トルコ映画「葬送のカーネーション」を観て、自分の哲学的素養のなさを知る

2024年1月16日(火)

今日もまずは映画の話しからです。本日は実に難解な映画を観たよ、こんな難しい映画、久しぶりだよね。昔観た「旅芸人の記録」のような映画だったよ。

題名は、

  • 「葬送のカーネーション」

トルコとベルギーの合作ですね。あらすじはこんな感じ。

圧倒的な映像が静かに問いかける、現代トルコ映画の到達点 リアリズムと虚構が交差する、現代社会の新しい寓話

荒涼とした冬景色のトルコ南東部。年老いたムサは、亡き妻の遺体を故郷の地に埋葬するという約束を守るため、棺とともに旅をしている。

紛争の続く場所へ帰りたくない孫娘のハリメだったが、親を亡くし、仕方なく一緒に歩いている。亡き妻とともに故郷への帰還を渇望するムサ。旅で出会う様々な人たちから、まるで神の啓示のような[生きる言葉]を授かりながら進んでゆく。

国境、生と死、過去と未来、自己と他者、棺をかつぐ祖父と孫娘の心の融和。トルコから届いた3人のおとぎ話は、境界線の先に小さな光を灯す。

監督はベキル・ビュルビュルという人。この映画の主人公はまさに棺桶とお祖父ちゃんとその孫娘です。ひたすらトルコの荒涼として道を棺桶を引きずりながら歩いていきます

道中、特に何も起こらずにひたすら荒涼とした地が描かれます。最初と最後の祝祭のシーン。意味深な映像です。

観終わって監督は何を訴えたかったんだろうかと考えさせられます。映画の終わりにも何もも語られないのでね。

国境線で不条理にしばられる現在の国際情勢、クルドの問題(これは想像)、トルコの抱える問題、そんなことではなくて何か人間の不条理を寓話的に描いているのかな

自分の頭では、あまりにも哲学的でわからない映画でした。たまには訳のわからないものを観ること大事。それと驚いたことに、こんな難解な映画でもお客さんが結構はいっているのには驚いたね。みんな好きだね。

いろいろと書きましたが、おすすめできる映画です。心を空っぽにして映画を観て下さい。あなたなら、監督の訴えたいことがわかるかも

だけど、現代の日本ではこんな映画を製作したいと提案しても、予算がつかないだろうね。恐るべし、トルコ映画です。

終われば、いつものように日本橋のラーメン店「ますたに」へ。

難解な映画で固まった頭をほぐすにはまずはビールだね

今日は少し興奮しはていたせいで、ラーメンの写真は失念です。

本日も勉強にさせていただいた1日となりました。

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