こんなときだから、海外の旅の話しをしようと思います。
先週2021年3月7日の日本経済新聞の朝刊に宮本亜門さんのエッセイでハタッと気付かされたのです。その宮本亜門さんのエッセイの要旨はこんな感じだったと思います。
インドは誰かに導かれて行くところという話を、自分は画家の横尾忠則さんから聞いた。自分がインドを訪問したきっかけは、横尾さんが是非行きなさいと背中を押してくれて、訪れたとのことです。
そして、その横尾忠則さんにインドに行きなさいといってくれたのが、かの三島由紀夫さんだというのです。
そして、皆さん(読者)も是非インドに行きなさいと私が導きます。
まあ、こんなエッセイだったと思うのです。実に興味深い話しです。
自分の場合の初インドは2009年の夏だった。この旅は誰かが導いてくれたわけではないのですが、自分の好奇心からの旅だったのです。家族4人で10日間ぐらいの旅だったのです。
確か訪れたところは、ムンバイ、デリー、タージマハール、そしてあのガンジス川の沐浴で有名なバナラシです。一度はあのバナラシでガンジス川の沐浴をこの目で見てみたかったのです。そして、すべて個人で手配して旅立ったのです。
バナラシの第一印象は、まあ埃っぽくて、小さな小道がたくさんあり、一見客にはかなりハードルが高いんだな。その小道に平気で大きな牛も入り混じり、一言で言えば“インドの混沌ここに極めり”といえるものです。
当時の写真を見ても、このバラナシの街角の写真は埃っぽい写真なのです。
やっとのことで、迷いながらも小道を抜けると、写真などでよく見かけるガンジス川の川辺に出たのでした。川辺では何箇所も火葬が行われています。沐浴する人、混沌とした川辺の景色です。
家族で小舟を一層チャーターして15分ぐらいガンジス川に小舟を浮かべたのでした。
バナラシでのホテルは確か「ホリディイン」だったと思います。ホテルに帰れば、外の喧騒と暑さとは無縁の世界です。本当にクーラーが効かないホテルだったら、大変だったと思います。今思い出しても、バナラシの混沌は強烈な思い出です。
それからインドからは足が遠のいていましたが、2019年3月に家族を連れてある目的のために、コルカタ(カルカッタ)に赴いたのが2回目のインド訪問です。
目的とは、故マザー・テレサのところで奉仕活動を行うことだったのです。
コルカタの印象は、大きな都市ですが、都市版のバナラシという印象を受けたのでした。バナラシほど埃っぽい街だと思いませんが、ここも“インドの混沌、ここに極めり”という街でした。コルカタでは、「ケニルワースホテル」というホテルに宿泊したのでした。
本当にインドではできるだけ良いホテルに泊まることをおすすめします。
そんな自分が感じたインドの印象です。