カテゴリー: 映画

  • アラン・ドロン 追悼特集「太陽がいっぱい」の舞台が架空の街だったとは

    アラン・ドロン 追悼特集「太陽がいっぱい」の舞台が架空の街だったとは

    2024年11月12日(火)

    週初めはまずは映画のお話しからです。

    先週末から1週間ほど、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下でこの特集をやっています。

    • アラン・ドロン 追悼上映 Adieu(さらば) アラン・ドロン

    というわけで先週金曜日と昨日はこの2本を観に行ったよ、何回も観ていますが、劇場の大画面では初めて観ます。

    • 「太陽がいっぱい 4Kレストア版」
    • 「冒険者たち」

    まずは「太陽がいっぱい」からです。新しい発見があるよね。

    この映画の主舞台とも言うべきイタリアの「モンジベッロ」(mongibello)は実在しない街なのですね。調べたところによると、ナポリ近郊の港町と設定されており、リゾート地ポジターノがモデルとのこと。何か親近感が湧いてきました、アマルフィ・ポジターノとくればね。

    因みにmongibelloはエトナ火山のシチリア方言で“美しい山”という意味だそうです。

    ということはローマ・テルミニからモンジベロまでのあの時刻表は映画のために作ったのか、思いました。そして、原作がパトリシア・ハイスミスだけあって、細部の細かいプロットには感心しました。やっぱり良い映画

    次は「冒険者たち」。監督のロべール・アンリコの代表作ですね。原作はジョゼ・ジョヴァンニ。これはやっぱり主役はリノ・ヴァンチュラだね。存在感がすばらしい。

    パリの大空、煌めくアフリカの海、そして海底に眠る財宝…… 三人の男女の愛と友情を描いたロマンあふれる青春レクイエム!

    やっぱり後味の良い映画はすばらしい。

    同じロべール・アンリコ監督なら、「追想」も超おすすめだよ。

    そして週末の土曜日の夕食です。1ケ月に1回定期的に通う六本木の「おつな寿司」です。

    本日は珍しく4名で訪問です、ちょっと訳ありでね。というわけで初めてのテーブル席です。

    まずはサッポロの黒ラベルからです。そして本日のつまみ2品は“マグロ煮”と“ブリしゃぶ”です。自分の好きな貝系はなかったね、少し残念。

    今日の握りです。カウンターではないのでお皿に2貫づつの提供です。

    まずは前半戦。

    • ひらめ
    • いか
    • ホタテ
    • あじ
    • 赤身まぐろ

    ここで、茶碗蒸しで仲入りです。後半戦です。

    • ずわいかに
    • 大トロ
    • いくら
    • たまご
    • 鉄火巻
    • おつな名物“いなり寿司”
    • あなご

    最後はいつものように“アイスもなか”だよ。本日は話しに夢中になり、芋焼酎のお湯割りは2杯、お会計もいつもより若干安め、酒の功名でした。

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  • 「十一人の賊軍」、東映的には大作なんだろうが少し話しが小さすぎるのでは

    「十一人の賊軍」、東映的には大作なんだろうが少し話しが小さすぎるのでは

    2024年11月7日(木)

    パリ旅行記を中断して、日々の日常をね。

    火曜日と昨日の水曜日はこの映画を1本づつ。まずは渋谷のル・シネマで。

    • 「捕えられた伍長 4K レストア」<ルノワール 新しい波>

    2024年に生誕130年を迎えるフランス映画の巨匠ジャン・ルノワール監督、フランス映画の巨匠の軌跡を辿る珠玉の2作品を4Kレストアで限定上映

    「コルドリエ博士の遺言 4Kレストア」もあったけど、こちらの方が面白そうと思ってチョイスです。

    映画はこんな感じの話しです。

    ただひたすら、自由を求めて。名作『大いなる幻影』の変奏ともいうべき傑作喜劇。 生の歓びを高らかに謳い上げるルノワール最後の人生讃歌!

    何度失敗しても果敢に捕虜収容所からの脱走を試みる伍長の姿を通して、生きる歓びと素晴らしさを描いたルノワールの遺作。自身の代表作『大いなる幻影』(37)の変奏とも言える作品だが、シリアスでペシミスティックな『大いなる幻影』に対し、本作はより軽快なタッチと魅力的なキャラクター描写により軽快な喜劇に仕上がっている。

    まあ歴史的に見ていい映画なんだろうけど、この手の映画はシリアスな方がいいかな。やっぱり「大脱走」なんか大傑作だもんね。フランスのエスプリを好む人はこちらかな。楽しい時間でした。

    そして昨日、六本木のTOHOシネマズで観た最新作はこちら。

    • 「十一人の賊軍」

    江戸幕府から明治政府へと政権が移りかわる中で起こった戊辰戦争を背景に、11人の罪人たちが藩の命令により決死の任に就く姿を描いた時代劇アクション。「日本侠客伝」「仁義なき戦い」シリーズなどで知られる名脚本家の笠原和夫が残した幻のプロットを、「孤狼の血」「碁盤斬り」の白石和彌が監督、山田孝之と仲野太賀が主演を務めて映画化した。

    1868年、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜を擁する旧幕府軍と、薩摩藩・長州藩を中心とする新政府軍(官軍)の間で争われた戊辰戦争。そのさなか、新政府軍と対立する奥羽越列藩同盟に加わっていた新発田藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた、同盟への裏切りのエピソードをもとに、捕らえられていた11人の罪人が、新発田藩の命運を握る、ある砦を守る任に就き、壮絶な戦いに身を投じる姿を描く

    山田孝之が、妻を寝取られた怒りから新発田藩士を殺害して罪人となり、砦を守り抜けば無罪放免の条件で決死隊として戦場に駆り出される駕籠かき人足の政(まさ)を演じ、仲野太賀は、新発田の地を守るため罪人たちと共に戦場に赴く剣術道場の道場主・鷲尾兵士郎役を務める。彼らとともに決死隊となる罪人たちを尾上右近、鞘師里保、佐久本宝、千原せいじ、岡山天音、松浦祐也、一ノ瀬颯、小柳亮太、本山力が演じ、そのほかにも野村周平、音尾琢真、玉木宏、阿部サダヲら豪華キャストが共演

    2024年製作/155分/PG12/日本
    配給:東映

    やっぱり話しが小さすぎるのでは、脚本もさすがに少し古くさいと思いました。もう少し話しをコンパクトにして2時間ぐらいの映画にすればよかったのに。

    監督の力技は認めますが、話しも展開も少々分かりづらいしね。阿部サダヲの家老も話しが美味すぎでリアリティないのが残念かな。

    観終われば、いつものように麻布十番の「新福菜館」へ。

    13時過ぎで行列は2名ほど。ビールをラーメン(並)のチャーシューをつまみに食す幸せ

    今日も充実した一日でした。

    映画「碁盤斬り」、刀で碁盤が切れるわけ無いだろう、草薙のやつれ役はいいね

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  • プリンセス・シシーとかけてとんかつの“まい泉”と解く、その心は成熟

    プリンセス・シシーとかけてとんかつの“まい泉”と解く、その心は成熟

    2024年11月2日(土)

    昨日の金曜日も渋谷のル・シネマに満を持して映画を観に行ったよ。

    • 「プリンセス・シシー」

    もちろんあの世界の大女優のロミー・シュナイダーのデビュー作です。この映画は数週間前から上映されていましたが、自分は敢えて避けていたのです。なんとなくお姫様映画の女性向けかなと。やっぱりロミーには大人の色気を出してもらわないとね。

    というわけで、自分としては意を決して映画館に向かったのでした。

    映画はこんな感じ。

    オーストリアの最も美しく最も悲劇的な皇后とも言われるエリーザベトと、夫であるフランツ・ヨーゼフ1世の出会いや結婚を描いた歴史恋愛ドラマ

    後に「夕なぎ」「ルートヴィヒ」などで活躍する名女優ロミー・シュナイダーが、主人公エリーザベト(通称シシー)を演じ、当時弱冠17歳だった彼女の名をヨーロッパ中に知らしめた作品。

    19世紀のオーストリア。皇太后ゾフィーは若き皇帝フランツ・ヨーゼフのお后候補として、妹ルードビカの長女ネネに白羽の矢を立てる。ネネ一家の主であるマックス公爵は宮廷暮らしを嫌い、家族そろって田舎暮らしをしていたが、フランツが一目で恋に落ちたのはネネではなく、田舎暮らしを楽しむ自由闊達な妹シシーの方で……

    フランツを演じるのはライナー・ベルナー・ファスビンダー作品ほか、のちに「血を吸うカメラ」などにも出演するカール=ハインツ・ベーム。ロミーの母であるマグダ・シュナイダーが、シシーの母役で出演した。2024年10月、「ロミー・シュナイダー傑作選2024」にて4Kデジタルリマスター版でリバイバル公開。

    1955年製作/102分/オーストリア
    原題または英題:Sissi

    お姫様映画としては、非常によく出来ていました。だけど、あまりにも王道すぎて、2回目はいいかな。ロミー・シュナイダーも確かに美人ですが、色気はないね、この頃。

    この手の映画では「ローマの休日」との比較ですが、やっぱりローマの方が話としては面白いし、数段上といった感じです。だけど、オーストリアの絶頂期の華やかし宮廷の様子がよくわかる超良質な映画でした。

    観客は年配の女性の多いこと、そんな映画です。男の人も楽しめるよね。

    自分の中での評価は、ロミーの魅力を伝える映画としてはNo.1は「太陽が知っている」ですね、白い水着には勝てません。N0.2はヴィスコンティ監督の「ルートヴィヒ」です、もう完全倒錯の世界です。

    観終われば、現実社会です。本日のランチは表参道の「まい泉」へ

    長い行列を覚悟して13時に訪問。あれ、今日は行列はなしです、インバウンドどうしたの。

    何と奥の4人席のテーブルに案内されました、一人なのにね。

    そして、まずは瓶ビールを、モルツです。

    食事はランチメニューの「ロースカツ定食」(1,150円)でした。

    明日からは3連休ですが、よい金曜日を過ごせました、ご馳走様でした。

    「愛と哀しみのボレロ」を劇場で観たよ、まさにこれを観ないでに死ねるか

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  • 映画「八犬伝」を観終わって悲劇が、イヤホンを失くしたらアプリを、里見家のたたりか

    映画「八犬伝」を観終わって悲劇が、イヤホンを失くしたらアプリを、里見家のたたりか

    2024年10月31日(木)

    昨日の東京は雨。そんな時は映画鑑賞に限るね。

    映画館は六本木ヒルズのTOHOシネマズ。観に行ったのはこちらの映画。

    • 「八犬伝」

    やっぱり今が一番の充実期の役所広司主演だものね、劇場に観に行かない手はないよね。

    話しはこんな感じ。

    山田風太郎の小説「八犬伝」を役所広司主演で映画化。里見家の呪いを解くため運命に引き寄せられた8人の剣士たちの戦いをダイナミックに活写する“虚構”パートと、その作者である江戸時代の作家・滝沢馬琴の創作の真髄に迫る“実話”パートを交錯させて描く

    人気作家の滝沢馬琴は、友人である絵師・葛飾北斎に、構想中の新作小説について語り始める。それは、8つの珠を持つ「八犬士」が運命に導かれるように集結し、里見家にかけられた呪いと戦う物語だった。その内容に引き込まれた北斎は続きを聴くためにたびたび馬琴のもとを訪れるようになり、2人の奇妙な関係が始まる。連載は馬琴のライフワークとなるが、28年の時を経てついにクライマックスを迎えようとしたとき、馬琴の視力は失われつつあった。絶望的な状況に陥りながらも物語を完成させることに執念を燃やす馬琴のもとに、息子の妻・お路から意外な申し出が入る。

    滝沢馬琴を役所広司、葛飾北斎を内野聖陽、八犬士の運命を握る伏姫を土屋太鳳、馬琴の息子・宗伯を磯村勇斗、宗伯の妻・お路を黒木華、馬琴の妻・お百を寺島しのぶが演じる。監督は「ピンポン」「鋼の錬金術師」の曽利文彦

    2024年製作/149分/G/日本
    配給:キノフィルムズ

    八犬伝の映画と滝沢馬琴の生涯が入れ子になっている構成です。最初は多少の違和感もありましたが慣れてくればOK。全体としてみれば良く出来た映画と素直に思いました

    だけど役所広司が出る映画としてはどうなのかな、かなり疑問。もっと魅力的な映画のオファーがありそうだけど。だけど、河合優実は今売れている女優だね、あの「ナミビアの砂漠」

    自分としては映画館で没入して観れたので非常に満足感が高かったです。

    原作が山田風太郎なのね。だけど、寺島しのぶの演技は鼻についたよ。

    是非、劇場で観ることをおすすめします、決して配給会社の回し者ではありません。

    そして、観終わってランチに行くときに悲劇は起こりました。六本木ヒルズどJBLのイヤホン1個を付ける時に落としてしまい、見つからないのです。15分探しましたが、見当たりません。

    諦めて、トボトボと麻布十番の「新福菜館」に向かいます。

    いつものように瓶ビールとラーメン(並)。ラーメンを食べていても思いは失くしたイヤホンのこと。もしやそのJBLのアプリに何か探せるツールがあるのでは、と思ったのです。

    何と、無くした方に大きなビープ音を鳴らせて探す機能があったのです。

    もうラーメンを早く食べ終わることだけです。戻ってこのビープ音を鳴らしたところ、失くしたイヤホンが見つかりました。

    今日の格言、「イヤホン失くしたらアプリを」ね。

    禁断のイヤホンを発見、ルイ・ヴィトンのホライゾン ライト・アップ

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  • 映画「まる」、最近の監督の荻上直子に外れなしを確信、やっぱり毒気と風刺ね

    映画「まる」、最近の監督の荻上直子に外れなしを確信、やっぱり毒気と風刺ね

    2024年10月30日(水)

    昨日の東京都心はかなり冷え込みましたね。2週間前に行ったパリと同じ気温かな。

    そして本日もまずは映画のお話から。

    日本橋のTOHOシネマズにこの映画を観に行ったよ。

    • 「まる」

    堂本剛が主演で話題ですが、自分は監督の荻上直子が目的です。彼女の前作「波紋」の辛辣な風刺が気に入ったのでね。今回もきつい風刺がいっぱいなのかな。

    「かもめ食堂」「彼らが本気で編むときは、」の荻上直子が監督・脚本を手がけ、堂本剛が27年ぶりに映画単独主演を務めた奇想天外なドラマ

    美大を卒業したもののアートで成功できず、人気現代美術家のアシスタントとして働く沢田。独立する気力さえも失い、言われたことを淡々とこなすだけの日々を過ごしていた。そんなある日、彼は通勤途中の雨の坂道で自転車事故に遭い、右腕にケガをしたために職を失ってしまう。部屋に帰ると、床には1匹の蟻がいた。その蟻に導かれるように描いた○(まる)が知らぬ間にSNSで拡散され、彼は正体不明のアーティスト「さわだ」として一躍有名人に。社会現象を巻き起こして誰もが知る存在となる「さわだ」だったが、徐々に○にとらわれ始め……。

    田の隣人で売れない漫画家の横山を綾野剛、沢田と同じく美術家のアシスタントとして働く矢島を吉岡里帆、コンビニ店員・モーを森崎ウィン、ギャラリーオーナーの若草萌子を小林聡美が演じる。堂本が「.ENDRECHERI./堂本剛」として音楽を担当。

    2024年製作/117分/G/日本
    配給:アスミック・エース

    現代アーティストが単純な絵で突然有名人になることはたまにある話しですが、やっぱり風刺たっぷりの映画でした。この手の映画をとらせると今では荻上直子がピカ一だと思います。昔ではアイロニーを効かせたのは伊丹十三だったと思います。

    今回は映画を観ながら、西加奈子の「さらば」を思い出したよ。(ちなみにここ15年で読んだ小説で一番自分が感銘を受けた小説です、小説の力を考えさせられました)

    綾野剛は適役だと思いましたが、小林聡美では筒井真理子(波紋の主人公)の毒舌に負けていると思います、適役は筒井真理子だね

    あの切れている女、吉岡里帆なのか、今気づきました。

    自分が観た会はやっぱり堂本贔屓の女性が多いと思いましたが、入りはいまいちかな。だけど飽きさせないよい映画でした、やっぱり最近の荻上直子にはずれなし

    見終わればここは日本橋室町です。お決まりの京都ラーメンの「ますたに」へ

    いつものようにまずはビールを1本。飲み終わればラーメンを。

    毒気もありましたが、今日も良い1日でした。

    ノルウェー版大豆田とわ子?映画「わたしは最悪。」を見たぞ。恋愛と人生に悩む現代人に送る、セリフが刺さる映画だよ

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  • 「ジョイランド わたしの願い」は良質な映画、パキスタンの社会は窮屈だね

    「ジョイランド わたしの願い」は良質な映画、パキスタンの社会は窮屈だね

    2024年10月29日(火)

    本日は毎月恒例のANAのキュンの日だね。

    そんなことはさておいて、まずは映画のお話しから。

    昨日、渋谷のテアトルシネマに観に行った映画はこちら。

    • 「ジョイランド わたしの願い」

    めずらしいパキスタンを舞台にした映画です。

    パキスタンで伝統的な価値観に縛られながら暮らす若い夫婦が、自分らしく自由に生きたいと願い揺れ動く姿を描いたドラマ

    パキスタンで2番目の大都市である古都ラホール。保守的な中流家庭ラナ家の次男ハイダルは失業中で、メイクアップアーティストの妻ムムターズが家計を支えている。ハイダルは家父長制の伝統を重んじる厳格な父から、早く仕事を見つけて男児をもうけるようプレッシャーをかけられていた。そんなある日、ハイダルは就職先として紹介されたダンスシアターでトランスジェンダー女性ビバと出会い、そのパワフルな生き方にひかれていく。

    監督は、本作が長編デビューとなる新鋭サーイム・サーディク。本国パキスタンではLGBTQを描いたことで保守系団体の反発を受けて政府から上映禁止命令が出されたが、監督・出演者たちの抗議活動やノーベル平和賞受賞者マララ・ユスフザイらの声明によって撤回された。2022年・第75回カンヌ国際映画祭にパキスタン映画として初めて出品され、「ある視点」部門審査員賞とクィア・パルム賞を受賞。

    2022年製作/127分/G/パキスタン
    原題または英題:Joyland

    非常に上質で余韻を引く映画でした。予告編は観た限り、もう少しドラマ性のない同性愛を描いた映画かなと思っていましたが。展開もおもしろく、パキスタンの家族社会の窮屈な姿がよくわかりました。インドと隣接していますが、インド映画恒例の踊りと歌はないのね、パキスタン。

    上映館は少ないですが、意識高い系の人には絶対おすすめの映画です。自分は意識高くないですが、非常に好感を持ちました。

    そして週末は土曜日の夕食です。本日は新しく出来た赤坂のスペイン料理のバルへ

    • 「PINCHOS TIGER」
    • 港区赤坂2-12-13

    1週間前を通った時、感じがよさそうだったので。2名ですが、予約して訪問しました。

    店内はテーブル席が3つとカウンターだれの小さいバルです。男性1名で料理とホールを担当されています。ちょうど良い感じかな。

    まずは生ビールです。最初に注文したのはこの3品。

    • おまかせピンチョス3種盛り
    • ハモン・セラーノ(400円、メニューに原価出しと記載あり)
    • 海の幸のフリット

    突き出しで、日本で言う魚の南蛮漬けが出ます。(1人500円)これもビネガーが効いて、うまし。だけど出色なのは“ハモン・セラーノ”です。これ普通のレストランなら1,800円でもOKなのでは。ボリュームといい味といいすばらしい。お店の横で切り出しです。これはあまりの美味にもう一皿注文です

    サクッとワイン2杯飲んで、このハモン・セラーノ、たまりません。

    リピ必死のお店になりました。2人でお会計は6,900円。すばらしいです。

    別所哲也さんもお薦めのスペインのギタリスト、カニサレス。ほぼコンサート完売とは日本の観客はすごいな。

     



  • 映画「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」まるでミュージカルじゃないの、失敗作かな

    映画「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」まるでミュージカルじゃないの、失敗作かな

    2024年10月24日(木)

    昨日も満を持して映画を六本木のTOHOシネマズへ観に行ったよ。

    その映画とは大作で話題作のこちら。

    • 「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」

    「バットマン」に悪役として登場するジョーカーの誕生秘話を描き、第76回ベネチア国際映画祭で金獅子賞、第92回アカデミー賞で主演男優賞を受賞するなど高い評価を得たサスペンスエンターテインメント「ジョーカー」の続編。トッド・フィリップス監督と主演のホアキン・フェニックスが再タッグを組み、ジョーカーが出会う謎の女リー役でレディー・ガガが新たに参加した。

    理不尽な世の中で社会への反逆者、民衆の代弁者として祭り上げられたジョーカー。そんな彼の前にリーという謎めいた女性が現れる。ジョーカーの狂気はリーへ、そして群衆へと伝播し、拡散していく。孤独で心優しかった男が悪のカリスマとなって暴走し、世界を巻き込む新たな事件が起こる。

    トッド・フィリップス監督のほか、脚本のスコット・シルバー、撮影のローレンス・シャー、前作でアカデミー作曲賞を受賞した音楽のヒドゥル・グドナドッティルらメインスタッフも続投。第81回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。タイトルの「フォリ・ア・ドゥ(Folie à deux)」は、フランス語で「2人狂い」という意味で、ひとりの妄想がもうひとりに感染し、2人ないし複数人で妄想を共有することがある感応精神病のこと。

    2024年製作/138分/PG12/アメリカ
    原題または英題:Joker: Folie a Deux
    配給:ワーナー・ブラザース映画

    観た人の評価が上がらないと言うか、賛否両論ということがよくわかりました

    自分の観た第一印象は、プチ・ミュージカルじゃないのと思いました。まあレディー・ガガを起用した時点からこんな風になったのかね。刑務所と法廷シーンが大半を占めるという意外な展開でした。自分は予想していませんでした。

    これ監督のトッド・フィリップスが考えすぎの映画じゃないのかな、まるでマイケル・チミノの「天国の門」のよう。ワーナーにしてもこれがこけると痛いのじゃあないのかな。

    次作はどうするんだろうか。アウトレイジの大友のようによみがえるのだろうか。

    余計なお世話ですがレディー・ガガ、胸が小さくなっていない?(これ、セクハラ?)

    観終われば、ここは六本木。麻布十番のこちらのラーメン店に急行します。約3週間ぶりかな。黒ラーメンと黒チャーハンで有名な京都発祥の「新福菜館」さんです。

    まずはビールでジョーカーに乾杯。こちらのお店はビールを飲み終わるまで待ってくれとは言えません。ラーメンのチャーシューをつまみに急いでビールを飲みます。

    やっぱり九条ネギいっぱいのラーメン、美味し

    ご馳走様でした。

    映画「チャレンジャーズ」は正に“ゼンデイヤ”様の降臨だね、超スタイリッシュ

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  • 映画「国境ナイトクルージング」は中朝国境の貴重な映像が見れるよ、寒い街

    映画「国境ナイトクルージング」は中朝国境の貴重な映像が見れるよ、寒い街

    2024年10月23日(水)

    フランス旅行記を中断して本日は映画のお話しです。

    昨日は有楽町のテアトルシネマにこの映画を観に行ったよ、中朝国境の町が舞台ということに惹かれてね

    • 「国境ナイトクルージング」

    話しはこんな感じ。

    中国と朝鮮半島の国境に位置する街・延吉を舞台に、偶然出会った男女3人が街をクルーズ(ぶらぶらと観光)するなかで起こる心情の変化を、繊細な映像美と抒情的音楽でつづった青春映画

    友人の結婚式に出席するため冬の延吉にやって来た青年ハオフォンは、上海へ戻る翌朝のフライトまでの暇つぶしに観光ツアーに参加した際に、スマートフォンを紛失してしまう。観光ガイドの女性ナナはお詫びとしてハオフォンを夜の延吉に連れ出し、男友達シャオも合流して飲み会で盛り上がる。翌朝、寝過ごしたハオフォンはフライトを逃し、シャオの提案により3人でバイクに乗って国境クルージングに出かける

    「少年の君」のチョウ・ドンユイがナナ、「唐人街探偵」シリーズのリウ・ハオランがハオフォン、「流転の地球」のチュー・チューシャオがシャオを演じた。「イロイロ ぬくもりの記憶」で第66回カンヌ国際映画祭カメラドールを受賞したシンガポール出身のアンソニー・チェンが監督・脚本を手がけ、シンガポールと日本を拠点に活動するアーティストのキン・レオンが音楽を担当。

    2023年製作/100分/PG12/中国・シンガポール合作
    原題または英題:燃冬 The Breaking Ice

    北朝鮮と接する中国側の街、延吉。寒い街だね、映像を見る限り朝鮮族の影響が濃い街なんだね。中国で作るこの手の映画は難しいよね、ヌードは出せないしね。すべて妄想の世界。

    上海の男ハオフォンがふわふわした人物像で少しリアリティに欠けるのかな。だけどなかなか見ることのできない中朝国境の様子が見れてこの映画を観る価値はありました

    だけど中国映画としてはジャ・ジャンクーの「長江哀歌」には遠く及ばないね。

    そして、前々日に観た映画がロミー・シュナイダー主演のこの映画

    • 「デス・ウォッチ」

    いくらロミー・シュナイダーとハーヴェイ・カイテルと言えども、こんな訳のわからないSFチックな映画はなかろうと。中盤は眠くなったものね。本作公開の2年後、実際にロミーはこの世を去ったのですが、かなしいね。

    有楽町で映画を観終われば、いつものように日本橋へ移動します。京都ラーメンの「ますたに」さんへ。いつものようにビールと“たくあん”でしっぽりと。ここに来る外人さんは少ないけれど、一蘭に行くよりセンスがいいと思うんだがね。

    ビールを飲み終えれば、いつものように“麺お願いします”コールです。小ご飯とラーメン、やっぱり週一で来ないと収まりません。

    本日も良い1日でした。

    ジャ・ジャンクーの「長江哀歌」、主演のハン・サンミンには参るよね

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  • ウォン・カーウァイの「恋する惑星」、自分には響かなかったよ、どうしてかな

    ウォン・カーウァイの「恋する惑星」、自分には響かなかったよ、どうしてかな

    2024年10月21日(月)

    週末はいつものように自宅でDVDを2本鑑賞です。そして観た映画はこちら。

    どちらも旧作です。

    • 「マンボ・キングス/わが心のマリア」
    • 「恋する惑星」

    「マンボ・キングス」の方は確か先日のラジオでロバート・ハリスさんが自分の恋愛映画のベスト2に挙げられていたのでね。まあ、アントニオ・バンデラスに外れなしの自分の格言を信じて

    だけど、主演はお兄ちゃん役のアーマンド・アサンテなのかな。

    ’53年、キューバからNYへやって来たセサールとネスターのカスティーヨ兄弟は当地のクラブ・シーンに喰い込み、徐々に頭角を現す。歌手の兄はタフなセックス・アピールと美声を武器に、アメリカを楽園のように思い、享楽の人生を望むが、トランペッターで作曲担当の弟は違う。かつてキューバで激しく愛しあい、冷たくつき放されたマリアの面影に縛られながら、新生活で出会ったドロレスと堅実な家庭を育むことでそれを断ち切ろうとしていた。いつしか兄弟は何かと反目しあうようになる……。

    まあストーリーは安易でリアルさがないのが残念です。音楽はすばらしいですが。若いアントニオ・バンデラスを見れるだけでもいいか、だけど若い頃から面魂はいいよね。

    一度はキューバに行ってみたいもんだね。

    一方「恋する惑星」はかのウォン・カーウァイ先生の出世作。自分はまだ観ていなかったのでね。

    香港を舞台に若者たちのすれ違う恋模様をスタイリッシュに描き、ウォン・カーウァイ監督の名を一躍世界に知らしめた群像ラブストーリー

    エイプリルフールに失恋した刑事223号は、振られた日から1カ月後の自分の誕生日までパイナップルの缶詰を毎日買い続けている。恋人を忘れるため、その夜出会った女に恋をしようと決めた彼は、偶然入ったバーで金髪にサングラスの女と出会う。一方、ハンバーガーショップの店員フェイは、店の常連である刑事633号あての手紙を店主から託される。それは刑事633号の元恋人からの手紙で、彼の部屋の鍵が同封されていた。彼に淡い恋心を抱くフェイは、その鍵を使って部屋に忍び込むが……。

    刑事223号を金城武、刑事633号をトニー・レオンが演じる。第14回香港電影金像奨で最優秀作品賞など3部門を受賞した。1995年に日本初公開。

    1994年製作/100分/G/香港
    原題または英題:重慶森林 Chungking Express

    自分的にはあまり響かなかったね、この映画は。スタイリッシュさと音楽だけが目立って、ストーリーというストーリーはないんだね。自分的にはウォン・カーウァイは傑作と凡作の振れ幅が大きい監督だと思います。

    観終われば、1ヶ月ぶりに六本木の「おつな寿司」へ

    まずはサッポロの黒ラベルで喉の渇きを潤します。本日のつまみは、“まぐろ煮付け“と“ぶりしゃぶ“です。ビールと美味いつまみ、これだけで来た甲斐があります。

    今日の握りです。まずは前半戦。

    • いか
    • ほたて
    • たまご(焼き上がったのが来たので、順番を変えてね、熱々を)
    • たい
    • さば
    • 赤身まぐろ

    ここで、茶碗蒸しで仲入りです。後半戦です。

    • ボタンエビ
    • 大トロ
    • いくら
    • 鉄火巻
    • おつな名物“いなり寿司”
    • あなご

    最後のデザートはアイスもなかで。

    本日もご馳走様でした。美味しかったー

    「花様年華」は香港映画の超傑作、ウォン・カーウァイの才能に最敬礼、小津だね

     



  • 映画「二つの季節しかない村」、超良質な映画だけど監督のメッセージは難しいね

    映画「二つの季節しかない村」、超良質な映画だけど監督のメッセージは難しいね

    2024年10月19日(土)

    フランス・パリ旅行記を本日は中断して、映画のお話しをします。

    昨日の金曜日は帰国2日目ですが、どうしても映画を観たくて劇場へね。観た映画はこちら。

    • 「二つの季節しかない村」

    トルコの辺境の村を舞台にした実に渋い映画。日経新聞の映画評でも評価が高かったのでね。

    話しはこんな感じ。

    春は来ない トルコ、

    アナトリア東部。

    果てしなく続く壮大な自然の前で、

    人間は如何に小さなものか――。

    「雪の轍」で第67回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したトルコの名匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督が、トルコ・アナトリア東部に広がる荘厳な自然の大きさと、自我に縛られた人間の悲しいほどの小ささを大胆に対比させて描いたドラマ。

    冬が長く雪深いトルコ東部の村。プライドの高い美術教師サメットはこの村を忌み嫌っているが、村人たちからは尊敬され、女生徒セヴィムからも慕われていた。ところがある日、サメットは同僚ケナンとともに、セヴィムたちから身に覚えのない“不適切な接触”を告発されてしまう。そんな中、サメットは美しい義足の英語教師ヌライと知り合う。


    主人公サメット役に「シレンズ・コール」のデニズ・ジェリオウル。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、ヌライ役のメルベ・ディズダルがトルコ人として初めて女優賞を受賞した

    2023年製作/198分/G/トルコ・フランス・ドイツ合作
    原題または英題:Kuru Otlar Ustune

    観ての感想。まず崇高な映画で題材は本当に身近なちょっとしたことの話しから展開していきますが、監督が何を訴えたいのか、おそらく自分も含め日本人にはわからないと思う

    厳しい土地での生活と人間というか、そうゆう漠然としたメッセージなのかね

    映画の内容はともかく、近年稀に見る自分にはきつかった映画です。まだ時差ボケが大いに残る体調でこの映画は厳しかった。そして3時間を超える長編です。

    やっぱり意識が飛ぶよね。

    そんな中でも不思議なのは、主人公とあの女子生徒との関係、主人公はあの生徒に何を期待というかイメージをもっていたんだろうね

    タルコフスキーやフェリー二の難解さとは違う、とにかく監督のメッセージがわかりませんでした。

    だけど良質な映画には間違いありません。おすすめです。

    観終われば、ここは有楽町。日本橋のあの店でランチを。

    京都ラーメンの「ますたに」さんへ。旅行があったので、10日ぶりの訪問です。

    まずはビールとたくわんです。やっぱり心落ち着くこの一瞬です。

    飲み終えればラーメンのコールです。

    今日も良い一日でした。眠かったけれどね。

    カンヌのパルムドール受賞作「落下の解剖学」を観たよ、結末が少し安易と思う

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  • 映画「サウンド・オブ・フリーダム」は実に志の高い傑作、児童人身売買の罪

    映画「サウンド・オブ・フリーダム」は実に志の高い傑作、児童人身売買の罪

    2024年10月10日(木)

    昨日は実に志の高い映画を観たよ、観た後そう思いました、心から。

    その映画とはこちら。

    • 「サウンド・オブ・フリーダム」

    秋雨の中、日比谷のTOHOシネマズに出かけてきました。

    自分的には全くノーマークで映画批評にも全く紹介されていませんでしたが。

    児童誘拐、人身売買、性的虐待など、国際的性犯罪の犠牲となった少年少女を救い出すミッションに挑んだアメリカの元政府職員ティム・バラードの奮闘を、実話をもとに描いたドラマ

    性犯罪組織に誘拐された少年少女の追跡捜査を進めていたアメリカ国土安全保障省の捜査官ティムは、上司から特別な捜査の許可をもらい、事件の温床となっている南米コロンビアに単身潜入する。そこで彼は、いわくつきの前科者や捜査の資金提供を申し出た資産家、地元の警察などと手を組み、大規模なおとり作戦を計画する。ティムの少年少女たちの命を救う捜査は、やがて自身の命をもかけたものになっていく。

    イエス・キリストを描いたメル・ギブソン監督作品「パッション」のジム・カビーゼルがティム役を演じ、ティム・バラード本人の職務に同行して役作りに励んだ。また、メル・ギブソンも製作総指揮として参加している。監督は「リトル・ボーイ 小さなボクと戦争」のアレハンドロ・モンテベルデ。

    2023年製作/131分/G/アメリカ
    原題または英題:Sound of Freedom

    いわゆる“児童誘拐しての人身売買”の話しですが、実話を下にした映画だそうですが、飛んだり跳ねたりせず、実にこの問題に対して切り込んだ超上質な映画でした。

    最期のエンドロールにに主役のティム・バラードの話しが挿入されるのですが、世界中の成人は耳を傾けようよ。そして、彼が言ったのは、この映画は少し前に撮影したのですが、“いろんな妨害が入り、公開できなかったとのこと”、狂っているよねこの世界

    誘拐は南米で起こるのですが、人身売買の最大の取引はアメリカ。昔の奴隷制時代よりも児童奴隷の数は多いとのこと

    そして、もう一つびっくりしたことが。こんな地味な映画でも6割ぐらいが埋まっていたのです。雨の平日の午前の回でもね。

    前日に観たドゥダメルの南米ですが、すごいことになっているね。

    新橋の人気ラーメン店「はるちゃんラーメン」の銀座店が出来たという情報を2日前に掴んだのです。(ちなみに新橋店には訪問履歴なしです)

    だけど何でも増殖する「ちゃん系」の新橋の名店「はるちゃんラーメン」店の姉妹店というではありませんか。

    • 銀座3-11-6(最寄り駅は東銀座駅)

    13時過ぎに訪問です。行列もなく、すぐにカウンター席に。その前に発券機で食券を。本日はノーマルな“ラーメン”(1,200円)を、残念ながらビールの販売はなし

    お店の雰囲気はとにかくキレイ、厨房もカウンターの上にも無駄なものは一切なし、普通のラーメン屋とは違います。作り手は女性2名のみ。

    待つこと3分。ラーメンがやってきました。スープがたっぷりです。上のお麩がいいね。

    麺は平打ちの中太麺です。つるつるしこしこです。チャーシューもたっぷりです。スープは少ししょっぱい感じかな。

    とにかく非常にうまいラーメンでした。

    また銀座にリピ決定のお店ができました。

    麹町のソラノイロで“中華そば”を食す。スープと麺は日本一。総合点では銀座の共楽かな。

     



  • 映画「ビバ・マエストロ!指揮者ドゥダメルの挑戦」、やはりミック・ジャガーだよね

    映画「ビバ・マエストロ!指揮者ドゥダメルの挑戦」、やはりミック・ジャガーだよね

    2024年10月9日(水)

    昨日の東京は急に冷え込んで、冷たい雨の1日でした。

    そんな天気を吹き飛ばして、元気になるドキュメンタリーを映画館に観に行ったよ。

    観に行く理由はこれ、“何たってドゥダメル”だもの

    • 「ビバ・マエストロ!指揮者ドゥダメルの挑戦」

    好き嫌いは別にして、現在のクラッシック界のスーパースター指揮者だもんね。

    映画でも冒頭誰かが言っていましたが、“クラッシックのミック・ジャガー”だもんね。

    ベネズエラ出身の世界的指揮者グスターボ・ドゥダメルの栄光と苦悩、そして挑戦に密着したドキュメンタリー

    1981年にベネズエラで生まれ、10代の頃から天才指揮者として巨匠たちの薫陶を受けてきたドゥダメル。2009年には弱冠28歳にして名門ロサンゼルス・フィルハーモニックの音楽監督に就任し、「TIME」誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選出。母国の若手音楽家からなるシモン・ボリバル・ユースオーケストラを率いた演奏動画のブレイクや、2016年スーパーボウルのハーフタイムショウへの出演など、ジャンルの枠を超えて活躍を続けてきた。しかし本作撮影中の2017年、ベネズエラの反政府デモに参加した若き音楽家が殺害された事態を受け、ドゥダメルは現マドゥロ政権への訴えをニューヨーク・タイムズ紙に展開。大統領府と対立したことでシモン・ボリバル・ユースオーケストラとのツアーは中止に追い込まれ、祖国へ足を踏み入れることすら禁じられてしまう。

    祖国の若者たちと交わした「いつか必ずまた指揮をしに行く」という約束を胸に、世界各地で挑戦を続けるドゥダメルの姿を、コンサート演奏やリハーサル風景などを多数盛り込みながら映し出す

    2022年製作/103分/G/アメリカ

    人によって評価が分かれると思いますが、自分にとっては感動のドキュメンタリーでした。2021年に作られているので、少し古いですが、現在のベネズエラは全く変わっていないもんね。それにしても、エネルギッシュな人だね

    ヨーロッパの一流オケの監督になるよりは、アメリカとかで指揮した方がこの人の個性が出るのかな、と思いました。

    しかし、「エル・システマ」創設者の故マエストロ・ホセ・アントニオ・アブレウとの結びつきはすごいね。

    自分的にはやっぱりカルロス・クライバーなんだよね。

    しかし上質なドキュメンタリーを観せていただきました、ありがとう配給のディスクユニオン、いい仕事をしたね

    観終われば雨の東京、ということで徒歩でだんだん麺の名店「はしご」さんへ。

    いつものようにまずは瓶ビールと名物の“きざみたくあん”でね。

    飲み終われば、これまたいつもの“ぱーこーだんだん麺”を注文です。やっぱりうまし。

    本日も充実と感動の一日でした。

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  • インド映画「花嫁はどこへ?」、やっぱりアミール・カーンは偉大なり

    インド映画「花嫁はどこへ?」、やっぱりアミール・カーンは偉大なり

    2024年10月8日(火)

    昨日は新しい週の始まりです。午前にまずは映画を1本ね。観た映画はこちらのインド映画です。何たって、あのアミール・カーンがプロデュースしているものなのでね。

    • 「花嫁はどこへ?」

    話しはこんな感じ。

    インドの人気俳優アミール・カーンが製作を手がけ、ひょんなことから取り違えられた2人の花嫁の思いがけない人生の行方を描いたヒューマンドラマ

    大安吉日のインド。育ちも性格も全く異なる2人の女性プールとジャヤは、それぞれの花婿の家へ向かう途中で、同じ満員列車に乗り合わせる。しかし2人とも赤いベールで顔が隠れていたため知らぬ間に入れ替わり、そのまま別の嫁ぎ先に連れて行かれてしまう。予期せぬ旅を通して新しい価値観と可能性に気づいたプールとジャヤは、周囲の人々をも笑顔にしながら、生まれて初めて自分自身の手で人生を切りひらいていく

    インフルエンサーとしても注目される俳優ニターンシー・ゴーエルがプール、本作が映画初主演となるプラティバー・ランターがジャヤを演じた。アミール・カーンの元妻で「ムンバイ・ダイアリーズ」などで知られるキラン・ラオ監督がメガホンをとり、豊かな大自然とインドの魅力たっぷりに描き出す。

    2024年製作/124分/G/インド
    原題または英題:Laapataa Ladies

    やっぱりアミール・カーンに外れなしの傑作です。

    インド社会の封鎖性(特に女性にとってね)をこんな娯楽にして見せて、痛快な映画に仕立てる手腕すばらしいです。とにかく後味の良い映画です。

    最初はアミール・カーン自身が主演するはずだったようですが、あの役はあの若い俳優でよかったよ。日本人の目から見れば、あのジャヤ役の人の方が魅力的と思います。

    いわゆるベンガル系というのかな、彫りが深くて、エキゾチックです。タイトルからして何となく話の筋がわかりそうで、行く前は少し躊躇したのですが、やっぱり観に行ってよかったね。あのタイガーやRRRとは違うインド映画。奥深いね。

    だけどやっぱり、“アミール・カーンは偉大なり”、タイガー・ジェット・シンではないよ。

    観終われば、月曜日の渋谷。渋谷ならここに行くしかないでしょう。道玄坂の「喜楽」さん

    11時30分過ぎで10分並んで、開店後2クルー目で入店です。いつものように“チャーシュー麺“をいただきます。

    本日も充実の一日でした。

    インド映画の「ランガスタラム」はすばらしいよ、日本映画は完全に負けたね

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  • 映画「 アウトレイジ 最終章」、何だかトーンダウンしていくよね、ゴットファーザーと同じ

    映画「 アウトレイジ 最終章」、何だかトーンダウンしていくよね、ゴットファーザーと同じ

    2024年10月7日(月)

    週末はいつものように恒例のDVD視聴です。今週はこの2本。

    • 「さらば復讐の狼たちよ」
    • 「 アウトレイジ 最終章」

    「さらば復讐の狼たちよ」を選んだのは、ただチョウ・ユンファが目当てです。中国で大ヒットしたというしね。

    中国では「レッドクリフ」などを抑え歴代興行収入ナンバーワンに輝いたというエンターテイメント作品。「鬼が来た!」「陽もまた昇る」のチアン・ウェンが監督と主演を務めている。もう一人の主役はハリウッドでも活躍中のチョウ・ユンファ

    だけど、この映画は大失敗。シリアスなアクションものではなく、コメディタッチなのね。さすがの自分でも冒頭15分で諦めて視聴中止です。

    続いて、「 アウトレイジ 最終章」です。話しはこんな感じ。

    《関東【山王会】vs.関西【花菱会】》の巨大抗争後、大友(ビートたけし)は韓国に渡り、日韓を牛耳るフィクサー張会長(金田時男)の下にいた
    そんな折り、取引のため韓国出張中の【花菱会】幹部・花田(ピエール瀧)がトラブルを起こし、張会長の手下を殺してしまう。
    これをきっかけに、《国際的フィクサー【張グループ】vs.巨大暴力団組織【花菱会】》が一触即発の状態に
    激怒した大友は、全ての因縁に決着をつけるべく日本に戻ってくる。時を同じくして、その【花菱会】では内紛が勃発していた……。

    まあ悪くはないけど、1と2に比べるとスケールがだんだん小さくなるね。しかし名高達男、なんか迫力のないボスだよね。

    そして、「さらば復讐の狼たちよ」のかわりに観たのがamazonプライムでのこちら。

    • 「キラーヒート 殺意の交差」

    この作品は現代的なノワール・スリラーだ。ギリシャのクレタ島で起きた不審死の調査に、外国人の私立探偵(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が雇われる。被害者の有力な家族の間には、根深い嫉妬が渦巻いていた。

    ジョセフ・ゴードン=レヴィット, シェイリーン・ウッドリー, リチャード・マッデン

    まあクレタ島が綺麗で、まあまあの映画かな。舞台は素晴らしいね。悪くない映画です。

    土曜日の夕食はこちら。久々に赤坂でうなぎです。「ふきぬき」さんへ。本日は2名でね。

    まずはビールで喉を湿らせます。本日のつまみは”煮凝り“です。ビールによく合うんだね

    そして、鰻重はいつものように一番お安い「梅」です。自分たちにはちょうど良い量加減なのでね。今日は店員さんと楽しいおしゃべりをしながらの夕食と相成りましたよ。

    ご馳走様でした。

    荻上直子が監督の「波紋」、伊丹十三亡き後、もっとも才能のある監督、西加奈子の「サラバ」だね

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  • 鈴木清順監督の「東京流れ者」、いくらなんでも映画としては、美意識は凄いが

    鈴木清順監督の「東京流れ者」、いくらなんでも映画としては、美意識は凄いが

    2024年10月5日(土)

    まずは映画のお話しから。

    昨日から、話題の「シビル・ウォー アメリカ最後の日」が始まりましたが、アマノジャクの自分はこちらの渋い映画を渋谷のル・シネマへ観に行ったよ。

    • 「東京流れ者 4Kデジタル復元版」

    何でも“鈴木清順監督生誕100周年記念”での劇場公開とのこと。

    もちろん鈴木清順は知っていますが、この映画のことは全く知りませんでした。

    世界に影響を与え続ける傑作が「最高の4K復元版」で公開!

    ウォン・カーウァイ、ウェス・アンダーソン、ジャームッシュ、チャゼル、レフン、タランティーノ──世界に影響を与え続ける清順美学の衝撃 誰にも真似できない斬新な映像美で<清順美学>を築き上げた映画監督、鈴木清順。『ツィゴイネルワイゼン』(80)、『陽炎座』(81)、『夢二』(91)の”浪漫三部作”などで広く知られ、ウォン・カーウァイ、ウェス・アンダーソン、ジム・ジャームッシュ、クエンティン・タランティーノ、パク・チャヌクらの名だたる作家に影響を与えた。

    なかでも『東京流れ者』(66)は『ドライヴ』のニコラス・ウィンディング・レフンがベストリストの1位に選び、デイミアン・チャゼルは『ラ・ラ・ランド』で本作にオマージュを捧げるなど、近年ますます世界的に評価が高まっている。

    前置きはさておき話しはこんな感じ。

    いちどでいいから あの娘を胸に──

    デビュー2年目の渡哲也のフレッシュな魅力と、恋焦がれる松原智恵子の憂いを帯びた名演。魔法的な映像、色の洪水と、いつまでも耳に残るメロディ──永久不滅の美学がいま、「本当の色」でよみがえる。

    どこで生きても流れ者──歌が静かに流れてゆく。哲は決心していた。ヤクザを辞め、恋仲の歌手・千春と結婚することを。敵対する大塚組に襲われても哲は決してやり返さなかった。しかし、哲のボス・倉田とライバル大塚の抗争は次第に激化。大塚は殺し屋“マムシの辰”を雇い、哲を執拗に追い回す。

    争いを避ける哲は東京から流れ日本各地を転々とするも、行く先々でトラブルに巻き込まれる。破る この地獄を──殺し屋・辰とのやり合い、倉田と大塚の抗争…その影がついに恋人・千春に落ちたとき、哀しきペールブルーのスーツを纏う”不死鳥の哲”が、ネオン輝く東京の夜に舞い戻る

    映画というより、渡哲也と二谷英明&松原智恵子の宣伝PVのために作られたような。やくざ映画ですが、本当にビジュアルを意識した映像です、その実験的取り組みは認めます

    だから話しは光景無糖な展開です。この感性なら鈴木清順は「ツィゴイネルワイゼン」などの文芸系に行ったほうが才能が発揮できるね。

    昔の日活で変な映画を製作していたんだね。

    だけど、渡哲也のスーツのあの色合いはないのでは

    ただの道化師だよ。

    安部公房原作の映画「箱男」はやっぱり変態系だった、この世界観わかる人はエライ

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  • 映画「プライベート・ライアン」はスピルバーグの中でも突出の傑作だね

    映画「プライベート・ライアン」はスピルバーグの中でも突出の傑作だね

    2024年10月3日(木)

    昨日も日本橋に映画を観に行ったよ。2週間の一度の「午前十時の映画祭」です。

    新しいラインナップでの映画はこちら。

    • 「プライベート・ライアン」

    話しはこんな感じ。一度観たことはあるのですが、筋などすっかり忘れていました。監督もスピルバーグだったんだね。観る前はオリバー・ストーンかなと頭をよぎりましたが。

    スティーブン・スピルバーグ監督が、第2次世界大戦時のノルマンディー上陸作戦を題材に、極限状態に置かれた兵士たちの絆と生きざまを描いた戦争ドラマ

    凄惨な戦場を徹底したリアリズムで描き、1999年・第71回アカデミー賞で監督賞、撮影賞など5部門を受賞した。

    1944年。連合軍はフランスのノルマンディー海岸に上陸するが、多くの兵士たちが命を落とした。激戦を生き延びたミラー大尉は、最前線で行方不明になった落下傘兵ジェームズ・ライアン二等兵の救出を命じられる

    ライアン家は4人の息子のうち3人が相次いで戦死しており、軍上層部は末っ子のジェームズだけでも故郷の母親の元へ帰還させようと考えたのだ。ミラー大尉と彼が選んだ7人の兵士たちは、1人を救うために8人の命が危険にさらされることに疑問を抱きながらも戦場へと向かうが……。

    トム・ハンクスが主演を務め、トム・サイズモア、エドワード・バーンズ、バリー・ペッパー、ビン・ディーゼルらが共演。ライアン二等兵役はマット・デイモンが務めた。

    1998年製作/170分/アメリカ
    原題または英題:Saving Private Ryan

    観た感想。すごい映画でした。確かにあの冒頭の悲惨な戦闘シーンは覚えていたのですが、その後のストーリーは忘れていたので、非常に新鮮でした

    ファンダジー物(要はE.Tね)以外では、最高傑作なのではと思いました。ノーランの「ダンケルク」よりは戦争ものではこちらだね。戦場にかける橋とかプラトーンとかは別にしてね。

    戦争もので言えば自分的には「ディア・ハンター」が最高位です。

    しかし、エイブラハム・リンカーンの言葉まで出してくる演出すばらしいね。この映画は事前の筋書きを忘れて映画に没頭すれば、3時間後には最高のカタルシスが生まれるね

    やはり偉大なり、スピルバーグでした。

    観終われば、ここは日本橋。やっぱり京都ラーメンで安定の「ますたに」さんへ。チケットを購入するときにわかったのですが、ますたにラーメンの並が870円から920円へ値上げされたのね。まあ、このうまさで、許せるかな。

    本日もビールとたくあんです。飲み終えれば、ラーメンと小盛りご飯です。

    本日も充実した一日でした。

    「SISU/シス 不死身の男」は今年必見のアクション映画、タランティーノ好きにはたまらんね

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  • 映画「西湖畔に生きる」は中国版マルチ、Appleの「Immersive Video」は凄かったよ

    映画「西湖畔に生きる」は中国版マルチ、Appleの「Immersive Video」は凄かったよ

    2024年10月2日(水)

    昨日もまずは映画から。予告と新聞等での批評の数が半端でない、この中国映画。

    • 「西湖畔(せいこはん)に生きる」

    映画はこんな感じ。

    長編デビュー作「春江水暖 しゅんこうすいだん」で世界から注目された中国のグー・シャオガン監督が、釈迦の十大弟子のひとり・目連が地獄に堕ちた母を救う仏教故事「目連救母」に着想を得て撮りあげた長編第2作。

    最高峰の中国茶・龍井茶の生産地である西湖のほとりに暮らす母タイホアと息子ムーリエン。ムーリエンの父は10年前に行方不明になっており、タイホアが茶摘みの仕事をしながら、ひとりで息子を育て上げた。

    ムーリエンは早く仕事を見つけて母を安心させたいと考えるも上手くいかない。一方のタイホアも茶畑の主人チェンと懇意になるが、そのことでチェンの母の怒りを買い、茶畑を追い出されてしまう。

    やがてタイホアは友人の誘いで違法ビジネスにのめり込んでいき、ムーリエンはそんな母を救うため、ある決断をする

    ドラマ「長歌行」のウー・レイが息子ムーリエン、ドラマ「清越坊の女たち 当家主母」のジアン・チンチンが母タイホアを演じた。「花様年華」などウォン・カーウァイ監督作への参加で知られる作曲家・梅林茂が音楽を担当。2023年・第36回東京国際映画祭コンペティション部門出品。

    2023年製作/115分/G/中国
    原題または英題:草木人間 Dwelling by the West Lake

    まあ簡単に言うと、マルチ商法に溺れていく人の話しなのですが、杭州のほとりの茶畑との対比でおもしろい演出を狙った映画なのかね。

    まあ中盤でのマルチ商法の描き方、特にあの母親の演技には迫力がありました

    ただ最期の10分のあの森の中での描き方、何か訳がわからなかったね。いかにも中国の著名監督が描きそうな構図だと思ったね。

    中国でのマルチ商法はあんな感じなのかね、まあ、日本のマルチも同じかな。

    自分としてはジャ・ジャンクーの「長江哀歌」のような静寂で哀愁漂う映画を期待していたのですが、違うね。観客を観ても、シニアな女性も多かったので、そんな期待をしていたのでは、もしかしてマルチの反面教師としての鑑賞かな

    まあ、予告の中国ぽい山水を期待してはダメですね、但し、森の中のカメラワークは秀逸でした。そこは納得。

    観終われば、表参道のとんかつ「まい泉」へ。モルツビールとかつカレーをいただき、ご機嫌になったところで、食べ終われば近くのApple Storeへ。

    何と食べ終わる時刻に、Apple Vision Proの予約が取れたのでね。30分のデモを体験です。周りにお客さんがたくさんいるソファでデモをするので少し恥ずかしいね。

    みんな同じだと思うけれで、デモ最後の「Apple Immersive Video」のコンテンツはすごいね。数が揃えば、すごいことになるね。スポーツも含めてね。ちなみに「Immersive」とは、没入型という意味です。

    映画もこれがあれば、飛行機のエコノミーでも長時間耐えられるね。普及すれば地上波の役割はもうニュースしかないね。

    ただお値段がね、599,800円からです。次の廉価版まで待つのが正解かな、わかりません。

    ジャ・ジャンクーの「長江哀歌」、主演のハン・サンミンには参るよね

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  • 映画「Cloud クラウド」は前半は傑作、転売ヤーも大変なんだね、田舎に住んでも

    映画「Cloud クラウド」は前半は傑作、転売ヤーも大変なんだね、田舎に住んでも

    2024年10月1日(火)

    本日よりいよいよ10月。今年もあと残すは3ケ月、もうラストスパートに入りますね

    そして昨日の週初めはまずは映画から。予告編を劇場で観たときから面白そうだったのでね。

    その映画はこちら。

    • 「Cloud クラウド」

    菅田将暉が主演です。

    黒沢清監督が菅田将暉を主演に迎え、憎悪の連鎖から生まれた集団狂気に狙われる男の恐怖を描いたサスペンススリラー

    町工場で働きながら転売屋として日銭を稼ぐ吉井良介は、転売について教わった高専の先輩・村岡からの儲け話には乗らず、コツコツと転売を続けていた。ある日、吉井は勤務先の工場の社長・滝本から管理職への昇進を打診されるが、断って辞職を決意。郊外の湖畔に事務所兼自宅を借りて、恋人・秋子との新生活をスタートさせる。

    地元の若者・佐野を雇って転売業は軌道に乗り始めるが、そんな矢先、吉井の周囲で不審な出来事が相次ぐように。吉井が自覚のないままばらまいた憎悪の種はネット社会の闇を吸って急成長を遂げ、どす黒い集団狂気へとエスカレート。得体の知れない集団による“狩りゲーム”の標的となった吉井の日常は急激に破壊されていく。

    菅田扮する主人公・吉井の謎多き恋人・秋子を古川琴音、吉井が雇う青年・佐野を奥平大兼、ネットカフェで生活する男・三宅を岡山天音、工場の社長・滝本を荒川良々、吉井を転売業に誘う先輩・村岡を窪田正孝が演じた。

    2024年製作/123分/G/日本

    観ての感想。2/3までは圧倒的に面白かった。残念なのはあの狩りゲームに入ってからの現実感のないところかな、普通あんな銃撃戦ないでしょう

    2/3までの転売屋の実際は興味深かったね。菅田将暉の力の入らない演技も最高

    だけどあのアシスタントの無双感はどうなの、普通ありえないでしょう。あの恋人はどうゆう役割だったんだろう。ただ金目当てだけならば転売屋の恋人は選ばないでしょう。そして、松重をあのチョイ役で配した訳とは

    上記の部分でもう少し現実感があったなら、傑作になったと思うのですが。

    あの終わり方も不思議だよね。結局、佐野くんがキーパーソンということだったの

    見終われば、13時40分。いつものように道玄坂の「喜楽」へ。

    今日は時間も時間だけに、行列なしでカウンター席で。「喜楽」ではビールはなし、何となく二郎系のラーメンにビールは厳禁のような気がしてね

    だけど改めて思ったのは、田舎というか地方でネットビジネスするにしても、狭い社会では警察も含め監視感が半端でないよね、ああ、嫌だね

    モンゴルのウランバートル、小屋同然の証券会社の株が35倍になった、2年後に!

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  • 東京の赤坂、警察は庶民の味方じゃないね、何故、ヤクザを締め上げないの

    東京の赤坂、警察は庶民の味方じゃないね、何故、ヤクザを締め上げないの

    2024年9月30日(月)

    はや9月も最終の週末です。もう明日からは10月です。今年もはやあと3ケ月です。

    週末は恒例のDVD視聴です。今週はこの2本。

    • 「アウトレイジ ビヨンド」
    • 「黒社会 デジタル・リマスター版」

    ご存知、北野 武の代表作「アウトレイジ」の第2部というか続編です。話しはこんな感じ。

    前回の抗争から5年後
    先代亡きあと会長が交代して新体制となり、関東の頂点を極めた暴力団【山王会】は、ついに政治の世界にまで手を伸ばし始めた。
    巨大ヤクザ組織の壊滅を企てる警察組織は、山王会の過剰な勢力拡大に業を煮やしていた。そこで目を付けたのが、関西の雄である【花菱会】だ。
    表向きは友好関係を保っている東西の巨大暴力団の対立を目論み、刑事・片岡(小日向文世)は裏で策略を仕掛けていく。

    そんな中、驚愕の事実が持ち出される。
    なんと前回の抗争中に獄中で死んだはずのヤクザ、大友(ビートたけし)が生きていた!
    突然出所を告げられた大友。明らかに何かを企み、彼を出迎える片岡。
    「俺が死んだって噂流したのはお前か」
    「誰がまたヤクザやるって言ったよ」
    警察が仕掛ける巨大な陰謀と抗争の足音が着々と近づいてくる……。

    そのとき、大友はどう出るのか?

    ▼スタッフ
    監督・脚本・編集:北野 武/音楽:鈴木慶一

    映画としては楽しめたけど、今いち話しにリアルさがないね。大所帯の山王会に北野と中野の2人であんなに簡単に勝てるわけないのに

    アイデアが尽きたのかな、映画史には残らない映画だね。ただ、最後の終わり方は斬新でした。

    次は「黒社会 デジタル・リマスター版」の方です。チョウ・ユンファ主演ということだけで選んだ1本です。

    組織の頂点に立ったことから血で血を洗う抗争に巻き込まれてゆく男の姿を描いた香港ノワール。香港ヤクザの親分が殺された。息子のホーは、アメリカから帰国して、残された子分たちと共に復讐戦を開始するが…。

    主演の「黒社会」。1989年製

    この映画は酷かった。脚本もアクションもあまりにお粗末すぎます。やたら包丁を振り回すのですが、何故か人には当たらない設定。あんなに包丁を振り回せば死人と怪我人の山でしょう。さすがのチョウ・ユンファ主演でも凡作でした。

    そして、自分の身の上にもヤクザの人との揉め事が土曜日にありました。

    東京の繁華街、赤坂の夕方。ヤクザの人が乗っていた車に手が触れたと因縁をつけられて、メトロの駅階段で軽い取っ組み合いに。彼らも頭がいいね、怪我は絶対にさせません。ヤクザは2人組のデブでした。

    警察を呼んで、そのまま終わったのですが、警察官の対応はどうしたものか。一般人に手を出したヤクザを締め上げないといけないのにね。ヤクザも、ドラコレが残っているからな、の主張です。TBSのファミマ周辺は気をつけた方がいいよ

    久しぶりの「男たちの挽歌」を劇場で、やっぱりチョウ・ユンファだよね

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  • ランティモスとエマ・ストーンの映画「憐れみの3章」、エロとグロで天才だよ

    ランティモスとエマ・ストーンの映画「憐れみの3章」、エロとグロで天才だよ

    2024年9月28日(土)

    昨日は金曜日、新しい映画が封切られる日です。1週間前は六本木ヒルズに「スオミの話をしよう」を観に行ったね。

    そして、昨日の金曜日もデジャブのように六本木ヒルズのTOHOシネマズへ。観た映画はこちら。

    • 「憐れみの3章」

    映画はこんな感じ。映画館の予告編で観たときから、ヨルゴス・ランティモスとエマ・ストーンなら絶対観に行かなくてはと思ってね、前作の「哀れなるものたち」は本当にすごい映画だったね。

    「女王陛下のお気に入り」「哀れなるものたち」に続いてヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンがタッグを組み、愛と支配をめぐる3つの物語で構成したアンソロジー。選択肢を奪われながらも自分の人生を取り戻そうと奮闘する男、海難事故から生還したものの別人のようになってしまった妻に恐怖心を抱く警察官、卓越した教祖になることが定められた特別な人物を必死で探す女が繰り広げる3つの奇想天外な物語を、不穏さを漂わせながらもユーモラスに描き出す。

    「哀れなるものたち」にも出演したウィレム・デフォーやマーガレット・クアリーのほか、「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のジェシー・プレモンス、「ザ・ホエール」のホン・チャウ、「女王陛下のお気に入り」のジョー・アルウィンが共演。3つの物語の中で同じキャストがそれぞれ異なる役柄を演じる。

    「ロブスター」「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」でもランティモス監督と組んだエフティミス・フィリップが共同脚本を担当。2024年・第77回カンヌ国際映画祭でプレモンスが男優賞を受賞した。

    2024年製作/165分/R15+/アメリカ・イギリス合作
    原題または英題:Kinds of Kindness

    今回もぶっ飛んだ映画でした。ヨルゴス・ランティモス、あんた変態で天才だよ。エマ・ストーンもね。この変態2人組にジェシー・プレモンスを加えるね。

    こんな訳のわからん映画で、3時間弱楽しませるとは驚愕。監督が何を言いたいかはわかりませんが、エロとグロと真面目をこんな3時間弱の映画に仕立てる力量、半端ありません

    メキシコの監督の3アミーゴスとは別の感性をもった天才です。

    しかし、エマ・ストーン、すごい女優になったね。

    予告編で観た時、ジェシー・プレモンスをマット・デイモンと思ったもんね。この野暮ったさはすごいよ。おすすめの映画です。

    観終われば、ここは六本木。麻布十番のあのラーメン屋に足が向かいます、「新福菜館」ね。

    13時前に到着。本日は東京は雨ということもあり、この時間でも行列なし。不幸中の幸い。まずはビールで映画で火照った体を冷やします。

    冷やす前にラーメンの到着です。チャーシューの持ち帰りもゲットしてご機嫌な金曜日と相成りました。

    「モリコーネ 映画が恋した音楽家」を鑑賞、天才の仕事場を見れるだけでも奇跡のようなことだよ