カテゴリー: 夕食

  • やっぱりヨルゴス・ランティモスは天才で大変態、今宵も六本木の中国飯店にて

    やっぱりヨルゴス・ランティモスは天才で大変態、今宵も六本木の中国飯店にて

    2025年2月10日(月)

    まずは先週に観た映画のお話しから。

    自分がここ数年で一番才能のある監督ヨルゴス・ランティモスの映画とあってはね。今から15年前の映画です。やっぱりこの監督、変態で天才だよね。その映画とはこちら。渋谷のル・シネマにて。

    • 「籠の中の乙女」

    「哀れなるものたち」「女王陛下のお気に入り」などで知られるギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモスが、2009年に手がけた長編第3作。妄執にとりつかれた両親と純真無垢な子どもたちを主人公に、極限の人間心理を描く

    ギリシャ郊外に暮らすある裕福な一家は、外の汚らわしい世界から守るためと、子どもたちを家の中から一歩も出さずに育ててきた。厳格で奇妙なルールの下、子どもたちは何も知らずに成長していくが、ある日、年頃の長男のために父親が外の世界からクリスティーヌという女性を連れてきたことから、家庭の中に思わぬ波紋が広がっていく。

    2009年・第62回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でグランプリを受賞し、第83回アカデミー賞ではギリシャ映画として史上5本目となる外国映画賞にノミネートされた。日本では2012年に劇場公開され、ランティモス監督作の劇場初公開作品となった(長編1、2作目は日本では劇場未公開)。2025年1月、4Kレストア版でリバイバル公開。

    2009年製作/96分/R18+/ギリシャ
    原題または英題:Dogtooth

    超変態映画で監督が何を訴えたいのかもわからない映画ですが、最後まで観させる力技、まさしく変態です。映画は訳がわかりませんが、天才だと思いました。この魔力であのエマ・ストーンも闇に落ちたのかな。傑作だとかの論評はできない作品ですが、監督のダークな才能を見せつける作品です。まあ、良い悪いは別にして現代No.1の変態監督です。

    そして、週末の土曜日の夕食です。我が家の定番の本格中華のお店と言えばここ。六本木の「中国飯店」です。半年ぶりの訪問から。どうしてこんなにインターバルが空いたのかな。

    19時に3名で訪問です。まずはサッポロの黒ラベルです。

    そして、注文はいつもの我が家の黄金メニューのはずだったのですが。

    定員さんから、春節で調理人がまだ帰ってきていないので、小籠包と胡麻団子はできないとのこと。というわけで本日はこんなメニューになりました。

    • 干し貝柱とシャンツァイと押し豆腐の和え物
    • 里芋の葱油炒め
    • 焼売と餃子(これ小籠包の代わり)
    • 黒酢の酢豚
    • 松の実のせ牛挽き入り醤油味チャーハン(通称“黒いチャーハン”)
    • 白玉団子(胡麻団子の代わり)

    やっぱり厨房が平常モードでないからか、豆腐の和え物のシャンツァイの切り方が違っていたものね。それと焼売は大ぶりで大変美味でした。定番メニュー無に入れていいかもレベルです。最後はやっぱり胡麻団子でないと閉まらないね。

    本日も美味しゅうございました。ご馳走様。

    日本で一番うまい小籠包は「中国飯店」かな、リー・マーヴィンの渋さに参ったね

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  • 主治医からコレステロール値の警告、アルコールをやめれないかと打診、ダメです

    主治医からコレステロール値の警告、アルコールをやめれないかと打診、ダメです

    2025年2月7日(金)

    木曜日はいつものとおり、1週間で唯一、ルーティーンのある日です。

    本日は予定外の行動が午前中に。

    1ケ月に行く主治医から呼び出しが。採血の結果が悪く、コレステロールが高いのでMRIと薬を1つ追加です。“本当はアルコールをやめればいいんだがな”とのご卓越、“だけどやっぱり無理だよな”で落ち着きました。というわけで来週はMRI検査です。腹回りのね。

    そして、次は銀座にある絵画教室は13時から2時間です。

    今は展覧会出品用に自分で選んだ景色を全8回で描いているのですが、本日はその5回目。デッサンをコピーし、水彩で試しの塗りです。こんな感じの絵になったよ。まだ、試しですが。本当は“”永沢さとし先生のような鮮やかな色調にしたいのですが、先生から注文です。

    来週から2回をーで本番の絵に絵塗りをします。

    お絵描きが終われば、これまたいつもの遅いランチです。

    銀座の老舗ラーメン店の「共楽」さんへ。本日も行列なしです。いつものようにビールとサービスの“たけのこ”で喉を潤します。 ビールを飲み終わる頃に、“麺お願いします”のコールです。 いつものように、“ワンタンメン”です。

    だけど今月初めから麺類はすべて50円の値上げです。しかたないね。

    本日も渾身の一杯でした。

    土曜日の夕食です。

    先々週の土曜日は、毎月定点観測のように月一で通っている六本木の「おつな寿司」さんへ。19時に2名で訪問です。本日も大将の前のカウンター席です。

    だけど本日は大将も若大将もその雰囲気が違うんだね。今月からマスクを外すことにしたとのこと。それで雰囲気が変わったんだね。

    そんなことはさて置いて、まずは黙ってサッポロの黒ラベルからです。

    本日のつまみは、まずは“魚の子の煮付け”です。これ、自分は子供の頃からの大好物なんだね、萩出身なので。ビールといただく煮付け、超美味しです。2品目は“イカの煮付け”です。中に詰め物がしてあります。ビールが進む肴2品でした。握りに入る前から、芋焼酎のお湯わりになっています。危険なつまみです。

    今日の握りです。まずは前半戦。

    • いか
    • ひらめ
    • ホタテ
    • 炙りキンメ
    • 赤身

    ここで、茶碗蒸しで仲入りです。後半戦です。

    • ボタン海老
    • 大トロ
    • 玉子焼き
    • いくら
    • 鉄火巻(中は大トロ)
    • おつな名物“いなり寿司”
    • 穴子

    最後は“アイスもなか”で締めです、芋焼酎は3杯でした。

    今日はつまみ2品と大トロが出色でした。ご馳走様でした。

    赤坂の老舗名店「志乃ぶ寿司」で再度ドボン、きっかけはお店に預けている“My 塩”でシャリ玉を食べるお客さんに引きづられて

     



  • 10年ぶりの銀座の「煉瓦亭」、スパゲティナポリタンに涙したよ、あの空間変わってないよ

    10年ぶりの銀座の「煉瓦亭」、スパゲティナポリタンに涙したよ、あの空間変わってないよ

    2025年2月6日(木)

    本日もまずは映画のお話しから。

    先週末から新しいラインナップになった「午前十時の映画祭」ですが、今回はこのお目当ての映画を観に行ったよ。

    • 「戦場にかける橋」

    日本軍捕虜収容所を舞台に、人間の誇りと尊厳、戦争の虚しさを訴えた大作。

    『逢びき』(45)、『大いなる遺産』(46)、「午前十時の映画祭」でも上映された『旅情』(55)などで、すでに世界的な評価を受けていたデヴィッド・リーン監督は、この作品の大ヒット、アカデミー賞・作品賞、監督賞ほか7部門の受賞により、真の巨匠の地位を確立した。

    1943年、ビルマ。ニコルソン大佐(アレック・ギネス)率いる英国軍捕虜が収容所に移送されてきた。所長の斉藤大佐(早川雪洲)は、彼らに米軍捕虜のシアーズ中佐(ウィリアム・ホールデン)らと共にクワイ河に架ける橋の建設現場で働くことを強要する。捕虜たちに生き甲斐を与えようと考えていたニコルソンはこれを承諾、工事は着々と進んでいたが、収容所を脱走したシアーズの手引きによって、連合軍による橋の爆破計画が進行していた

    おそらく20年ぶりぐらいに観ましたが、いろいろ忘れているところがあって大変新鮮でした。前半は収容所での心理戦なんだね。やっぱりアレックス・ギネスは名優だと確信しました。

    最後は橋が爆破されるところは忘れていませんでしたが、登場人物はああなるのね。

    デヴィッド・リーンの最高作は「アラビアのロレンス」だと思いますが、堪能させていただきました。現代にはこれだけの格調ある作品を作れる監督はいなくなったね、「大いなる西部」のワイラー然り

    話題は変わって、週末の土曜日の夕食の話題です。

    思うところがあって今回は銀座の「煉瓦亭」に行きました、10年ぶりぐらいかな

    2名で訪問です。土曜日の19時でしたが、1階のテーブル席に空きがありました。もう地下は閉鎖されたんだね、荷物置き場になったとのこと

    まずはビールです。瓶ビールはサッポロの赤星なんだね。老舗の矜持

    本日の注文は煉瓦亭ならド定番の王道のこの3つ

    • ポークカツレツ
    • スパゲティナポリタン
    • 元祖オムライス

    こんな感じでテーブルに勢揃い。まずはナポリタンから。普通のナポリタンとは違うソース味を強く感じさせるお味です、これは美味いね。具のハムの大きいのも変わっています。

    このナポリタンは他の店では味わえないね。

    そしてポークカツレツ。これも肉厚のカツでとんかつ専門店にも負けない上質のカツレツです。

    それに比べてオムライスは王道のオムライスですが、あまり感動はなかったかな、味の違いのインパクトがなかったのでね。

    ビールも2本飲んでお会計は1万円です。久しぶりに銀座の老舗レストランの矜持を感じました。だけど、やっぱり内装は昭和感があるよね、それが味と言えば味ですが。

    “だけどナポリタン、美味し”

    「アラビアのロレンス」を二度観み、ピーター・オトゥールの妖しさはLGBTぽい

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  • 12月入り、六本木「おつな寿司」へ、つまみの“フグの骨の天ぷら”に参ったね

    12月入り、六本木「おつな寿司」へ、つまみの“フグの骨の天ぷら”に参ったね

    2024年12月2日(月)

    とうとう12月になったね、今年もう1回バンコクにでも行こうかな、妄想中。

    週末はこの映画を2本ね。今週はバツを引いたかな。

    • 「エージェント:アンヌ」(amazon prime)
    • 「GT MAX」(NETFLIX)

    まずは「エージェント:アンヌ」から。話しはこんな感じ。

    2008年。かつて諜報員だったアンヌは、スイスの山荘で身を潜めて暮らしてた。しかし、誰も知るはずがないその住処で、盗聴器を発見する。そんな中、多国籍メディアのNGOからアンヌ宛てに極秘の連絡が入る。米大統領候補オバマ氏の選挙顧問カン博士が、実はロシアのスパイだったというネタを突き止めたという。そして、その真相を知っているはずであるアンヌに対して、協力を要請してきたのだ。世界を揺るがす告発に関わったら命の危険に晒されると判断したアンヌは、その要請を断る。時を同じくして、アンヌがひとりで暮らす山荘に、何者かの気配が近づく―。それは、アンヌのかつての同僚であり恋人だった―。

    感想はバツでした。とにかくストーリーも分かり辛く、ドラマチックな演出もなしです。登場人物もほぼ主人公一人だけなんです。低予算映画なのかな

    続いて「GT MAX」、バイク好きにはたまらない映画なんだろうけど、自分的にはストーリーが少し陳腐すぎやしないか。まあ、パリが舞台なので、映画は華やかなんだろうけど。

    これもバツかな。この週末の2本はダメだったね、こんな週末もあるさ。

    そして、土曜日の夕食です。月も変わったので3週間ぶりに六本木の「おつな寿司」さんへ。本日はカウンター席で2名。本日はテーブル席も含めて満員御礼でした。

    まずは黙ってサッポロの黒ラベルからです。本日のつまみは、まずはマグロの煮付けです。これは前回と同じ。2品目はかなり貴重なものを出してもらったよ。“フグの骨の天ぷら”です。

    骨の周りにフグの身が付いていて、これがうまいの何の、正にしゃぶり尽くしです。

    これと芋焼酎のお湯わりで大満足の出足でした。美味し。

    今日の握りです。まずは前半戦。

    • いか
    • ひらめ
    • 貝(何貝か失念、いつもはホタテなんだけどね、サービスで)
    • たまご(丁度、焼き上がったところだったので)
    • あじ
    • 赤身まぐろ

    ここで、茶碗蒸しで仲入りです。後半戦です。

    • ボタン海老
    • 大トロ
    • いかの塩辛(これサービス)
    • いくら
    • 鉄火巻
    • おつな名物“いなり寿司”

    本日は穴子の写真が見つからないのです。食べたかな。

    最後は“アイスもなか”で締めです。

    今日も豪華なラインナップでした。大トロ、うまかったな

    映画「ザ・ユニオン」の舞台、アドリア海の奥に位置するイストリア半島の素晴らしさ

     



  • アラン・ドロン 追悼特集「太陽がいっぱい」の舞台が架空の街だったとは

    アラン・ドロン 追悼特集「太陽がいっぱい」の舞台が架空の街だったとは

    2024年11月12日(火)

    週初めはまずは映画のお話しからです。

    先週末から1週間ほど、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下でこの特集をやっています。

    • アラン・ドロン 追悼上映 Adieu(さらば) アラン・ドロン

    というわけで先週金曜日と昨日はこの2本を観に行ったよ、何回も観ていますが、劇場の大画面では初めて観ます。

    • 「太陽がいっぱい 4Kレストア版」
    • 「冒険者たち」

    まずは「太陽がいっぱい」からです。新しい発見があるよね。

    この映画の主舞台とも言うべきイタリアの「モンジベッロ」(mongibello)は実在しない街なのですね。調べたところによると、ナポリ近郊の港町と設定されており、リゾート地ポジターノがモデルとのこと。何か親近感が湧いてきました、アマルフィ・ポジターノとくればね。

    因みにmongibelloはエトナ火山のシチリア方言で“美しい山”という意味だそうです。

    ということはローマ・テルミニからモンジベロまでのあの時刻表は映画のために作ったのか、思いました。そして、原作がパトリシア・ハイスミスだけあって、細部の細かいプロットには感心しました。やっぱり良い映画

    次は「冒険者たち」。監督のロべール・アンリコの代表作ですね。原作はジョゼ・ジョヴァンニ。これはやっぱり主役はリノ・ヴァンチュラだね。存在感がすばらしい。

    パリの大空、煌めくアフリカの海、そして海底に眠る財宝…… 三人の男女の愛と友情を描いたロマンあふれる青春レクイエム!

    やっぱり後味の良い映画はすばらしい。

    同じロべール・アンリコ監督なら、「追想」も超おすすめだよ。

    そして週末の土曜日の夕食です。1ケ月に1回定期的に通う六本木の「おつな寿司」です。

    本日は珍しく4名で訪問です、ちょっと訳ありでね。というわけで初めてのテーブル席です。

    まずはサッポロの黒ラベルからです。そして本日のつまみ2品は“マグロ煮”と“ブリしゃぶ”です。自分の好きな貝系はなかったね、少し残念。

    今日の握りです。カウンターではないのでお皿に2貫づつの提供です。

    まずは前半戦。

    • ひらめ
    • いか
    • ホタテ
    • あじ
    • 赤身まぐろ

    ここで、茶碗蒸しで仲入りです。後半戦です。

    • ずわいかに
    • 大トロ
    • いくら
    • たまご
    • 鉄火巻
    • おつな名物“いなり寿司”
    • あなご

    最後はいつものように“アイスもなか”だよ。本日は話しに夢中になり、芋焼酎のお湯割りは2杯、お会計もいつもより若干安め、酒の功名でした。

    [ナポリ旅行記4]ナポリからアマルフィ日帰り観光、サレルノ経由がベスト

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  • 「ジョイランド わたしの願い」は良質な映画、パキスタンの社会は窮屈だね

    「ジョイランド わたしの願い」は良質な映画、パキスタンの社会は窮屈だね

    2024年10月29日(火)

    本日は毎月恒例のANAのキュンの日だね。

    そんなことはさておいて、まずは映画のお話しから。

    昨日、渋谷のテアトルシネマに観に行った映画はこちら。

    • 「ジョイランド わたしの願い」

    めずらしいパキスタンを舞台にした映画です。

    パキスタンで伝統的な価値観に縛られながら暮らす若い夫婦が、自分らしく自由に生きたいと願い揺れ動く姿を描いたドラマ

    パキスタンで2番目の大都市である古都ラホール。保守的な中流家庭ラナ家の次男ハイダルは失業中で、メイクアップアーティストの妻ムムターズが家計を支えている。ハイダルは家父長制の伝統を重んじる厳格な父から、早く仕事を見つけて男児をもうけるようプレッシャーをかけられていた。そんなある日、ハイダルは就職先として紹介されたダンスシアターでトランスジェンダー女性ビバと出会い、そのパワフルな生き方にひかれていく。

    監督は、本作が長編デビューとなる新鋭サーイム・サーディク。本国パキスタンではLGBTQを描いたことで保守系団体の反発を受けて政府から上映禁止命令が出されたが、監督・出演者たちの抗議活動やノーベル平和賞受賞者マララ・ユスフザイらの声明によって撤回された。2022年・第75回カンヌ国際映画祭にパキスタン映画として初めて出品され、「ある視点」部門審査員賞とクィア・パルム賞を受賞。

    2022年製作/127分/G/パキスタン
    原題または英題:Joyland

    非常に上質で余韻を引く映画でした。予告編は観た限り、もう少しドラマ性のない同性愛を描いた映画かなと思っていましたが。展開もおもしろく、パキスタンの家族社会の窮屈な姿がよくわかりました。インドと隣接していますが、インド映画恒例の踊りと歌はないのね、パキスタン。

    上映館は少ないですが、意識高い系の人には絶対おすすめの映画です。自分は意識高くないですが、非常に好感を持ちました。

    そして週末は土曜日の夕食です。本日は新しく出来た赤坂のスペイン料理のバルへ

    • 「PINCHOS TIGER」
    • 港区赤坂2-12-13

    1週間前を通った時、感じがよさそうだったので。2名ですが、予約して訪問しました。

    店内はテーブル席が3つとカウンターだれの小さいバルです。男性1名で料理とホールを担当されています。ちょうど良い感じかな。

    まずは生ビールです。最初に注文したのはこの3品。

    • おまかせピンチョス3種盛り
    • ハモン・セラーノ(400円、メニューに原価出しと記載あり)
    • 海の幸のフリット

    突き出しで、日本で言う魚の南蛮漬けが出ます。(1人500円)これもビネガーが効いて、うまし。だけど出色なのは“ハモン・セラーノ”です。これ普通のレストランなら1,800円でもOKなのでは。ボリュームといい味といいすばらしい。お店の横で切り出しです。これはあまりの美味にもう一皿注文です

    サクッとワイン2杯飲んで、このハモン・セラーノ、たまりません。

    リピ必死のお店になりました。2人でお会計は6,900円。すばらしいです。

    別所哲也さんもお薦めのスペインのギタリスト、カニサレス。ほぼコンサート完売とは日本の観客はすごいな。

     



  • ウォン・カーウァイの「恋する惑星」、自分には響かなかったよ、どうしてかな

    ウォン・カーウァイの「恋する惑星」、自分には響かなかったよ、どうしてかな

    2024年10月21日(月)

    週末はいつものように自宅でDVDを2本鑑賞です。そして観た映画はこちら。

    どちらも旧作です。

    • 「マンボ・キングス/わが心のマリア」
    • 「恋する惑星」

    「マンボ・キングス」の方は確か先日のラジオでロバート・ハリスさんが自分の恋愛映画のベスト2に挙げられていたのでね。まあ、アントニオ・バンデラスに外れなしの自分の格言を信じて

    だけど、主演はお兄ちゃん役のアーマンド・アサンテなのかな。

    ’53年、キューバからNYへやって来たセサールとネスターのカスティーヨ兄弟は当地のクラブ・シーンに喰い込み、徐々に頭角を現す。歌手の兄はタフなセックス・アピールと美声を武器に、アメリカを楽園のように思い、享楽の人生を望むが、トランペッターで作曲担当の弟は違う。かつてキューバで激しく愛しあい、冷たくつき放されたマリアの面影に縛られながら、新生活で出会ったドロレスと堅実な家庭を育むことでそれを断ち切ろうとしていた。いつしか兄弟は何かと反目しあうようになる……。

    まあストーリーは安易でリアルさがないのが残念です。音楽はすばらしいですが。若いアントニオ・バンデラスを見れるだけでもいいか、だけど若い頃から面魂はいいよね。

    一度はキューバに行ってみたいもんだね。

    一方「恋する惑星」はかのウォン・カーウァイ先生の出世作。自分はまだ観ていなかったのでね。

    香港を舞台に若者たちのすれ違う恋模様をスタイリッシュに描き、ウォン・カーウァイ監督の名を一躍世界に知らしめた群像ラブストーリー

    エイプリルフールに失恋した刑事223号は、振られた日から1カ月後の自分の誕生日までパイナップルの缶詰を毎日買い続けている。恋人を忘れるため、その夜出会った女に恋をしようと決めた彼は、偶然入ったバーで金髪にサングラスの女と出会う。一方、ハンバーガーショップの店員フェイは、店の常連である刑事633号あての手紙を店主から託される。それは刑事633号の元恋人からの手紙で、彼の部屋の鍵が同封されていた。彼に淡い恋心を抱くフェイは、その鍵を使って部屋に忍び込むが……。

    刑事223号を金城武、刑事633号をトニー・レオンが演じる。第14回香港電影金像奨で最優秀作品賞など3部門を受賞した。1995年に日本初公開。

    1994年製作/100分/G/香港
    原題または英題:重慶森林 Chungking Express

    自分的にはあまり響かなかったね、この映画は。スタイリッシュさと音楽だけが目立って、ストーリーというストーリーはないんだね。自分的にはウォン・カーウァイは傑作と凡作の振れ幅が大きい監督だと思います。

    観終われば、1ヶ月ぶりに六本木の「おつな寿司」へ

    まずはサッポロの黒ラベルで喉の渇きを潤します。本日のつまみは、“まぐろ煮付け“と“ぶりしゃぶ“です。ビールと美味いつまみ、これだけで来た甲斐があります。

    今日の握りです。まずは前半戦。

    • いか
    • ほたて
    • たまご(焼き上がったのが来たので、順番を変えてね、熱々を)
    • たい
    • さば
    • 赤身まぐろ

    ここで、茶碗蒸しで仲入りです。後半戦です。

    • ボタンエビ
    • 大トロ
    • いくら
    • 鉄火巻
    • おつな名物“いなり寿司”
    • あなご

    最後のデザートはアイスもなかで。

    本日もご馳走様でした。美味しかったー

    「花様年華」は香港映画の超傑作、ウォン・カーウァイの才能に最敬礼、小津だね

     



  • 映画「 アウトレイジ 最終章」、何だかトーンダウンしていくよね、ゴットファーザーと同じ

    映画「 アウトレイジ 最終章」、何だかトーンダウンしていくよね、ゴットファーザーと同じ

    2024年10月7日(月)

    週末はいつものように恒例のDVD視聴です。今週はこの2本。

    • 「さらば復讐の狼たちよ」
    • 「 アウトレイジ 最終章」

    「さらば復讐の狼たちよ」を選んだのは、ただチョウ・ユンファが目当てです。中国で大ヒットしたというしね。

    中国では「レッドクリフ」などを抑え歴代興行収入ナンバーワンに輝いたというエンターテイメント作品。「鬼が来た!」「陽もまた昇る」のチアン・ウェンが監督と主演を務めている。もう一人の主役はハリウッドでも活躍中のチョウ・ユンファ

    だけど、この映画は大失敗。シリアスなアクションものではなく、コメディタッチなのね。さすがの自分でも冒頭15分で諦めて視聴中止です。

    続いて、「 アウトレイジ 最終章」です。話しはこんな感じ。

    《関東【山王会】vs.関西【花菱会】》の巨大抗争後、大友(ビートたけし)は韓国に渡り、日韓を牛耳るフィクサー張会長(金田時男)の下にいた
    そんな折り、取引のため韓国出張中の【花菱会】幹部・花田(ピエール瀧)がトラブルを起こし、張会長の手下を殺してしまう。
    これをきっかけに、《国際的フィクサー【張グループ】vs.巨大暴力団組織【花菱会】》が一触即発の状態に
    激怒した大友は、全ての因縁に決着をつけるべく日本に戻ってくる。時を同じくして、その【花菱会】では内紛が勃発していた……。

    まあ悪くはないけど、1と2に比べるとスケールがだんだん小さくなるね。しかし名高達男、なんか迫力のないボスだよね。

    そして、「さらば復讐の狼たちよ」のかわりに観たのがamazonプライムでのこちら。

    • 「キラーヒート 殺意の交差」

    この作品は現代的なノワール・スリラーだ。ギリシャのクレタ島で起きた不審死の調査に、外国人の私立探偵(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が雇われる。被害者の有力な家族の間には、根深い嫉妬が渦巻いていた。

    ジョセフ・ゴードン=レヴィット, シェイリーン・ウッドリー, リチャード・マッデン

    まあクレタ島が綺麗で、まあまあの映画かな。舞台は素晴らしいね。悪くない映画です。

    土曜日の夕食はこちら。久々に赤坂でうなぎです。「ふきぬき」さんへ。本日は2名でね。

    まずはビールで喉を湿らせます。本日のつまみは”煮凝り“です。ビールによく合うんだね

    そして、鰻重はいつものように一番お安い「梅」です。自分たちにはちょうど良い量加減なのでね。今日は店員さんと楽しいおしゃべりをしながらの夕食と相成りましたよ。

    ご馳走様でした。

    荻上直子が監督の「波紋」、伊丹十三亡き後、もっとも才能のある監督、西加奈子の「サラバ」だね

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  • 一ツ木通りの「赤坂中華 わんたん亭」は深夜の小腹空きの締めには最高だよ

    一ツ木通りの「赤坂中華 わんたん亭」は深夜の小腹空きの締めには最高だよ

    2024年9月27日(金)

    木曜日はいつものとおり、1週間で唯一、ルーティーンのある日です。

    銀座にある絵画教室は13時から2時間です。 今回も価格の高い水彩用紙(ウォーターフォード)を使って、水彩画の“にじみ”や“かさね”の技法で空を描く練習が続いています。

    本日は全3回のコース、「空の表現 応用」の2回目です。写真を選んで、自分の感性で描いていきます。本日も小さい絵ですが、こんな感じの絵を2つ描きました。だんだん袋小路に入るね。

    そして、お絵描きが終われば、これまたいつもの遅いランチです。 これもルーティーン、銀座の老舗ラーメン店の「共楽」さんへ。今日は一番奥のカウンター席です。今日は注文をとってくれる中国のおばちゃんがいません。中国へ帰省なのかな。ヘルプの女性の方が大変そうでしたね。そんな時でも、まずはビールから。ビールを飲み終わる頃に、“麺お願いします”のコールです。 いつものように、“ワンタンメン”です。 今日も渾身の一杯でした。

    今日の本題は先週末の土曜日の夕食のレストランです。

    新規開拓のお店に言ってみたよ。そのお店とは、赤坂は一ツ木通りに今年2月にオープンしたこちら。

    • 「赤坂中華 わんたん亭」

    いつも赤坂を歩いていると気になっていたのでね。チープ感漂う店構えは最高。これに入口にダックが数匹吊るされていれば、もうこれ以上は望みませんの世界です。

    当然、ガチ訪問です、2名で19時に訪問です。責任者らしいフロアの男の人が日本人らしく、あとは厨房も含め中華系の人なのかな。

    注文はすべてQRコードを読み取ってスマホからです。

    まずはビールと定番の蒸し鶏です。メニューは非常に厳選されていて、一品料理は数品のみ。基本は点心と麺なのかな

    蒸し鶏(590円)は一番シンプルなものにしてみました。ビールのつまみとしては及第点感かな、この値段だもんね。そして点心を3点注文してみました。

    • 皿わんたん5個(636円)
    • 小籠包2個(409円)
    • 焼餃子3個(409円)

    お味の方はお値段も考えれば、まずまずかな。そんなに皮厚系の大陸風でもないしね。ビールは当然2杯目ももうすぐ終わりの頃。

    お腹も膨れてきたので、最期はこちらの名物らしい“鶏清湯わんたんスープ(醤油)10個”(954円)を注文です。2人でシェアです。

    まあ、これも及第点かな。飲んだ後の小腹に何か入れたい時のお店としては重宝しそうです。朝の4時まで営業しているしね、但し、お昼時は営業なし。

    ビール3杯飲んで、お会計は5千円ぴったり。

    繰り返しますが、これにダックの焼き物があればリピ必死だね。店長、お願いしますよ。

    代々木八幡の「宝味八幡」でダック・鶏足・排骨を喰らう、まるで香港の裏通りの夜だね、最高!

     



  • 「おつな寿司」で日本プロ野球の至宝とお並びカウンター、運動の大切さを力節し赤面

    「おつな寿司」で日本プロ野球の至宝とお並びカウンター、運動の大切さを力節し赤面

    2024年9月16日(月)

    世の中は3連休の真っ只中です。まあ自分たちには関係ありませんが。いつもと同じように過ごします。自宅で土日にDVDを1本づつ。

    • 「暗殺の詩/知りすぎた男どもは、抹殺せよ」
    • 「ザ・ガーディアンズ 報復」

    まずはこちらのロベール・アンリコ監督の「暗殺の詩」からです。話しはこんな感じ。

    ある国家機密を知ったデビッド(ジャン=ルイ・トランティニャン)は、保安機関に追われる中、山村に暮らすトマス(フィリップ・ノワレ)と妻のジュリア(マルレーヌ・ジョベール)に助けられる。
    夫婦はデビッドが無実であることを知り、彼の逃走に加担する。国境を越え、三人を乗せた車は走る、が…。

    監督:ロベール・アンリコ
    ●脚本:パスカル・ジャルダン
    音楽:エンニオ・モリコーネ
    出演:ジャン=ルイ・トランティニャン/マルレーヌ・ジョベール/フィリップ・ノワレ

    製作国:フランス、102分、1973年

    ロベール・アンリコの観ていない作品を探していたら、こちらを見つけたのでね。だけど観ている時に気づいたのですが、数年前に観たね、ボケたのかな。ロベール・アンリコと言えば、やっぱり「冒険者たち」。

    こちらの「暗殺の詩」もサスペンスフルで興味深い映画です。

    だけどどうしてフランスはデブ系の名優が多いのかね フィリップ・ノワレしか、ドパルデューしかり。やっぱり音楽にモリコーネの名前があると、その映画の品格が上がるね。

    「ザ・ガーディアンズ 報復」はオルガ・キュリレンコとハーヴェイ・カイテル狙いです。

    話しはこんな感じ。

    オルガ・キュリレンコとハーヴェイ・カイテルが初共演したアクション。ある日突然、闇組織に娘を誘拐されてしまったシングルマザーのカリーナ。同じ犯人により息子を人質に取られたインターポールの汚職検察官と協力し、子どもたちの奪還を試みるが…。

    イタリアの都市、バーリで展開する話しですが、あまりにも都合の良いアクション映画かな。オルガ・キュリレンコにはもっと上質なお金のかかった映画に出て欲しいな。

    そして土曜日は六本木の「おつな寿司」へ。19時に2名で訪問です。

    我々は一番奥カウンターです。まずは黒ラヘルの瓶ビールです。今日のつまみは、“煮貝”と“煮魚”です。このつまみは軽くていいね。

    今日の握りです。まずは前半戦。

    • ひらめ
    • いか
    • あじ
    • 赤身まぐろ

    ここで、茶碗蒸しで仲入りです。後半戦です。

    • 大きな海老
    • 大トロ
    • たまご
    • 鉄火巻
    • おつな名物“いなり寿司”
    • あなご

    そして今日の白眉の話しは、自分たちのお隣の2人組です。軽いお話しもしながら歓談します。

    その2人組はもう食べ終わり、30分ほどて帰られたのです そして、大将が言うにはあの人〇〇さんだよと。これには驚愕しました。日本人なら誰でも知ているあの人です。 プロ野球界の至宝。連れはその方に運動の大切さを力説していました。人生最大の赤面事件です。

    ご馳走様でした。

    モリコーネ大先生の最新刊の大著、「あの音を求めて モリコーネ、音楽・映画・人生を語る」を読破、タイトルからしびれるね

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  • 日本で一番うまい小籠包は「中国飯店」かな、リー・マーヴィンの渋さに参ったね

    日本で一番うまい小籠包は「中国飯店」かな、リー・マーヴィンの渋さに参ったね

    2024年9月9日(月)

    まずはどうでもいい話しから。9月9日と入力してピンと来たのです。

    今日はTOTOの日ではないですが(トイレの方ではないよ)。

    あの名曲「99」の日だね。

    脇道に逸れましたが、この週末をルーティーンのとおり2本のDVD鑑賞です。観たのはこちら。

    • 「特攻大作戦」
    • 「北国の帝王」

    主演はどちらもリー・マーヴィンです、そのとおり、今週は渋い俳優のリー・マーヴィン特集にしてみました。特に「特攻大作戦」は先週の日経の土曜日の映画欄で一押しされていたのでね。

    まずは「特攻大作戦」から。話しはこんな感じ。

    1944年、ヨーロッパ大陸侵攻直前のこと。米軍のライスマン少佐は、死刑、または無期懲役を宣告された凶悪な囚人たちによる部隊を編成し、敵軍のかく乱を行なうという特別作戦の指揮を命ぜられる。選ばれた12人はいずれも一筋縄ではいかない荒くれ者ばかり。そんな囚人部隊も、ライスマンの厳しい特訓のもと、次第に結束していく。そしてついに出撃の時が……。ロバート・アルドリッチ監督の代表作として知られる豪快な戦争アクション。リー・マービン以下、個性的なキャストが集結

    1967年製作/145分/アメリカ・イギリス合作
    原題または英題:The Dirty Doze

    まあ悪くはないけど、名作ではないね。何故なら、戦場にかける橋のようなスペクタルがないよね。ナチスのところに行くのは後半あと40分だし、囚人を鍛えるところが多すぎるのかな。もう少しスペクタクルな映画にした方がよいと思った次第。

    「北国の帝王」は題名倒れかな。リー・マーヴィンもボーグナインも存在感はあっていいのですが、どうしてあそこまで無賃乗車を取り締まるのか、その気持ちがわからないので、何か空虚な感じがするんだね。車掌もサラリーマンなんだから、適当なところで落ちどころを見つければいいのにね。

    そして週末は土曜日の夕食です。3ケ月ぶりにあのお店に行こうかな、六本木の中国飯店さんへね。そろそろ美味い黒酢酢豚も食べたいしね

    前日に電話して予約完了です。3名で19時に訪問です。なかなかの繁盛ぶりですね。

    まずはサッポロの黒ラベルからです。注文はいつものように我が家の定番メニューです。上海蟹の季節ですが、浮気はなしです(財布的にもね、こちらの方が大きいか)。

    • 干し貝柱とシャンツァイと押し豆腐の和え物
    • 里芋の葱油炒め
    • 小籠包(今日は5個)
    • 黒酢の酢豚
    • 松の実のせ牛挽き入り醤油味チャーハン(通称“黒いチャーハン”)
    • 胡麻団子

    本日は“シャンツァイと押し豆腐の和え物”の盛りがよかったのが印象的かな。どのお皿も安定のすばらしいお味です。小籠包なんか、ここが一番おいしいのではと思います。

    お会計はビール2本飲んで、15,000円なり。

    ご馳走様でした。

    上海でミシュラン2つ星「CANTON8」の銀座店で点心を食す、美味いものを食べたね

     



  • 上海でミシュラン2つ星「CANTON8」の銀座店で点心を食す、美味いものを食べたね

    上海でミシュラン2つ星「CANTON8」の銀座店で点心を食す、美味いものを食べたね

    2024年8月30日(金)

    台風が九州に上陸しても何のその、木曜日はいつものとおり、1週間で唯一、ルーティーンは中止しません。教室は13時から2時間です。 価格の高い水彩用紙(ウォーターフォード)を使って、水彩画を描く練習です。本日は全2回で描く「空の表現 タヒチ」の2回目で仕上げます。こんな感じの絵になりました。 基本は水彩の“にじみ”の技法で、4色で描いたことになります。

    そして、お絵描きが終われば、これまたいつもの遅いランチです。 これまた変わらず、銀座の老舗ラーメン店の「共楽」さんへ。教室から「共楽」さんまで徒歩5分。雨が止んでいてラッキー。今日はテーブル席で相席です。まずはビールから。ビールを飲み終わる頃に、“麺お願いします”のコールです。 いつものように、“ワンタンメン”です。

    今日はさすがに天候不順なのでお客さんは少なめでした。

    そして、本日は食のお話しを。先週の土曜日の夕食で久しぶりに新規開拓したレストランのご紹介を。前日からどうしてもあの“ローストダック”を食べたくなってしまった自分。北京ダックではなくてローストダックなんです

    というわけで検索スタート。その中で自分の守備範囲で引っかかったのが、有楽町のコリドー街にある「CANTON8」というお店です。間違いなくローストダックを食べさせてくれるようです。こんなお店です。

    世界で最もリーズナブルなミシュランガイド2つ星と言われる中国上海本店の香港料理レストラン「CANTON8/喜粤8号(カントン・エイト)」

    日本初上陸 / 東京銀座にOPEN

    • 東京都中央区銀座8-2-1 ニッタビル8F

    値段もそんなに高くなさそうなので、テーブルのみ予約して2名で19時に出かけたのでした。

    入口はこんな感じ。内装は中国ぽいですが、そんなにゴージャスではありません。だけと雰囲気はいい感じ。店内もそんなに広くないしね。

    今日はアラカルト注文なので、まずはメニューです。おっと、その前にビールを確保です。プレミアムモルツの生ビール(880円)。これで落ち着きました

    お目当てのローストダックは半羽で5,000円。本日は2名なので泣く泣く注文を断念。すぐに点心系に転身です。

    • 蟹入り小籠包
    • 海老蒸し餃子
    • 叉焼入りのチョウフン
    • チャーシュー

    小籠包も蒸し餃子も絶品。海老もプリプリで美味し、1人前2ピースしかありませんが、これは久々のヒット点心。チョウフンも変わっていますよ、味はうまい。

    特筆すべきはチャーシュー、4切れで1,500円ほどですが、お味は絶品でした。ローストダックならどれだけ美味いんだろうね?

    そして、食事系は黒酢酢豚とチャーハンです。食事系も美味いよ。最後はいつもの胡麻団子でね。

    お会計はビールを3杯いただいて、これで11,000円ほど

    また、リピートしたいお店が有楽町に出来ました。点心はいけるよ、本当にね。

    代々木八幡の「宝味八幡」でダック・鶏足・排骨を喰らう、まるで香港の裏通りの夜だね、最高!

     



  • やっぱりヤクザものは配役の妙がすべてだね、映画「アウトレイジ」を観て確信

    やっぱりヤクザものは配役の妙がすべてだね、映画「アウトレイジ」を観て確信

    2024年8月20日(火)

    2024年の夏のお盆もはや終わりの週末です。自分たちは東京でまったりといつもの週末を過ごします。そしてこの土日で観たdvdはこの2本。

    • 「鬼畜」
    • 「アウトレイジ」

    この2本を選んだ理由は、最近読んでいる経営学者(この言葉は好きではないのですが)の楠木建氏の影響です。「鬼畜」は松本清張の原作ですが、清張を激賞していたのでね。

    「アウトレイジ」は北野武監督でこれは映画を楠木さんが激褒めしていたのでね。自分は恥ずかしながら、これは観ていませんでした。北野武にあまり魅力を感じていなかったのでね。

    まずは「鬼畜」、監督は野村芳太郎、主演は岩下志麻と緒形拳、そして原作は松本清張と役者は揃っていますが、話しが映画向きではないんだろうなと、思わせました。小説ではおもしろいんだろうな。

    岩下志麻の役も地味すぎてこの人の魅力が半減しています。やっぱり小津の「秋刀魚の味」のような役どころでないと映えないよ

    続いて「アウトレイジ」です。これは残虐シーンもありますが、掛け値なしに面白かったね

    ストーリーはこんな感じ。

    関東一円を取り仕切る巨大暴力団組織・山王会組長の関内(北村総一朗)が若頭の加藤(三浦友和)に、直参である池元組の組長・池元(國村隼)のことで苦言を呈す

    そして、加藤から直系ではない村瀬組を締め付けるよう命令された池元は、配下である大友組の組長・大友(ビートたけし)にその厄介な仕事を任せる。こうして、ヤクザ界の生き残りを賭けた壮絶な権力闘争が幕を開けた

    監督・脚本・編集:北野 武/音楽:鈴木慶一

    衣装デザイン:黒澤和子/大友組組長衣装:山本耀司

    まあ、話しはヤクザものなので話しは単純ですが、この手の映画は配役の妙が一番大切です。

    自分的には椎名桔平より、加瀬 亮がいい味を出しています。いわゆるインテリ経済ヤクザ。北野武は加瀬 亮が好きだよね。最新作の「首」でも信長をやらせたし、これもよかったよ。

    だけど、あんなに簡単に指を詰めていたらダメでしよう、指が何本あっても足りないよ

    「アウトレイジ」は3作作られていますので、あと2本観れるという楽しみが出来ました。

    そして、週末の夕食です。酷暑です、久しぶりに「牛タン」でも食べに行こうかなと

    牛タンにこだわりはないので、「ねぎし」で十分です。「ねぎし」の赤坂見附店へ。1年ぶりの訪問かな。

    まずは赤ワインです。つまみはこの小さい牛タンが6枚入っているものを(400円)。ワインと合うつまみです。

    メニューはどんどん変わっていきますね。自分は“まるねセット”という牛タンのセット(1,800円)です。連れは“ねぎしブラッキーセット”ですね。多少肉は小さくなっていても、やっぱり麦飯と“とろろ”があれば最高ですね。

    2名で訪問でお会計は6千円台です。今日もご馳走様でした。

    「SISU/シス 不死身の男」は今年必見のアクション映画、タランティーノ好きにはたまらんね

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  • 成瀬巳喜男の「娘・妻・母」と「山の音」、ホームドラマの原点、繊細だし

    成瀬巳喜男の「娘・妻・母」と「山の音」、ホームドラマの原点、繊細だし

    2024年8月13日(火)

    週末は世の中は絶賛3連休です。

    特に用事のない自分は冷房の効いた自宅でDVD鑑賞です。小津安二郎に続いて、最近ハマっている成瀬巳喜男監督(なるせみきお)の名作を鑑賞します。

    • 「娘・妻・母」
    • 「山の音」

    「娘・妻・母」の方は、カラー映画で、誰が主役というわけではありませんが、豪華な俳優陣です。原節子、森雅之、高峰秀子、団令子、宝田明、草笛光子、上原謙、仲代達也

    橋田壽賀子や向田邦子のホームドラマの原点のような話しだね。タイトルがあまりにも芸がなさすぎて損をしていると思います。自分もこのタイトルで後回しにしていたものね。

    あの笠智衆の役、あれだけで笠智衆を引っ張りでしてくるのかと思ったね。成瀬は小津と違って様式美のようなものはあまり感じさせないね。そして、高峰秀子さんのダミ声だけは興醒めするんだね、特に電話のシーン。

    続いて、「山の音」です。原作はかの川端康成の長編です。

    舞台となる鎌倉の家並みがいいね。俳優陣は、原節子、上原謙、山村聡。主演は山村と原節子なんだろうね。自分は映画からは山村聡が息子の嫁の原節子に淡い恋心を持つとは感じられなかったがね、むしろ親心としかね。

    いずれにしても繊細な映画ですね。自分が観た成瀬作品では本日の2本と「女が階段を上がる時」が秀逸だと思うのですが。傑作と名高い「浮雲」は自分には評価が低いです。

    そして、3連休でしたので、外食も2回行ったよ。

    1軒目は六本木一丁目にあるステーキ屋さんのGRALIC[グラリック]さんへ。

    あのガーリックソースがたっぷりかかったキャベツを無性に食べたくなったんでね。

    もちろん飲み物は赤ワインのカラフェを。キリッと冷えた赤ワイン、暑さが吹っ飛ぶね。

    肝心のお肉は赤身の一番安い「ハンギングテンダー・ステーキ」(150g)で2,370円

    財布にも優しいステーキ、ご馳走様でした。

    そして、2軒目はお盆週間にはありがたい表参道のとんかつ「まい泉」へ。飲食店の休業の多い時期にお助けの神店なのです。もちろんお味は一流なのは言うまでもありません。

    3連休中日の日曜日は19時に3名で訪問します。少しの待ちはあるかなと思ったのですが、カウンターなどはガラガラですぐにテーブルに案内です。驚きました。観光客も含めてみんなどこに食べに行っているのかな。

    まずはモルツの瓶ビールです。連れ2人はいつものような茶美豚のとんかつ(ひれ)のようです。自分はモルツをグイグイとね。そして、2本目のビールに入ったところでカツ重のロースを注文です。やっぱりロースの方がうまいよね、豚は脂だよね

    お会計も「大人の休日倶楽部」カードをチラ見せで10%割引です。今日もお得にお食事ができました。ご馳走様でした。

    充実の都心での3連休になりました。

    成瀬監督の映画「乱れる」はエンディングがドラマチックなんだね、禁断の愛

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  • デヴィッド・リンチ版「デューン/砂の惑星」は監督の力技炸裂の映画

    デヴィッド・リンチ版「デューン/砂の惑星」は監督の力技炸裂の映画

    2024年8月6日(火)

    昨日の株価の下落は激しかったね。自分は現物だけなのでその騒ぎとは無縁です

    そして株式と為替の大混乱をよそに、週初めは映画館に涼をとりにね、渋谷へ。

    本日観た映画はこちら。

    • 「デューン/砂の惑星」

    映画監督にとっての鬼門の映画ですね。今回観たのはこちらのバージョン。

    “カルト的人気を誇るデヴィッド・リンチ版『デューン/砂の惑星』が今夏4Kリマスター版でスクリーンに蘇る!”

    こんな映画ですね。

    映画化不可能といわれたSF界の金字塔フランク・ハーバートの大長編小説を、鬼才デヴィッド・リンチ監督が独自の映像美学で映画化した超大作。主演には、『ツイン・ピークス』(90)のデイル・クーパー役で知られるカイル・マクラクランを迎えた。しかし、最終的な編集権がスタジオ側にあったことから勝手な編集が施され、出来上がった映画はリンチにとっては不本意なものになったという逸話もある。

    自分も一度このデヴィッド・リンチ版は観たことがあるのですが、再度、怖いもの観たさで足を運びます。

    観ての感想。リンチの力技を観たような。普通、2時間強でまとめられる話しではありませんが、完結させてしまいました。これが1,200円で大画面で観られれば、大満足かな。だけど、話しは宇宙を舞台にした戦国武将の闘いの話しなのね。不老不死の香料を巡る宇宙の闘いですが。さすが若きスティングは引き締まったよい身体をしています。

    音楽はイーノとTOTOが担当していますが、激しいロック調ではないのね。

    今となっては少し時代遅れなSFX映像ですが、もっと評価されていい映画だとは思いますが

    そして、週末は土曜日の夕食です。1ヶ月ぶりに夏バテ防止にお酢で体を引き締めるために、六本木の「おつな寿司」に出かけます。

    前日に予約して、19時に2名で訪問です。やっぱり外人さんが多いね。

    まずはサッポロの黒ラベルだね。最初のつまみは貝です。次は大将が良い“いわし”が入ったので焼き物にしてくれました、美味いね。

    おつなでこんな焼物は初めてだったので、よほど良いいわしだったんだね。こんなつまみでは、ビールがグイグイすすむね。はや、芋焼酎のお湯割りです。前半戦から飛ばします

    今日の握りです。まずは前半戦。

    • いか
    • ほたて
    • たい
    • いわし
    • 赤身まぐろ

    茶碗蒸しをはさんで、後半戦です。

    • 牡丹エビ
    • 大トロ
    • 玉子焼き
    • いくら
    • おつな名物“いなり寿司”
    • 鉄火巻
    • あなご

    今日の白眉は、大将がどこでも切ってやるよと言って、大トロをチョイスしたところかな。今日の芋焼酎は3杯。

    ご馳走様でした。また、1ケ月後にね。

    何と六本木の「藪そば」が閉店、麻布台ヒルズに「亀戸ぎようざ」がなぜに出店、わからん

     



  • 映画「越境者たち」を観て、現在の欧州の国境管理の厳しさを体験すべし

    映画「越境者たち」を観て、現在の欧州の国境管理の厳しさを体験すべし

    2024年7月30日(火)

    オリンピックに夢中になっているとブログの更新も遅れるよね。

    だけど、阿部詩の号泣は見苦しかったよね、それとフェンシングの快挙はもっと報道しないと国辱ものだと思うのですが。そんなことより、週初めに映画を一本。

    昨日の月曜日は渋谷の劇場に。観た映画はこちら。

    • 「越境者たち」

    いわゆるヨーロッパの移民問題です。話しはこんな感じ。

    極寒のアルプスを舞台に、大自然の脅威と不寛容な人間たちの狂気を描いたサスペンススリラー

    イタリアの国境を越えたアルプスにある別荘の山小屋。妻を事故で亡くして失意の中にいたフランス人サミュエルは、娘を友人に預け、この山小屋で週末を静かに過ごそうと考えていた。その山小屋には、山を越えてフランス側にある難民施設へ亡命のため向かおうとしているアフガニスタン人女性チェレーが避難していた。翌朝、サミュエルはフランスに向かうチェレーを放っておけずに道案内を引き受ける。しかし、そんなふたりの前に立ちはだかるのは、雪山の脅威だけではなかった。

    チェレー役は、イランからフランスに亡命後、「聖地には蜘蛛が巣を張る」で第75回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞したザーラ・アミール・エブラヒミ。サミュエル役を「苦い涙」「理想郷」などのフランスの名優ドゥニ・メノーシェが務めた。監督は本作が長編デビュー作となるギョーム・レヌソン。

    2022年製作/93分/G/フランス
    原題:Les survivants

    話しが出来すぎのところがありますが、

    • 何故、男も一緒に山を超えるのか
    • あの3人組は何故、執拗に妨害するのかが不自然

    だけど、今、ヨーロッパの国境はこうなんだろうなと思わせる良い映画です。終わりのサラッとした感じがいいし、何か意味深だよね、あの難民キャンプの風景。

    映画の尺も93分でコンパクトでいいしね、だけど、あの身分証のところはよくわかりませんでした。おすすめの映画ですよ。

    そして、週末は土曜日の夕食です。

    中華に行こうかと思いましたが、こんな暑さではやっぱり蕎麦だよ。というわけで、急遽、赤坂の「室町砂場」へ3名で。19時には暖簾がおりるので、18時30分に入店です。夜来るのは久しぶりです。

    まずはサッポロの633ですね。つまみは王道の3品です。

    卵焼きは人数分に分けてくれるのでありがたいね、喧嘩しないようにね。

    連れは砂場発祥の「天もり」のようです。「天もり」発祥の店としても有名です。江戸前のそばつゆにかき揚げが入っており、天ぷらの味わいがそばつゆに浸透し美味いんだね

    一人はそばで、もう一人はうどんです。(そばアレルギーなのでね)

    これやっぱり超絶うまいとのことです。そして、自分はいつもの大盛りです。ビールも2本飲んでお会計は12,000円なりです。

    東京の夏、日本の夏ですね。

    フランス映画「理想郷」、田舎暮らしも西田敏行の“人生の楽園”のようにはいかないよね、現実

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  • 成瀬監督の映画「乱れる」はエンディングがドラマチックなんだね、禁断の愛

    成瀬監督の映画「乱れる」はエンディングがドラマチックなんだね、禁断の愛

    2024年7月22日(月)

    すでに7月も下旬となりました。数日後にはパリ・オリンピックも始まりますね。

    そしてこの週末です。灼熱の東京では食事か買い物以外では外に出るのは危険な状況ですので、いつものように土日でDVDを1本づつ観ることに。

    • 「シャドウプレイ」 監督: ロウ・イエ
    • 「乱れる」 監督: 成瀬巳喜男

    中国映画の「シャドウプレイ」は目黒シネマで現在上映中なので、興味を持ってね。

    中国の30年、そして香港、台湾を舞台に加えて描く、息もつかせぬネオノワール・サスペンス

    実話を元に描く、ネオノワール・サスペンス

    80年代の改革開放が進み90年代に入り市場経済が推し進められ、2000年に入りバブルが訪れる。人々の欲望が渦巻く現代までの30年間。 『シャドウプレイ』は、実話を元に時代に翻弄される中国人の加速する欲望と愛を描く

    はっきり言って、よくわからなかった映画。事件としての規模も小さく、ストーリーもわかりづらいしね。中国の人には面白い話しなのかね。

    成瀬監督、高峰秀子主演の「乱れる」は魅せる映画だね。ストーリーも秀逸だしね。

    スーパーマーケットの進出でかつての賑わいを失った商店街。夫に先立たれ、嫁ぎ先の酒屋を一人で切り盛りしていた主人公は、義理の弟に思いを告白され、居場所を失い、やがて家を出てゆく。
    成瀬巳喜男監督が、社会的なモラルに拒絶された男女の道行きを、抑制された演出で冷徹に見つめる

    加山雄三も若々しくていいね、終わり方はドラマチックでしたが、あの話しを終わらせるにはその方法しかないよね。自分的には納得のエンディングかな。

    成瀬巳喜男と小津安二郎、自分的な評価では小津に軍配かな、小津の方が人生の機微というか深みがあると思うんだよね。カメラワークの構図の取り方も独特だしね。

    そして、土曜日の夕食です。久しぶりに銀座の「ニュー鳥ぎん」へ。自分たちは「鳥ぎん 本店」の方(キレイな方)ではなく、右側の「ニュー鳥ぎん」の方へ

    3名で19時30分に予約してね。訪日客に大人気で最近は行列しているのでね。

    だけど、本日は行列なしで、2階席へ。ビールは黒ラベルの633だよ。

    まずは串から。

    • 砂肝
    • レバー
    • つくね
    • 正肉
    • 手羽先

    レバーは女性陣が2本づつ。やっぱり鳥ぎんの串は上手いね。ビールも2本目に突入です。

    串の第一陣が着弾すれば、すぐに鳥釜飯を2個注文です。このタイミングでバッチリです。

    今日は鳥釜の2個目を2/3残したので、持ち帰り用にパックしてもらいます。翌日に食べる釜飯がまた上手いんだな。お会計は7,700円ほど。お財布にも優しいね。

    また3ケ月後にお邪魔します。ご馳走様でした。

    小津の「晩春」を映画館で初鑑賞、原節子の顔立ちは派手なんだね、ビックリ

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  • 映画「アフリカの女王」は船の名前、自然と恋愛だけの映画じゃないんだね

    映画「アフリカの女王」は船の名前、自然と恋愛だけの映画じゃないんだね

    2024年6月24日(月)

    はや6月も下旬の週末です。関東もとうとう梅雨入りです。 そんなことはさておいて、そして週末の過ごし方はほぼルーティーンです。 土日に映画を1本づつ視聴して、土曜日は外食に出かけます。 今週観た映画はこちら。

    • アフリカの女王
    • 浮草

    まずは「アフリカの女王」です。主演はキャサリン・ヘプバーンとハンフリー・ボガード、監督はジョン・ヒューストンと三拍子揃った昔の映画です。

    アフリカものなので、自分としてはあの「愛と哀しみの果て」のような自然と恋愛を謳う映画かと思っていました。

    見てわかったのは、アフリカを舞台にした恋愛も入る戦いの話しなのね。

    ドイツ領の東アフリカで、兄を亡くした敬虔な女性宣教師 ローズは、呑んだくれの船長チャーリーを雇い、彼のオンボロ蒸気船「アフリカの女王」に乗って、沿岸一帯を支配するドイツ軍の砲艦を撃沈する為に河をくだってゆく。 はじめはいがみ合っていたものの、二人は様々なトラブルに遭遇しながら絆 を深めて、力を合わせて砲艦に立ち向かってゆく。アフリカを舞台に凸凹カ ップルの冒険を痛快に描く、アクション、ロマンス、ユーモアが巧みにブ レンドされたアドベンチャー映画の傑作。ヒューストンの骨太な演出、酔いどれ船 長に扮するハンフリー・ボガードと勝気な女性を好演したキャサリン・ヘ プバーンの息の合ったコンビぶりも見所の一つ。

    まあ作り込みの激しい話しですが、娯楽にはいいかと、傑作ではないね。

    続いて小津先生の「浮草」です。やっぱり安定の面白さですね。話しはこんな感じ。

    旅回りの駒十郎の一座は夏の港町にとどまっていた
    駒十郎は一膳屋のおかみ・お芳との間にできた清を気に掛け、この地で定期的に公演を行っていたのだ。
    駒十郎はお芳の兄と偽っていたが、連れ合いのすみ子は駒十郎とお芳、清の関係に疑いを抱き、一座の若い娘・加代に清を誘惑するように仕向けるが……。

     

    主演の中村鴈治郎と京マチ子が特に良いね。川口隊長は昔は二枚目だったんだね。若尾文子は安定の美人さんだね。

    そして土曜日は六本木の「おつな寿司」へ。19時に2名で訪問です。

    入口近くのカウンターには欧米カップルが2組づつ。テーブル席もアジアの方で、日本人は自分たちだけです、まさにアウェー状態。我々は奥カウンターで大将の握りです。

    今日のつまみは、“マグロの煮付け”と“甘鯛の刺身”です。大将にスーパーでマグロの柵を買ってきて煮つければ、こうなるのと聞くと、“絶対になりません、マグロの質が全く違うよ”と言われてしまいました。

    今日の握りです。まずは前半戦。

    • いか
    • ほたて
    • たい
    • さば
    • 赤身まぐろ

    ここで、茶碗蒸しで仲入りです。後半戦です。

    • ボタンえび
    • 大トロ
    • いくら
    • 玉子
    • おつな名物“いなり寿司”
    • 鉄火巻
    • あなご

    最後のデザートは葡萄アイス最中。本日の白眉は“ほたて”かな。つまみ甘鯛の刺身を絶品でした。

    本日も美味しゅうございました。ご馳走様でした。よき週末。

    [シチリア・ミラノ旅行記11]カターニャから1時間、シラクーサはちょっぴりアフリカ風情のある街、旧市街は雰囲気よいよ

     



  • キャグニー主演の「白熱」はピカレスク映画の大傑作、ぶったまげたよ

    キャグニー主演の「白熱」はピカレスク映画の大傑作、ぶったまげたよ

    2024年6月10日(月)

    はや週末です。1週間が経つのは早いね。 そして週末の過ごし方はほぼルーティーンです。DVDを土日に1本づつ視聴して、土曜日は外食に出かけます。

    今週観た映画はこちら。

    • 工作 黒金星(ブラックビーナス)と呼ばれた男
    • 白熱(原題: WHITE HEAT)

    「工作」はいわゆる韓国から北朝鮮へ入るスパイものです。おそらく描かれているのはかなり事実でしょう。一番興味を持ったのが、金正日に面会する場面だね。おそらくあんな雰囲気の宮殿なんだろうね。端から見ると、北朝鮮のそんな光景がすべて滑稽に見えるよね。

    まあ当事者にしてみれば、すべてが死と裏腹なんだろうね。金正日と目を合わせるな、第2ボタンに視線をね。

    映画としてはどうなのかな、あんまり韓国人以外興味がわかないかな、そもそも金大中の立ち位置がわからないのでね。

    次に観た古い映画の「白熱」は傑作でした。製作は1949年だよ。ジェイムズ・ギャグニーは偉大なり、を再発見しました。

    話しはこんな感じ

    悪事なら何でもござれの偏執的かつマザコンの凶悪犯罪者コディ(ジェームズ・キャグニー)。警察はハンク(エドモンド・オブライエン)をスパイとして彼に接近させていく。一方コディの妻ヴェルナ(ヴァージニア・メイヨ)は手下のエド(スティーヴ・コクラン)と通じて夫を亡き者にしようと図るが…。
    ギャングスターとしての名声をも持つ名優J・キャグニーの戦後を代表するピカレスク映画の大傑作

    ここで彼は映画史上に残る極上のワルを嬉々として演じきっており、その非情さ壮絶さは暴力描写がまかり通る現代の映画でもお目にかかれないほど。名匠ラオール・ウォルシュ監督の演出はシンプルで力強く、過剰なお仕着せもない。現代のバイオレンス映画がもっとも回帰すべき点を如実に示す名作

    監督: ラウール・ウォルシュ

    1949年にこんな凝った映画を撮っていたんだね。ジェイムズ・ギャグニーとバージニア・メイヨ(妻役)の魅力爆発です。話しが凝っていすぎて、びっくりです。大傑作です。

    そして、土曜日の夕食です。本日は1週間前のバンコクを懐かしんで、タイ料理店へ。

    六本木の「ジャスミンタイ 六本木店 」(JASMINE THAI)へ。19時に3名で予約して訪問です。

    お店の雰囲気とメニューを見て、はずれのない典型的な高級タイ料理店ですね。タイ大使館御用達だもんね。注文したのは、

    • 豚肉と野菜のサラダ
    • プーニムパッポンカレー/蟹のカレー炒め
    • 空芯菜炒め
    • フレッシュマンゴと餅米添え

    パッポンカレーは上品な盛り付けで量は少なめかな。空芯菜炒めはさすがの上品さです。

    白ワインも頼んでご機嫌な土曜日の食事でした。3名で9,600円ほどのお勘定でした。

    ご馳走様でした。

    [バンコク旅行記2024-3]新記のローストダックは世界一、もう地上の天国だよ

     



  • 「ハリーとトント」は人生の渋みをしみじみと感じさせる良い映画、捨てたもんじゃないよ

    「ハリーとトント」は人生の渋みをしみじみと感じさせる良い映画、捨てたもんじゃないよ

    2024年6月3日(月)

    はやもう6月です。時の移ろいは早いね。来月はオリンピックだよ。

    そして週末の過ごし方はほぼルーティーンです。DVDを土日に1本づつ視聴して、土曜日は外食に出かけます。今週観た映画はこちら。

    • ハリーとトント
    • 刑事ジョン・ブック/目撃者

    「ハリーとトント」は全くのノーマークでした。淀川長治先生がその昔推奨されていたので今回観てみたのです。話しだけ聞くとなんかつまんなさそうです。

    こんな映画です。

    第47回アカデミー賞(R)主演男優賞受賞! 老人と猫の旅を通して人生の哀歓が情感豊かに描かれた、名匠ポール・マザースキー監督の傑作ロード・ムービー

    愛猫のトントと一緒にニューヨークのマンハッタンに住む72歳の老人ハリーは、行政の区画整理のためアパートから強制的に立ち退きを迫られる。やむなく彼はトントを連れて長男の家に行ったものの、そこで嫁に気兼ねし、結局実娘シャーリーを頼ってシカゴに赴くことに。その旅の途中で拾ったヒッピー少女や、初恋の女性との再会。さらにはアリゾナ、ロスと旅を続けることになるハリーは、さまざまな人々と心通わせていくのだが……。

    心に刺さる映画でした。映像もテキパキと展開し、女々しいところがないのが特にいいです。

    内容的には本当に何もないのですが、そこがいいよね。主演の俳優もいい味を出しています。

    自分的には、スケアクロウより傑作だと思うのですが。

    「刑事ジョン・ブック/目撃者」は監督目当てですピーター・ウィアーね。先日劇場で観た「ピクニックatハンギング・ロック」が非常に良かったのでね。この目撃者も映像的には似ていますね。静謐な映像処理がお得意ですね。内容的には安易なストーリー展開ですが、まあ楽しめる映画です。ハリソン・フォード若いね。

    そして土曜日の夕食は「東京バル Ajito 六本木」へ、前から気になっていたお店です。

    • 東京都港区六本木4-5-2 六本木Uビル 2F

    一応、前日にネットから予約して伺いました。2名で19時に訪問です。

    入店してビックリです。若い人で店内はほぼ満席で、実に活気があります。大変な人気店のようです。そして、人気の訳がすぐにわかりました。リーズナブルな価格設定、スピーディーなサービス、お味もいいしね

    注文はQRコードで注文です。特に関心したのは、飲み物は注文するといの一番で提供されます。わかっているね。注文したものはこんな感じ。

    • 北海タコとハラペーニョのマリネ
    • フレッシュオイスター
    • ムール貝蒸し
    • マルゲリータのトルティーヤピザ
    • 柔らか牛ハラミステーキ

    グラスワインを何杯飲んだのか記憶にありません。

    だけど、お会計だけは覚えているよ、何たって8,888円というビックリ数字だったのでね。

    良いお店を知りました。再訪は必死ですね。ご馳走様でした。

    「ピクニックatハンギング・ロック」は事件も謎だけど、映画も不思議な感覚

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