カテゴリー: 映画

  • 映画「あげまん」を観てつくづく思う、伊丹十三は偉大なり、その後の日本の監督はどうした

    映画「あげまん」を観てつくづく思う、伊丹十三は偉大なり、その後の日本の監督はどうした

    2025年3月25日(火)

    昨日の月曜日は陽気ににもつれられ、いつもの映画鑑賞へ。

    本日は日比谷のTOHOシネマズで上映されている「日本映画専門チャンネルpresents 伊丹十三4K映画祭」に初参戦しました。観たのはこちら。

    • 「あげまん」

    “あげまん(上昇運)の女”と呼ばれるヒロインと彼女に携わる男たちの葛藤をユーモラスに描く。脚本・監督は「マルサの女2」の伊丹十三。撮影は「シンデレラ・エクスプレス」の山崎善弘がそれぞれ担当。

    捨て子だったナヨコは老夫婦に育てられるが、中学を出てナヨコは芸者の道を歩むことを決心する。そして芸者の置屋に預けられたナヨコはそこで一人前の芸者に成長してゆくがそんなある日、僧呂多聞院のもとに水揚げされ、彼女の人生は一変するのだった。ナヨコと暮らすようになって多聞院の位はめきめきと高くなっていったのだ。だが、間もなく多聞院は病死してしまうのだった。

    何年かたち銀行のOLになったナヨコは、ふとしたことからうだつのあがらない銀行員鈴木主水と知り合い、お互い愛し合うようになる、だが同時に政界の黒幕である大倉善武もナヨコの“あげまん”に目をつけていた。結局主水と結ばれるナヨコだったが出世街道を走り始めた主水は、出世のために瑛子という女と婚約してしまいナヨコと別れてしまうのだった。

    主水に捨てられたナヨコは大倉のもとへいき、再び芸者となった。そんな時、総理の椅子をめぐって鶴丸幹事長と争う犬飼政調会長もまたナヨコに目をつける。その頃主水は上役千々松が鶴丸に政治資金を横流ししていた不正をきせられてピンチにおちいっていた。そのことを知ったナヨコは、やはり主水のことが気がかりになっていた。だがその時犬飼から鶴丸が癌で先長くない命であることを知らされたナヨコは、それをネタに主水の危機を救うのだった。そしていつしか二人は永遠の愛で結ばれるのだった

    1990年製作/118分/日本

    一度観たことはあるのですが、スジは全く忘れていました、というわけで本当に新鮮に観れたよ。宮本信子のバストトップ、あれ本当に本人なのかな。変なところに気がいってしまいました。

    やっぱり伊丹映画には大滝秀治だよね、小津の笠智衆のようにね。宮本信子の相手役はやっぱり山崎努の方がしっくりくるね。伊丹さんはやっぱり高瀬春奈好きだよね

    1990年製作、もう35年経ってしまったんだね。

    伊丹映画のなかでは出来はあまり良くないと思いますが、魅せるよね。伊丹さんがなくなって、本当に偉大な監督が出なくなったね、日本映画、衰退しているよね

    あ~、楽しかった。

    観終わればここは日比谷、久しぶりに“パーコーだんだん麺”が食べたくなってね

    というわけで「はしご」さんへ。

    サッポロの黒ラベルとサービスのきざみ沢庵でまったりです。飲み終えれば、お待ちかねの“パーコーだんだん麺”です。やっぱり、絶品の美味しさです。あのキャピタル東急ホテルの「オリガミ」の上品なパーコー麺より、下品な“はしご”さんの方が好きです。

    荻上直子が監督の「波紋」、伊丹十三亡き後、もっとも才能のある監督、西加奈子の「サラバ」だね

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  • 成瀬監督の映画「女の中にいる他人」は原作が優れもの、配役は地味すぎるのでは

    成瀬監督の映画「女の中にいる他人」は原作が優れもの、配役は地味すぎるのでは

    2025年3月24日(月)

    この週末の首都圏は初夏を思わせる陽気でしたね。

    個人的には今週、どこが東南アジアにでもサクッと出かけたかったのですが、往路は比較的とれるのですが、復路(日本に返ってくる便)は非常にタイトというかほぼ直前ではチケットとれないね。やっぱり、みんな目当ては“桜”なのかな

    とゆうわけで、3月下旬はおとなしく東京にいることに決めました、部屋の整理が収拾つかない状態なのでね。

    そして、この週末に観たDVDです。

    • 「女の中にいる他人」

    最近は成瀬巳喜男にハマっているので、それ目当てです。

    エドワード・アタイヤの「細い線」を「肉体の学校」の井手俊郎が脚色、「乱れる」の成瀬巳喜男が監督した心理ドラマ。撮影は「けものみち」の福沢康道。

    男は情事の中で女を殺した

    梅雨から真夏への三ヶ月女の中の女が異常な結末をもたらした

    誤って不倫相手の女性を殺してしまった夫。告白を受けた妻は驚愕するが、結局はその裏切りを許し、事件を隠蔽しようと画策する…。井手俊郎・脚本による異色の心理サスペンス。成瀬巳喜男にとっては珍しい題材だが、市井の一家庭にスポットを当て、殺人を犯した夫と、子供を守り抜こうとする妻の心の動きが、緊張感たっぷりに描かれる

    出演:小林桂樹、新珠三千代、稲吉千晴、塩崎景子、長岡輝子、三橋達也、若林映子、草笛光子、稲葉義男、加東大介

    1966年製作/101分/日本
    原題または英題:The Thin Line

    まずは原作というか脚本がいいよね、話しは面白かったよ。だけど典型的な良妻イメージの新珠三千代ですが、華がないよね。小林桂樹も芝居が上手いけれど、これもやっぱり華がないから、地味な感じの映画になるよね。

    新珠三千代の代わりに高峰秀子なら毒気があって良さそうですが、やっぱりそうゆうことをしないイメージの新珠三千代の方が適役なのかな

    まあ観ては損のない成瀬巳喜男の作品でしょうか。

    そして、土曜日の夕食です。六本木の「おつな寿司」さんへ。本日も3名で19時に訪問です。今回は残念ながら、スマホを忘れて写真はなし、がっくりです。

    本日も美味いお寿司を堪能せさていただきました。

    ご馳走様でした。

    小津の「晩春」を映画館で初鑑賞、原節子の顔立ちは派手なんだね、ビックリ

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  • 映画「教皇選挙」は各所でのオチを楽しむ映画だよ、だけど最後のオチは自分の予想外

    映画「教皇選挙」は各所でのオチを楽しむ映画だよ、だけど最後のオチは自分の予想外

    2025年3月23日(日)

    本日もまずは映画のお話しから。金曜日は映画のラインナップが更新される日。

    本日は公開初日に六本木のTOHOシネマズにこの映画を見に行ったよ。

    • 「教皇選挙」

    第95回アカデミー賞で国際長編映画賞ほか4部門を受賞した「西部戦線異状なし」のエドワード・ベルガー監督が、ローマ教皇選挙の舞台裏と内幕に迫ったミステリー

    全世界14億人以上の信徒を誇るキリスト教最大の教派・カトリック教会。その最高指導者で、バチカン市国の元首であるローマ教皇が亡くなった。新教皇を決める教皇選挙「コンクラーベ」に世界中から100人を超える候補者たちが集まり、システィーナ礼拝堂の閉ざされた扉の向こうで極秘の投票がスタートする。票が割れる中、水面下でさまざまな陰謀、差別、スキャンダルがうごめいていく。選挙を執り仕切ることとなったローレンス枢機卿は、バチカンを震撼させるある秘密を知ることとなる。

    ローレンス枢機卿を「シンドラーのリスト」「イングリッシュ・ペイシェント」の名優レイフ・ファインズが演じるほか、「プラダを着た悪魔」のスタンリー・トゥッチ、「スキャンダル」のジョン・リスゴー、「ブルーベルベット」のイザベラ・ロッセリーニらが脇を固める。第97回アカデミー賞で作品、主演男優、助演女優、脚色など計8部門でノミネートされ、脚色賞を受賞した。

    2024年製作/120分/G/アメリカ・イギリス合作
    原題または英題:Conclave

    地味な映画だけど、良質で大変楽しめた映画でした。

    サスペンスですので、各場面でのいろんなオチを考えながら楽しめます。そして、最後の結末のオチは自分でも考えなかったものだったね。

    タイトルクレジットを観てハッとしたのが、ぁのシスター、イザベラ・ロッセリーニだったのね、かなり老けたのね。

    まあヴァチカンの最高位の枢機卿が自分のことしか考えていないのもわかる気がします、聖職者でもみんな俗物ということ。

    だけどヴァチカンや教皇庁、コンクラーベの進め方など勉強になる映画でした。サスペンスフルで非常に良質な映画でした。

    だけどヴァチカンの物語なら「ボルジア家 愛と欲望の教皇一族」が最高だよね。

    観終われば、ここは六本木、麻布十番の「新福菜館」の黒ラーメンを食べないわけには行きません。映画館から急行します。瓶ビールと黒いラーメン、これ以上の組み合わせはありませんね

    ご馳走様でした。

    お前も悪よのう、「ボルジア家 愛と欲望の教皇一族」は是非見るべしのドラマ、チェザーレがこんな人物だったとは





  • 映画「スイート・イースト 不思議の国のリリアン」、言いたいのは人生は予測不能

    映画「スイート・イースト 不思議の国のリリアン」、言いたいのは人生は予測不能

    2025年3月20日(水)

    昨日の東京の雪はすごかったね、東京でこんな本降りの雪を見るのは本当に久しぶりです。

    こんな日でもまずは映画のお話しから。本日はappleストアに行く用事があったので、渋谷で観れる映画を探したのです。あまり観たい映画が上映されていないね。

    恐怖の映画史が覆ったというキャッチフレーズの「ロングレッグス」とどちらにするか迷いましたが、今回は直感でこちらをチョイス。

    • 「スイート・イースト 不思議の国のリリアン」

    楽しくて、こわいものがない私。

    現代アメリカの、めくるめく闇を巡る、奇妙で甘美なワンダー・トリップ

    どこか物憂げな高校生リリアン。ワシントンD.C.への修学旅行でも、はしゃぐクラスメイトたちを冷めた目で眺めていた。その夜、抜け出して行ったカラオケバーで、陰謀論に憑りつかれた若い男による銃乱射事件に巻き込まれてしまう。ド派手なパンク・ファッションのケイレヴに導かれ、店のトイレに逃げ込むと、鏡の裏に”秘密の扉”があり地下通路へと繋がっていた…。お気楽な活動家アーティスト集団、感傷的なネオナチ男、エレクトロ好きのイスラム主義者etc.それは恐怖とユーモアが交錯する現代アメリカの闇を巡る、数奇な旅のはじまりだった。

    監督・撮影:ショーン・プライス・ウィリアムズ
    出演:タリア・ライダー

    観ての感想。はっきり言って変態映画だね、だけど面白くないというわけではありません

    監督は何を言いたいんだろう、この映画で。最後に出てくるフレーズ、“人生は予測不可能”ということなのかな

    主演のタリア・ライダーはかなり美人さんですね。最後の山の上の小屋、何を言いたいんだろうかな、やっぱりキリストとか不思議の国のアリスなのか

    DVD視聴なら途中で間違いなくストップしていましたが、最後まで観れたのは劇場視聴のおかげ、だけど退屈な映画ではないよ

    観終われば、表参道のApple店舗へ。何故かUSB-Cポートの差込口にケーブルを入れても数日前からすぐに外れる症状が発生です。予約を入れて修理依頼です。

    お店のお兄さんに相談すると、USB-Cポート口に何かゴミが入っているのかもとのこと。10分ぐらいで修理完了。やっぱり“綿ゴミ”が入っていたとのこと。もちろん無料、これで一安心。

    渋谷で映画を観たかいがありました。

    観終わればここは表参道。やっぱり「とんかつ まい泉」しかないね

    雪の影響もあり、外まで伸びる行列は本日はなし。5分でカウンター席へ。

    ビールと“ロースカツ定食”です。最初はビールとお塩でとんかつを。やっぱり安定のお味です。お昼の“とんかつ”は久しぶり。堪能させていただきました。

    ごちそうさまでした。

    「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」あまりにも完璧すぎた映画で少し違和感

     



  • 午前十時の映画祭で初めて「雨に唄えば」を観た、“これを観ずにに死ねるか”レベル

    午前十時の映画祭で初めて「雨に唄えば」を観た、“これを観ずにに死ねるか”レベル

    2025年3月19日(火)

    本日もまずは映画のお話しから。

    本日は「午前十時の映画祭」でこの映画を観るために日本橋のTOHOシネマズへ。

    その映画とはこちら。

    • 「雨に唄えば」

    土砂降りの雨の中、ジーン・ケリーが陽気に唄い踊るシーンは、生きる喜びと楽しさに溢れた名場面。AFI (アメリカ映画協会)が100周年を記念し、2006年に発表した「アメリカ映画史上最も偉大なミュージカル」25作品では、2位『ウエスト・サイド物語』(61)、3位『オズの魔法使』(39)を抑え、この作品が1位に輝いた

    サイレント映画の人気スター、ドン(ジーン・ケリー)とリナ(ジーン・ヘイゲン)は、お似合いのカップルともてはやされていたが、それは映画会社の話題作りのためで、実際はリナが一方的にドンに熱を上げているだけだった。

    そんな中、映画界にトーキーの波が押し寄せ、二人の新作もトーキーで撮影されることに。そして声が悪いリナに代わり、ドンが恋に落ちた新人女優キャシー(デビー・レイノルズ)が吹替を務めることになるが

    お恥ずかしいことに、自分はこの名作を今まで一度も見たことがなかったのです、DVDでもね。

    「午前十時の映画祭」で上映されることになり、満を待して観に行ったのです。

    いゃあー、確かに名作ですね、アメリカ映画の黄金期ですね。主人公3人の芸達者ぶりが堪能できます

    特に、コズモ役のドナルド・オコナーのキレキレの踊りは特筆ものです。それに比べれば、ジーン・ケリーは歌も踊りも少し落ちるかな。まあ、だけどあのマスクですから、主役はしょうがないか。出だしの黄色いコートの演出も粋でいいね。

    だけど、あの最後方のブロードウェイ・メドレーの導入はどうなんだろう、本質からかけ離れた話しだと思うんだが。王道のミュージカル映画だから仕方ないのかな。

    まあ兎に角、すごいものを見せてもらいました、これ見なかったら人生の一大損失だね。

    “観ずに死ねるか”レベルでした

    観終わればここは日本橋室町、いつものルーティーンの通り、京都ラーメンの「ますたに」さんへ。実は前回の訪問時に悲報の報告を見つけたのでした。

    在庫がなくなり次第、たくあんの提供を中止します

    ビールのつまみとご飯のお供がなくなりました。自分にとってはかなりの衝撃的な悲報です。というわけで、今回からつまみは“キムチチャーシュー”(150円)に変更です。

    本日も美味しいラーメン、ご馳走様でした。

    映画「オペラ座の怪人」製作20周年記念、話のすじはわかったがミュージカルの方がよし

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  • 「ドマーニ! 愛のことづて」は意識高い系な映画、映像は超スタイリッシュ

    「ドマーニ! 愛のことづて」は意識高い系な映画、映像は超スタイリッシュ

    2025年3月18日(月)

    週初めの月曜日はまずはこの映画を観に渋谷の“ル・シネマ”さんへ。

    予告編を観て是非見たいと思ったんだね。なんたって、2023年のイタリア国内興行収入第1位を記録した映画というではないですか、イタリア大好きな自分としては見逃せません。

    • ドマーニ! 愛のことづて」

    戦後ローマでたくましく生きる市井の人々と権利を渇望する女性たちの姿を描き、2023年のイタリア国内興行収入第1位を記録したドラマ。「ジョルダーニ家の人々」などで知られるイタリアのコメディアンで俳優のパオラ・コルテッレージが初メガホンをとり、自ら主演を務めた

    1946年5月。ローマにある半地下の家で家族と暮らすデリアは、夫イヴァーノの暴力に悩まされながらも意地悪な義父の介護や家事をこなし、さらに複数の仕事を掛け持ちして家計を助けている。過酷な毎日を送る彼女にとって、市場で青果店を営む友人マリーザや自動車工のニーノと過ごす時間だけが心休まるときだった。

    母の生き方に不満を感じている長女マルチェッラは、裕福な家の息子ジュリオからプロポーズされ、彼の家族を自宅に招いて昼食会を開くことに。そんなある日、デリアのもとに1通の謎めいた手紙が届く

    夫イヴァーノ役に「おとなの事情」のバレリ・オマスタンドレア。「イタリア映画祭2024」では「まだ明日がある」のタイトルで上映。

    2023年製作/118分/G/イタリア
    原題または英題:C’e ancora domani

    ちなみにドマーニがイタリア語で「明日」を意味しますね。

    全編モノクロの映画で非常にシネマチックな映像がたくさんあります。そう、この主演で監督の人はあの大傑作「ジョルダーニ家の人々」の奥さんだね、これを思い出し、感動を新たにしました。この映画、撮影さんがすごいんじゃなかろうか

    話しのおちは、もう少し劇的な展開があるかと思ったのですが、非常に意識高い系の終わり方なのね、結末が。こんな地味な映画がイタリアNo.1とは、恐れ入りました。

    イタリア人、意識高いじやないか。ドラマ的にはどうかと思いますが、その映像には非常に関心しました。良心的な映画だね

    観終わればここは、渋谷ならお昼はここに行くしかないね、ほぼ週一のパターン。

    道玄坂の「喜楽」へ。13時すぎで5名ほどの行列

    いつもと同じ、“チャーシュー麺”(1,000円)

    やっぱり今日はイタリア映画に敬意を払ってパスタにすれば粋だったかな。やはり、粋よりチャーシュー麺だね、日本人だもの

    「ジョルダーニ家の人々」、これは現在の多様な家族のあり方を描いたイタリアドラマの大傑作

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  • 映画「ANORA アノーラ」は佳作レベルと思うな、アカデミーもカンヌもどうした

    映画「ANORA アノーラ」は佳作レベルと思うな、アカデミーもカンヌもどうした

    2025年3月6日(木)

    本日もまずは映画のお話しから。まあ、アカデミー賞に経緯をはらって、コタキナバル旅は本日も休止。昨日、観に行った映画はこちら。

    • 「ANORA アノーラ」

    数日前のアカデミー賞で作品賞、監督賞、主演女優賞、脚本賞、編集賞、助演男優賞の主要部門をかっさらった映画です。そして昨年のカンヌのパルムドール受賞作です。この事実には敬意を払わないとね。

    「タンジェリン」「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」「レッド・ロケット」などで高い評価を受けてきたショーン・ベイカー監督が手がけた人間賛歌の物語。ニューヨークを舞台に、若きストリップダンサーのアノーラが、自らの幸せを勝ち取ろうと全力で奮闘する等身大の生きざまを描いた。

    ニューヨークでストリップダンサーをしながら暮らすロシア系アメリカ人のアニーことアノーラは、職場のクラブでロシア人の御曹司イヴァンと出会い、彼がロシアに帰るまでの7日間、1万5000ドルの報酬で「契約彼女」になる。パーティにショッピングにと贅沢三昧の日々を過ごした2人は、休暇の締めくくりにラスベガスの教会で衝動的に結婚する。幸せ絶頂の2人だったが、ロシアにいるイヴァンの両親は、息子が娼婦と結婚したとの噂を聞いて猛反発し、結婚を阻止すべく、屈強な男たちを2人のもとへ送り込んでくる。ほどなくして、イヴァンの両親もロシアから到着するが……。

    身分違いの恋という古典的なシンデレラストーリーを、現代風にリアルに映し出す。タイトルロールのアノーラ(通称アニー)を演じるのは、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」や「スクリーム」に出演してきた新星マイキー・マディソン。アノーラに夢中になるお調子者のロシア新興財閥の息子イヴァン役に、ロシアの若手俳優マーク・エイデルシュテイン。第97回アカデミー賞では計6部門にノミネートされ、作品、監督、主演女優、脚本、編集の5部門を受賞した。

    2024年製作/139分/R18+/アメリカ
    原題または英題:Anora

    観ての感想。映画としては非常におもしろくて佳作といったところ。そんなに時代風刺もしていないし、ウィットに飛んだわけでもないしね、終わりもおとなしい。

    カンヌもアカデミーも何をそんなに気に入ったのか、自分としては。やっぱりデュランを描いた「名もなき者」でしょう、あのティモシー・シャラメに尽きると思うのですが。

    この映画の主演女優の人、今、日本映画で飛ぶ鳥を落とす勢いの河合優実にそっくりだね、これが時代が求めている女優なのか。だけどアノーラの人、そのお年でアカデミー主演女優賞とは、現代のシンデレラストリー。

    繰り返します、自分としてはカンヌもアカデミーも質が落ちたね、単に自分の感性が鈍いのかな

    観終われば、昨日は臨時休業だった麻布十番の「新福菜館」へ、昨日のリベンジマッチです。

    ビールとラーメン(並)です。やっぱり美味し。ご馳走様でした。

    劇場で「ローマの休日」を観たよ、解説は何と淀川さんの名調子、喜楽でチャーシュー麺を

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  • 映画「名もなき者」、生き方はライク・ア・ローリング・ストーンのように変わっていかないとね

    映画「名もなき者」、生き方はライク・ア・ローリング・ストーンのように変わっていかないとね

    2025年3月5日(水)

    コタキナバルの旅のブログを始めたばかりですが、本日は急遽この映画のブログをね。

    月曜の深夜にコタキナバルから帰ってきて、どうしても早く観たかったので、昨日は六本木ヒルズに向かったのです。その映画とはこちら。

    • 「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」

    2016年に歌手として初めてノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランの若い日を描いた伝記ドラマ。「デューン 砂の惑星」「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」のティモシー・シャラメが若き日のボブ・ディランを演じ、「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」「フォードvsフェラーリ」などを手がけてきた名匠ジェームズ・マンゴールドがメガホンをとった。

    1961年の冬、わずか10ドルだけをポケットにニューヨークへと降り立った青年ボブ・ディラン。恋人のシルヴィや音楽上のパートナーである女性フォーク歌手のジョーン・バエズ、そして彼の才能を認めるウディ・ガスリーやピート・シーガーら先輩ミュージシャンたちと出会ったディランは、時代の変化に呼応するフォークミュージックシーンの中で、次第にその魅了と歌声で世間の注目を集めていく。やがて「フォーク界のプリンス」「若者の代弁者」などと祭り上げられるようになるが、そのことに次第に違和感を抱くようになるディラン。高まる名声に反して自分の進む道に悩む彼は、1965年7月25日、ある決断をする

    ミネソタ出身の無名のミュージシャンだった19歳のボブ・ディランが、時代の寵児としてスターダムを駆け上がり、世界的なセンセーションを巻き起こしていく様子を描いていく。ボブ・ディラン役のティモシー・シャラメのほか、エドワード・ノートン、エル・ファニング、モニカ・バルバロ、ボイド・ホルブルックらが共演。第97回アカデミー賞で作品賞をはじめ計8部門でノミネートされた。

    2024年製作/140分/G/アメリカ
    原題または英題:A Complete Unknown

    この映画を観て批判できる人はいるのかな。脚本、主演、演技、演出と素晴らしい完璧な出来だと思ったね。ティモシー・シャラメのキャリアを通じての最高傑作になるのでは。アル・パチーノの“ゴッドファーザー”のように。

    この映画を観るまでは、ボブ・デュランには親近感というかあまり興味はなかった(ノーベル賞をもらっても)、いや見直しました。デビューしたての数年間を描く演出も引き締まって、秀逸。やっぱり現状維持はダメ、時代も変わるから自分もかわっていかないとね、いつまでも大衆迎合のノスタルジーはダメということ。女デュランのジョニ・ミッチェルも同じだものね。先週「ブルータリスト」を観た自分としては、主演は絶対にティモシー・シャラメにあげないといけないと思います、そこはキッパリ、アカデミーが間違っています

    観終われば、本日「新福菜館」の前に行けば水道管工事でお昼の営業はなし。

    というわけで昨日はテレビで観た六本木の「BUTAKIN」さんへ、二郎インスパイア系ですね。初めての二郎系は緊張します。小ラーメン(1,000円)の“野菜まし”はこんな感じ

    少し格闘しましたが、麺と野菜は完食。もう少しスープが欲しいね。

    ご馳走様でした。

    ホブ・デュランにノーベル文学賞なら、ジョニ・ミッチェルもノーベル文学賞に該当するのでは、「Both Sides Now」は物事の真理をつく、名作

     



  • 映画「愛を耕すひと」マッツ・ミケルセンに尽きるね、おすすめの良質な作品

    映画「愛を耕すひと」マッツ・ミケルセンに尽きるね、おすすめの良質な作品

    2025年2月27日(木)

    本日もまずは映画のお話しから。

    昨日観た映画は一昨日観た「あの歌を憶えている」の予告で流されていたので、興味を持ってね。何たってあの“マッツ・ミケルセン”の渾身の演技というからには劇場に行くしかないね

    伊丹先生の「お葬式」と相当迷ったのですが。

    • 「愛を耕すひと」

    マッツ・ミケルセンが母国デンマーク開拓史の英雄を演じた歴史ドラマ

    デンマークの作家イダ・ジェッセンが史実に基づいて執筆した小説を原作に、「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」でもミケルセンとタッグを組んだニコライ・アーセル監督がメガホンをとり、「ライダーズ・オブ・ジャスティス」のアナス・トマス・イェンセンが脚本に参加した。

    18世紀デンマーク。貧窮にあえぐ退役軍人ルドヴィ・ケーレン大尉は、貴族の称号をかけて荒野の開拓に名乗りをあげる。それを知った有力者フレデリック・デ・シンケルは自らの権力が揺らぐことを恐れ、あらゆる手段でケーレンを追い払おうとする。ケーレンは自然の脅威とデ・シンケルの非道な仕打ちに抗いながら、デ・シンケルのもとから逃げ出した使用人の女性アン・バーバラや、家族に見捨てられた少女アンマイ・ムスと出会い、家族のように心を通わせていく

    ドラマ「レイズド・バイ・ウルブス 神なき惑星」のアマンダ・コリンがアン・バーバラを演じ、「シック・オブ・マイセルフ」のクリスティン・クヤトゥ・ソープが共演。2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。

    2023年製作/127分/G/デンマーク・ドイツ・スウェーデン合作
    原題または英題:Bastarden

    いやぁ〜、いい映画でした、背筋がピンと伸びるね。まさに男の生き様を見せてくれます、淡々とね。自分的には2024年のNo.1と思う「ある一生」を思い起こさせます。

    脚本もいいし、出演者も素晴らしい、特にマッツ・ミケルセンがね。

    ちなみに、原題のBastardenとは、“私生児やろくでなし”という意味

    最後のところで称号剥奪されたと字幕で出るのですが、あの最後の出来事なんだね。

    だけどあの娘の去り方はなんとなく違和感が。非常にお勧めできる映画でしたよ。

    観終わればいつもの日本橋へ。京都ラーメンの「ますたに」さんへ。

    いつもの通りビールと美味しいラーメン、ありがとう。

    明日は木曜日、ルーティーンのある日ですが、そのルーティーンをこなしてマレーシアのコタキナバルへ。3泊4日の確定申告も終わっての骨休め旅行です。期間限定で直行便があるのでね。約1年ぶりの訪問です。

    映画「ある一生」を劇場で2度観、イーグルスの「ならず者」、男は好きだよね

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  • 映画「あの歌を憶えている」は大人の恋愛映画、ジェシカ・チャステインは真っ赤な口紅だよね

    映画「あの歌を憶えている」は大人の恋愛映画、ジェシカ・チャステインは真っ赤な口紅だよね

    2025年2月26日(水)

    3連休明けの昨日火曜日が週初め。渋谷のル・シネマにこの映画を観に行ったよ。

    • 「あの歌を憶えている」

    劇場り予告で観た限り、あまり自分と波長が合わなさそうでしたが、やっぱり自分一押しの女優、“ジェシカ・チャステイン”が主演とあれば観るしかないか

    まあそんな気持ちで出かけたのでした。

    忘れたい記憶を抱える女と忘れたくない記憶を失っていく男が出会い、互いに支えあいながら希望を見いだしていく姿を優しいまなざしでつづったヒューマンドラマ

    ニューヨークで13歳の娘と暮らすソーシャルワーカーのシルヴィアは、若年性認知症で記憶障害を抱えるソールと出会う。家族に頼まれてソールの面倒を見るようになったシルヴィアは、ソールの穏やかで優しい人柄と、彼が抱える抗えない運命への哀しみに触れ、次第にひかれていく。

    しかしシルヴィアもまた、ある過去のせいで心に傷を抱えていた。それぞれ自分の殻に閉じこもって生きてきた2人は、互いに寄り添いながら自身の過去や人生と向きあっていく。

    ジェシカ・チャステインがシルヴィア、ピーター・サースガードがソールを演じ、2023年・第80回ベネチア国際映画祭にてサースガードがボルピ杯(最優秀男優賞)を受賞。テレビドラマ「ゴッドレス 神の消えた町」のメリット・ウェバー、「サスペリア」のジェシカ・ハーパーが共演。「或る終焉」「ニューオーダー」などで知られるメキシコの俊英ミシェル・フランコが監督・脚本を手がけた。

    2023年製作/103分/G/アメリカ・メキシコ合作
    原題または英題:Memory

    すごく淡々と進んでいくお話しです。ある種、不思議に進んでいく映画だね。観ながら、これどうして終わらせるのかと思いましたが、あの終わり方もあるね

    大人の恋愛映画なのかな、伏線の入れ方は微妙だけれどね。だけど、この映画ならジェシカ・チャステインでなくてもよいのかも。この人、やっぱり毒気のある役柄で真っ赤な口紅をしてもらわないと本領発揮とはならないね

    まあ佳作といったところでしょうか。お客さんの入りもまあまあかな。

    観終われば、いつもの道玄坂の「喜楽」さんへ

    13地で行列は4名ほど、ラッキー。

    本日も1Fのカウンター席です。注文もこれまたいつもの“チャーシュー麺”(1,000円)。

    本日もサービスしてくれて、チャーシューは6枚。本日も美味しかったです。

    喜楽さんは週一のお楽しみ。

    日本政府があのミル・マスカラスに叙勲の伝達したと、これどうして全国ニュースにならないの?

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  • 映画「マグノリアの花たち」はジュリア・ロバーツのブレイク直前の傑作、そして「おつな寿司」へ

    映画「マグノリアの花たち」はジュリア・ロバーツのブレイク直前の傑作、そして「おつな寿司」へ

    2025年2月24日(月)

    3連休だね。2月は2度目、毎日が日曜日になってから改めて思うのですが、こんなに祝日の多い日本、本当に大丈夫なのかね、大丈夫じゃないよね。

    週末は自宅でDVD鑑賞です。今週の2本はこちら。

    • 「マグノリアの花たち」
    • 「斬る」

    まずは、マグノリアの花から。お勧めする方が多いので。

    ルイジアナ州の小さな町の6人の女性たちの心の交流と友情を描くドラマ

    アメリカ、ルイジアナ州の小さな町。

    イーテントン家の人々は、長女シェルビー(ジュリア・ロバーツ)の結婚式の準備で大わらわだった。シェルビーと母のマリン(サリー・フィールド)は、式の身づくろいのために、偏屈者の未亡人ウィザー(シャーリー・マクレーン)や、町長の未亡人クレリー(オリンピア・デュカキス)など町の女たちの社交場、陽気な女主人トルービィ(ドリー・パートン)の経営する美容室にやってきた。

    ところがその時、シェルビーが発作に襲われた。実は彼女は結婚しても子供を産んではならない体だった。それでもシェルビーは弁護士のジャクソン(ディラン・マクダーモット)と結婚した。やがてクリスマス。トルービィ美容室の美容師アネル(ダリル・ハンナ)はサミー(ケヴィン・J・オコナー)と恋をしていた。妊娠が分かったシェルビーは、命を賭けても子供を産もうと決心する。そして男子を出産して1年後、内臓の機能が低下したシェルビーのために、マリンは片方の腎臓を提供することになり、手術は無事成功した。

    ハロウィンの頃、アネルとサミーが結婚したが、その直後シェルビーが倒れた。そして昏睡状態の中で、彼女は帰らぬ人となった。シェルビーの葬式の日、失意のマリンを励ます女たちの絆はさらに深く結ばれた。イースターの頃、今度はアネルが妊娠していた。ウィザーも昔の恋人と愛を再燃させている。こうして時は、生と死を乗り越え、町を流れてゆくのだった

    最初の展開では観るのを中止しようと思っていましたが、最後まで観て、確かに傑作でした。シャーリー・マクレーン、掛け値なしに上手いね、ジュリア・ロバーツの出世作ですね

    ここから伝説が生まれるような綺羅びやかさです。

    市川雷蔵主演の「斬る」ですが、少し話しが回りくどいよね、やっぱり「ぼんち」には敵いません。

    そして週末の土曜日の食事です。今週は月一で通ういつもの六本木の「おつな寿司」さんへ。今回は3名で訪問し、大将の前のカウンター席です。

    まずはサッポロの黒ラベルです。そして今回のつまみも大当たりです。

    “つぶ貝”と “イワシの煮付け”です。もうこの2品だけでビールは無くなるよね。そして芋焼酎のお湯わりに。

    今日の握りです。まずは前半戦。

    • いか
    • ひらめ
    • 貝(いつものホタテではなく、この貝の名前は失念)
    • あじ
    • 赤身まぐろ

    ここで、茶碗蒸しで仲入りです。後半戦です。

    • ほたん海老
    • 大トロ
    • いくら
    • たまご
    • 鉄火巻
    • おつな名物“いなり寿司”
    • あなご

    本日の白眉は大トロでしたね、もうお肉だもんね。

    最後は“アイスもなか”で締めです。今日もご馳走様でした。

    「シェルタリング・スカイ」はモロッコと砂漠の絶景を楽しむ映画、感性でね

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  • 映画「ブルータリスト」は素材が地味では、これがアカデミー賞の大本命?

    映画「ブルータリスト」は素材が地味では、これがアカデミー賞の大本命?

    2025年2月22日(土)

    昨日の金曜日もまずは映画の鑑賞です。新しいラインナップが始まる金曜日です。

    そしてこの映画は満を持して観に行ったよ、何たって“今年のアカデミー賞大本命”というキャッチコピーを見てはもう行くしかないね。その映画とはこちら。日比谷のTOHOシネマズで。

    • 「ブルータリスト」

    「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディが主演を務め、ホロコーストを生き延びてアメリカへ渡ったハンガリー系ユダヤ人建築家の数奇な半生を描いたヒューマンドラマ。2024年・第81回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞し、第97回アカデミー賞でも作品賞ほか計10部門にノミネートされた。

    ハンガリー系ユダヤ人の建築家ラースロー・トートは第2次世界大戦下のホロコーストを生き延びるが、妻エルジェーベトや姪ジョーフィアと強制的に引き離されてしまう。家族と新しい生活を始めるためアメリカのペンシルベニアに移住した彼は、著名な実業家ハリソンと出会う。建築家ラースローのハンガリーでの輝かしい実績を知ったハリソンは、彼の家族の早期アメリカ移住と引き換えに、あらゆる設備を備えた礼拝堂の設計と建築を依頼。しかし母国とは文化もルールも異なるアメリカでの設計作業には、多くの困難が立ちはだかる。

    「博士と彼女のセオリー」のフェリシティ・ジョーンズが妻エルジェーベト、「メメント」のガイ・ピアースが実業家ハリソンを演じた。「ポップスター」のブラディ・コーベット監督がメガホンをとった。

    2024年製作/215分/R15+/アメリカ・イギリス・ハンガリー合作
    原題または英題:The Brutalist

    題名のブルータリストは馴染のない言い回しですが、その大元の“ブルータリズム”とはこんな意味なのですね。

    ブルータリズム(Brutalism/またはブルータリズム建築)とは、第二次世界大戦後の1950年代、世界中で流行した建築様式。 打放しコンクリートやガラス等の素材をそのまま使い、粗野な印象の建物のことを指す。

    まず最初の出だしからぶっ飛びました。序曲から始まり、途中、15分の休憩もあります。おいおいこれ“デビット・リーン”や“ベン・ハー”じゃないかと。

    映画はかなり地味ですね。何か淡々とラースロー・トートがアメリカに逃れての人生が描かれます。特に何か大きな出来事があるわけでもないしね。

    建築的には後世に多大な影響を残したのでしょうが。よく大手のユニバーサルが映画を許可したねと言う感じ。監督と脚本次第ではもっとおもしろい映画になったんだと思います。この素材で3時間強の映画は長すぎると思います。主演男優賞は彼かもわかりませんが、そんなにアカデミーの賞はとらないのでは、自分はそう思いました。

    自分の感性、間違っているのかな。

    観終われば、いつもと同じ日本橋の「ますたに」ラーメンへ。

    やっぱり本日も美味し、本日は疲れた一日だったね。

    「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」は劇場で観るべし、チケット代以上の興奮は約束

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  • 映画「ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻」、これもキリスト教の原理主義が災い

    映画「ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻」、これもキリスト教の原理主義が災い

    2025年2月20日(木)

    本日も映画のお話しから。まあ、こんなに寒いと、旅行にも行きたくないし、やっぱり映画を観てラーメンを食するのが至福の一日の過ごし方だね。

    昨日も渋谷のテアトルシネマへ。観たのはこちら。

    • 「ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻」

    ジュード・ロウとアリシア・ビカンダーが共演し、暴君として恐れられた16世紀のイギリス国王ヘンリー8世と、その6番目にして最後の妻キャサリン・パーの生き残りをかけた争いの行方を描く宮廷サバイバル劇

    16世紀の英国、テューダー朝。君主ヘンリー8世は、これまで5人の妻を処刑や追放、出産による死亡などで容赦なく切り捨ててきた

    そんな彼と望まぬ結婚をした6番目の妻キャサリン・パーは、イングランド国教会を設立したヘンリーに反して、プロテスタントの信念に基づいて英国を光ある未来へ導きたいと願う。しかし、国王と対立する立場であることを告発されてしまった彼女は、前妻たちのように首をはねられるのか、それと病に蝕まれた国王が先に死ぬか、自らの生存をかけて複雑にからみあう宮廷の政治的陰謀に立ち向かっていく

    共演は「コントロール」のサム・ライリー、「おみおくりの作法」のエディ・マーサン。「見えざる人生」でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門を受賞したブラジルのカリン・アイヌーズ監督がメガホンをとった。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。

    2023年製作/120分/R15+/イギリス
    原題または英題:Firebrand

    最初の導入部20分では、この映画、難解で大丈夫かなと正直思いました。時代背景と人間関係が分からないので戸惑った次第です。

    人間関係が分かってくる30分後からは俄然面白かったよ。昨日のイラン映画と同じでこちらもキリスト教の原理主義者はやっぱり社会に災いをもたらすね、どの宗教も。そんなことを思いながら観た次第です。映画は重厚で暗い風景が続く映画ですが、よく出来ていると思います。まあ、イギリスの王室もおどろおどろしいね

    昨年のカンヌで長いスタンディングオベーションを受けた映画のようですが、如何にもヨーロッパ映画通には受けそうだと思います。

    観終われば、本日は千駄ヶ谷へ徒歩で移動。「TEMBEA」というお店で気になるバックをチェックに。好きな色がなかったので、これはパスかな。

    だけどここは千駄ヶ谷。1週間前に訪問した「野方ホープ」さんでランチで“ラーメン”を

    本日もやっぱり美味しでしたよ。

    開催中の「テレンス・コンラン」、実際の生活にインスピレーションを受けるね

     



  • 映画「聖なるイチジクの種」、結局イランの大多数がイスラム至上主義が問題なのでは

    映画「聖なるイチジクの種」、結局イランの大多数がイスラム至上主義が問題なのでは

    2025年2月19日(水)

    本日の話題もまずは映画から。

    昨日、渋谷のテアトルシルマに観に行ったのは、軒並み映画評で評価の高いこの社会派映画です。なんたってイラン物だものね。

    • 「聖なるイチジクの種」

    家の中で消えた銃をめぐって家庭内に疑心暗鬼が広がっていく様子をスリリングに描いたサスペンススリラー。2024年・第77回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞し、第97回アカデミー賞では国際長編映画賞にノミネートされるなど高い評価を獲得した。

    「悪は存在せず」などで国際的に高く評価されながらも母国イランでは自作映画で政府を批判したとして複数の有罪判決を受けたモハマド・ラスロフ監督が、2022年に1人の女性の不審死をきっかけに起きた抗議運動を背景に、実際の映像も盛り込みながら描きだす

    テヘランで妻や2人の娘と暮らすイマンは20年にわたる勤勉さと愛国心を評価され、念願だった予審判事に昇進する。しかし仕事の内容は、反政府デモ逮捕者に不当な刑罰を下すための国家の下働きだった。報復の危険があるため家族を守る護身用の銃が国から支給されるが、ある日、家庭内でその銃が消えてしまう。当初はイマンの不始末による紛失と思われたが、次第に妻ナジメ、長女レズワン、次女サナの3人に疑惑の目が向けられるように。捜索が進むにつれて家族でさえ知らなかったそれぞれの顔が浮かびあがり、事態は思わぬ方向へと狂いはじめる

    2024年製作/167分/G/ドイツ・フランス・イラン合作
    原題または英題:The Seed of the Sacred Fig

    イスラム教の原理主義に支配された社会は閉塞感があるんだろうね、イランの神権政治(映画ではそう言っていました)を風刺し批判する映画ですね。

    ミステリーとしては終わり方も含め弱いかな、あのご亭主の変わりようはよくわかりません、はっきり言って。だけど、そんな社会を作っているのはあまりにもイスラムの神にみんなが囚われ過ぎなのでは、奥さんの考え方も含め。みんながそれを許容しているから社会が変われないのではと思ったね。一部の若者は除いて。

    イスラム教だけどマレーシアやインドネシアはそこまで閉塞感はないもの。

    それってやっぱり自分たちがイスラム教にこだわりすぎているのが原因と思うな、トップだって独裁者ではないからね、変えようと思えばできるとおもうんだが。

    まあ、部外者だから言えるのかな。まあ考えさせる映画ではあるね。

    観終われば道玄坂の「喜楽」さんへ。いつものチャーシュー麺だよ。

    ご馳走様でした。

    映画「判決、ふたつの希望」を見た。映画自体はすばらしいが。タランティーノとは違う難しいテーマの映画。解決策はないのでは?

     



  • 「ドクトル・ジバゴ」は不倫映画ではない、時代と国家に個人が翻弄される話し

    「ドクトル・ジバゴ」は不倫映画ではない、時代と国家に個人が翻弄される話し

    2025年2月18日(火)

    昨日の月曜日は「午前十時の映画祭」の新しいラインナップでこの映画を日本橋のTOHOシネマズで観たよ。確定申告も始まっていますが、こちらの方の鑑賞が大事なのでね。

    • 「ドクトル・ジバゴ」

    昔観た時の感想は“これ不倫映画じゃないの”と思ったのですが。

    「アラビアのロレンス」の巨匠デビッド・リーンがロシアの作家ボリス・パステルナークの同名小説を映画化し、1966年・第38回アカデミー賞で5部門に輝いた大河ドラマ

    ロシア革命に運命を翻弄された男女の愛を壮大なスケールで描く

    19世紀末のロシア。医学生で詩人のユーリー・ジバゴは、育ての親の娘であるトーニャと婚約する。2人の婚約を発表するパーティで、近所の仕立屋の娘ラーラが痴情のもつれから発砲事件を起こす。1914年、第1次世界大戦に医師として従軍したジバゴは、戦場で看護師として働くラーラと再会。2人は互いに惹かれ合うが……。

    「アラビアのロレンス」のオマー・シャリフがジバゴ、「ダーリング」のジュリー・クリスティがラーラを演じた。挿入曲「ラーラのテーマ」も印象を残し、作曲を手がけたモーリス・ジャールがアカデミー作曲賞を受賞した。

    1965年製作/197分/イタリア・アメリカ合作
    原題または英題:Doctor Zhivago

    今回の感想。やっぱり“デビッド・リーン”は偉大なり”、“オマー・シャリフも偉大なり”を痛感させられました。これ不倫映画ではないよね。自分の以前の“若気の至り”を恥じます。

    この“ドクトルジバコ”を通して、個人が国家や思想、時代に弄ばれることシニカルに描いているのね。だけど、ロシアというかソビエトという国は変わらないし、どうしようもないね。デビッド・リーンの最高傑作はまごうことなく「アラビアのロレンス」ですが、これもいいよね、当たり前か。

    オマー・シャリフは出るだけで、映画の格調も高まるし引き締まるもの、すごい俳優だね。ピーター・オトゥールのような妖しげな雰囲気はありませんが。チャップリンの娘、ジバゴの正妻はあの「愛と悲しみのボレロ」のあの人なのにね。

    久しぶりに格調高い映画を観させていただきました。やっぱり再度、“デビッド・リーン”は偉大なり” 。

    観終われば、ここは日本橋。やっぱりここしかないでしょう。京都ラーメンの「ますたに」さんへ。お昼の13時過ぎ、ランチの混雑もひと段落で、カウンターでたくあんつまみに、ビールです。映画で熱った体を冷ましてくれます

    飲み終わったところで、ラーメン(並)です。

    週初めの月曜日、有意義でした。明日からはまた最強寒波とのこと。

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  • ジョージ・クルーニー監督の「グッドナイト&グッドラック」は日本人は難しいね

    ジョージ・クルーニー監督の「グッドナイト&グッドラック」は日本人は難しいね

    2025年2月17日(月)

    本日からいよいよ確定申告の受付開始ですね。だけどこの時期はその関係も合ってそわそわするよね。ちなみに自分は自宅で税務調査を受けたのは2回、ここ10年で

    • 「水で書かれた物語」
    • 「グッドナイト&グッドラック」

    まずは「水で書かれた物語」です。

    石坂洋次郎の同名小説を映画化

    近親相姦や異母兄妹といったテーマを、スタイリッシュな映像の中に描き出す。平凡なサラリーマンである松谷静雄は、美しい母との二人暮らし。病弱な父は入院がちで家を空けることが多い。母は町の権力者である橋本伝蔵と不倫関係にあるが、静雄は母を憎むことができない。

    静雄は伝蔵と母から、伝蔵の娘ゆみ子との結婚を勧められる。しかし静雄は、ゆみ子と自分が異母兄妹なのではないかと思い始めていた

    岡田茉莉子と浅丘ルリ子が目当てで、このDVDをチョイスしたのですが、これはハズレでした。なんか身内の暗い題材を暗く重黒しく撮ったような映画ですね。小説自体も悪いのだと思います。自分的には最後まで見られず、途中で投げ出しました。

    次は「グッドナイト&グッドラック」です。

    “赤狩り”の猛威が吹き荒れた1950年代を舞台に、危機に瀕した自由を守るため、時の権力に敢然と立ち向かったキャスター、エド・マローと番組スタッフたちの姿を描いたジョージ・クルーニー監督作

    1953年、米ソの冷戦が激しさを増す中、アメリカ国内ではマッカーシー上院議員を旗頭に、国内の共産主義者の徹底した排除活動が行なわれていた。その標的は、いまや政府に少しでも楯突く者すべてに及んでいた。一般の市民はおろか、マスコミさえもが恐怖の前に沈黙してしまう。

    そんな中、CBSの人気キャスター、エド・マローとプロデューサーのフレッド・フレンドリーはある重大な決断をする

    これはジョージ・クルーニー 、製作にスティーヴン・ソダーバーグが加わっており、今、テアトルシネマでも上映しているしね。映像は引き締まって非常にカッコいい映画だとは思います。だけど、この題材は日本人にはちょっと向かないし、地味すぎると思います。

    しかしエド・マロー役のデビッド・ストラザーンは雰囲気ありありの人ですね。まるでサム・シェパード に匹敵する渋さですね。

    そして週末土曜日の夕食はこちらのお店です。もう40年来のお付き合いです。

    銀座百名店の「鳥ぎん」さんへ。もう外の行列は当たり前ですね。本日は4名で。

    まずはサッポロの黒ラベルです。

    串は、皮・ねぎま・レバー・つくね・砂肝・手羽先などを。こんな感じだよ。

    串が運ばれたら、すかさずここで”とり釜飯”を3つ注文です。ここで注文しとかないとダメだよ

    本日は興奮して、鳥釜飯の写真はなし。

    お会計は1万円なり。あー、美味しかった。ご馳走様でした。

    銀座の裏通りに妖しい光を放つ「ニュー鳥ぎん」さん、予約の段階ですでに羞恥プレー炸裂

     



  • 映画「セプテンバー5」、引き締まった編集でまるでサスペンス映画の緊迫感

    映画「セプテンバー5」、引き締まった編集でまるでサスペンス映画の緊迫感

    2025年2月15日(土)

    昨日の金曜日はイレギュラーな日でした。バレンタイン絡みではないよ。

    午前中は所有したいた投資用の区分所有マンションの決済日でそのために千駄ヶ谷の不動産屋さんへ。23年間保有していた西麻布の物件を売却しました、遂にね。

    まあ、あの“地面師”のドラマの影響もあり、昨今の書類はすごい量だね。

    そして驚いたのが、銀行から物件の代金が支払決済されて、自分の口座に着金があった数分後にその取引銀行から自分のスマホに連絡が。銀行曰く、“この入金はどうしてですか”との質問、自分は“不動産の売却代金で、今、その決済現場です”と回答。もちろん、了承ですが、昨今のメガバンクの対応すごいね。少しでもイレギュラーな入金・決済があればすぐに確認です。まあ、無事、取引完遂でよかったよ。

    本日の最大案件が終われば、ここは千駄ヶ谷。12時前です。やっぱり「野方ホープ」に行くしかないよね。カウンター席に案内です。

    ここはやっぱり不動産取引完了のご褒美として生ビールしかないね。つまみは無料の辛子もやしです。ラーメンは定番の“元(はじめ)”です。

    やっぱり普通に美味いよ、にんにくと中太の麺とスープの相性が抜群だね。

    そして、本日は午後から映画を見るために日比谷のTOHOシネマズへ。

    • 「セプテンバー5」

    1972年のミュンヘンオリンピックで起きたパレスチナ武装組織によるイスラエル選手団の人質テロ事件の顛末を、事件を生中継したテレビクルーたちの視点から映画化したサスペンスドラマ

    「HELL」のティム・フェールバウムが監督・脚本を手がけ、報道の自由、事件当事者の人権、報道がもたらす結果の責任など現代社会にも通じる問題提起を盛り込みながら緊迫感たっぷりに描く。

    1972年9月5日。ミュンヘンオリンピックの選手村で、パレスチナ武装組織「黒い九月」がイスラエル選手団を人質に立てこもる事件が発生した。そのテレビ中継を担ったのは、ニュース番組とは無縁であるスポーツ番組の放送クルーたちだった。

    エスカレートするテロリストの要求、錯綜する情報、機能しない現地警察。全世界が固唾を飲んで事件の行方を見守るなか、テロリストが定めた交渉期限は刻一刻と近づき、中継チームは極限状況で選択を迫られる

    出演は「ニュースの天才」のピーター・サースガード、「パスト ライブス 再会」のジョン・マガロ、「ありふれた教室」のレオニー・ベネシュ。第82回ゴールデングローブ賞の作品賞(ドラマ部門)ノミネート、第97回アカデミー賞の脚本賞ノミネート。

    2024年製作/95分/G/ドイツ・アメリカ合作
    原題または英題:September 5

    大変おもしろいよ。この事件を描いた映画ではスピルバーグの「ミュンヘン」が有名ですが、こちらの方が引き締まった構成で臨場感があり、秀逸だと思います。

    ショーンペンもプロデューサーに入っています。

    題材としては使い古されている出来事ですが、どこに視点を置くかでまた違った”この出来事”に対しての歴史的な位置付けもわかってきます。

    とにかく脚本も上手出来、編集も素晴らしく、引き締まったサスペンスを観ているようでした。

    帰りには、テレ朝の有働Timesから、この映画についてのコメントを求められたよ。

    不動産の抵当権抹消手続きは自分で簡単にできるよ、大江英樹さんに教えられた

     



  • 映画「Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふたり」は観終われば背筋が伸びるよ

    映画「Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふたり」は観終われば背筋が伸びるよ

    2025年2月13日(木)

    昨日はまず朝、前回のかかりつけ医による指示の元、MRI検査に近くの専門病院へ。このMRI検査、すでに5回以上は行っていますが、自分には苦手なんだね、内視鏡検査よりイヤなんだね。

    何故なら、あの狭い空洞に入るのが耐えられないのです、いかに目を開けないかが勝負です。本日は肝臓系の腹回りのMRIです。何か見つかれば、それはそれで早期発見になるものね。

    空洞に入ったのは20分間。病院へ入館から出るまで丁度1時間でしたよ。

    朝食抜きだったので、病院を出ればまずは「富士そば」で“てんぷらそば”をいただきます。

    そして、恒例の映画館に向かいます。本日は日比谷のテアトルシネマへ。観た映画はこちら。

    • 「Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふたり」

    70席ほどの小さい小屋でしたが、9割むほど埋まっていてビックリ。

    マレーシアの首都クアラルンプールを舞台に、最下層の街で支えあって生きてきた兄弟の過酷な運命を描き、世界各地の映画祭で数々の賞に輝いたマレーシア・台湾合作映画

    クアラルンプールのプドゥ地区にあるスラム街。不法滞在者2世などさまざまな国籍や背景を持つ貧困層の人々が暮らすこの地域で、身分証明書を持たないアバンとアディは兄弟として育った。

    ろう者のアバンは市場の日雇い仕事で堅実に生計を立てているが、アディは裏社会とつながっており危険と隣りあわせの日常を送っている。そんなある日、アディの実父の所在が判明し身分証明書発行の可能性が出るが、ある事件が兄弟の未来に暗い影を落とす。

    台湾の人気俳優ウー・カンレンが兄アバンを熱演し、2023年・第60回金馬奨で最優秀主演男優賞を受賞。マレーシアのスター俳優ジャック・タンが弟アディを演じた。「ミス・アンディ」などの社会派作品をプロデュースしてきたジン・オングが長編初監督・脚本を手がけた。

    2023年製作/115分/PG12/マレーシア・台湾合作
    原題または英題:富都青年 Abang Adik

    これはなかなか厳しい映画というか、力作ですね。前半の軽さ、後半の重さというか重い展開、些細な伏線も全部つながっているのね。例えて言うと、後半は遠藤周作の宗教小説のような感じかな。お兄さんのあの秘密の入れ方がうまいね。

    丁度1月前にクアラルンプールに滞在していたのでリアルな感じでした、バックには富の象徴のペトロナス・ツインタワーがね、貧富の象徴が皮肉

    久しぶりに背筋を伸ばさないといけない映画を観ました、オススメです。

    観終われば久しぶりに“パーコーだんだん麺”が食べたくなったんだね。

    14時過ぎに日比谷の「はしご」さんへ

    ビールと無料の刻みタクワンの組み合わせが最高なんだね。やっぱり、パーコーだよね

    世界の食通を唸らせたクアラルンプールは「金蓮記」の黒光りする福建麺(ホッケン・ミー)

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  • 映画「リアル・ペイン 心の旅」は全編ショパンが流れ、非常に良質な映画

    映画「リアル・ペイン 心の旅」は全編ショパンが流れ、非常に良質な映画

    2025年2月12日(水)

    昨日の11日が祝日であるとは不覚でした。毎日が日曜日の自分にとっては、全く意識していませんでした。

    映画館のサイトを観て、軒並み売り切れの表示を見て初めて祝日と気づきました。

    そんな祝日の朝。家族から朝食はコメダ珈琲に行かないかとの提案。ホテルのビュッフェは高すぎるので却下ですが、コメダ珈琲ならOKということで、近くのお店へ。

    朝の9時過ぎです。半年ぶりの訪問かな。

    自分は大きめのコーヒーに朝食ブレッド(玉子ペースト付)でね。連れ二人は普通のトーストに“あずき”と“玉子ペースト”です。

    だけど朝の都心のコーヒー店、いろんな人がいるね。お会計は3,300円なり。ホテルの朝食と比較すればかなりリーズナブルです。

    そして、この後の予定です。3連休ではないので、いつもと同じ日常です。

    比較的混んでなさそうな映画を日比谷へ

    本日観た映画はこちら。

    • 「リアル・ペイン 心の旅」

    「僕らの世界が交わるまで」で監督デビューを果たした俳優ジェシー・アイゼンバーグが監督・脚本・製作・主演を務め、第97回アカデミー賞で脚本賞と助演男優賞にノミネートされたロードムービー

    ニューヨークに住むユダヤ人のデヴィッドと、兄弟のように育った従兄弟ベンジー。現在は疎遠になっている2人は、亡くなった最愛の祖母の遺言によって数年ぶりに再会し、ポーランドのツアー旅行に参加することに

    正反対な性格のデヴィッドとベンジーは時に騒動を起こしながらも、同じツアーに参加した個性的な人たちとの交流や、家族のルーツであるポーランドの地を巡るなかで、40代を迎えた自身の生きづらさに向きあう力を見いだしていく

    アイゼンバーグがデヴィッド、テレビドラマ「メディア王 華麗なる一族」のキーラン・カルキンが従兄弟ベンジーを演じ、第82回ゴールデングローブ賞で助演男優賞を受賞。第97回アカデミー賞でも助演男優賞にノミネートされた。共演は、「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」の監督としても知られる俳優ウィル・シャープ、「フェリスはある朝突然に」のジェニファー・グレイ。「僕らの世界が交わるまで」に続いて俳優のエマ・ストーンが製作に名を連ねた

    2024年製作/90分/PG12/アメリカ
    原題または英題:A Real Pain

    良い映画でした。性格の違ういとこ同士がおばあちゃの故郷を尋ねる話ですが、実はこの男同士の生き方の違いを監督は表したかったのかな、結論的にはもっと奔放に自由に行きた方がいいよと。キーラン・カルキンが演じた従兄弟ベンジーのように、短絡的かな。

    強制収容所はその話しの伏線なのかな。自分はポーランドに行ったことはありませんが、街の様子や雰囲気を見れたのは儲けものでした。音楽が良かったよ、全編やっぱりショパンだもの。あまり期待していない映画でしたが、良作でした、オススメです。

    観終われば、休日でも空いている日本橋の「ますたに」さんへ

    本日もビールとラーメンで幸福度アップでした。

    良い建国記念日の祝日でした。

    銀座の四丁目交差点近くの老舗喫茶店「トリコロール 本店」で朝食を、カフェオレはミルクとコーヒーの割合を聞かれるよ

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  • 映画「ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女」は時代に踊らされた女の一代記

    映画「ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女」は時代に踊らされた女の一代記

    2025年2月11日(火)

    昨日は週の初め、まずは映画のお話しから。昨日観た映画はこちら。少し小ぶりなこの映画。

    • 「ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女」

    渋谷のテアトルシネマでね。話しはこんな感じ。

    「水を抱く女」で第70回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞したドイツの俳優パウラ・ベーアが主演を務め、ナチスの密告者となったユダヤ人女性の実話をもとに描いたドラマ

    1940年、ベルリン。ユダヤ人である18歳のステラ・ゴルトシュラークは、アメリカでジャズシンガーになることを夢見ていた。3年後、工場で強制労働の日々を送っていた彼女は、ユダヤ人向けの偽造パスポートを販売するロルフと出会い、恋に落ちる。家族や同胞たちが隠れて生活するなか、ステラはロルフの手伝いをしながら街を自由に歩きまわっていた。

    やがてゲシュタポに逮捕された彼女は、アウシュビッツへの移送を免れるため、ベルリンに隠れて暮らすユダヤ人の逮捕に協力する。生き延びるために密告者となった彼女は、戦争が終わると裁判にかけられることになり……。

    共演は「ミュンヘン 戦火燃ゆる前に」のヤニス・ニーブナー、「帰ってきたヒトラー」のカーチャ・リーマン。「ぼくは君たちを憎まないことにした」のキリアン・リートホーフが監督を務めた。

    2023年製作/121分/PG12/ドイツ・オーストリア・スイス・イギリス合作
    原題または英題:Stella. Ein Leben.

    自分の正直な感想。ステラの行動自体はその時代であり、責められるべきものではないのでは。ステラという女性の一代記だね。ただ、映画としては主演の女優さんにもう少し色気というか華があったならもっといい映画になったと思います。例えば、マリオン・コティヤールなんか最適だと思うのですが。

    あと登場人物が多くて、特にユダヤ側、誰が誰だか混乱するよね。もう少し整理した脚本だったら良かったのにね。自分の評価としてはそんなに悪くはないけど、まあまあかな。監督の力量の問題だと思います、キッパリ。

    赤い口紅を引くのは、“ジェシカ・チャステイン”が最高です。

    観終わればここは渋谷。週初めの月曜日ならここに行くしかありません。

    道玄坂の老舗町中華「喜楽」さんへ。12時丁度で7-8名ほどの待ちです。

    本日も1階のカウンター席で。そして注文はチャーシュー麺(1,000円)です。

    本日も良い1日でした。ご馳走様でした。

    これを観ずに死ねるか「情熱のシーラ」は原作良し、ロケ場所良し、時代背景良し、主人公の設定良し、近年見たドラマでは最高