「シウマイ弁当」の変態食べ方、マグロの煮付けはほぐし、ご飯にパラパラと均等に振りかける

2024年5月24日(金)

木曜日はいつものとおり、1週間で唯一、ルーティーンのある日です。

銀座の絵画教室に出かけます。 本日は今日から全3回でベニスの風景をマンガペンで描く1回目です。ベニスの大運河の写真風景から自分を構図を切り抜いて描くというものです。

そして、本日は下絵として鉛筆で構図とりでした。こんな感じの絵になりました。

そして、お絵描きが終われば、これまたいつもの遅いランチです。

銀座の老舗ラーメン店の「共楽」さんへ。本日の3時過ぎは1名の待ちです。まずはビールから。カウンター席でまったりです。ビールを飲み終わる頃に、“麺お願いします”のコールです。 いつものように、“ワンタンメン”です。いつもの変わらぬおいしさです。変わらない木曜日の日課

そして、本日の話題はみんな大好き崎陽軒の「シウマイ弁当」のお話しです。何故にこの話題かと申しますと、先週の日経新聞夕刊の“人間発見”というコラムは毎日、崎陽軒会長の野並直文さんのインタビュー記事だったのです。タイトルは“横浜ローカルに誇り”です。

まず崎陽軒という社名の由来です。

横浜駅の4代目駅長だった久保久之が退職後のなりわいとして、国鉄から構内営業の許可を受け、妻を名義人として創業したとのこと。久保の出身地は長崎県。江戸時代に長崎の出島に来航する中国商人は長崎の岬から太陽が昇るのを見て、長崎を「崎陽」と呼んだそうです。それが社名になったとのこと。

そして、“シウマイ弁当”で皆さん一家言あるのがその食べ方です。野並さんの紹介です。

親友の横浜岡田屋の社長は「シウマイ弁当はこう食べるべし」と講釈します。シウマイに箸で穴を空け、しょうゆを中に染み込ませてカラシをちょんちょんと付ける。付け合わせのマグロの煮付けはほぐし、ご飯にパラパラと均等に振りかける。弁当を食べ始めるのに5分くらいかかりそうです。

この食べ方はすごいね。まずシウマイに穴を空けるという高等技術は初めて知りました。そしてなにい、マグロの煮付けをほぐすだと。これは塊だ食べたほうが断然うまいと思う自分。

そして、最後に何故に横浜でシウマイ弁当か?

横浜駅というのは東京駅に近すぎるんです。大阪方面からの乗客は東京駅にもうすぐ着くから駅弁は買わない。大阪方面に向かう人は東京駅で駅弁を買って乗り込む。

何を売ればいいのか悩みます。ヒントは小田原ならカマボコ、静岡ならわさび漬けといった名物がよく売れていたとのこと。ただ横浜は幕末の開港で栄えた歴史のない街で、名物がありませんでした名物がないなら作ってしまおうと考えました。横浜の町中を歩くと、現在の中華街のあたりに中華料理屋が何軒かありました。突き出しに出されていたのがシューマイ。これは珍しいと目を付けました。

そして、現在の崎陽軒の売上は、258.9億(2023年2月期)とのこと。

まさにシウマイ、恐るべし

シウマイ弁当でも弁当箱に掛け紙をし、ひもを結ぶ昔ながらのやり方は横浜工場で作られたものだよ。釈迦に説法か。

終わりがよろしいようで。

世の中には恐ろしいことを考える人がいるものです。 天下の日本経済新聞の朝刊の裏面にその記事は出ていた。文化欄です。 2019年1...



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