シチリアはカターニャでのレストラン紹介が続きます。
2日目の夜(昼間はタオルミーナに日帰り旅行してました)は、同じく旧市街にある「Trattoria La Canonica」さんを訪問でした。実はこちらのお店はネットでの評価が高く前日に家族がこちらのレストランをチョイスしていたのですが、昨日まで1週間ほどお休みとの表示があったのです。
- 「Trattoria La Canonica」
- Via Raddusa 7 50 Metri Piazza Del Duomo, カターニャ
というわけで、2日目は満を持して訪問です。開店の19時に伺いましたが、お客さんはまだ誰もいません。店内はかなり独特です。いたるところにオーナーの趣味の絵画や置物、写真などが飾ってあります。もうお店というより、自分の趣味の部屋という様相です。
どのテーブルにもワインのボトルが3本ほど置かれています。
お店はオーナー自らが注文をとったり、サーブされていました。高齢のおじいさんです。まだ、お客がいないこともあり、自分たちが座ったあたりの写真の有名人を紹介されました。こいつは、ドルチェ&ガッバーナのステファノ・ガッバーナだよ、これは元フェラーリの総帥のルカ・ディ・モンテゼーモロなどなど。いずれもお店に来訪された時の写真です。
カターニャではかなりの有名店なのでしょう。
そんな話しより注文です。まずは喉がかわいたので、ビールです。こちらのビールは「MESSINA」という地元ビールです。赤ワインもグラスでいただきましたが、注ぎの量が多くて大満足です。(量が多ければいいのか)
- いわしのパスタ(特にシチリアというかパレルモの名物)
- 魚介のパスタ
- 牛フィレステーキ(自分は何故かステーキが欲しくなったのです)
そして、どれも美味しくいただきました。“いわしのパスタ”は10年前にパレルモに行った時に何回も食べた記憶が蘇りました。本当に美味しです。
大変オススメできるレストランですよ。
そして、3日目は実は軟弱になって、中華にしようとそのお店に向かったのですが、開店は20時からということで断念です。
そして、あたりを徘徊して大変良さげなリストランテを見つけたのです。
- Ristorante Colapesce
- Viale XX Settembre, 78, カターニャ
少し大振りなお店で、デーブルには白いナプキンがかかっている高級店かな。19時開店でしたが、当然、まだ誰もお客はいません。日本人3名が予約なしで訪問です。
予約はあるのか、とか偉そうに聞いてきます。席があるじやないか、ということでこちらのお店に決定です。
このお店のおもしろいところは、店内にこんな感じのたくさんの魚を並べたケースがあって、自分の好きな魚を選べるところです。
まあ、まずは本日は白ワインをグラスでいただきます。注文です。
- ウニのパスタ(イタリアにたくさん来ましたが初めてウニパスタに遭遇しました)
- スナッパーのソテー(衣をつけた揚げ物、スナッパーはフエダイ)
- 魚のスープ
この魚のスープを選んだ時に、どの魚でスープを作るか、先程のケースの前で魚のチョイスです。定員は大きな魚を進めるのですが、スープには小さい魚の方がいいだろう、日本人は魚のことを良く知っているんだぞ、というオーラを出しながら赤身の小さめの魚をチョイスしました。その時は値段などはわかりません。まあ、20ユーロはしないだろうなということで。
肝心の実食タイムです。うにパスタは味はウニですが、見た目がよくないな。もう少しドーンとウニをもらないとダメだよ。味はおいしいよ。
スナッパーは及第点以上です。期待していなかった魚のスープもこんな感じでかなりのボリュームです。日本人にはこの一品でお腹一杯です。
こちらのお店は少しウエイターがタカビー(古い表現だな)な感じですが、雰囲気・お味・お値段も含めお薦めできますよ。
結論的にはカターニャのレストランで魚介系を頼めば外れはないというか、及第点以上だよ。ステーキも美味しいよ。結局、名物の馬肉は食べませんでしたが。