カテゴリー: 絵画

  • 大人の鉛筆入れにはこのケースだよね、伊東屋のツールケース FLAT

    大人の鉛筆入れにはこのケースだよね、伊東屋のツールケース FLAT

    本日は、大人が持っても恥ずかしくない鉛筆ケースのお話しです。

    革で丸めて使うペンケースはいくつも保有しているのですが、こちらは専らボールペーンや万年筆に合うのですね。鉛筆や色鉛筆を入れるにはどうしても不釣り合いなのです。

    だけど、今更学生時代の鉛筆ケースを持つのも粗野なんだな。大人が持ってもはずかしくない鉛筆ケースが欲しくなったのです。

    その理由に、絵画の勉強をしているのですが、パステル鉛筆で作品を描く必要が出てきたのです。パステル鉛筆は芯がもろいため、あのアルミケースのように並べて収納したいのです。

    この欲求、すなわち“大人が持っても恥ずかしくない鉛筆入れ”は自分的にはこれしかないと思っていたのです。

    • 伊東屋 ツールケース FLAT 4,840円(税込)

    パステル鉛筆を入れるためだけに、簡単に買える金額ではないな。2日間考えたのです。銀座の伊東屋に行って、現物も確認しました。

    出した結論は、これは買うしかないな、しかも限定カラーのレッドをね

    前フリは長くなりましたが、こんな商品です。

     

    商品の特徴

    文房具を大切に運ぶケースです。 紐綴じ封筒をモチーフにデザインされたこのカタチに、普段使いの道具も大切に持ち運んでほしい、という想いをのせました。

    くっきり直線を描く、カチッと四角い形が特徴。外装には均一に色づけられた赤が美しいリサイクルレザーを、内装にはやわらかな起毛素材を用い、1辺1辺はすっきり美しく、そして柔軟さを残しつつ崩れないよう仕立てられています。直線的なものが多い文房具をゆるやかに整頓しながら無駄なく収められるため、文房具をスマートに持ち運べます。

    平たい形状のFLATは、色鉛筆の12本缶をモデルにつくられた、どこか懐かしさを覚えるサイズ。色鉛筆12本がずらっと並ぶほか、三角定規や分度器、テンプレートのような製図用品、スリムノートなど、平たくて幅のようものを収めるのに便利です。

    • *レッドは伊東屋限定カラーです。
    • 【サイズ】
    • 外寸:W106xH190xD13mm
    • 内寸:W96xH180xD8.5mm

    そして、商品を確認すると、限定カラーのレッドが残り少なくなっていたので、これはポチッと購入するしかないと、後ろを押してくれたのです。

    だけど、送料無料にはもう少し届きません。こんな感じで“サクラクレパスのアーチ消しゴム100(RAF100)の消しゴムカバーも一緒に購入したんだよね。もちろんケイゴムカバーの色はレッドだよ。

    購入してからの想い、決して後悔はしていません。

    やっぱり、大人なんだもの。これぐらいの鉛筆入れを持ちたいね。

    困ったときの伊東屋さん、モレスキンA6用のペンケースはこれ、成田空港にもあるね



  • 東京都美術館の「マティス展」に行ったよ、やっぱりドローイングの天才だよね

    東京都美術館の「マティス展」に行ったよ、やっぱりドローイングの天才だよね

    本日は一転して美術のお話しを。

    現在、上野の東京都博物館で絶賛開催中の「マティス展」のことなのです。開催期間は、

    • 2023年4月27日(木)~ 8月20日(日)
    • 休室日: 月曜日

    今回の「マティス展」のみどころは、こんなところのようです。

    1. 約20年ぶりの開催! 20世紀芸術の巨匠アンリ・マティスの大回顧展
    2. 世界最大規模のマティスコレクションを誇るパリ、 ポンピドゥー・センターから名品約150点を紹介
    3. “フォーヴィスム”の夜明け、 マティス初期の傑作《豪奢、静寂、逸楽》日本初公開

    自分としては是非とも必ず行きたい美術展なのですが、問題はいつ行くかということです。実は4ケ月ほど前に、同じ東京都美術館で開催された「エゴン・シーレ展」に行ったときは、その大混雑状況にうんざりしたのでした。

    今回はエゴン・シーレよりも著名なマティスです。どんな混雑状況が恐れをなしていたのです。GWも終わり、少し世の中が落ち着いてきたところでそろそろと思ったのでした。

    この「マティス展」の入場料は大人 2,200円と少しお高めです。スケベエ心を出して、新橋のチケットやさんをのぞいてみます。販売しているところも少々ありましたが、この招待券の店頭価格は2,100円でした。

    100円の違いなら、公式サイトで購入した方がいいねと思った次第です。

    ちなみに、1時間間隔でチケットの予約販売をしていますね。

    そして、いよいよ雨模様の数日前の水曜日の朝に展覧会に行こうと決めたのです。

    当日の朝、12時 – 13時の枠でチケットを購入です。ちなみに混雑状況は○の状態でした。

    ただ、その前の午前の時間帯は軒並み△でした。

    そして、いよいよ訪問です。混雑状況ですか?エゴン・シーレの時とは大違いで人は多めですが、比較的ゆったり観れたよ

    本題に入ります。全体としてはまずは必見の展覧会ですね。マティスのドローイングのうまさには舌を巻いたね。マティスて時代ごとに作風がかなり変わっていくのね。初期の傑作「豪奢、静寂、逸楽」から最終期の切り絵まで年代順に堪能ですます。

    「豪奢、静寂、逸楽」は大きい絵で、どうしてこの描き方をある程度続けなかったのかな。だけど、この絵は見応えあるね。若い時にこんな絵を書いたら、その後どうするのかな。

    ピカソぽいキュビズム的な絵の展示もあります。

    後期に書かれた「赤の大きな室内」は、これぞマティスだという色使いでいいね。

    そして、最終期に書かれた「オレンジのあるヌード」は自分にも自信を持たせてくれる絵画でした。これなら俺にも描けるとね。だけど、この艶めかしいドローイングの線、難しいんだろうね。

    そして、最後のグッズショップです。今回は自宅のお荷物となると知りながら、今回の展覧会の画集を購入しました。3,300円なりです。

    マティス展に行って、自分の絵画にも自信が付きました。俺もマティスのようなドローイングで絵を描くぞ、と誓ったのでした。(あなた、だいそれたことを言うのね)

    冗談はさておき、このマティス展は非常におすすめです。当たり前か。そして、同じく汐留のパナソニック美術館の「ルオー展」もおおすめですよ。マティスの絵も何枚かあります。それも傑作がね。

    「アーティゾン美術館」でピカソの「腕を組んですわるサルタンバンク」を堪能





  • 大人のペンキャップはこの本革製で決まり、消しゴムもカスのでない“練りゴム”だよ

    大人のペンキャップはこの本革製で決まり、消しゴムもカスのでない“練りゴム”だよ

    本日は文房具フェチにはたまらない本当に小さい実用品を紹介したいと思います。

    自分はここ1年以上、毎週のお昼に2時間の絵画教室に通っているのです。これが唯一のルーティーンといえばそうなのですが。

    絵画を習う上で一番の基本中の基本は鉛筆でのドローイングにあります。こんなに毎週、鉛筆を使うのはおそらく小学校以来のことではないかと思うのです。

    筆箱に鉛筆を入れて持っていくには、いわゆるペンキャップが必要なのです。そして、いいシニアなので、安直なアルミのペンキャップなどはもってのほかなのです。

    鉛筆用のペンキャップで自分がここ1年で3回もリピート購入した逸品があるのです。革製のペンキャップで5個入り(色はいろんな色からの組み合わせが自由です)で1,000円というリーズナブルなものです。

    • 本革製 ペンキャップ 5個セット 鉛筆キャップ えんぴつ キャップ 文具 レザー 革 牛革

    釈迦に説法ですが、ペンキャップの効用としては、

    • 鉛筆の芯先の保護
    • 鉛筆の転がり防止
    • 筆箱の汚れ防止

    自分の筆箱は現在、英国スマイソン製の筆箱を利用しているので、このキャップをすることで“筆箱の汚れ防止”が一番大事なのです。本来は万年筆などを入れたいのですが、こればっかりはしかたありません。

    こんな理由でこの5個セットを3度リピート購入したのです。計15個購入したことになります。

    やっぱりいい年ですので、ペンキャップも革製のかっこいいものを持ちたいですものね。

     

    続いての究極の小物は消しゴムです。

    前述の絵画教室つながりですが、鉛筆でドローイングする際の必需品はいわゆる消しゴムなのです。これは絵画教室でこの消しゴムを使えと言われたのが、いわゆる“練り消しゴム”といわれるものです。絵画教室であてがわれたものはこれです。

    • ホルベイン 消しゴム デッサン用 練りゴム NO.5 (大)

    この練り消しゴムを利用すると、何がよいかと言うと、いわゆる“消しゴムのカス”がでないのです。こんなの人生で初めて知ったよ、お兄さん。

    だけで鉛筆の文字などを消していくと、少しづつ黒くなっていくのね。自分はまだ廃棄したことがないのですが、どこまで消しゴムとして利用できるのか楽しみです。

    おそらく消しが弱くなったら、ご臨終なのかな。これ子供の学習用にも利用できると思うのですが、どうして利用しないのかなという逸品です。

    絵を描く人だけに使わせるのは実にもったいないと思うのですが。

    最後は消しゴムつながりでもう逸品を紹介。

    「消しゴム」のメルセデス・ベンツなのです。こいつ、とうとう頭がおかしくなったと思われた方も多いと思います。実はあの伊東屋で

    • 「アーチ消しゴム100専用の本革の消しゴムカバー」

    という恐ろしいものを見つけたのでした。消しゴムをつつむ本革カバーなのです。それも“アーチ消しゴム100専用”なのです。商品名は、

    • Itoya Kids 消しゴムカバー 価格: 770円(税込) 全5色

    これは伊東屋でたけしか手に入れない逸品だよ。自分は当然、発見したとたんにすぐにゲットしました。売り切れ必死とおもったのです。おまえバカか?

    だけど、広告のコピーライターや建築家は持っていそうだな。(妄想か)

    本日は本当に小さいお話しでした。だけど実用品だよ。失礼しました。

    伊東屋で「アーチ消しゴム100専用の本革の消しゴムカバー」を発見、水彩パレットの色汚れがとれるよ、まいったね



  • 「アーティゾン美術館」でピカソの「腕を組んですわるサルタンバンク」を堪能

    「アーティゾン美術館」でピカソの「腕を組んですわるサルタンバンク」を堪能

    2023年GW明けは、本当は上野の東京都美術館で現在絶賛開催されている「マティス展」に行こうか考えたのですが、さすがにGW明けシニアが大挙して来館するであろうと予測してその混雑さを思うにつれ、急遽、転身することにしたのでした。

    転身先は京橋にある「アーティゾン美術館」です。(旧名はブリヂストン美術館でブリジストンの創業者の石橋家のコレクションですね)

    鑑賞したかった作品は、ピカソの「腕を組んですわるサルタンバンク」なのです。この作品、ピアニストの故ホロヴィッツの自宅に飾られていたという名画なのですね。

    平日は火曜日のお昼です。ネットから予約して訪問です。12時から13時30分の部です。

    入場料は1,200円という超リーズナブルな価格設定です。

    収蔵している作品にはあまり期待せずに訪問したのでしたが。

    鑑賞後の感想です。そのコレクションの充実度には度肝を抜かれました。この入場料で見れて本当によいの?レベルです。

    ピカソ・モネ・マティス・ルソー・ゴーギャン・セザンヌ・クレー・黒田清輝等々です。そして、何よりよいのはこんな名画をあまり人がいない中をじっくり堪能できるのです。混雑とは無縁でした。2月前の東京都美術館のエゴンシーレ展の混雑には辟易した後だったので。

    そして、ありましたピカソの「腕を組んですわるサルタンバンク」。ちなみにサルタンバンクとはこんな人のことを言うのね。自分は知りませんでした。

    サルタンバンクとは大道芸人のこと。イタリア語の「サルターレ・イン・バンク(椅子の上で飛び跳ねる人)」を語源とし、古くからフランスで使われてきた言葉です。彼らは、縁日などを渡り歩いて即興の芸を見せていました。

    生活が比較的安定しているサーカスのピエロなどと異なり、少人数で各地を放浪するのが特徴

    ちなみに絵画の横の書かれていた解説文です。

    20世紀を代表するピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツ(1904-1989)は、1904年、ロシア帝国の領土の一部であったキエフ(現在のウクライナの首都キーウのロシア語名)に生まれ、若くしてヨーロッパ各地で演奏活動を行い、名演奏家として注目されました。1928年にはアメリカでもデビューを果たし、1933年にイタリアの指揮者トスカニーニ(1867-1957)の娘と結婚。1972年にアメリカの市民権を取得し、1944年にはニューヨークの東94丁目に白い石造りの5階建ての自宅を購入しました。

    「腕を組んですわるサルタンバンク」は、1940年代後半から70年までにニューヨークの自宅に飾られていたことが知られるホロヴィッツの旧蔵品です。ヨーロッパ各地そして日本にも演奏旅行したホロヴィッツと、町から町を渡り歩くサルタンバンクの存在を重ねてみることもできるでしょうか。ホロヴィッツのレコードジャケットには、しばしばこの作品と同じようなポーズで足を組んで椅子に座るポートレイト写真が用いられています

    非常に興味深い解説です。ピカソとホロヴィッツ、どこで接点があったのかな。この作品が自宅に飾られているのもすごい話しです。レコードジャケットにもこんな裏話があるのね。知りませんでした。

    マティスの「青い胴着の女」も魅力的な絵です。マチスも数点ほどすばらしい絵が飾られています。アンリ・ルソーはいつ見てもすぐにルソーとわかるね。やっぱり天才はすごいね。

    とにかくこれだけの収蔵品を1,200円で鑑賞できる「アーティゾン美術館」は恐るべしです。

    グッズコーナーも大変充実しているので、おみやげにもおすすめです。





  • 東京都美術館で絶賛開催中の「エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」、肉体の描き方が天才

    東京都美術館で絶賛開催中の「エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」、肉体の描き方が天才

    昨日は現在、上野の東京都美術館で絶賛開催中の「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」の鑑賞に雨の中ですが、出かけたのでした。

    電車でものの20分ぐらいのところにいるのに、上野に行くのは20年ぶりかな。なかなか足が向かない地なんだな、自分的には。

    よって上野公園の桜並木を見るのも初めてなのです。路上での宴会は禁止なのですね。とにかく、外人の人の多さにびっくりです。巷言われていますが、日本の一番のキラーコンテンツはチェリーブロッサムなのではないでしょうか。東京都心の高級ホテルのホテル代金が一番高騰するのはこの季節なのですね。

    今日の本題の「エゴン・シーレ展」です。この東京都美術館は初めて訪れましたが、上野動物園のすぐ横にあるのですね。そして、平日のこの雨のお昼時間なのに、美術館の中の人の多さに二度びっくりです。桜鑑賞以上に美術館の人の方が多いくらいです。

    この間の佐伯祐三展でも感じましたが、日本人はいつからこんなに絵画好きになったんだろう。あまり有名でもない絵の前で多くの人がじっと鑑賞しているのです。

    鑑賞は事前予約制で一般2,200円なりです。予約に空きがあれば当日でも窓口に行けば入場できるようです。

    肝心のエゴン・シーレです。自分はこの人をこの展覧会で初めて知りました。1890年生まれで28歳で亡くなるという短命だったのね。

    世紀末を経て芸術の爛熟期を迎えたウィーンで活躍した画家。わずか28年という短い生涯の間に鮮烈な表現主義的作品を残し、美術の歴史に名を刻んだ

    シーレの絵の中で一番有名なのは(この展覧会でもポスターになっている)、「ほおずきの実のある自画像」だと思いますが、この絵は本当に小さいのね。独特の構図と絵模様でインパクトのある作品です。
    その他の作品では印象深い作品とそうでもない作品が混在しているね。人間の肉体を描いた絵が独創的ですばらしいですね。特に、筋肉の描き方がすばらしいと思った。ミケランジェロの彫刻の絵みたいだね。
    特に、この人の描く手には特徴があります。特に指だね。関節と関節が長くて、指が長いのね、力感があります。こんな構図で人間を描ければね。
    風景がもありますが、こちらは平凡かな(天才に失礼かな)
     
    この展覧会はエゴン・シーレ以外にもクリムトの小品なでもあったりします。
    人が多すぎるという点を除けば満足感の高い展覧会だったね。
    そして最後に、この展覧会の画集は分厚い画集で3,500円でした。また家のこやしになるといけないので、購入は控えましたが。
    この展覧会は4月9日(日)までですので、興味のある方はお早めにね。
     

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  • 東京ステーションギャラリーで開催中の佐伯祐三展に行ったよ、驚いたのは絵よりその人出の多さ、シニアは絵画がブームなのかね

    東京ステーションギャラリーで開催中の佐伯祐三展に行ったよ、驚いたのは絵よりその人出の多さ、シニアは絵画がブームなのかね

    今日は絵画展のお話しです。自分も小学校以来、お絵書きから離れていたのですが、現在絵画の教室に毎週行っているので、絵の勉強の一貫として絵画展に足を運ぶことも多いのです。

    そして、先日伺ったのが「佐伯祐三~自画像としての風景」at 東京ステーションギャラリーです。この東京ステーションギャラリーには初めて伺ったのですが、東京駅の中にあるのね。ビックリしました。東京駅の丸の内側だね。会場は東京駅の古いレンガ造りで非常に趣のある会場です。

    自分はこの佐伯祐三という画家は初めて知ったのです。こんな感じの人なのね。

    街に生きた伝説の洋画家 佐伯祐三

    およそ100年前、「大阪」「東京」「パリ」の3つの街に生き、短くも鮮烈な生涯を終えた画家、佐伯祐三(1898-1928)。1924年に初めてパリに渡ってからわずか4年余りの本格的画業の中で、都市の風景を題材とする独自の様式に達しました。特に、一時帰国を挟んだ後の2回目の滞仏期に到達した、繊細で踊るような線描による一連のパリ風景は、画家の代名詞とされ、その比類ない個性は今でも多くの人を魅了し続けています。私たちは、佐伯の絵画に向き合う時、風景に対峙する画家の眼、筆を走らせる画家の身体を強く想起させられます。そして、描かれた街並の中に、画家の内面や深い精神性を感じ取ります。それゆえ作品はしばしば、画家自身を映したもの―自画像にたとえられます。

    本展では、佐伯が描いた「大阪」「東京」「パリ」の3つの街に注目し、画家が自らの表現を獲得する過程に迫ります。最大級の質と量を誇る大阪中之島美術館の佐伯祐三コレクションを中心に、画家の代表作が一堂に集結。展覧会初出品となる作品も出展されます。15年ぶりの回顧展となる本展は、佐伯芸術の魅力を再発見する機会となることでしょう。

    この絵画展では膨大な数の絵が出品されています。パリと日本の風景の絵が多いのですが、断然パリの風景の方がいいね。東京の新宿(彼が暮らしていたあたり)界隈の絵はとにかく風景に趣がないね。自分としてはパリの絵の中で気に入ったのも数枚ありました。

    ポスターなどに取り上げられているこの「郵便配達夫」もあったよ。

    驚いたのは絵画そのものより、その人の多さです。平日のお昼に伺ったのですが、展示室は多くのシニアで一杯なのです。ルーブルより人が多いよ。この佐伯祐三という人が有名なのか(繰り返しますが、自分は今まで知らなかった)、日本のシニア層で絵画鑑賞が爆発的に多くなっているか、度肝を抜く人の多さでした。展示室は芋の子を洗うように、大混雑です。

    ビックリするね、日本のシニア。それともすることがないので、大挙して押し寄せているのかな。

    ちなみに東京は4月2日までです。興味がある方はお早めに。

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  • コクヨさん、あなたは偉い!折り畳めて、広めの傾斜台(角度12度)を発売、勉強用に開発したとは、やっぱり文具のキングだよ

    コクヨさん、あなたは偉い!折り畳めて、広めの傾斜台(角度12度)を発売、勉強用に開発したとは、やっぱり文具のキングだよ

    本日は非常にニッチな文房具というか、そんなもののお話しなのです。まさに欲しい時にないんだな、これが。センスのいいものがね。

    その商品とはデスクやテーブルの上における傾斜台なのです。自分が欲しい理由は、絵画を習っており、水彩画の勉強をしているのですが、少し斜めになった大きめで、かつ、仰々しくないいわゆる世間で言う“書見台”が欲しかったのです。

    だけど、ほしい時にセンスのいいものがないんだな、これが。

    そんな時です。数日前にあの文房具のキングのコクヨからメールが届いたのでした。題して、“勉強する時の身体への負担を軽減する「傾斜台」を、中高生サポーターの皆さんと一緒に作りました(当店限定商品)”というものです。差し出しは、「コクヨ公式ステーショナリーオンラインショップ」です。

    このサイトに登録したのは、確かあの名作文具キットのテームデミを発見した時に登録したのだと思うのです。

    そして、この商品を見て、すぐに自分の琴線に触れたのです。これこそ、自分が探していたものではないですか。

    こんな説明文です。

    <コクヨのイチオシ>

    四万十ヒノキの傾斜台・四万十ヒノキの折りたためる傾斜台 ~勉強ツールクチコミアプリmeeket!オリジナル商品~

    机に向かって長時間作業をすることで、肩が凝ったり、姿勢が悪くなって背中や腰が痛くなったりしたことはありませんか

    ノートパソコンで仕事をしている人の中には、結構な確率で悩まされている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

    実はその悩み、教科書とノートと参考書を使って長時間机に向かう中高生も同じです。

    最近、勉強系Youtuberさんの発信などもあって、机の上に傾斜が付いた台を置くことで、身体への負担が減って、集中力も途切れない、と話題になっています。

    身体への負担を軽く、かつ、モノが落ちない絶妙な角度

    今回、販売を開始した「四万十ヒノキの傾斜台」「四万十ヒノキの折りたためる傾斜台」の傾斜角度はともに12度

    身体への負担を軽くし、なおかつ、重たい参考書やタブレット端末を置いてもずり落ちてこないように考えて作られています。

    また、台の手前につけたストッパーも、その太さや長さなどが、ノートを書くときに邪魔にならないように、細かく調整を重ねています。

    材料は香り豊かなヒノキの間伐材

    この商品、デスクの上にこの傾斜台をおき、ノートパソコンと資料を置いても十分に威力を発揮しそうです。もちろん、自分の用途、水彩画を描くにも理想的です。

    但し、お値段は少しお高めですね。半分に折り畳めるタイプは16,500円(税込)、折りたたまないタイプは15,000円です。

    自分ですか、はい、なくなる前にすぐにポチりました。送料も無料なのがいいね。

    コクヨさん、あなたは偉い、これ売れるよ。



  • [ビバ・メヒコ旅行記14]メキシコシティ行ったら、「バスコンセロス図書館」と「ディエゴ・リベラ壁画館」は行くべし、圧倒的だよ!

    [ビバ・メヒコ旅行記14]メキシコシティ行ったら、「バスコンセロス図書館」と「ディエゴ・リベラ壁画館」は行くべし、圧倒的だよ!

    本日はメキシコシティの観光についての雑記を書いてみたいと思います。

    まず一つ目。

    一大ターミナルのブエナビスタ駅(Buenavista)近くのホリディ・インに泊まった偶然もあって、駅から徒歩1分にある、建築マニア必見という「バスコンセロス図書館」に行ってみたのです。この図書館はこんな紹介がされています。

    8階建ての吹き抜けの館内に、スチール製の書棚群がシンメトリックに浮かんでいる市立図書館。入館時に手荷物を預ければ、旅行者も無料で閲覧できる。メキシコの雑誌や写真集などを眺めて過ごす時間も思い出深い体験だ。

    行ってみた感想です。ここはSFチックですごいです。美意識だけで作った図書館です。SF映画の舞台になってもいいぐらいの、近未来的です。一歩外に出れば喧騒の屋台売り、この図書館との対比がシュールです。とにかくこの建築家、とてつもないものを造ったものです。

    本の利用者からすれば、書棚かな本を取り出すのに疲れそうだな。突然こんなものを作るメキシコ、何を考えているのかな。一見をおすすめします。

    2つ目です。

    巨匠リベラの代表作が圧巻という「ディエゴ・リベラ壁画館」です。アラメダ公園の西の外れにあり、メトロはHidalgo駅が近いです。ディエゴ・リベラは御存知フリーダ・カーロの旦那ですね。(みんな知っているか)

    リベラが研究開発した可動式壁画で、晩年の傑作「アラメダ公園の日曜の午後の夢」を永久保存するために建てられた壁画館

    壁画は当初、ホテル・デル・プラザに展示されていたが、1985年の大地震で倒壊したため、大型クレーン車を使って移動した。

    当初壁画の中に「神は存在しない」とリベラが書き、そのおかげで大論争になったいわくつきの壁画。

    メキシコの近・現代の著名人が公園を揃って散歩している群像画であり、リベラ自身、少年となってフリーダ・カーロ夫人の前に描かれている

    この壁画は圧倒的でした。大変大きな絵です。自分が超驚いたのがこの美術館、この1枚の壁画のみなのです。これには度肝を抜かれました。そして、この1枚を見る価値があるのです。すばらしい壁画です。リベラ渾身の大作だな。この絵の詳細な説明を聞くだけで、当時のメキシコの人間関係、歴史模様がわかるようです。

    こんな壁画を見たのは人生初めてです。メキシコシティを訪れたなら必見です。

    あとは近代美術館(Museo de Arte Moderno)とルフィーノ・タマヨ博物館に行ったのですが、お目当ての絵がなくて残念でした。

    だけど、近代美術館で見た全く知らない画家、Daniel Lezamaという人の個展はすごかったな。メキシコの土着に伝わる迫力のある剥き出しの絵画で好き嫌いは別にして迫力のあるものでした。

    [ビバ・メヒコ旅行記15]メキシコのお土産と言えばこれだね。やっぱりミル・マスカラスの覆面で決まり



  • [ビバ・メヒコ旅行記10]メキシコシティの「国立人類博物館」は超絶絶倒のすごさだった。この感動はルクソール以来。行くべし

    [ビバ・メヒコ旅行記10]メキシコシティの「国立人類博物館」は超絶絶倒のすごさだった。この感動はルクソール以来。行くべし

    今回のメキシコへの旅で本当に感動したというか“まいったな”と思ったことに、メキシコシティにある“メキシコ古代文明の集大成”と銘打つ「国立人類博物館」だったのです。

    本当にすごいと思ったのは、グアナファトのピピラ記念像が立つ広場からのメキシコで一番美しいと言われるその眺めでもなく、フリーダ・カーロの絵画でもなく、死者の日のパレードでもなかったのです。

    自分にとっては全く予期していなかった感動の嵐だったのです。博物館や美術館で感動したのは、エジプトのカイロにある「エジプト考古学博物館」とメキシコのこの博物館が世界でも白眉だと思います。大英博物館でもルーブルでもないと思うんだな。

    その、メキシコシティにある「国立人類博物館」はこんな博物館なのです。

    国立人類博物館は、世界でも有数の規模と内容を誇る大博物館。テオティワカン、マヤ、アステカなどの遺跡から、永遠に保存すべき発掘品をえりすぐって展示している。各地に点在する遺跡の重要な壁画や石像は、現地の神殿内ではなく、すべてここに集められている。

    この博物館を各地の遺跡とともに訪れることで、古代へのロマンがさらにかき立てられるはずだ。

    入場料は2022年10月現在、$85(約650円)です。窓口ではVISAとmasterが使えますね。

    この博物館は広大な緑が広がるチャプルテペック公園内にあります。近くには近代美術館やルフィーノ・タマヨ博物館などがありますね。まあ、一大芸術の集積地ですね。

    この入場料で写真撮影がオールフリーなので、たまりません。(但し、フラッシュ・三脚なし)

    見どころとしては、第5室のテオティワカンの神殿を復元させた神殿(レプリカ)や太陽の石「アステカ・カレンダー」などがありますが、そんなものを凌駕するぐらいの圧倒的な貯蔵品なのです。大きいものから小さいものまで。とにかく、その物量のすごさ。その芸術性。

    こりゃ、岡本太郎もこれを見てインスパイアされるね。

    芸術家にとってインスパイアの源のようなところです。確かに、ピラミッドなどの巨大建造物も見てきましたが、ルクソールの王家の谷の洞窟の絵画といい、このメキシコの壁画や石像は別格だね。自分的には時間があれば滞在中にもう一度来たいぐらいの場所でした。

    おそらくメキシコシティに再度滞在することがあれば、タコスを食してこちらの博物館には間違いなく来るね

    だけどいつも思うのは、エジプトといいメキシコといい、どうして、これだけの高い文明を築きながら、今のエジプトもメキシコも見れば、どうしてこうなるんだろう、と思うのです。

    やっぱりコカ・コーラに侵食されたのかな。その答えはジャレド・ダイアモンドの名著「銃・病原菌・鉄」にあるんだな。

    メキシコ人よ、そんなにコカ・コーラを飲むなよ!

    [ビバ・メヒコ旅行記11]少し市内からは離れているが、Holiday Inn Express Mexico Basilicaは観光にも十分使えるよ



  • [ビバ・メヒコ旅行記9]コヨアカン地区のフリーダ・カーロ美術館は事前web予約は必須だよ、ガチは入場できないよ

    [ビバ・メヒコ旅行記9]コヨアカン地区のフリーダ・カーロ美術館は事前web予約は必須だよ、ガチは入場できないよ

    再度、メキシコ遠征の話しに戻ります。

    本日はメキシコのフリーダ・カーロ博物館を中心に芸術性高い話しをしていきたいな。

    まず、はっきり言います。メキシコのお土産系はガイコツ(あの死者の日ね)とフリーダ・カーロの2系統だけです。Tシャツにしろ、バックにしろこの2つが全てといっても過言ではありません。

    そんなに人気のあるフリーダ・カーロですが、自分は今回始めて“フリーダの生まれた家を公開した「フリーダ・カーロ美術館」”に行ってきました。こんな感じでガイド誌には紹介されています。

    女流画家フリーダ・カーロの生家を、夫リベラの努力によって彼女の短い生涯(1907年 – 1954年)を永久保存すべく、博物館として開放した私邸。内部はさして広くはないが、ふたりの作品も展示され、フリーダの制作の日々と私生活そのものが、時を止めたような雰囲気だ。

    彼女が収集した民間信仰のブリキ画や個性的なアトリエなど、フリーダ・カーロのファンにとっては必見の場所だろう。

    近年、日本や欧米でもフリーダ・カーロの伝記や作品集の刊行、映画の公開などによってファンが急増したようで、ここを訪れる外国人旅行者も多い。

    自分はこの博物館のチケットを旅行に行く前、1週間前にwebから予約したのでした。かなり(相当)人気があるらしく、1週間前でも多くの時間帯が売り切れていたな。自分は何とか、メキシコシティ滞在の日に予約を入れられたのです。

    それと入場料とは別に中で写真撮影したい人は入り口の窓口で$30支払う必要があります。もらえるシールを目に見えるところに貼りましょう。

    情報によれば、当日にガチで並んでも空きがあれば入れるとの情報がありますが、自分が目撃した限りでは予約なしでは入場できないと思ったな。(死者の日月間で観光客が一番多い時期だったからかもしれません)

    だけど入り口付近には人がたむろしている感じです。予約した15分前に行けばよいです。15分刻みの予約で絶えず、次の時間帯の人が並んでいますのでこの列に並びます。

    だけど、この博物館があるフリーダカーロ生家のコヨアカン地区はすごく品のよい住宅地ですね。メキシコの富裕層がいかにかよくわかります。貧富の差はすごですね。すべての住宅が厳重に自動扉で遮断されています。中のお庭の緑と建物を見るだけで裕福さが察せられます。

    自分の尊敬するメキシコ人監督のアルフォンソ・キュアロンの「ローマ」(彼の自叙伝的映画)の住宅の雰囲気そのままです。彼も超裕福な家庭だったんだろうな。

    話しはこの博物館ですが、とにかく私邸ということもあり、緑が多いお庭が印象的だったな。絵画はあまり掛かっていなかったが、アトリエの風景など興味深いものでした。

    とにかくデッサンがうまいね、当たり前か。いつも著名な人の絵画を見に行ってその横に普通にデッサンもかかっているのですが、天才はデッサンが本当にうまいのには関心します。自分の才能のなさを実感します。

    とにかくメキシコの高級住宅地の雰囲気を味わえるコヨアカン地区の雰囲気も素敵ですので、是非訪れることをオススメします。

    だけど事前予約は必須だよ。

    P.S.)追記

    それと、今知ったのですが、彼女の絶筆がスイカの絵でした。(この絵、博物館にありました)観た時はあまり心打つものがなかったのでしたが、その絵には「VIVA LA VIDA(生命万歳)」って描かれているのですね。これはあのColdplayの超有名楽曲ではないですか。

    意味深いフレーズですね。彼女は何を思って、この言葉を絶筆の絵に入れたのかな。それとスイカです。

    スイカはメキシコでは特別な意味のある果物だという。
    なぜならスイカの緑、白、赤は、メキシコ国旗と同じ色だからで、だから、スイカだけを描くということは、確実に意味があるはず。
    ちなみに国旗の緑は希望を、白は信仰、赤は独立戦争のときに流れた愛国者の血を表している。

    もう深過ぎでわかりません。

    [ビバ・メヒコ旅行記10]メキシコシティの「国立人類博物館」は超絶絶倒のすごさだった。この感動はルクソール以来。行くべし

     



  • アウトドア用チェア、座り心地最優先でヘリノックス(Helinox)の快適性が一番

    アウトドア用チェア、座り心地最優先でヘリノックス(Helinox)の快適性が一番

    全く自分には縁のないものと思っていた商品があるのです。その商品とはアウトドア用のチェアなのです。理由は外で椅子に座る機会というものがない生活全般を送っているのです。

    だけど、そのアウトドア用のチェアを買うことになろうとは。話しの発端は通っている絵画教室で外で風景画を書かなくてはいけない機会が訪れようとしているのです。

    ならば、持ち運びできる携帯用のチェアを持っていないことには様にならないということになったんだな、人生何が起こるかわかりません。

    アウトドアと言えば「モンベル」(monte-bell)です。思い込みが激しすぎます。

    早速、いつもよく脇を通る「モンベル 東京京橋店」に行って座り心地を確かめます。アマゾンで簡単にポチッというわけにはいきません。

    モンベルではオリジナル商品とアウトドアチェアでは超有名ブランドのHelinox( ヘリノックス )が展示されていましたね。

    まずはモンベルのオリジナル商品であろう「L.W.トレールチェア」です。2つのラインナップです。この商品の魅力は、軽量で超コンパクトでお値段も手頃という点ですね。

    • L.W.トレールチェア26 価格 ¥2,860(税込)
    • L.W.トレールチェア33 価格 ¥3,330(税込)

    超軽量でコンパクトに収納できるチェアです。

    軽量なバックパックやテントと組み合わせることで、携行時の負担を軽減することができ、快適な山行が可能です。バックパックのサイドポケットに収まる収納サイズです。

    組み立ても簡単で、キャンプから登山まで幅広く活躍します。通気性に優れたスタッフバッグが付属します。

    座ってみた感触では、自分的には少し長い時間座っているのは座り心地が悪いかな。山歩きで10-20分座るぶんには悪くありません。だけど、絵画用ではつらいかな、というのが率直な意見です。

    次に、有名ブランドのHelinox( ヘリノックス )を試します。モンベルの店舗に置いてある訳は、輸入販売元がモンベルなのね

    Helinox( ヘリノックス )は高強度、軽さ、驚異的な携帯性を兼ね備えた革新的なチェア等の製品をデザインしているブランドです。どこへでも持ち運びができる軽量さと1日中使用できる快適さを合わせ持ち、その優れたデザイン性でアウトドアファニチャーの進化をリードし続けています。

    • チェアワン 価格¥12,650(税込) 【重量】890g (数々の受賞歴を持つフラッグシップモデル)
    • チェアワン ミニ 価格¥9,900(税込)【重量】450g (ヘリノックス・チェアの中で最軽量・コンパクトなモデル)
    • チェアゼロ 価格¥14,300(税込) 【重量】490g (「チェアワン」の快適な座り心地を継承しながら、軽量コンパクト性を追求したモデル)

    外に持ち出すので、軽いのは神なのですが、この上記3つに試し座りしたところ、チェアワンが一番座り凝地がよかったな。そして、座り心地とお値段、携帯性を考えて自分が選んだのは王道の「チェアワン」なのでした。

    そして、購入後、自宅で組み立てて見ました。慣れれば簡単ですね。よく出来るている逸品ですね。今回は非常に満足度の高い逸品を購入したと思うのです、キッパリ。

    2022年現在、日経新聞によればビジネス用「リュック」の最新売れ筋ランキング、トレンドは“ミニマルデザイン”と“薄型”だよ

     



  • Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「ボテロ展」、絵の大きさに圧倒されたのなんの。あなた現存するピカソだよ。勉強になった

    Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「ボテロ展」、絵の大きさに圧倒されたのなんの。あなた現存するピカソだよ。勉強になった

    2022年年5月27日(金)は東京はお昼までは土砂降り雨だったのです。

    こんな時は美術館巡りです。どうしても行きたかった「ボテロ展」に行く絶好の機会です。

    この展覧会とボテロ展の詳細はあとで紹介しますが、この展覧会はすごかった。目からウロコが出ました。実物の絵を見る一番の良さは絵の大きさを感じることができるのです。

    「モナリザ」は何と小さいのか、「ゲルニカ」は超でかいのだな、と実感できるのです。

    そして、本日行ったボテロの絵はほぼすべてが“でかい絵”なのです。迫力満点です。同じ構図で色違いの花の絵は素直に感激しました。

    そして、最近の絵であるドローイングの絵も勉強になりました。鉛筆と薄い絵具でこんなでかいインパクトのあるものが書けるのですね。

    生きている画家では一番好きだな、素直にそう思いました。やっぱり絵画は中南米の絵が良いね。タマヨしかり、フリーダ・カルロしかり、ボテロです。やっぱり、ラテンアメリカの魔術的リアリズムはすごいね

    つたない説明ですが、この「ボテロ展」はみんな行ったほうがよいよ。絵画(実際に自分で描く)の勉強をしている自分にとっては大いなる刺激と完成に訴えるのでした。

    だけど、17歳の時に描いた「泣く女」のうまさに驚いたな。ピカソだよ。17歳でこんな絵が描けるなんて天才だよ、ボテロ。

    ちなみに写真もとれるコーナーもあるよ。

    そんな青春期を過ごして、“おデブちゃん”に行くのね。まるでピカソの変遷だよ。

    展覧会はこんなスケジュールです。

    開催期間 2022/4/29(金・祝)~7/3(日)

    開館時間 10:00-18:00(入館は17:30まで) 毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)

    会場 Bunkamura ザ・ミュージアム

    みどころです。

    〈みどころ1〉モナ・リザの横顔、世界初公開

    フェルナンド・ボテロが世界に注目されるきっかけとなったのは、1963年、ニューヨークのメトロポリタン美術館でレオナルド・ダ・ヴィンチの《モナ・リザ》が展覧されたとき、ボテロの《12歳のモナ・リザ》がニューヨーク近代美術館(MoMA)のエントランス・ホールに展示されたことです。一夜にして、ボテロの名前はニューヨーク中に知れ渡りました。「モナ・リザ」はボテロが描き続けているテーマの一つで、本展では2020年制作の《モナ・リザの横顔》が世界初公開されます。90歳を迎える今もなお、美術家として探求し続ける気迫の伝わる一枚です。

    〈みどころ2〉国内では26年ぶりの大規模展

    世界各国で空前のヒットとなっているフェルナンド・ボテロの展覧会ですが、本展は、1995-96年の巡回展以降、実に26年ぶりに日本国内で開催される大規模絵画展となります。ボテロ本人の監修により、初期から近年までの油彩ならびに水彩・素描作品など全70点で構成される本展は、展示作品のほとんどが日本初公開という注目のラインナップです。初めてボテロ作品に触れる方にも、ボテロファンにとっても、新たな発見のある展覧会となるでしょう。

     

    〈みどころ3〉世界中で愛される、ふくよかな作品

    1951年のコロンビアに始まり、ヨーロッパ、北米、南米、アジアなど世界各地でこれまで70年以上にわたり数えきれないほどの個展が開かれてきました。観る人を惹きつけてやまないのは、ふくよかでユーモア、ときに風刺を交えた独特な作風、そして作品自体の大きさにも圧倒されます。豊かで、生の喜びをも感じさせるボテロ作品の数々を、ぜひ会場でお確かめください。

    〈みどころ4〉なぜ、ふくよかな絵を描き続けるのか?

    ボテロのボリュームへの関心は、17歳の頃描いた作品《泣く女》(1949年)にすでに見出せます。その後、ヨーロッパ、特にイタリアで学んだ経験は、彼のボリューム感、官能性、デフォルメ表現に対する基盤を確固たるものにしました。ボテロは言います、「ボリュームを表現することで、芸術的な美を表現することを目指しているのです」、「私の作風は、私の作品の代名詞であるだけでなく、私が後世に残す遺産でもあるのです」と。

     

    何回も言うけど、やっぱり、すごいね、ボテロ。

  • Bunkamuraの「ミロ展-日本を夢みて」、どうして天才は幼稚園児みたいな絵を書くんだろう

    Bunkamuraの「ミロ展-日本を夢みて」、どうして天才は幼稚園児みたいな絵を書くんだろう

    本日は突然思い出して渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで絶賛開催中の「ミロ展-日本を夢みて」に行こうと朝、思い立ったのでした。

    • 開催期間 2022/2/11(金・祝)~4/17(日)
    • 入館料 当日 前売  一般 1,800円

    自分はこの入館料は高いなと思って、メルカリで事前に入手していたのです。「共通招待券」でら495円で落札です。そして、当日この招待券を持っていって無事入館できたのです。

    ちなみに渋谷のチケット屋さんではこのミロ展の入場券を1,000円で販売していたのをチラ見したのでした。

    ミロ展と言えども、まずは腹ごしらえです。ということで、向かう先は渋谷の喜楽なんだな。本日は行列もなく“チャーシューめん”をいただいて、大満足でBunkamura ザ・ミュージアムに向かうのでした。13時30分過ぎの入館です。

    調べていたとおり、平日は予約もなしにそのまま入館できますね。中はかなりの混雑でしたが。自分的にはミロはなんか変わった図形の絵を書く人だなと思っているぐらいだったのですが、あの伊集院静さんがミロを大好きなのを知っていたので、今回はミロ展に参戦したのでした。

    絵を見ての率直な感想です。初期のオーソドックスな油絵のうまさには驚愕しました。タッチがゴッホのような、色彩が独特の感性ですね。こんなすごい絵を書いていて、だんだんとあのミロの絵(下世話な表現で言えば、幼稚園児の絵のような)“ミロの作風は一挙に単純な形や線で構成されるシンプルなもの”に行き着いていったんだな。

    なんかピカソの変遷と同じような感じかな。

    このミロ展では、5枚ほど写真OKという絵があります。下記がその絵です。

    ミロがこんなに日本と関係があるとはこの展覧会で初めて知ったのです。(本当に無知で失礼しました。)

    最後は画録を2,500円で購入です。

    しかし、ピカソの場合も同じですが、あんなに絵がうまい(素人目に見て)人がどうして幼稚園児が書く絵にいくんだろうか。天才の天賦の才はわかりません。

    だけど、ミロの絵気に入りました。お薦めの展示会です。

    東京都美術館の「マティス展」に行ったよ、やっぱりドローイングの天才だよね