2024年1月10(水)
年末年始から怒涛の3連休も終わり、ようやく平時に戻りました。一安心です。
というわけで映画館も落ち着いて来たので、午前は渋谷の劇場に足を運んだよ。今日観た映画は日本映画の「笑いのカイブツ」です。あまり内容は知らないで出かけたのですが、これは大当たりの映画でした。あの「Perfect Days」が洗練の局地なら、こちらは洗練されてはいませんが人間がもろにぶつかってくる感じです。自分は決して落語以外のお笑いには感心がないのですが、見入りました。
- 主演: 岡山天音
- 原作: ツチヤタカユキ「笑いのカイブツ」
- 監督: 滝本憲吾
唯一知っている役者で出ていたのは、菅田将暉だけでした。だけどいい感じで持ち味を出していたよ。主役で出ないのはスゴイね。
話しはこんな感じ。
「伝説のハガキ職人」として知られるツチヤタカユキの同名私小説を原作に、笑いにとり憑かれた男の純粋で激烈な半生を描いた人間ドラマ。
不器用で人間関係も不得意なツチヤタカユキは、テレビの大喜利番組にネタを投稿することを生きがいにしていた。毎日気が狂うほどにネタを考え続けて6年が経った頃、ついに実力を認められてお笑い劇場の作家見習いになるが、笑いを追求するあまり非常識な行動をとるツチヤは周囲に理解されず淘汰されてしまう。失望する彼を救ったのは、ある芸人のラジオ番組だった。番組にネタを投稿する「ハガキ職人」として注目を集めるようになったツチヤは、憧れの芸人から声を掛けられ上京することになるが……。
なんと言っても主演の岡山天音くんです。あの役所広司とは正反対の狂を熱演です。まあ原作のチカラがすごいのだと思いますが。
お笑いに興味のない自分からすると何故そこまで入り込まないといけないのか理解はできず。笑いはそもそも人付き合いから始まるので、そこまでコミ症であればいいネタも書けないのではと、普通は思うんだよね。もっと世の中を見て、コントを書いたほうが充実すると思うのですが。
映画の最後はどうするのかと思っていましたが、こんな終わり方なのね。自分はその前の川のシーンでブッと切っても面白いな、と思ったね。
自分探しとは違いますが、そんな心境の若者は一度観て自分を客観的に見た方がよいとおもいました。なんか説教臭くなったね。
映画を観終われば、ランチタイム。渋谷であれば、あの道玄坂の「喜楽」しかないね。12時ジャストに到着すれば25分待ちの行列です。50分待ちと出ていた「一蘭」よりはいいね。自分の価値観では20分以上待ちの「一蘭」はないね。
いつものように、チャーシューメン(1,000円)を注文です。ここではビールは飲みません。人気店なので並んでいる人への気遣いからです。
ともかく、「笑いのカイブツ」は怪作です、ぜひ鑑賞あれ。
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