先日、JCBから会員向け情報誌の「JCB THE PREMIUM 7月号」が届いたのでした。
そして、海外特集は“その先のスイス”という個人的には非常に郷愁を誘うタイトルです。
何故なら、コロナウィルスがなければ東京オリンピックの混雑を避けるようにして、仁川からターキッシュエアラインズを利用してスイスに行こうとチケットを取っていたからなのです。
そんな旅程も無残に砕け落ちたのでした。
旅の目的地は、今回の特集でも取り上げられていたレマン湖あたりをぶらぶらしたかったんだな。
オードリー・ヘップバーンが暮らした村にも行きたく、シャモニモンブランも久しぶりに再訪したかったのです。
そして、スイス側のレマン湖にはローザンヌ、モントルーなどの風光明媚な町もたくさんあるのですが、何せスイスフラン高の昨今です。ただでさえ、物価は高いスイスです。
レマン湖をはさんでスイスの対面はフランス領です。
レマン湖のフランス側にエビアンという町があるのです。あの有名なミネラルウォーターの町です。そこに「ヒルトン エビアン レ バインス」(Hilton Evian-les-Bains)があることを知ったのです。
折からのユーロ安でかなり快適にホテル修行もできると思っていたのですが、コロナで撃沈です。
そんな妄想を描いていたのですが、今回の特集記事を紹介されていただきます。
モントルー編です。
レマン湖畔の上質リゾートで多彩な音楽にふれる
レマン湖畔の街、モントルーは、標高2000メートル級の山に守られる温暖な気候から、地中海のリヴィエラにも例えられる。夏のリゾートだ。
(中略)
数ある湖畔のリゾートの中で、20世紀初頭の栄華をいまに伝えるのが、ホテル「フェアモントル モントルー パレス」だ。
1906年創業の由緒あるホテルは、ジャズフェスティバルに参加するミュージシャンが滞在する宿でもあり、スイートには、彼らの名前が冠されている。
併設のレストラン「モントルー ジャズ カフェ」にはゆかりのメニューもある。
モントルーを愛したミュージシャンのひとりがクイーンのフレディ・マーキュリー氏。彼らが名曲を録音したスタジオは「クイーン・スタジオ・エクスペリエンス」という記念館になっている。(入場無料)
静かな朝の湖畔を歩くと、都会の喧騒に疲れこの地を愛したという彼の気持ちがわかる気がした。
モントルージャズカフェのクインシー・ジョーンズさんのお気に入りが「スプリング・チキン・マリネイテッド・ア・ラ・クインシー・ジョーンズ」(CHF43)とのことです。
そして、今年2020年のモントルージャズフェスティバルは開催中止ですね。
そして、モントルーの隣町、ヴヴェイから電車に乗って約10分、シェーブル村駅で下車すると、目の前に煌めくレマン湖と段々畑が広がる、ワインで有名なラヴォー村にも行きたかったんだな。
とにかく今年はこのすべての夢が瓦解したのでした。