カテゴリー: 映画

  • 映画「メガロポリス」、アメリカで大コケしたのも納得、だけどコッポラだからOK

    映画「メガロポリス」、アメリカで大コケしたのも納得、だけどコッポラだからOK

    2025年6月24日(火)

    昨日の月曜日の東京は暑い一日、都議選では自分が1票入れた候補者は落選してたね。

    そして、週初めはこの大作映画を満を持して観に行ったよ。あの生きる伝説コッポラが私財を投入して製作した映画だもんね。アメリカでの興行は大失敗とのことですが、観に行くしかないね。観に行ったのは丸の内ピカデーのDolby Atmos、初めて行ったけど座席もすばらしい、没入できるね。そうそう、観に行ったのはこちらの映画。

    • 「メガロポリス」

    巨匠フランシス・フォード・コッポラが40年をかけて構想したSF叙事詩。アメリカをローマ帝国に見立てた大都市ニューローマを舞台に、理想の新都市メガロポリスを通じて未来への希望を描き出す

    21世紀、アメリカの大都市ニューローマでは、富裕層と貧困層の格差が社会問題化していた。新都市メガロポリスの開発を進めようとする天才建築家カエサル・カティリナは、財政難のなかで利権に固執する新市長フランクリン・キケロと対立する。さらに一族の後継を狙うクローディオ・プルケルの策謀にも巻き込まれ、カエサルは絶体絶命の危機に陥る。

    コッポラ監督がH・G・ウェルズ原作の映画「来るべき世界」に着想を得て1980年代より脚本を構想し、2001年には撮影準備を進めていたが9・11同時多発テロの影響で中断。そのまま頓挫の危機に陥ったが、2021年にコッポラ監督が私財1億2000万ドルを投じて製作を再始動させ、2024年についに完成させた。「スター・ウォーズ」シリーズのアダム・ドライバーが天才建築家カエサル役で主演を務め、彼と対立する市長キケロ役でドラマ「ブレイキング・バッド」シリーズのジャンカルロ・エスポジート、キケロの娘ジュリア役でドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズのナタリー・エマニュエルが共演。2024年・第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。

    2024年製作/138分/PG12/アメリカ
    原題または英題:Megalopolis

    はっきり言って、映画は意味不明の様相です。ローマのシーザーとキケロの時代と現在のニューヨークの合体ですが、もうわけわからんね。だけど、コッポラだから許します。

    また、今の世界の分断を皮肉と風刺のメッセージなんだろうね、特にトランプのアメリカ。コッポラの憂いがメッセージだと思いました。これだと、コケるのは無理ないね。

    ローレンス・フィッシュバーンは存在感あり、字幕はさすがに戸田奈津子さんだね、変なところで感心しました。

    観終われば、日本橋の「ますたに」へ。

    難解な映画を観た後ですがら、クールダウンするためにはまずビールです。

    今日のラーメンも美味し。

    ご馳走さまでした。

    「アラビアのロレンス」を二度観み、ピーター・オトゥールの妖しさはLGBTぽい

     



  • 夏がやって来た、1年半ぶりに“町中華の雄”の芝大門は「味芳斎」を訪問、ニラレバね

    夏がやって来た、1年半ぶりに“町中華の雄”の芝大門は「味芳斎」を訪問、ニラレバね

    2025年6月23日(月)

    日曜日は都議選、来月は参議院選挙と世の中が少しヒートアップ。

    だけど自分は週末はいつものように、DVD鑑賞と外食でまったりと過ごす週末です。観た映画はこちらの2本。

    • 「飢餓海峡」
    • 「日本の首領(ドン) 完結篇」

    まずは「飢餓海峡」から。

    水上勉の同名推理小説を内田吐夢が映画化

    「砂の器」と並び、日本映画の傑作と称される東映が監督に無断で編集した167分版と、監督自身の手による183分の完全版がある。昭和22年に青函連絡船沈没事故と北海道岩内での大規模火災が同時に起きる。火災は質屋の店主を殺害し金品を奪った犯人による放火と判明。そして転覆した連絡船からは二人の身元不明死体が見つかった。

    それは質屋に押し入った三人組強盗のうちの二人であることが分かる。函館警察の弓坂刑事は、事件の夜に姿を消した犬飼多吉という男を追って下北半島へ赴く

    出演: 三國連太郎 、 風見章子 、 高倉健 、 左幸子

    前半と後半が全く別れる構成なんだね。健さんが出てくるのは後半から。だけど、話し的にはそんなに複雑ではないのだけれど、ここまで長い映画にする必要あるかと思いました。

    三國連太郎はかなり背丈のある人だったんだね、映画の作りは古さを感じさせるね

    うーん、日本映画の傑作とは思えないな。

    次は「日本の首領(ドン) 完結篇」です。

    日本最大の暗黒ファミリーとそれを率いる首領(ドン)の存在を通し、壮大な人間ドラマを描いた任侠ドラマ3部作の完結編。日本財政界の黒幕・大山が癌で倒れたことにより、関東同盟理事長・大石と関西中島組長・佐倉の間に再び不穏な空気が流れる。

    出演: 三船敏郎 、 菅原文太 、 高橋悦史 、 大谷直子 、 片岡千恵蔵 、 佐藤慶 、 佐分利信

    3部作の最終編。やっぱり第1話が一番良かったかな、何でもそうだけど、鶴田浩二の回ね。

    大谷直子はなんかパサパサしていて、薫るような色気が感じられないのず玉にキズ、金子信雄は最後までいい味を出していました。

    そして土曜日の夕食です。

    久しぶりにこの街中華の名店へ。芝大門の「味芳斎」。前回訪問は2023年10月だったので、1年半ぶりの訪問です。それまでは3ケ月に1回は行っていたのにね。

    本日は夏本番の天気、ニラレバでスタミナをつけようと思ってね

    予約は受け付けていませんので、19時に3名でガチ訪問です。空席があって良かったね

    まずは何はともあれ、瓶ビールから。注文はいつものド定番のこの3品。

    • ピーマンレバー
    • ナスひき肉辛子旨煮
    • ニラレバー(大)

    やっぱり味濃いめでカラッと素揚げされたレバー、美味し。生臭いレバーは食べれないよ。

    やっぱり定期的に通わないといけないね。ビール2本飲んで、6千円台、コスパも言うことなし

    ご馳走様でした。

    2023年の最後の晩餐は六本木の「中国飯店」で、“黒酢の酢豚”と“黒チャーハン”ね

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  • 映画「ラ・コシーナ/厨房」、この古典、何を伝えたいのだろう、“移民でも夢を?”

    映画「ラ・コシーナ/厨房」、この古典、何を伝えたいのだろう、“移民でも夢を?”

    2025年6月19日(木)

    昨日の午前中は今週2回目の都議選のお手伝い、4時間ほどお仕事タイムです。

    前回も思ったけれど、世の中いろんな人がいるね。

    終われば12時過ぎ。本日は日比谷で映画を観たよ、丁度、都合の良い映画がありました。

    その前に日比谷でランチ。毎週は行かないけれど数週間に一度は食べたくなる、“パーコーだんだん麺”。というわけで、日比谷の「はしご」さんへ

    この猛暑、ランチでもビールを飲まないと干上がります、いろんな言い訳をつけてね

    今日のビールは美味かったね、飲み終われば、“パーコーだんだん麺”です。

    やっぱり美味し。

    その後にテアトルシネマ有楽町で観た映画はこちら。

    • ラ・コシーナ/厨房 La Cocina

    メキシコの鬼才×ハリウッドが誇る実力派ルーニー・マーラ 爆発寸前の感情が渦を巻く、社会風刺&厨房エンターテインメント!

    イギリスの戯曲を原作に、舞台をニューヨークに移して描く【厨房=世界の縮図】 スタッフの多くが移民で構成されたニューヨークの観光客向け大型レストラン「ザ・グリル」。

    本作は、その人間関係を時にユーモラスに、時に痛烈に描いたヒューマン・エンターテインメント。 原作は、イギリスの劇作家アーノルド・ウェスカーが書いた1959年初演の戯曲「調理場」。日本でも2005年に舞台演出家の蜷川幸雄の演出により「キッチン KITCHEN」として上演されるなど幾度となく舞台化されてきた作品で、映画化は本作で2度目となる。

    本作では舞台をニューヨークの観光客向けレストランに移し、まぶしく先進的な街と、レストランで働きながらアメリカン・ドリームを求めて滞在する移民たちの対比が全編ほぼモノクロームでスタイリッシュに描かれている。 様々なルーツを持つ彼ら/彼女らが働く笑えるほどにブラックな職場は、文化や政治の違いと資本主義が作り上げた格差ループから抜けられない人々が付かず離れずひしめき合う、この世界の縮図のようでもある。

    <STORY>

    NYにある観光客向けの大型レストラン。”いつも”通りドラマチックでカオスな一日に、とんでもない事件が起きる… ニューヨークの大型レストラン「ザ・グリル」の厨房の、いつも通り目の回るような忙しい朝。店の従業員たち全員に売上金盗難の疑いがかけられる。加えて次々に新しいトラブルが勃発し、料理人やウェイトレスたちのストレスはピークに。カオスと化した厨房での一日は、無事に終わるのだろうか…。

    監督・脚本 :アロンソ・ルイスパラシオス

    原作 :アーノルド・ウェスカー「調理場」

    出演 :ラウル・ブリオネス、ルーニー・マーラ

    確かに映像はスタイリッシュなんだけど、監督が伝えたいこの映画のメッセージは何なのかな、自分にはわからないね。“不法移民でも夢を見るのか”は短絡すぎだと思う、多分

    ソーシャルセキュリティ・ナンバーを近くの店で50ドルで買ってこいには驚きました。

    そんなに簡単に手に入るのね。

    ビールを飲んだ後の視聴だったので、少しうとうとするのも仕方なしか。

    だけどレストランの厨房でも、あのカオスはさすがにないのでは

    映画「至福のレストラン 三つ星トロワグロ」は食に携わるもの必見、活け〆なんだね





  • フランソワ・オゾンの「秋が来るとき」、フレンチのエスプリ、過去の職業が鍵とはね

    フランソワ・オゾンの「秋が来るとき」、フレンチのエスプリ、過去の職業が鍵とはね

    2025年6月18日(水)

    昨日は今週の中で何も予定が入っていない日です。こんな1週間は珍しいね。

    というわけで午前中はこの映画を日比谷のTOHOシネマズに観に行ったよ。

    • 「秋が来るとき」

    「焼け石に水」「スイミング・プール」など数々の名作を生み出し、カンヌ国際映画祭やベルリン国際映画祭の常連でもあるフランスの名匠フランソワ・オゾンが、自然豊かなブルゴーニュを舞台に、人生の秋から冬を迎える老齢の女性のドラマを描く

    80歳のミシェルはパリでの生活を終え、いまは自然豊かで静かなブルゴーニュの田舎でひとり暮らしている。休暇で訪れる孫と会うことを楽しみに、家庭菜園で採れた野菜で料理やデザートを作り、森の中を親友とおしゃべりしながら散歩する日々を送るミシェル。やがて秋の休暇を利用して娘と孫が彼女のもとを訪れるが、ミシェルが振る舞ったキノコ料理が引き金となり、それぞれの過去が浮き彫りになっていく。後ろめたい過去を抱えつつも、人生の最後を豊かに過ごすため、そして家族や友人たちのためにも、ミシェルはある秘密を守り抜く決意をする。

    フランスのベテラン女優エレーヌ・バンサンが主人公ミシェル役を務め、ミシェルの親友マリー=クロードをジョジアーヌ・バラスコ、その息子ヴァンサンをピエール・ロタンが演じた。また、リュディビーヌ・サニエが「スイミング・プール」以来、21年ぶりにオゾン作品に出演した。

    2024年製作/103分/G/フランス
    原題または英題:Quand vient l’automne

    実はあまり期待してないで観に行ったのですが、話しの展開が面白く、時間を忘れて見入ったよ、この手の映画ではめずらしいんですが。展開のスピードというかテンポが実にいいんだね。いかにもフランス映画らしいね、あの職業のオチも含めて。

    フランソワ・オゾンも肩の力がぬけて、サクッと軽やかに撮っているものね。

    昨今の日本映画もこんな感じの映画が多すぎてどうしようもないと思うのですが、日本のこの手の映画ほどウェットではないのが好感かな。

    久しぶりにフランス映画の佳作を拝見させていただきました。

    観終われば、ここは日比谷。日本橋の「ますたにラーメン」まで、この酷暑の中を歩いたよ。暑くてもビールで喉の乾きを潤したいものね。

    この真っ昼間からカウンターでただ一人ビールを飲む男、サラリーマンの皆さん、うらやましいでしょう。(誰も思っていないか)

    というわけで本日もツマミはなしで、瓶ビールを1本。飲み終えればサクッとラーメン(並)を。ご馳走様でした。

    フランス映画「理想郷」、田舎暮らしも西田敏行の“人生の楽園”のようにはいかないよね、現実

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  • 銀座7丁目にある老舗「ライオンビアホール」へ、1Fは大行列、2Fは予約できるよ

    銀座7丁目にある老舗「ライオンビアホール」へ、1Fは大行列、2Fは予約できるよ

    2025年6月16日(月)

    週末はいつもの通り、DVD鑑賞です、今週観た映画はこちらの2本。

    • 「博奕打ち 総長賭博」
    • 「ザ・コンサルタント 2」

    「博奕打ち 総長賭博」は現在、“さよなら 丸の内 TOEI”のナインナップに上がっていますが、あえて劇場まではと思い、DVD鑑賞です。

    「日本侠客伝 斬り込み」の笠原和男がシナリオを執筆し、「男の勝負 関東嵐」の山下耕作が監督した“博奕打ち”シリーズ第四作目。撮影は「博奕打ち 不死身の勝負」の山岸長樹

    強大な大博徒一家の血で血を洗う凄惨な総長跡目相続争い。掟、仁義、親分子分、格式という名の裏で博徒たちが仲間割れする相克ドラマは、ついに全国総長の集まる大花会でドスの修羅場と化した! 鶴田・若山の名演が心に残る任侠映画史に輝く山下耕作監督の代表傑作

    1968年製作/94分

    確かに、鶴田浩二のシブさはたまらないね。アマゾンの口コミでは絶賛の嵐でしたが、映画としてはまあまあかな、超傑作とは言いづらいね、ただ、任侠好きにはたまらないかも。

    次は「ザ・コンサルタント 2」です。amazon MGM製作なので新作がアマゾン・プライムへだね。前作が良かったので、この2も早速視聴です。

    クリスチャン・ウルフは、複雑な問題を解決する能力に長けた男である。ある日、古い知人が“会計士を見つけろ”というメッセージを残して殺される。ウルフは事件の真相を解明するため、長らく疎遠だった荒くれ者の弟のブラクストンに手伝いを頼む。金融犯罪取締局のメディナ副局長と協力して、彼らは恐ろしい陰謀を暴いていくが、冷酷な殺し屋たちに命を狙われる。

    前作から続いている話しなんだろうけど、もう忘れているよね。覚えているのがベン・アフレックのみ。そして、話しが複雑すぎて、ストーリーは全く理解できませんでした

    ベンアフレックのあの話し方もだんだんと鼻についてくるしね。

    だから評価不能。

    そして、土曜日の外食です。本日は本当に久しぶりの訪問の銀座7丁目にある老舗「ライオンビアホール」へ。2Fのレストランは予約できるのね。19時に3名で訪問です。

    この時間、1Fのビアホールは行列で待ちだったよ、すごい人気だね。

    そして、驚いたことに案内されたのは個室の角部屋です。

    まずは飲み物です。連れの冷たい視線を受けながら、赤ワインをボトルで、その方がコスパいいんだもの。まずはつまみ。“旅するライオン・フェア”からチョイス。

    • ムサカ

    これつまみにもなるんです。赤ワインと濃厚なムサカ、もうたまりません。

    メインはこちら。

    • ハンバーグ
    • 鶏の唐揚げ
    • エビフライ
    • ガーリックトースト

    お子様ランチのメニューというかド定番のものばかりで、味は外しようがありません。

    どれもワインが進むすすむ。これでお会計は10,000円

    何も言うことはありません、ご馳走様でした。

    池波正太郎の愛した築地のとんかつ屋「かつ平」を初訪問、巨大な衣をまとった“とんかつ”には度肝を抜かれた

     



  • 映画「風と共に去りぬ」若い頃と違う感想、年齢を重ねて観れば“妖しさ”がないね

    映画「風と共に去りぬ」若い頃と違う感想、年齢を重ねて観れば“妖しさ”がないね

    2025年6月14日(土)

    昨日の金曜日は劇場での映画のラインナップが更新されました、というわけで「午前十時の映画祭15」のこの大作を観いにったよ、日本橋のTOHOシネマズへ。

    泣く子も黙る映画界の金字塔、

    • 「風と共に去りぬ」(GONE WITH THE WIND)

    自分は劇場で観るのは初めてですが、この映画を観たのは30年前かな、若いころね。

    南北戦争直前のジョージア州アトランタを舞台に、上流階級の娘、スカーレット・オハラがたどる波乱万丈の人生を壮大なスケールで描いたスペクタクル・ロマン。ヴィヴィアン・リー演じる美しく情熱的なヒロインは、今も時代を超えて魅力的。アカデミー作品賞ほか全10部門に輝いたアメリカ映画史に名だたるテクニカラー超大作

    1861年。ジョージア州タラの大地主、オハラ家の長女スカーレット(ヴィヴィアン・リー)は、同じ大地主のウィルクス家で開かれる園遊会で、幼馴染みであるアシュリー(レスリー・ハワード)とその従妹メラニー(オリヴィア・デ・ハヴィランド)の婚約が発表されると知り、内心穏やかでなかった。男たちの憧れの的であり、激しい気性と美しさを併せあわせ持つスカーレットは、自分がアシュリーと結ばれることを心に決めていたのだが―。

     

    若い頃に観た感想と違うね、やっぱり年齢を重ねたということかな

    昔はヴィヴィアン・リーってなんて綺麗なんだろうと思いましたが、あんまりそう思えない自分。ストーリーも何か大雑把な土地に執着する大メロドラマなんだな、そんな率直な感想

    メラニーとスカーレットの対比でキリスト教の宗教臭さも感じるしね。

    特に思ったのが、映像とストーリーがストレートすぎて、人物に必要な“妖しさ”がないんだね、(このあたり、アラビアのロレンスのピーター・オトゥールを意識しています)

    アラビアのロレンスは今観ても話しの本質に普遍性があるものね。

    昔は「風と共に去りぬ」はすごい映画だなとと思っていましたが、自分の進化か退化かはわかりませんでしたが、本質において少し冷めた味方が強いかな。登場人物のキャラクターに深さがないというか、如何にもアメリカンなストレート勝負でね。

    映画の構成では、前半はスピーディーな展開で良し、後半は展開が遅く、そこが不満。

    いろいろ批判じみたことを書きましたが、すばらしい映画には間違いありません、ぜひ大画面で

    観終わればいつもの「ますたにラーメン」へ。お店は違いますが、今週2回目。

    本日はビールとラーメンです。すると定員さんから羞恥プレー炸裂のお言葉が、“今日はキムチチャーシュー頼まなくていいの” と、もう顔覚えられているのね、思わず赤面

    やっぱりラーメンは安定のお味、美味し。

    ご馳走様でした。

    映画「アラビアのロレンス」を午前十時の映画祭で、妖しすぎるってデビッド・リーン

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  • 映画「国宝」、今年度の最優秀男優賞は吉沢亮でいいのではと思わせた、熱演

    映画「国宝」、今年度の最優秀男優賞は吉沢亮でいいのではと思わせた、熱演

    2025年6月7日(土)

    本日はまたマレー鉄道の旅ブログの続きに戻ろうと思っていましたが、昨日観た新作の映画のインパクトが強かったので、本日はこの話しを。

    観た映画は共演している渡辺謙がインタビューで主演二人をかなり褒めていたのでね。

    • 「国宝」

    李相日監督が「悪人」「怒り」に続いて吉田修一の小説を映画化。任侠の家に生まれながら、歌舞伎役者として芸の道に人生を捧げた男の激動の人生を描いた人間ドラマ

    任侠の一門に生まれた喜久雄は15歳の時に抗争で父を亡くし、天涯孤独となってしまう。喜久雄の天性の才能を見抜いた上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎は彼を引き取り、喜久雄は思いがけず歌舞伎の世界へ飛び込むことに。

    喜久雄は半二郎の跡取り息子・俊介と兄弟のように育てられ、親友として、ライバルとして互いに高めあい、芸に青春を捧げていく。そんなある日、事故で入院した半二郎が自身の代役に俊介ではなく喜久雄を指名したことから、2人の運命は大きく揺るがされる

    主人公・喜久雄を吉沢亮、喜久雄の生涯のライバルとなる俊介を横浜流星、喜久雄を引き取る歌舞伎役者・半二郎を渡辺謙、半二郎の妻・幸子を寺島しのぶ、喜久雄の恋人・春江を高畑充希が演じた。脚本を「サマー・ウォーズ」の奥寺佐渡子、撮影をカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作「アデル、ブルーは熱い色」を手がけたソフィアン・エル・ファニ、美術を「キル・ビル」の種田陽平が担当した。2025年・第78回カンヌ国際映画祭の監督週間部門出品。

    2025年製作/175分/PG12/日本
    配給:東宝

    自分は封切り初日の朝一番にこの映画を六本木ヒルズのTOHOシネマズに観に行ったのですが、結構お客さんが入っていてビックリ、それも女性が多かったかな。やっぱり主演の2人が目当てなのかな。

    自分的には原作が吉田修一の映画は良いと思ったことがないという、相性悪いので、あまり期待はしていなかったんだけど。

    ある歌舞伎役者の一代記なんだね、全く知りませんでした。内容はともかく、今年度の最優秀男優賞は吉沢亮でいいのではと思わせた、熱演でした、渡辺謙の言うとおり

    これ玉三郎と被るよね。だけど、やっぱり少し長すぎるよね、全体的にかなり編集できるところはあるよ、歌舞伎も含めて

    敢えて言えば、エンディングが今ひとつかな、自分的には歌舞伎の一番いいところでスパッと切ってほしかったね。

    まあ、上半期の日本映画ではベストでしょう、もう少し哀愁があれば更にいいのですが(ゴットファーザーの観すぎ)。

    それと寺島しのぶの配役はいくらなんではベタすぎ、いくら適役でもね。

    観終われば、ランチはこちらのラーメンやさんへ、麻布十番の「新福菜館」

    13時に訪問で行列はなし、中の店員さんが変わっていてビックリ、なじみの女性はいないね。

    本日もビールとラーメン(並)です。

    ご馳走様でした、美味しゅうございました。歌舞伎役者の人はラーメン食べないんだろうね

    シネマ歌舞伎の「唐茄子屋 不思議国之若旦那」を鑑賞、観客のいる劇場中継だね

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  • トム様の「MI ファイナル・レコニング」話しが複雑すぎて意味不、シンプルが一番

    トム様の「MI ファイナル・レコニング」話しが複雑すぎて意味不、シンプルが一番

    2025年5月22日(木)

    この金曜日から急遽、マレーシアとタイに行くことになりました、目的はクアラルンプールからバンコクへマレー鉄道の乗車旅です、その他の目的は一切なし。

    というわけで旅行前に映画館に行ける日は昨日の水曜日のみ、何にするか思案。

    何と先行上映でトム様が観れるではありませんか。

    • 「ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング」

    というわけで、六本木のTOHOシネマズへ。

    トム・クルーズの代表作で、1996年の第1作から約30年にわたり人気を博してきた大ヒットスパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズの第8作

    前作「ミッション:インポッシブル デッドレコニング」とあわせて2部作として製作され、「デッドレコニング」から続く物語が展開。前作のラストで世界の命運を握る鍵を手にしたイーサン・ハントと、その鍵によって導かれていくイーサンの運命が描かれる。また、これまでほとんど語られてこなかったイーサンの過去などが明かされる。シリーズおなじみとなったトム・クルーズ本人によるスタントシーンも健在で、今作では飛び回る小型プロペラ機にしがみつく空中スタントなどが見どころとなる。

    スパイ組織「IMF」に所属する主人公イーサン・ハント役のトム・クルーズ、「M:i:III」で登場して以降、イーサンの盟友となっているベンジー・ダン役のサイモン・ペッグ、シリーズ全作に登場しているルーサー・スティッケル役のビング・レイムスらおなじみのメンバーはもちろん、前作「デッドレコニング」から登場したグレース役のヘイリー・アトウェル、パリス役のポム・クレメンティエフ、ガブリエル役のイーサイ・モラレスも続投。トム・クルーズ主演作で監督や脚本、製作を数多く担ってきたクリストファー・マッカリーが、今作でもメガホンをとった

    2025年5月23日から日米同時公開。それに先立ち5月17~22日の6日間にわたり全国の映画館で先行上映が行われる。

    2025年製作/169分
    原題または英題:Mission: Impossible – The Final Reckoning

    一番大きいスクリーンでしたが、客の入りは少なかったね、まあ朝9時台のスタートだしね。

    話しはもう複雑すぎてよくわかりませんでした、もっとシンプルな話しにした方がいいよね。一番よかったのは最後のアナログのセスナでのアクションだったもの。登場人物もよほどの通でないともう混んがるがるしね。

    これが最後のトム・クルーズ版の“ミッション:インポッシブル”と思ったけど、最後の終わり方はまだ続くのかな。字幕はさすがに戸田奈津子先生でした。

    劇場の大スクリーンでも少し中盤は眠くなったものね。

    観終われば、麻布十番の「新福菜館」へ。黒いラーメン欠乏症が現れたのでね。

    10分ほど待って入店。昨今の世相で新福菜館も各メニュー、50円-100円の値上げだね。

    本日もビールをラーメンのチャーシューを肴にグイグイといきます。

    本日もラーメン、超うまし。ご馳走様でした。

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  • 映画「金子差入店」、昨今のちまちました日本映画の典型だね、どうにかならんものかね

    映画「金子差入店」、昨今のちまちました日本映画の典型だね、どうにかならんものかね

    2025年5月21日(水)

    昨日の火曜日も渋谷のテアトルシネマにこの映画を観に行ったよ、なんとなく悪くなさそうな気がしてね。東京は汗ばむばかりの初夏の天候。

    • 「金子差入店」

    「SUPER EIGHT」の丸山隆平が「泥棒役者」以来8年ぶりに映画主演を務め、刑務所や拘置所への差し入れを代行する「差入屋」を家族で営む一家が、ある事件をきっかけにその絆が揺らいでいく姿を描いたヒューマンサスペンス

    金子真司は刑務所や拘置所に収容された人への差し入れを代行する「差入屋」を一家で営んでいる。ある日、息子の幼なじみの女の子が殺害されるという凄惨な事件が発生する。一家がショックを受ける中、犯人の母親が「差し入れをしたい」と店を訪れる。

    差入屋としての仕事をまっとうし、犯人と向き合いながらも、金子は疑問と怒りが日に日に募っていく。そんなある日、金子は一人の女子高生と出会う。彼女は毎日のように拘置所を訪れ、なぜか自分の母親を殺した男との面会を求めていた。この2つの事件と向き合う中で、金子の過去が周囲にあらわとなり、家族の絆を揺るがしていく。

    主人公・真司役を丸山が演じ、真木よう子、寺尾聰らが顔をそろえる。「東京リベンジャーズ」シリーズなどの助監督を務め、本作が長編初監督作となる古川豪が自らのオリジナル脚本でメガホンをとった

    2025年製作/125分

    うーん、観ての感想。何か昨今の典型的な日本映画だね、狭い世界に入り過ぎだよ

    昨日観た、あの突拍子もない「サブスタンス」が出てくる時代だよ、こんなちまちました世界を描いてどうする、若手監督

    話し的には、こんな“差入屋”という商売があるのを知ったのは、よかっただけかな。なかなか収監中の人に会って差し入れるのは難しいという世界を知りました。できれば、自分の人生や周りでこんなことにならないことを祈るばかりです。

    真木よう子も全く姿形にキレがないしね。寺尾聰は何となく雰囲気が出ていましたね。主演の人には何となく感情移入できないお芝居かな。

    “やっぱりこれだよね、本当に日本の政治と映画はドツボの時代”

    観終われば、本日は表参道の「一蘭」へ。13時30分で20分の待ちかな、これぐらいなら許せるね。だけど、カウンターでの中国人が大声で話しており、雰囲気悪し、大陸の中国人、本当に排除すべきだね、こいつらバカだね

    本日も替え玉で、1,290円、高くなったね。

    ご馳走様でした。

    ド昭和にハマりたいなら健さんの「駅 STATION」、追悼いしだあゆみ

     



  • 映画「サブスタンス」は久々の評価不能な怪・快作、あのお歳でデミ・ムーア様すごいね

    映画「サブスタンス」は久々の評価不能な怪・快作、あのお歳でデミ・ムーア様すごいね

    2025年5月20日(火)

    昨日の月曜日はこの強烈な映画を観に行ったよ、感想から先に書きますが、週初めから井上尚弥級のKOパンチをもろ喰らいました、非常に危険な映画です。

    その映画とはこちら。

    • 「サブスタンス」

    バイオレンス映画「REVENGE リベンジ」などを手がけてきたフランスの女性監督コラリー・ファルジャが、「ゴースト ニューヨークの幻」などで1990年代にスター女優として活躍したデミ・ムーアを主演に迎え、若さと美しさに執着した元人気女優の姿を描いた異色のホラーエンタテインメント

    50歳の誕生日を迎えた元人気女優のエリザベスは、容姿の衰えによって仕事が減っていくことを気に病み、若さと美しさと完璧な自分が得られるという、「サブスタンス」という違法薬品に手を出すことに。

    薬品を注射するやいなやエリザベスの背が破け、「スー」という若い自分が現れる。若さと美貌に加え、これまでのエリザベスの経験を持つスーは、いわばエリザベスの上位互換とも言える存在で、たちまちスターダムを駆け上がっていく。エリザベスとスーには、「1週間ごとに入れ替わらなければならない」という絶対的なルールがあったが、スーが次第にルールを破りはじめ……。

    2024年・第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で脚本賞を受賞。第75回アカデミー賞では作品賞のほか計5部門にノミネートされ、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞。エリザベス役を怪演したデミ・ムーアはキャリア初となるゴールデングローブ賞の主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネート&受賞を果たし、アカデミー賞でも主演女優賞にノミネートされた。共演は「哀れなるものたち」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」などの話題作で活躍するマーガレット・クアリー。

    2024年製作/142分/R15+/イギリス・フランス合作
    原題または英題:The Substance

    まずは言葉の整理から。“Substance”の意味は「物質」とか「本質」

    冒頭の卵シーンとデミ・ムーアの惜しげもないヌードから始まります、このお歳でガンガンのヌード、すごいね、変なところで感心するか

    カンヌで脚本賞を取った作品、やっぱりよく書けているね。最後はリミッターが外れての暴走気味でしたが。エロもグロ(特にこれ)も入ったすごい作品だった、やっぱりデミ・ムーア様のがんばりでしょう。エマ・ストーンがラモンティスと組んであれだけのことをする時代、デミ・ムーアも負けていられないね。あの音の使い方、美味いね、毒だね。

    やっぱりこのフランス人の女性監督の才能には脱帽です。

    観終われば、ここは渋谷。道玄坂の「喜楽」へ、12時到着。本日は訳あって2階席でチャーシュー麺をね。

    だけど、あの映画を観た直後のラーメン、少し気分悪くなるね、ラーメンのせいではないのですが。

    「哀れなるものたち」のエロでグロテスクな世界観、ランティモス天才だよ

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  • 銀座のインド料理屋の「バンゲラズキッチン」、やっぱり東京一うまいカレー

    銀座のインド料理屋の「バンゲラズキッチン」、やっぱり東京一うまいカレー

    2025年5月19日(月)

    週末はいつものルーティーンを、土日で1本づつのDVD鑑賞と土曜日の外食。視聴したのはこの2本。

    • 「冬の華」
    • 「日本の首領<ドン> やくざ戦争」

    まずは「冬の華」から。2週間ほど前に“さよなら 丸の内東映”で健さんの「駅 Station」をみたので、まだ観たことがない(と思う)、この作品をチョイス

    殺した相手の娘を気にかけ、伯父と偽り文通を続ける一方、堅気になれずヤクザの世界で破滅していく男の姿を描いたドラマ。

    関東の東竜会幹部、加納秀次は、会長のを裏切り、関西の暴力団に寝返った松岡を殺害する。しかし、松岡には3歳になる洋子という一人娘があり、加納は洋子を舎弟の男に託して服役した。服役中、加納はブラジルにいる伯父と偽り、洋子と文通を続けその成長を見守る。

    やがて、15年の刑を終え出所した加納は堅気になることを決意するのだったが……

    自分的には「駅 Station」の方が数倍いいね、何故なら、こちらはやくざものだもの、基本。あくま人情味が感じられないのでね。ただ小林亜星の怪演には驚きました。

    池上季実子、今の姿を見ると、誤った人生の送り方をしたね。

    続いて、「日本の首領<ドン> やくざ戦争」、これも健さんもの。

    『博奕打ち総長賭博』の鶴田浩二主演で、全国制覇を目指す暴力団・中島組の姿を描いた任侠ドラマ。

    西日本最大の組織を誇る中島組は政界や財界とのコネにより組織強化を進めていたが、若頭・辰巳はあくまでも暴力による全国制覇を目指していた…。

    鶴田浩二から菅原文太まで登場のやくざ主演者のオールキャストだね。だけど自分的には佐分利信だね、彼がはいるだけで品格があるものね。

    話の筋はまあどうでもよろしいレベル、典型的なヤクザの抗争劇

    そして、土曜日の夕食です。1ケ月前に訪問した銀座のインド料理屋さんへ再訪です。お味がバツグンだったのでね。

    • 「バンゲラズキッチン」

    インドでも南の港町の“マンガロール料理”のお店、魚系のカレー(フィッシュカレー)が充実しています。

    本日も赤ワインのデカンタを(3,900円)。今日のつまみはこれ。

    • ハーブカシューナッツフライ(620円)

    このつまみは安定のおいしい、バジル風味が新鮮。カレーはこちら。

    • クンダプールチキン(2,360円)ココナッツベースの濃厚なグレービーソースにスパイスをきかせたカレー。カレーリーフを添えて。

    そして、本日もお供は“プレーン ビニヤリ”。このカレーを2人で食べてちょうど良いね、ビニヤリは少し残したよ。

    前回は“マトンカレー”をたべたけれど、いま東京で一番おいしいカレー屋さんじゃなかろうか、少なくとも我が家では。カレーが濃厚でうますぎ。これはナンむではむなくてビリヤニが一番合うね。

    今日もご馳走様でした。

    銀座のインド料理屋「バンゲラズキッチン」のラムミントカレー、世界一の美味しさ

     



  • 映画「八甲田山」、高倉健の演技はかたいね、もっと妖しさと肩の力を抜いて

    映画「八甲田山」、高倉健の演技はかたいね、もっと妖しさと肩の力を抜いて

    2025年5月17日(土)

    昨日は金曜日、「午前十時の映画祭」は2週間で上映映画のローテーションがあるので、早速この映画を観に行ったよ、自分的にはDVDでも観た記憶がないのです(汗)。

    • 「八甲田山」

    「天は我々を見放した…! 」
    日本映画史に残る不朽の名作

    『日本沈没』を大ヒットに導いた監督・森谷司郎と脚本・橋本忍のコンビが、新田次郎の原作「八甲田山死の彷徨」を映画化した超大作
    日露戦争の開戦が迫る明治35年、厳冬の青森県八甲田山を南北から踏破する雪中行軍を行った帝国陸軍の二連隊総勢237名が辿る過酷な運命を、
    高倉健、北大路欣也、三國連太郎ほか超豪華オールスターキャストで描く。
    総製作費7億円、過酷な雪の八甲田で3年がかりの撮影を敢行し、使用フィルムは実に30万フィートを越えるなど空前絶後のスケールとなった本作は、
    当時の日本映画歴代最高の興行収入を記録する大ヒットとなり、劇中で北大路欣也演じる神田大尉が呟く「天は我々を見放した…」は流行語にもなるなど
    大きな話題を呼んだ。

    死を賭けて行軍する男たちの姿と冬の八甲田の大自然をダイナミックに映し取った木村大作キャメラマンによる映像

    この映画確かに観たことなかったね。脇役に至るまで日本映画を代表する俳優陣が総出演なんだね、そこが一番驚きました

    主役は高倉健と北大路欣也だね。三國連太郎がちょっかいを出す役。

    日本映画としての「八甲田山」と比べるものに、世界では「アラビアのロレンス」が頭に浮かびます。雪山と砂漠で舞台は違いなれど、自然美とその厳しさ。

    「アラビアのロレンス」と比べるのは酷ですが、「八甲田山」は直球一本槍で疲れるんだね、悪い意味で。みんな真剣で実話だからしょうがないのではなく、少し緩急が欲しい映画。

    いわゆる「アラビアのロレンス」の妖しさというか妖艶さがないんだね、“デビット・リーンは偉大なり”

    高倉健もいつものあの演技で自然も厳しく、やっぱり息抜きが必要でしょう。

    アマゾンのコメントを見ると評価の高い映画ですが、自分として映画としては足りない大きなところがあると思いました。

    厳しなかでも息を抜こうよ、そんなことを言えば、帝国陸軍に殺されるか。

    観終われば、ここは日本橋室町。ランチはいつものこちらへ「ますたに」、京都ラーメンの雄

    本日はつまみに“キムチチャーシュー”と瓶ビール。

    飲み終えれば、“麺コール”です。だけど、たくあんがなくなったのは辛いね。

    本日もご馳走様でした。

    映画「アラビアのロレンス」を午前十時の映画祭で、妖しすぎるってデビッド・リーン

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  • ジャ・ジャンクーの新作「新世紀ロマンティクス」、これあえて作らなくてもよかったね

    ジャ・ジャンクーの新作「新世紀ロマンティクス」、これあえて作らなくてもよかったね

    2025年5月14日(水)

    昨日は本当に楽しみにしていた映画を観に行ったんだよ。その前に前置きを。

    歴代の中国映画の監督で名作と言われるものはこの2本だけ(かなり主観が入っていますが)

    • 「花様年華」 監督: ウォン・カーウァイ
    • 「長江哀歌」 監督: ジャ・ジャンクー

    そのジャ・ジャンクーの新作が上映されるということで、これは何をさておいても劇場に行くしかないね。映画はこれ。

    • 「新世紀ロマンティクス」

    中国の名匠ジャ・ジャンクーが製作期間に22年をかけ、21世紀初頭から劇的な変化を遂げた中国の街を、ひとりの女性の人生の変遷とともにとらえたドラマ

    2001年、炭鉱産業が廃れ失職者で溢れかえる山西省・大同。2006年、三峡ダム建設のため100万人以上が移住を余儀なくされた長江・奉節。コロナ禍の2022年、マカオに隣接する経済特区として発展する珠海と、すっかり都会となった大同。チャオは大同を出て戻ってこない恋人ビンを探して奉節へ向かい、ビンは仕事を求めて珠海を訪れる。時は流れ、ふたりはまた大同にたどり着く

    主人公チャオ役に、これまでもジャ・ジャンクー監督作で主演を務めてきた妻チャオ・タオ。同監督の過去作「青の稲妻」「長江哀歌」などの本編映像や未使用映像、ドキュメンタリー映像なども使用しながら、実際の24歳・29歳・45歳のチャオの姿と共に、変化していく街の景色を映しだす。2024年・第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。第25回東京フィルメックスでオープニング作品として上映。

    2024年製作/111分/G/中国
    原題または英題:風流一代 Caught by the Tides

    はっきり言うと、これはあえて作らなくてもよかった映画、名匠のキャリアの汚点だと思う。最後の20分を除いて、すべて過去の映像ですが、これではストーリーがわからないよね。まあ三峡ダムのところはなんとなく「長江哀歌」の懐かしさが感じられるかな

    いろんな所からのプレッシャーで公開させられたと思いたいよね。

    これでは中国のこの20年の変わりようというより、あの旦那の変わりようだよね

    最後のあの“掛け声”、何に

    これあまりにも辛口?

    もんもんとした気持ちを抱きながら、表参道の「一蘭」へ。約15分待ちで席につけました。

    ラーメンに替え玉です。ビールはなし。健康的だね。

    あいかわらず外国人率9割の状態。多少カオス状態、どうにかしてほしいね、本音。

    繰り返しますが、本日の映画は残念無念。

    「花様年華」は香港映画の超傑作、ウォン・カーウァイの才能に最敬礼、小津だね

     



  • オリヴェイラの「アブラハム渓谷」、本当の愛に飢えていたのか、映像美の頂点

    オリヴェイラの「アブラハム渓谷」、本当の愛に飢えていたのか、映像美の頂点

    2025年5月13日(火)

    昨日は週初めの月曜日、何の映画を観に行こうかな。思案のしどころです。

    もう観に行くことはないとこのブログでも宣言した、この監督の映画を観に行ったのです。これはやっぱり今回観ておかないともう観れないと思ってね。

    “オリヴェイラ2025  没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集”

    観たのはオリヴェイラのこの大作。

    • 「アブラハム渓谷 完全版」 国内劇場初公開

     

    ポルトガルの巨匠マノエル・ド・オリベイラ監督による1993年の映画「アブラハム渓谷」を、98年にオリベイラ監督が自ら再編集し15分の未公開シーンを追加した完全版。

    19世紀フランスの作家フローベールの小説「ボヴァリー夫人」をポルトガルの女性作家アグスティーナ・ベッサ=ルイスが翻案した小説「アブラハム渓谷」を原作に、男性的な世界に詩的な想像力で抵抗する女性の苦悩を描き、オリベイラ監督の代表作のひとつとなった。

    オリベイラ監督作の常連俳優レオノール・シルベイラが主人公エマを演じて世界的に注目を集め、同じくオリベイラ監督作に多数出演するルイス・ミゲル・シントラ、イザベル・ルトが共演。

    2025年4月開催の特集上映「オリヴェイラ2025 没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集」にて、ディレクターズカット版ともいえる「完全版」を劇場初公開。

    1993年製作/203分/G/フランス・ポルトガル・スイス合作
    原題または英題:Vale Abraao

    映画としての完成度、映像美は超一級品。ヴィスコンティほど貴族ぽくなく、フェリーニほど風刺を効かせていません。ヨーロッパ文芸映画の最高峰でしょう。

    但し、自分的には“何を言いたいのか”わかりませんでした。本当の愛に飢えていたのか、その美貌に振り回された自分と周囲。とにかく不思議な感覚の映画でした。

    あの渓谷の美はすばらしい、だけどあそこだけで閉じている世界、何か狂いそう。

    やっぱり一部の富裕層の戯れなのかな。あんな暗喩的な会話をする社会には入りたくないな、本音。2,300円の価値はありました。

    これで正真正銘、オリベイラは打ち止めです、この特集、堪能させていただきました。

    観終われば、ここは渋谷、しかも月曜日。ここしかないでしょう。

    道玄坂の「喜楽」さんへ直行です。14時に到着、行列はなし、ラッキー

    いつものあれ、“チャーシュー麺”(1,050円)でした。本日はチャーシューの枚数多し。厨房の彼と目でエールの交換をしたもの

    本日もご馳走様でした。

    ヨーロッパの文芸大作と喜楽、どうも結びつかないね、まあいいか。

    2010年の夏に家族でチュニスに行った思い出、半年後にアラブの春が起こった。チュニスでジャスミン革命勃発

     



  • 六本木の「中国飯店」へ、大声で話すな、バーミヤンへ行け、三船も落ち目かな

    六本木の「中国飯店」へ、大声で話すな、バーミヤンへ行け、三船も落ち目かな

    2025年5月12日(月)

    週末の土日はいつものルーティーンです。お昼間はDVDを1本づつ鑑賞、土曜日はいつもの外食です、このルーティーン30年ほど続いているね。

    今週観たのはこの2本。

    • 「上意討ち 拝領妻始末」
    • 「魔境 殺生谷の秘密」

    どちらも三船敏郎が主演です、もちろん三船が目当てです。どちらも三船プロ製作なのね。

    まずは、「上意討ち 拝領妻始末」から。

    「怪談」の小林正樹監督が三船敏郎と初タッグを組み、1967年・第28回ベネチア国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した時代劇

    同監督作「切腹」の原作小説「異聞浪人記」で知られる滝口康彦の短編小説「拝領妻始末」をもとに橋本忍が脚色を手がけ、武家社会の非人間性を描く。会津松平藩馬廻り役の笹原伊三郎は、主君・松平正容の側室いちを長男・与五郎の妻に拝領するよう命じられる。

    息子の幸福な結婚を願う伊三郎は断ろうとするが、藩命に背くことはできず受け入れることに。望んだ結婚ではなかったものの、与五郎といちの間には愛情が芽生え、子どもにも恵まれる。しかし正容の嫡子が急死したことから、新たな世継ぎとなった菊千代の生母であるいちを大奥へ返上するよう命令が下される

    1967年製作/128分

    出演は、三船敏郎 、仲代達矢、加藤剛 、司葉子ですね。設定はぢがいますが、三船と仲代の立ち回り、用心棒を狙ったのかな。演出は歌舞伎チックですね、少し鼻につく演出かな。司葉子の顔作りも少しおどろおどろしいもんね。

    だけど、この時代に愛を主題にしたのは、時代錯誤ではと思いました。まあ、佳作かな。

    次は「魔境 殺生谷の秘密」です。

    “凄腕浪人・三船敏郎”再び!名作『用心棒』『椿三十郎』を彷彿とさせる圧巻の立ち回り。三船敏郎演じる浪人が無実の罪で死んだ男の汚名返上のため活躍する痛快時代劇

    キャッチフレーズはすごいのですが、これは三船の容姿も衰えたし、ストーリーが安易すぎ。三船プロが倒産するのも仕方なしか。

    観終われば、土曜日の夕食です。本日は連れの1人が記念日なので是非ここにと。六本木の「中国飯店」へ。2月以来の3ケ月ぶりの訪問です。3名で19時に訪問です。

    まずはサッポロの黒ラベルです。注文はいつもの我が家の黄金メニュー。

    • 干し貝柱とシャンツァイと押し豆腐の和え物
    • 里芋の葱油炒め
    • 小籠包(本日は7個、連れが3個づつ、自分は1つ)
    • 黒酢の酢豚
    • 松の実のせ牛挽き入り醤油味チャーハン(通称“黒いチャーハン”)
    • 胡麻団子

    このメニュー、やっぱり美味いよね。本日は酢豚の肉質が連れからも高評価です。

    そして本日の小籠包は少し大きめでアンも多め。

    そして、最後は胡麻団子、やっぱりこれだよね

    ビール2本でお会計は17,000円。

    本日、気になったのは、ガラの悪い家族連れがいたこと、大声で話すな、ここはバーミヤンではないよ、恥ずかしいあの家族。

    ご馳走様でした。

    日本で一番うまい小籠包は「中国飯店」かな、リー・マーヴィンの渋さに参ったね

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  • 映画「リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界」、ケイト・ウィンスレットのヌードありの迫真の演技

    映画「リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界」、ケイト・ウィンスレットのヌードありの迫真の演技

    2025年5月10日(土)

    昨日の金曜日は映画のラインナップが更新される日、ようやくGWのアニメから開放されるのかな。そして観に行った映画はこちらの新作。

    • 「リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界」

    ケイト・ウィンスレットが主演・製作を務め、トップモデルから20世紀を代表する報道写真家へと転身した実在の女性リー・ミラーの数奇な人生を映画化した作品

    1938年、南フランスでアーティスト仲間たちと休暇を過ごしていたリー・ミラーは、芸術家ローランド・ペンローズと出会い恋に落ちる。ほどなくして第2次世界大戦の脅威が迫り、日常のすべてが一変。写真家の仕事を得たリーは、アメリカ「LIFE」誌のフォトジャーナリスト兼編集者デイヴィッド・シャーマンとチームを組む。1945年、リーは従軍記者兼写真家として次々とスクープをつかみ、ヒトラーが自死した当日、ミュンヘンにあるヒトラーのアパートの浴室で自らのポートレイトを撮影して戦争の終わりを伝える。それらの光景はリー自身の心に深く焼きつき、戦後も長きにわたり彼女を苦しめることになる。

    リー・ミラーを演じたケイト・ウィンスレットはゴールデングローブ賞の最優秀主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされた。リーの友人ソランジュ・ダヤン役でマリオン・コティヤール、恋人ローランド・ペンローズ役でアレクサンダー・スカルスガルド、編集者デイヴィッド・シャーマン役でアンディ・サムバーグが共演。「エターナル・サンシャイン」などの撮影監督エレン・クラスが長編映画初監督を務めた

    2023年製作/116分/G/イギリス
    原題または英題:Lee

     

    タイタニックのあのケイト・ウィンスレットが上半身ヌードで迫真に迫る演技、体型はかなりボリューミーですが。そんなことはさて置いて、映画の中身ね。

    なんか戦場カメラマンになる動機がイマイチ映画ではわからないのが、不満かな。ファッション紙の“ヴォーグ”に写真を提供していたのには驚きました。やはりヴォーグからかなり資金提供されていたのかな、かなり余裕のあるカメラマンと見ましたが。

    マリオン・コティヤールがあんな小さな役ででるなんてね、驚きました。シニアを中心に顧客層は意識高い系の人が多そうでした

    新聞の書評で鑑賞後に知ったのですが、若い頃はヴォーグのモデルだったんだね、その美貌。

    観終われば、天候も悪いしランチは銀座で、やっぱりここだね。

    支那そばの「はしご」さんへ。やっぱり“パーコーだんだん麺”が食べたくてね

    まずは、きざみタクワンを肴にビールを、キュッとね。飲み終えれば麺です。

    ヒタヒタにスープに染みた排骨に卒倒です。

    ご馳走様でした。

    映画「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」はヒトラーの側近の立ち位置が良くわかるよ

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  • ド昭和にハマりたいなら健さんの「駅 STATION」、追悼いしだあゆみ

    ド昭和にハマりたいなら健さんの「駅 STATION」、追悼いしだあゆみ

    2025年5月9日(金)

    昨日は午前中は自宅でヤボ用を処理して、お昼にこの映画を観に行ったよ、かなり満を持してね。何故なら、ナンタって“さよなら 丸の内TOEI”だもの。

    1960年9月20日に開業した映画館「丸の内TOEI」が、2025年7月27日に閉館することを受けて、「さよなら 丸の内TOEI」と題したプロジェクトが5月9日からスタート。プロジェクト期間中には、往年の名作から近年の話題作に至るまで80タイトル以上を特集上映

    そんな訳でこの企画でこの映画を観に行ったよ。

    • 「駅 STATION」

    雪の駅に人生を乗りかえて、いま、発車のベルが響く―刑事の十余年にわたる人生の軌跡を通して男女の出会いと別れを描いた感動作!

    雪の降る北海道の銭函駅で、三上英次は妻と別れた。警察官であり、オリンピック射撃選手でもある英次には、妻のたった一度の過ちも許せなかったのだ。ある日、英次の上司が凶悪犯に射殺される事件が起こった。だが、オリンピックが、目前の英次は捜査からはずされてしまう―。数年後、選手は引退したものの射撃の腕を見込まれて担当させられる非情な職務に、英次はやりきれなさを覚えるのだった。やがて、正月を故郷でと立ち寄った増毛駅で、英次は桐子という女と出会う。寂しい男と女の心に。ようやく暖かいものが通いはじめたのだが…

    監督: 降旗康男

    出演: 高倉健, 倍賞千恵子,いしだあゆみ, 古手川祐子,烏丸せつこ, 永島敏行, 室田日出男, 大滝秀治, 田中邦衛, 池部良, 竜雷太,  武田鉄矢, 根津甚八,  北林谷栄, 宇崎竜童

    132分/1981年製作

     

    いやぁー、凄かった。有楽町に昭和が蘇ったね、ド昭和の世界でした、その空気感、観客もね。原作・脚本は倉本聰だものね、オリジナル。

    自分はDVDで観たことはあるのですが、スクリーンでは初めて。八代亜紀の舟唄のシーンしか覚えていなかった。この時期の女優“いしだあゆみ”はいいね、冒頭の5分で主役級。亡くなられたことが残念無念。

    話し自体はあんまりこれといったストーリーはないんだね、ただ高倉健が極寒の地で人生の味わいを出すのに酔いしれる映画

    出演者を見ると主役級ばかり、すごいね。それにしても大滝秀治にボケ役をさせた伊丹十三はえらいね。桐子役の倍賞千恵子は適役とは思えませんが、昭和に酔いしれたい方はこの1本。

    健さんの言葉、“カラフトまで届いたよ”、クスッ。

    “昭和は遠くになりにけり”だね。

    観終われば、いつもの木曜日。銀座の共楽へ顔見せに。本日はかなりガラガラ、みんなどうした、GWボケから目をさませ。

    まずはビールで、背中には昭和感を漂わせながらね。飲み終えれば、いつもの“ワンタン麺”を。本日もご馳走様でした。

    向田邦子への賛辞。あの人はね、パシっとした女でした、つまり「昭和のホンモノ」です

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  • 映画「ターミネーター2」は監督のジェームズ・キャメロンの正に力技、傑作

    映画「ターミネーター2」は監督のジェームズ・キャメロンの正に力技、傑作

    2025年5月8日(木)

    ようやくGWも明けて、すがすがしい毎日となりました。何がすがすがしいかはご想像にお任せしますが。

    というわけで、とにかく平常モードに戻りましたので、足を運ぶのは映画館。まずはこの映画から。「午前十時の映画祭」で日本橋のTOHOシネマズへ

    観たのはこちらの“泣く子もだまる”この映画。

    • 「ターミネーター2」

    実はこの“ターミネーター2”には思い出があるのです。昔コンテンツの商売をしている時に、地上波の偉い人が“ターミネーター2”だけは、我が社でしか観れないように販売権を販売してほしいといわれた、それほどの映画だったのです。ちなみにその地上波局は最近、大変な不祥事を起こしたあの局です。

    ジェームズ・キャメロン監督による大ヒットSFアクションのシリーズ第2作

    前作から10年後の1994年。未来に起こる機械と人類の戦いを知ったサラ・コナーは精神病院に収容され、後に人類のリーダーとなる息子ジョンは里親のもとで不良少年へと成長していた。ある日、未来から2体のターミネーターがやって来る。1体は人工知能スカイネットがジョンを抹殺するために送り込んだ最新モデルT-1000型、そしてもう1体は10年前にサラの命を狙ったターミネーターと同じT-800型で、ジョンを守るため未来の彼自身が送り込んだものだった。

    前作では悪役だったアーノルド・シュワルツェネッガー演じるT-800が、本作では人間の味方として登場。ジョン・コナー役をエドワード・ファーロング、サラ・コナー役を前作に続きリンダ・ハミルトンが務めた。のちに続くシリーズ作品を含めても屈指の人気と評価を誇る一作

    1991年製作/137分

    この映画観たことあるのですが、すっかりストーリーは忘れていました。

    下手な監督だと訳のわからない映画にでもなりそうですが、そこはジェームズ・キャメロン、難しいことは別にしてむ、最高のエンターテイメントに仕上げていますね

    シュワちゃんのキャラはよくありそうですが、相手役のキャラ立ちがすごいね、今観ても

    時間が経つのを忘れて見入ったのは久しぶり、関わった人たちが出世していった記念碑的作品ですね。とにかくこれ系の当第一の大監督はジェームズ・キャメロンで決まりだね。

    観終わればここは日本橋室町。10日ぶりにこちらのラーメン「ますたに」さんへ。

    13時に入店。今日はつまみはなし。ビールとラーメンを。

    そして、ちょっと寄り道を。「ますたに」から1分の“cohana”店舗でこの「関の豆ばさみ」(1,485円)を購入。旅行の機内持ち込みで持っていけたらいいのですが、やっぱり引っかかるんだろうね。

    日本有数の刃物の町、岐阜県関市にある1933年創業の長谷川刃物が刃物メーカーとして培った技術と自由な発想で生んだ豆ばさみ。指でつまむように持ち、軽い力でカットができます

    よい買い物でした。

    浅草合羽橋の犬印鞄製作所で「道具巻き」を購入、これ包丁も入る便利なグッズ

     



  • アメリカ大使館前の超オシャレな「ジャスミンタイ テラス」、都心で南国気分

    アメリカ大使館前の超オシャレな「ジャスミンタイ テラス」、都心で南国気分

    2025年5月7日(水)

    2025年のGW最後、こどもの日とその振替休日です。自分は東京の自宅にじっとです。1日1本のDVD視聴です。観たのはこの2本。

    • 「エクステリトリアル」
    • 「ミッドナイト・ガイズ」

    まずは「エクステリトリアル」から。

    アメリカ領事館の中で息子が姿を消した。我が子を探し出すために全力を尽くす特殊部隊の元兵士サラ。そうして探索を続けるうちに、恐ろしい陰謀が明らかになっていく

    ドイツ製作のNetflix映画です。主演はジャンヌ・グルソーという人。“幼い子どもがいなくなった”もの。少し特殊なのが、ドイツのアメリカ大使館敷地内で起こったということかな

    あとはあまり新鮮味のないいつものネトフリのアクションものという感じですが、まあまあの出来なのかな。あまりリアル感がない設定が今ひとつです。せめて主役は名の売れた例えば“オルガ・キュリレンコ”なんか良かったと思うのですが。

    次は「ミッドナイト・ガイズ」です。

    28年の刑期を終えて出所したギャング、ヴァルは、ギャング仲間のドクと再会を果たす。彼らは久しぶりの再会を喜ぶが、ドクは彼らのボスであるクラップハンズに、ある難題を押し付けられていた。それは、“翌朝の10時までにヴァルを殺す”こと。ヴァルに詰め寄られたドクは、その事実を打ち明けてしまう…。2人は高級車を盗み3人目の仲間、ハーシュと共に、昔のようにひと暴れする。人助けや、警察とのカーチェイスを楽しむ彼らだったが、約束の時間は刻々と迫っていた――。© 2012 LAKESHORE ENTERTAINMENT

    監督: フィッシャー・スティーヴンス

    主演はアル・パチーノとクリストファー・ウォーケン。この2人が共演というだけで観る気にさせるよね。だけど、ギャングものというより人情味映画だね。もうアル・パチーノがやつれているしね、存在感だけ。クリストファー・ウォーケンはいつもの彼、独特な雰囲気を醸し出します。まあ内容はどうでもいいんです。ゴットファーザーとディア・ハンターの合体なのですから。佳作でしょう。

    そして、こどもの日の夕食はこちらのレストランへ。最近のお気に入り。

    • 「ジャスミンタイ テラス」(JASMINE THAI TERRACE)

    赤坂インターシティAir 1階のお店、超おしゃれな外観だよ、ちょうどアメリカ大使館目の前

    19時に3名で訪問です。直前に電話予約してね。

    まずはクーポン利用でウェルカム・ドリンクを。マンゴジュースと赤のグラスワインを。

    そして、注文です。

    • プーパッポンカリー(蟹カレー炒め)
    • 空芯菜炒め
    • パッタイ(タイ風焼きそば)

    定番ですが、ハズレなしです。東京で食べるタイ料理ではベストかな、雰囲気も含めて今、東京でね。今日はアルコールはマンゴーサワーの1杯のみ。かかりつけ医の交代でかなりうるさく言われているのでね。

    連れ2人はデザートはマンゴーライスをシェア。

    お会計は8,220円。ご馳走様でした。都心で南国気分

    [バンコク旅行記2024-12月]バンコクグルメの決定版、新記のダックとノースイーストのプーパッポン

     



  • 銀座の老舗イタリアン「スケベニンゲン」、店名で勝ちだね、家庭的な普段使いできる店

    銀座の老舗イタリアン「スケベニンゲン」、店名で勝ちだね、家庭的な普段使いできる店

    2025年5月5日(月)

    本日は「こどもの日」でGW真っ只中。

    そんな世間さまとは関係なく、自分の週末はいつものルーティーンどおり。

    土日は自宅でDVD鑑賞です。観たのはこちらの2本。

    • 「待ち伏せ」
    • 「六人の嘘つきな大学生」

    まずは「待ち伏せ」から。

    小国英雄、「女賭博師壷くらべ」の高岩肇、「女組長」の宮川一郎、それに「風林火山」の稲垣浩(藤木弓は稲垣監督のペンネーム)の四人が脚本を共同執筆、稲垣浩が監督した時代劇。撮影は「幕末」の山田一夫が担当。

    三船敏郎/石原裕次郎/浅丘ルリ子/勝新太郎/中村錦之助

    1970年製作/117分

    まあサムライの用心棒系の話しです。三船敏郎のサムライものでかなり期待してチョイスしたのですが。これ製作は“三船プロダクション”なのね。

    結論から言えば、脚本がよくないと思うんだね、役どころも裕次郎と錦之助には違和感があるね。もう少し娯楽大作にできないものなのかね、この三船の役もニヒルさがないね

    やっぱり“黒澤は偉大なり”、“セルジオ・レオーネは偉大なり”を実感しました。

    次は「六人の嘘つきな大学生」です。新作ですね。

    浅倉秋成による大ヒットミステリー小説を映画化した密室サスペンス

    人気エンタテインメント企業の新卒採用で最終選考に残った6人の就活生。「6人でチームを作り、1カ月後のグループディスカッションに臨む」という課題を与えられた彼らは、全員での内定獲得を目指して万全の準備で選考の日を迎えるが、急な課題の変更が通達される。6人の中で勝ち残るのは1人だけで、その1人は彼ら自身で決めるというのだ。戸惑う彼らに追い打ちをかけるかのように、6通の怪しい封筒が見つかる。その中には「詐欺師」「犯罪者」「人殺し」など6人それぞれを告発する衝撃的な内容が記されていた。やがて会議室という密室で、6人の本当の姿が次々と暴かれていく

    洞察力に優れた主人公・嶌衣織を浜辺美波、まっすぐな性格でムードメーカーとなる波多野祥吾を赤楚衛二、冷静で的確なリーダーシップをとる九賀蒼太を佐野勇斗、語学力と人脈に自信を持つ矢代つばさを山下美月、口数が少なく分析力に優れた森久保公彦を倉悠貴、スポーツマンでボランティアサークルの代表を務める袴田亮を西垣匠が演じた。

    これは観る年代を選ぶね、若者なら面白がるかも

    長く人生を活きてきたシニアにとっては、そもそも論でこんな就職活動の出来事、バカバカしいと思うんだね、どうでもよし。あの人、浜辺美波という人だったんだね。

    土曜日の夕食です。銀座のこのイタリアンへ、インド料理が続いたのでね。

    • イタリアンダイニング 銀座 SCHEVENINGEN(スケベニンゲン)
    • 銀座3-7-13 成田屋ビル B1F

    銀座で40年以上の老舗。店の名前だけで“あなたの勝ち”ですね。オランダ・ハーグ市郊外の北海のリゾート地の街の名前だそうです。

    web予約して19時に2名で訪問です。小ぶりな洒落た感じではなく、家庭的なイタリアンのお店です。注文は自分たちはアラカルトで。テーブルチャージは250円/人です。

    まずは赤ワインをデカンタ(1,990円)でね。つまみは、“ラビオリのフリット”(970円)です。赤ワインと良いマッチングです。

     

    食事はこの2品。

    • カルネ di ロゾロ (豚ロースとトマト、チーズの重ね焼き)“当店自慢の一品とのこと”
    • ペンネゴルゴンゾーラ

    カルネ di ロゾロはアイディア料理ですね、パンチが効いてこの組み合わせなら美味しくないはずはありません。ペンネもスープパスタのようです。

    だけどお店の好みだと思いますが、少し塩気が強いかな。まあ、これが老舗の味なのかな。

    お会計は7,900円。銀座の真ん中で普段使いできるイタリアンのお店を発見できたぞ。

    ご馳走様でした。

    ミラノで一人飯。名物の郷土料理「オッソブッコ」を食す。サフランライスとのマリアージュが絶品だった。たまらん

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