今観れる、観るべき、最高のショーであり映画、「アメリカン・ユートピア」を観たぞ!これぞ現代の大傑作

2022年3月9日(水)にすごいものを観たのでした。おそらくここ数年で一番のコンサートというか演劇のパフォーマンスだったのです。それは、映画だったのですが。

何にそんなに驚愕したのかと言うと、あのデイヴィッド・バーンの「アメリカン・ユートピア」(American Utopia)を遂に観たのでした。トーキング・ヘッズの頭脳であり、フロントマンだった人ですね。

一言で言えば(月並みな表現ですが)、“前衛とポップが融合した現代最高パフォーマンス”といったところでしょうか。デイヴィッド・バーンの才能にようやく現代が追いついたということでしょうか。

自分がデイビット・バーンに出会ったのは、トーキング・ヘッズのあの有名なジャケットのLPだったのです。そう、「リメイン・イン・ライト」(Remain In Light)です。1980年の作品ですね。強烈なポリリズムとアフロビートを持ち込んで成功させた前衛的なLPです。あのころ、これを聞かないと音楽がわからな&いけてる人とは思われなかったと思う、多分。同世代だからわかる自分。

そんなデイビット・バーンもかなりのシニアになって、相変わらずぶっ飛んだ、いけてる「アメリカン・ユートピア」という大傑作のパフォーマンスを作り上げたことに敬意を評します

画面で見るデイビット・バーンはかなりのシニアになっているけど、動作や声はあのディビット・バーンですね。体型の維持も含めすばらしいです。

この「アメリカン・ユートピア」という映画はブロードウェーでの公演をスパイク・リーが監督して仕上げたものです。

実はこの映画が半年ぐらい前に公開された時に、J-WAVEの朝の番組のナビゲーターの別所哲也さんが度々この「アメリカン・ユートピア」はすごいらしいと、番組の中で言われていたのでした。

自分も観に行こうと思っていたのですが、いつの間にか、この映画は終了していたのです。だけど数日前に、「TOHOシネマズ 日比谷」で上映が再開されたのを知ったのです。何と、スパイク・リーとデイビット・バーンの特別対談映像が付け加えられたので、もう一度再開されたようです。

ということで、即劇場に直行したのです。

公式HPを覗いて観ましたが、著名人の中ではTOWA TEIさんのコメントが一番的確かな。

凄まじい個性と実行力に打ちのめされました。 それから先ず、歌が上手過ぎて感激。 今観れる、観るべき、最高のショーであり映画です。 真のエンターティメントを求めてる人、全ての表現者は是非

このバンドはディビット・バーン以外は11名で音の洪水とダンスパフォーマンスが繰り広げられます。

特に関心したのは、ダンスを担当する男女かな。

  • クリス・ギアーモ
  • テンデイ・クーンバ

女性ギターのアンジースワンも魅力的です。まあ、とくにかく全員がすばらしいです。歌って踊れて楽器もしないといけません。こんな舞台をブロードウェーで見れたら最高だな。まさに卒倒ものでしょう。

老いてなおデイヴィッド・バーンは偉大なり、をまさに目撃しました。

特に若者は必見でしょう。こんなすごいシニアがいるんだ、すごい前衛的な音楽があるのを知ったほうがよいです。ぶっ飛んでいます。

自分のフェバリットソングの“ワンス・イン・ア・ライフタイム – Once in a Lifetime”は2/3ぐらいのところだよ。このポリリズムの洪水を聴くのは中毒症になるよね。わかる人にはわかるな。

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