一人旅でもミラノ滞在となると、おいしいものが食べたいんだな、これが。
自分が知っているミラノの郷土というか名物料理はあの平べったいミラノ風カツレツなのです。だけど、この料理に関してはあまりおいしいというイメージがないんだな。やっぱり、日本のとんかつの方が抜群に美味いと思うのです。
ミラノは冬の寒さが厳しいので、煮込み系料理がおいしい、と言う。パスタより米、オリーブオイルよりバターを多く使う土地柄で、料理は濃厚。その代表がオッソブーコやミラノ風リゾット。富の象徴として好まれる黄色の料理が多いとのこと。
ちなみに、オッソブーコとは“仔牛すね肉の煮込み ミラノ風”のことですね。
そして、今回のミラノ滞在ではこの“オッソブーコとミラノ風リゾット”を食べてみたい思ったのでした。
できればランチあたりで気楽に食べれるところがよいな、それもできるだけ美味しいレストランがよいな。
調べたところ「osteria della concordia」というレストランが良さげとのことです。
- Via Francesco Guicciardini, 1, 20129, Milano
- +39-02-7640-6565
- http://www.osteriaconcordia.it/nostro-men%C3%B9/nostri-piatti
地下鉄赤線のサンバビラ駅とポルタ・ヴェネツィア駅の間にあるレストランは地元の働く人に人気のレストランだそうです。
ミラノ風カツレツは12ユーロ、ミラノ風リゾットとオッソ・ブッコは16ユーロとのことです。
これだけの情報を元にレストランに突撃します。
そして、こちらのお店はあのブランド通りで有名なモンテ・ナポレオーネ通りからも近いのです。
平日の13時過ぎです。ランチですので、予約なしです。お店はほぼ満員ですが、何とか席を確保できたのです。だけど、メニューを見ても、このオッソ・ブッコという名前の料理がないんだな。困りました。
もう一度落ち着いてメニューを舐め回します。そしてSecondi piattiのところでようやく見つけました。
- Veal Marrowbone with Saffron Risotto 16ユーロ
よく見ると、イタリア語では先頭にOssobuco云々と書かれていました。
というわけで、即座にこちらを注文します。赤ワインをデカンタで注文して待ちます。15分ぐらい待ったでしょうか。
そしてやってきました。見た目も美しい一皿です。黄色いリゾットの上にお肉がドーンと乗っています。なかなか豪快なお料理です。
リゾットをいただきます。バターもたっぷり入った極上のリゾットです。お肉もやわらかくて、肉厚で何とうまいのでしょうか。究極のマリアージュです。
小泉武夫先生風に言うなら、生唾ごっくん、ワインをピクリんこ飲んで、リゾットとお肉交互に食べればそこは至極の食べ物です。
ワインも足りなくなってきましたので、もうひとつデカンタを追加注文です。
最後は骨髄の部分も綺麗に平らげました。
このオッソブッコ、大変気に入りました。また、ミラノに来たら食べようと誓ったのでした。
これ日本で食べるといくらするのかな。3,800円ぐらいとられそうですね。
美味しゅうございました。また、ミラノでリピ決定のレストランが出来ました。
大変おすすめです。ボナペティート!
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