カテゴリー: グルメ

  • 再度の小津の「宗方姉妹」を観に劇場へ、やっぱり名作はいい、田中絹代が出色

    再度の小津の「宗方姉妹」を観に劇場へ、やっぱり名作はいい、田中絹代が出色

    2024年6月19日(水)

    昨日の東京というか関東は大雨の1日でした。そんな時は映画に限るね。

    本日もお目当ての映画のために日本橋のTOHOシネマズにお出かけです。ちょうど1週間前に観た「午前十時の映画祭」での小津安二郎の「宗方姉妹」をもう一度、まぶたに焼け付けたくてね、カッコいいセリフだね。

    上映は今週木曜日までなので、劇場ではおそらく見納めになると思ってね。

    小津安二郎が松竹を離れ、はじめて新東宝で製作した作品。日本の伝統的な価値観を大事にし、ニヒリストめいた夫に耐え続ける姉と、そんな姉に反発する現代的な妹の対比を通して、戦後の日本の家庭の崩壊を描く。原作は大佛次郎

    1950年製作/112分

    やっぱりこの映画では田中絹代がいいよね。凛とした日本の昔の女性という感じで

    謎めいた言葉、この映画でのキーワード、“新しいということは、古くならないもののこと”。

    田中絹代こと節子のBARの壁にかかっているドン・キホーテの言葉。

    • I Drink Upon Occasion Sometimes Upon No Occasion – Don Quixote
    • 「私は理由があって飲む。時には何の理由もなくて飲む」

    やっぱり笠智衆が出てくるシーンはいいよね。主なシーンはこの3つ

    • 最初の京都の家で高峰と上原謙との場面、あの舌を出すぞという場面
    • 中盤の田中絹代との2人での京都での会食シーン
    • 高峰とうぐいすのモノマネをするシーン

    あの笠智衆のすき間のある余韻の残るゆったりとした会話、ただものではありません。対局にある、上原謙のあの軽さもいいよね。

    今、経営学者の楠木建氏の本を読んでいますが、彼の人生の師は“高峰秀子”です。この映画も高峰秀子のコミカルな役がなければ、こんな映画にはならなかったよね。小津の力量か。納得です。

    観終われば11時30分です。雨も降っていて(雨の日はランチ100引きのお店)で、いつもラーメンばかり食べていると体に悪いと思って、日本橋室町で目をつけていたこちらのお店にいったのです。

    • 「日本橋 肉鮮問屋 佐々木」

    こんなランチが格安で食べられるというのです。肉の卸しだからね。だけど店舗前に行って、火曜日は休み、頭の後ろからガツーンです。

    すぐに転身です。

    歩いて2分のところにある、いつもの「ますたに」ラーメンに行くしかないね。外は大雨。ビールとお新香でまったりするのが一番です。

    今日もご馳走様。天気は最悪だったけど、心はポカポカの一日でしたよ。

    小津の「東京暮色」は悲劇的な作品と言われるが、笠智衆の存在が救いだな

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  • 映画「上海特急」のディートリッヒ、ただならぬ退廃的美貌だね、言い得て妙

    映画「上海特急」のディートリッヒ、ただならぬ退廃的美貌だね、言い得て妙

    2024年6月17日(月)

    はや週末です。1週間が経つのは早いね。 そして週末の過ごし方はほぼルーティーンです。

    土日に映画を1本づつ視聴して、土曜日は外食に出かけます。 今週観た映画はこちら。難解と渋さがね。

    • メメント
    • 上海特急

    「メメント」は今や泣く子も黙る大監督のクリストファー・ノーランの2作目の作品だよね。デビュー作は「フォロイング」で数ヶ月前にこちらの映画を観て、その才能に感心したのです。「メメント」はこんな感じの話しです。

    およそ10分間しか自分の記憶を保てなくなった男レナード(ガイ・ピアース)。彼は妻をレイプし殺害した犯人を捜し出すため、ポラロイド写真を撮り、メモを取り、大事なことは身体に入れ墨で書き記すなどして必死の行動を始める…と、ストーリーを書いてしまうとこうなるのだが、実際はドラマの展開を逆転させ、いわば連続TVドラマの最終回からいきなり見せられ、ラストが第1話に相当してしまうという、ユニークな構造で推し進めていく新進クリストファー・ノーラン監督によるクライム・サスペンス

    こんな難解で不思議な映画は初めてです。結局、自分の頭ではどうなっているのか分かりませんでした、その構成がね。得意の時間軸を触りまくっているので、何がどうなっているのか。商業的には難しかったのでは。

    「上海特急」はマレーネ・ディートリッヒ様を観たくてね。製作は1932年なので相当古いね。

    今観ると、流石に筋も映像も甘いね。話はこんな感じ。

    世界を惑わせたディートリッヒのただならぬ退廃的美貌と妖艶!
    大女優にのめりこんだ巨匠が極める魅惑の頂点!

    内乱の中国、北京を出た上海行き特急の一等車に乗り合せた7人の男女。上海リリーと名乗る謎の女性は英軍将校と5年ぶりに再会して愛の炎が燃え上がる。途中で反政府軍が列車ジャックして乗客たちは人質になり、反抗したら殺される不安におののくサスペンス。乗客たちの運命は反政府軍がにぎる。

    確かに退廃的美貌とは言い得て妙です。まあ、すごいものを観たということでね。

    そして土曜日の夕食は半年ぶりの六本木の「中国飯店」です。前日に予約して19時に3

    名で訪問です。まずはサッポロの黒ラベルで喉の消毒です。注文はメニューを見ずとも決まっています。名付けで、“我が家の黄金メニュー”です。

    • 干し貝柱とシャンツァイと押し豆腐の和え物
    • 里芋の葱油炒め
    • 小籠包(今日は6個、各人が2個づつね)
    • 黒酢の酢豚
    • 松の実のせ牛挽き入り醤油味チャーハン(通称“黒いチャーハン”)
    • 胡麻団子

    どのお皿もやっぱり抜群に安定のお味です。最後に胡麻団子をいただけば、そこはもう天国です。お会計はビールを2本いただいて、16,000円ほど。

    ご馳走様でした。

    “午前十時の映画祭”で小津安二郎の「宗方姉妹」を観たよ、傑作だった

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  • 「キッチンから花束を」を観る、“ふーみん”さんの腕の太さに職人を感じたよ

    「キッチンから花束を」を観る、“ふーみん”さんの腕の太さに職人を感じたよ

    2024年6月13日(木)

    昨日はトノバンこと加藤和彦さんのお話しでしたが、今日は一転して“ふーみん”の話しだよ。

    “ふーみん”と聞いて骨董通りのグルメのことを思い出した方は食通だね、そうでもないか。

    “ふーみん”とムーミンは違うんだよ、これ大事

    というわけで本日は“ふーみん”のドキュメンタリー映画の話しです。

    • 「キッチンから花束を」

    その映画を先週、劇場に観に行ったよ。話しはこんな感じ。

    東京・南青山で多くの人々の食卓的存在となってきた中華風家庭料理店「ふーみん」と店主の「ふーみんママ」こと斉風瑞(さいふうみ)さんにスポットを当てたドキュメンタリー

    日本で台湾人の両親の間に生まれ育った斉風瑞さんが1971年に開店した「ふーみん」は、連日長い行列ができる超人気店として50年にわたり愛され続けている。看板メニューの「納豆チャーハン」や、イラストレーターの故・和田誠さんが生み出した「ねぎワンタン」など数々の名物料理で知られ、料理研究家の平野レミさんや絵本作家の五味太郎さんなど著名なクリエイターや文化人にも同店のファンは多い。斉風瑞さんとその家族を3年半にわたって取材し、数々の証言を交えながら、さまざまなメニューが生まれたエピソードや彼女と料理の原点についてひも解いていく。

    これまで多くのCMやミュージックビデオを手がけてきた映像ディレクター・菊池久志が監督を務め、俳優の井川遥がナレーションを担当。

    2024年製作/89分

    観ての感想。名物のメニュー皿がアップにされるシーンが10皿ぐらいありますが、その料理が際立っています、まさにヨダレもの。これだけ見に行っても楽しめます。

    それと、ふーみんさんの体は小さいのに、あの腕の太さには参りました。本当に鍋を50年振り続けている人の偉大さ。足元にも及びません。

    ふーみんのレストランを知っている人には10倍楽しめる映画だと思います。素直によいドキュメンタリーでした。“ねぎそば”喰いてえな

    ここからは自分のこと。自分的にはこの「中華風家庭料理 ふーみん」さんとはあまり相性がよくないのです。10年前までは「ふーみん」から歩いて2分のところに住んでいたのですが。あまり感じのよくないサービスの人に出会ったからかな。料理も自分的にはドキッとするおいしさはなかったのです。

    銀座で観たのですが、観終われば町中華に行きたくなります

    銀座ならここしかないでしょう。東銀座の「萬福」です。3年ぶりの訪問かな。いつもは毎週、手前の「共楽」なのでね。

    瓶ビールを1本。サッポロの赤星です。背筋が伸びるビールだね。ラーメンは王道の「中華そば」(800円)をいただきました。

    自分としてはやっぱり共楽かな、失礼しました。

    町中華のない表参道、暮らしてみると生活しにくい街、庶民スーパーが必要だよ

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  • キャグニー主演の「白熱」はピカレスク映画の大傑作、ぶったまげたよ

    キャグニー主演の「白熱」はピカレスク映画の大傑作、ぶったまげたよ

    2024年6月10日(月)

    はや週末です。1週間が経つのは早いね。 そして週末の過ごし方はほぼルーティーンです。DVDを土日に1本づつ視聴して、土曜日は外食に出かけます。

    今週観た映画はこちら。

    • 工作 黒金星(ブラックビーナス)と呼ばれた男
    • 白熱(原題: WHITE HEAT)

    「工作」はいわゆる韓国から北朝鮮へ入るスパイものです。おそらく描かれているのはかなり事実でしょう。一番興味を持ったのが、金正日に面会する場面だね。おそらくあんな雰囲気の宮殿なんだろうね。端から見ると、北朝鮮のそんな光景がすべて滑稽に見えるよね。

    まあ当事者にしてみれば、すべてが死と裏腹なんだろうね。金正日と目を合わせるな、第2ボタンに視線をね。

    映画としてはどうなのかな、あんまり韓国人以外興味がわかないかな、そもそも金大中の立ち位置がわからないのでね。

    次に観た古い映画の「白熱」は傑作でした。製作は1949年だよ。ジェイムズ・ギャグニーは偉大なり、を再発見しました。

    話しはこんな感じ

    悪事なら何でもござれの偏執的かつマザコンの凶悪犯罪者コディ(ジェームズ・キャグニー)。警察はハンク(エドモンド・オブライエン)をスパイとして彼に接近させていく。一方コディの妻ヴェルナ(ヴァージニア・メイヨ)は手下のエド(スティーヴ・コクラン)と通じて夫を亡き者にしようと図るが…。
    ギャングスターとしての名声をも持つ名優J・キャグニーの戦後を代表するピカレスク映画の大傑作

    ここで彼は映画史上に残る極上のワルを嬉々として演じきっており、その非情さ壮絶さは暴力描写がまかり通る現代の映画でもお目にかかれないほど。名匠ラオール・ウォルシュ監督の演出はシンプルで力強く、過剰なお仕着せもない。現代のバイオレンス映画がもっとも回帰すべき点を如実に示す名作

    監督: ラウール・ウォルシュ

    1949年にこんな凝った映画を撮っていたんだね。ジェイムズ・ギャグニーとバージニア・メイヨ(妻役)の魅力爆発です。話しが凝っていすぎて、びっくりです。大傑作です。

    そして、土曜日の夕食です。本日は1週間前のバンコクを懐かしんで、タイ料理店へ。

    六本木の「ジャスミンタイ 六本木店 」(JASMINE THAI)へ。19時に3名で予約して訪問です。

    お店の雰囲気とメニューを見て、はずれのない典型的な高級タイ料理店ですね。タイ大使館御用達だもんね。注文したのは、

    • 豚肉と野菜のサラダ
    • プーニムパッポンカレー/蟹のカレー炒め
    • 空芯菜炒め
    • フレッシュマンゴと餅米添え

    パッポンカレーは上品な盛り付けで量は少なめかな。空芯菜炒めはさすがの上品さです。

    白ワインも頼んでご機嫌な土曜日の食事でした。3名で9,600円ほどのお勘定でした。

    ご馳走様でした。

    [バンコク旅行記2024-3]新記のローストダックは世界一、もう地上の天国だよ

     



  • 「ハリーとトント」は人生の渋みをしみじみと感じさせる良い映画、捨てたもんじゃないよ

    「ハリーとトント」は人生の渋みをしみじみと感じさせる良い映画、捨てたもんじゃないよ

    2024年6月3日(月)

    はやもう6月です。時の移ろいは早いね。来月はオリンピックだよ。

    そして週末の過ごし方はほぼルーティーンです。DVDを土日に1本づつ視聴して、土曜日は外食に出かけます。今週観た映画はこちら。

    • ハリーとトント
    • 刑事ジョン・ブック/目撃者

    「ハリーとトント」は全くのノーマークでした。淀川長治先生がその昔推奨されていたので今回観てみたのです。話しだけ聞くとなんかつまんなさそうです。

    こんな映画です。

    第47回アカデミー賞(R)主演男優賞受賞! 老人と猫の旅を通して人生の哀歓が情感豊かに描かれた、名匠ポール・マザースキー監督の傑作ロード・ムービー

    愛猫のトントと一緒にニューヨークのマンハッタンに住む72歳の老人ハリーは、行政の区画整理のためアパートから強制的に立ち退きを迫られる。やむなく彼はトントを連れて長男の家に行ったものの、そこで嫁に気兼ねし、結局実娘シャーリーを頼ってシカゴに赴くことに。その旅の途中で拾ったヒッピー少女や、初恋の女性との再会。さらにはアリゾナ、ロスと旅を続けることになるハリーは、さまざまな人々と心通わせていくのだが……。

    心に刺さる映画でした。映像もテキパキと展開し、女々しいところがないのが特にいいです。

    内容的には本当に何もないのですが、そこがいいよね。主演の俳優もいい味を出しています。

    自分的には、スケアクロウより傑作だと思うのですが。

    「刑事ジョン・ブック/目撃者」は監督目当てですピーター・ウィアーね。先日劇場で観た「ピクニックatハンギング・ロック」が非常に良かったのでね。この目撃者も映像的には似ていますね。静謐な映像処理がお得意ですね。内容的には安易なストーリー展開ですが、まあ楽しめる映画です。ハリソン・フォード若いね。

    そして土曜日の夕食は「東京バル Ajito 六本木」へ、前から気になっていたお店です。

    • 東京都港区六本木4-5-2 六本木Uビル 2F

    一応、前日にネットから予約して伺いました。2名で19時に訪問です。

    入店してビックリです。若い人で店内はほぼ満席で、実に活気があります。大変な人気店のようです。そして、人気の訳がすぐにわかりました。リーズナブルな価格設定、スピーディーなサービス、お味もいいしね

    注文はQRコードで注文です。特に関心したのは、飲み物は注文するといの一番で提供されます。わかっているね。注文したものはこんな感じ。

    • 北海タコとハラペーニョのマリネ
    • フレッシュオイスター
    • ムール貝蒸し
    • マルゲリータのトルティーヤピザ
    • 柔らか牛ハラミステーキ

    グラスワインを何杯飲んだのか記憶にありません。

    だけど、お会計だけは覚えているよ、何たって8,888円というビックリ数字だったのでね。

    良いお店を知りました。再訪は必死ですね。ご馳走様でした。

    「ピクニックatハンギング・ロック」は事件も謎だけど、映画も不思議な感覚

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  • 「マリウポリの20日間」を観て、まさに、この惨劇を世界に伝えてくれ

    「マリウポリの20日間」を観て、まさに、この惨劇を世界に伝えてくれ

    2024年5月25日(土)

    昨日は厳しい映画を観に行ったよ。その映画とは、

    • 「マリウポリの20日間」

    今も続いているウクライナへのロシアへの侵攻ですが、その最初の激戦地マリウポリを巡る侵略を記録したドキュメンタリーです。

    ロシアによるウクライナ侵攻開始からマリウポリ壊滅までの20日間を記録したドキュメンタリー。

    2022年2月、ロシアがウクライナ東部ドネツク州の都市マリウポリへの侵攻を開始した。AP通信のウクライナ人記者ミスティスラフ・チェルノフは、取材のため仲間と共に現地へと向かう。ロシア軍の容赦ない攻撃により水や食糧の供給は途絶え、通信も遮断され、またたく間にマリウポリは孤立していく。海外メディアのほとんどが現地から撤退するなか、チェルノフたちはロシア軍に包囲された市内に留まり続け、戦火にさらされた人々の惨状を命がけで記録していく。やがて彼らは、滅びゆくマリウポリの姿と凄惨な現実を世界に伝えるため、つらい気持ちを抱きながらも市民たちを後に残し、ウクライナ軍の援護によって市内から決死の脱出を図る。

    チェルノフが現地から配信したニュースや、彼の取材チームが撮影した戦時下のマリウポリ市内の映像をもとに映画として完成させた。2024年・第96回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞し、ウクライナ映画史上初のアカデミー賞受賞作となった。また、取材を敢行したAP通信にはピュリッツァー賞が授与されている。日本では2023年にNHK BSの「BS世界のドキュメンタリー」で「実録 マリウポリの20日間」のタイトルで放映された。2024年4月に劇場公開。

    2023年製作/97分/G/ウクライナ・アメリカ合作
    原題:20 Days in Mariupol

    厳しい現実を目にした傑作でした。97分ほど時間軸を追って見ていくと緊迫感はすごいものがあります。プーチンが本当にトチ狂っているのが分かります、それに従うロシアの人々。

    マリウポリの人がいう、「プーチン、こんなことをしても何にもならないだろう、バカか」に納得させられます。これを記録をしたウクライナ人のAP通信のジャーナリスト、この映像を世界に出してくれと言って脱出を手助けしたウクライナ人に拍手ですね。

    ニュースではなく、長尺の映像を見て分かる現実もあります。

    観終われば、野暮用があって麻布十番へ。

    ランチは京都の中華そばの名店「新福菜館」へ。2年ぶりの訪問かな。2年前までは週4回は通っていたのにね。スタッフの人もすべて変わっており、面は割れませんでした。

    注文は「瓶ビール」と「中華そば(並)」(850円)です。

    ビールはアサヒスーパードライです。キリッと冷えて、美味し。瓶ビールを半分飲んだところで、中華そばが着弾。黒いスープに九条ネギがたっぷり、これだよね。

    チャーシューもたっぷりあり、これビールのあてにもなるよね。

    2年ぶりの新福菜館に感激しました。やっぱり恐るべし、黒ラーメン

    今から反省して、月に数回は訪問します。

    よい1日でした。

    「第一旭本店」から隣の「新福菜館 本店」でラーメンを食すことに、京都ラーメン元祖にして不動の名店

     



  • 「シウマイ弁当」の変態食べ方、マグロの煮付けはほぐし、ご飯にパラパラと均等に振りかける

    「シウマイ弁当」の変態食べ方、マグロの煮付けはほぐし、ご飯にパラパラと均等に振りかける

    2024年5月24日(金)

    木曜日はいつものとおり、1週間で唯一、ルーティーンのある日です。

    銀座の絵画教室に出かけます。 本日は今日から全3回でベニスの風景をマンガペンで描く1回目です。ベニスの大運河の写真風景から自分を構図を切り抜いて描くというものです。

    そして、本日は下絵として鉛筆で構図とりでした。こんな感じの絵になりました。

    そして、お絵描きが終われば、これまたいつもの遅いランチです。

    銀座の老舗ラーメン店の「共楽」さんへ。本日の3時過ぎは1名の待ちです。まずはビールから。カウンター席でまったりです。ビールを飲み終わる頃に、“麺お願いします”のコールです。 いつものように、“ワンタンメン”です。いつもの変わらぬおいしさです。変わらない木曜日の日課

    そして、本日の話題はみんな大好き崎陽軒の「シウマイ弁当」のお話しです。何故にこの話題かと申しますと、先週の日経新聞夕刊の“人間発見”というコラムは毎日、崎陽軒会長の野並直文さんのインタビュー記事だったのです。タイトルは“横浜ローカルに誇り”です。

    まず崎陽軒という社名の由来です。

    横浜駅の4代目駅長だった久保久之が退職後のなりわいとして、国鉄から構内営業の許可を受け、妻を名義人として創業したとのこと。久保の出身地は長崎県。江戸時代に長崎の出島に来航する中国商人は長崎の岬から太陽が昇るのを見て、長崎を「崎陽」と呼んだそうです。それが社名になったとのこと。

    そして、“シウマイ弁当”で皆さん一家言あるのがその食べ方です。野並さんの紹介です。

    親友の横浜岡田屋の社長は「シウマイ弁当はこう食べるべし」と講釈します。シウマイに箸で穴を空け、しょうゆを中に染み込ませてカラシをちょんちょんと付ける。付け合わせのマグロの煮付けはほぐし、ご飯にパラパラと均等に振りかける。弁当を食べ始めるのに5分くらいかかりそうです。

    この食べ方はすごいね。まずシウマイに穴を空けるという高等技術は初めて知りました。そしてなにい、マグロの煮付けをほぐすだと。これは塊だ食べたほうが断然うまいと思う自分。

    そして、最後に何故に横浜でシウマイ弁当か?

    横浜駅というのは東京駅に近すぎるんです。大阪方面からの乗客は東京駅にもうすぐ着くから駅弁は買わない。大阪方面に向かう人は東京駅で駅弁を買って乗り込む。

    何を売ればいいのか悩みます。ヒントは小田原ならカマボコ、静岡ならわさび漬けといった名物がよく売れていたとのこと。ただ横浜は幕末の開港で栄えた歴史のない街で、名物がありませんでした名物がないなら作ってしまおうと考えました。横浜の町中を歩くと、現在の中華街のあたりに中華料理屋が何軒かありました。突き出しに出されていたのがシューマイ。これは珍しいと目を付けました。

    そして、現在の崎陽軒の売上は、258.9億(2023年2月期)とのこと。

    まさにシウマイ、恐るべし

    シウマイ弁当でも弁当箱に掛け紙をし、ひもを結ぶ昔ながらのやり方は横浜工場で作られたものだよ。釈迦に説法か。

    終わりがよろしいようで。

    崎陽軒のシウマイ弁当の食べ方ここに極まる、攻略の極意とはまずは小梅をずらしてから

     



  • 映画「ありふれた教室」を観て、自分的には住みたくない社会だね、こんな学校

    映画「ありふれた教室」を観て、自分的には住みたくない社会だね、こんな学校

    2024年5月23日(木)

    昨日は池袋まで遠征して映画を観てきたよ。観たのは、

    • 「ありふれた教室」

    毎週土曜日の日本経済新聞夕刊での評価に興味を覚えたのでね。ところで池袋に来るのって、何年ぶりだろうか。ここはイスタンブールかぐらいのデジャブ感です。電車で40分ぐらいなのにね

    ストーリーはこんな感じ。

    ある中学校で発生した小さな事件が予想もつかない方向へと進み、校内の秩序が崩壊していく様を、ひとりの新任教師の目を通して描いたサスペンススリラー。ドイツの新鋭監督イルケル・チャタクの長編4作目

    仕事熱心で正義感の強い若手教師のカーラは、新たに赴任した中学校で1年生のクラスを受け持ち、同僚や生徒の信頼を得ていく。ある時、校内で盗難事件が相次ぎ、カーラの教え子が犯人として疑われる。校長らの強引な調査に反発したカーラは、独自に犯人捜しを開始。ひそかに職員室の様子を撮影した映像に、ある人物が盗みを働く瞬間が収められていた。しかし、盗難事件をめぐるカーラや学校側の対応は、やがて保護者の批判や生徒の反発、同僚教師との対立といった事態を招いてしまう。後戻りのできないカーラは、次第に孤立無援の窮地に追い込まれていく。

    主演は映画「白いリボン」やテレビシリーズ「THE SWARM ザ・スウォーム」で活躍するレオニー・ベネシュ。ドイツのアカデミー賞にあたるドイツ映画賞で作品賞はじめ5部門を受賞。第96回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされた。

    2022年製作/99分/G/ドイツ
    原題:Das Lehrerzimmer

    観ての感想。非常に緊張感のある映画です、もちろん良い意味で。尺もコンパクトで凡長さはなく、非常に良し。まさに見入りました

    日経によれば、本作は本国で話題を呼び、ドイツ映画賞で5部門を受賞。さらにベルリン映画祭2冠、アカデミー賞国際長編映画賞候補になるなど、監督の名声は世界に轟いたとのこと。

    この映画は、学校の取材を重ね練り上げた完全オリジナル脚本とのこと、すばらしい。

    自分の率直な感想。もちろん公立学校という箱庭的空間の閉塞感もありますが、言葉では簡単にダイバシティ推進とは言うが、こんな社会はいやだねということ。特に公立学校の教師は対価としての給与を考えれば、やってられないね。

    移民の親子、自分の主張が激しいゲルマン精神、こんなんでは先生というか社会は追い詰められるよね。自分だったら、こんな空間からブチ切れて離脱するね、確実に。

    もう少しラテン的な生活をしないと閉塞感はたまらないと思った次第

    社会状況を述べましたが、映画はすばらしいです。是非、PTAや移民OKの人に見てもらいたいね。

    こんなことを書いたら、炎上するのかな。

    観終われば、完全アウェイの池袋でランチです。きょうは、ビールと“とんかつ”くんの気分かな。東武ホープセンターB1にある「とんかつ大吉」へ。

    瓶ビールは小瓶しかないのね。今日は、“アサヒ生ビール 黒生”を。美味し。

    注文はランチメニューの“とんかつ定食(ロース100g)”(1100円)を。

    さすが老舗、肉の厚みが違うね。おすすめの“わさび+しようゆ”でビールのつまみに最高。

    ご馳走様でした。

    難民問題で国境の滑稽な光景を映し出す「人間の境界」、だけど答えはないよね

     



  • 映画「普通の人々」、アカデミー作品賞だけど自分にはよくわからないね、繊細すぎ

    映画「普通の人々」、アカデミー作品賞だけど自分にはよくわからないね、繊細すぎ

    2024年5月21日(火)

    週末はいつもの定番、土日は自宅でDVDを1本づつ鑑賞します。観た映画はこちら。

    • 「普通の人々」
    • 「バッド・デイ・ドライブ」

    「普通の人々」は評価の高い映画とは知っていましたが、自分は観たことがなかったのです。1980年のアカデミー賞 作品賞なんですね。監督はあのロバート・レッドフォードです。

    物語はこんな感じ。

    平穏な日常生活を送っていた家族4人の家庭に、長男の事故死、続いて次男の自殺未遂という事件が起こる。この出来事を契機として、愛情と信頼によって固く結ばれていた筈の一家が、激しく揺り動かされ、目に見えない緊張が家の中を支配していく。そして映画はヽ人がそれぞれの苦悩を抱えて噛み合わない歯車のようになったお互いの関係に直面する様子を描いてゆく

    はっきり言って、自分的にはこの映画の良さが全くわかりませんでした。どうしてそんなに悩むのか。非常に繊細な感覚を持っていないとわからないと思うんだな。

    家族のみんながストイックすぎるのではと思います。もっと気楽に生きればいいのに。

    同じ系統の映画では自分的には断然、イタリアの「ジョルダーニ家の人々」の方が秀逸と思うのですが。家族の崩壊と再生を描いています、加え難民問題とジェンダーの問題を巧みに混ぜながらね。

    一方の新作の「バッド・デイ・ドライブ」はリーアム・ニーソン主演で観たさからです。悪くはないけど、DVDで十分かな。2015年のスペイン映画「暴走車 ランナウェイ・カー」をドイツ版「タイムリミット 見知らぬ影」、韓国版「ハード・ヒット 発信制限」に続いてで英語リメイクしたものなんですね。

    だんだんリーアム・ニーソンも年をとってきたねを少し実感させられました。

    そして土曜日の夜は六本木の「おつな寿司」へ。19時に2名で訪問です。1ケ月に1回は定期訪問しないとね。

    今日のつまみは、“ほたるいかの漬け”と“かつおの刺身”です。どちらもビールにバッチリです。つまみで瓶ビールを完飲、早、芋焼酎のお湯割りです。

    今日の握りです。まずは前半戦。

    • いか
    • ほたて
    • たい
    • さば
    • 赤身まぐろ

    ここで、茶碗蒸しで仲入りです。後半戦です。

    • ぼたん海老
    • 中トロ
    • いくら
    • 玉子焼き
    • 鉄火巻
    • おつな名物“いなり寿司”
    • あなご

    デザートは抹茶のアイス最中です。

    今日はカウンターで食べていると、隣に男性が1名。話しかけると何でも明日ドイツのデュッセルドルフに帰るとのこと。その前に初おつなで寿司を食べようとしたとのこと。

    ドイツでこのクラスのお寿司を食べようと思ったら、一人300ユーロするとのこと。びっくりするね。

    というわけで、本日もご馳走様でした。

    「ジョルダーニ家の人々」、これは現在の多様な家族のあり方を描いたイタリアドラマの大傑作

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  • 餃子の新星、新橋の「上の山本」の呑める餃子とは、「山本のハンバーグ」の系列店だよ

    餃子の新星、新橋の「上の山本」の呑める餃子とは、「山本のハンバーグ」の系列店だよ

    2024年5月10日(金)

    GW中の土曜日に行ったレストランのお話しです。そろそろ新規のお店を開拓して、紹介しないとね。そんなことが頭をかけめぐっている時に書店で見かけたのが、「dancyu 2024年5月号」の“餃子の新星”という特集記事です。餃子で良いお店がないのかな。三田の大連の餃子もダメになったし、残すは亀戸餃子のみ。

    雑誌をペラペラめくっていると、見つけました、このお店です。

    • 上の山本」
    • 港区新橋2-4-5 不二ビルディング2階

    キャッチコピーは“青菜水餃子: 香り高い塩だしに青菜の苦味がアクセント”

    ガツンとした挽き肉料理で有名な「山本のハンバーグ」の系列店だけに肉感の強い餃子と思いきや、“青菜水餃子”に意表を突かれた

    スープ餃子のように、れんげで餃子をすくって食べるスタイル。まず塩だしをすすれば、昆布ベースの穏やかな味わいにほっとする。餡は、小松菜や白菜のシャキシャキの食感が心地よい。

    ほのかな苦味が、豚肉の味を引き締めて軽い食べ心地だ。小ぶりのサイズ感と相まってパクパクと食べ進む。

    (中略)

    一方、ビールやサワーに合うのが、にんにくが効いたパワフルな味の“呑める餃子”だ。カリッと焼いた皮の内側には、玉ねぎやキャベツ、豚肉のエキスがキュッ。卓上の赤酢をかけると、まろやかな酸とふくよかな熟成の風味が加わり、食べごたえが増す。餃子で飲みたい日に、ぴったりな一軒だ

    こんな記事を見れば、“呑める餃子”、食べに行くしかないね。前日に予約して訪問してみました。3名です。

    名前の由来は現地に行ってわかりました。1階は予約が取りづらいという「つくね山本」が入っており、その上に系列店を出したので、「上(2階)の山本」というのね

    19時に訪問しましたが、テーブル席もカウンター席もほぼ満席です。自分たちはテーブル席へ。お店の雰囲気はおしゃれな居酒屋(チェーン店系ではない)という感じですね。

    まずは生ビールも。グラスもおしゃれだね。

    まずはジャブの注文です。

    • 塩ホルモンの豆腐煮込み(580円)
    • “名物” 呑める餃子(12個)(880円)
    • 青菜焼き餃子(12個)(880円)

    それから、これもね。

    • “名物” つくねあげ 1本 (250円)

    デープな餃子とは違う、今風の餃子だよね。おいしそうなメニューがたくさん。ディープな餃子を求めた自分たちとは少し違う餃子と雰囲気だよね。だけど、こちらのお店、繁盛すると思います。何せ、料理の平均レベルが高いのだね。少人数の女子会や女性が入る会社の内輪の飲み会には喜ばれるね。自分たちが求めていた油がギトギトに付きそうな餃子とは違い、洗練されています。

    この後は小腹が空いたので、新橋のラーメンの名店「ほりうち」へ行って、渾身の一杯を食す。よい1日でした。

    東京の“ぎょうざの聖地”は亀戸だよ、「亀戸餃子」を巡礼訪問、あいかわらず行列だよ

     



  • 「シェルタリング・スカイ」はモロッコと砂漠の絶景を楽しむ映画、感性でね

    「シェルタリング・スカイ」はモロッコと砂漠の絶景を楽しむ映画、感性でね

    2024年4月22日(月)

    週末はいつもの定番、土日、自宅でDVDを1本づつ鑑賞します。観た映画はこちら。

    • 「シェルタリング・スカイ」
    • 「プレタポルテ」

    結論から言うと、どちらも見ごたえのある映画でした。映画のアプローチは全く違いますが

    まずは「シェルタリング・スカイ」から。自分は一度観たことがあると思っていましたが、観てみると初めてのようです。話しはこんな感じ。

    ベルトルッチ監督による、エキゾチックなラブ・ストーリー。第2次世界大戦後まもない1947年、ニューヨークから北アフリカへある夫婦が旅行にやってくる。かつて2人を取り巻いていた活気が薄れ、愛も夢もなくなってしまったことに気づいた夫婦は、この北アフリカで何かを発見できるのではないかと考えていたのだ。しかし、旅行を続ける内にかえって2人の関係は険悪になってゆく……。

    • デブラ・ウインガー 、 ジル・ベネット 、 キャンベル・スコット 、 ジョン・マルコビッチ

    まあ、モロッコの絶景と砂漠の雰囲気を楽しめばいいのでは、あと坂本龍一の音楽を。この歳になれば、話しもよくわかるのですが、何故、3番目のベドウィンの男とああなったのかは不思議です、自分の体験では理解できませんでした。原作者のポール ボウルズに聞くしかないかな。まあ砂漠だから、当事者でないとわからないね

    「プレタポルテ」です。

    これも話しはたいしたことのない群像劇ですが、よくこれだけの俳優を集めたね、こんなのアルトマンしかできないよ。デザイナー自身もね。

    鬼才R・アルトマンが撮った、パリ・コレクションに纏わる人間模様を描いた内幕もの。パリのプレタポルテ協会の会長オリヴィエは、ある日郵便で派手なネクタイを受け取る。そこには、それを身に着けて出掛けてほしいというメモが一緒に添えられていた。一方、空港ではショーに関わる有名無名の様々な人々が次々と降り立ち賑わいを見せていた。そんな中、空港にやって来たオリヴィエは、自分と同じ柄のネクタイをしているセルゲイと出会う……。

    ジュリア・ロバーツの前後の対比はさすがだね。ローレン・バコールはどの役だったんだろうね。とにかく風刺も効いて、ソフィア・ローレンとマストロヤンニに最敬礼だね。

    そして土曜日の夕食は六本木の「おつな寿司」へ。来週は東南アジアなのでね。

    19時に2名で訪問です。 今日はカウンターもテーブルも外人さんで占められています。

    我々は奥カウンターで大将の握りです。 今日のつまみは、“ほたるいかの漬け”と“くじらの刺身”です。どちらもビールのつまみには危険です。くじら、美味しです。

    今日の握りです。まずは前半戦。

    • いか
    • ほたて
    • たい(違うと思う、失念)
    • 関さば
    • 赤身まぐろ

    ここで、茶碗蒸しで仲入りです。後半戦です。

    • ずわいがに
    • 大トロ
    • いくら
    • 玉子焼き
    • 鉄火巻
    • おつな名物“いなり寿司”
    • あなご

    最後のデザートはアイス最中。本日の白眉は“関さば”と“大トロ”かな。 つまみの“くじら”も美味だったし。本日も美味しゅうございました。ご馳走様でした。

    マラケシュのフナ広場で声をかけられてもついて行ってはダメよ

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  • キム・ユンジン目当で観た「国際市場で逢いましょう」で涙腺が、不覚をとった

    キム・ユンジン目当で観た「国際市場で逢いましょう」で涙腺が、不覚をとった

    2024年4月14日(月)

    週末はいつもの定番、土日、自宅でDVDを1本づつ鑑賞します。今週はキム・ユンジン目当てでのセレクションです。何故なら、先日視聴した「告白、あるいは完璧な弁護」(2022年)で非常に印象に残った女優さんだったのでね。

    この方、すごい有名な韓国系の女優さんなのですね。「シュリ」のヒロイン役が有名みたいですね。自分は観たことはないのですが(汗)それと、日韓ワールドカップ開催時、日韓国民交流年2002の韓国側親善大使を務めたのですね。日本側は藤原紀香だったとのこと。

    脇道にそれましたが、映画の話しに。観たのはこの2本。

    • 「セブンデイズ」
    • 「国際市場で逢いましょう」

    「セブンデイズ」はいわゆる犯罪ものですが、少し細かいプロットに凝りすぎていると思いました。何か話しがうまくできすぎているというかね。もう少しシンプルにした方がわかりやすくていいのに。

    「国際市場で逢いましょう」は過去の韓国の苦労の歴史をさらっと見せてくれます。まるで、阿部寛主演で映画にもなった重松清の「とんび」の韓国版のような話しというか構成だよね。韓国もので言えば「焼肉ドラゴン」のようでもあるし。

    ようはよくある話しのパターンなのですが、この種の映画はいけません。わかっていても感情移入せざるをえない自分がいますね。

    この映画はキム・ユンジンよりあの夫役の方が断然目立つ映画です。「国際市場で逢いましょう」は本当に良い映画でした。

    そして土曜日の外食です。韓国映画を観た影響からか、博多のもつ鍋が食べたくなったのです。それも博多の有名店のをね。

    調べたところ、東京駅のKITTE内に「博多もつ鍋 幸 とりもつえん KITTE丸の内店」というのがあるではありませんか。本日はこちらでモツ鍋をね。2名で訪問です。

    まずはビールで喉の消毒を。ビールの大(980円)をまずは1杯。そしてこちらのお店は福岡だけでなく、九州一円の料理があるんだね。福岡の名物をあてにしていたので、少し拍子抜けです。

    まずは、

    • とりあえずのつまみ三種盛り
    • パリパリ にんじんのサラダ
    • もつ焼

    このつまみの三種盛りはいけるね。大ビールが2杯目に突入です。

    そして、もつ鍋(一人前 1,730円)を2人前を注文します。

    メニューには、「もつ鍋のおいしい食べ方」で“通の食べ方は、ちゃんぽん玉の後に雑炊で〆る「二段締め」です”とあります。本当かいな。

    こんな感じのもつ鍋が用意されました。

    こちらのお店の“もつ”が大きいこと。もう少し小さいモツの方が好みだね。

    自分たちはこの具だけでおなか一杯となり、ちゃんぽん玉も雑炊も遠慮しましたが。

    だけど、本場の博多で食べるもつ鍋はどうしてあんなに美味いのか、不思議です。

    ご馳走さまでした。

    赤坂の本格韓国料理「チョンギワ 本館」のフローズンマッコリは危険な飲み物、キムチの値段にビックリ

     



  • 「ドル3部作」はまさに三方よし(監督・俳優・音楽)の映画、そして「おつな寿司」もね

    「ドル3部作」はまさに三方よし(監督・俳優・音楽)の映画、そして「おつな寿司」もね

    2024年3月28日(木)

    イタリアはナポリへの旅行記が続いていますが、本日は小休止を。帰ってきたからの近況を。

    まずしたことは、あの「ドル箱3部作」と言われる西部劇を観たことです。これは見逃せません。今週観たのは、この2本。

    • 『荒野の用心棒』
    • 『夕陽のガンマン』

    今回のこの企画はこんな感じです。

    不滅のマカロニ・ウエスタン3大傑作、日本初一挙上映! 面白くてカッコいい映画の原点にして頂点、それが《ドル3部作》だ

    《ドル3部作》 The Dollars Trilogy とは、『荒野の用心棒』、『夕陽のガンマン』、『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』という3本のイタリア製西部劇=マカロニ・ウエスタンの総称。

    黒澤明監督の時代劇『用心棒』( をリメイクした『荒野の用心棒』は、1964年9月にイタリアで公開され、当時の興行記録を塗りかえる爆発的なヒットに。その勢いは瞬く間に世界中に広がり、各国でマカロニ・ウエスタンの一大ブームを巻き起こした。

    欧米ではスパゲッティ・ウエスタンと称されたこのジャンルは、70年代半ばまでの約10年間に500本近くが作られ、中でも主演クリント・イーストウッド、監督セルジオ・レオーネ、音楽エンニオ・モリコーネの出世作となったこの3 本は、3年連続イタリア年間興収NO.1になっただけでなく、マカロニ・ジャンル傑作中の傑作として、初公開から60年近くたった今でも世界中のファンに愛されている。

    さらに『パルプ・フィクション』のクエンティン・タランティーノ、ジョニー・トー 『エグザイル/絆』 、キム・ジウン 『グッド・バッド・ウィアード』 、チャド・スタエルスキ 『ジョン・ウィック』シリーズ といった映画監督たちをはじめ、漫画家、アニメーター、ゲームデザイナーら、世界のサブカルチャーの担い手たちに絶大な影響を与え続けている。

    ただただ、痺れました。音楽よし、俳優よし、監督よしの三方あっぱれです。次は『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』です。名作はいつも観も名作なり。

    しそして、海外から帰ってきたらこれを食べたくなるね。“The すし”です。

    先週土曜日は六本木の「おつな寿司」へ。19時に3名で訪問です。

    入口近くのカウンターには欧米カップルが2組づつ。若大将がお相手です。我々は奥カウンターで大将の握りです。

    今日のつまみは、“ほたるいかの漬け”と“かつおの刺身”です。どちらもビールにバッチリです。つまみで瓶ビールを完飲、早、芋のお湯割りです。つまみから危険な香りがします。

    今日の握りです。まずは前半戦。

    • いか
    • ほたて
    • たい
    • さば
    • 赤身まぐろ

    ここで、茶碗蒸しで仲入りです。後半戦です。

    • ずわいがに
    • 大トロ
    • いくら
    • 鉄火巻
    • おつな名物“いなり寿司”
    • あなご

    後半戦のどこかで玉子焼きはあったのですが、失念。

    最後のデザートは抹茶アイス最中。本日の白眉は“大トロ”でしたね。

    本日も美味しゅうございました。ご馳走様でした。

    「モリコーネ 映画が恋した音楽家」を鑑賞、天才の仕事場を見れるだけでも奇跡のようなことだよ

     



  • [ナポリ旅行記3]老舗ナポリピッツァ「ダ・ミケーレ」のマリラーナは絶品

    [ナポリ旅行記3]老舗ナポリピッツァ「ダ・ミケーレ」のマリラーナは絶品

    ナポリには夕方に着いて、ホテルに無事チェックインした後は、夕食のことを考えねばなりません。

    ナポリ初日とあらば、食べ物の選択肢はこれとかありませんね、ザ・ナポリピッツァで決まりでしょう。そして、どの旅行ガイド紙にも出ているのが“ピッツァ発祥の地の2大名店”の一つ、

    • 「ダ・ミケーレ」(L’Antica Pizzeria Michele)
    • 住所: Via Cesare Sersale(ナポリ中央駅から徒歩10分)
    • 1870年から代々続く老舗。メニューはシンプルでマリナーラとマルゲリータのほか合計4種類。値段はすべて単一で5ユーロ。ちなみに、こちらのマリラーナは、トマトソース+ニンニク+オレガノのピッツァの元祖

    ホテルからは徒歩20分弱かな。自分たちも街歩きしながら、お店に向かいます。お店に到着は7時30分すぎです。こんな路地を下っていくと、人がたむろしているのでお店はすぐにわかります。すごい多い人が店の前にいます。まずはお店の前でお兄さんから整理券をもらう必要があります。自分たちは20番目ぐらいかな。45分くらいは待ちましたよ。

    お店の入口は狭いですが、中は奥に広い、かなり大振りなお店ですね。

    というわけで何とかテーブル席に着くことができました。お店のシステムはおもしろくて、1つの部屋(テーブルが7-8個)ごとに注文と配膳する人が1人います。その人1人と決まっているようです。よって、すぐに注文を取りには着てくれません。テーブルに着いた順におじさんが回ってきます。

    こんなシステムですので、アルコールは最初に確保した方がよいとの判断で、ペローニを2本頼みました。ピッツァはこの3枚。

    • マルゲリータ(2枚)
    • マリラーナ(1枚)

    ビールをちびちび飲みながら、噂のピッツァを待ちます。注文してから10分ぐらいかかったかな。自分が注文したのは、マリラーナ。食します。

    うーん、トマトの濃さが違うね、味が濃いよ。それに負けないオレガノの風味とニンニク。生地はうすくてペロッといけます。これは今まで食べたマリラーナの中でもダントツですね。マルゲリータも食しましたが、この店では自分としては“マリラーナ”推しだね。

    そして、周りの厚い皮の部分は残すミラノ食べをしました。これで丁度1枚をペロリです。

    ミラノの新興の有名店「Gino Sorbillo」(ジーノ ソルビッロ)よりはるかに美味いと思いました。

    食べきれなかったピッツァは箱に入れてもらって、持ち帰りできるよ。ホテル滞在には厳しいですが。

    食べ終わればお会計です。ビール2本とピッツァ3枚で26ユーロ。カード払いもできます。ただ、担当のおじさんが会計にはチップが含まれていないと、何度も念押しされます。クレカ払いにチップを含ませることはできないようです。チップは現金のみ。おじさんに手渡しです。

    おじさんがキャッシャーまで付いてき、30ユーロの釣り銭4ユーロをチップでお渡ししました。

    だけど美味いピッツァだったよ。

    [シチリア・ミラノ旅行記12]ナポリピザの名店「Gino Sorbillo」でピッツアを食す、うまし、只者ではないよ、東京にもあるとはね

     



  • 何と六本木の「藪そば」が閉店、麻布台ヒルズに「亀戸ぎようざ」がなぜに出店、わからん

    何と六本木の「藪そば」が閉店、麻布台ヒルズに「亀戸ぎようざ」がなぜに出店、わからん

    2024年3月10日(日)

    昨日は3ケ月に1回のルーティーンのある日でした。3ケ月に1回は歯医者さんに行って、歯垢除去などのクリーニングに行っているのです。もう20年通っているね。

    自分の経験値からすれば結局、こうした方が歯にはよいと思うのです。3ケ月毎にお口の中の状態も見てもらえるしね。舌がんなんかも怖いよね、堀ちえみさんのように。

    今回もあのキーンという器具でいたぶられたのです、口の中から少し出血するしね。わかる人にはわかるよね

    朝一で治療が終わり、10時30分の渋谷です。今日は何をしようか。

    事前に考えた選択肢はこの2つ。

    • 日比谷のTOHOシネマズで「デューン 砂の惑星PART2」の先行上映を観るか
    • 渋谷で映画版の「オリガ・スミルノワのジゼル in cinema」を観るか

    まず「デューン」の方は良い席がもうほぼ埋まっているのです。この映画はできれば良い席でゆったりと観たいので、残念ながら旅行から帰ってきて観ることにします。

    「オリガ・スミルノワのジゼル」の方は一般料金が3,700円もするのね。窓口でその値段を聞いて潔く退散です。この料金であれば気軽には観れないよね。チケット窓口で羞恥プレーをしてしまいました。

    というわけで中途半端な午前11時の渋谷で何をするか。

    自分が思ったのはあの「麻布台ヒルズ」に偵察に行こうかなということ。開業してからまだ一度も足を踏み入れたことがないのでね。途中の六本木のドンキ隣の「藪そば」でカレー南蛮を食べればよいかなと。

    そして、本日は衝撃を受けました。六本木で唯一残っていた町蕎麦屋さんの「藪そば」ですが、シャッターが降りているのです。今日は臨時休業かなと思ってシャッターを見ると張り紙が。1月31日で閉店とのこと。理由は書いてありません。かなり繁盛していたと思いますが、いろんな事情があるのです。

    それではすぐに転身して、泉ガーデンタワーにあるとんかつ「和幸」でとんかつとビールにしようと行ってみたら、こちらもすでに撤退済みです。どうしたんだ泉ガーデン

    結局はいつもの赤坂の「赤坂砂場 」で大もりをいただいたよ。

    そして肝心の「麻布台ヒルズ」です。はっきり行って、お上りさんが多数という感じで、レストランも無国籍料理など自分とは志向が違うよねと思った次第です。

    とんかつ屋さんぐらい出店させてよ。自分の好きなブランドのショップもないしね、まあコンランショップはこの界隈ではめずらしいよね。

    だけどこの麻布台ヒルズと対局にあるあの餃子の名店「亀戸ぎょうざ」が出店するのはどうしてなのかね。麻布台ヒルズ中にあの餃子の匂いを充満させて欲しいね

    東京の“ぎょうざの聖地”は亀戸だよ、「亀戸餃子」を巡礼訪問、あいかわらず行列だよ

     



  • 「ダンサー イン Paris」を鑑賞、夜は赤坂の「志乃ぶ寿司」へカワハギ美味し

    「ダンサー イン Paris」を鑑賞、夜は赤坂の「志乃ぶ寿司」へカワハギ美味し

    2024年3月4日(月)

    昨日はひな祭りだったね、3月3日。週末はいつものように、DVDを鑑賞します。観たのはこの2本。

    • ダンサー イン Paris
    • 満員電車

    「ダンサー イン Paris」です。いわゆるバレエダンサーの挫折物語です。話しとしてはこんな感じ。

    名匠、セドリック・クラピッシュ監督が夢を諦めたダンサーの新たな挑戦を描くドラマ。パリ・オペラ座バレエ団のダンサー・エリーズは舞台上で負傷し、バレエができなくなってしまう。実家に帰省したエリーズは、父親から心ない説教を受け…

    主演:マリオン・バルボー

    話しはよくあるものですが、脇役も多士済済で良い映画だね。主演のマリオン・バルボーも等身大で普通の人っぽくて好感が持てます。映画の冒頭の始まり方も少し斬新でいいね。

    続いて2本目は「満員電車」。これは笠智衆が目当てです。話しはこんな感じ。

    市川崑監督による社会風刺コメディ。ビール会社に就職した社会人1年目の青年・民雄は、父親の発病や自身の病気、失業など立て続けにトラブルに巻き込まれる。満員電車から一度降りてしまったら二度と乗れないサラリーマン事情をコミカルに描く。

    製作年: 1957年

    出演: 川口浩 、 笠智衆 、 杉村春子

    なんか皮肉ぽくて少し小難しいね。風刺をきかせ過ぎというか。市川崑ってこんな感じだったかな。お目当ての笠智衆はあまり出てこなくて残念。小津のようなサラッと仕上げた方がよいよね。

    そして、土曜日の夕食です。本日は赤坂の裏路地にある「志乃ぶ寿司」を訪問です。また、あのカワハギの肝あえを食べたくなってね。前日に2名で予約です。

    本日は訪問して驚いたよ。何とカウンターが全部埋まっているよ、自分の1席を残して。商売繁盛で何よりです。

     

    まずはサッポロの黒ラベルをいただきます。まずは光り物を切ってもらいます。

    さば、いわし、コハダの3種です。やっぱり、いわしの脂ののりが良く、美味しです。

    そして、自分のとなりの席の男性、大井競馬場の理事の方らしく、面白い話しを聞けたのでした。(かなりの裏話で打ち明けられないのが残念)

    そして大将に「カワハギあるの」と聞くと、少しだけあるとのこと。というわけで、カワハギの肝あえを造っていただきます。もうこの肴があると、アルコールがグイグイいくので危険ですね。本日はこのあたりから記憶がありのせん。そして、となりのおじさんの前には何故かシーバスリーガルのボトルが。仲良くなってこのシーバスをいただき、ロックで3杯いただいたようです。こんな感じですので、本日はお寿司の写真があまりないんだね。

    お会計は本日はかなり高く19,000円ほどです。あのシーバスがチャージされたのかな、あのお酒はお店のものだったんだろうか

    本日も小津安二郎の「彼岸花」を観る、田中絹代ってこんな顔立ちの人なんだね

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  • アリ・アスター「ボーはおそれている」、自分には監督のメッセージはわからない

    アリ・アスター「ボーはおそれている」、自分には監督のメッセージはわからない

    2024年2月29日(木)

    ここ数日は北風が強く、寒い日が続く都心です。

    今日も評判の高い監督の映画を日比谷のTOHOシネマズに観に行ったよ。その映画とはこちら。

    • 「ボーはおそれている」
    • 監督: アリ・アスター

    話しはこんな感じ。

    「ミッドサマー」「ヘレディタリー 継承」の鬼才アリ・アスター監督と「ジョーカー」「ナポレオン」の名優ホアキン・フェニックスがタッグを組み、怪死した母のもとへ帰省しようとした男が奇想天外な旅に巻き込まれていく姿を描いたスリラー

    日常のささいなことでも不安になってしまう怖がりの男ボーは、つい先ほどまで電話で会話していた母が突然、怪死したことを知る。母のもとへ駆けつけようとアパートの玄関を出ると、そこはもう“いつもの日常”ではなかった。その後も奇妙で予想外な出来事が次々と起こり、現実なのか妄想なのかも分からないまま、ボーの里帰りはいつしか壮大な旅へと変貌していく。

    共演は「プロデューサーズ」のネイサン・レイン、「ブリッジ・オブ・スパイ」のエイミー・ライアン、「コロンバス」のパーカー・ポージー、「ドライビング・MISS・デイジー」のパティ・ルポーン。

    2023年製作/179分/R15+/アメリカ
    原題:Beau Is Afraid

    観ての感想。監督がこの映画で何を言いたいのか、その意図も全くわかりませんでした。発達障害と母親コンプレックスのこと、はたまた知的障害のことを言いたいのかな

    3時間という長さもすごいね、劇場ではなくDVDだったら途中で放り出していたよ、間違いなく。ただ映像は凝った造りで、妙に感心したのです。あの最後の終わり方はフェリー二的だね。先日観たタルコフスキーの「ノスタルジア」も難解でしたが、こちらのボーもそれに劣らず難解でした。悪口ばかり言っているのですが、劇場での大スクリーンなら、この3時間の大作少しは楽しめるのかな。

    ビルの1Fではアサヒビールの「食彩」という新しいビールの宣伝をしていたので、列に並んで1本いただきました、ラッキー。

    ところで、先日土曜日の夕食です。久しぶりに赤坂の「室町砂場」に行ったよ、夜行くのは久しぶりです。もう暖簾が仕舞われて午後7時。だけど入口のテーブル席に案内していただきました。有り難し。

    駆けつけのビールです。ツマミは卵焼きです。連れはすぐに天ぷらうどんを注文。自分はいつものように“大もり”です。30分のうちにビールの大瓶2本を飲んですばやく退散します。入れてくれてありがとう。年齢的には蕎麦をたぐるぐらいが一番いいね。

    ご馳走様でした。

    タルコフスキーの「ノスタルジア」は自分の脳では理解不能だった、映像はすごいよ

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  • 「生誕120年 安井仲治」の写真展とインディアンカレーの一日だったよ

    「生誕120年 安井仲治」の写真展とインディアンカレーの一日だったよ

    2024年2月28日(水)

    昨日は本当に突風日だったね。そんな日にビル風がものすごいのに、丸の内の写真展にでかけたのでした。何たって、自分にとってのデジタル系のガジェットの師匠である市川渚さんがXで是非見に行かねばと言われていたのでね。

    • 「生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真」
    • 2024年2月23日(金・祝) – 4月14日(日)
    • 東京ステーションギャラリー
    • 入場料: 一般(当日)1,300円

    はっきり申しまして、自分はこの安井仲治という人を全く知りません。市川師匠が必見というからには行くしかないね。安井仲治という人はこんな人なんだね。

    近代写真の金字塔。「安井仲治」を知らずに日本の写真は語れない!

    日本写真史において傑出した存在として知られる安井仲治(やすいなかじ/1903-1942)の20年ぶりとなる回顧展。大正・昭和戦前期の日本の写真は、アマチュア写真家たちの旺盛な探求によって豊かな芸術表現として成熟していきました。この時期を牽引した写真家の代表格が安井仲治です。

    安井は38歳で病没するまでの約20年という短い写歴のあいだに、驚くほど多彩な仕事を発表しました。その作品は同時代の写真家をはじめ、土門拳や森山大道など後世に活躍した写真家たちからも掛け値なしの称賛を得ています。

    この説明を読むと、すごい人だったんだね。というわけで意を決して出陣です。

    こちらのギャラリーは「大人の休日倶楽部カード」を持参すれば、100円引で入場できます、ありがたや。会場内はちなみに写真撮影は禁止です。

    観ての感想。写真は1920年代と30年代ですね。20年代の写真はネガの状態が悪いのか、ボケたような写真も多いね。写真に全く疎い自分には、何がすごいのかはっきり言って全くわかりませんでした。構図とかが斬新なのかな。とにかく38歳という早逝の方だったんだね。

    どんな有名写真家でも画家でもピエロとかサーカスは対象物になりやすいね。

    だけど展示の点数も多くて日本の写真の原点を見れて満足でした。お客さんも割と少なくてゆったりと閲覧できます。

    終わればランチタイムです。13時過ぎです。今日は東京駅近くの大阪では有名な「インディアンカレー 丸の内店」に

    インデアンが大阪に店を出したのが1947年。

    一口食べると、懐かしい甘さが舌の上に拡がり、ホッとした途端に辛さの玉が弾ける、、、お客さまから「口ん中が火事や!」と言われながらもご愛顧いただいてきましたのが、私共のインデアンカレーです。

    大きなビルの地下1階。行列の出来ているお店もある中、こちらの「インディアンカレー」には行列なし。そして、今日の注文はこれ。

    • インディアンスパゲッティ
    • ビール(小瓶)300円

    ビールがあるのは二重丸、この手のカレー屋さんでね。食事は名物のインディアンスパゲッティしかないでしょう。付け合せは“福神漬け”ではなくキャベツの酢漬けなのですね。

    ボリューム的には普通で十分だね。最初は少し甘めのカレーだなと思いましたが、後から辛味がくるタイプだね。この味のカレーは自分的には初めてだね。これが大阪流なのかな。

    欲を言えば、カレールーがもう少し多ければいいね

    この味で東京で生き残れるかですね。

    哀愁漂う写真を撮りたければ、リスボンの裏道に行くべし、哀愁漂いすぎ

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  • ロードムービーの傑作「スケアクロウ」、何とカンヌのパルム・ドール受賞作

    ロードムービーの傑作「スケアクロウ」、何とカンヌのパルム・ドール受賞作

    2024年2月20日(火)

    本日もまずは映画のお話しから。

    「午前十時の映画祭」で先週金曜日から新しいラインナップが始まりました。

    • 「スケアクロウ」

    この映画は1度観たことが確かにあるはずなのに、あらすじも全く記憶にないんだね。最大の見所はジーン・ハックマンとアル・パチーノの共演なのかな。

    ストーリーはこんな感じ。

    ジーン・ハックマン、アル・パチーノ共演の、カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作! 男同士の友情を描く、70年代を代表するロードムービーの傑作!

    刑期を終えて出所したマックスには、故郷のピッツバーグで洗車業を始める夢がある。一方、元船員のライオンは 5年前に妊娠中の妻を残して出たデトロイトに戻る途中であった。二人はカリフォルニアの乾いたハイウェイで出会い、奇妙な旅が始まった。だがそれはまた、社会から落ちこぼれた男たちの友情の始まりでもあった。

    カンヌのパルム・ドール受賞作とはこのブログを書くときに初めて知ったよ、すごいね。こんなアメリカン・ムービーにも賞をくれるんだ。

    ここからは観ての自分の感想。話しは淡々と進んでいきます。結局、監督はこの映画で何を言いたかったんだろうという疑問が

    まあ、難しく考える必要はないのかな、メッセージなんて。だけど、最初の出会いから何故一緒に旅をするのか、自分には疑問のままです、話しが出来すぎではないのかな。

    終わりはどうするんだろうと思っていると、あれで終わりなんだね。

    このころのアル・パチーノは精悍な顔つきでいいね。まさに使用前の顔です。「ハウス・オブ・グッチ」では使用後のパチーノだもの。これこそ、マイケル・コルレオーネの顔だよ

    まあなかなか味わい深い映画でした。

    ところで週末は土曜日の夕食です。どこに行くか迷った時の、うなぎなんだね。

    ピッツアとうなぎどっちにする、と聴かれたら日本人ならうなぎでしょう。

    というわけで本日は赤坂の「ふきぬき」さんへ2名で、19時に訪問です。行く直前に電話予約して訪問します。本日は地下1階へ。

    まずはエビスの瓶ビールを。お通しの“うなぎの南蛮漬け”が美味しです。つまみはいつものように“煮凝り”を。煮凝りを肴のアテに飲むビール、至福の組み合わせです。やっぱり“うなぎ”くん、最強です。

    そして、うな重の注文です。一番安価な「梅」のうな重(3,200円)を注文します。その間に瓶ビールは2本目に突入です。飲み終わる頃に、うな重の登場です。

    今日もこんな感じで美しいうな重です。うな重て、どうしてペロリなんだろう

    今日もおいしいうなぎをありがとう。大満足の土曜日でしたよ。

    映画館でゴットファーザー3部作を全観る。至福の時だった。映画館を出る時、どうしてマイケル・コルレオーネの目つきになるんだろうな





  • 「リバー・ランズ・スルー・イット」は実に静謐な傑作、どうして見逃していたのかな

    「リバー・ランズ・スルー・イット」は実に静謐な傑作、どうして見逃していたのかな

    2024年2月11日(月)

    本日もまずは映画のお話しから。

    二週間に一度は「午前十時の映画祭」のラインナップを確認です。今週は自分の全く知らない題名の映画です。今回はこちらの作品を観に劇場に足を運びます。

    • 「リバー・ランズ・スルー・イット」4K

    俳優ロバート・レッドフォードの3本目の監督作品。アメリカ自然文学の名作「マクリーンの川」の映画化。モンタナの美しい大自然を背景に、レッドフォードは家族愛と兄弟の絆を真摯に描き上げた。本作で注目されたブラッド・ピットの美青年ぶりも大きな話題に。アカデミー賞を受賞した名手フィリップ・ルースロの撮影が秀逸。

    知っているのは監督のロバート・レッドフォードとブラピの名前だけです。

    実はそんなに期待していなかったのですが。最初の20分はなんか退屈な宗教臭い映画だなと思ったのですが。観終われば、実に良い映画を観たなという大満足感です。レッドフォードの演出、あえてドラマチックにしないで、淡々と描く演出がすばらしいです。本当に静謐に包まれた映画です。調べると原作がすごいのね。だけど、どうしてこんな良い映画を見過ごしていたのかな。最近の映画との比較では、素材的には「ザリガニの鳴くところ」を好きな人は絶対にはまるね、ブラピ好きの人はこの映画がバイブルなんだろうね。

    そして、話しは変わって先週末の夕食です。本日は満を持して六本木の「おつな寿司」へ。3名でカウンターを予約です。

    まずはサッポロの黒ラベルで喉の消毒です。少し消毒の回数が多くないかね、君。

    本日の前菜は、タコの煮物とイカの煮物です。どちらも初めてで、もう酒のつまみには最高ですね。

    今日の握りです。まずは前半戦。

    • 白身
    • いか
    • ほたて
    • こはだ
    • 赤身まぐろ

    ここまででは、本日は“ほたて”が最高、肉厚でとろりとした食感。茶碗蒸しでしばしの休憩。飲み物はすでに芋焼酎のお湯割りへ。

    後半戦です。だけど今日は酔いの周りが早く、このあたりから記憶が曖昧なのです。

    • ずわいがに
    • 中トロまぐろ
    • いくら
    • 卵焼き
    • いなり寿司
    • 鉄火巻
    • 穴子

    後半戦の“ずわいがに”と“中トロ”は出色でした。良いところを出してもらった大将に感謝です。最後のデザートは抹茶の最中アイスです。

    お会計は2万4千円ほどです。だけど、お会計をした記憶もないほど酩酊したのでした。完全にドボンです。関係者の方々、ご迷惑をおかけしました。

    最近のよい小説をお探しなら「ザリガニたちの鳴くところ」を読むべし、自然描写が素晴らしい