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  • 映画「F1 エフワン」、“筋書きなんてカンケーねー”レベル、ブラビ神降臨

    映画「F1 エフワン」、“筋書きなんてカンケーねー”レベル、ブラビ神降臨

    2025年7月2日(水)

    昨日は公開されるや世界中で大ヒット中のこの映画を観に行ったよ、六本木のTOHOシネマズへね。

    • 映画「F1 エフワン」

    平日の朝9時台の回だったので、人も少なく楽しめたよ。自分が観たのは(Dolby-ATMOS)ではなくて、普通の音響。それでも楽しめるよ

    モータースポーツの最高峰である「F1(R)」に挑むレーサーたちの姿を、ブラッド・ピット主演で描いたエンタテインメント大作。

    監督のジョセフ・コシンスキー、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマー、脚本のアーレン・クルーガーら「トップガン マーヴェリック」を手がけたスタッフが集い、F1(R)の全面協力を得て、グランプリ開催中の本物のサーキットコースを使って撮影を敢行。世界チャンピオンにも輝いた現役F1(R)ドライバーのルイス・ハミルトンもプロデューサーとして参加している。

    かつて世界にその名をとどろかせた伝説的なカリスマF1(R)ドライバーのソニーは、最下位に沈むF1(R)チーム「エイペックス」の代表であり、かつてのチームメイトでもあるルーベンの誘いを受け、現役復帰を果たす。常識破りなソニーの振る舞いに、チームメイトである新人ドライバーのジョシュアやチームメンバーは困惑し、たびたび衝突を繰り返すが、次第にソニーの圧倒的な才能と実力に導かれていく。ソニーはチームとともに過酷な試練を乗り越え、並み居る強敵を相手に命懸けで頂点を目指していく

    主人公ソニーをブラッド・ピットが演じ、ドラマ「スノーフォール」で注目を集め、プラダのブランドアンバサダーも務める若手俳優のダムソン・イドリスが、ソニーのチームメイトでルーキーF1(R)レーサーのジョシュア役を担当。チームを支えるピットクルーのリーダー、ケイト役を「イニシェリン島の精霊」のケリー・コンドン、ソニーをF1(R)の世界に呼び戻すチームの代表ルーベン役はハビエル・バルデムが務めた。

    2025年製作/155分/G/アメリカ
    原題または英題:F1: The Movie

    久しぶりに良いハリウッド大作を観せてもらいました。“筋書きなんてカンケーねー”レベルです。トム様のミッション・インポッシブルもパッとしなかったので、ブラビ様がやってくれました。Appleも金にものを言わせて製作したかいがありました。

    とにかく話しは単純で考えるところのない筋書きですが、これはこれで素晴らしい、娯楽に徹しないとね。いろんな批判する人がいても無視、入場料以上の満足を得られるのは素直にすばらしい

    しかし、現代のF1の裏方すごいね、お金がかかるはずだよね。

    観終われば、ここは六本木、麻布十番の「新福菜館」へ

    行列は2人、店員さんが変わって少し寂しいね。ここではビールとラーメン(並)です

    ビールのつまみはラーメンの上のチャーシューです。

    良い映画にビールとラーメン、今日も良い1日でした。

    ブラッド・ピット主演の大作「バビロン」を観たよ、あと30分ほどカットすればよい映画になったと思うな

     



  • 映画「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」はヒトラーの側近の立ち位置が良くわかるよ

    映画「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」はヒトラーの側近の立ち位置が良くわかるよ

    2025年4月18日(金)

    昨日の木曜日は東京は初夏を思わせるポカポカ陽気でした。

    木曜日はいつものルーティーンのある日です。

    まずは、銀座にある絵画教室へ、13時から2時間のお絵描きです。今日は“アクリル画 応用2/5”の第2回目です。本日はデッサンを完成させましたので、グリザイユです。いわゆるモノクロ写真のようなイメージで自分のイメージする色で描きます。固有色を塗るのは次以降です。こんな感じの下絵になりました。

    GW休暇が入り次回は5月15日から教室再開です。

    絵画教室が終われば、いつもの銀座の老舗ラーメン店の「共楽」さんへ。本日も行列なし、但し、中国人のおばちゃんは不在でしたよ。カウンターの一番奥に陣取り、いつものようにビールです。つまみの“たけのこ”は“おばちゃん”おらずで、若大将もテンパって失念です。こんな時もあるよね。 ビールを飲み終わる頃に、“麺お願いします”のコールです。 いつものように、“ワンタンメン”です。 やっぱり美味し。合言葉は“共楽は一週間に一度のお楽しみ”

    隣の若いお姉ちゃんは馴染ではないようなのですが、ビールと“麺なしワンタン”でしたよ、“お主できるね”

    本日は一昨日に観た映画のことを。観たのはこちら、有楽町のテアトルシネマで。

    • 「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」

    アドルフ・ヒトラーの腹心にして、プロパガンダを主導する宣伝大臣を務めた政治家ヨーゼフ・ゲッベルスの半生を描いたドラマ

    1933年のヒトラー首相就任から1945年まで、ナチスドイツの宣伝大臣として国民を煽動したゲッベルス。当初は平和を強調していたが、ユダヤ人排除や侵略戦争へと突き進んでいくヒトラーから激しく批判され、信頼を失ってしまう。愛人との関係も断ち切られたゲッベルスは、自身の地位を回復するため、ヒトラーが望む反ユダヤ映画の製作や、大衆を煽動する演説、綿密に計画された戦勝パレードを次々と企画。国民の熱狂とヒトラーからの信頼を取り戻していく。やがて戦況が絶望的になるなか、ゲッベルスはヒトラーとともに第三帝国のイメージを後世に残す過激なプロパガンダを仕掛ける

    「ある一生」「パリよ、永遠に」のロベルト・シュタットローバーがゲッベルスを演じた。2024年ミュンヘン国際映画祭にて観客賞を受賞。

    2024年製作/128分/PG12/ドイツ・スロバキア合作
    原題または英題:Fuhrer und Verfuhrer

    非常に興味深い映画でした。ヒトラーの側近のことをよく知らない自分にとって、ある程度どんな人間がわかったのでした。みんなテーブルではヒトラーの両隣に座ることをめざすんだね、その位置が一番総統と近い存在

    実際の古い動画と役者による演技をうまくまとめた映画構成は秀逸。だけど、あのゲッペルスの妻マグダとヒトラーの関係は暗に何かあるとほのめかしているのかな

    ゲッペルス役は少し小物感のある俳優でしたが、大変勉強と訓話に満ちた映画でした。おすすめします、全体主義批判として。

    映画「リリー・マルレーン」、テンポ良いミステリータッチでナチス物の傑作

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  • ラミ・マレック主演の「アマチュア」は“脱力系スパイアクション映画”

    ラミ・マレック主演の「アマチュア」は“脱力系スパイアクション映画”

    2025年4月12日(土)

    一昨日の木曜日はいつものルーティーンのある日です。

    まずは、銀座にある絵画教室へ、13時から2時間のお絵描きです。本日からは“アクリル画 応用1/5”の第1回目です。自分は題材には自分で選んだ風景写真を持ち込み、描きます。

    まず初日は形取りデッサンで終了です。こんな下絵を描きました。

    絵画教室が終われば、銀座の老舗ラーメン店の「共楽」さんへ。本日は珍しく行列なし、ラッキー。カウンターに陣取り、いつものようにビールとサービスの“たけのこ”で喉を潤します。 ビールを飲み終わる頃に、“麺お願いします”のコールです。 いつものように、“ワンタンメン”です。 やっぱり美味し。合言葉は“共楽は一週間に一度のお楽しみ”

    本日の本題は、昨日の金曜日に観に行った映画を。観たのはこの新作映画。

    • 「アマチュア」

    「ボヘミアン・ラプソディ」でアカデミー賞を受賞したラミ・マレックが主演を務め、戦闘や暗殺については素人のCIA職員の男が、殺された妻の復讐に乗り出す姿を描いたアクションサスペンス。

    内気な性格で愛妻家のチャーリー・ヘラーは、CIA本部でサイバー捜査官として働いているが、暗殺の経験もないデスクワーカーだ。最愛の妻とともに平穏な日々を過ごしていたが、ある日、無差別テロ事件で妻を失ったことで、彼の人生は様変わりする。テロリストへの復讐を決意したチャーリーは、特殊任務の訓練を受けるが、教官であるヘンダーソンに「お前に人は殺せない」と諭されてしまう。組織の協力も得られない中、チャーリーは彼ならではの方法でテロリストたちを追い詰めていくが、事件の裏には驚くべき陰謀が潜んでいた

    原作は、スパイ小説を多く手がける作家ロバート・リテルの小説。監督はドラマ「窓際のスパイ」や映画「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」を手がけてきたジェームズ・ホーズ。主人公チャーリーをラミ・マレックが演じ、上官のヘンダーソン役で「マトリックス」のローレンス・フィッシュバーンが共演。

    2025年製作/123分/G/アメリカ
    原題または英題:The Amateur
    配給:ディズニー

    あのフレディ男のラミ・マレック君が主役。この映画、一言で言うと“脱力系のスパイアクション”ですね。普通に面白いストーリーですが、やはり派手なドンパチがないので少し欲求不満になります。だけど、普通に面白い映画というのも貴重です、これ褒め言葉です。

    続編も作れそうな役ですね、主人公。

    あのフレディ様の「ボヘミアンラプソディ」を六本木ヒルズで観てきた。こんな激込み体験ははじめて

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  • 映画「ブラックバード、ブラックベリー、私は私。」、主人公に凄い女優を連れてきたね

    映画「ブラックバード、ブラックベリー、私は私。」、主人公に凄い女優を連れてきたね

    2025年1月16日(木)

    本日もまずは映画のお話しから。この映画も全くのノーマークでしたが、今週はこれと言った映画がなかったので、一風変わった映画もいいかなと思ってね。

    その映画とはこちらの映画。

    • 「ブラックバード、ブラックベリー、私は私。」

    有楽町のテアトルシネマの11時の回でしたが、8割方埋まっていてびっくりしたね。

    ジョージアの新進女性作家タムタ・メラシュビリの大ヒット小説を原作に、新しい人生を踏みだそうとする中年女性の葛藤を、ポップかつオフビートに描いた異色の青春ドラマ

    東ヨーロッパ、ジョージアの小さな村に住む48歳の寡黙な女性エテロは、今まで一度も結婚したいと思ったことがない。両親と兄を亡くし、日用品店を営みながらひとりで生きてきた彼女は、自分でブラックベリーを摘んでつくるジャムと同じくらい現在の暮らしを愛している。しかし彼女が独身でいることは、村の女性たちの噂の的となっていた。

    そんなある日、ブラックベリー摘みの最中に崖から足を踏み外し、危険な目に遭う。そのときに死を意識したエテロは、突発的に人生で初めて男性と肉体関係を持つ。そしてそれ以来、彼女の人生は大きく変わりはじめる。

    ジョージアで舞台を中心に活躍してきたエカ・チャブレイシュビリが主人公エテロを演じ、「花咲くころ」のテミコ・チチナゼが共演。

    2023年製作/110分/PG12/ジョージア・スイス合作
    原題または英題:Shashvi shashvi maq’vali

    日欧米とは違う、ましてやインド映画とは真逆、なかなか間合いの取り方が独特な映画だね。その空間の作り方というか、年配の女性の主人公の裸を赤裸々に見せるとか、思考が違うんだろうね。観た感想としては、ジョージアの自然を舞台に淡々と流れていく一女性の生活、後味の良い映画です。

    最後の方で男性から一緒にトルコに行かないか、と言われ、今さら掃除婦なんてする生活は感がせえられない、今のままの自由な生活が一番というキップのいいセリフ、がこの映画のメッセージなんだろうね。

    しかし、すごい人を連れてきて映画を作ったもんだね、この監督

    現在、内政で混乱しているジョージアですが、都市と地方では全く違うんだろうね。

    すばらしい映画でしたよ。

    観終われば、いつものとおり日本橋の京都ラーメンの「ますたに」さんへ徒歩移動です。

    14時であれば行列もなく、スムーズに入店です。まずはビールと“おしんこ”です。良い映画の思い出に浸りながらのビール、最高だね。飲み終えれば、“麺コール”です。

    やっぱり“ますたにラーメン”、美味いね

    ご馳走様でした。

    映画「ある一生」は2024年のNo.1だね、激動の時代に翻弄されても淡々と生きる

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  • 映画「Welcome Back」は有名俳優はいないが実に秀逸な一本

    映画「Welcome Back」は有名俳優はいないが実に秀逸な一本

    2025年1月15日(水)

    3連休明けの昨日もまずは劇場で映画でね。

    観た映画は全くのノーマークで有名な俳優はいない(少なくとも自分が知っているという意味で)、予告もいちどもなし、のこの映画を怖いものみたさで足を運んだのでした。

    話しも知らず、ただボクシング映画ということしか頭になかったよ。

    • 「Welcome Back」

    粗暴だがヒールとして人気のボクサーと、彼の強さを誰よりも信じる純粋無垢な青年の強い絆と変わりゆく関係性を、圧巻のボクシングシーンを交えて描いたロードムービー

    新人王最有力候補のボクサー・冴木輝彦(テル)と、生まれつき記憶力に長けているがコミュニケーションが苦手な友原勉(ベン)は、同じ団地で兄弟のように育った。ベンにとってテルは憧れで絶対的な存在だったが、テルは新人王決定戦で対戦相手の北澤に敗れてしまう。

    敗北後も何事もなかったかのように振るまい、ベンにも優しく接するテルだったが、その生活は少しずつ荒んでいく。ボクシングなど初めから興味がなかったかのように遊び呆けるテルの様子に耐えられなくなったベンは、テルのグローブを持ち出して北澤への復讐を誓う

    「ミッドナイトスワン」の吉村界人がテル、「Cloud クラウド」の三河悠冴がベンを演じ、遠藤雄弥、宮田佳典、優希美青、松浦慎一郎、テイ龍進、菅田俊が共演。「高崎グラフィティ。」の川島直人が監督を務めた。

    2024年製作/119分/G/日本
    配給:パルコ

    始まってからの10分は不安でしたが、結論から言えば、いい映画だね、話しは出来すぎの感もありますが、脚本もよく練られて、よくここまでの映画にした監督の力量に脱帽です。

    ベンがこの映画のポイントなんだね、ロングランしそうな映画だったね。ベンがごみ収集でのあの走力なんかが、伏線なんだね。ボクシングファンは是非観に行ってもらいたい作品です。

    プロの人が観たら、格闘シーンはどう思うんだろう、そんなに簡単ではないよと。

    「侍タイムスリッパー」といい、大手の配給にのらない小作品で最近は掘り出し物が多々あるね

    観終われば渋谷で11時30分。喜楽はまだ休みだと思うので、表参道の「一蘭」へ行くしかないね。行ってみれば、さすがにこの時間、長蛇の待ちはなく、10分で入店可能でした。

    ラーメンと替え玉のいつものとおりの注文です。一蘭では基本ビールは飲まないので、健康的でいいね。だけど11時30分の一蘭ラーメンは結構くるね(どうゆう意味かはご推察を)

    ご馳走様でした。

    映画「侍タイムスリッパー」、こうゆう大当たりが出るから映画製作はたまらないね

     



  • 映画「チャイナタウン」、ニコルソンの中年の色気とセンスが満載だよ

    映画「チャイナタウン」、ニコルソンの中年の色気とセンスが満載だよ

    2024年12月7日(土)

    本日もまずは映画のお話しから。

    2週間毎にラインナップが更新される「午前十時の映画祭」です。日本橋のTOHOシネマズへ直行です。今回からはこちらの映画。

    • 「チャイナタウン」

    キャッチコピーは、“1930年代ロサンゼルスの悪徳を描くフィルム・ノワールの逸品”

    • 監督 ロマン・ポランスキー
    • 出演者 ジャック・ニコルソン フェイ・ダナウェイ ジョン・ヒューストン
    • 受賞歴 アカデミー賞脚本賞、ゴールデン・グローブ作品賞・男優賞・監督賞・脚本賞

    ニコルソンとフェイ・ダナウェイの揃い踏みです。こんな映画です。

    1940年代から50年代にかけて量産されたフィルム・ノワール=「暗黒映画」を70年代に甦らせた逸品。ジャック・ニコルソンのために書かれたロバート・タウンのオリジナル脚本を名匠ポランスキーが監督。フィルム・ノワールの代表作『マルタの鷹』(41)を監督したジョン・ヒューストンが助演している。アカデミー賞ではタウンが脚本賞を受賞した

    第二次大戦前の南カリフォルニア。私立探偵ジェイク・ギテス(ジャック・ニコルソン)は、モーレイ夫人と名乗る女性から市の水道局に勤める夫の浮気調査を依頼される。だがその夫は貯水池で溺死体として発見される。後日、ギテスは再び夫人の訪問を受けるが、その女性こそが真のモーレイ夫人、イヴリン(フェイ・ダナウェイ)だった。あらためてイヴリンに雇われたギテスは、事件の背後にロサンゼルスの水道利権を巡る陰謀を嗅ぎつける

    これは数回観たことあるね、観てから判りましたが、筋は覚えていなかったよ。

    ニコルソンの顔つきの若々しいこと、頭髪は薄いけれどね。題名の「チャイナタウン」、ヒントは映画のところどころにも出てくるけど、最後でわかるよね

    ニコルソンの探偵はフィリップ・マーロウかダシール・ハメットの世界観だよね、あの服装はいかすよ。実にスタイリッシュな洗練されている映画でした。

    実はポランスキーの映画はほとんど観ていなくて、これ彼の代表作なのかもね。だけどこの手の役はフェイ・ダナウェイの十八番だね、訳ありでミステリーな感じの女

    楽しい2時間でした。

    観終えれば、ここは日本橋室町、ランチで行くところはここしかないね。京都ラーメンの「ますたに」さんへ、今週2回目だね。

    いつものように、まずは瓶ビールとお新香です。ニコルソンの毒気に当てられて、クールダウンです。良い映画だったね、ノワール感満載でね。

    飲み終われば、ここでも”麺お願いします”コールです

    やっぱり美味いね、ご馳走様でした。

     



  • 映画「Back to Black エイミーのすべて」、彼女はあまりにも奔放すぎたかも

    映画「Back to Black エイミーのすべて」、彼女はあまりにも奔放すぎたかも

    2024年12月5日(木)

    本日もまずは映画の話しから。日比谷のTOHOシネマズにこちらの映画をね。

    • 「Back to Black エイミーのすべて」

    映画はこんなストーリー。

    27歳の若さで急逝したイギリスの歌手エイミー・ワインハウスの半生を映画化した伝記ドラマ。活動初期から世界的スターとなるまでにスポットを当て、波乱に満ちた愛と喪失の物語を描く

    10代のエイミーは別居中の父ミッチと母ジャニス、元ジャズ歌手の祖母シンシアら家族に見守られながら、歌手としてのキャリアをスタートさせる。デビューアルバムは成功したものの全米進出は果たせず、悔しい思いを抱えていた時、パブで出会ったブレイクと恋に落ちる。しかしブレイクは元恋人と寄りを戻してしまい、エイミーはショックから酒やドラッグに溺れるように。マネージャーからリハビリ施設での治療を勧められるが、エイミーは拒否する。ブレイクとの失恋を歌った「バック・トゥ・ブラック」は世界的ヒットを記録し、再会したエイミーとブレイクは周囲に内緒で結婚するが……

    テレビドラマ「インダストリー」のマリサ・アベラがエイミー、「名もなき塀の中の王」のジャック・オコンネルがブレイクを演じた。監督は「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」のサム・テイラー=ジョンソン。

    2024年製作/123分/PG12/イギリス・フランス・アメリカ合作
    原題または英題:Back to Black

    自分的には生前のエイミー・ワインハウスには興味なかったので、どんな人か全く知りませんでした。没後、よく名前を目にすると共に、曲がよく流れるしね。

    デビュー直前から亡くなるまでの凝縮した10年ぐらいを描いています。かなり自由奔放に大麻とアルコールに溺れた生活だったんだね。まあ、熱愛した男も悪いんだけど。大麻はやるけでコカインはしないというか、コカインをやる奴はバカという自分の中での秩序はあったんだね。

    マーク・ロンソンとの出会いが転機なのかね。しかし、映画の字幕で知りましたが、歌詞は自分の実体験を唄っているのね。全く詩的ではありませんが、生々しいね

    あの独特の髪は、おばあちゃんの若い時の流行りを再現したんだね。

    映画の最初はあまり感情移入できませんでしたが、徐々に引き込まれていく映画です。

    エイミーの呪いかもね。良い映画でした。

    観終われば、いつものように日本橋に徒歩で移動です。2日続けて京都ラーメンです。本日はいつもの「ますたに」さんへ

    まずは瓶ビール出すね、やっぱり。飲み終えれば、ラーメン並を。やっぱり、麺を後にしてくれるラーメン屋さんはいいね

    ご馳走様でした。

    映画「ビバ・マエストロ!指揮者ドゥダメルの挑戦」、やはりミック・ジャガーだよね

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  • 映画「国境ナイトクルージング」は中朝国境の貴重な映像が見れるよ、寒い街

    映画「国境ナイトクルージング」は中朝国境の貴重な映像が見れるよ、寒い街

    2024年10月23日(水)

    フランス旅行記を中断して本日は映画のお話しです。

    昨日は有楽町のテアトルシネマにこの映画を観に行ったよ、中朝国境の町が舞台ということに惹かれてね

    • 「国境ナイトクルージング」

    話しはこんな感じ。

    中国と朝鮮半島の国境に位置する街・延吉を舞台に、偶然出会った男女3人が街をクルーズ(ぶらぶらと観光)するなかで起こる心情の変化を、繊細な映像美と抒情的音楽でつづった青春映画

    友人の結婚式に出席するため冬の延吉にやって来た青年ハオフォンは、上海へ戻る翌朝のフライトまでの暇つぶしに観光ツアーに参加した際に、スマートフォンを紛失してしまう。観光ガイドの女性ナナはお詫びとしてハオフォンを夜の延吉に連れ出し、男友達シャオも合流して飲み会で盛り上がる。翌朝、寝過ごしたハオフォンはフライトを逃し、シャオの提案により3人でバイクに乗って国境クルージングに出かける

    「少年の君」のチョウ・ドンユイがナナ、「唐人街探偵」シリーズのリウ・ハオランがハオフォン、「流転の地球」のチュー・チューシャオがシャオを演じた。「イロイロ ぬくもりの記憶」で第66回カンヌ国際映画祭カメラドールを受賞したシンガポール出身のアンソニー・チェンが監督・脚本を手がけ、シンガポールと日本を拠点に活動するアーティストのキン・レオンが音楽を担当。

    2023年製作/100分/PG12/中国・シンガポール合作
    原題または英題:燃冬 The Breaking Ice

    北朝鮮と接する中国側の街、延吉。寒い街だね、映像を見る限り朝鮮族の影響が濃い街なんだね。中国で作るこの手の映画は難しいよね、ヌードは出せないしね。すべて妄想の世界。

    上海の男ハオフォンがふわふわした人物像で少しリアリティに欠けるのかな。だけどなかなか見ることのできない中朝国境の様子が見れてこの映画を観る価値はありました

    だけど中国映画としてはジャ・ジャンクーの「長江哀歌」には遠く及ばないね。

    そして、前々日に観た映画がロミー・シュナイダー主演のこの映画

    • 「デス・ウォッチ」

    いくらロミー・シュナイダーとハーヴェイ・カイテルと言えども、こんな訳のわからないSFチックな映画はなかろうと。中盤は眠くなったものね。本作公開の2年後、実際にロミーはこの世を去ったのですが、かなしいね。

    有楽町で映画を観終われば、いつものように日本橋へ移動します。京都ラーメンの「ますたに」さんへ。いつものようにビールと“たくあん”でしっぽりと。ここに来る外人さんは少ないけれど、一蘭に行くよりセンスがいいと思うんだがね。

    ビールを飲み終えれば、いつものように“麺お願いします”コールです。小ご飯とラーメン、やっぱり週一で来ないと収まりません。

    本日も良い1日でした。

    ジャ・ジャンクーの「長江哀歌」、主演のハン・サンミンには参るよね

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  • 映画「二つの季節しかない村」、超良質な映画だけど監督のメッセージは難しいね

    映画「二つの季節しかない村」、超良質な映画だけど監督のメッセージは難しいね

    2024年10月19日(土)

    フランス・パリ旅行記を本日は中断して、映画のお話しをします。

    昨日の金曜日は帰国2日目ですが、どうしても映画を観たくて劇場へね。観た映画はこちら。

    • 「二つの季節しかない村」

    トルコの辺境の村を舞台にした実に渋い映画。日経新聞の映画評でも評価が高かったのでね。

    話しはこんな感じ。

    春は来ない トルコ、

    アナトリア東部。

    果てしなく続く壮大な自然の前で、

    人間は如何に小さなものか――。

    「雪の轍」で第67回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したトルコの名匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督が、トルコ・アナトリア東部に広がる荘厳な自然の大きさと、自我に縛られた人間の悲しいほどの小ささを大胆に対比させて描いたドラマ。

    冬が長く雪深いトルコ東部の村。プライドの高い美術教師サメットはこの村を忌み嫌っているが、村人たちからは尊敬され、女生徒セヴィムからも慕われていた。ところがある日、サメットは同僚ケナンとともに、セヴィムたちから身に覚えのない“不適切な接触”を告発されてしまう。そんな中、サメットは美しい義足の英語教師ヌライと知り合う。


    主人公サメット役に「シレンズ・コール」のデニズ・ジェリオウル。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、ヌライ役のメルベ・ディズダルがトルコ人として初めて女優賞を受賞した

    2023年製作/198分/G/トルコ・フランス・ドイツ合作
    原題または英題:Kuru Otlar Ustune

    観ての感想。まず崇高な映画で題材は本当に身近なちょっとしたことの話しから展開していきますが、監督が何を訴えたいのか、おそらく自分も含め日本人にはわからないと思う

    厳しい土地での生活と人間というか、そうゆう漠然としたメッセージなのかね

    映画の内容はともかく、近年稀に見る自分にはきつかった映画です。まだ時差ボケが大いに残る体調でこの映画は厳しかった。そして3時間を超える長編です。

    やっぱり意識が飛ぶよね。

    そんな中でも不思議なのは、主人公とあの女子生徒との関係、主人公はあの生徒に何を期待というかイメージをもっていたんだろうね

    タルコフスキーやフェリー二の難解さとは違う、とにかく監督のメッセージがわかりませんでした。

    だけど良質な映画には間違いありません。おすすめです。

    観終われば、ここは有楽町。日本橋のあの店でランチを。

    京都ラーメンの「ますたに」さんへ。旅行があったので、10日ぶりの訪問です。

    まずはビールとたくわんです。やっぱり心落ち着くこの一瞬です。

    飲み終えればラーメンのコールです。

    今日も良い一日でした。眠かったけれどね。

    カンヌのパルムドール受賞作「落下の解剖学」を観たよ、結末が少し安易と思う

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  • 映画「Cloud クラウド」は前半は傑作、転売ヤーも大変なんだね、田舎に住んでも

    映画「Cloud クラウド」は前半は傑作、転売ヤーも大変なんだね、田舎に住んでも

    2024年10月1日(火)

    本日よりいよいよ10月。今年もあと残すは3ケ月、もうラストスパートに入りますね

    そして昨日の週初めはまずは映画から。予告編を劇場で観たときから面白そうだったのでね。

    その映画はこちら。

    • 「Cloud クラウド」

    菅田将暉が主演です。

    黒沢清監督が菅田将暉を主演に迎え、憎悪の連鎖から生まれた集団狂気に狙われる男の恐怖を描いたサスペンススリラー

    町工場で働きながら転売屋として日銭を稼ぐ吉井良介は、転売について教わった高専の先輩・村岡からの儲け話には乗らず、コツコツと転売を続けていた。ある日、吉井は勤務先の工場の社長・滝本から管理職への昇進を打診されるが、断って辞職を決意。郊外の湖畔に事務所兼自宅を借りて、恋人・秋子との新生活をスタートさせる。

    地元の若者・佐野を雇って転売業は軌道に乗り始めるが、そんな矢先、吉井の周囲で不審な出来事が相次ぐように。吉井が自覚のないままばらまいた憎悪の種はネット社会の闇を吸って急成長を遂げ、どす黒い集団狂気へとエスカレート。得体の知れない集団による“狩りゲーム”の標的となった吉井の日常は急激に破壊されていく。

    菅田扮する主人公・吉井の謎多き恋人・秋子を古川琴音、吉井が雇う青年・佐野を奥平大兼、ネットカフェで生活する男・三宅を岡山天音、工場の社長・滝本を荒川良々、吉井を転売業に誘う先輩・村岡を窪田正孝が演じた。

    2024年製作/123分/G/日本

    観ての感想。2/3までは圧倒的に面白かった。残念なのはあの狩りゲームに入ってからの現実感のないところかな、普通あんな銃撃戦ないでしょう

    2/3までの転売屋の実際は興味深かったね。菅田将暉の力の入らない演技も最高

    だけどあのアシスタントの無双感はどうなの、普通ありえないでしょう。あの恋人はどうゆう役割だったんだろう。ただ金目当てだけならば転売屋の恋人は選ばないでしょう。そして、松重をあのチョイ役で配した訳とは

    上記の部分でもう少し現実感があったなら、傑作になったと思うのですが。

    あの終わり方も不思議だよね。結局、佐野くんがキーパーソンということだったの

    見終われば、13時40分。いつものように道玄坂の「喜楽」へ。

    今日は時間も時間だけに、行列なしでカウンター席で。「喜楽」ではビールはなし、何となく二郎系のラーメンにビールは厳禁のような気がしてね

    だけど改めて思ったのは、田舎というか地方でネットビジネスするにしても、狭い社会では警察も含め監視感が半端でないよね、ああ、嫌だね

    モンゴルのウランバートル、小屋同然の証券会社の株が35倍になった、2年後に!

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  • 映画「ボレロ」は大入り満員、みんな大好きラヴェルのボレロだもんね

    映画「ボレロ」は大入り満員、みんな大好きラヴェルのボレロだもんね

    2024年8月14日(水)

    今日もまずは映画のお話しから。

    現在絶賛公開中の映画「ボレロ」を日比谷のシャンテに観に行ったよ、みんな知っている大好きなラベルのボレロですもんね、見逃す手はなし。

    劇場に行ってまずびっくりしたのは、観客の入りです。午前の回に行ったのですが、近年に見ないほどの入りです。みんな大好きだねボレロ。

    映画はこんなストーリーです。

    フランスの作曲家ラベルによる不朽の名曲「ボレロ」の誕生秘話を描いた音楽映画

    1928年、パリ。スランプに苦しむモーリス・ラベルは、ダンサーのイダ・ルビンシュタインからバレエの音楽を依頼される。彼は失ったひらめきを追い求めるかのように自身の過去に思いを馳せながら、試行錯誤の日々を経てついに傑作「ボレロ」を完成させる。しかし自身のすべてを注ぎ込んで作り上げたこの曲に、彼の人生は侵食されていく

    「黒いスーツを着た男」のラファエル・ペルソナがラベル役で主演を務め、ラベルの生涯にわたるミューズとなったミシアを「ベル・エポックでもう一度」のドリア・ティリエ、ダンサーのイダを「バルバラ セーヌの黒いバラ」のジャンヌ・バリバールが演じた。監督は「ココ・アヴァン・シャネル」「夜明けの祈り」のアンヌ・フォンテーヌ。ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による「ボレロ」に加え、ヨーロッパを代表するピアニストの1人であるアレクサンドル・タローがラベルの名曲の数々を演奏した。

    2024年製作/121分/G/フランス
    原題:Bolero

    観ての感想。誕生秘話というより、世紀の大傑作の「ボレロ」を生んだその後の重圧の話しかな、比重としては。自分としては主役の女性2名が美人というわけでもなく、そこが興味が減退したかな。人妻の人は雰囲気美人かな。バレリーナのイダ役も少し老けていて、最後のバレーシーンはよくないよね。曲はすばらしい。ストラヴィンスキーの話しも少し出ていたね。

    成功の度合いは違いますが、ビー・ジーズの栄光が思い浮かんできました。どちらも大成功ののちのその後の人生。しかし、「ボレロ」はあのリフレインは悪魔的な音楽です、1分間のリフが17回繰り返すという曲、20世紀で一番悪魔的な曲だと思う。

    だけどボレロの曲が使われた映画としては「愛と哀しみのボレロ」が世界遺産級ですね。

    だけど、本当に良い映画でした、是非、劇場の大画面と音響でね。

    観終われば、有楽町でランチ。酷暑なので近くの支那そばの「はしご」へ。

    ボレロで興奮した体をビールで冷やします。つまみは無料の刻んだ“おしんこ”で。これが合うんだな、ビールと。

    完飲すれば、「ぱいこうだんだんめん」(1,100円)を。ここで“ぱいこう”一択でしょう。

    今日もよい1日でした。

    あまりにも強大な成功に負けてしまったビージーズ 、世界中をフィーバーさせたらね

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  • 映画「大いなる不在」は何かザラついた違和感を感じさせる演技だね、監督の狙いかな

    映画「大いなる不在」は何かザラついた違和感を感じさせる演技だね、監督の狙いかな

    2024年7月24日(水)

    昨日も実に醜い酷暑なので、映画館に行って涼むしか手がありません

    そんなわけで本日は遠くに出かけて新宿まで。25分しかかからないければ、完全アウェーの街です。テアトル新宿まで出かけて観た映画はこちら。

    • 「大いなる不在」

    映画はこんな感じ。

    長編デビュー作「コンプリシティ 優しい共犯」がトロント、ベルリン、釜山などの国際映画祭に招待され高い評価を得た近浦啓監督の第2作。森山未來が主演を務め、藤竜也と親子役で初共演を果たしたヒューマンサスペンス

    幼い頃に自分と母を捨てた父が事件を起こして警察に捕まった。知らせを受けて久しぶりに父である陽二のもとを訪ねることになった卓(たかし)は、認知症で別人のように変わり果てた父と再会する。さらに、卓にとっては義母になる、父の再婚相手である直美が行方をくらましていた。一体、彼らに何があったのか。卓は、父と義母の生活を調べ始める。父の家に残されていた大量の手紙やメモ、そして父を知る人たちから聞く話を通して、卓は次第に父の人生をたどっていくことになるが……

    主人公・卓を森山未來が演じ、父・陽二役は「コンプリシティ 優しい共犯」でも近浦監督とタッグを組んだ藤竜也が務めた。卓の理解者となる妻の夕希役は真木よう子、行方知れずの義母・直美役は原日出子。第71回サン・セバスチャン国際映画祭のコンペティション部門で藤竜也がシルバー・シェル賞(最優秀俳優賞)を受賞。第67回サンフランシスコ国際映画祭では最高賞のグローバル・ビジョンアワードを受賞。

    2023年製作/133分/G/日本
    配給:ギャガ

    観ての感想。

    表現は変ですが、“何かザラッとした違和感を感じる映画”かな。みんなの演技が門外漢を感じさせるのかも、それが監督の狙いならすばらしい

    森山未來の違和感はいつもの演技だと思いますが、藤竜也の言葉遣い(元大学教授の約だからね)、真木よう子の演技しない演技、やっぱり何か変わった感触の映画だよね。

    話しもわかったようで、何かわからないような。まあ、日本の縮図というか、認知症を持つ家庭の大変だねを実感。

    それにしても原日出子が和泉雅子なみになったのは驚きです。いろいろストレスがあったんだろうね。あの役、筒井真理子にやらせたら、毒気があってすごいことになったんだろうね。

    とにかく少し長いと言うか、凡長だと思います、30分短くすればもっと良い映画になったと思います。

    観終わればランチです。完全アウェーの新宿ではやっぱりチェーン店だよね、それも“とんかつ”ね。というわけで、とんかつ「和光」へ。

    まずはビールから、とんかつのお店ではこれ礼儀ですね。

    そして、ランチのロースかつを1,000円で食べれる幸せです。

    とんかつの写真、失念したようです、ボケたのかな。

    美味しくいただきました。ごちそうさまでした。

    「ゴールドボーイ」は出色の出来、主役はもはや安室朝陽役の羽村仁成だね





  • 映画「チャレンジャーズ」は正に“ゼンデイヤ”様の降臨だね、超スタイリッシュ

    映画「チャレンジャーズ」は正に“ゼンデイヤ”様の降臨だね、超スタイリッシュ

    2024年7月17日(水)

    昨日は7月の3連休空けの火曜日です。

    週初めはまず映画を1本ね。観た映画は、前から気になってはいたのですが、劇場で観るか観ないか迷っていた映画です。もう劇場で公開されて1ケ月経っているものね。その映画とは、

    • 「チャレンジャーズ」

    スポーツ&恋愛ものなんだね。こんな感じの映画。

    「君の名前で僕を呼んで」「ボーンズ アンド オール」のルカ・グァダニーノ監督が「DUNE デューン 砂の惑星」「スパイダーマン」シリーズのゼンデイヤを主演に迎え2人の男を同時に愛するテニス界の元スター選手と、彼女の虜になった親友同士のテニス選手の10年以上にわたる愛の物語を描いたラブストーリー

    テニス選手のタシ・ダンカンは確かな実力と華やかな容姿でトッププレイヤーとして活躍していたが、試合中の怪我により選手生命を絶たれてしまう。選手としての未来を突然失ってしまったタシは、自分に好意を寄せる親友同士の若き男子テニス選手、パトリックとアートを同時に愛することに新たな生きがいを見いだしていく。そして、その“愛”は、彼女にとって新たな“ゲーム”の始まりだった。

    「ゴッズ・オウン・カントリー」のジョシュ・オコナーがパトリック、「ウエスト・サイド・ストーリー」のマイク・ファイストがアートを演じた

    2024年製作/131分/PG12/アメリカ
    原題:Challengers

    とにかく主演女優の“ゼンデイヤ”ありきの映画ですね。悪い意味ではありませんよ。しかも製作にも名を連ねているしね。

    映画でのあの恋愛はよく理解できず、ストーリーも特筆すべきものはないと思いますが、“ゼンデイヤ”の存在感、恐るべしです。若いときのテニスシーンは神がかった美貌ですね。超スタイリッシュ

    それと感心したのがテニスシーンの迫力あるボールの映像です、この撮影はすごいよね。やっぱりプロのボールは怖いね。

    そして、帰り道に気づいたのでした。本日の収穫の“ゼンデイヤ”様はあのデューンでの主人公の相手役の女の子だと。デューンを観たときには、なんでこの役にこんなブスを使うのだろうと思ってみていたのですが。(失礼)これが“ゼンデイヤ”かとね。

    この人、すごくブスに見える時と超美人に見える時があるよね、まさにレディー・ガガ現象が起こるのね

    いろいろ書きなぐりましたが、是非、劇場で“ゼンデイヤ”様のお姿を拝見すべしです。

    だけど、あのエンディングはないよね、訳わからん。

    渋谷で観終われば、いつもの百軒店のラーメン「喜楽」へ。2時過ぎに訪問で、行列なしで1Fのカウンター席へ。いつもの“チャーシュー麺”を。

    だけど毎回つぶやくよ、どうして一蘭ごときにあんなに並ぶの、そこの外人。あんたたち、ラーメン舌がないよね。

    バーブラ・ストライサンドとレディー・ガガの共通点は?ブスと超美人に見える時があるんだな、不思議

     



  • 映画「潜水艦コマンダンテ」は実に男臭い、ヒューマン戦争ドラマだよ

    映画「潜水艦コマンダンテ」は実に男臭い、ヒューマン戦争ドラマだよ

    2024年7月5日(金)

    ヘルシンキの旅日記が終わり、また日常に戻ります。

    木曜日はいつものとおり、1週間で唯一、ルーティーンのある日です。

    お昼すぎに銀座の絵画教室に出かけます。 教室は13時から2時間です。 本日は前回から続く水溶性インクを使って、スイスの「グリンデルワルト」の山岳風景の仕上げの着彩です。雪の感じを出すために、水溶性インクの線を水で洗い、山に積もる雪の感じを出します。

    こんな感じの絵になりました、どうでしょうか。

    そして、お絵描きが終われば、これまたいつもの遅いランチです。

    銀座の老舗ラーメン店の「共楽」さんへ。3時過ぎで本日も待ちはなし。まずはビールから。カウンター席でまったりです。 飲み終わる頃合いを見計らって、いつもの“麺お願いします”のコールです。 いつものように“ワンタンメン”です。いつもの変わらぬおいしさです。変わらない木曜日の日課。週イチで行かないとね。

    今日は週初めに観た映画から。イタリアの渋い映画です。

    • 「潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断」

    あらすじはこんな感じ。

    第2次世界大戦中にイタリア海軍の潜水艦コマンダンテ・カッペリーニが敵国船の乗組員を救助した実話をもとに、戦時下でも失われることのなかった海の男たちの誇りと絆を描いた戦争ドラマ

    1940年10月。イタリア海軍の潜水艦コマンダンテ・カッペリーニは、イギリス軍への物資供給を断つために地中海からジブラルタル海峡を抜けて大西洋へ向かっていた。その途中で遭遇した船籍不明の船を撃沈するが、それは中立国ベルギー船籍の貨物船カバロ号だった。コマンダンテ・カッペリーニのサルバトーレ・トーダロ艦長はカバロ号の乗組員たちを救助して最寄りの港まで運ぶことを決めるが、そのためには自らと部下たちを危険にさらすのを覚悟の上で、潜航を諦めて無防備状態のままイギリス軍の支配海域を航行しなければならず……。

    主人公トーダロ艦長役に「シチリアーノ 裏切りの美学」のピエルフランチェスコ・ファビーノ。「堕ちた希望」のエドアルド・デ・アンジェリスが監督を務め、撮影ではイタリア海軍全面協力のもと実物大の潜水艦コマンダンテ・カッペリーニを再現した。2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。

    2023年製作/121分/G/イタリア・ベルギー合作
    原題:Comandante

    潜水艦もので第二次世界大戦ならば、激しいドンパチがあるのかと思っていましたが、全く違うヒューマンドラマでした。だけど、ジワッと後味の良い映画ですね。

    主演のピエルフランチェスコ・ファビーノは最近よく見る顔だね、売れているんだろうね。この映画は全体的に暗い描写が多いので、是非、劇場で観たほうがいいよ。

    主人公は実に男臭いね、最近のヤワなイタリア男とは違うよ。(あの人のことを言っているのではありません、ジローラモ、あっ言っちゃった)

    映像も余韻も心がまさにざわつく映画だよね、まさに快作「関心領域」

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  • 映画「フェラーリ」は劇場でね、車はマセラティよりはフェラーリを選ぶべし

    映画「フェラーリ」は劇場でね、車はマセラティよりはフェラーリを選ぶべし

    2024年7月6日(土)

    本日はフィンランド滞在記の中休みで映画のお話しを。

    昨日は帰国してすぐに観たかった映画「フェラーリ」(原題: Ferrari)を六本木ヒルズに観に行ったのです。この映画、フィンランド行きのJALの映画でもやっていたのですが、やっぱり機内ではまったく観ても分からなかったので、劇場に向かいます。

    何たって当代随一の名監督のマイケル・マンだもんね。SFは抜きにして、良い映画に仕立てるのはこの監督だよね、昔のシドニー・ポラックのようにね。

    劇場でたくさん流れていたこの映画のトレーラーの“フェラーリ”を巻き舌でしゃべるあれ、いいよね、もろイタリアン

    映画はこんな感じ。

    マイケル・マン監督がアダム・ドライバーを主演に迎え、イタリアの自動車メーカー・フェラーリ社の創業者エンツォ・フェラーリを描いたドラマ。ブロック・イェーツの著書「エンツォ・フェラーリ 跳ね馬の肖像」を原作に、私生活と会社経営で窮地に陥った59歳のエンツォが起死回生をかけて挑んだレースの真相を描く。

    1957年。エンツォ・フェラーリは難病を抱えた息子ディーノを前年に亡くし、会社の共同経営社でもある妻ラウラとの関係は冷え切っていた。そんな中、エンツォは愛人リナとその息子ピエロとの二重生活を妻に知られてしまう。さらに会社は業績不振によって破産寸前に陥り、競合他社からの買収の危機に瀕していた。再起を誓ったエンツォは、イタリア全土1000マイルを縦断する過酷なロードレース「ミッレミリア」に挑む

    妻ラウラをペネロペ・クルス、愛人リナをシャイリーン・ウッドリーがそれぞれ演じた。2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。

    2023年製作/130分

    やっぱりいい映画だね。機内で観たのと180度違う感想。レースシーンはありますが、あまり飛んだり跳ねたりしない、エンツォと妻ラウラを巡るファミリードラマです。

    エンツォ役のアダム・ドライバーは彼のキャリアの中で最大の当たり役でしょう。今まであまり好きでない役者(何となくデクノボウ役者)だったのですが、これは雰囲気ありました。

    アル・パチーノがあと30歳若ければ、彼が最適任だとは思いますが

    妻役のペネロペ・クルスのあの何となくやさぐれた演技もよかったですが、やっぱりスペイン人なんだねと思う自分。このあたりの役をやらせたら当代随一のイタリア女はレディー・ガガでしょう

    やっぱりこの映画を観て、マセラティよりフェラーリを選ばないといけないと思いました、買えるかな。終われば、麻布十番の「新福菜館」へ。

    熱った体をビールで冷やします。外国人が誰もいないのもよろし。一蘭より数百倍、こちらの方がうまいのにね。

    中華そば(並)をいただき大満足の一日でした。

    それにしても暑いね。

    バーブラ・ストライサンドとレディー・ガガの共通点は?ブスと超美人に見える時があるんだな、不思議

     



  • 無題の投稿31910

    2024年6月29日(土)

    昨日り関東圏り大雨はすごかったね。

    こんな日はいつものように映画鑑賞が一番だね。昨日は金曜日なので新しく封切りされる映画があるね。週末から来週はヘルシンキに行くので、一番興味のある映画を観に行ったよ。

    ウィル・スミスの「バッドボーイズ」よりはこちらだろうと思ってね。

    • クワイエット・プレイス:DAY 1(A QUIET PLACE: DAY ONE)

    劇場の予告編で大量プッシュされていたのでね。話しはこんな感じ。

    物語は、ひとつの家族を襲ったあの衝撃から471日前、世界が沈黙した日[DAY 1]へと遡る

    音を立てるものすべてに襲い掛かる謎の生命体が突如として大都市・ニューヨークに襲来し、猫を抱えた1人の女性は、“即死度MAX”のサバイバルを余儀なくされる。果たしてこの街に生き残る術など存在するのか。この絶望に、彼女はどう立ち向かうのか。そして、“音を立ててはいけない”というルールに人類はいかに辿り着くのか。究極のサバイバルの先に、彼女たちが見たものとは…

    監督 マイケル・サルノスキ

    出演 ルピタ・ニョンゴ、ジョセフ・クイン、アレックス・ウルフ、ジャイモン・フンスー

    上映時間:100分

    観ての感想の前にこれだけは。これは音響の良い広い画面で絶対に観た方がいいよね。これだけは間違いなし

    話しとしてはちょっと突飛な感じで不自然さがあるよね。他の人はすぐに襲われるのに、あの2人はすぐに襲われないのかね。そして、女性の主人公はわかるのですが、何故にあの男の人と出会って、すぐに仲良しになるの、男の近づき方も不自然。

    そしてあのエイリアンの姿形もどうなのかね、リドリースコットのエイリアンから進化していないぞ。あんなにすばしっこいのに、水に弱いエイリアン、強くなさそうですね

    自分が観てて思ったのは、この映画の結末、つまりどうやって終わらせるんだろうね、ということです。あんな感じしかないのかな。

    そして主人公のホスピス患者という設定、何か意味があるのかね

    これ続編もあるのかな、何かありそうな雰囲気。

    映画を観終わっても外は大雨です。六本木ですが、目指すは麻布十番のあのお店です。京都で知らぬものはいない、「新福菜館」です。1週間も間を開ければ、また食べたくなるよね。

    というわけで、まずはアサヒのスーパードライです。エイリアンに犯された体をクールダウンです。

    いただくのは、ラーメン(並)850円です。

    外は大雨ですが、やっぱり最高に美味いラーメンだよね。ご馳走様でした。

    「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」を観て、不覚にも涙を流したんだな、やっぱり大作だよ、観るべし

     



  • 映画「ホールドオーバーズ」は淡々とした話しだが味があるね、まさに小津のよう

    映画「ホールドオーバーズ」は淡々とした話しだが味があるね、まさに小津のよう

    2024年6月26日(水)

    本日も映画の話しから。昨日は月曜日に引き続いて映画を観に行ったよ。同じ渋谷のル・シネマです。週が変わり、ラインナップが一新されたので、2日続けての訪問です。

    観たのはこちら。

    • 「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」

    この映画、各劇場で異様に予告編が流れていたよね、予告編を見た限り、なんかおもしろくなさそうな話しだなと思っていました

    だけど世間の評価は高いとか、新聞の映画評は今週はこの映画を批評していたのでね。まさに怖いもの見たさで劇場に向かったのでした。

    映画はこんな感じ。

    「ファミリー・ツリー」「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」の名匠アレクサンダー・ペイン監督が、「サイドウェイ」でもタッグを組んだポール・ジアマッティを主演に迎えて描いたドラマ

    物語の舞台は、1970年代のマサチューセッツ州にある全寮制の寄宿学校。生真面目で皮肉屋で学生や同僚からも嫌われている教師ポールは、クリスマス休暇に家に帰れない学生たちの監督役を務めることに。そんなポールと、母親が再婚したために休暇の間も寄宿舎に居残ることになった学生アンガス、寄宿舎の食堂の料理長として学生たちの面倒を見る一方で、自分の息子をベトナム戦争で亡くしたメアリーという、それぞれ立場も異なり、一見すると共通点のない3人が、2週間のクリスマス休暇を疑似家族のように過ごすことになる

    ポール・ジアマッティが教師ポール役を務め、メアリー役を「ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ」「ラスティン ワシントンの『あの日』を作った男」のダバイン・ジョイ・ランドルフ、アンガス役を新人のドミニク・セッサが担当。脚本はテレビシリーズ「23号室の小悪魔」「ママと恋に落ちるまで」などに携わってきたデビッド・ヘミングソン。第96回アカデミー賞では作品賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞、編集賞の5部門にノミネートされ、ダバイン・ジョイ・ランドルフが助演女優賞を受賞した。

    2023年製作/133分/PG12/アメリカ
    原題:The Holdovers

    観ての率直な感想。

    決して何か出来事が起こるわけではありません、が、何か味のあるすごくいい映画だよね。こんな映画もあってもよいのかと新鮮な驚きです。

    1971年のクリスマスの数日間のたわいもない話しなのですが。あの人(高校生)が主人公になるのかという驚き、まあ先生はわかるのですが。

    自分が思ったのは、これは小津安二郎の欧米版なのではということ。まあ、些細なことが普通で、それが映画になるということ。

    何も言えませんが(それがいい)、超おすすめの映画です。クリスマスの時期の日本公開なら最高だったね。

    観終われば、本日のランチは表参道のとんかつ「まい泉」へ。毎日、ラーメンも体に悪いと思ってね、とんかつも同じか。13時30分着で15分ぐらいの行列だったら許せるかな。

    まずはプレミアム・モルツで乾杯です。(何に乾杯?)

    今日は一口かつカレーにしてみたよ。らっきょう、美味し。

    ご馳走様でした。今日も楽しい一日でした。

    「ハリーとトント」は人生の渋みをしみじみと感じさせる良い映画、捨てたもんじゃないよ





  • 映画「オペラ座の怪人」製作20周年記念、話のすじはわかったがミュージカルの方がよし

    映画「オペラ座の怪人」製作20周年記念、話のすじはわかったがミュージカルの方がよし

    2024年6月15日(土)

    昨日は朝一でひと仕事したよ。お墓の申込書を青山霊園の事務所へ。

    終われば、六本木ヒルズへ移動します。東宝シネマズで本日から始まる「オペラ座の怪人」を観るためです。何でも、20周年を記念して4Kデジタルリマスター版でリバイバル公開だそうです。これは見逃せません。

    実はミュージカルでは2回ほど、ブロードウェーで観ているのです。直近では6年前、娘と2人で。映画は観たことがありません。さすがに英語のミュージカルでは話しの細かい筋までわからないので、もやもやとはしていたのですが。

    映画で話しをマスターしようと思ってね。

    釈迦に説法ですが、話しはこんな感じ。

    「キャッツ」「エビータ」などの大ヒットミュージカルを生みだした作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーが、ガストン・ルルーの小説をもとに手がけたミュージカル「オペラ座の怪人」を映画化。ロイド=ウェバー自身が製作・作曲・脚本に参加し、「バットマン フォーエヴァー」「フォーン・ブース」のジョエル・シュマッカー監督がメガホンをとった。

    19世紀のパリ・オペラ座では仮面をつけた謎の怪人・ファントムの仕業とされる奇怪な事件が続いていた。リハーサル中に起こった事故をきっかけにプリマドンナの代役を務めることになった若きオペラ歌手のクリスティーヌは、初主演となったその舞台で喝采を浴び、幼なじみの青年貴族ラウルとも再会を果たす。クリスティーヌに才能を見いだしたファントムは、彼女に音楽の手ほどきをし、クリスティーヌはファントムを亡き父親が授けてくれた「音楽の天使」と信じ、プリマドンナへと成長する。ラウルに愛されながらも、孤独な魂と情熱を持ったファントムに心をひかれていくクリスティーヌだったが、ある時、ファントムの仮面の下に隠された秘密を知ってしまう。

    ファントムをジェラルド・バトラー、クリスティーヌをエミー・ロッサム、ラウルをパトリック・ウィルソンが演じ、ミュージカルシーンの歌唱もすべて本人が担当。スワロフスキー・クリスタル製のシャンデリアをはじめとした豪華絢爛な美術と衣装や装置なども見どころで、アカデミー賞では撮影賞、美術賞、歌曲賞にノミネートされた。日本では2005年1月に公開され、興行収入42億円の大ヒットを記録した。2024年6月、20周年を記念して4Kデジタルリマスター版でリバイバル公開。

    2004年製作/141分

    観ての感想。ミュージカルを観た時、何故、最初に象が出てくるのかわからなかったのですが、劇中オペラだったのね。映画は結構伏線ありの詳しい話しをたどるのね。そりゃ、英語の「オペラ座の怪人」を観ただけでは話しはわからないよね。

    だけど、映画でもあの猿のおもちゃが最初と最後に出てくるところ、時間軸がどうなっているのか映画を観てもわかりませんでした。もう1回、映画を観る必要があるかな。

    映画の方が原作に忠実で、ミュージカルの方がサービス精神旺盛でいいかな。何せ、あのメインテーマを後半でも流してくれるもんね。

    終われば火照った体を冷やしに、麻布十番の「新福菜館」へ。ビールがうまいね。そして、中華そばへなだれ込みます。

    今日もよい1日でした。本日の東京は今年の最高気温、梅雨はくるのかね。

    [ロンドン旅行記3]ロンドン観光の締めはやっぱり「レ・ミゼラブル」だよね

     



  • トノバンこと加藤和彦のドキュメンタリー、時代というかノスタルジーを感じたよ

    トノバンこと加藤和彦のドキュメンタリー、時代というかノスタルジーを感じたよ

    2024年6月12日(水)

    先週こんなドキュメンタリーを劇場で観たよ。

    • 「トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代」

    もちろん加藤和彦という名前は知ってはいましたが、時代的にはあまり接点がなかったかな、自分としては。その世界観もね。「ザ・フォーク・クルセダーズ」は自分と年代的にかなり違うし、「サディスティック・ミカ・バンド」はその音楽性があまり自分の趣味ではなかったので。

    そんなよく知らない加藤和彦のドキュメンタリーが製作されたので、足を運んだ次第です。

    2009年没。享年62歳。死因は自殺とのこと

    ドキュメンタリーはこんな感じ。

    日本のポピュラー音楽史に残る数々の名曲を生んだ音楽家・加藤和彦の軌跡をたどったドキュメンタリー

    「ザ・フォーク・クルセダーズ」や「サディスティック・ミカ・バンド」など時代を先取りした音楽性で多くの人々に影響を与え、「トノバン」の愛称で親しまれた加藤和彦。日本初のミリオンヒットを生んだザ・フォーク・クルセダーズの結成秘話、世界進出を果たしたサディスティック・ミカ・バンドの海外公演やレコーディング風景をとらえた貴重な映像、日本のポップスの金字塔といわれる“ヨーロッパ3部作”に隠された逸話などを紹介。さらに、不朽の名曲「あの素晴らしい愛をもう一度」を新たにレコーディングし、さまざまなジャンルのミュージシャンによって進化する楽曲の姿を映し出す。

    ミュージシャン・高橋幸宏が加藤に寄せた思いから映画の企画が立ち上がり、「SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬」の相原裕美が企画・監督・プロデュースを担当した。

    2024年製作/118分

    映画で知ったこと。

    竹内まりあのデビューシングル「戻っておいで・私の時間」は、作詞: 安井かずみ 作曲: 加藤和彦というすごい組み合わせだったんだね。ちなみに「不思議なピーチパイ」もこの2人のコンビです。映画にはその辺りの逸話も聞けますよ。

    自分的には冒頭で述べた通り、あまり聴き込んだという人ではないのですが、晩年はよくセレブ雑誌でそのライフスタイル、いわゆるヨーロッパ志向の強いということで見かけていましたね。

    そして、自分的にはこの加藤和彦が死ぬ前に軽井沢で会ったという人のことを知っているのです。何かの縁でこの話しの顛末を知っているのです。

    そして、ミカバンドの福井ミカさんも波乱万丈の人生を送ったんだね。

    時代を感じさせるドキュメンタリーでした。

    劇場は白い髪の年配の方がたくさんいらっしゃって、びっくりでした。

    「愛と哀しみのボレロ」を劇場で観たよ、まさにこれを観ないでに死ねるか

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  • 「ボブ・マーリー ONE LOVE」を観て、唄で世界を震撼させたんだよ

    「ボブ・マーリー ONE LOVE」を観て、唄で世界を震撼させたんだよ

    2024年5月18日(土)

    本日もまずは映画のお話しからです。

    今週末から封切りの中で一番期待していたのが、「ボブ・マーリー ONE LOVE」です。なんたって、あのボブ・マーリー様だからね

    封切り初日に日比谷の東宝シネマズのプレミアム・シアターに行ってきました。

    ジャマイカが生んだ伝説のレゲエミュージシャン、ボブ・マーリーの波乱万丈な人生を映画化した音楽伝記ドラマ

    1976年、カリブ海の小国ジャマイカは独立後の混乱から政情が安定せず、2大政党が対立していた。30歳にして国民的アーティストとなったボブ・マーリーは、その人気を利用しようとする政治闘争に巻き込まれ、同年12月3日に暗殺未遂事件に遭う。2日後、マーリーは怪我をおして「スマイル・ジャマイカ・コンサート」に出演した後、身の安全のためロンドンへ逃れる。名盤「エクソダス」の発表やヨーロッパツアーを経て、世界的スターの階段を駆け上がっていくマーリーだったが、その一方で母国ジャマイカの政情はさらに不安定となり、内戦の危機が迫っていた。

    「あの夜、マイアミで」のキングズリー・ベン=アディルがボブ・マーリー役で主演を務め、「キャプテン・マーベル」のラシャーナ・リンチが妻リタを演じた。「ドリームプラン」のレイナルド・マーカス・グリーンが監督を務め、プロデューサーにはボブ・マーリーの妻リタ、息子ジギー、娘セデラが名を連ねた。

    2024年製作/108分/PG12/アメリカ
    原題:Bob Marley: One Love

    観ての感想。ブラピ出資の製作会社が製作したんだね。題材はもう極上なんだから、もう少し映画としては違う切り口がなかったのかな、と思った次第です。正面から行くとあの政治的な話しになるわけでね。父親との葛藤もかなりあったんだね。

    映画の感想はこんな感じだけど、ボブ・マーリーの歌さえあれば、熱い映画にはなるよね。主演の彼はすばらしいね。

    あんな雰囲気のノリで曲を作っているなんて、やっぱり天才だよね。そこはすごく勉強になりました。

    自分的にボブ・マーリーのアルバムの中で一番すごいのはやっぱりこれだと思うんだね。

    • 「ライヴ!」

    このアルバムのライナーノーツを書いている石田昌隆さんが書いているコメントがすばらしい。1998.3.27記。

    ベストと言ってよいのがこの「ライヴ!」だと思う。

    その第一の理由は、ここに収録されているテイクの「ノー・ウーマン・ノー・クライ」がとにかく最高だからだ。

    第ニの理由は、ボブ・マーリーが世界を震撼させた瞬間がこの1枚に凝縮されているということだ。

    でもやっぱり72年らアイランド・デビューを果たした「キャッチ・ア・ファイアー」は、インターナショナルな音を見事に提示していた。それでもなお、ウェイラーズからすでにバニー・ウェイラーやピーター・トッシュが脱退してしまっていても、この「ライヴ!」が世界を震撼させたのである

    ボブ・マーリーが本当に世界に認知されたのは、やはり「アイ・ショット・ザ・シェリフ」をエリック・クラプトンがカヴァーして特大ヒットしたのがきっかけだったという事実があるからだか、そのオリジナルの本当の凄さが、「アイ・ショット・ザ・シェリフ」も演っているこの「ライヴ!」によって証明されたのである。

    自分のコンサート人生での大失敗は渋谷公会堂でのボブ・マーリーのコンサートに行かなかったこと。同時代に東京にいたのに。このライナーノーツの筆者の石田さんはこの東京でのコンサートを目撃して、自分の人生を変えてしまったとのこと。

    音楽の力で世界を変革していけるかという命題について確信をもってYESとは言えないけれど、音楽の力が個人の人生を変えてしまうことは確実にあるとのこと。名言です。

    今観れる、観るべき、最高のショーであり映画、「アメリカン・ユートピア」を観たぞ!これぞ現代の大傑作

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