「デッド飲み」という言葉を初めて知った、レンゲ派かデッド派から聞かれれば、自分は断然レンゲ派だな

日々勉強することがたくさんあります。数日前も毎週一回楽しみにしているのが、日経新聞の夕刊のコラムに「令和なコトバ」というものがあります。

今週は「デッド飲み」というコトバだったのです。こんな言葉、聞いたことも、教えてもらったこともないんだな。世情に疎いね。

コラムの抜粋です。

さすが、国民食。マシマシ(増量)、インスパイアー系(有名店に着想を得て出店すること)、無化調(化学調味料不使用)などなど、そういえば元はラーメン業界からやってきて、あちこちで使われるようになった言葉ってけっこうある。

「デッド飲み」もそう

ラーメンを食べるとき、レンゲを使わず直接丼に口をつけてスープを飲むことを、こう呼ぶ。英語で書くと「死」のDeadと同じだが、ここでの意味は「直接」。ゴルフで直接ピンを狙うとき「デッドで狙う」というが、そっちのデットのことらしい

で、このデッド飲みなる言葉。最近、ラーメン屋じゃなくて、街のカフェで聞いた。休憩中の会社員2人組が、ストローを忘れ、ガラスコップ入りのアイスコーヒーを席に持ってきてしまったときのこと。そうそう、プラ削減で、言わないとストローをくれない店も増えたもの。

後輩がストローを持ってこようとすると、先輩は「いやいや、デッド飲みで」と、直接口をつけて、一気にアイスコーヒーを飲んでしまった。新しい!

いやいや、おじさんも初めて知りました。確かに「デッド飲み」語感もいいね。要はラーメン屋では“レンゲ使わず派”なのですね

自分のことを考えると、自分はラーメン屋では100%デッド飲みはしません。キッパリ。

何故なら、器をすべらしてひっくり返したら大変なことになるではないのかな。そのリスクは避けたいね。ラーメンの聖地総本山の「ラーメン二郎三田本店」はどうだったかな。確かレンゲも置いてあったと思うのですが。あのラーメンのスープが器からこぼれ落ちてくるラーメンを見ると、あの器を手で持つなど狂気の沙汰だと思うんだな、これが。

そして、このデッド飲みにも論争があると言うのです。

まずデッド飲み派の言い分から。麺より先にスープを飲むラーメンの食べ方が今は主流だが、レンゲを入れずに、スープの熱さをダイレクトに感じられるデッド飲みこそが正しい食べ方と主張する。

レンゲ派は「デッド飲みをすると上澄みの脂だけを飲んでしまうことがある。レンゲでスープのいろんな層をすくって飲むのが正解」などど応戦した。

うーん、深い議論ですね。どちらの主張も一理あります。だけど、デッド飲みは手が汚れるからいやだという意見はないのかな。

だけど、ライターが言われているのは、“レンゲ派とデッド飲み派の戦いは、今のところレンゲ派が一歩リード。ただし、逆転もあるので、注目とか”

いやはやです。奥の深い息の長い論争になりそうだな。

結論はラーメン二郎の総帥の山田拓美さんに出してもらった方がよいのでは、

そんなの関係ねえよ、それよりニンニク入れますか?の方が大事だよと。

今日は落語ではないですが、ハッシュタグと結婚式についての小咄です。今週初めの日本経済新聞の夕刊におもしろいエッセイが出ていたのです。 ...



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