駒込の「とんき」を訪問、清潔感あふれる店内とサービスは料亭並み、平日の昼間からビールとロースかつで至福の時

2022年3月30日、まさに年度末です。本日は平日の水曜日なれど、ランチに久しぶりにとんかつを食べたいなと。何故そう思ったかは、先週の週刊文春のグルメコラム“切り捨て御免!食味探検隊”であの「とんき」が紹介されていたんでね。

タイトルは、“名所での観光がてら下町でとんかつを”です。

[とんき]

春は枝垂れ桜、その後はツツジで知られる庭園、六義園の最寄駅、駒込。

その東口、さつき通り商店街をちょっと横に入ると、看板が見えてきます。池波正太郎にも愛された名店「とんかつ とんき 目黒本店」から、正式に暖簾分けされた7軒のうちの1軒がこちらです。

広さや働く人の規模は若干小さいものの、グルっとコの字に回る白木のカウンターをはじめ、その世界観は本店を踏襲しています。行列ができることもあるようですが、平日遅めのお昼、タイミングよく待たずに座ることができました。

ロースにも惹かれつつ、この日は「ヒレかつ定食」千八百円を注文。白衣を着た年配男性が大きな鍋で次々、カツを揚げていく様子を眺めつつ、できあがりを待ちます。そのうち、ごはん、お味噌汁、香の物が並べられ、空いた真ん中にメインのお皿が置かれます。おぉ、これこれ!きつね色より、濃いめに揚がったヒレかつがドーんと1本。食べやすくカットされたひと切を、まずは何もつけずにいただきます。衣をザクッと噛み切ると同時に香ばしい香りがフワーッ

とんき系は、卵と粉を三度付けしてからパン粉を付け、ラードで揚げるのがお約束。その意味がよくわかります。お肉はあっさり。一ミリのクセもないのが、素晴らしいです。圧巻。

卓上の塩や醤油、とんかつソースと、どれを添えても美味ですが、何もつけないバージョンが一番、好みかもしれません。ツヤツヤのごはん、出汁の利いた豆腐のお味噌汁にも、つくるひとの思いが感じられるような。

接客にも心打たれました。皿のキャベツがなくなるや、すかさず「おかわりいかがですか?」と。そして、食事終わりに、おしぼりの差し替えが!二千円以下で、料亭並みのおもてなしが受けられるとは、思ってもみませんでした。

世知辛い昨今、こうゆうことが身に沁みますね。

この記事に触発されて、本日は13時30分に駒込の「とんき」を訪問したのでした。メトロの南北線の駒込駅からは徒歩5分かな。小さな駒込銀座通りの一つはいった路地にその名店はありました。控えめな構えですね。

暖簾をくぐれば、この時間帯ですので空席に案内されたのですね。店内はものすごく綺麗で清潔感があります。とんかつ店でこの清潔感には感動するな

まずはビールを注文です。小皿にピーナッツが付いてくるのね。うれしい心遣いです。平日の昼間からとんかつ屋でビール、まさに至福の時です。そして、カウンターでのお客さんとの間隔も広く、定員さんも余計な私語はまったくない、非常に心地よい空間です。ざわざわとした雰囲気は全くありません。感心しました。

ビールを1口飲めば、すぐに注文です。今日は初見参ではやっぱり“ロースカツ定食”(1,800円)でしよう。

そして、ビールを丁度飲みきった頃に、ロースカツの登場です。目黒の「とんき」には何回もお邪魔したことはありますが、自分がボケたのか、こちらの「とんき」のとんかつは少し変わっているな。衣がカラット揚がっているとんかつではないのです。

まずは塩で食べます。ロースカツは肉厚でジューシーです。だけど、少し気になるのはやはり衣なんだな。自分が安い人間だからか、やっぱりカラッときつね色のトンカツが好きなんだな。

そして、ソースで食します。やっぱり美味いな。ご飯も小盛りでお新香も超うましです。少し残念なのは、お味噌汁が自分の現在の味覚では少し塩っぱいかな。

だけど、総合的な評価ではサービスも含めれば、大好きなお店だな。こんなにゆったりとお昼からとんかつを食せるお店はないな

お会計は定食とビール(620円)で2,420円なりです。貴重なお店ですね。

リピ決定に相成りました。こうなれば、7つの「とんき」すべて行ってみようかな。

昨日、朝起きて急に思い立ったのです。“そうだ、今日のお昼はとんかつにしよう”と思ったのです。 お昼にとんかつを食べたくなったのは、ちょ...





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