教室もなし、銀座に行く用事もなかったので、「共楽」さんへの訪問もなし。

    そんな木曜日に向かった先は渋谷、この映画を観るためにね。

    • 「JOIKA 美と狂気のバレリーナ」

    自分、バレエものは好きなのでね。

    ロシアのボリショイ・バレエ団を舞台に、完璧なプリマになることに取り憑かれたアメリカ人バレリーナの狂気を描いたサイコサスペンス。2012年にアメリカ人女性として初めてボリショイ・バレエ団とソリスト契約を結んだジョイ・ウーマックの実話を基に、華やかなバレエ界の裏側で当時のダンサーたちが直面していた過酷な現実を描く

    アメリカ人のジョイはボリショイ・バレエ団にスカウトされて単身ロシアへ渡り、希望を胸にアカデミーに入学する。そんな彼女を待ち受けていたのは、常人には理解できないほどの完璧さを求める教師ヴォルコワによる脅迫的なレッスンだった。過激な減量やトレーニング、日常的に浴びせられる罵詈雑言、ライバルたちからの嫌がらせなど過酷な日々を過ごすうちに、ジョイの精神は追い詰められていく

    「17歳の瞳に映る世界」のタリア・ライダーが主演を務め、「女は二度決断する」のダイアン・クルーガーが教師ヴォルコワ、「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」で主演を務めたダンサーのオレグ・イベンコがジョイのパートナー、ニコライを演じた。世界的バレリーナのナタリア・オシポワが本人役で登場。

    2023年製作/111分/G/イギリス・ニュージーランド合作
    原題または英題:Joika

    実話だそうです、だからストーリーはあまり奇抜なものではないオーソドックスです。バレリーナは大変な職業ですね、本当に足が強くないとダメだということが納得、そのためには痩せないとね。

    こんな世界を垣間見ると、親はバレリーナにはしたくなくなるね。ロシアの地は陰湿だしね、パトロンも必要なのか。何回も連呼されていた、“技術よりも政治力”ということ。納得しました。ダイアン・クルーガーがいい役どころを持っていったね。

    観終われば、ここは渋谷。GW突入前なら、ここしかないでしょう。つい最近の“町中華で飲ろうぜ”で玉ちゃんが訪問したのは興味深かったね

    あの人が店主であの人が若大将なんだね、まあ想像のとおりでした。

    13時で行列は7名ほど。いつものカウンター席です。

    ここではビールはなし。注文はいつもの“チャーシュー麺”(1,050円)

    今日も美味かったです、次はGW明けということでね。

    「愛と哀しみのボレロ」を劇場で観たよ、まさにこれを観ないでに死ねるか

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  • 台湾映画「本日公休」は人生を感じるすスルメみたいな佳作だよ、そして「おつな寿司」へ

    台湾映画「本日公休」は人生を感じるすスルメみたいな佳作だよ、そして「おつな寿司」へ

    2025年4月28(月)

    いよいよ2025年のGW突入です。毎日がGWの自分はいつもと同じルーティーンを。

    土日にDVDを1本づつ視聴、今週末に観た映画はこちら。

    • 「神は銃弾」
    • 「本日公休」

    まずは、「神は銃弾」から。

    ボストン・テランの同名小説を『ジョンQ -最後の決断-』のニック・カサヴェテス監督が映画化。クリスマスに刑事・ボブの元妻とその夫がカルト集団に惨殺され、娘が姿を消す。ボブは過去にカルト集団から生還した女性と手を組み追撃を開始する。※R15+

    実話だそうですが、本当にこんな無法なカルト集団がのさばる世界はあるのだろうか疑問。あんな集団、目立ちすぎて無理なのでは。そこはオウム(幹部は一見普通の人ぽい)と違うと思うんだね。

    あまりにカルトが全面に出過ぎて自分的には?かな。そしてこの手の映画では長すぎます、2時間には収めないとね。

    続いて、日曜日は「本日公休」です。

    台湾の俊英フー・ティエンユー監督が昔ながらの小さな理髪店を舞台に贈るハートフル・ドラマ。主演は24年ぶりの映画出演となるルー・シャオフェン。共演にフー・モンボー、ファン・ジーヨウ。台中の下町で40年にわたり理髪店を営むアールイ。その丁寧な仕事ぶりで常連客の信頼も厚く、店にはいつも穏やかで温かな時間が流れていた。そんなある日、アールイは店の入り口に“本日公休”の札を掲げ、愛用の理容道具を手に外出する。そんな時にかぎって、普段はなかなか顔を見せない3人の子どもたちが店にやって来て、やがて連絡の取れなくなった母を案じ始めるのだったが…。

    これはいいね、人生について押し付けがましくなく、さらりとウンチクを示唆します。話しはベタですが、タンタンと流れる空気感がすばらしい。自分も美容師になろうかとなと思わせる佳作。おすすめです。

    そして、土曜日の夕食です。4月2回目の六本木の「おつな寿司」さんへ。まさに、大人のディズニーランドです。2名で訪問です。

    大将の前のカウンターに座れば、黙ってサッポロの黒ラベルからです。

    本日のつまみは、まずは今がまさに旬の“ホタルいか”です。2品目は旬の魚、“カツオくんの刺身”です。どうしてスーパーで買う刺し身と味が違うんだろう。

    今日の握りです。まずは前半戦。

    • いか
    • ひらめ、(かな)
    • ほたて
    • あじ
    • マグロ赤身

    ここで、茶碗蒸しで仲入りです。後半戦です。

    • 甘エビ
    • 中トロ
    • いくら(塩と醤油漬けどちらがいいか選ばせてくれたよ、選んだのは塩の方)
    • 玉子焼
    • 鉄火巻
    • おつな名物“いなり寿司”
    • 穴子

    今日も大変美味しゅうございました。次は5月下旬かな。GW中に行ったりして。

    自宅で美味い“豚の角煮”は作れないものか?台湾の万能調理器「大同電鍋」と小磨坊でトライ

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  • オリヴェイラ「訪問、あるいは記憶、そして告白」、生活にもセンスの良さを感じるね

    オリヴェイラ「訪問、あるいは記憶、そして告白」、生活にもセンスの良さを感じるね

    2025年4月26日(土)

    いよいよ世の中は。本日から“いわゆる”GW突入なんだね。だけど自分には関係ないので知らなかったのですが、今年は日並びが相当に悪いんだね、労働者の皆さん、残念でした。

    そして、まずは昨日の活動報告です。まずはこの監督の映画を観に、渋谷のル・シネマへ

    マノエル・ド・オリヴェイラの「夜顔」を先日観て、感銘を受けたのでね

    100歳を超えてもなお映画を作り続け、現役最高齢の監督として世界中で話題と尊敬を集めた、マノエル・ド・オリヴェイラ。「私はシネマトグラフの映画監督だ」「映画とは何か?それは幻影だ。」と語り、「シネマトグラフ」を発明したリュミエール兄弟や「映画の魔術師」ジョルジュ・メリエスなど最初期の映画との連なりを強く意識するオリヴェイラは、まさに映画史を体現する唯一無二の存在

    観たのはこちら。

    • 「訪問、あるいは記憶、そして告白」

    オリヴェイラ自身が暮らしたポルトの家、家族、そして自らの人生を辿る自伝的な作品。自らの死後に発表するように言付けられ、2015年にポルト、リスボン、カンヌ国際映画祭、山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映された。

    1982年/ポルトガル/68分/原題:Visita ou Memórias e Confissões

    国内劇場初公開

    観ての感想。個人的には感銘を受けたね、あの映画で紹介された家に約40年間住んだそうですが、非常に趣味の良い家と家具です。だけど、今の時代にはあまりにも広すぎて使い勝手が悪そうですね。オリヴェイラの哲学的な考え方も自身で話すので、後世の人たちにとっては非常によいことだね、監督業として。

    著名な監督もこうゆう自伝的なフィルムを残せばいいのにね、プライベートは別か。

    自分が驚いたのは、こんな本当に地味な映画なのに席がかなり埋まっていたこと(2割程度でも凄いことだと思います)

    スペインの政治闘争は知っていましたが、隣国のポルトガルでも政治闘争はあったんだね、彼もゲシュタボに捉えられて投獄された体験を語っています。

    もうオリヴェイラの作品を観ることはないと思うけれど、ヨーロッパの知識人、ここにあり。

    観終われば、ここは渋谷。本日向かったのはこちらの表参道のラーメン屋「一蘭」。ここは少し穴場で行列が少ないのでね。12時ですが、ほぼ5分待ちで入店できました。

    日本人の方が少ない不思議なラーメン屋さんですね、あのシステムが口コミや情報誌で有名なんだろうね、味は彼らには合わないと思うのですが。

    それはさておき、自分の注文です。“ラーメン”と“替え玉”です。これで1,300円超え

    お味はいつもの一蘭。ご馳走様でした。

    2021年のGWにヴィスコンティの超大作「ルートヴィヒ」を見た。すごいものを観たの一言





  • ガイ・リッチーの「アンジェントルメン」、素材はいいのだからもう少し繊細にならないものかね

    ガイ・リッチーの「アンジェントルメン」、素材はいいのだからもう少し繊細にならないものかね

    2025年4月25日(金)

    昨日の木曜日は本来はルーティーンのある日ですが、展覧会とGWで銀座の絵画教室はお休みです。そんな訳でその時間に同じ銀座で映画の予定を入れたのでした。

    観た映画はこちら。

    • 「アンジェントルメン」

    「ジェントルメン」「スナッチ」のガイ・リッチー監督が、第2次世界大戦中のイギリスでチャーチル首相もと非公式に結成された特殊部隊の戦いを活写したスパイアクション

    第2次世界大戦中、英国はナチス軍の猛攻により窮地に追い込まれていた。特殊作戦執行部に呼び出されたガス少佐は、ガビンズ“M”少将とその部下イアン・フレミングから、「英国軍にもナチスにも見つからずに、北大西洋上のUボートを無力化する」という高難度の任務を命じられる。型破りな仲間たちを集めて船で現地へ向かったガス少佐は、作戦決行へ向けて準備を進めていくが、思わぬ事態が起こり……。

    特殊部隊の創設にもかかわった海軍情報将校イアン・フレミングが、後に作家となり生み出したジェームズ・ボンドのモデルになったと言われる主人公ガス・マーチ=フィリップスを、ヘンリー・カビルが演じた。そのほか、「ベイビー・ドライバー」のエイザ・ゴンザレス、「ワイルド・スピード ファイヤーブースト」のアラン・リッチソン、「クレイジー・リッチ!」のヘンリー・ゴールディングが共演。「トップガン マーヴェリック」のプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーが製作に名を連ねた

    2024年製作/120分/G/アメリカ・イギリス・トルコ合作
    原題または英題:The Ministry of Ungentlemanly Warfare

    まず英題名の「The Ministry of Ungentlemanly Warfare」を直訳すると、“紳士らしくない戦争省”ということになるのかな。観たらその意味がわかるんですが。

    この出来事は実話だそうです。

    映画は実にハリウッド的なアクションものですね、5名で多数のナチスをバッタバタと殺していきます。このあたり、もう少しどうにかならんものかね

    まあ、あの超ハリウッドの大物、ジェリー・ブラッカイマーがプロデューサーならしょうがないか。イギリスならもう少し繊細なスパイものにして欲しいのですが

    繰り返しますが、実話だからしょうがないのかな。

    あの紅一点の人は、エイザ・ゴンザレスという人なのね。それなりに楽しめたのは事実ですが。

    映画が終われば、このルーティーンは活きています。

    銀座の老舗ラーメン店の「共楽」さんへ。本日も行列なし、中国人のおばちゃんはも帰ってきて安泰。今日は外人さんが多く、少し違う雰囲気。いつものようにビールです。今日はつまみの“たけのこ”の失念はなし。ビールを飲み終わる頃に、“麺お願いします”のコールです。 いつものように、“ワンタンメン”です。 やっぱり美味し。合言葉は“共楽は一週間に一度のお楽しみ”

    外人さんへ、ラーメンはサクッと食べて早く退散すべし、待っている人がいるんだよ。

    「タイガー 裏切りのスパイ」、世界はインドとパキンスタンだけで回っているんじゃないよ

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  • オリヴェイラの「夜顔」を観たよ、ヨーロッパの気品漂う映像、話しは違いますが

    オリヴェイラの「夜顔」を観たよ、ヨーロッパの気品漂う映像、話しは違いますが

    2025年4月23日(水)

    昨日の火曜日も渋谷のル・シネマさんへこの監督の映画を観るために足を運んだよ。

    マノエル・ド・オリヴェイラ(1908-2015)さん、 1908年12月11日、ポルトガル北部の都市ポルト生まれ。

    1963年に長編第二作『春の劇』を監督するも、発言が問題視され投獄された。1974年に独裁政権が終わると、80年代以降は旺盛に作品を発表。ヨーロッパで注目を集める。1985年、超大作『繻子の靴』を出品したヴェネチア国際映画祭で特別金獅子生涯功労賞、1991年には『神曲』が同映画祭の審査員特別賞を受賞。『クレーヴの奥方』(99)でカンヌ国際映画祭審査員賞、同映画祭の名誉パルム・ドールを2008年に受賞している。2015年4月2日、106歳で死去

    自分はこのオリヴェイラという監督、知りませんでした。怖いもの観たさで劇場へ。

    そして、観たのはこちらのこの映画。

    • 「夜顔」

    2006年/ポルトガル、フランス/フランス語/ヨーロッパ・ビスタ/69分/原題:Belle Toujours
    監督・脚本:マノエル・ド・オリヴェイラ/撮影:サビーヌ・ランスラン/製作:ミゲル・カディリェ
    出演:ビュル・オジエ、ミシェル・ピコリ、リカルド・トレパ、レオノール・バルダック
    ルイス・ブニュエル監督作『昼顔』(1967)の登場人物たちの38年後を描く。ミシェル・ピコリが再び「アンリ」役で登場。カトリーヌ・ドヌーヴが演じた「セヴリーヌ」にはビュル・オジエが扮する。

    観た感想。監督96才の時の映画。1時間9分の映画だけれど、気品漂う映画だね。パリの街のの写し方がすばらしい、映画って、こんなに簡単にとってもいいんだね、まあ巨匠ですので。昼顔を観ていなくても大丈夫。そして、終わり方のぶつ切りさもすごいね。

    予算はかけなくてもこんな素敵な映画がとれるんだね。感心しました。フェリー二やヴィスコンティなどとは違う美意識があるよね。素晴らしかったよ。

    そして、観終われば渋谷ですので、こちらへ。いつもの道玄坂の「喜楽」さんへ。行列はなし、本日の1Fホールのベテランの御婦人二人共いらっしゃらず、珍しいこともあるのね。

    カウンターの隣席の人はビールと焼豚のつまみ。チャーシューを単独で注文している人を見るのは喜楽では初めてかな。

    自分はいつもの“チャーシュー麺”(1,050円)です。ご馳走様でした。

    「午前十時の映画祭」、映画館の大画面でフェリーニの屈指の名作「8 1/2」を観て、改めて尊敬し直した、巨匠に対して失礼かな?





  • 銀座のインド料理屋「バンゲラズキッチン」のラムミントカレー、世界一の美味しさ

    銀座のインド料理屋「バンゲラズキッチン」のラムミントカレー、世界一の美味しさ

    2025年4月22日(火)

    この週末もいつものとおりです。DVDを2本観て、土曜日は外食へ。観たのはこの2本。

    最近、若尾文子ずいているのでネ。

    • 「しとやかな獣(けだもの)」
    • 「黒の報告書」

    まずは「しとやかな獣」から。

    芸能プロ会計係三谷幸枝は肉体をエサに男たちから金を巻き上げるしたたかな女。
    男から男を渡り歩き金を巻き上げる、それもすべて長年の夢である旅館開業を実現させるためだった……。

    監督: 川島雄三 原作・脚本: 新藤兼人 撮影: 宗川信夫
    1962年

    設定というかストーリーもかなり野心的、こんな変わった映画をよくその当時で撮れたね。森田芳光のあの名作「家族ゲーム」から毒気を抜いて、パロディタッチにしたみたいかな、もちろんこの映画の方が古いしね。多分に歌舞伎も意識しているしね。

    この若尾文子は髪はIKKOだよ。これはこれで面白かった

    続いて「黒の報告書」です。

    検事も策謀し、弁護士もスパイする!
    血みどろの決め手を秘めた逆転の報告書!

    ある夜、食品会社社長・柿本高信が自宅の応接間で殺された
    青銅の花壷が兇器で、死体の周囲には赤い曼珠沙華と白菊が血痕と共に散乱していた。
    現場に立ち会った千葉地検の若い検事・城戸明は次席検事から必ず有罪の判決を取るように命じられ、張り切ってこの事件に取り組むのだが……。

    出演 ‏ : ‎ 宇津井 健, 叶 順子, 神山 繁

    監督 ‏ : ‎ 増村保造

    いわゆる裁判ものですが、主演の検事役の宇津井健は肩に力が入り過ぎの演技。観ていてこちらも肩が凝るもの。そして気になったのが宇津井健だけ、声が大きすぎるのです

    脇役は個性派で固めて良いのだから、もう少し周囲と合わせないとね。

    そして、土曜日の夕食です。本日は先週から続けてのインド料理屋さんです。連れの強いおすすめです。場所は有楽町です。

    • 「バンゲラズキッチン」

    席だけ2名をwebで予約して19時に訪問です。インドでも南の港町の“マンガロール料理”というもの。

    まずは、飲み物です。本日も赤ワインでボトルは高いのでデカンタで注文です。

    まずはつまみです。

    • イエティダチャット二ー(810円)干しエビの旨味が凝縮された旨辛おつまみ

    これ美味しそうだったので。カレーは魚カレーが一番有名みたいですが、すべて時価。6種類ほど魚カレー、どれも3,500 – 4,000円くらいでした。黒板に書いたものを見せてくれるよ。だけど自分たちが頼んだカレーは

    • ラムミントカレー(3,010円)

    あまりにも写真が美味しそうだったので。そして、ナンではなくて、“ビリヤニ”にしてみました。2人でカレーはこの1種類のみ。

    だけど、このカレー、強烈に美味かった、今まで食べたカレーで最高峰かも、濃厚でね

    この素のビリヤニでちょうど良し。このカレーだけでも2人で十分。少し残したぐらいだもの。それほど濃厚だったということ

    先週の「オールドデリー」に続き、またリピ決定のお店ができました。絶対にインドで食べるカレーよりも旨いね、中でも銀座は超激戦地だね。

    宮本亜門さんいわく、インドは誰かに導かれていくところ、バナラシはインドの混沌、ここに極めり

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  • 映画「プロフェッショナル」、リーアム・ニーソン節炸裂、北アイルランド風景の素晴らしき

    映画「プロフェッショナル」、リーアム・ニーソン節炸裂、北アイルランド風景の素晴らしき

    2025年4月19日(土)

    昨日はこの映画を観に行ったよ。

    主演がリーアム・ニーソン様の新作ならば、是非に観に行かないとね。同じようなキャラではジェイソン・ステイサム先生もいますが

    日本橋のTOHOシネマズです。

    • 「プロフェッショナル」

    リーアム・ニーソンが主演を務め、1970年代の北アイルランド紛争を背景に、伝説の殺し屋が爆弾テロリストの壊滅に挑む姿を活写したハードボイルドアクション

    1970年代、北アイルランド。長年にわたり殺し屋として暗躍してきたフィンバー・マーフィーは引退を決め、海辺の町グレン・コルム・キルで正体を隠しながら静かに暮らしていた。そんなある日、首都ベルファストで爆破テロ事件を起こしたアイルランド共和軍(IRA)の過激派グループが町に逃げ込んでくる。彼らのひとりが地元の少女を虐待していると知ったフィンバーは少女を助けるために制裁を下し、テロリストたちと対立することに。後戻りできない状況に追い込まれたフィンバーはテロリストたちを完全制圧するべく、命懸けの戦いに身を投じていく

    共演は「イニシェリン島の精霊」のケリー・コンドン、テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のジャック・グリーソン、「ベルファスト」のキアラン・ハインズ。「マークスマン」でもニーソンと組んだロバート・ロレンツ監督がメガホンをとった。

    2024年製作/106分/G/アイルランド
    原題または英題:In the Land of Saints and Sinners

    映画のストーリーは平凡でもいいんです、リーアム・ニーソンなら(ここはジョン・カビラ調)。英題の“In the Land of Saints and Sinners”は訳すと、“聖人と罪人の土地”ですね。日本題名の“プロフェッショナル”は軽すぎるね

    ストーリーは平凡でもあの美しい北アイルランドの風景、大画面で観るべき映画です。自然と気候、生きていくには厳しい土地ですね。

    いろんなことを言う人がいるけれども、映画館で観るべき映画です、キッパリ。

    観終われば、いつもの京都ラーメンの「ますたに」へ。本日は近くの室町店ではなく、日本橋本店へ、ラーメン一杯無料券があったので

    ビールのお供の今日はつまみをアップ、“めんま”(250円)にしてみました。大盛りです。量を半分にしてもらって150円の方がいいね、“キムチチャーシュー”よりこっちかな

    ビールを飲み終えれば、ラーメンの声がけです。

    本日も美味し、大満足の1日でした。

    バーブラ・ストライサンドとレディー・ガガの共通点は?ブスと超美人に見える時があるんだな、不思議

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  • 映画「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」はヒトラーの側近の立ち位置が良くわかるよ

    映画「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」はヒトラーの側近の立ち位置が良くわかるよ

    2025年4月18日(金)

    昨日の木曜日は東京は初夏を思わせるポカポカ陽気でした。

    木曜日はいつものルーティーンのある日です。

    まずは、銀座にある絵画教室へ、13時から2時間のお絵描きです。今日は“アクリル画 応用2/5”の第2回目です。本日はデッサンを完成させましたので、グリザイユです。いわゆるモノクロ写真のようなイメージで自分のイメージする色で描きます。固有色を塗るのは次以降です。こんな感じの下絵になりました。

    GW休暇が入り次回は5月15日から教室再開です。

    絵画教室が終われば、いつもの銀座の老舗ラーメン店の「共楽」さんへ。本日も行列なし、但し、中国人のおばちゃんは不在でしたよ。カウンターの一番奥に陣取り、いつものようにビールです。つまみの“たけのこ”は“おばちゃん”おらずで、若大将もテンパって失念です。こんな時もあるよね。 ビールを飲み終わる頃に、“麺お願いします”のコールです。 いつものように、“ワンタンメン”です。 やっぱり美味し。合言葉は“共楽は一週間に一度のお楽しみ”

    隣の若いお姉ちゃんは馴染ではないようなのですが、ビールと“麺なしワンタン”でしたよ、“お主できるね”

    本日は一昨日に観た映画のことを。観たのはこちら、有楽町のテアトルシネマで。

    • 「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」

    アドルフ・ヒトラーの腹心にして、プロパガンダを主導する宣伝大臣を務めた政治家ヨーゼフ・ゲッベルスの半生を描いたドラマ

    1933年のヒトラー首相就任から1945年まで、ナチスドイツの宣伝大臣として国民を煽動したゲッベルス。当初は平和を強調していたが、ユダヤ人排除や侵略戦争へと突き進んでいくヒトラーから激しく批判され、信頼を失ってしまう。愛人との関係も断ち切られたゲッベルスは、自身の地位を回復するため、ヒトラーが望む反ユダヤ映画の製作や、大衆を煽動する演説、綿密に計画された戦勝パレードを次々と企画。国民の熱狂とヒトラーからの信頼を取り戻していく。やがて戦況が絶望的になるなか、ゲッベルスはヒトラーとともに第三帝国のイメージを後世に残す過激なプロパガンダを仕掛ける

    「ある一生」「パリよ、永遠に」のロベルト・シュタットローバーがゲッベルスを演じた。2024年ミュンヘン国際映画祭にて観客賞を受賞。

    2024年製作/128分/PG12/ドイツ・スロバキア合作
    原題または英題:Fuhrer und Verfuhrer

    非常に興味深い映画でした。ヒトラーの側近のことをよく知らない自分にとって、ある程度どんな人間がわかったのでした。みんなテーブルではヒトラーの両隣に座ることをめざすんだね、その位置が一番総統と近い存在

    実際の古い動画と役者による演技をうまくまとめた映画構成は秀逸。だけど、あのゲッペルスの妻マグダとヒトラーの関係は暗に何かあるとほのめかしているのかな

    ゲッペルス役は少し小物感のある俳優でしたが、大変勉強と訓話に満ちた映画でした。おすすめします、全体主義批判として。

    映画「リリー・マルレーン」、テンポ良いミステリータッチでナチス物の傑作

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  • 銀座の「オールドデリー」で“ゴルゴンゾーラ入りチーズナン”を食す、これ絶品、これだけ食べに行く価値あり

    銀座の「オールドデリー」で“ゴルゴンゾーラ入りチーズナン”を食す、これ絶品、これだけ食べに行く価値あり

    2025年4月15日(火)

    この週末もいつもと同じルーティーン。自宅でDVD鑑賞です。観たのはこちらの2本。

    • 「妻は告白する」
    • 「正体」

    「妻は告白する」は若尾文子目当てです。

    北穂高の岩壁で遭難した三人のパーティー。
    岩にしがみついた若い男の体に宙吊りになった二人の体重がかかる。
    一番下に夫、真中に妻、そして若い男は妻の愛人。
    妻はナイフを取り出しザイルを切り離す。
    妻と愛人は助かり事件は法廷へ持ち込まれる。
    殺人か! 自己防衛か! 夫にかけられた五百万円の保険金。
    妻と愛人の情事の確証、果たして有罪なのか、無罪なのか!? 微妙に動く女心。
    法とモラルと真実を追う増村保造監督、若尾文子主演の異色の文芸作品

    監督:増村保造、原作:円山雅也、脚本:井出雅人

    若尾文子の美貌は認めるのですが、川口浩では釣り合いがとれないのでは。話しは面白いのですが、さすがに設定などが古臭いね。

    最近の映画「正体」は映画館で観ていなかったので、話題作だね

    染井為人の同名ベストセラー小説を、横浜流星の主演、「新聞記者」「余命10年」の藤井道人監督のメガホンで映画化したサスペンスドラマ。

    日本中を震撼させた凶悪な殺人事件を起こして逮捕され、死刑判決を受けた鏑木慶一が脱走した。鏑木を追う刑事の又貫征吾は、逃走を続ける鏑木が潜伏先で出会った人々を取り調べる。しかし彼らが語る鏑木は、それぞれがまったく別人のような人物像だった。さまざまな場所で潜伏生活を送り、姿や顔を変えながら、間一髪の逃走を繰り返す鏑木。やがて彼が必死に逃亡を続ける真の目的が明らかになり……

    これまでも「ヴィレッジ」や「パレード」で藤井監督とタッグを組んできた横浜が、姿を変えて逃亡を続ける鏑木を熱演。鏑木が日本各地の潜伏先で出会う人々を吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈が演じ、山田孝之が鏑木を追う刑事の又貫に扮した。第48回日本アカデミー賞では最優秀主演男優賞(横浜流星)、最優秀助演女優賞(吉岡里帆)、最優秀監督賞(藤井道人)の3つの最優秀賞を受賞した。

    2024年製作/120分/PG12/日本
    配給:松竹

    面白かったけれど、後から考えるにあまりにも都合の良い展開だという気が。普通、警察にあれだけ包囲されて逃げ出せないのでは、捜査一課長が2人で訪問することはないのでは、普通あれだけ失敗するとクビだよね。

    そして土曜日の夕食。本日は何故か銀座でインドカレーを。評判が良い名店だというので。

    • 「オールドデリー」

    2名で訪問です、予約してね。銀座のど真ん中のビルの7階。インド料理さんとは思えないモダンな内装で、店内は満席。これ予約しないとダメだね。

    まずはワインを1本、リーズナブルな価格設定で良し。つまみは“インドの代表的な国民食”と解説のあった「サモサ」。じゃがいもを詰めた揚げ物なんだね、スパイスたっぷり

    カレーは2種、マトンとシュリンプバターを。ナンは“ゴルゴンゾーラ入りチーズナンwith ハニー”です。カレーはベースが同じであまり感動はなかったけれど、この“ゴルゴンゾーラ入りチーズナン”は絶品でした。これだけ食べに行く価値アリの逸品でした。これはアイデア商品。

    銀座でリピートできるインド料理屋さんを見つけて感動です。

    ご馳走様でした。

    首都圏暑すぎて、赤坂の南インド料理の「エリックサウス」に突撃。暑い夏には、南インドのミールスだよ、キリッと冷えた赤ワインで

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  • ラミ・マレック主演の「アマチュア」は“脱力系スパイアクション映画”

    ラミ・マレック主演の「アマチュア」は“脱力系スパイアクション映画”

    2025年4月12日(土)

    一昨日の木曜日はいつものルーティーンのある日です。

    まずは、銀座にある絵画教室へ、13時から2時間のお絵描きです。本日からは“アクリル画 応用1/5”の第1回目です。自分は題材には自分で選んだ風景写真を持ち込み、描きます。

    まず初日は形取りデッサンで終了です。こんな下絵を描きました。

    絵画教室が終われば、銀座の老舗ラーメン店の「共楽」さんへ。本日は珍しく行列なし、ラッキー。カウンターに陣取り、いつものようにビールとサービスの“たけのこ”で喉を潤します。 ビールを飲み終わる頃に、“麺お願いします”のコールです。 いつものように、“ワンタンメン”です。 やっぱり美味し。合言葉は“共楽は一週間に一度のお楽しみ”

    本日の本題は、昨日の金曜日に観に行った映画を。観たのはこの新作映画。

    • 「アマチュア」

    「ボヘミアン・ラプソディ」でアカデミー賞を受賞したラミ・マレックが主演を務め、戦闘や暗殺については素人のCIA職員の男が、殺された妻の復讐に乗り出す姿を描いたアクションサスペンス。

    内気な性格で愛妻家のチャーリー・ヘラーは、CIA本部でサイバー捜査官として働いているが、暗殺の経験もないデスクワーカーだ。最愛の妻とともに平穏な日々を過ごしていたが、ある日、無差別テロ事件で妻を失ったことで、彼の人生は様変わりする。テロリストへの復讐を決意したチャーリーは、特殊任務の訓練を受けるが、教官であるヘンダーソンに「お前に人は殺せない」と諭されてしまう。組織の協力も得られない中、チャーリーは彼ならではの方法でテロリストたちを追い詰めていくが、事件の裏には驚くべき陰謀が潜んでいた

    原作は、スパイ小説を多く手がける作家ロバート・リテルの小説。監督はドラマ「窓際のスパイ」や映画「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」を手がけてきたジェームズ・ホーズ。主人公チャーリーをラミ・マレックが演じ、上官のヘンダーソン役で「マトリックス」のローレンス・フィッシュバーンが共演。

    2025年製作/123分/G/アメリカ
    原題または英題:The Amateur
    配給:ディズニー

    あのフレディ男のラミ・マレック君が主役。この映画、一言で言うと“脱力系のスパイアクション”ですね。普通に面白いストーリーですが、やはり派手なドンパチがないので少し欲求不満になります。だけど、普通に面白い映画というのも貴重です、これ褒め言葉です。

    続編も作れそうな役ですね、主人公。

    あのフレディ様の「ボヘミアンラプソディ」を六本木ヒルズで観てきた。こんな激込み体験ははじめて

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  • 「天国の日々」は静謐な映画、軟派のギア様と硬派なシェパード様の対比

    「天国の日々」は静謐な映画、軟派のギア様と硬派なシェパード様の対比

    2025年4月8日(月)

    本日から山口県の萩に1泊2日で帰省するのですが、まずは昨日のことから。

    いつものように映画のお話しから。昨日はこんな古い映画を観に行ったよ、何たって主演はあのリチャード・ギア様だものね。有楽町のテアトルシネマでね。

    • 「天国の日々」

    本作の後「シン・レッド・ライン」(1998)まで20年にわたり沈黙する巨匠テレンス・マリックの監督第2作。1979年・第32回カンヌ国際映画祭で監督賞、第51回アカデミー賞で撮影賞を受賞した

    1910年代、青年ビリーと妹リンダ、そしてビリーの恋人アビーはテキサスの農場に流れ着き、そこで働き始める。やがてビリーの妹と偽っていたアビーにひかれる農場主のチャックが病気で余命幾ばくもないことが発覚。ビリーはアビーをチャックと結婚させ、そのお陰で厚遇を受けることに。しかしチャックは妻とビリーの関係を疑い……。

    20世紀初頭のテキサスの壮大な農場を舞台に、人間の弱さともろさを静謐な演出でつづる。名手ネストール・アルメンドロスの映像美は圧巻。日本では1983年に劇場初公開された。2011年8月に特集上映「ZIGGY FILMS ’70s ’70年代アメリカ映画伝説 第2弾」でリバイバル。2025年4月には、マリック監督監修による4Kレストア版でリバイバル公開。

    1978年製作/94分/PG12/アメリカ
    原題または英題:Days of Heaven

    実に静謐な映画なんだね、大きな出来事が起こるわけではないのですが、見応え十分です、自然描写の美しさは特筆ものです。あの若きブラピが出演していた「リバー・ランズ・スルー・イット」にテイストは似ているね。そして、あの“サム・シェパード”様も出ているではありませんか、それもお若く。実に渋い男だね、ギア様の軟派ぶりが痛い

    自分はこの映画は一度も観ていませんでした。本当に真面目な映画とはこのことかな。

    観終わればここは有楽町、本日は渋谷にUターンしてランチです。いつもの道玄坂の「喜楽」さんへ。12時でしたが、行列はなし。本日はカウンターの一番奥。

    いつもの“チャーシュー麺”です。お代が50円値上げで1,050円になっていました。ご馳走様でした、今日も渾身の一杯。

    帰りはQBカットで身だしなみの整理を。それで渋谷に戻ったんだよ。表参道店は待たないでカットしてもらえる唯一のQBカット店だと思うんだね

    ジョージ・クルーニー監督の「グッドナイト&グッドラック」は日本人は難しいね

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  • 急遽「おつな寿司」さんへ、「みな得ポイント還元キャンペーン」で20%ポイントバック

    急遽「おつな寿司」さんへ、「みな得ポイント還元キャンペーン」で20%ポイントバック

    2025年4月7(月)

    トランプ砲が炸裂で、本日の日経平均の下げがキツイね。そんな大混乱の中ですが、週末はいつものDVD鑑賞を、土日で1本づつね。今週末に観た映画はこちら。

    • 「黒の試走車(テストカー)」
    • 「刺青」

    まずは、「刺青」から。

    背に彫られた女郎蜘蛛さながらに、近寄る男を次々と破滅させ死へ追いやってゆくお艶…。故・宮川一夫の流麗なカメラワークを得て、美しく激しい情念の世界を見事に映像化した。

    若尾文子目当てでのチョイスです。原作は谷崎潤一郎なんだね。刺青を巡る話しの展開なのですが、ちょっとストーリーが安易過ぎないのかな。自分的にはあまり好みの映画ではないね。若尾文子の美しさには目を見張るものがありますが。

    「黒の試走車(テストカー)」はもちろん、田宮二郎目当てです。原作は梶山季之です。

    サラリーマンよ、スパイになれ!
    出世、金儲け、恋愛の成功のために

    タイガー自動車企画部の豊は、出世コースを夢みるやり手サラリーマン。
    商売敵ヤマト自動車の情報を入手するため自分の恋人・昌子をスパイとして差し向けた。
    華やかな新車売り出しの陰に渦巻くスパイ合戦の勝敗は意外な結末へ……

    うーん、時代を感じさせるストーリーと映像ですね。ちょっと話しが荒っぽ過ぎないか。2作品とも監督は増村保造という人なんだね。田宮二郎の役、少し正義感が強すぎるのでは、やっぱりあの悪でニヒルな田宮二郎の方がいいよね

    そして土曜日の夕食です。本日は月1回のローテーションで通っている六本木の「おつな寿司」さんですが、このキャンペーンが終わらないうちにと、2週間ぶりに再訪問です。

    そのキャンペーンとは、港区とPaypayの「みな得ポイント還元キャンペーン」です。港区商店連合会の加盟店舗なら20%のポイント還元なのです。

    そして、「おつな寿司」さんは貴重な加盟店舗なのです。このキャンペーンは4月30日までなのですが、間違いなく早期終了すると思って、急遽訪問です。

    まずは黙ってサッポロの黒ラベルからです。本日のつまみは、まずは“ホタルいか”です。2品目は旬の魚、“サワラの刺身”です。この刺身、肉厚で超うまし

    今日の握りです。まずは前半戦。

    • ホタテ
    • ひらめ
    • あじ
    • 炙ったマグロ赤身

    ここで、茶碗蒸しで仲入りです。ここでもう1品のおつまみ、煮白子です。もう焼酎が止まりません。後半戦です。

    • 金目鯛
    • 大トロ
    • いくら
    • 玉子焼
    • おつな名物“いなり寿司”
    • 穴子

    最後は“アイスもなか”で締めです。 今日も豪華なラインナップでした。今日の白眉は大トロ・金目鯛・あじでした。うまかったな。良い1日でした。

    「ドル3部作」はまさに三方よし(監督・俳優・音楽)の映画、そして「おつな寿司」もね

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  • 映画「アラビアのロレンス」を午前十時の映画祭で、妖しすぎるってデビッド・リーン

    映画「アラビアのロレンス」を午前十時の映画祭で、妖しすぎるってデビッド・リーン

    2025年4月5日(土)

    昨日より「午前十時の映画祭15」も新年度の新しいラインナップが始まりました。1回目は映画の世界遺産のこの作品からスタートです。

    • 「アラビアのロレンス/完全版」

    TOHOシネマズの日本橋へ。自分はこの映画が映画館で上映されれば、必ず観に行くことにしています。世界遺産だもの

    第一次大戦下のアラビア半島を舞台に、英国陸軍将校でありながらアラブ民族の独立闘争を率いたトマス・エドワード・ロレンスの冒険と、その苦悩と波乱に満ちた生涯を描いた壮大なスペクタクル・ロマン。美しくも過酷な砂漠の描写が圧倒的。アカデミー賞では作品賞、監督賞、モーリス・ジャールの作曲賞ほか7部門を受賞した。

    1916年、英陸軍カイロ司令部に勤務するロレンス少尉(ピーター・オトゥール)は、敵国ドイツと同盟を結ぶトルコに対して反乱を起しつつあるアラブ民族の情勢を探るため、3か月の休暇を得た。元考古学者で現地の情勢に詳しいロレンスは、トルコの圧政に苦しむアラビア人たちに深く同情していた。反乱軍の指導者フェイサル王子(アレック・ギネス)に会うため旅立ったロレンスは、途中、ハリト族首長アリ(オマー・シャリフ)と出会う―。

    やっぱりものが違うね、マチュピチュかイグアスの滝レベルです、比べる尺度が違うか。前奏曲とインターミッション(途中休憩)がこれだけ似合う映画は皆無だもの。

    やっぱりピーター・オトゥールのあの妖しさは誰も真似できません、エロチックの極地。それに対比してのあのオマー・シャリフの凛としたお姿、よくこんな新人両名をこんな大作に起用したね、デビッド・リーン、天才は見抜くんだね。

    これだけ自然を美しくかつ妖しく見せる映画はないね、あの蜃気楼のロングショット、映画史の最高峰ですね。オープニングのオートバイに乗るシーンの上からの映像、あれ誰の発案なんだろうね、掴みはそれでOKのビジュアル。

    後半の転属を求めて本部に行くあのオトゥールのスキップ歩き、あれ監督の指示だと思いますが、変態というか妖しすぎます

    この映画はやっぱり“妖しいすぎる”よ、キーワードはこれ。

    2週間上映されるので、もう1回は劇場に足を運ぼうと思います。だけど、くだらない映画に人は来るのに、今回は広い映画館に20名程度、日本の映画好きに“喝”だよね。

    今、東京で上映されている映画でこれ以上のものはありません、キッパリ。

    観終われば、ここは日本橋室町。そう、ここに行くしかありません。いつもの「ますたに」さんへ。

    最近の定番、ビールと“キムチチャーシュー”で砂漠の火照りを冷まします

    冷めれば、ラーメンを。本日も超美味し、ご馳走様でした。

    映画館でゴットファーザー3部作を全観る。至福の時だった。映画館を出る時、どうしてマイケル・コルレオーネの目つきになるんだろうな

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  • 映画「BETTER MAN」、猿の演出にはなじめなかったけれど、最後は感動

    映画「BETTER MAN」、猿の演出にはなじめなかったけれど、最後は感動

    2025年4月3日(木)

    本日もまずは映画のお話しから。今日はあの大作を観に行ったよ、日比谷のTOHOシネマズです。

    • 「BETTER MAN ベター・マン」

    引きはあの「グレイテスト・ショーマン」の監督作というところです。この主題のイギリスの世界的ポップ歌手ロビー・ウィリアムズという人は自分は全く知らなかったのです。(汗)

    「グレイテスト・ショーマン」のマイケル・グレイシー監督が、イギリスの世界的ポップ歌手ロビー・ウィリアムズの波乱に満ちた人生を、斬新な映像表現でミュージカル映画化。主人公ロビー・ウィリアムズを猿の姿で表現するという奇想天外なアイデアと幻想的な世界観、そして圧巻のミュージカルシーンでダイナミックに描きだす

    イギリス北部の街に生まれ、祖母の大きな愛に包まれながら育ったロビー・ウィリアムズ。1990年代初頭にボーイズグループ「テイク・ザット」のメンバーとしてデビューし、ポップスターの道を駆けあがっていく。グループ脱退後もソロアーティストとして活躍し、イギリスのポップス界を代表する存在へと成長。しかしその裏には、名声と成功がもたらす大きな試練が立ちはだかっていた。

    「グレイテスト・ショーマン」のアシュレイ・ウォーレンが振付を担当。本作のために制作された楽曲「Forbidden Road」をはじめ、ウィリアムズの名曲の数々が物語を彩る。2025年・第97回アカデミー賞で視覚効果賞にノミネート。

    2024年製作/137分/PG12/アメリカ
    原題または英題:Better Man

    配給はパラマウント。やっぱり主人公を猿の外形に置き換えるのは違和感があるよね、この違和感は最後まで続きました。監督が何故、猿で描きたかったのか、その意図は自分では理解できませんでした。

    だけど、話しはすごくオーソドックスで優れた映画ですね、さすが「グレイテスト・ショーマン」の監督。彼の歌も初めて聞きましたがすごいいいよね。自分の等身大を唄うエイミー・ワインハウスよりは自分は好みだね。だけどね、ここだけの秘密ですが最後の“5分”がいいよ。あのベタな唄をあの演出でロイヤル・アルバート・ホールで唄うとは、最後にね

    普通はドン引きするのですが、自分の眼にはうっすらと涙が、人生がオーバーラップするんだね。あんまり人気がないようですが、非常にグッドな映画でしたよ、是非、音の良い映画館へ。

    観終われば、ここは銀座、いつものように日本橋へ徒歩で移動です。今日も懲りずにラーメン「ますたに」さんへ。ビールとこのところの定番“キムチチャーシュー”でごきげんです。

    締めはラーメン(並)で。ご馳走様でした。

    明日はいよいよ、かかりつけ医のところに行くよ、病院どうなっているんだろう。

    1980年代の音楽で歴史に残ったのはアバとクイーンだけだったね、「アバ ザ・ムービー」を観て

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  • ポン・ジュノの「ミッキー17」はヘンテコなSFだったが、最後まで観させるのは監督の力量

    ポン・ジュノの「ミッキー17」はヘンテコなSFだったが、最後まで観させるのは監督の力量

    2025年4月2日(水)

    4月に入ったというのに、この東京の寒さは何なんだ、昨日は雨も降ったしね。

    というわけで、雨に濡れずに行ける映画館が最優先。この映画を観に行ったよ。

    ナンタって監督があのポン・ジュノだものね、敬意を示さないと。だけど予告を観た限りではどうなのかなと不安がよぎります。

    • 「ミッキー17」

    「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督がロバート・パティンソンを主演に迎え、エドワード・アシュトンの小説「ミッキー7」を原作にブラックユーモアたっぷりに描いたSFエンタテインメント

    失敗だらけの人生を送ってきた男ミッキーは、何度でも生まれ変われる“夢の仕事”で一発逆転を狙おうと、契約書をよく読まずにサインしてしまう。しかしその内容は、身勝手な権力者たちの命令に従って危険な任務を遂行し、ひたすら死んでは生き返ることを繰り返す過酷なものだった。文字通りの使い捨てワーカーとして搾取され続ける日々を送るミッキーだったが、ある日手違いによりミッキーの前に彼自身のコピーが同時に現れたことから、彼は反撃に出る

    共演は「ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY」のナオミ・アッキー、「NOPE ノープ」のスティーブン・ユァン、「ヘレディタリー 継承」のトニ・コレット、「アベンジャーズ」シリーズのマーク・ラファロ。

    2025年製作/137分/G/アメリカ
    原題または英題:Mickey 17

    配給はあのワーナー・ブラザースなんだね、そりゃあ、上演館は多くなるね。

    観ての感想は、何かよくわからない筋ですが、監督の力量で最後まで観させる力は称賛します。だけど、ポン・ジュノはこの映画で何を言いたかったんだろう。これは未来SFのパロディなのか。いくらアカデミー賞監督と言えども、このストーリーでよくワーナーが製作OKを出したよね。だけど、反面、現在の日本人の監督では決してこんなヘンテコな映画創れないよね、そこは嫉妬。繰り返しですが、ヘンテコな映画でしたが、まあ面白かったよ。感情移入できないのは異星人があの姿からかも。

    観終わっても、雨が降り続いています、ここは渋谷、劇場隣りのとんかつ「和幸」さんへ。ローテーションとは違うお店ですが。

    まずは瓶ビールから。ヘンテコになった頭をまずはクールダウンです。

    注文はランチメニューから、“和幸御飯(ロースかつ定食)”(1,130円)。練り辛子がたっぷり添えられて、嬉しいね。安定のお味で大満足、しじみのお味噌汁はおかわりを

    ご馳走様でした。

    韓国映画「The Moon」は予想を遥かに超える圧倒的な月面の姿に感動

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  • 映画「エミリア・ペレス」はキワモノではないよ、メキシコの暗部をえぐる社会派映画

    映画「エミリア・ペレス」はキワモノではないよ、メキシコの暗部をえぐる社会派映画

    2025年4月1日(火)

    昨日の週初めの月曜日も映画館に足を運んだよ。観たのはこちらの映画。

    • 「エミリア・ペレス」

    かなり話題の映画だもんね。メキシコ舞台なのに、フランス製作なんだね、映画でもcanal+のクレジットもあったもの。自分はカルテルのボスが女に変わったぐらいの知識しかない状態で見に行きました

    「ディーパンの闘い」「君と歩く世界」「預言者」などでフランスを代表する名匠として知られるジャック・オーディアールが手がけ、2024年・第77回カンヌ国際映画祭で審査員賞と4人の俳優が女優賞を受賞した作品。メキシコの麻薬カルテルのボスが過去を捨て、性別適合手術を受けて女性として新たな人生を歩みはじめたことから起こる出来事を、クライム、コメディ、ミュージカルなどさまざまなジャンルを交えて描いた。

    メキシコシティの弁護士リタは、麻薬カルテルのボスであるマニタスから「女性としての新たな人生を用意してほしい」という極秘の依頼を受ける。リタは完璧な計画を立て、マニタスが性別適合手術を受けるにあたって生じるさまざまな問題をクリアし、マニタスは無事に過去を捨てて姿を消すことに成功する。それから数年後、イギリスで新たな人生を歩んでいたリタの前に、エミリア・ペレスという女性として生きるマニタスが現れる。それをきっかけに、彼女たちの人生が再び動き出す。

    カンヌ国際映画祭ではアドリアーナ・パス、ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフィア・ガスコン、セレーナ・ゴメスの4人が女優賞を受賞。特にエミリア・ペレス/マニタス役を演じたカルラ・ソフィア・ガスコンは、カンヌ国際映画祭において初めてトランスジェンダー俳優として女優賞を受賞した。第97回アカデミー賞でも作品賞や国際長編映画賞をはじめ、非英語作品としては史上最多となる12部門13ノミネートを果たし、助演女優賞(ゾーイ・サルダナ)と主題歌賞の2部門を受賞した。カルラ・ソフィア・ガスコンもトランスジェンダー俳優として初の主演女優賞ノミネートとなった。

    2024年製作/133分/G/フランス
    原題または英題:Emilia Perez

    驚きました。まず構成から変わっているね、変なところでミュージカル仕立てになります、但し、純粋なミュージカル映画ではありません。

    自分的には性転換だからエログロぽい映画なんだろうなと思っていましたが、メキシコの暗部をえぐる社会派的な映画なのね。最初はこの映画何なのというスタンスでしたが、よく出来た映画です。自分は監督の力量に感心した次第です。

    非常に良い映画です。ラモンティスのように本当に変態ではないです。

    観終われば、ここは渋谷。やっぱりここしかないね。週一では行きたいね。道玄坂の「喜楽」へ。13時30分で5名ほどの行列。今日も1Fのカウンターで“チャーシュー麺”(1,000円)を

    少し小雨も降ってきたね。

    ランティモスとエマ・ストーンの映画「憐れみの3章」、エロとグロで天才だよ



  • 赤坂でタイ料理なら「ジャスミン タイテラス」、おしゃれな空間でリーズナブルで味は一流

    赤坂でタイ料理なら「ジャスミン タイテラス」、おしゃれな空間でリーズナブルで味は一流

    2025年3月31日(月)

    本日は年度末の最終日です。

    日経平均も1,000円以上の急落で不吉な年度末の雰囲気です、寒くて天気も悪いしね。

    そしてこの週末に鑑賞したDVDはこの2本。最近は家では古い日本映画を見ることが多くてね。

    • 「黒の超特急」
    • 「果しなき欲望」

    「黒の超特急」です。田宮二郎目当てでのチョイスです。

    梶山季之原作『夢の超特急』を「卍(まんじ)(1964)」の増村保造と「嘘(1963)」の白坂依志夫が共同で脚色、増村保造が監督した黒シリーズの一篇

    岡山県で不動産業を営む桔梗敬一のもとへ、東京の“東亜開発社長・中江雄吉”と名乗る男が訪れた
    中江は自動車工場用地の買収のため、このあたりの土地二十万坪買いたいという。
    この話に桔梗は飛びついた。しかし実はその土地が新幹線の路線の買い占めと知り、中江にクレームをつけるのだが……。

    観て知ったのですが、原作があの梶山季之なので、どおりで話しが面白いはず。悪役の加東大介の方が主役ぐらいの頑張りですね。田宮二郎はいつものニヒルな田宮二郎ですね。

    楽しめるサスペンス映画ですね、少し社会派な要素も入っていますが。

    この黒シリーズは3本あるそうなので、あとの2本も観ないとね。

    続いては「果しなき欲望」です。

    時価六千万円のモルヒネ発掘をめぐって、欲につかれた人間の醜さ滑稽さを描くスリラー・コメディ。オール読物所載藤原審爾の原作を、鈴木敏郎・今村昌平が脚色、「西銀座駅前」の今村昌平が監督した。

    撮影は「赤い波止場」の姫田真佐久。「続 夫婦百景」の長門裕之・中原早苗に、渡辺美佐子・西村晃・小沢昭一らが出演。

    これはシリアスではなく、コメディぽいのね。話し的には少し無理がある設定だよね。まあ、本当に若い長門裕之が見られます。今村昌平にしては佳作といったところでしょうか。

    そして土曜日の夜の外食です。このお店は先日、港区のスケッチ会に行くときに見つけたのでした。丁度、アメリカ大使館の前に素敵なタイレストランを発見したので。

    帰って調べてみると、あの六本木にあるタイ大使館御用達のあのお店ではありませんか。

    • 「ジャスミン タイテラス 赤坂」(JASMINE THAI TERRACE 赤坂)

    予約をして19時に3名で訪問です。こんな感じで素敵な外観で、おしゃれな空間です。

    お店はそんなに大ぶりではありません。本日は官庁の人らしい10名ぐらいお客がいて、居酒屋みたいなノリで少し残念、雰囲気を考えてくださいね。

    まずはシンハービールから。本日はド定番の3皿にしてみました。“プーパッポンカリー”と“空芯菜炒め”と“ガオパオ”です。それと春巻きもね。

    お値段もリーズナブルにお味もグッドです。追加のアルコールはマンゴーハイにしてみましたが、この甘くて美味しいね、ジャスミンハイよりこっちだね。

    またローテーション入りのお店ができました

    お会計は1万1千円ほど。ご馳走様でした。

    久しぶりに食べた屋台の「アジアンランチ」の3品ぶっかけごはんは、やっぱり絶品のおいしさだった



  • 映画「ベイビーガール」はカップルでは観に行かない方がよいのでは、ニコールもお年頃

    映画「ベイビーガール」はカップルでは観に行かない方がよいのでは、ニコールもお年頃

    2025年3月29日(土)

    年度末が近づいてきたね、毎日が日曜日の当方にとっては全く関係ないのですが。

    昨日の金曜日も陽気につられて日比谷のTOHOシネマズへ。新しいラインナップです。

    観に行ったのはこちらの映画。まあ、ニコール・キッドマンが主演のメジャー映画なので、あんまりはずれはないと思ってのチョイス

    • 「ベイビーガール」

    ニコール・キッドマンが主演を務め、すべてを手に入れたはずの女性CEOが満たされない欲望をインターンの青年に暴かれていく姿をスリリングに描いたエロティックスリラー

    ニューヨークでCEOとして成功を収めたロミーは、舞台演出家の夫ジェイコブや子どもたちに囲まれ、誰もが羨むような生活を送っていた。ある時、ロミーはインターンの青年サミュエルから目が離せなくなる。サミュエルは彼女の中に眠っていた欲望を見抜いて挑発を仕掛けてくる。行き過ぎた駆け引きをやめさせようとサミュエルに会いに行くロミーだったが、逆に主導権を握られ、2人のパワーバランスは逆転していく。

    キッドマンが脚本構想段階から当て書きされたというロミー役を大胆に演じ、2024年・第81回ベネチア国際映画祭でボルピ杯(最優秀女優賞)を受賞。「逆転のトライアングル」のハリス・ディキンソンが年下インターンのサミュエル、「デスペラード」などのアントニオ・バンデラスが夫ジェイコブ、「TALK TO ME トーク・トゥ・ミー」のソフィー・ワイルドがロミーに憧れる部下エスメを演じた。監督・脚本は「BODIES BODIES BODIES ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ」のハリナ・ライン。

    2024年製作/114分/PG12/アメリカ
    原題または英題:Babygirl

    まあ、昨日に続いて理由のわからない映画でした、こちらはエロでね。だけど気持ちはある程度わかるのだけど、どうしてそんなにその道に入っていくのかな

    会社のCEOがね。まあ、ニコール・キッドマンありきの役柄なのかな。こんな変な役やれるの、いい歳をして、彼女ぐらいのものだものね。ジュリアン・ムーアは違うしね。

    お顔のアップはさすがに厳しいお年頃ですね、脱ぎっぷりもそんなにです、PG12。

    エンドロールで確認したかったこと、夫役はあの偉大なアントニオ・バンデラスではありませんか、ファントム登場

    あんまりカップルで観に行かない方がいい映画かな、個人的な感想。

    観終われば日本橋のいつもの「ますたに」さんへ。

    定員さんから“たくあん”はなくなったよ、という羞恥プレーを見舞われました

    ビールとキムチチャーシューでまったりです。締めは京都ラーメンで

    ご馳走様でした。

    映画「逆転のトライアングル」は2作品連続でパルム・ドール獲得という偉業、あのバレンシアガ顔には驚いた

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  • 中国を舞台にした映画「石門」は流れる時間のゆるさを感じる不思議な感覚の映画

    中国を舞台にした映画「石門」は流れる時間のゆるさを感じる不思議な感覚の映画

    2025年3月28日(金)

    昨日の木曜日は本来であれば銀座で絵画教室があるのですが、昨日はお休みの週でした。

    その前にかかりつけ医のところへ行く予定だったのですが、先生が急にお亡くなりになり、来週にリスケにもなり、いつもの木曜日とは違う日だったのです。

    となれば、映画でも観に行くしかないね。

    木曜日ですので、いつものように銀座の「共楽」さんへも行きたいので、必然的に有楽町・銀座方面の映画館になりますね。

    というわけで、「シネスイッチ銀座」にこの中国映画を観に行ったよ。

    • 「石門」

    望まぬ妊娠に直面した20歳の女性を主人公に、女性を取り巻くさまざまな厚い壁を描いたドラマ

    2019年、中国湖南省の長沙市。20歳のリンは単発の仕事でお金を稼ぎながら、フライトアテンダントを目指して勉強している。郊外で産婦人科の診療所を営む両親は、死産の責任を追及され賠償金を要求されていた。そんなある日、リンは自分が妊娠1カ月であることを知る。子どもを持つことも中絶することも望まない彼女は、両親を助けるため賠償金の代わりとしてお腹の子を提供することを思いつくが……。

    監督を務めたのは、これまで一貫して女性の性に関する問題をテーマに映画を共同制作してきた中国・湖南省出身のホアン・ジーと日本の大塚竜治。2人が手がけてきた「卵と石」や「フーリッシュ・バード」でも主演を務めたヤオ・ホングイが主人公リンを演じた。2022年・第23回東京フィルメックス・コンペティション部門出品。2023年・第60回金馬奨にて、日本資本の映画として初めて最優秀作品賞を受賞

    2022年製作/148分/G/日本

    不思議な感覚を持った監督の作品だね、何か流れている時間がフワッとしている感じ。撮影もアップより遠くから眺めている感じの映像。面白くないというわけではないのですが、何となく普通の映画とは違う感じ。

    だけど、中国の日常に雰囲気も垣間見れたのは良し。終盤の話しはコロナの時代

    だけど、やっぱり映画としては長すぎるというか、編集できるところが一杯ありそうですが、そこも監督の意図なのかな

    やっぱり、ジャ・ジャンクーの域には達しません、そこはキッパリ。不思議な中国を垣間見れますよ。

    観終われば木曜日の3時のルーティーン、銀座の老舗ラーメン店の「共楽」さんへ

    先週は祝日で閉店だったので2週間ぶりの訪問です。本日は行列なしです。いつものようにビールとサービスの“たけのこ”で喉を潤します。 ビールを飲み終わる頃に、“麺お願いします”のコールです。 いつものように、“ワンタンメン”です。

    やっぱり毎週木曜日の締めランチはこれだね

    ジャ・ジャンクーの「長江哀歌」、主演のハン・サンミンには参るよね