カテゴリー: 映画

  • やっぱりヨルゴス・ランティモスは天才で大変態、今宵も六本木の中国飯店にて

    やっぱりヨルゴス・ランティモスは天才で大変態、今宵も六本木の中国飯店にて

    2025年2月10日(月)

    まずは先週に観た映画のお話しから。

    自分がここ数年で一番才能のある監督ヨルゴス・ランティモスの映画とあってはね。今から15年前の映画です。やっぱりこの監督、変態で天才だよね。その映画とはこちら。渋谷のル・シネマにて。

    • 「籠の中の乙女」

    「哀れなるものたち」「女王陛下のお気に入り」などで知られるギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモスが、2009年に手がけた長編第3作。妄執にとりつかれた両親と純真無垢な子どもたちを主人公に、極限の人間心理を描く

    ギリシャ郊外に暮らすある裕福な一家は、外の汚らわしい世界から守るためと、子どもたちを家の中から一歩も出さずに育ててきた。厳格で奇妙なルールの下、子どもたちは何も知らずに成長していくが、ある日、年頃の長男のために父親が外の世界からクリスティーヌという女性を連れてきたことから、家庭の中に思わぬ波紋が広がっていく。

    2009年・第62回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でグランプリを受賞し、第83回アカデミー賞ではギリシャ映画として史上5本目となる外国映画賞にノミネートされた。日本では2012年に劇場公開され、ランティモス監督作の劇場初公開作品となった(長編1、2作目は日本では劇場未公開)。2025年1月、4Kレストア版でリバイバル公開。

    2009年製作/96分/R18+/ギリシャ
    原題または英題:Dogtooth

    超変態映画で監督が何を訴えたいのかもわからない映画ですが、最後まで観させる力技、まさしく変態です。映画は訳がわかりませんが、天才だと思いました。この魔力であのエマ・ストーンも闇に落ちたのかな。傑作だとかの論評はできない作品ですが、監督のダークな才能を見せつける作品です。まあ、良い悪いは別にして現代No.1の変態監督です。

    そして、週末の土曜日の夕食です。我が家の定番の本格中華のお店と言えばここ。六本木の「中国飯店」です。半年ぶりの訪問から。どうしてこんなにインターバルが空いたのかな。

    19時に3名で訪問です。まずはサッポロの黒ラベルです。

    そして、注文はいつもの我が家の黄金メニューのはずだったのですが。

    定員さんから、春節で調理人がまだ帰ってきていないので、小籠包と胡麻団子はできないとのこと。というわけで本日はこんなメニューになりました。

    • 干し貝柱とシャンツァイと押し豆腐の和え物
    • 里芋の葱油炒め
    • 焼売と餃子(これ小籠包の代わり)
    • 黒酢の酢豚
    • 松の実のせ牛挽き入り醤油味チャーハン(通称“黒いチャーハン”)
    • 白玉団子(胡麻団子の代わり)

    やっぱり厨房が平常モードでないからか、豆腐の和え物のシャンツァイの切り方が違っていたものね。それと焼売は大ぶりで大変美味でした。定番メニュー無に入れていいかもレベルです。最後はやっぱり胡麻団子でないと閉まらないね。

    本日も美味しゅうございました。ご馳走様。

    日本で一番うまい小籠包は「中国飯店」かな、リー・マーヴィンの渋さに参ったね

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  • 10年ぶりの銀座の「煉瓦亭」、スパゲティナポリタンに涙したよ、あの空間変わってないよ

    10年ぶりの銀座の「煉瓦亭」、スパゲティナポリタンに涙したよ、あの空間変わってないよ

    2025年2月6日(木)

    本日もまずは映画のお話しから。

    先週末から新しいラインナップになった「午前十時の映画祭」ですが、今回はこのお目当ての映画を観に行ったよ。

    • 「戦場にかける橋」

    日本軍捕虜収容所を舞台に、人間の誇りと尊厳、戦争の虚しさを訴えた大作。

    『逢びき』(45)、『大いなる遺産』(46)、「午前十時の映画祭」でも上映された『旅情』(55)などで、すでに世界的な評価を受けていたデヴィッド・リーン監督は、この作品の大ヒット、アカデミー賞・作品賞、監督賞ほか7部門の受賞により、真の巨匠の地位を確立した。

    1943年、ビルマ。ニコルソン大佐(アレック・ギネス)率いる英国軍捕虜が収容所に移送されてきた。所長の斉藤大佐(早川雪洲)は、彼らに米軍捕虜のシアーズ中佐(ウィリアム・ホールデン)らと共にクワイ河に架ける橋の建設現場で働くことを強要する。捕虜たちに生き甲斐を与えようと考えていたニコルソンはこれを承諾、工事は着々と進んでいたが、収容所を脱走したシアーズの手引きによって、連合軍による橋の爆破計画が進行していた

    おそらく20年ぶりぐらいに観ましたが、いろいろ忘れているところがあって大変新鮮でした。前半は収容所での心理戦なんだね。やっぱりアレックス・ギネスは名優だと確信しました。

    最後は橋が爆破されるところは忘れていませんでしたが、登場人物はああなるのね。

    デヴィッド・リーンの最高作は「アラビアのロレンス」だと思いますが、堪能させていただきました。現代にはこれだけの格調ある作品を作れる監督はいなくなったね、「大いなる西部」のワイラー然り

    話題は変わって、週末の土曜日の夕食の話題です。

    思うところがあって今回は銀座の「煉瓦亭」に行きました、10年ぶりぐらいかな

    2名で訪問です。土曜日の19時でしたが、1階のテーブル席に空きがありました。もう地下は閉鎖されたんだね、荷物置き場になったとのこと

    まずはビールです。瓶ビールはサッポロの赤星なんだね。老舗の矜持

    本日の注文は煉瓦亭ならド定番の王道のこの3つ

    • ポークカツレツ
    • スパゲティナポリタン
    • 元祖オムライス

    こんな感じでテーブルに勢揃い。まずはナポリタンから。普通のナポリタンとは違うソース味を強く感じさせるお味です、これは美味いね。具のハムの大きいのも変わっています。

    このナポリタンは他の店では味わえないね。

    そしてポークカツレツ。これも肉厚のカツでとんかつ専門店にも負けない上質のカツレツです。

    それに比べてオムライスは王道のオムライスですが、あまり感動はなかったかな、味の違いのインパクトがなかったのでね。

    ビールも2本飲んでお会計は1万円です。久しぶりに銀座の老舗レストランの矜持を感じました。だけど、やっぱり内装は昭和感があるよね、それが味と言えば味ですが。

    “だけどナポリタン、美味し”

    「アラビアのロレンス」を二度観み、ピーター・オトゥールの妖しさはLGBTぽい

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  • 「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」あまりにも完璧すぎた映画で少し違和感

    「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」あまりにも完璧すぎた映画で少し違和感

    2025年2月5日(水)

    昨日は話題の映画を渋谷のル・シネマに観に行ったよ。

    何たって、“2024年・第81回ベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞受賞作”だものね。新聞や週刊誌の批評は軒並み高いものでね。その映画とはこちら。

    • 「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」

    スペインの名匠ペドロ・アルモドバルによる初の長編英語劇で、2024年・第81回ベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞したヒューマンドラマ。

    ティルダ・スウィントンとジュリアン・ムーアという当代きっての演技派の2人が共演し、病に侵され安楽死を望む女性と、彼女に寄り添う親友のかけがえのない数日間を描く

    重い病に侵されたマーサは、かつての親友イングリッドと再会し、会っていなかった時間を埋めるように、病室で語らう日々を過ごしていた。治療を拒み、自らの意志で安楽死を望むマーサは、人の気配を感じながら最期を迎えたいと願い、“その日”が来る時にはイングリッドに隣の部屋にいてほしいと頼む

    悩んだ末にマーサの最期に寄り添うことを決めたイングリッドは、マーサが借りた森の中の小さな家で暮らし始める。マーサはイングリッドに「ドアを開けて寝るけれど、もしドアが閉まっていたら私はもうこの世にはいない」と告げ、マーサが最期を迎えるまでの短い数日間が始まる。

    「フィクサー」でアカデミー助演女優賞を受賞し、アルモドバルの短編英語劇「ヒューマン・ボイス」にも主演したティルダ・スウィントンがマーサを演じ、「アリスのままで」でアカデミー主演女優賞を受賞したジュリアン・ムーアが親友イングリッド役を務めた。

    2024年製作/107分/G/スペイン
    原題または英題:La habitacion de al lado
    配給:ワーナー・ブラザース映画

    観ての感想。映画としては完璧だと思います、だけどあまりにも流暢に流れすぎるストーリーと映像ビジュアル、完璧すぎて自分には少し違和感が残ったのは確か。主演の女優2人も役にハマりすぎて完璧すぎてね。何と言うか、もう少しスキを入れてもよかったのでは。

    まあ、アルモドバルの最高作になるんだろうね。繰り返しますが、ビジュアル的に色彩も含め完璧です、だけどあんなアパートメントとか最後の場所の家とか高そうだね、それは俗物か?服装の色彩感覚とかインテリアに興味のある人は必見です。

    話し自体は重いけれど、良い映画を観させていただきました

    観終われば、道玄坂の「喜楽」さんへ

    今日の行列は5名ほど。いつもと同じチャーシュー麺(1,000円)です。

    本日も充実した1日でした。

    映画「メイ・ディセンバー」、真実は自分にはわからなかったね、魔性の女

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  • トランプを描いた映画「アプレンティス」、ロイ・コーン役と本人がすばらしすぎ

    トランプを描いた映画「アプレンティス」、ロイ・コーン役と本人がすばらしすぎ

    2025年1月30日(木)

    本日も映画のお話しから。

    昨日は今世界の話題の中心のこの人の映画です。そうトランプです。

    日比谷のTOHOシネマズの一番大きなスクリーンで結構人が入っていたのには本当にビックリ、大した映画ではないと思っていたのでね。観た映画はこちら。

    • 「アプレンティス ドナルド・トランプの創り方」(The Apprentice)

    ちなみに、“Apprentice”とは弟子とか見習いとかの意味です。

    「ボーダー 二つの世界」のアリ・アッバシ監督が「キャプテン・アメリカ」シリーズのセバスチャン・スタンを主演に迎え、実業家で第45代アメリカ合衆国大統領として知られるドナルド・トランプの若き日を描いたドラマ。成功を夢見る20代のトランプが、伝説の弁護士に導かれて驚くべき変身を遂げ、トップへと成りあがるまでの道のりを描く。

    1980年代。気弱で繊細な若き実業家ドナルド・トランプは、不動産業を営む父の会社が政府に訴えられ破産寸前まで追い込まれていた。そんな中、トランプは政財界の実力者が集まる高級クラブで、悪名高き弁護士ロイ・コーンと出会う

    勝つためには手段を選ばない冷酷な男として知られるコーンは意外にもトランプを気に入り、「勝つための3つのルール」を伝授。コーンによって服装から生き方まで洗練された人物に仕立てあげられたトランプは数々の大事業を成功させるが、やがてコーンの想像をはるかに超える怪物へと変貌していく

    弁護士コーン役に「ジェントルメン」のジェレミー・ストロング。2024年・第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。第97回アカデミー賞ではセバスチャン・スタンが主演男優賞、ジェレミー・ストロングが助演男優賞にノミネートされた。

    2024年製作/123分/R15+/アメリカ
    原題または英題:The Apprentice

    誰もが思うことでしょうが、この映画は弟子であるトランプという怪物を作り上げたロイ・コーンという人物がすごいね。特に映画ではコーン役のジェレミー・ストロングの熱演というかすごみのある風貌と演技が映画の成功の秘訣です。

    彼からみたら、トランプなんて単純な男だもんね、今も。まあ大博打は打てるが知的思想家ではないものね。コーンの思想、全体主義を忌み嫌う姿はあのアイン・ランドだもんね

    日本のバカ政治家、石破を筆頭に、バカな国会論戦するぐらいならこの映画を観に行った方がいいね。

    ちなみに、コーンの3つのルール。

    • ルール1:攻撃
    • ルール2:非を絶対に認めるな
    • ルール3:勝利を主張し続けろ

    時が経過して、これが今のトランプのルールです。

    観終われば、日本橋の「ますたに」へ。

    快作を観て、ビールが進みます。ビールを飲めばラーメンコールです。

    今日も美味し。映画おもしろかったな。

    マスク氏の言動をアインランド「肩をすくめるアトラス」を引き合いに、糾弾するのは間違っている

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  • 筒井康隆原作の映画「敵」、クッツェーの「夷狄を待ちながら」を超えてほしかったね

    筒井康隆原作の映画「敵」、クッツェーの「夷狄を待ちながら」を超えてほしかったね

    2025年1月29日(水)

    本日は映画のお話しを。

    週初めの月曜日には何かと気になるこの映画を観に行ったよ。ナンタって、“2024年・第37回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、東京グランプリ/東京都知事賞”だものね。それは置いといて、原作はあの筒井康隆先生だものね。これは是非とも観に行かなくては。

    • 「敵」

    新宿のテアトルまで遠征です。

    映画はこんな感じ。

    筒井康隆の同名小説を、「桐島、部活やめるってよ」「騙し絵の牙」の吉田大八監督が映画化。穏やかな生活を送っていた独居老人の主人公の前に、ある日「敵」が現れる物語を、モノクロの映像で描いた。

    大学教授の職をリタイアし、妻には先立たれ、祖父の代から続く日本家屋にひとり暮らす、渡辺儀助77歳。毎朝決まった時間に起床し、料理は自分でつくり、衣類や使う文房具一つに至るまでを丹念に扱う。

    時には気の置けないわずかな友人と酒を酌み交わし、教え子を招いてディナーも振る舞う。この生活スタイルで預貯金があと何年持つかを計算しながら、日常は平和に過ぎていった。そんな穏やかな時間を過ごす儀助だったが、ある日、書斎のパソコンの画面に「敵がやって来る」と不穏なメッセージが流れてくる

    主人公の儀助役を12年ぶりの映画主演になる長塚京三が演じるほか、教え子役を瀧内公美、亡くなった妻役を黒沢あすか、バーで出会った大学生役を河合優実がそれぞれ演じ、松尾諭、松尾貴史、カトウシンスケ、中島歩らが脇を固める。2024年・第37回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、東京グランプリ/東京都知事賞、最優秀監督賞(吉田大八)、最優秀男優賞(長塚京三)の3冠に輝いた。

    2023年製作/108分/G/日本

    午前の回でしたが、お客さんの入りはまあまあ。

    夢と現実が入り交じるのですね、中々おもしろい演出。ここでも河合優実が出てくるのね、この人、今一番の売れっ子女優ですね。映画自体は期待したほどではないかな。

    全編が白黒映画ですのであの「Perfect Days」と比べてしまうんだな。長塚京三もいいけど、ちょっと説教臭い感じかな。

    やっぱり敵映画ではこれが一番すごいと思います、クッツェー原作の「夷狄を待ちながら」です。ジョニデも出ているよ。

    これぐらいの緊迫感のある敵来週にしてほしかったね。だけど非常に参考になる映画でした。

    観終えれば、お腹がすいてきます。ここは新宿三丁目。徒歩10分でここにいくしかないね。

    京都ラーメンの雄にして老舗「ラーメン第一旭」です。

    時間も14時。行列なしです。まずは生ビールです。

    ラーメンは並(950円)です。中太麺と少し塩っぱいスープがバッチリです。やっぱり美味し。今日も良い1日でした。ご馳走様でした。

    映画「Perfect Day」もいいけど、イタリアの“MARVIS”のポーチも素敵だよ

     



  • 香港映画「ゴールドフィンガー」、2大スター共演なのに残念、史実に忠実すぎ

    香港映画「ゴールドフィンガー」、2大スター共演なのに残念、史実に忠実すぎ

    2025年1月25日(土)

    ブログで政治の話しはしたくないのですが、昨日の石破の所信表明演説は本当に酷かったね。

    キャッチフレーズが「楽しい日本」とは。これ幼稚園児への投げかけなのかな。

    国民をバカにするのも本当にいい加減にした方がよいです。みんなトランプ再登場で身構えている時に、国会で首相が「楽しい日本」というこの日本、野党の厳しい批判も聞かないのでね。

    本当に国民をバカにするのはやめて、バカ石破に声を上げた方がいいよ

    怒りはここまで。

    昨日の金曜日は新作の封切り、観に行った映画はこちら。

    • 「ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件」

    何経って、トニー・レオンとアンディ・ラウの共演だものね、ただそれだけで劇場に向かいます。映画はこんな話し。

    トニー・レオンとアンディ・ラウが「インファナル・アフェア」シリーズ以来、およそ20年ぶりに共演した作品で、1980年代の香港バブル経済時代を舞台に巨額の金融詐欺事件を描いた

    イギリスによる植民地支配の終焉が近づいた1980年代の香港。海外でビジネスに失敗し、身ひとつで香港にやってきた野心家のチン・ヤッインは、悪質な違法取引を通じて香港に足場を築く。チンは80年代株式市場ブームの波に乗り、無一文から資産100億ドルの嘉文世紀グループを立ち上げ、一躍時代の寵児となる。そんなチンの陰謀に狙いを定めた汚職対策独立委員会(ICAC)のエリート捜査官ラウ・カイユンは、15年間の時間をかけ、粘り強くチンの捜査を進めていた。


    凄腕詐欺師チン・ヤッイン役をトニー・レオンが、執念の捜査官ラウ・カイユン役をアンディ・ラウがそれぞれ演じる。監督、脚本を「インファナル・アフェア」3部作の脚本を手がけたフェリックス・チョンが務めた。香港で興行ランキング5週連続1位となるなど大ヒットを記録し、香港のアカデミー賞と言われる第42回香港電影金像奨で12部門にノミネートされ、トニー・レオンの主演男優賞など6部門を受賞した。

    2023年製作/126分/G/香港・中国合作
    原題または英題:金手指 The Goldfinger

    観ての感想。期待度が高かったのですが、映画の作りとしてはダメかな。実話に忠実すぎなのか。話しが分かりづらく、株の値上がりの話しも今となっては少し引く展開だよね。

    せっかくの香港映画の2大スターの共演なのに、展開が分かりづらく、少し眠くなったものね。監督の力量によってはもっと面白い映画になったと思います、キッパリ

    とにかく実話に忠実すぎるのがよくないと思いました。

    そして、本日は六本木ヒルズのTOHOシネマズに観に行く前に前ラーメンです。

    向かうは麻布十番の「新福菜館」です。

    11時30分過ぎですので、2名の待ちです。入店すればテーブル席へ。

    ラーメンのチャーシューを肴に瓶ビールを。映画の前のビール、染みるね

    このおかげで、映画の時に眠くなったのかな。

    ご馳走様でした。

    「燈火(ネオン)は消えず」はド直球の香港のノスタルジーを感じる映画

     



  • 東映の大作「室町無頼」、作り込み感が激しすぎ、配役にも意外感はなしね

    東映の大作「室町無頼」、作り込み感が激しすぎ、配役にも意外感はなしね

    クアラルンプールの旅の報告を始めたばかりなのに本日は中断を。

    新作の映画の話しです。先週の金曜日から上映が始まったこの映画についです。

    日経新聞の映画批評でも相当に褒めていたのでね、殺陣のこととか、映画のスケールをね

    • 「室町無頼」

    クアラルンプールから帰ってきて、真っ先に観たかったんだね。垣根涼介のベストセラーだもんね。劇場で観て知ったのは、これ東映なんだね、観に行ったのは六本木のTOHOシネマズですので、興行には相当力が入っているんだね、東映を東宝だものね。

    話しはこんな感じ。

    垣根涼介の時代小説を大泉洋主演で実写映画化した戦国アクション。「22年目の告白 私が殺人犯です」の入江悠が監督・脚本を手がけ、日本の歴史において初めて武士階級として一揆を起こした室町時代の人物・蓮田兵衛の知られざる戦いをドラマチックに描く

    1461年、応仁の乱前夜の京。大飢饉と疫病によって路上には無数の死体が積み重なり、人身売買や奴隷労働も横行していた。しかし時の権力者は無能で、享楽の日々を過ごすばかり。そんな中、己の腕と才覚だけで混沌の世を生きる自由人・蓮田兵衛はひそかに倒幕と世直しを画策し、立ち上がる時を狙っていた

    一方、並外れた武術の才能を秘めながらも天涯孤独で夢も希望もない日々を過ごしていた青年・才蔵は、兵衛に見出されて鍛えられ、彼の手下となる。やがて兵衛のもとに集った無頼たちは、巨大な権力に向けて暴動を仕掛ける。そんな彼らの前に、兵衛のかつての悪友・骨皮道賢率いる幕府軍が立ちはだかる。

    大泉が本格的な殺陣・アクションに初挑戦し、剣の達人である蓮田兵衛を熱演。アイドルグループ「なにわ男子」の長尾謙杜が才蔵、堤真一が骨皮道賢を演じるほか、柄本明、北村一輝、松本若菜が共演

    2025年製作/135分/PG12/日本
    配給:東映

    観ての感想。日経新聞での評価は高いのですが、自分的には作り込み感が強すぎて評価は低いかな、話しも結構単純でストーリーの面白さもないしね、原作は違うんだろうか。

    あと大泉も堤真一も当たり前の配役すぎてつまんなかった。それと気になったのは、音楽でモリコーネの西部劇音楽のパクリのような曲が2つあったもんね、あれ誰にでもわかります。

    東映的には満を持しての対策なんだろうけど、あの低予算の「侍タイムスリッパー」の方が映画的には面白いと思います。リアルっぽさがあるもんね。

    観終われば、14時55分。麻布十番の「新福菜館」に向かったのですが、チケット販売機の前にはシャッターが、15時にはもう食券は買えないんだね。

    すぐに転身です。すぐ近くの「麻布ラーメン 麻布十番店」へ。

    瓶ビールと“正油ラーメン”(1,000円)です。スープはこくが合って、中太麺との相性も良し。ラーメンは優秀ですが、店内が少し雑然としているのがマイナスかな。

    ご馳走様でした。

    映画「侍タイムスリッパー」、こうゆう大当たりが出るから映画製作はたまらないね

     



  • 映画「ブラックバード、ブラックベリー、私は私。」、主人公に凄い女優を連れてきたね

    映画「ブラックバード、ブラックベリー、私は私。」、主人公に凄い女優を連れてきたね

    2025年1月16日(木)

    本日もまずは映画のお話しから。この映画も全くのノーマークでしたが、今週はこれと言った映画がなかったので、一風変わった映画もいいかなと思ってね。

    その映画とはこちらの映画。

    • 「ブラックバード、ブラックベリー、私は私。」

    有楽町のテアトルシネマの11時の回でしたが、8割方埋まっていてびっくりしたね。

    ジョージアの新進女性作家タムタ・メラシュビリの大ヒット小説を原作に、新しい人生を踏みだそうとする中年女性の葛藤を、ポップかつオフビートに描いた異色の青春ドラマ

    東ヨーロッパ、ジョージアの小さな村に住む48歳の寡黙な女性エテロは、今まで一度も結婚したいと思ったことがない。両親と兄を亡くし、日用品店を営みながらひとりで生きてきた彼女は、自分でブラックベリーを摘んでつくるジャムと同じくらい現在の暮らしを愛している。しかし彼女が独身でいることは、村の女性たちの噂の的となっていた。

    そんなある日、ブラックベリー摘みの最中に崖から足を踏み外し、危険な目に遭う。そのときに死を意識したエテロは、突発的に人生で初めて男性と肉体関係を持つ。そしてそれ以来、彼女の人生は大きく変わりはじめる。

    ジョージアで舞台を中心に活躍してきたエカ・チャブレイシュビリが主人公エテロを演じ、「花咲くころ」のテミコ・チチナゼが共演。

    2023年製作/110分/PG12/ジョージア・スイス合作
    原題または英題:Shashvi shashvi maq’vali

    日欧米とは違う、ましてやインド映画とは真逆、なかなか間合いの取り方が独特な映画だね。その空間の作り方というか、年配の女性の主人公の裸を赤裸々に見せるとか、思考が違うんだろうね。観た感想としては、ジョージアの自然を舞台に淡々と流れていく一女性の生活、後味の良い映画です。

    最後の方で男性から一緒にトルコに行かないか、と言われ、今さら掃除婦なんてする生活は感がせえられない、今のままの自由な生活が一番というキップのいいセリフ、がこの映画のメッセージなんだろうね。

    しかし、すごい人を連れてきて映画を作ったもんだね、この監督

    現在、内政で混乱しているジョージアですが、都市と地方では全く違うんだろうね。

    すばらしい映画でしたよ。

    観終われば、いつものとおり日本橋の京都ラーメンの「ますたに」さんへ徒歩移動です。

    14時であれば行列もなく、スムーズに入店です。まずはビールと“おしんこ”です。良い映画の思い出に浸りながらのビール、最高だね。飲み終えれば、“麺コール”です。

    やっぱり“ますたにラーメン”、美味いね

    ご馳走様でした。

    映画「ある一生」は2024年のNo.1だね、激動の時代に翻弄されても淡々と生きる

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  • 映画「Welcome Back」は有名俳優はいないが実に秀逸な一本

    映画「Welcome Back」は有名俳優はいないが実に秀逸な一本

    2025年1月15日(水)

    3連休明けの昨日もまずは劇場で映画でね。

    観た映画は全くのノーマークで有名な俳優はいない(少なくとも自分が知っているという意味で)、予告もいちどもなし、のこの映画を怖いものみたさで足を運んだのでした。

    話しも知らず、ただボクシング映画ということしか頭になかったよ。

    • 「Welcome Back」

    粗暴だがヒールとして人気のボクサーと、彼の強さを誰よりも信じる純粋無垢な青年の強い絆と変わりゆく関係性を、圧巻のボクシングシーンを交えて描いたロードムービー

    新人王最有力候補のボクサー・冴木輝彦(テル)と、生まれつき記憶力に長けているがコミュニケーションが苦手な友原勉(ベン)は、同じ団地で兄弟のように育った。ベンにとってテルは憧れで絶対的な存在だったが、テルは新人王決定戦で対戦相手の北澤に敗れてしまう。

    敗北後も何事もなかったかのように振るまい、ベンにも優しく接するテルだったが、その生活は少しずつ荒んでいく。ボクシングなど初めから興味がなかったかのように遊び呆けるテルの様子に耐えられなくなったベンは、テルのグローブを持ち出して北澤への復讐を誓う

    「ミッドナイトスワン」の吉村界人がテル、「Cloud クラウド」の三河悠冴がベンを演じ、遠藤雄弥、宮田佳典、優希美青、松浦慎一郎、テイ龍進、菅田俊が共演。「高崎グラフィティ。」の川島直人が監督を務めた。

    2024年製作/119分/G/日本
    配給:パルコ

    始まってからの10分は不安でしたが、結論から言えば、いい映画だね、話しは出来すぎの感もありますが、脚本もよく練られて、よくここまでの映画にした監督の力量に脱帽です。

    ベンがこの映画のポイントなんだね、ロングランしそうな映画だったね。ベンがごみ収集でのあの走力なんかが、伏線なんだね。ボクシングファンは是非観に行ってもらいたい作品です。

    プロの人が観たら、格闘シーンはどう思うんだろう、そんなに簡単ではないよと。

    「侍タイムスリッパー」といい、大手の配給にのらない小作品で最近は掘り出し物が多々あるね

    観終われば渋谷で11時30分。喜楽はまだ休みだと思うので、表参道の「一蘭」へ行くしかないね。行ってみれば、さすがにこの時間、長蛇の待ちはなく、10分で入店可能でした。

    ラーメンと替え玉のいつものとおりの注文です。一蘭では基本ビールは飲まないので、健康的でいいね。だけど11時30分の一蘭ラーメンは結構くるね(どうゆう意味かはご推察を)

    ご馳走様でした。

    映画「侍タイムスリッパー」、こうゆう大当たりが出るから映画製作はたまらないね

     



  • インド映画「カルキ 2898-AD」もうストッパーはないのね、デューンなんか凌駕

    インド映画「カルキ 2898-AD」もうストッパーはないのね、デューンなんか凌駕

    2025年1月14日(火)

    3連休明けの本日です。

    沖縄のブログも終わり、通常モードですが、週末から急遽家族3名でクアラルンプールに行くことになりました、何も用はないのですが。

    本日は先週末に劇場に観に行った映画から。六本木のTOHOシネマズへ。観た映画はこちら。ちまたでは全く話題になっていませんが。

    • 「カルキ 2898-AD」

    「バーフバリ」シリーズのプラバースが主演を務め、インド神話の神々が未来の地球の命運をかけて戦う姿を壮大なスケールで活写したSFアクションファンタジー

    西暦2898年。世界は荒廃し、地上に残された最後の都市カーシーは、200歳の支配者スプリーム・ヤスキンと空に浮かぶ巨大要塞コンプレックスに支配されていた。ある日、コンプレックスに囚われていた奴隷の女性スマティが、宇宙の悪を滅ぼす「運命の子」を身ごもる。スマティは反乱軍に助けられてコンプレックスを脱出するも巨額の懸賞金をかけられ、特殊部隊と賞金稼ぎたちから追われる身となってしまう。

    コンプレックスと反乱軍の激戦が繰り広げられるなか、一匹狼の賞金稼ぎバイラヴァもスマティを追うが、6000年もの間「運命の子」の出現を待ち続けていた不死身の戦士アシュヴァッターマンがスマティを守るべく立ちあがる

    プラバースが賞金稼ぎバイラヴァ、「トリプルX 再起動」のディーピカー・パードゥコーンが運命の子を身ごもるスマティ、ボリウッドを代表する俳優アミターブ・バッチャンが不死身の戦士アシュヴァッターマンを演じた。

    2024年製作/168分/G/インド
    原題または英題:Kalki 2898 AD

    はっきり言います、スケールはハリウッドも凌駕してたね、良いか悪いかは別にして。

    ブレードランナー+デューン+スター・ウォーズ+天地創造をミックスした映画です。ということは、もう理由がわからん映画ということです。さすがにこれはやり過ぎでしょう

    あの六本木のTOHOシネマズで朝の回とは言え、自分も含め3名で観たよ、すごい体験でした。

    まあ入場料以上のものを見せてもらえましたが、果たしてここまでやっていいものだろうか。素直にそう思いました。映像処理とかで安いインドだからやれるんだろうね。

    まあ、とにかくぶっ飛び映画でした。その論評は差し控えます。

    観終われば、ここは六本木。麻布十番の新福菜館に行くしかないね。お昼の12時30分です。10名ほどの行列が。15分待って入店です。

    まずはビールから。瓶ビールを頼んだつもりですが、生ビールが、まあいいか、飲めればOKです。いつものように、ラーメンのチャーシューとビールで極楽タイムです。

    やっぱり九条ネギたっぷり黒ラーメン、美味いね。人生の幸せです。

    インド映画「JAWAN ジャワーン」、やっぱりキング・カーンだね、濃くて長いよ

     



  • カナダ映画「I Like Movies」はローレンスくんの映画愛にあふれる秀作

    カナダ映画「I Like Movies」はローレンスくんの映画愛にあふれる秀作

    2025年1月7日(火)

    年末年始の特別感もなくなり、だんだん普通の日々に戻ってきたね。

    だけど、映画館のラインナップが平常に戻るのは今週末からかな。そんな中、選択に困っているところに目に止まったのが、こちらの映画。

    全くのノーマークでしたが、キャッチコピーを読むとだんだん引き込まれてね。その映画とはこちら。

    • 「I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ」

    史上最高のカナダ・コメディの一本に選出! 《トラブルメーカーな高校生》の映画愛の行方は――

    レンタルDVDが全盛だった2003年のカナダを舞台に、人とうまくやれず行く先々でトラブルを起こす映画好きな高校生を描いた青春コメディ『I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ』。

    トロント国際映画祭で激賞され、史上最高のカナダ・コメディの一本に選出された本作は、2023年のバンクーバー映画批評家協会賞では最優秀カナダ映画賞、最優秀カナダ映画男優賞、最優秀助演男優賞、最優秀カナダ脚本賞の4部門を受賞。そのほか各国の映画祭でも熱狂的に迎えられ、多くの賞を受賞している。

    世界の映画好きを夢中にさせ、「カナダ映画の未来」と評された話題の新作が、ついに日本に上陸

    監督・脚本 :チャンドラー・レヴァック

    話しはこんな感じ。

    カナダの田舎町で暮らすローレンスは映画が生きがいの高校生

    社交性がなく周囲の人々とうまく付き合えない彼の願いは、ニューヨーク大学でトッド・ソロンズから映画を学ぶこと。唯一の友達マットと毎日つるみながらも、大学で生活を一新することを夢見ている。

    ローレンスは高額な学費を貯めるため、地元のビデオ店「Sequels」でアルバイトを始め、そこで、かつて女優を目指していた店長アラナなどさまざまな人と出会い、不思議な友情を育む。しかし、ローレンスは自分の将来に対する不安から、大事な人を決定的に傷つけてしまい……。

    有名俳優はおそらく一切出てきていないと思います。出だしからなんか“おたくっぽい”映画な感じの始まりです。一言で言うと、このおでぶローレンスの映画愛と高校生活をぶちまけて、何とも言えない映画に仕上がっています。クローネンバーグなどに詳しい人が見ると更に楽しめるんだろうね。

    だけど観ていくうちに、引き込まれていくよ、これもローレンス君の映画愛の力か

    これ大々的には上映していませんがオススメの映画ですよ。

    観終われば、2025年の初“喜楽”へ。何と何と1月15日まで長期の休業です。

    直ぐに転身です。20歩となりのカルト的人気の「とりかつ」さんへ。

    2時過ぎですが10名ほどの行列です。外人度が異様に高いです。

    10分ほど待ってカウンター奥へ。こちらへ来たら瓶ビールは仕方なし。

    本日は2品のセット(850円)ね、ビールを飲むし。本日の2品はこの王道。

    • “とりかつ”+“ハムかつ”

    やっぱりこのB級感、たまらんね。ご馳走様でした。

    よい1日でした。

    映画「お坊さまと鉄砲」は最後の話しのオチが落語のような良質な物語だよ

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  • 相米慎二監督作品の「お引越し」、自分の感性には引っかからなかったけど、独特だね

    相米慎二監督作品の「お引越し」、自分の感性には引っかからなかったけど、独特だね

    2025年1月6日(月)

    新年あけましておめでとうごさいます。

    2024年末のバンコク旅行のブログが続いていたので、ご挨拶が遅れました。

    本日は2024年の最後に劇場に観に行った映画です。もうキャッチコピーからすごいものね。

    第80回ヴェネチア国際映画祭クラシック部門 最優秀復元映画賞受賞

    相米慎二監督作品 『お引越し』『夏の庭 The Friends』が4Kリマスター版にて凱旋公開決定

    鬼才・相米監督後期を代表する傑作×珠玉の名作が30年の時を経て、待望の4Kリマスター化!! 海外映画祭での上映・公開を経て《発見》、そして世界の“SOMAI”へ

    自分はDVDでも相米監督の作品は観ていません。こんなコピー、一度は怖いもの見たさで観るしかないよね。

    ちなみに映画評によれば、

    『セーラー服と機関銃』『ションベン・ライダー』『台風クラブ』などで知られ、日本映画界を代表する名優・監督らが揃って彼への想いを熱く語るなど、圧倒的な存在感を放ち続ける相米慎二監督。作品に関わった俳優・スタッフのみならず、没後20年以上経った今もなお、映画人たちへの影響は計り知れない。

    そして映画のストーリーはこんな感じ。

    両親が別居。 はじめは家が2つできたと喜んだレンコも、次第に自身を取り巻く変化の大きさに気づかされていく―― 京都に住む、明るく元気な小学6年生、レンコ。父ケンイチが家を出て、母ナズナとの二人暮らしが始まった。ナズナは新生活のための規則を作るが、変わっていこうとするナズナの気持ちがわからない。レンコは、離婚届を隠したり、自宅で籠城作戦を決行したり、果てにはかつて家族で訪れた琵琶湖への小旅行を勝手に手配する…

    話し的にはよくあるホームドラマの風なのですが、相米さんの感性って変わっているよね、自分の世界観があるので、普通のドラマにはなりません。

    ただ、あのレンコ役の女の子の声が大きく、耳に残りすぎかな。桜田淳子が出演していたとは、見た時、ドキッとしたよね。やっぱりあの統一教会の騒ぎが自分たちの世代には残っているのでね。

    中井貴一も若く、この映画は独特の間合いの演技ですね、まあ監督の意向どおりだろうけれど。後半はなんとなく鈴木清順みたいになって面白いね。

    製作には読売テレビなども入っており、相当に評価の高い監督だったのがわかります。

    好き嫌いの分かれる作品だと思いますが、自分は中立かな。観て損のない映画ですよ。

    観終われば日本橋のラーメン「ますたに」へ。今年最後の“ますたにラーメン”です。

    まずはおしんこと瓶ビールで。飲み終えれば、麺お願いしますコールです。

    やはり旨し、今年もお世話になりました、ご馳走様でした。

    2022年1月31日千穐楽に志の輔の「伊能忠敬物語~大河への道~」を目撃。大河とはあの大河のことなのね

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  • 映画「お坊さまと鉄砲」は最後の話しのオチが落語のような良質な物語だよ

    映画「お坊さまと鉄砲」は最後の話しのオチが落語のような良質な物語だよ

    2024年12月18日(水)

    本日もまずは映画のお話しから。昨日も有楽町のテアトルシネマに映画鑑賞にお出かけです。

    観た映画は地味なブータンを舞台にしたこの映画。

    • 「お坊さまと鉄砲」

    長編監督デビュー作「ブータン 山の教室」で世界的に注目を集めたパオ・チョニン・ドルジが監督・脚本を手がけ、初めて選挙をすることになったブータンの小さな村で、変化を求められて戸惑う村人たちの姿を、温かいまなざしとひょうひょうとしたユーモアでつづったコメディドラマ

    2006年。長年にわたり国民に愛されてきた国王が退位し、民主化へと転換を図ることが決まったブータンで、選挙の実施を目指して模擬選挙が行われることに。周囲を山に囲まれたウラの村でその報せを聞いた高僧は、なぜか次の満月までに銃を用意するよう若い僧に指示し、若い僧は銃を探しに山を下りる。時を同じくして、アメリカからアンティークの銃コレクターが“幻の銃”を探しにやって来て、村全体を巻き込んで思いがけない騒動へと発展していく

    2023年製作/112分/G/ブータン・フランス・アメリカ・台湾合作
    原題または英題:The Monk and the Gun

    とにかく話しのオチがいいね、まるで落語の八さんと熊さんの世界だよね。このオチとブータンの珍しい町並みと自然の組み合わせで飽きさせなかったね、少なくとも自分はそう思いました。あの二人組のアクセント感がすばらしい、最後の最後でのあのブータン人の機転がね

    監督と脚本を担ったドルジさんはすばらしい才能ですね、不思議の国ブータンの偉大なる才能です。だけどブータンの人の顔はインドとも違うのね、少しエラが張った人が多いのかな、それとあの印象的な民族衣装。

    月曜日に観たスペイン映画の「太陽と桃の歌」もこれくらい機転が効いていればよかったのにね、まあヨーロッパの現実とブータンでは見方が違いすぎるかもね。

    ほとんど期待せずに観に行ったのですが、これは拾い物をしたよ、万人にお薦めできる映画でしたよ

    この監督の「ブータン 山の教室」を観てみたいと思います。

    観終われば、これまたいつものように日本橋へ徒歩移動です。

    向かうは京都ラーメンの「ますたに」へ。週に一度は来ないとね。

    まずはビールとお新香で熱った体を冷やします。飲み終わったところで、麺お願いしますのコールです。やっぱり、ますたには安定のおいしさですね。渋谷方面にも進出してほしいところです。ご馳走様でした。

    映画「ラブ・アクチュアリー」観終わって人を幸せにする映画は偉大なり

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  • 映画「太陽と桃の歌」、これがベルリンで最高賞か、自分は少し一本調子かな

    映画「太陽と桃の歌」、これがベルリンで最高賞か、自分は少し一本調子かな

    2024年12月17日(火)

    本日もまずは映画のお話しから。週初めは渋谷のヒューマントラストシネマへ。

    観たのはこちらのスペインを舞台にした渋い映画。

    • 「太陽と桃の歌」

    2017年の長編デビュー作「悲しみに、こんにちは」で世界的に高く評価されたスペインのカルラ・シモン監督が、カタルーニャで桃農園を営む大家族の最後の夏を描き、2022年・第72回ベルリン国際映画祭で最高賞にあたる金熊賞に輝いたヒューマンドラマ

    スペインのカタルーニャで、3世代にわたる大家族で桃農園を営んでいるソレ家。例年通り収穫を迎えようとしていた矢先、地主から夏の終わりに土地を明け渡すよう通達される。桃の木を伐採して、その場所にソーラーパネルを敷き詰めるというのだ

    頑固者の父は激怒するが、母と妹夫婦はパネルの管理をすれば楽に稼げるという話に心を動かされる。賭け事でお金を稼ごうとする祖父、取り付く島のない父、資金稼ぎに畑の片隅で大麻栽培を始める長男など、それぞれの方法で桃園の危機をどうにかしようとする彼らだったが、やがて大げんかに発展。家族の関係に大きな亀裂が入ったまま、最後の収穫が始まる

    2022年製作/121分/G/スペイン・イタリア合作
    原題または英題:Alcarras

    ベルリンの金熊賞なのか。実に淡々とした映画なんだね、終わり方はいいね。ドラマチックに盛り上げることもなく、そこはバッサリと。良い映画なんだろうけど、自分的にはベルリンで最高賞を取るような作品ではないと思う、きっぱり

    先週観た「クラブゼロ」の方が断然いいと思うのですが。

    だけど週刊誌の映画評を見ると評価が高いのですね。太陽光パネルのこと、抗議デモのこと、資本に搾取される農家と現実を監督は訴えたいのだろうか。産業革命以後、この問題は奥が深いね。

    自分的には少し単調すぎるというか一本調子なのが気になったね

    観終われば、ここは渋谷で週初めです。向かう所は決まっています。道玄坂の老舗中華の「喜楽」さんへ。本日は14時過ぎでも少しの行列が。5分待って、カウンター席へ。

    いつもと同じで“チャーシュー麺”を。今日のチャーシューの部位と肉質は最高でした。週一で来店しているのでお兄さんがサービスかな。

    ご馳走様でした。

    スペイン映画の「ミツバチのささやき」は独裁政治への反抗メッセージとは

     



  • 「シビル・ウォー アメリカ最後の日」は考えさせられる良質な映画、視点が良いね

    「シビル・ウォー アメリカ最後の日」は考えさせられる良質な映画、視点が良いね

    2024年12月16日(月)

    週末はいつもの通り、DVDの鑑賞です。そして土曜日の夜は外食です。

    観た映画はこれ。渋い映画でした。

    • 「シビル・ウォー アメリカ最後の日」

    この映画、新作ですが早速amazonプライムで無料で観れたのでね。

    「エクス・マキナ」のアレックス・ガーランドが監督・脚本を手がけ、内戦の勃発により戦場と化した近未来のアメリカを舞台に、最前線を取材するジャーナリストたちを主人公に圧倒的没入感で描いたアクションスリラー

    連邦政府から19の州が離脱したアメリカでは、テキサス州とカリフォルニア州の同盟からなる「西部勢力」と政府軍の間で内戦が勃発し、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。就任3期目に突入した権威主義的な大統領は勝利が近いことをテレビ演説で力強く訴えるが、ワシントンD.C.の陥落は目前に迫っていた。

    戦場カメラマンのリーをはじめとする4人のジャーナリストは、14カ月にわたって一度も取材を受けていないという大統領に単独インタビューを行うべく、ニューヨークからホワイトハウスを目指して旅に出る。彼らは戦場と化した道を進むなかで、内戦の恐怖と狂気を目の当たりにしていく。

    出演は「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のキルステン・ダンスト、テレビドラマ「ナルコス」のワグネル・モウラ、「DUNE デューン 砂の惑星」のスティーブン・マッキンリー・ヘンダーソン、「プリシラ」のケイリー・スピーニー。

    2024年製作/109分/PG12/アメリカ
    原題または英題:Civil War

    ドンパチが激しい映画かと思っていましたが、記者の視点という設定が秀逸で、非常に考えさせられる良い映画でした。どんな民主主義国家でもこの方向に進むのかな。

    この監督はすばらしいです。戦争映画にもできますが、アングルがいいよね、それと緊迫感のバランスが。あの変なやつは、ジェシー・プレモンスか。ヨルゴス・ランティモス監督の「憐れみの3章」のあいつ、典型的なアメリカンをやるやつで今最高の役者だね。

    そして土曜日の夕食です。本日は前日にテレビで紹介されていた銀座のこのレストランです。

    • 三笠会館「Italian Bar LA VIOLA」(イタリアンバール ラ ヴィオラ)

    テレビでも紹介されていた“骨付き鶏の唐揚げ”を食べにね。

    2名で19時に訪問です。念のために予約してね。ほぼ満席でしたよ。注文したのはこちら。

    • タコの粒マスタード和え
    • 骨付き鶏の唐揚げ
    • エスカルゴのオーブン焼き

    鶏の唐揚げは普通かな。ケンタッキーの偉大さを思い知りました。カーネル・サンダースは偉大なり。だけど、どの料理もリーズナブルで美味しいよ。老舗の矜持ですね。

    本日失敗したのは、お勘定の時に気づいたのですが、高いワインを頼んでしまったこと、一行間違えていたようです、どうりで本日のワインはなめらかだったもの。

    またリピ決定ですね、ご馳走様でした。

    映画「サウンド・オブ・フリーダム」は実に志の高い傑作、児童人身売買の罪

     



  • 映画「クレイヴン・ザ・ハンター」、やりすぎ感はすごいね、インド映画も真っ青

    映画「クレイヴン・ザ・ハンター」、やりすぎ感はすごいね、インド映画も真っ青

    2024年12月14日(土)

    昨日の金曜日は映画館のラインナップが更新される日です。

    そして昨日、六本木のTOHOシネマズにこの映画を観に行ったよ。何か異様な大作感を感じてね

    • 「クレイヴン・ザ・ハンター」

    映画の前に腹ごしらえです。一番早い回が12時過ぎだったのでね。そうであれば、ご存知麻布十番の「新福菜館」に直行します。11時30分で行列は2名のみ、ラッキー。

    瓶ビールをいただきながら、ラーメン(並)をいただく幸せ。この多幸感は「喜楽」「共楽」「ますたに」でも味わえないんだね、ビールの“つまみ”になるラーメン。

    観終われば映画館へ。話しはこんな感じ。

    マーベルコミックの人気キャラクターで、スパイダーマンの宿敵として知られるアンチヒーロー、クレイヴン・ザ・ハンターを主役に描くアクション

    素手で猛獣を倒すほどの身体能力と五感を武器に戦うクレイヴン・ザ・ハンターが、いかにしてその力を手に入れ、悪名高い最強のハンターとなったのか、誕生の物語を描く

    幼い頃、裏社会を牛耳る冷酷な父親とともに狩猟に出かけた際、巨大なライオンに襲われたことをきっかけに「百獣の王」のパワーをその身に宿したクレイヴン。自身の父親がもたらしたこの世の悪を始末するという目的を抱いた彼は、金儲けのために動物を殺める人間たちを次々と狩っていく。

    一度狙った獲物はどこまでも追い続け、必ず自らの手で仕留めるクレイヴンだったが、そのなかでやがて、縁を切ったはずの父親との対峙を余儀なくされる。さらに、全身が硬い皮膚に覆われた巨大な怪物ライノの出現によって、戦いは次第にエスカレートしていく

    主演は「キック・アス」「TENET テネット」のアーロン・テイラー=ジョンソン。クレイヴンの父親にラッセル・クロウ、ヒロインのカリプソ役に「ウエスト・サイド・ストーリー」のアリアナ・デボーズ。監督は「トリプル・フロンティア」「マージン・コール」のJ・C・チャンダー。

    2024年製作/127分/R15+/アメリカ
    原題または英題:Kraven the Hunter

    久々のソニー・ピクチャーズエンタテインメントの大作なのかな。主役の体はすごいね、ジェイソン・ステイサムやドウェイン・ジョンソンでも確実に負けるね

    だけどやり過ぎ感のある映画だね、一瞬、インド映画かと思ったもんね。盛り方は“ジョン・ウィック”どころの比でないもの、もうスーパーマンの世界。まあ、原作がマーベルだもんね。

    だけど是非、劇場で観るべき映画だね、2時間のアトラクションとしては上出来です

    あの終わり方は続編も決定的だね。

    楽しめた六本木の午後でした。

    映画「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」まるでミュージカルじゃないの、失敗作かな

     



  • 映画「侍タイムスリッパー」、こうゆう大当たりが出るから映画製作はたまらないね

    映画「侍タイムスリッパー」、こうゆう大当たりが出るから映画製作はたまらないね

    2024年12月12日(木)

    昨日からいよいよ東京都の大キャンペーン「もっと!暮らしを応援 TOKYO元気キャンペーン」が始まったね。

    対象のQRコード決済を行うと、 後日、決済額の最大10%(上限3,000円相当)のポイントを還元

    自分も初日から参戦しました。おそらく直ぐに打ち切りになるだろうからね

    そんな下世話な話しは横において、まずは映画のお話しを。

    昨日も全く眼中になかった映画を観に、日比谷のTOHOシネマズへ。

    何故ならある作家さんが楽しめたよというコメントとずっとロングランが続いているので怖いもの見たさでネ。世間的には全く話題になっていませんが。観た映画はこちら。

    • 「侍タイムスリッパー」

    現代の時代劇撮影所にタイムスリップした幕末の侍が時代劇の斬られ役として奮闘する姿を描いた時代劇コメディ

    幕末の京都。会津藩士の高坂新左衛門は家老から長州藩士を討つよう密命を受けるが、標的の男と刃を交えた瞬間、落雷によって気を失ってしまう。目を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所だった。

    新左衛門は行く先々で騒動を起こしながら、江戸幕府が140年前に滅んだことを知り、がく然とする。一度は死を覚悟する新左衛門だったが、心優しい人たちに助けられ、生きる気力を取り戻していく。やがて彼は磨き上げた剣の腕だけを頼りに撮影所の門を叩き、斬られ役として生きていくことを決意する

    テレビドラマ「剣客商売」シリーズなど数々の時代劇に出演してきた山口馬木也が主演を務め、冨家ノリマサ、沙倉ゆうのが共演。「ごはん」「拳銃と目玉焼」の安田淳一が監督・脚本を手がけ、自主制作作品でありながら東映京都撮影所の特別協力によって完成させた

    2024年8月17日に池袋シネマ・ロサの一館のみで封切られ(8月30日からは川崎チネチッタでシーンを追加した「デラックス版」が上映スタート)、口コミで話題が広まったことから同年9月13日からはギャガが共同配給につき、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ日比谷ほか全国100館以上で順次拡大公開される。

    2024年製作/131分/G/日本

    自分は出演している俳優がゼロでした(汗)。話し的にはタイムスリップものでよくあるパターンですが、良く出来た脚本で、ロングランもうなづける映画でした、面白かったよ

    それが一番の評価です。あの斬られ役の福本清三さんへのオマージュなんだね、エンドロールに表記されていました。朝早い回でしたが、お客さんが入っているのにビックリです。おすすめします。

    観終われば2日続けての「一蘭」へ。本日は新橋店へ。銀座店は無くなって、この辺りでは新橋店だけなのね。12時に訪問です。こちらも長い行列。席に着くまで15分くらいかな。

    ここのチケット発券機はPaypayが使えるね。

    客層は外国人とサラリーマンが入り乱れております

    そして、今日も替え玉は一つ。

    ご馳走様でした。

    「ドル3部作」はまさに三方よし(監督・俳優・音楽)の映画、そして「おつな寿司」もね

     



  • 映画「ラブ・アクチュアリー」観終わって人を幸せにする映画は偉大なり

    映画「ラブ・アクチュアリー」観終わって人を幸せにする映画は偉大なり

    2024年12月11日(水)

    本日もまずは映画の話しから。

    昨日はまたまた渋谷のル・シネマ 渋谷宮下にこの映画を観に行ったよ。

    • 「ラブ・アクチュアリー」

    いわゆる名作ですね、その4Kデジタル・リマスター版です。製作からほぼ20年経過しているのね。自分は一度DVDで視聴していますが、劇場の大画面では初めてです。

    「ブリジット・ジョーンズの日記」などの脚本家リチャード・カーティスが初メガホンをとり、クリスマス前のロンドンを舞台に様々な境遇の人々が織りなす恋愛模様をつづった群像ラブコメディ

    クリスマスを前に浮き足立つロンドン。イギリス首相に就任したばかりのデビッドは、秘書ナタリーに一目ぼれしてしまう。一方、愛する妻を亡くしたダニエルは、妻の連れ子であるサムに近頃元気がないことを心配していた。マークは親友ピーターと結婚したジュリエットにひそかに恋心を抱いている。恋人に裏切られた作家ジェイミーは、言葉の通じないポルトガル人のメイドに惹かれていく。

    キャストにはヒュー・グラント、リーアム・ニーソン、コリン・ファース、ローラ・リニー、エマ・トンプソン、アラン・リックマン、キーラ・ナイトレイ、ビル・ナイ、ローワン・アトキンソンら豪華な顔ぶれが集結。2024年12月、日本公開20周年を記念して4Kデジタルリマスターでリバイバル公開。

    2003年製作/135分/PG12/イギリス・アメリカ・フランス合作
    原題または英題:Love Actually

    やっぱり脚本がすばらしいだと思う、あのシーンがいくつかあるので子供と行けないのが少し残念かな、まあそんなことどうでもいいか。

    俳優陣もすばらしいが、20年後の出世頭はヒュー・グラント、リーアム・ニーソン、コリン・ファースの3名かな、ローワン・アトキンソン神は別でね

    今回観て、細かいあらすじは忘れていて、本当に楽しめました。最後はコリン・ファースがよいところをさらっていくのね

    女性陣ではキーラ・ナイトレイの魅力爆発だね、あのキラキラ度はかないません。あのおでぶちゃんは、マルティン・マカッチョンという人なのね。

    だけどこの映画で自分的に一番好きなシーンはあのジョニ・ミッチェルの「Both Sides Now」が流れるところ、もうたまりません。意味深な歌詞であのシーン。音楽はあのビル・ナイの怪演の曲は別にして、ノラの曲は声ですぐ判る、いい曲でした。

    観て絶対幸せになれる映画は貴重だよ。

    観終われば、表参道の「一蘭」へ。本日は13時というのに行列は階段まで、20分待ちで入店です。本日はオペレーションの乱れもなく、すばやい配膳でした。

    替え玉は1つです。美味し

    そして、もう一つ。一蘭で行列に並んでいる時にラジオから流れてきた曲。何かベースがえらく目立っていると、ジャコにしてはだけどキレがないと思っていたのですが。その曲とは、

    • 「KURU/SPEAK LIKE A CHILD JACO PASTORIUS BIG BAND」

    だけど後で確認すると、やっぱりジャコだったよ、自分の耳が正しかった。ベースがメロディーラインを奏でるもんね

    一蘭も食べれて、幸せな一日でした。

    オードリー・ヘプバーンの一番有名なドレスが「ティファニーで朝食を」の黒いドレスとは

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  • 映画「クラブゼロ」これは傑作だよ、撮影・音楽・衣装も斬新、監督は天才だよ

    映画「クラブゼロ」これは傑作だよ、撮影・音楽・衣装も斬新、監督は天才だよ

    2024年12月10日(火)

    昨日の週初めの月曜日もまずは映画館へ。

    観た映画はこちら、渋谷のテアトルシネマで。

    • 「クラブゼロ」

    これ予告編が映画館でもバンバンかかっていて、もう話の筋は分かったよ、という感じで自分的には映画館に足を運ぶことはないと思っていたのですが

    新聞等の映画評もたくさん出ていたしね。

    だけどなんとなく足を運んだんだね。話しはこんな感じ。

    「リトル・ジョー」「ルルドの泉で」などで知られるオーストリア出身のジェシカ・ハウスナー監督がミア・ワシコウスカを主演に迎え、「意識的な食事」を説く栄養学教師と彼女に心酔する生徒たちの運命を、ブラックユーモアを交えて描いたスリラー

    名門校に赴任してきた栄養学の教師ノヴァクは、「意識的な食事」と呼ばれる最新の健康法を生徒たちに教える。それは「少食は健康的であり、社会の束縛から自分を解放することができる」というもので、無垢な生徒たちは早速実践を開始する。ノヴァクの教えに感化された生徒たちは「食べないこと」に多幸感や高揚感を抱くようになり、その言動は次第にエスカレート。両親たちが異変に気づいた時にはすでに手遅れで、生徒たちはノヴァクとともに「クラブゼロ」と呼ばれる謎のクラブに参加することになる

    共演は「シモーヌ フランスに最も愛された政治家」のエルザ・ジルベルスタイン、「トムボーイ」のマチュー・ドゥミ、「インフェルノ」のシセ・バベット・クヌッセン。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品

    2023年製作/110分/G/オーストリア・イギリス・ドイツ・フランス・デンマーク・カタール合作
    原題または英題:Club Zero

    いや~、傑作でした、驚いたね。カンヌのコンペティションに出されたんだね、自分的には「落下の解剖学」よりこっちがパルムドールだと思ったよ

    こんなに集中して観れたのは久しぶり。この監督天才だよ。撮影も音楽(音)も斬新ですばらしい。衣装の使いかもすごいよね。あの女の先生、ずっと色違いのポロを着て出てくるんだね。どうやって終わらせるんだろうと思っていましたが、あの終わりね。

    カルトとか洗脳を完璧に表しているね。こうゆう映画の作り方もまだあるんだという面で非常に参考になりました。アウシュビッツを描いた「関心領域」より、こっちの世界の方が不気味と思ったものね。今年必見の映画です。この監督には大注目だね。

    上記も映画館のブラックジョークだね。

    あの西加奈子の「サラバ」を思わせるね、これも映画にしてくれないかね。

    観終わればここは渋谷、道玄坂の「喜楽」に直行です。こちらではビールを飲まないので健康的だよね。注文はいつもの“チャーシュー麺”です。だけど本日はあの映画のあのシーンが頭に張り付いて、若干気持ちよく食べれなかったね

    ご馳走様でした。

    ガルシア=マルケスの「百年の孤独」を読了、現代世界文学の最高傑作というが自分には理解できず

     



  • 映画「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」、空港での亡命シーンはこちらが現実かな

    映画「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」、空港での亡命シーンはこちらが現実かな

    2024年12月9日(月)

    週末はいつもの通り、DVDを2本観て、土曜日の夜は外食です。観た映画はこの2本。いづれも渋い映画でした。

    • 「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」
    • 「安城家の舞踏会」

    まずは「ホワイト・クロウ」です。あの伝説のダンサーの亡命話しです。

    「ハリー・ポッター」シリーズや「シンドラーのリスト」「グランド・ブタペスト・ホテル」で知られる名優レイフ・ファインズの監督作で、ソ連から亡命し、世界3大バレエ団で活躍した伝説的なダンサー、ルドルフ・ヌレエフの半生を描いた

    1961年、若きダンサーのルドルフ・ヌレエフは、海外公演のため生まれて初めて祖国ソ連を出る。フランスにやってきたヌレエフは、パリでの生活や文化・芸術に魅せられていくが、その行動はKGBに監視されていた。やがてフランス人女性クララ・サンとも親しくなったヌレエフだったが、それによってますます疑惑を深めるソ連政府から信じがたい要求を突きつけられる。

    やがて他の団員たちはロンドンへと旅立つが、ひとりパリに残ったヌレエフは、ある決断を下す。主演はオーディションで抜てきされた現役ダンサーのオレグ・イベンコ。共演に「アデル、ブルーは熱い色」のアデル・エグザルホプロスと、バレエ界の異端児と呼ばれるダンサーのセルゲイ・ポルーニン。

    脚本は「めぐりあう時間たち」「愛を読むひと」のデビッド・ヘア

    2018年・第31回東京国際映画祭で最優秀芸術貢献賞受賞。

    2018年製作/127分/G/イギリス・ロシア・フランス合作
    原題または英題:The White Crow

    空港での亡命の様子はこちらの方が正確に描いているんだろうね、「愛と悲しみのボレロ」よりは。亡命するチャンスはパリ滞在中はいくらでもあったのに、空港での決断はロシアに帰国という命令なのかな。まあだけど亡命して、後世のバレエ界に名を残したね。

    ちなみにWhite Crowとは、カラスは通常黒いので、白いカラスは“非常に珍しい”とか“はみ出し者”という意味ですね。

    BBCも製作陣に入っているので、非常に良質な映画でした。

    次は「安城家の舞踏会」です。原節子目当てかな。

    「象を喰つた連中」に次ぐ吉村公三郎監督で、自身の原作を「待ちぼうけの女」「結婚(1947)」の新藤兼人が脚色し、「象を喰つた連中」「処女は真珠の如く」の生方敏夫が撮影を担当する。滝沢修、逢初夢子、原節子らが顔を合せている

    いわゆる没落貴族ものですね。話しは家庭内の細々としたことなのですが、実質的には原節子が主演なのかな。まあ当主をお殿様と呼ぶ時代の出来事です。

    まあまあかなというところ。

    そして土曜日の夕食は六本木二丁目の「グラリック」へ。久しぶりにあのガーリックソースがかかったサラダとステーキを食べたくなってね。

    2名で19時に訪問です。カウンターに陣取ります。まずは赤ワインをカラフェでね。注文です。

    • グラリックハンギングテンダーステーキ 150g 2,370円
    • ガーリックライス

    本日はライスをガーリックライスにしてみました。量が多く、半分以上を持ち帰りです。

    本日も美味しいステーキ、ご馳走様でした。

    「ダンサー イン Paris」を鑑賞、夜は赤坂の「志乃ぶ寿司」へカワハギ美味し