熊本への旅です。熊本に到着しての第一食目は午後14時ごろの遅めのランチになったのです。しかし、熊本空港は市内にかなり近くていいね。
まずは「熊本ホテルキャッスル」近くのアーケードを歩いて物色です。まずはやっぱり、駆けつけのラーメンを1杯いきたいな。冷たいビールをキュッとね。
熊本のアーケード街は“上通り”と“下通り”の2つにきれいに分かれています。ホテルの近くには老舗名店の「元祖熊本ラーメン こむらさき」があったのですが、ホテルから近いのでもしもの時にとっておくためにランチではパスです。
そして、下通りを歩いている時です。機内でみた旅行誌で見た「熊本ラーメン 黒亭」を見つけたのでした。表の看板には、“昔ながらの、熊本の味”に引き寄せられている自分。本日のランチはここで決まりです。自分はこちらのラーメンは一度も食したことがありません。(昔、3年間も熊本に住んでいたのに、何していたんだろうね、不思議)
初めて入るお店はドキドキするね。店内入口でまずは食券機で食券を購入するスタイルです。瓶ビールと普通のラーメン(850円)は決まったのですが、つまみで悩む自分。餃子も普通すぎるので、ここは“おつまみチャーシュー”(380円)にしてみました。
本日のビールの銘柄はキリンの一番搾りです。やってきた“おつまみチャーシュー”はネギもやしの上にチャーシュー3枚というもの。至って普通だね。カラシがあるのが熊本流かな。
まあ、何故ここにいるんだろうという熊本でビールをいただく至福の時です。
ビールをいただきながら、メニューと店内を見渡していると、いろいろ分かってきます。箸ケースにこんな一文が。
昔ながらの熊本の味。
since 1957
黒亭は昔ながらの手作りの優しい味を目指しています。
スープ・麺・焦がしにんにく、チャーシューを自家製にこだわり、より美味しいラーメンをお客様にお届けできるよう、製法の見直しを加えながら、研鑽を重ねております。
「熊本ラーメンの良き伝統を守りながら進化を続け、皆様に喜ばれるオンリーワンの味をお届けしたい。」
心構えはよし。更にメニューを見ていると、「玉子入りラーメンの美味しい食べ方」に目が留まったんだな。
玉子入りラーメンは、玉子が大好きだった初代の女将が考案した、黒亭の定番メニュー。より美味しい食べ方のご紹介をします。
- まずはスープ・麺のそのままの味を楽しみます。
- 基本の味を堪能したら、れんげに黄身をすくって中でわります。
- 箸で麺や具を持ち上げてれんげから黄身を少しずつ絡ませると美味しいです。
まるで小籠包の食べ方指南みたいだね。そろそろビールも飲み終わりました。
ラーメンを注文です。ここまで前置きが長かったね。
ラーメンは2分で着丼です。器は一目こぶりなラーメンです。具は普通ですが、シナチクがない代わりに、“きくらげ”があるのかな。まずはスープを一口。かなり濃い目のとんこつスープです。桂花ラーメンスープよりドロッとしている感じです。焦がしにんにくが食欲をそそります。
麺は中太のストレート麺です。スープが強いので、この中太麺とよくマッチしますね。最初器が小さいので小ぶりのラーメンに見えましたが、量は丁度よい感じてでした。飲んだ後の締めラーメンにはたまらないね。
さすがに1957年創業の66年間の歴史を感じる、熊本を代表する老舗ラーメンの実力を思い知らされました。
残念ながら、東京には支店がないのね。それなら、このおみやげラーメンだな。
ご馳走様でした。
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