カテゴリー: 映画

  • 映画「国境ナイトクルージング」は中朝国境の貴重な映像が見れるよ、寒い街

    映画「国境ナイトクルージング」は中朝国境の貴重な映像が見れるよ、寒い街

    2024年10月23日(水)

    フランス旅行記を中断して本日は映画のお話しです。

    昨日は有楽町のテアトルシネマにこの映画を観に行ったよ、中朝国境の町が舞台ということに惹かれてね

    • 「国境ナイトクルージング」

    話しはこんな感じ。

    中国と朝鮮半島の国境に位置する街・延吉を舞台に、偶然出会った男女3人が街をクルーズ(ぶらぶらと観光)するなかで起こる心情の変化を、繊細な映像美と抒情的音楽でつづった青春映画

    友人の結婚式に出席するため冬の延吉にやって来た青年ハオフォンは、上海へ戻る翌朝のフライトまでの暇つぶしに観光ツアーに参加した際に、スマートフォンを紛失してしまう。観光ガイドの女性ナナはお詫びとしてハオフォンを夜の延吉に連れ出し、男友達シャオも合流して飲み会で盛り上がる。翌朝、寝過ごしたハオフォンはフライトを逃し、シャオの提案により3人でバイクに乗って国境クルージングに出かける

    「少年の君」のチョウ・ドンユイがナナ、「唐人街探偵」シリーズのリウ・ハオランがハオフォン、「流転の地球」のチュー・チューシャオがシャオを演じた。「イロイロ ぬくもりの記憶」で第66回カンヌ国際映画祭カメラドールを受賞したシンガポール出身のアンソニー・チェンが監督・脚本を手がけ、シンガポールと日本を拠点に活動するアーティストのキン・レオンが音楽を担当。

    2023年製作/100分/PG12/中国・シンガポール合作
    原題または英題:燃冬 The Breaking Ice

    北朝鮮と接する中国側の街、延吉。寒い街だね、映像を見る限り朝鮮族の影響が濃い街なんだね。中国で作るこの手の映画は難しいよね、ヌードは出せないしね。すべて妄想の世界。

    上海の男ハオフォンがふわふわした人物像で少しリアリティに欠けるのかな。だけどなかなか見ることのできない中朝国境の様子が見れてこの映画を観る価値はありました

    だけど中国映画としてはジャ・ジャンクーの「長江哀歌」には遠く及ばないね。

    そして、前々日に観た映画がロミー・シュナイダー主演のこの映画

    • 「デス・ウォッチ」

    いくらロミー・シュナイダーとハーヴェイ・カイテルと言えども、こんな訳のわからないSFチックな映画はなかろうと。中盤は眠くなったものね。本作公開の2年後、実際にロミーはこの世を去ったのですが、かなしいね。

    有楽町で映画を観終われば、いつものように日本橋へ移動します。京都ラーメンの「ますたに」さんへ。いつものようにビールと“たくあん”でしっぽりと。ここに来る外人さんは少ないけれど、一蘭に行くよりセンスがいいと思うんだがね。

    ビールを飲み終えれば、いつものように“麺お願いします”コールです。小ご飯とラーメン、やっぱり週一で来ないと収まりません。

    本日も良い1日でした。

    ジャ・ジャンクーの「長江哀歌」、主演のハン・サンミンには参るよね

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  • ウォン・カーウァイの「恋する惑星」、自分には響かなかったよ、どうしてかな

    ウォン・カーウァイの「恋する惑星」、自分には響かなかったよ、どうしてかな

    2024年10月21日(月)

    週末はいつものように自宅でDVDを2本鑑賞です。そして観た映画はこちら。

    どちらも旧作です。

    • 「マンボ・キングス/わが心のマリア」
    • 「恋する惑星」

    「マンボ・キングス」の方は確か先日のラジオでロバート・ハリスさんが自分の恋愛映画のベスト2に挙げられていたのでね。まあ、アントニオ・バンデラスに外れなしの自分の格言を信じて

    だけど、主演はお兄ちゃん役のアーマンド・アサンテなのかな。

    ’53年、キューバからNYへやって来たセサールとネスターのカスティーヨ兄弟は当地のクラブ・シーンに喰い込み、徐々に頭角を現す。歌手の兄はタフなセックス・アピールと美声を武器に、アメリカを楽園のように思い、享楽の人生を望むが、トランペッターで作曲担当の弟は違う。かつてキューバで激しく愛しあい、冷たくつき放されたマリアの面影に縛られながら、新生活で出会ったドロレスと堅実な家庭を育むことでそれを断ち切ろうとしていた。いつしか兄弟は何かと反目しあうようになる……。

    まあストーリーは安易でリアルさがないのが残念です。音楽はすばらしいですが。若いアントニオ・バンデラスを見れるだけでもいいか、だけど若い頃から面魂はいいよね。

    一度はキューバに行ってみたいもんだね。

    一方「恋する惑星」はかのウォン・カーウァイ先生の出世作。自分はまだ観ていなかったのでね。

    香港を舞台に若者たちのすれ違う恋模様をスタイリッシュに描き、ウォン・カーウァイ監督の名を一躍世界に知らしめた群像ラブストーリー

    エイプリルフールに失恋した刑事223号は、振られた日から1カ月後の自分の誕生日までパイナップルの缶詰を毎日買い続けている。恋人を忘れるため、その夜出会った女に恋をしようと決めた彼は、偶然入ったバーで金髪にサングラスの女と出会う。一方、ハンバーガーショップの店員フェイは、店の常連である刑事633号あての手紙を店主から託される。それは刑事633号の元恋人からの手紙で、彼の部屋の鍵が同封されていた。彼に淡い恋心を抱くフェイは、その鍵を使って部屋に忍び込むが……。

    刑事223号を金城武、刑事633号をトニー・レオンが演じる。第14回香港電影金像奨で最優秀作品賞など3部門を受賞した。1995年に日本初公開。

    1994年製作/100分/G/香港
    原題または英題:重慶森林 Chungking Express

    自分的にはあまり響かなかったね、この映画は。スタイリッシュさと音楽だけが目立って、ストーリーというストーリーはないんだね。自分的にはウォン・カーウァイは傑作と凡作の振れ幅が大きい監督だと思います。

    観終われば、1ヶ月ぶりに六本木の「おつな寿司」へ

    まずはサッポロの黒ラベルで喉の渇きを潤します。本日のつまみは、“まぐろ煮付け“と“ぶりしゃぶ“です。ビールと美味いつまみ、これだけで来た甲斐があります。

    今日の握りです。まずは前半戦。

    • いか
    • ほたて
    • たまご(焼き上がったのが来たので、順番を変えてね、熱々を)
    • たい
    • さば
    • 赤身まぐろ

    ここで、茶碗蒸しで仲入りです。後半戦です。

    • ボタンエビ
    • 大トロ
    • いくら
    • 鉄火巻
    • おつな名物“いなり寿司”
    • あなご

    最後のデザートはアイスもなかで。

    本日もご馳走様でした。美味しかったー

    「花様年華」は香港映画の超傑作、ウォン・カーウァイの才能に最敬礼、小津だね

     



  • 映画「二つの季節しかない村」、超良質な映画だけど監督のメッセージは難しいね

    映画「二つの季節しかない村」、超良質な映画だけど監督のメッセージは難しいね

    2024年10月19日(土)

    フランス・パリ旅行記を本日は中断して、映画のお話しをします。

    昨日の金曜日は帰国2日目ですが、どうしても映画を観たくて劇場へね。観た映画はこちら。

    • 「二つの季節しかない村」

    トルコの辺境の村を舞台にした実に渋い映画。日経新聞の映画評でも評価が高かったのでね。

    話しはこんな感じ。

    春は来ない トルコ、

    アナトリア東部。

    果てしなく続く壮大な自然の前で、

    人間は如何に小さなものか――。

    「雪の轍」で第67回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したトルコの名匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督が、トルコ・アナトリア東部に広がる荘厳な自然の大きさと、自我に縛られた人間の悲しいほどの小ささを大胆に対比させて描いたドラマ。

    冬が長く雪深いトルコ東部の村。プライドの高い美術教師サメットはこの村を忌み嫌っているが、村人たちからは尊敬され、女生徒セヴィムからも慕われていた。ところがある日、サメットは同僚ケナンとともに、セヴィムたちから身に覚えのない“不適切な接触”を告発されてしまう。そんな中、サメットは美しい義足の英語教師ヌライと知り合う。


    主人公サメット役に「シレンズ・コール」のデニズ・ジェリオウル。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、ヌライ役のメルベ・ディズダルがトルコ人として初めて女優賞を受賞した

    2023年製作/198分/G/トルコ・フランス・ドイツ合作
    原題または英題:Kuru Otlar Ustune

    観ての感想。まず崇高な映画で題材は本当に身近なちょっとしたことの話しから展開していきますが、監督が何を訴えたいのか、おそらく自分も含め日本人にはわからないと思う

    厳しい土地での生活と人間というか、そうゆう漠然としたメッセージなのかね

    映画の内容はともかく、近年稀に見る自分にはきつかった映画です。まだ時差ボケが大いに残る体調でこの映画は厳しかった。そして3時間を超える長編です。

    やっぱり意識が飛ぶよね。

    そんな中でも不思議なのは、主人公とあの女子生徒との関係、主人公はあの生徒に何を期待というかイメージをもっていたんだろうね

    タルコフスキーやフェリー二の難解さとは違う、とにかく監督のメッセージがわかりませんでした。

    だけど良質な映画には間違いありません。おすすめです。

    観終われば、ここは有楽町。日本橋のあの店でランチを。

    京都ラーメンの「ますたに」さんへ。旅行があったので、10日ぶりの訪問です。

    まずはビールとたくわんです。やっぱり心落ち着くこの一瞬です。

    飲み終えればラーメンのコールです。

    今日も良い一日でした。眠かったけれどね。

    カンヌのパルムドール受賞作「落下の解剖学」を観たよ、結末が少し安易と思う

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  • 映画「サウンド・オブ・フリーダム」は実に志の高い傑作、児童人身売買の罪

    映画「サウンド・オブ・フリーダム」は実に志の高い傑作、児童人身売買の罪

    2024年10月10日(木)

    昨日は実に志の高い映画を観たよ、観た後そう思いました、心から。

    その映画とはこちら。

    • 「サウンド・オブ・フリーダム」

    秋雨の中、日比谷のTOHOシネマズに出かけてきました。

    自分的には全くノーマークで映画批評にも全く紹介されていませんでしたが。

    児童誘拐、人身売買、性的虐待など、国際的性犯罪の犠牲となった少年少女を救い出すミッションに挑んだアメリカの元政府職員ティム・バラードの奮闘を、実話をもとに描いたドラマ

    性犯罪組織に誘拐された少年少女の追跡捜査を進めていたアメリカ国土安全保障省の捜査官ティムは、上司から特別な捜査の許可をもらい、事件の温床となっている南米コロンビアに単身潜入する。そこで彼は、いわくつきの前科者や捜査の資金提供を申し出た資産家、地元の警察などと手を組み、大規模なおとり作戦を計画する。ティムの少年少女たちの命を救う捜査は、やがて自身の命をもかけたものになっていく。

    イエス・キリストを描いたメル・ギブソン監督作品「パッション」のジム・カビーゼルがティム役を演じ、ティム・バラード本人の職務に同行して役作りに励んだ。また、メル・ギブソンも製作総指揮として参加している。監督は「リトル・ボーイ 小さなボクと戦争」のアレハンドロ・モンテベルデ。

    2023年製作/131分/G/アメリカ
    原題または英題:Sound of Freedom

    いわゆる“児童誘拐しての人身売買”の話しですが、実話を下にした映画だそうですが、飛んだり跳ねたりせず、実にこの問題に対して切り込んだ超上質な映画でした。

    最期のエンドロールにに主役のティム・バラードの話しが挿入されるのですが、世界中の成人は耳を傾けようよ。そして、彼が言ったのは、この映画は少し前に撮影したのですが、“いろんな妨害が入り、公開できなかったとのこと”、狂っているよねこの世界

    誘拐は南米で起こるのですが、人身売買の最大の取引はアメリカ。昔の奴隷制時代よりも児童奴隷の数は多いとのこと

    そして、もう一つびっくりしたことが。こんな地味な映画でも6割ぐらいが埋まっていたのです。雨の平日の午前の回でもね。

    前日に観たドゥダメルの南米ですが、すごいことになっているね。

    新橋の人気ラーメン店「はるちゃんラーメン」の銀座店が出来たという情報を2日前に掴んだのです。(ちなみに新橋店には訪問履歴なしです)

    だけど何でも増殖する「ちゃん系」の新橋の名店「はるちゃんラーメン」店の姉妹店というではありませんか。

    • 銀座3-11-6(最寄り駅は東銀座駅)

    13時過ぎに訪問です。行列もなく、すぐにカウンター席に。その前に発券機で食券を。本日はノーマルな“ラーメン”(1,200円)を、残念ながらビールの販売はなし

    お店の雰囲気はとにかくキレイ、厨房もカウンターの上にも無駄なものは一切なし、普通のラーメン屋とは違います。作り手は女性2名のみ。

    待つこと3分。ラーメンがやってきました。スープがたっぷりです。上のお麩がいいね。

    麺は平打ちの中太麺です。つるつるしこしこです。チャーシューもたっぷりです。スープは少ししょっぱい感じかな。

    とにかく非常にうまいラーメンでした。

    また銀座にリピ決定のお店ができました。

    麹町のソラノイロで“中華そば”を食す。スープと麺は日本一。総合点では銀座の共楽かな。

     



  • 映画「ビバ・マエストロ!指揮者ドゥダメルの挑戦」、やはりミック・ジャガーだよね

    映画「ビバ・マエストロ!指揮者ドゥダメルの挑戦」、やはりミック・ジャガーだよね

    2024年10月9日(水)

    昨日の東京は急に冷え込んで、冷たい雨の1日でした。

    そんな天気を吹き飛ばして、元気になるドキュメンタリーを映画館に観に行ったよ。

    観に行く理由はこれ、“何たってドゥダメル”だもの

    • 「ビバ・マエストロ!指揮者ドゥダメルの挑戦」

    好き嫌いは別にして、現在のクラッシック界のスーパースター指揮者だもんね。

    映画でも冒頭誰かが言っていましたが、“クラッシックのミック・ジャガー”だもんね。

    ベネズエラ出身の世界的指揮者グスターボ・ドゥダメルの栄光と苦悩、そして挑戦に密着したドキュメンタリー

    1981年にベネズエラで生まれ、10代の頃から天才指揮者として巨匠たちの薫陶を受けてきたドゥダメル。2009年には弱冠28歳にして名門ロサンゼルス・フィルハーモニックの音楽監督に就任し、「TIME」誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選出。母国の若手音楽家からなるシモン・ボリバル・ユースオーケストラを率いた演奏動画のブレイクや、2016年スーパーボウルのハーフタイムショウへの出演など、ジャンルの枠を超えて活躍を続けてきた。しかし本作撮影中の2017年、ベネズエラの反政府デモに参加した若き音楽家が殺害された事態を受け、ドゥダメルは現マドゥロ政権への訴えをニューヨーク・タイムズ紙に展開。大統領府と対立したことでシモン・ボリバル・ユースオーケストラとのツアーは中止に追い込まれ、祖国へ足を踏み入れることすら禁じられてしまう。

    祖国の若者たちと交わした「いつか必ずまた指揮をしに行く」という約束を胸に、世界各地で挑戦を続けるドゥダメルの姿を、コンサート演奏やリハーサル風景などを多数盛り込みながら映し出す

    2022年製作/103分/G/アメリカ

    人によって評価が分かれると思いますが、自分にとっては感動のドキュメンタリーでした。2021年に作られているので、少し古いですが、現在のベネズエラは全く変わっていないもんね。それにしても、エネルギッシュな人だね

    ヨーロッパの一流オケの監督になるよりは、アメリカとかで指揮した方がこの人の個性が出るのかな、と思いました。

    しかし、「エル・システマ」創設者の故マエストロ・ホセ・アントニオ・アブレウとの結びつきはすごいね。

    自分的にはやっぱりカルロス・クライバーなんだよね。

    しかし上質なドキュメンタリーを観せていただきました、ありがとう配給のディスクユニオン、いい仕事をしたね

    観終われば雨の東京、ということで徒歩でだんだん麺の名店「はしご」さんへ。

    いつものようにまずは瓶ビールと名物の“きざみたくあん”でね。

    飲み終われば、これまたいつもの“ぱーこーだんだん麺”を注文です。やっぱりうまし。

    本日も充実と感動の一日でした。

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  • インド映画「花嫁はどこへ?」、やっぱりアミール・カーンは偉大なり

    インド映画「花嫁はどこへ?」、やっぱりアミール・カーンは偉大なり

    2024年10月8日(火)

    昨日は新しい週の始まりです。午前にまずは映画を1本ね。観た映画はこちらのインド映画です。何たって、あのアミール・カーンがプロデュースしているものなのでね。

    • 「花嫁はどこへ?」

    話しはこんな感じ。

    インドの人気俳優アミール・カーンが製作を手がけ、ひょんなことから取り違えられた2人の花嫁の思いがけない人生の行方を描いたヒューマンドラマ

    大安吉日のインド。育ちも性格も全く異なる2人の女性プールとジャヤは、それぞれの花婿の家へ向かう途中で、同じ満員列車に乗り合わせる。しかし2人とも赤いベールで顔が隠れていたため知らぬ間に入れ替わり、そのまま別の嫁ぎ先に連れて行かれてしまう。予期せぬ旅を通して新しい価値観と可能性に気づいたプールとジャヤは、周囲の人々をも笑顔にしながら、生まれて初めて自分自身の手で人生を切りひらいていく

    インフルエンサーとしても注目される俳優ニターンシー・ゴーエルがプール、本作が映画初主演となるプラティバー・ランターがジャヤを演じた。アミール・カーンの元妻で「ムンバイ・ダイアリーズ」などで知られるキラン・ラオ監督がメガホンをとり、豊かな大自然とインドの魅力たっぷりに描き出す。

    2024年製作/124分/G/インド
    原題または英題:Laapataa Ladies

    やっぱりアミール・カーンに外れなしの傑作です。

    インド社会の封鎖性(特に女性にとってね)をこんな娯楽にして見せて、痛快な映画に仕立てる手腕すばらしいです。とにかく後味の良い映画です。

    最初はアミール・カーン自身が主演するはずだったようですが、あの役はあの若い俳優でよかったよ。日本人の目から見れば、あのジャヤ役の人の方が魅力的と思います。

    いわゆるベンガル系というのかな、彫りが深くて、エキゾチックです。タイトルからして何となく話の筋がわかりそうで、行く前は少し躊躇したのですが、やっぱり観に行ってよかったね。あのタイガーやRRRとは違うインド映画。奥深いね。

    だけどやっぱり、“アミール・カーンは偉大なり”、タイガー・ジェット・シンではないよ。

    観終われば、月曜日の渋谷。渋谷ならここに行くしかないでしょう。道玄坂の「喜楽」さん

    11時30分過ぎで10分並んで、開店後2クルー目で入店です。いつものように“チャーシュー麺“をいただきます。

    本日も充実の一日でした。

    インド映画の「ランガスタラム」はすばらしいよ、日本映画は完全に負けたね

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  • 映画「 アウトレイジ 最終章」、何だかトーンダウンしていくよね、ゴットファーザーと同じ

    映画「 アウトレイジ 最終章」、何だかトーンダウンしていくよね、ゴットファーザーと同じ

    2024年10月7日(月)

    週末はいつものように恒例のDVD視聴です。今週はこの2本。

    • 「さらば復讐の狼たちよ」
    • 「 アウトレイジ 最終章」

    「さらば復讐の狼たちよ」を選んだのは、ただチョウ・ユンファが目当てです。中国で大ヒットしたというしね。

    中国では「レッドクリフ」などを抑え歴代興行収入ナンバーワンに輝いたというエンターテイメント作品。「鬼が来た!」「陽もまた昇る」のチアン・ウェンが監督と主演を務めている。もう一人の主役はハリウッドでも活躍中のチョウ・ユンファ

    だけど、この映画は大失敗。シリアスなアクションものではなく、コメディタッチなのね。さすがの自分でも冒頭15分で諦めて視聴中止です。

    続いて、「 アウトレイジ 最終章」です。話しはこんな感じ。

    《関東【山王会】vs.関西【花菱会】》の巨大抗争後、大友(ビートたけし)は韓国に渡り、日韓を牛耳るフィクサー張会長(金田時男)の下にいた
    そんな折り、取引のため韓国出張中の【花菱会】幹部・花田(ピエール瀧)がトラブルを起こし、張会長の手下を殺してしまう。
    これをきっかけに、《国際的フィクサー【張グループ】vs.巨大暴力団組織【花菱会】》が一触即発の状態に
    激怒した大友は、全ての因縁に決着をつけるべく日本に戻ってくる。時を同じくして、その【花菱会】では内紛が勃発していた……。

    まあ悪くはないけど、1と2に比べるとスケールがだんだん小さくなるね。しかし名高達男、なんか迫力のないボスだよね。

    そして、「さらば復讐の狼たちよ」のかわりに観たのがamazonプライムでのこちら。

    • 「キラーヒート 殺意の交差」

    この作品は現代的なノワール・スリラーだ。ギリシャのクレタ島で起きた不審死の調査に、外国人の私立探偵(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が雇われる。被害者の有力な家族の間には、根深い嫉妬が渦巻いていた。

    ジョセフ・ゴードン=レヴィット, シェイリーン・ウッドリー, リチャード・マッデン

    まあクレタ島が綺麗で、まあまあの映画かな。舞台は素晴らしいね。悪くない映画です。

    土曜日の夕食はこちら。久々に赤坂でうなぎです。「ふきぬき」さんへ。本日は2名でね。

    まずはビールで喉を湿らせます。本日のつまみは”煮凝り“です。ビールによく合うんだね

    そして、鰻重はいつものように一番お安い「梅」です。自分たちにはちょうど良い量加減なのでね。今日は店員さんと楽しいおしゃべりをしながらの夕食と相成りましたよ。

    ご馳走様でした。

    荻上直子が監督の「波紋」、伊丹十三亡き後、もっとも才能のある監督、西加奈子の「サラバ」だね

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  • 鈴木清順監督の「東京流れ者」、いくらなんでも映画としては、美意識は凄いが

    鈴木清順監督の「東京流れ者」、いくらなんでも映画としては、美意識は凄いが

    2024年10月5日(土)

    まずは映画のお話しから。

    昨日から、話題の「シビル・ウォー アメリカ最後の日」が始まりましたが、アマノジャクの自分はこちらの渋い映画を渋谷のル・シネマへ観に行ったよ。

    • 「東京流れ者 4Kデジタル復元版」

    何でも“鈴木清順監督生誕100周年記念”での劇場公開とのこと。

    もちろん鈴木清順は知っていますが、この映画のことは全く知りませんでした。

    世界に影響を与え続ける傑作が「最高の4K復元版」で公開!

    ウォン・カーウァイ、ウェス・アンダーソン、ジャームッシュ、チャゼル、レフン、タランティーノ──世界に影響を与え続ける清順美学の衝撃 誰にも真似できない斬新な映像美で<清順美学>を築き上げた映画監督、鈴木清順。『ツィゴイネルワイゼン』(80)、『陽炎座』(81)、『夢二』(91)の”浪漫三部作”などで広く知られ、ウォン・カーウァイ、ウェス・アンダーソン、ジム・ジャームッシュ、クエンティン・タランティーノ、パク・チャヌクらの名だたる作家に影響を与えた。

    なかでも『東京流れ者』(66)は『ドライヴ』のニコラス・ウィンディング・レフンがベストリストの1位に選び、デイミアン・チャゼルは『ラ・ラ・ランド』で本作にオマージュを捧げるなど、近年ますます世界的に評価が高まっている。

    前置きはさておき話しはこんな感じ。

    いちどでいいから あの娘を胸に──

    デビュー2年目の渡哲也のフレッシュな魅力と、恋焦がれる松原智恵子の憂いを帯びた名演。魔法的な映像、色の洪水と、いつまでも耳に残るメロディ──永久不滅の美学がいま、「本当の色」でよみがえる。

    どこで生きても流れ者──歌が静かに流れてゆく。哲は決心していた。ヤクザを辞め、恋仲の歌手・千春と結婚することを。敵対する大塚組に襲われても哲は決してやり返さなかった。しかし、哲のボス・倉田とライバル大塚の抗争は次第に激化。大塚は殺し屋“マムシの辰”を雇い、哲を執拗に追い回す。

    争いを避ける哲は東京から流れ日本各地を転々とするも、行く先々でトラブルに巻き込まれる。破る この地獄を──殺し屋・辰とのやり合い、倉田と大塚の抗争…その影がついに恋人・千春に落ちたとき、哀しきペールブルーのスーツを纏う”不死鳥の哲”が、ネオン輝く東京の夜に舞い戻る

    映画というより、渡哲也と二谷英明&松原智恵子の宣伝PVのために作られたような。やくざ映画ですが、本当にビジュアルを意識した映像です、その実験的取り組みは認めます

    だから話しは光景無糖な展開です。この感性なら鈴木清順は「ツィゴイネルワイゼン」などの文芸系に行ったほうが才能が発揮できるね。

    昔の日活で変な映画を製作していたんだね。

    だけど、渡哲也のスーツのあの色合いはないのでは

    ただの道化師だよ。

    安部公房原作の映画「箱男」はやっぱり変態系だった、この世界観わかる人はエライ

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  • 映画「プライベート・ライアン」はスピルバーグの中でも突出の傑作だね

    映画「プライベート・ライアン」はスピルバーグの中でも突出の傑作だね

    2024年10月3日(木)

    昨日も日本橋に映画を観に行ったよ。2週間の一度の「午前十時の映画祭」です。

    新しいラインナップでの映画はこちら。

    • 「プライベート・ライアン」

    話しはこんな感じ。一度観たことはあるのですが、筋などすっかり忘れていました。監督もスピルバーグだったんだね。観る前はオリバー・ストーンかなと頭をよぎりましたが。

    スティーブン・スピルバーグ監督が、第2次世界大戦時のノルマンディー上陸作戦を題材に、極限状態に置かれた兵士たちの絆と生きざまを描いた戦争ドラマ

    凄惨な戦場を徹底したリアリズムで描き、1999年・第71回アカデミー賞で監督賞、撮影賞など5部門を受賞した。

    1944年。連合軍はフランスのノルマンディー海岸に上陸するが、多くの兵士たちが命を落とした。激戦を生き延びたミラー大尉は、最前線で行方不明になった落下傘兵ジェームズ・ライアン二等兵の救出を命じられる

    ライアン家は4人の息子のうち3人が相次いで戦死しており、軍上層部は末っ子のジェームズだけでも故郷の母親の元へ帰還させようと考えたのだ。ミラー大尉と彼が選んだ7人の兵士たちは、1人を救うために8人の命が危険にさらされることに疑問を抱きながらも戦場へと向かうが……。

    トム・ハンクスが主演を務め、トム・サイズモア、エドワード・バーンズ、バリー・ペッパー、ビン・ディーゼルらが共演。ライアン二等兵役はマット・デイモンが務めた。

    1998年製作/170分/アメリカ
    原題または英題:Saving Private Ryan

    観た感想。すごい映画でした。確かにあの冒頭の悲惨な戦闘シーンは覚えていたのですが、その後のストーリーは忘れていたので、非常に新鮮でした

    ファンダジー物(要はE.Tね)以外では、最高傑作なのではと思いました。ノーランの「ダンケルク」よりは戦争ものではこちらだね。戦場にかける橋とかプラトーンとかは別にしてね。

    戦争もので言えば自分的には「ディア・ハンター」が最高位です。

    しかし、エイブラハム・リンカーンの言葉まで出してくる演出すばらしいね。この映画は事前の筋書きを忘れて映画に没頭すれば、3時間後には最高のカタルシスが生まれるね

    やはり偉大なり、スピルバーグでした。

    観終われば、ここは日本橋。やっぱり京都ラーメンで安定の「ますたに」さんへ。チケットを購入するときにわかったのですが、ますたにラーメンの並が870円から920円へ値上げされたのね。まあ、このうまさで、許せるかな。

    本日もビールとたくあんです。飲み終えれば、ラーメンと小盛りご飯です。

    本日も充実した一日でした。

    「SISU/シス 不死身の男」は今年必見のアクション映画、タランティーノ好きにはたまらんね

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  • 映画「西湖畔に生きる」は中国版マルチ、Appleの「Immersive Video」は凄かったよ

    映画「西湖畔に生きる」は中国版マルチ、Appleの「Immersive Video」は凄かったよ

    2024年10月2日(水)

    昨日もまずは映画から。予告と新聞等での批評の数が半端でない、この中国映画。

    • 「西湖畔(せいこはん)に生きる」

    映画はこんな感じ。

    長編デビュー作「春江水暖 しゅんこうすいだん」で世界から注目された中国のグー・シャオガン監督が、釈迦の十大弟子のひとり・目連が地獄に堕ちた母を救う仏教故事「目連救母」に着想を得て撮りあげた長編第2作。

    最高峰の中国茶・龍井茶の生産地である西湖のほとりに暮らす母タイホアと息子ムーリエン。ムーリエンの父は10年前に行方不明になっており、タイホアが茶摘みの仕事をしながら、ひとりで息子を育て上げた。

    ムーリエンは早く仕事を見つけて母を安心させたいと考えるも上手くいかない。一方のタイホアも茶畑の主人チェンと懇意になるが、そのことでチェンの母の怒りを買い、茶畑を追い出されてしまう。

    やがてタイホアは友人の誘いで違法ビジネスにのめり込んでいき、ムーリエンはそんな母を救うため、ある決断をする

    ドラマ「長歌行」のウー・レイが息子ムーリエン、ドラマ「清越坊の女たち 当家主母」のジアン・チンチンが母タイホアを演じた。「花様年華」などウォン・カーウァイ監督作への参加で知られる作曲家・梅林茂が音楽を担当。2023年・第36回東京国際映画祭コンペティション部門出品。

    2023年製作/115分/G/中国
    原題または英題:草木人間 Dwelling by the West Lake

    まあ簡単に言うと、マルチ商法に溺れていく人の話しなのですが、杭州のほとりの茶畑との対比でおもしろい演出を狙った映画なのかね。

    まあ中盤でのマルチ商法の描き方、特にあの母親の演技には迫力がありました

    ただ最期の10分のあの森の中での描き方、何か訳がわからなかったね。いかにも中国の著名監督が描きそうな構図だと思ったね。

    中国でのマルチ商法はあんな感じなのかね、まあ、日本のマルチも同じかな。

    自分としてはジャ・ジャンクーの「長江哀歌」のような静寂で哀愁漂う映画を期待していたのですが、違うね。観客を観ても、シニアな女性も多かったので、そんな期待をしていたのでは、もしかしてマルチの反面教師としての鑑賞かな

    まあ、予告の中国ぽい山水を期待してはダメですね、但し、森の中のカメラワークは秀逸でした。そこは納得。

    観終われば、表参道のとんかつ「まい泉」へ。モルツビールとかつカレーをいただき、ご機嫌になったところで、食べ終われば近くのApple Storeへ。

    何と食べ終わる時刻に、Apple Vision Proの予約が取れたのでね。30分のデモを体験です。周りにお客さんがたくさんいるソファでデモをするので少し恥ずかしいね。

    みんな同じだと思うけれで、デモ最後の「Apple Immersive Video」のコンテンツはすごいね。数が揃えば、すごいことになるね。スポーツも含めてね。ちなみに「Immersive」とは、没入型という意味です。

    映画もこれがあれば、飛行機のエコノミーでも長時間耐えられるね。普及すれば地上波の役割はもうニュースしかないね。

    ただお値段がね、599,800円からです。次の廉価版まで待つのが正解かな、わかりません。

    ジャ・ジャンクーの「長江哀歌」、主演のハン・サンミンには参るよね

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  • 映画「Cloud クラウド」は前半は傑作、転売ヤーも大変なんだね、田舎に住んでも

    映画「Cloud クラウド」は前半は傑作、転売ヤーも大変なんだね、田舎に住んでも

    2024年10月1日(火)

    本日よりいよいよ10月。今年もあと残すは3ケ月、もうラストスパートに入りますね

    そして昨日の週初めはまずは映画から。予告編を劇場で観たときから面白そうだったのでね。

    その映画はこちら。

    • 「Cloud クラウド」

    菅田将暉が主演です。

    黒沢清監督が菅田将暉を主演に迎え、憎悪の連鎖から生まれた集団狂気に狙われる男の恐怖を描いたサスペンススリラー

    町工場で働きながら転売屋として日銭を稼ぐ吉井良介は、転売について教わった高専の先輩・村岡からの儲け話には乗らず、コツコツと転売を続けていた。ある日、吉井は勤務先の工場の社長・滝本から管理職への昇進を打診されるが、断って辞職を決意。郊外の湖畔に事務所兼自宅を借りて、恋人・秋子との新生活をスタートさせる。

    地元の若者・佐野を雇って転売業は軌道に乗り始めるが、そんな矢先、吉井の周囲で不審な出来事が相次ぐように。吉井が自覚のないままばらまいた憎悪の種はネット社会の闇を吸って急成長を遂げ、どす黒い集団狂気へとエスカレート。得体の知れない集団による“狩りゲーム”の標的となった吉井の日常は急激に破壊されていく。

    菅田扮する主人公・吉井の謎多き恋人・秋子を古川琴音、吉井が雇う青年・佐野を奥平大兼、ネットカフェで生活する男・三宅を岡山天音、工場の社長・滝本を荒川良々、吉井を転売業に誘う先輩・村岡を窪田正孝が演じた。

    2024年製作/123分/G/日本

    観ての感想。2/3までは圧倒的に面白かった。残念なのはあの狩りゲームに入ってからの現実感のないところかな、普通あんな銃撃戦ないでしょう

    2/3までの転売屋の実際は興味深かったね。菅田将暉の力の入らない演技も最高

    だけどあのアシスタントの無双感はどうなの、普通ありえないでしょう。あの恋人はどうゆう役割だったんだろう。ただ金目当てだけならば転売屋の恋人は選ばないでしょう。そして、松重をあのチョイ役で配した訳とは

    上記の部分でもう少し現実感があったなら、傑作になったと思うのですが。

    あの終わり方も不思議だよね。結局、佐野くんがキーパーソンということだったの

    見終われば、13時40分。いつものように道玄坂の「喜楽」へ。

    今日は時間も時間だけに、行列なしでカウンター席で。「喜楽」ではビールはなし、何となく二郎系のラーメンにビールは厳禁のような気がしてね

    だけど改めて思ったのは、田舎というか地方でネットビジネスするにしても、狭い社会では警察も含め監視感が半端でないよね、ああ、嫌だね

    モンゴルのウランバートル、小屋同然の証券会社の株が35倍になった、2年後に!

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  • 東京の赤坂、警察は庶民の味方じゃないね、何故、ヤクザを締め上げないの

    東京の赤坂、警察は庶民の味方じゃないね、何故、ヤクザを締め上げないの

    2024年9月30日(月)

    はや9月も最終の週末です。もう明日からは10月です。今年もはやあと3ケ月です。

    週末は恒例のDVD視聴です。今週はこの2本。

    • 「アウトレイジ ビヨンド」
    • 「黒社会 デジタル・リマスター版」

    ご存知、北野 武の代表作「アウトレイジ」の第2部というか続編です。話しはこんな感じ。

    前回の抗争から5年後
    先代亡きあと会長が交代して新体制となり、関東の頂点を極めた暴力団【山王会】は、ついに政治の世界にまで手を伸ばし始めた。
    巨大ヤクザ組織の壊滅を企てる警察組織は、山王会の過剰な勢力拡大に業を煮やしていた。そこで目を付けたのが、関西の雄である【花菱会】だ。
    表向きは友好関係を保っている東西の巨大暴力団の対立を目論み、刑事・片岡(小日向文世)は裏で策略を仕掛けていく。

    そんな中、驚愕の事実が持ち出される。
    なんと前回の抗争中に獄中で死んだはずのヤクザ、大友(ビートたけし)が生きていた!
    突然出所を告げられた大友。明らかに何かを企み、彼を出迎える片岡。
    「俺が死んだって噂流したのはお前か」
    「誰がまたヤクザやるって言ったよ」
    警察が仕掛ける巨大な陰謀と抗争の足音が着々と近づいてくる……。

    そのとき、大友はどう出るのか?

    ▼スタッフ
    監督・脚本・編集:北野 武/音楽:鈴木慶一

    映画としては楽しめたけど、今いち話しにリアルさがないね。大所帯の山王会に北野と中野の2人であんなに簡単に勝てるわけないのに

    アイデアが尽きたのかな、映画史には残らない映画だね。ただ、最後の終わり方は斬新でした。

    次は「黒社会 デジタル・リマスター版」の方です。チョウ・ユンファ主演ということだけで選んだ1本です。

    組織の頂点に立ったことから血で血を洗う抗争に巻き込まれてゆく男の姿を描いた香港ノワール。香港ヤクザの親分が殺された。息子のホーは、アメリカから帰国して、残された子分たちと共に復讐戦を開始するが…。

    主演の「黒社会」。1989年製

    この映画は酷かった。脚本もアクションもあまりにお粗末すぎます。やたら包丁を振り回すのですが、何故か人には当たらない設定。あんなに包丁を振り回せば死人と怪我人の山でしょう。さすがのチョウ・ユンファ主演でも凡作でした。

    そして、自分の身の上にもヤクザの人との揉め事が土曜日にありました。

    東京の繁華街、赤坂の夕方。ヤクザの人が乗っていた車に手が触れたと因縁をつけられて、メトロの駅階段で軽い取っ組み合いに。彼らも頭がいいね、怪我は絶対にさせません。ヤクザは2人組のデブでした。

    警察を呼んで、そのまま終わったのですが、警察官の対応はどうしたものか。一般人に手を出したヤクザを締め上げないといけないのにね。ヤクザも、ドラコレが残っているからな、の主張です。TBSのファミマ周辺は気をつけた方がいいよ

    久しぶりの「男たちの挽歌」を劇場で、やっぱりチョウ・ユンファだよね

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  • ランティモスとエマ・ストーンの映画「憐れみの3章」、エロとグロで天才だよ

    ランティモスとエマ・ストーンの映画「憐れみの3章」、エロとグロで天才だよ

    2024年9月28日(土)

    昨日は金曜日、新しい映画が封切られる日です。1週間前は六本木ヒルズに「スオミの話をしよう」を観に行ったね。

    そして、昨日の金曜日もデジャブのように六本木ヒルズのTOHOシネマズへ。観た映画はこちら。

    • 「憐れみの3章」

    映画はこんな感じ。映画館の予告編で観たときから、ヨルゴス・ランティモスとエマ・ストーンなら絶対観に行かなくてはと思ってね、前作の「哀れなるものたち」は本当にすごい映画だったね。

    「女王陛下のお気に入り」「哀れなるものたち」に続いてヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンがタッグを組み、愛と支配をめぐる3つの物語で構成したアンソロジー。選択肢を奪われながらも自分の人生を取り戻そうと奮闘する男、海難事故から生還したものの別人のようになってしまった妻に恐怖心を抱く警察官、卓越した教祖になることが定められた特別な人物を必死で探す女が繰り広げる3つの奇想天外な物語を、不穏さを漂わせながらもユーモラスに描き出す。

    「哀れなるものたち」にも出演したウィレム・デフォーやマーガレット・クアリーのほか、「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のジェシー・プレモンス、「ザ・ホエール」のホン・チャウ、「女王陛下のお気に入り」のジョー・アルウィンが共演。3つの物語の中で同じキャストがそれぞれ異なる役柄を演じる。

    「ロブスター」「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」でもランティモス監督と組んだエフティミス・フィリップが共同脚本を担当。2024年・第77回カンヌ国際映画祭でプレモンスが男優賞を受賞した。

    2024年製作/165分/R15+/アメリカ・イギリス合作
    原題または英題:Kinds of Kindness

    今回もぶっ飛んだ映画でした。ヨルゴス・ランティモス、あんた変態で天才だよ。エマ・ストーンもね。この変態2人組にジェシー・プレモンスを加えるね。

    こんな訳のわからん映画で、3時間弱楽しませるとは驚愕。監督が何を言いたいかはわかりませんが、エロとグロと真面目をこんな3時間弱の映画に仕立てる力量、半端ありません

    メキシコの監督の3アミーゴスとは別の感性をもった天才です。

    しかし、エマ・ストーン、すごい女優になったね。

    予告編で観た時、ジェシー・プレモンスをマット・デイモンと思ったもんね。この野暮ったさはすごいよ。おすすめの映画です。

    観終われば、ここは六本木。麻布十番のあのラーメン屋に足が向かいます、「新福菜館」ね。

    13時前に到着。本日は東京は雨ということもあり、この時間でも行列なし。不幸中の幸い。まずはビールで映画で火照った体を冷やします。

    冷やす前にラーメンの到着です。チャーシューの持ち帰りもゲットしてご機嫌な金曜日と相成りました。

    「モリコーネ 映画が恋した音楽家」を鑑賞、天才の仕事場を見れるだけでも奇跡のようなことだよ

     



  • 映画「ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー」、あの発言は本心ではないよね

    映画「ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー」、あの発言は本心ではないよね

    2024年9月25日(水)

    3連休明けの昨日は、半袖では寒いぐらいの気候です、急な変わりようにビックリするね。

    3連休明けもまずは劇場で映画を。今日観たのはこちら。

    • 「ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー」

    自分はジョン・ガリアーノというデザイナーについては全く知りませんでした。

    こんな映画です。

    彼の心の中で 何が起こっていたのか

    2011年、ショッキングなニュースが瞬く間に全世界へと流れた。クリスチャン・ディオールのデザイナーとして活躍していたジョン・ガリアーノが逮捕されたのだ。ジョン・ガリアーノは1995年ジバンシィ、1996年クリスチャン・ディオールと、世界的ブランドのデザイナーに次々と抜擢され、ファッション界の至宝と称えられた”ファッション界の革命児”。しかし、絶頂期だった2011年2月、反ユダヤ主義的暴言を吐く動画が拡散、その後有罪となり、ブランドから解雇され、文字通り”すべて”を失くした

    ガリアーノの世紀の転落を描くために、カメラはまずその眩しいほどのサクセスストーリーを追いかける。1984年、ロンドンのセントマーチンズ美術学校での革新的な卒業制作のショーが大評判となり、ガリアーノは一夜でロンドンファッション界の寵児となった。その後、LVMHの会長兼CEOにして”上流階級”の君主ベルナール・アルノーと契約を結び、夢への階段をのぼっていく

    事件から13年たった今、ガリアーノ本人がカメラの前に座り、「洗いざらい話す」と語る、ドキュメンタリー映画が完成した。『ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実』でアカデミー賞®長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したケヴィン・マクドナルド監督が、ジョン・ガリアーノの人間性にも鋭く踏み込む。そして、本作最大のミステリー「彼の暴言の背景には何があったのか?」に斬りこんでいく。年32回のショーを抱え、超人的な仕事量をこなしながら、相次ぐ大切な人の死、さらにアルコール依存症が加速、「ゆっくりと死に向かっていた」と自ら暴露する、その闇とは……。

    監督・プロデューサー:ケヴィン・マクドナルド (『モーリタニアン 黒塗りの記録』)

    はっきり言って、天才と思ったよ。天才と狂気は紙一重。自意識が過剰すぎだと思ったが、途中からは自分がファッションアイコンになっていったんだね

    人物像を見ていて、相当変わっている人物だけど、ヘイトとかの意識はなかったんじゃないの。自分の感想としては、仕事とプレッシャー、薬の依存症との絡みでした軽はずみな発言としか思わなかったが、あくまで自分としてはね。

    まあ、立場と影響力を考えれば、どんな状況でもしてはならない発言だとは思うのですが、特に欧米ね。

    映画としてはモデルの素顔も見れて興味深い映画でした、面白かった。だけど相変わらず、シャーリーズ・セロンはいいね

    終われば、ランチ、ここは有楽町。ならば日本橋のこちらしかないね。

    京都ラーメンの「ますたに」へ。ビールとラーメンをいただき、ご機嫌な一日に。

    松濤美術館「111年目の中原淳一」に感動、自分の人物画の水彩画の師匠だよ、繊細なタッチとセンス

     



  • 映画「碁盤斬り」、刀で碁盤が切れるわけ無いだろう、草薙のやつれ役はいいね

    映画「碁盤斬り」、刀で碁盤が切れるわけ無いだろう、草薙のやつれ役はいいね

    2024年9月24日(火)

    9月の2度目の3連休の最終日です。

    本日も自宅でのんびりです。但し、借りているDVDもないし、本日はamazonかNetflixを視聴です。そんな思案の中、amazonのプライムビデオでこんな新作を見つけたよ。プライム会員は無料です。その映画はこちら。

    • 「碁盤斬り」

    こんな感じの映画です。

    「孤狼の血」「凶悪」の白石和彌監督が初めて時代劇のメガホンをとり、「ミッドナイトスワン」の草彅剛を主演に迎えて描いたヒューマンドラマ古典落語の演目「柳田格之進」を基に、冤罪事件によって娘と引き裂かれた男が武士の誇りをかけて復讐に臨む姿を描く

    身に覚えのない罪をきせられたうえに妻も失い、故郷の彦根藩を追われた浪人の柳田格之進は、娘のお絹とふたり、江戸の貧乏長屋で暮らしていた。実直な格之進は、かねて嗜む囲碁にもその人柄が表れ、嘘偽りない勝負を心がけている。そんなある日、旧知の藩士からかつての冤罪事件の真相を知らされた格之進とお絹は復讐を決意。お絹は仇討ち決行のため、自らが犠牲になる道を選ぶが……。

    草彅扮する格之進の娘・お絹を清原果耶が演じるほか、共演には中川大志、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼ら豪華俳優陣が集結。「凪待ち」「クライマーズ・ハイ」の加藤正人が脚本を手がけた。

    2024年製作/129分/G/日本
    配給:キノフィルムズ

    話しに無理のあるというか違和感がありますが、映画は静謐感があって、後味のよい映画でした。違和感のあるところは、無くなったお金の責任が草薙のところに来るというところが全くもって不明。ここは脚本家の力量不足。

    それと、あの厚い碁盤が刀で切れるわけないであろうということ。

    だけど、草薙剛はよい役者になったねということ。こうゆう貧乏でつましい生活をしている主役はぴったりだよ。役所広司や本木雅弘の品格のある押し出しとは違う役者だましいを感じさせます。最近の劇場の予告編でよく見かける3つ星シェフ役のキムタクとは別次元ですね。もう,キムタクはやめてほしいね。映画関係者ははっきり言って、思考能力のないバカだよね。過激な発言になりましたが、本音です。

    お昼は“まつや”の牛丼のテイクアウト。美味しゅうございました。

    夜はインド料理やのチキンカレーのテイクアウト。こちらも美味しゅうございました。

    不覚にも「いのちの停車場」を見て、涙腺が緩んでしまった自分に情けない。田中 泯は役者をやらしてもすごいね

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  • 映画「スオミの話をしよう」、三谷先生のマジックアワーも終わりなのか、悲し

    映画「スオミの話をしよう」、三谷先生のマジックアワーも終わりなのか、悲し

    2024年9月21日(土)

    日本列島、9月2度目の3連休です。こんなに連休あって、日本大丈夫か?

    本日もまずは映画の話しから。昨日の金曜日は満を持して六本木ヒルズに映画を観に行ったよ。観たのはこちら。

    • 「スオミの話をしよう」

    ご存知、三谷幸喜先生とフジテレビと東宝というゴールデンコンビの映画です。この映画が当たらずして、という映画です。

    まあこんな映画です。

    三谷幸喜が「記憶にございません!」以来5年ぶりに手がけた映画監督・脚本作品。長澤まさみを主演に迎え、突然失踪した女性と、彼女について語り出す5人の男たちを描いたミステリーコメディ

    豪邸に暮らす著名な詩人・寒川の新妻・スオミが行方不明となった。豪邸を訪れた刑事の草野はスオミの元夫で、すぐにでも捜査を開始すべきだと主張するが、寒川は「大ごとにしたくない」と、その提案を拒否する。やがて、スオミを知る男たちが次々と屋敷にやってくる。誰が一番スオミを愛していたのか、誰が一番スオミに愛されていたのか。安否をそっちのけでスオミについて熱く語り合う男たち。しかし、男たちの口から語られるスオミはそれぞれがまったく違う性格の女性で……。

    三谷が脚本を手がけたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では語り部を担当した長澤が、ミステリアスなスオミ役を演じた。スオミを知る5人の男たちは、元夫の刑事・草野役を西島秀俊、現夫の詩人・寒川役を三谷監督作品初出演となる坂東彌十郎、ユーチューバー・十勝役を松坂桃李、庭師・魚山役を遠藤憲一、警察官・宇賀神役を小林隆がそれぞれ担当した。

    2024年製作/114分

    どうなんだろうね。三谷幸喜のマジックアワーは終わったのかな(分かる人には意味わかるよね)。決して悪い映画ではありませんが、笑いを取ろうとするところが明らさまで興ざめするよね。この配役で西島秀俊はよくなかったと思います。警察官が被るところの配役もどうなのかな。

    最大の違和感は、最後のエンドロール前かな。スオミとフィンランドの繋がりはわかるのですが、突然のフィンランドとヘルシンキの賛美にはドン引きしました。ヘルシンキにはこの1年で3度訪問しましたが、そこまで賛美するところではないよね、三谷幸喜さん。

    あの元奥の「かもめ食堂」と何か関係あるの。

    三谷幸喜も時代が読めないのかな、こんなのホイチョイの映画みたいだもん、まあフジだからしょうがないかな

    終われば、今週2回目の麻布十番の「新福菜館」へ

    本日は10名ほどの行列が、13時だから仕方なし。まずはビールで、スオミの話しを。やっぱりビールと黒ラーメン相性いいよね

    手には持ち帰りチャーシューを持って、楽しい3連休になりそうね。

    [新ヘルシンキ旅行記1]11月下旬のヘルシンキはダウン必須、寒いけどイルミネーション綺麗

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  • 映画「エフィ・ブリースト」、結局、監督はこの女性の一生で何を言いたかったんだろう

    映画「エフィ・ブリースト」、結局、監督はこの女性の一生で何を言いたかったんだろう

    2024年9月19日(木)

    本日も午前は渋谷のル・シネマへ文芸大作を観に行きました。その大作とは、

    • 「エフィ・ブリースト」

    “ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー傑作選2024”の一環です。こんな監督だったんですね。

    37年という短い生涯で40本以上もの作品を手がけたドイツの天才監督、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー

    過激に、挑発的に、社会や人間のあり方を描き、その強烈かつ複雑な魅力は、今もフランソワ・オゾンはじめ多くの映画作家に影響を与えているほか、常に議論の的になり、また世界中の映画ファンの心を掴み続けている。

    そんなファスビンダー監督の選りすぐりの傑作3本が、昨年に続き【ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー傑作選2024】と題して上映決定。

    簡単に言うとあの映画「リリー・マルレーン」を作った人ですね。本日の「エフィ・ブリースト」はこんな感じ。

    『エフィ・ブリースト』は19世紀ドイツの作家、テオドール・フォンターネの小説の映像化で、『ベルリン・アレクサンダー広場』と並んで特異な魅力に溢れた文芸作品ながら今回が日本劇場初公開。圧倒的な構図の美しいモノクロ映像によって、社会の抑圧に違和感を抱きながら生きざるを得なかった若い女性の姿が描かれる

    話しはドイツの上流階級階級の娘が結婚、不倫、出産を経て若死にする話しです。自分としては何故、この話しを映像化しないといけないのかよくわかりませんでした。監督としては何か人生訓のような何かを提示したかったのかな

    厳格なキリスト教のカトリックにとっては何か意味があるのか。

    話しの本質は理解できませんでしたが、映像はモノクロながら圧倒的に美しい。部屋を飾る小道具も素晴らしい美しさ。まさに西洋版の小津のような気品さがありますね。

    だけど商業映画としては圧倒的に「リリー・マルレーン」の方がいいよね、分かりやすいしね。

    観終わればランチです。本日は水曜日なのでお馴染みの「喜楽」は定休日です。

    麻布十番の黒ラーメンの「新福菜館」に向かうことにします。到着は13時30分。

    行列はなし、超ラッキーです。そして、昨日は”東京で35.1度、観測史上最も遅い猛暑日に 82年ぶりに記録更新“という日でした。やっぱりビールを飲まないと死んじゃいます。

    ラーメン(並)を注文します。黒チャーハンはなしです。

    暑い一日でしたが、良い日となりました。

    「花様年華」は香港映画の超傑作、ウォン・カーウァイの才能に最敬礼、小津だね

     



  • 韓国映画「シュリ」4Kリマスターは名作、やっぱり脚本がしっかりしているよ

    韓国映画「シュリ」4Kリマスターは名作、やっぱり脚本がしっかりしているよ

    2024年9月18日(水)

    3連休明けの火曜日もまずは映画です。

    本日、渋谷のテアトルシルマに観に行ったのはこちらの韓国映画の名作です。

    • 「シュリ」

    1999年2月13日韓国で公開され、『タイタニック』の記録を破る621万人を動員しての大ヒット。翌年、日本でも公開されるや「韓国映画はハリウッドを越えているのか――」という驚きと共に、列島沸騰の社会現象を巻き起こした。 この伝説の作品はしかし、以降劇場上映・配信などがなされず<幻の傑作>となっていた。

    あれから25年、再上映の熱い声に応えようと、粘り強い交渉を重ねてきたカン・ジェギュ監督の努力が実を結び、映画公開から25周年のアニバーサリーイヤーに、『シュリ デジタルリマスター』として4Kデジタルで鮮やかに蘇る。 「映画の世界地図を書き換えた奇跡の1作」「韓流の始祖」など語りつがれてきながら、<幻の傑作>となってきた本作が4Kデジタルでクリアにリマスターされたことで、南北に横たわる悲しみと、平穏な日常に輝く愛のコントラストが一層際立ち、ラストの圧倒的衝撃はより深く胸を震わす

    また、ハン・ソッキュをはじめ、当時まだ駆け出しだった、ソン・ガンホ、チェ・ミンシクなど、その後 韓国エンタメの柱となる錚々たるキャストの競演は、今観てより熱い。

    自分は観たことないと思っていましたが、最初のシーンを観て数年前にDVDで観たことを思い出しました。2回目です。とうとう自分、ぼけたのかな。だけど大画面での「シュリ」、楽しめたよ

    話しはこんな感じ。

    ユ・ジュンウォン(ハン・ソッキュ)とイ・ジャンギル(ソン・ガンホ)。犯人と目される北朝鮮の女性工作員を追跡するふたりは、強力な破壊力を持つ液体爆弾を用いてのテロの脅威を知る。ターゲットは南北両首脳―。

    やっぱり、脚本がよく練られていると思いました。ストーリーは面白いものね。だけど、北朝鮮の「祖国統一万歳」にはドン引きするね。あの高速道路上での兵器を奪われるシーンは安易すぎないかね。それと秘密情報局のオフィスに水槽などのわけのわからないものは普通置かないよね。

    今回少し残念だったのは、4Kリマスターだったので、キム・ユンジンの肌の粗さが目立ったところかな(変な感想失礼しました)

    だけど、確かにこの映画ぐらいから韓国映画は日本映画を凌駕するようになったんだろうね。黒澤と小津が泣くよね。だけど、やっぱりキム・ユンジンだよね

    終われば10日ぶりに道玄坂の「喜楽」さんへ。12時過ぎなのに3名ほどの列、ラッキー。

    今日も渾身の“チャーシュー麺”(1,000円)をいただきました。

    ビールのないランチ、健康的でいいね。ご馳走様でした。

    韓国映画「このろくでもない世界で」はタイトルとおりの映画だよ、タイトルが秀逸すぎ

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  • 「おつな寿司」で日本プロ野球の至宝とお並びカウンター、運動の大切さを力節し赤面

    「おつな寿司」で日本プロ野球の至宝とお並びカウンター、運動の大切さを力節し赤面

    2024年9月16日(月)

    世の中は3連休の真っ只中です。まあ自分たちには関係ありませんが。いつもと同じように過ごします。自宅で土日にDVDを1本づつ。

    • 「暗殺の詩/知りすぎた男どもは、抹殺せよ」
    • 「ザ・ガーディアンズ 報復」

    まずはこちらのロベール・アンリコ監督の「暗殺の詩」からです。話しはこんな感じ。

    ある国家機密を知ったデビッド(ジャン=ルイ・トランティニャン)は、保安機関に追われる中、山村に暮らすトマス(フィリップ・ノワレ)と妻のジュリア(マルレーヌ・ジョベール)に助けられる。
    夫婦はデビッドが無実であることを知り、彼の逃走に加担する。国境を越え、三人を乗せた車は走る、が…。

    監督:ロベール・アンリコ
    ●脚本:パスカル・ジャルダン
    音楽:エンニオ・モリコーネ
    出演:ジャン=ルイ・トランティニャン/マルレーヌ・ジョベール/フィリップ・ノワレ

    製作国:フランス、102分、1973年

    ロベール・アンリコの観ていない作品を探していたら、こちらを見つけたのでね。だけど観ている時に気づいたのですが、数年前に観たね、ボケたのかな。ロベール・アンリコと言えば、やっぱり「冒険者たち」。

    こちらの「暗殺の詩」もサスペンスフルで興味深い映画です。

    だけどどうしてフランスはデブ系の名優が多いのかね フィリップ・ノワレしか、ドパルデューしかり。やっぱり音楽にモリコーネの名前があると、その映画の品格が上がるね。

    「ザ・ガーディアンズ 報復」はオルガ・キュリレンコとハーヴェイ・カイテル狙いです。

    話しはこんな感じ。

    オルガ・キュリレンコとハーヴェイ・カイテルが初共演したアクション。ある日突然、闇組織に娘を誘拐されてしまったシングルマザーのカリーナ。同じ犯人により息子を人質に取られたインターポールの汚職検察官と協力し、子どもたちの奪還を試みるが…。

    イタリアの都市、バーリで展開する話しですが、あまりにも都合の良いアクション映画かな。オルガ・キュリレンコにはもっと上質なお金のかかった映画に出て欲しいな。

    そして土曜日は六本木の「おつな寿司」へ。19時に2名で訪問です。

    我々は一番奥カウンターです。まずは黒ラヘルの瓶ビールです。今日のつまみは、“煮貝”と“煮魚”です。このつまみは軽くていいね。

    今日の握りです。まずは前半戦。

    • ひらめ
    • いか
    • あじ
    • 赤身まぐろ

    ここで、茶碗蒸しで仲入りです。後半戦です。

    • 大きな海老
    • 大トロ
    • たまご
    • 鉄火巻
    • おつな名物“いなり寿司”
    • あなご

    そして今日の白眉の話しは、自分たちのお隣の2人組です。軽いお話しもしながら歓談します。

    その2人組はもう食べ終わり、30分ほどて帰られたのです そして、大将が言うにはあの人〇〇さんだよと。これには驚愕しました。日本人なら誰でも知ているあの人です。 プロ野球界の至宝。連れはその方に運動の大切さを力説していました。人生最大の赤面事件です。

    ご馳走様でした。

    モリコーネ大先生の最新刊の大著、「あの音を求めて モリコーネ、音楽・映画・人生を語る」を読破、タイトルからしびれるね

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  • 久しぶりの「男たちの挽歌」を劇場で、やっぱりチョウ・ユンファだよね

    久しぶりの「男たちの挽歌」を劇場で、やっぱりチョウ・ユンファだよね

    2024年9月14日(土)

    本日もまずは映画のお話しから。昨日は「午前十時の映画祭」の新しいラインナップが更新されました。いよいよ待ちに待ったこの映画なので、初日に伺います。三谷幸喜と長澤まさみの「スオミの話をしよう」も封切られますが、ここはこちらでしょう。

    世界のチョウ・ユンファにはこの2人が束になっても敵わないと思います、キッパリ。

    観たのはこちら。

    • 「男たちの挽歌」

    映画をざっくり言うとこんな映画です、釈迦に説法か?

    「香港ノワール」の原点にして代表作。ヒットメーカー、ツイ・ハークのプロデュースの下、ジョン・ウー監督は、熱き男たちの友情、裏切りと復讐のドラマを激烈な銃撃戦を交えて描き、世界中で一大ブームを巻き起こした。

    香港電影金像奨では作品賞と、あまりの男前ぶりに「亜州影帝」と讃えられたチョウ・ユンファの主演男優賞を受賞

    そして話しはこんな単純な話しです

    ホー(ティ・ロン)と相棒のマーク(チョウ・ユンファ)は、紙幣偽造組織の幹部。ホーには警察官を目指す弟キット(レスリー・チャン)がいたが、闘病中の父親に諭され、弟のために足を洗おうと決意する。最後の仕事としてホーは台湾に赴くが、取引は失敗し逮捕されてしまう。3年後、出所したホーは香港に戻るが、今や刑事となり、兄の真の姿を知ったキットの怒りは激しく、絶縁を言い渡されてしまう。兄は弟と和解するため堅気になるが

    この映画お劇場の大きな画面で見るのは初めてです。4kリマスター版と言えども映像はあまりキレイではないね、そこが少し残念かな。ちなみに製作は1986年

    話しもこんな話しだったかという感じでした。まあ、忘れているので、また楽しめるという喜びもあります。

    だけどチョウ・ユンファのあの魅力だけは変わらないね、何とも言えないスーパースターですね。

    ちなみに、原題: 英雄本色 英語題: A Better Tomorrow です。

    日本題の「男たちの挽歌」が一番カッコ良いかな。

    ちなみに“挽歌”とはこんな意味なんですね。自分は初めて知りました。

    葬送のとき、柩ひつぎを載せた車をひく人たちがうたう歌。また、人の死を悼んで作る詩歌。哀悼歌。

    まあ、今回は「花様年華」と違って、劇場での2度観はないかな。

    観終われば、ここは日本橋です。やっぱり「ますたに」ラーメンしかないでしょう。3連休前の至福の一杯です。

    お新香をつまみにビール、締めはラーメン。

    今日も良い1日でした。

    「サタデー・フィクション」のコン・リー様の降臨には参ったね、超スタイリッシュ

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