海外でクレジットカードを利用するときに、近年、現地通貨で決済するか、円で決済するか、尋ねられることが多くなりました。
どちらにするか尋ねられた時、間違いなく、「現地通貨で決済お願いします」と言わないと、大きな損をすることはあまり知られていないというか、あまり誰も話題にしていません。
自分も以前はどちらで決済してもそんなに違わないだろう、とぐらいしか思っていませんでしたが、ある人のブログを読んで、現地通貨で決済しないと大きな損をするという事実を知った。
実はこの3月初旬、インドのコルカタに4日間行っていた。インドの現地通貨はインドルピー。クレジットカードを利用して何回かはインドルピーで決済するか、円で決済するか尋ねられた。もちろん、インドルピーでと答えていたが、ここ最近クレジットカードの明細が上ってきたので、チェックしてみると、いくつかは円で決済されている取引があったので、事実を見てみます。
事実①
3月4日にコルカタの「スペンサーズ」というスーパーで利用、何も尋ねられなくて、勝手に円で決済されていた
- 金額 1958.50インドルピー ×(当日のカードのレート1.6025)=約3,138円のはず
- レジで円貨で勝手に決済され、クレジットカードに請求された金額 3,264円
- その差 126円 → 現場で円決済した方が約4%ほど割高になっている
事実②
3月3日にデリーのダブルツリーホテルで決済した時、どちらの通貨の明細ももらった比較
- 現地通貨決済 9,191.81インドルピー ×(カードの当日のレート1.6025)=約14,729円
- 円価で決済した場合 16,025円(レシートにバッチリ書かれている)
- その差 1,295円 → 現場で円決済した方が約8.8%ほど割高になっている
同じクレジットカードで決済して、どうしてホテルの方が割高な理由は不明ですが、どちらも明らかに、現地で円貨でクレジットカード決済した方が割高になっている。
特にダブルツリーのように9%も割高になっている現実を見ればシャレにならないですね。
業界の人にとっては、不都合な真実かもわかりませんが、くれぐれも海外でクレジットカードを利用して決済する時に尋ねられたら、現地通貨(今回の場合はインドルピー)で決済ということを肝に命じた方がよさそうです。
だけど、事実①のように、コルカタのスーパーのレジでは、何も尋ねられず、勝手に円貨決済される場合もあるようですので、その場合は、対応のしようがないですね。